2010/09/29

醸造家のハウスワイン 白 NV(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:09)\1659(12本セット@831円で購入)
(2)グリッロ60%、インツォーリア40%(伊:シチリア州:シチリアI.G.T:09)\1428(12本セット@831円で購入)
(3)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640
(5)シャルドネ(原産国チリ:日本で瓶詰め:NV)\538

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

醸造家のハウスワイン 白
【外観】
淡くグレーに近い、グリーンがかったレモンイエロー。
色味はほとんどグレーで、ほんのりと黄緑色。
輝きは大人しい。
粘性は中庸で、細い脚が多く現れる。

【香り】
柑橘系のフルーツ。
グリーンっぽいハーブ。
シロップ漬けのモモ。
グラスを回すとミントのような印象が出てくる。
香りは繊細でか細い。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
軽く、フルーティ。
ややアルコールの印象が浮く。
酸味は柔らかいが、最後まで残る。
アルコール度は低め。
余韻はわずかに続く。

【判定】
ほとんどグレーの外観は、国産ワインか、イタリア。
香りの印象は、弱めだけどフルーツの印象がメイン。
グリーンっぽさがあるが、ソーヴィニヨン・ブランを特定出来るほどではない。
味わいは超ライト。
アルコールが浮く印象は国産のワインをイメージさせる。
ただ、軽いながらもバランスは悪くないので、イタリアの線も捨てがたい。
この段階で、シャルドネの3本は消える・・・と言いたいが、チリワインを日本で瓶詰めしたものは、ちょっと怪しい?
でもさすがにシャルドネって味わいではないので、ここは外す。
香りはとってもイタリアっぽい。
国産は、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンのボルドータイプだが、全然そんな印象は無い。
やはりここはイタリアか。

ファイナルアンサーで、グリッロ、インツォーリア
で、ブー

残念、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンでした・・

【総評】
醸造家のハウスワイン 白
フランス国家認定 ワイン醸造士 「島崎 大」 統括責任者

日本:チリ産輸入ワイン使用
アルコール度:11%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

リカーランドトップで、640円で購入。

このワインはいいですね。

ちょっとケミカル臭があって、アルコールが浮いている印象が若干気になりましたが、とても繊細でライトにまとまっています。
キレイなワイン、って感じ。

平日に気軽に飲むにはいいですね。

休みの日のランチで飲むにもいいかも。

サンドイッチなんかにも合いそうなので、ピクニックにも合いそうです。
ただ、外に持ち出すには、ラベルデザインがちょっと気になるかも。

今日の晩ご飯は、鶏むね肉のカレー味天ぷら。
カレー味のフリッターですが、マヨネーズで下ごしらえしてあるので、胸肉にしては脂がちょっと強い感じ。

かなりカレー味と、醤油での下ごしらえが強い感じでしたが、このワイン、さっぱりとしてくれます。
まるっきりビールに合いそうな味なのですが、レモンを絞るような合い方をしますね。

きんぴらごぼうもあったので、試しに合わせてみると、これもそこそこ問題なし。

かなり懐の深いワインですね。

特に和食系の家庭料理に合いそうです。

カミさんにも好評で、平日だというのにガバガバ飲まれて、あっという間に無くなってしまいました。

明日も仕事だし、まあいいか。

このタイプのワインの中ではやや高めの方ですが、コストパフォーマンスは高いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク
醸造家のハウスワイン 白 税込 719 円 送料別

※サイトより引用
葡萄栽培から製造まで、現地で指導、管理
ソーヴィニヨン・ブラン種を主体に、醸造家が自宅で飲むためにつくったデイリーワインです。
緑がかったきれいな黄色、豊かな果実香、ほど良い 酸味とほのかな甘みのバランスがとれた飲み飽きしないワインです。
自宅で飲むデイリーワインなので、口あたりが柔らかく、食事とあわせやすいよう、甘味、酸味や渋みのバランスのとれた味わいに仕上がっています。
「ずっと飲んでいたいという飲み飽きしない味わいが特徴です。

2010/09/27

ミニミニワインアンケート:ワインの資格取ったら何をする?

ワインの呼称資格試験は二次試験も終り、いよいよ発表を待つばかりですね。

そんな一息ついている受験生に無事合格したらどうするか聞いてみました。

【質問】

ワインの資格取ったら何する?

【回答】

■■■■■■ もっとワインの勉強 6 (66%)
□□□□■■ 何も変わらない 2 (22%)
□□□□□■ 別の資格を狙う 1 (11%)
□□□□□□ 仕事を探す 0 (0%)


私は2年越しで勉強して試験を受けた後は、もうワインはいいから、次は焼酎の勉強でもするか、何て考えていたのですが、実際に合格してみると、まだまだ勉強する事がたくさんあってさらにハマってしまった一人です。

という事はやっぱり皆さん、もう完全にワインにハマってる、って事でしょうね。

一生かかっても勉強しきれないのが、ワインの良さ?でしょうか。

2010/09/26

ル・カデ・ド・モンティリュス 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)メルロー(豪:サウス・オーストラリア州:08)\1827(12本セット@831円で購入)
(2)メルロー(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\1638(12本セット@831円で購入)
(3)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(5)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ル・カデ・ド・モンティリュス 2006
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いルビー色。
深い透明感があり、底が何となく見えるくらい。
色合いは少し落ち着いていて、3年~5年くらいの熟成を感じる。
キラキラしたルビー色の輝きがある。
粘性は中庸。

【香り】
ケミカルな還元臭。
刺激的な香り。
グラスを回してもケミカルな印象が取れない。
やや?これってひょっとして、ブショネ?

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は熟成感を感じる柔らかさがあって、少し収斂性を感じる。
タンニンはキレイに溶けていて、まろやかで、優しい。
3年~5年くらいの、やや力が落ち気味の、熟成の谷間の印象がある。
ミディアムボディ。
後味は酸味が残るタイプ。

【判定】
深い透明感のある濃いルビー色で、少し熟成感があり、2005年のガルナッチャ、2006年のグルナッシュが怪しい。
香りはケミカルな印象が取れず、品種の印象が分からない、というかブショネじゃない?これ?

味わいはちょっと独特な紹興酒のような酸味を持ったクセのあるタイプで、フランスというよりスペインの印象。

香りがダメなので、飲み口の印象だけで決める。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ、スペイン
で、ブー

グルナッシュ、シラー、サンソーでした。

【総評】
ル・カデ・ド・モンティリュス 2006
Le Cadet de Montirius 2006

フランス:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%

リカーランドトップで、950円で購入。

いまだにはっきりしたブショネの香りを把握してませんが、ちょくちょく出会うケミカルなカビ臭は割といつも同じ印象。

ちょっと鼻をつく、ゴムっぽいようなカビ臭。
田崎真也さんは畳に生えたカビ、という表現をしていましたが、まさにそんな印象。

ニコラ・ジョリーのサヴニエールの時に見事なカビ臭に当たりましたが、その時は数日置いても、温めても取れなかったですが、このワインは少し時間をおけば気にならなくなります。

って事はブショネじゃない?

しかも、程良い熟成感がなんともいい感じになってきました。

軽めのまとまりなので、深い熟成感が楽しめるって感じではありませんが、沁みる味わいがありますね。

最初は完全に外れと思いましたが、これはなかなか美味しいワインです。

ワインが開いてきたら、熟成感の中に、チャーミングなフルーツ感があります。
後味もすっきりしていて、かすかに残るフルーツの印象がとてもいい感じ。

軽いのでどんどん飲めますね。

ニューワールドの前面に出てくるフルーツ感ではなくて、余韻にふっと顔を出すような、控え目で上品なフルーツ感。
伝統産地フランスの底力を感じるまとまりです。

やはり熟成感のあるワインは美味しいですね。

カミさんに値段を聞いたら、1850円!
落ち着いた熟成感がまさにそのくらいの印象です。

というか、このワイン、今が一番美味しくて、これから下っていきそうな感じ。
痛む前のフルーツの、美味しさが凝縮しているようなイメージでしょうか。

温度が高めの方が美味しく飲めますね。
ちょっと手こずるけど、美味しさが出るまで待てば、とてもいいワインだと思います。

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ル・カデ・ド・モンティリュス[2006] 税込 1,470 円 送料別

※サイトより引用
コート・デュ・ローヌ南部のサリアンに5世代続く家族経営のドメーヌ。1980年から段階的に自然派農法を実践しはじめ、1999年ヴィンテージからすべての畑でビオディナミの認証(エコセール)を取得。以来エレガントで深みのあるそのスタイルが、各国ワインジャーナリズムから賞賛されています。
世界の3ッ星レストランや国際線でもオンリストされる優秀なオーガニックワイン。ビオディナミで栽培後、フェノール分まで完熟した果実だけを使って作られるため、果実味が豊かでありながら、非常に繊細な味わいを堪能できる。飲むたびに新しい発見がある1本。

ペリート カベルネ・ソーヴィニヨン NV (2010年購入)

ペリート カベルネ・ソーヴィニヨン NVペリート カベルネ・ソーヴィニヨン NV
Perrito CABERNET SAUVIGNON NV

チリのワインをタンクで輸入し、日本で瓶詰め
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、500円で購入。

【外観】
少し若さを感じる、濃いガーネット。
ほとんど黒で、フチはバイオレット。
色あいは、2~3年くらいの熟成感。
深い透明感があるが、底は見えない。
わずかに輝きを感じる。
粘性は弱い。

【香り】
ややゴムっぽいなめし革香。
焦げ臭が強く、生木を焦がしたような、やや鼻をつく香り。
ケミカルな印象も強い。
グラスを回してもあまり印象は変わらない。
香りはそれほど強くないが、刺激的で、気に障るような印象。

【味わい】
残糖を多めに残した中辛口。
酸味は少し強めだけど、ちょっと口当たりが悪い。
タンニンはほとんど無い。
バランスが悪く、アルコールの印象も強め。
後味に変な辛さが残る。
余韻は無い。

【総評】
ハッキリ言うと、不味いワイン。
香りは刺激的で、バランスの悪い、とりとめの無い味わい。

このワイン、ラベルがとっても可愛くて、チリ産で500円だったので、赤と白を即買いしてしまったのですが、よくよく裏ラベルを見てみると、チリワインをタンクで輸入して、日本で瓶詰めしたもの。
日本のワインじゃない、国産ワインで、しかも相性の悪い、サッポロの輸入ワイン。

嫌な予感はしていたのですが、見事に的中してしまいました。

こんなに不味いワインは数年ぶりってくらい、不味い。
いや、実に不味い。

今日は飲んで帰ってきた土曜日なので、まだ我慢出来るけど、これを週末に開けてしまったら、間違いなくもう1本他のワインを開けるでしょうね。

へんな甘みと、嫌な辛味があって、何とも言えないバランスの悪さ。

今日の晩ご飯は鶏の野菜あんかけ。
揚げた鶏肉に野菜のあんかけをのせたもの。

ワインと一緒に食べると、もちろん合わないのですが、料理をちょっと汚されるような印象。

グラス1杯飲むのに、えらい時間がかかってしまいました。
なんでしょうか、このケミカルで香料臭い感じ。

出来の悪いワインを輸入しちゃったから、香料入れてごまかしちゃえ、って印象をうけてしまいますね。

多少マズいワインでも平気で飲める、変態ワインラヴァーの私でも、このワインはちょっとダメかも。
美味しくないワインでも正直な印象があればまだ飲めるのですが、このワインは何だか不誠実な印象なんですよね。

普通ワインが余ると料理用に取っておくのですが、このワインは料理用にもしたくない。

というか、やっぱりこのワイン、傷んでるのかな??
スクリューキャップなのでブショネって事は無いと思いますが、なんだか、カビっぽい匂いもあります。

来年くらいになって、また見かけたら買ってみようかな。

【追記:2011年10月8日】

カミさんが料理用に買ってきたので、ちょっと飲んでみると以前あった、香料臭い感じとか、苦みはすっかり無くなって、スムーズで飲みやすいワインになってましたね。

デイリーワインとしては、飲みやすくて良さそうです。

ほんのり甘くて、ちょっとジュースっぽい感じがあるので、しっかりしたワインが好みの人にはイマイチかも。

■関連リンク

ペリート カベルネ・ソーヴィニヨン NV (2014年購入)
ペリート シャルドネ NV (2014年購入)
ペリート シャルドネ NV (2010年購入)

2010/09/22

シレーニ セラー・セレクション ソーヴィニヨン・ブラン マールボロ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:マールボロ:09)\1764(12本セット@831円で購入)
(2)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:09)\1659(12本セット@831円で購入)
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1650
(4)グリッロ60%、インツォーリア40%(伊:シチリア州:シチリアI.G.T:09)\1428(12本セット@831円で購入)
(5)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シレーニ セラー・セレクション ソーヴィニヨン・ブラン マールボロ 2009
【外観】
若々しさのある、グリーンがかった淡いレモンイエロー。
やや淡い色調で、強いグリーン色。
輝きはやや大人しい。
色味は単調。
粘性は弱め。

【香り】
青草香。
グレープフルーツ、シトラス。
グラスを回すと、シロップ漬けの果実の甘い印象。
パッションフルーツ。
ややミネラル。
香りは弱めだが、上品で華やか。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
フルーティで、フレッシュなアタック。
ボディはやや肉厚。
酸味は強いが、柔らかさもある。
ややエグ味が強く、苦みも強い。
アタックはフレッシュだが、後味に甘さが残り、やや重い。
強い苦みも残る。
余韻は長めに続く。

【判定】
やや淡く、グリーンがかった外観は、若いソーヴィニヨン・ブラン。

香りは、青草香とグレープフルーツ、パッションフルーツなどのソーヴィニヨン・ブラン要素の目白押し。

味わいもしっかりした酸味と、後に残るグリーンっぽさがソーヴィニヨン・ブラン。

ボルドーとニュージーランドがあるが、味わいの構成はニューワールド。
しかも単一品種のシンプルな印象。

ファイナルアンサーで、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

これは直球なテイスティングでしたね。

【総評】
シレーニ セラー・セレクション ソーヴィニヨン・ブラン マールボロ 2009
SILENI CELLAR SELECTION SAUVIGNON BLANC MARLBOROUGH 2009

ニュージーランド:マールボロ地区
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

エノテカのオンラインショップで、12本セット9975円、1本あたり831円で購入。
参考価格は、1764円。

今日の晩ご飯は、鶏の南蛮漬け。
お酢とタマネギに合うかどうかがポイントです。

合わせてみると、タマネギやお酢の苦みがワインの苦みとケンカして合いません。

おからのから揚げもあったので、合わせてみると、これはそこそこ合うみたい。
バジルをかけると、さらに合いますね。

ミックスレーズンに合わせると、甘さと香りを持っていかれて、酸っぱい印象だけになって、いまいち合いません。
赤ワインとレーズンは良く合いますが、白はイマイチですよね。

飲み口は良くて、品質感も感じるんですが、後味の重さというか、キレが無い感じがちょっと気になります。

このワイン、2007年ヴィンテージも飲んだことがありますが、そのときの感想は、「フルーティでスッキリしてるので飲みやすいけど、ちょっと後味が重い」。

さらに飲み進んでも印象が変わらないので、ちょっと飽きる、とありますが、2009年も同じ感じです。

カミさんに聞いたら、「このワイン美味しいね、1280円くらい?」とのこと。

1700円クラスと伝えると、それはちょっと高い、という反応でした。

我が家的にはイマイチ相性の悪いワインですが、文句を言いながらも、あっという間に1本空いてしまいました。
なかなか評価の難しいワインですが、品質は間違いないと思います。

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2010/09/20

フェオット・デッロ・ヤト サンジョヴェーゼ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\1638(12本セット@831円で購入)
(2)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(3)サンジョヴェーゼ(伊:シチリア州:シチリアI.G.T:07)\1596(12本セット@831円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(5)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フェオット・デッロ・ヤト サンジョヴェーゼ 2007
【外観】
若々しい色調の濃いルビー色。
深い透明感があり、輝きを感じるが、底は見えない。
色合いは少し落ち着いた若々しさ。
粘性はやや強めで、脚があとからゆっくりと降りてくる。

【香り】
強い焦げ臭。
ケミカル。
バラのようなフローラル。
グラスを回すと、少しセメダインのようなケミカル香。
生っぽい肉のイメージ。
華やかで香水を思わせるまとまり。
香りはそれほど強くないが、少し刺激的。

【味わい】
残糖をやや多めに残すセック。
柔らかく、ほんのり甘さを感じるアタック。
酸味は大人しく、やや締りがない。
タンニンは細かく柔らかいが、飲み終わりで舌が乾くような感じ。
アルコール度は少し高め。
ミディアムボディ。
甘さを感じる柔らかいアタックから、口の中ですぐにしぼみ、酸味と渋味がたってきて、フィニッシュは少し乾く。
余韻は短い。

【判定】
少し落ち着いた若々しさは、2年前くらいのイメージ。
2008が怪しい?と思ったら1本も無い。
2007、あるいは2009か。

香りはとても華やかだが、ややまとまりがない。
南フランスによくある、香木のような印象もある。
印象としてはグルナッシュや、カリニャン。

飲み口は、残糖を多く残して柔らかい、ニューワールドタイプ。
だが、フルーティさがあまりない。
イタリアあるいはスペインあたりの印象。

これはひょっとして、サンジョヴェーゼ?

独特な収斂性のある酸味と、力がないブドウ品種の感じはサンジョヴェーゼっぽい。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ピンポン

化粧の濃い、サンジョヴェーゼ?

【総評】
フェオット・デッロ・ヤト サンジョヴェーゼ 2007
FEOTTE DELLO JATO SANGIOVESE 2007

イタリア:シチリア州:シチリアI.G.T.
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

エノテカのオンラインショップで、12本セット9975円、一本あたり831円で購入。
参考価格は、1596円。

口当たりが柔らかくて飲みやすいサンジョヴェーゼです。
ちょっと柔らかすぎて、しまりがない感じもありますが・・

香木のようなグリーン系のハーブ香と、フローラルの印象があって、ちょっと華やかさを感じるワインです。

軽めのワインだけど、この香りが家庭料理に合わなさそう。

今日の晩ご飯は鶏のトマト煮込み。
家庭料理なので、香辛料もそれほど強くなく、大人しい味わいですが、このワインは割とよく合いました。

最初は香りがとても華やかな印象がありましたが、時間とともに穏やかになってきます。

可愛らしいフルーツ感も出てきて、案外美味しいかも。

カミさんに聞いたら、「このワイン、バランスが良くて美味しいね。1680円くらい。」

確かにモダンな印象のサンジョヴェーゼで、華やかさもあるので、1500円越えの印象がありますね。

家庭で飲んでも、パーティに持って行っても活きそう。

なかなか良いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク
[2007] サンジョヴェーゼ / フェオット・デッロ・ヤト 税込 1,596 円 送料別

※サイトより引用
いかにも南イタリアのワインらしい、完熟ぶどうによる穏やかな酸味と豊かでピュアな果実味を感じることができます。ぶどうジュースを飲んでいるような感覚でどんどん飲んでしまう。サンジョヴェーゼ特有の酸味が苦手な方、南イタリア未開拓の方、ぜひお試しください。

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:5ヶ月経過

 

ようやく暑い夏も終わって、すこしづつ涼しくなってきた今日この頃。

でも、ブドウの樹たちは、大分やられちゃいましたね。

もちろん農薬を散布するような知識も無いので、虫にも大分喰われてます。

暑くて元気が無いのと、虫喰われでちょっとかわいそうな状況ですね。


一番育ってるカベルネ・ソーヴィニヨンも変色したり、虫に喰われたり。


メルローの葉っぱをクルッと丸めて虫が巣を作っていたので、開いて水で流してあげました。
これでいいのかどうか、分かりませんが・・・


甲州も元気ありません。

この時期は越冬に向けて栄養分を蓄える時期みたいなので、葉っぱももっと元気が無いと心配ですね。

果実の成ったブドウには、お礼肥をあげるみたいなのですが、鉢植えはあまり栄養分が多すぎない方がいいという情報もあり、ちょっと迷ってます。

紅葉して落葉するのは11月に入ってから。
まだまだ葉っぱたちには頑張ってもらわないと。

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■ワインレビュー■

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■ワインエキスパート関連■

<試験の概要・勉強法>
ワインエキスパート 呼称資格認定試験とは
ワインエキスパート 呼称資格認定試験の流れ
ワインエキスパート 呼称資格認定試験:かかる費用
ワインエキスパート 呼称資格認定試験:勉強方法
ワインエキスパート 認定証とバッジ

ワインエキスパート二次試験用の資料(テイスティングシート)
個人的に作った資料です。
選択項目の傾向など分析してみました。
ワインエキスパート二次試験 ブラインドテイスティングのコツ

<お役立ちコンテンツ>
・メドック格付け一覧(ラベルデザイン付き)

<参考書など>
「ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート 日本ソムリエ協会教本 2011」電子教本
参考書:ワイン受験講座
Winaroma(ワイナロマ:香りのサンプル)
ワインテイスティング―ワインを感じとるために 佐藤 陽一 (著)
アロマパレットで遊ぶ―ワインの香りの七原色

<セミナー・試飲会など>
セミナー・試飲会の報告
日本ソムリエ協会セミナー「和食とワイン」
ステファン・ドゥルノンクール氏の醸造哲学
「Château Haut Bailly(シャトー・オー・バイィ) テイスティングセミナー」
「ニュージーランド ピノ・ノワールのその背景にあるもの ~地域特性・醸造家~」
日本酒の基礎から学ぶテイスティングセミナー
2009ボルドー・プリムールワイン試飲会
銀座レカン 大越基裕氏セミナー
オーガニックワイン入門講座
日本ソムリエ協会/国際ソムリエ協会 小飼一至会長セミナー
ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏セミナー
マクシヴァン 佐藤陽一氏セミナー
ロワールワインテイスティングセミナー
シャトー・ブラネール・デュクリュ テイスティング(田崎真也氏)

■その他コンテンツ■

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、甲州を鉢植え栽培しています。
ワイン専用ブドウの剪定枝の鉢植えに挑戦!
4週間経過 芽が出た!
1ヶ月半経過 葉っぱが出ました。
2ヶ月経過 病害虫が・・
唯一芽が出ないシャルドネを植え替える
この夏の暑さにやられて元気がありません。

ワインをテーマにしたパソコン用壁紙
※1024×768ピクセルです。
ぶどうの葉っぱ
ワイングラス
小布施ワイナリー
ワインラベル(レザー)
ワインラベル(ルイ・ジャド)
ワインラベル(ドメーヌ・ルフレーヴ
コルク

本、雑誌、DVDのレビュー
映画「サイドウェイ」(2004年アメリカ)
映画「モンドヴィーノ」
フランスAOCワイン事典
世界のワイン事典 2009-10年版
ワインテイスティング―ワインを感じとるために
アロマパレットで遊ぶ―ワインの香りの七原色
Pen ワイン選び最強の法則
神の雫 第1巻

ワインぐま
このブログのキャラクターです。
シャンぱんだー登場!
ワインしろくま登場!

ワインアンケート
ミニミニワインアンケート実施中。
ページ左上のワインぐまの下でいつもやってます。

ミニミニワインアンケート:ワインの勉強で苦手なのは?

 
いよいよ本日、ワインエキスパートの二次試験当日。

テイスティングの試験も重要ですが、口頭試問のワイン問題もあります。

みんなが苦手だなー、って思っているジャンルを聞いてみました。

【質問】

ワインの勉強で苦手なのは?

【回答】

■■■■■■■■■■■■ ドイツの銘醸畑 12 (92%)
□□□□□□□□□□□■ イタリアのDOCG 1 (7%)
□□□□□□□□□□□□ アメリカのAVA 0 (0%)
□□□□□□□□□□□□ メドック格付け 0 (0%)


これほど傾向がハッキリ見えたアンケートは初めてかも。

誘導尋問みたいな部分もありましたが、今はドイツワインを飲む機会が劇的に減っているので、このような結果になったのでしょうね。

<問題>
ラインガウの銘醸畑で、オルツタイルラーゲはどれ?
(1)ヘーレンベルク
(2)シュロス・フォルラーツ
(3)バイケン
(4)シャルツホーフベルク

なんて聞かれても日本のワイン好きの99%は答えられないでしょう。
いや、もっとかな?

試験を受けようとして勉強してる人でも難しいのでは。

ソムリエ呼称資格認定試験が初めて実施された1985年は、ドイツワイン全盛の時代で、その名残が試験内容にも残っているんでしょうね。

試験に出る確率でいうと、メドック格付け、イタリアのDOCGがかなり重要で、ここも結構覚えるの大変なんですけどね。

それにしてもみなさん、本日の試験、がんばってください。

・・・・・・

答えは(2)です。

2010/09/19

ヴィネア ガルガネーガ ヴェロネーゼ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1650
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(3)ガルガーネガ(伊:ヴェネト州:ガルガーネガ・ヴェロネーゼI.G.T:07)\1250
(4)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980

の4本のうちから1本を開けてもらいブラインドテイスティング。

ヴィネア ガルガネーガ ヴェロネーゼ 2007
【外観】
オレンジがかった、濃いイエロー。
黄金色に近い印象の、オレンジがかった色合い。
輝きが弱めなので、黄金色、まではいかない。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
リンゴの蜜のような、甘い印象。
加熱したオレンジのマーマレードのような感じ?
グラスを回しても甘い果実の印象は変わらず、ハーブの印象が混ざってくる。
香りは弱めだが、上品な印象。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
ほんのり甘い口当たり。
酸味はかなり強め。
ボディは中肉中背で、あまり膨らまない。
後味に軽い苦みが残る。
甘さを感じるフルーティな口当たりから、酸味が支配的になり、軽い苦みを残して消える。
余韻は少し長めに続く。

【判定】
濃い、オレンジっぽい外観は、熟成されているか、南のワインか?
この中では2007年の、シャルドネとガルガーネガが候補。

香りはフルーツ香中心で甘さを感じる。
ただ香りは弱め。
甘い蜜のような印象が強く、品種の特定は難しい。

味わいはやや甘めで、ミディアムボディ。

味の構成がなんだかボルドーブランっぽい。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

ガルガーネガでした。

【総評】
ヴィネア ガルガネーガ ヴェロネーゼ 2007
Villa Vinea Garganega Veronese 2007

イタリア:ヴェネト州:ガルガーネガ・ヴェロネーゼI.G.T
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルガーネガ

リカーランドトップで、1250円で購入。

イタリアらしい、カジュアルで酸味の強い味わいを感じながらも、全体の力強さでボルドーを選んでしまいました。

ガルガーネガらしさを改めてリストアップすると、
・やや収斂性のある酸味(悪く言うとゴムみたいな)
・高貴品種には無い、素朴感
・香りが弱い

でもその品種の弱さをおぎなう、造りの良さを感じます。

今日は家族で外食だったので、食事には合わせられませんでしたが、おつまみで、ミックスレーズンとピスタチオに合わせてみました。

レーズンはいまいち合いませんでしたが、ピスタチオはいい感じ。

カミさんに感想を聞くと、「このワイン美味しいね。1380円くらい?」って言ってました。

ちょうど、イタリアとフランスの中間くらいの味のバランスなんですよね。
ガルガーネガを使って、フランスで作ったワインって感じ?

しかもボトルの重さが半端じゃなくて、相当な気合を感じます。
ボトルの重さで価格をイメージしてしまいますが、手に持った感じは5000円を超えるような印象。
デザインもイタリアらしく、個性的ながら、高品位な印象があります。

このワイン、お土産にいいかもですね。
味の好き嫌いはともかく、アルコール度は高いので、それなりの風格も感じます。

いわゆるコンクール用ワインなのかな?

1000円台前半で買えると超お買い得。
とてもコストパフォーマンスが高いワインだと思います。

ただ、好き嫌いはあるかも。

アルコール度が高くて、頑張ってる分、余裕を感じません。
ゆったり楽しみたい人にはちょっと疲れるワインかも。

2010/09/18

ENOTECA パーティーパック(750ml×12本セット)届きました。

 
木曜日深夜に注文したワインセットが、土曜日に届きました。

【送料無料】人気No.1ワインセット!ENOTECA パーティーパック(750ml×12本セット)19,803円 (税込) のところ 税込 9,975 円 送料込

さすがに12本入りはダンボール箱も大きく重いですね。
開けてみるとギッシリ12本入ってます。

ワインの他に、注文書と、カタログ(ENOTECA TIMES)、注意書き、それにワインの解説も入っていました。
さすがエノテカ。

ワインのラインアップと、入っていた解説は以下の通り。

(1)----------------------

2007 SANGIOVESE
サンジョヴェーゼ

FEOTTO DELLO JATO イタリア シチリア 赤 750ml
通常: 1,596円

いかにも南イタリアのワインらしい、完熟ぶどうによる穏やかな酸味と豊かでピュアな果実味!ぶどうジュースを飲んでいるような感覚でどんどん飲んでしまう。サンジョヴェーゼ特有の酸味が苦手な方、南イタリア未開拓の方、ぜひお試しください。

(2)----------------------

2009 GRILLO & INZOLIA
グリッロ・エ・インツォーリア

FEOTTO DELLO JATO イタリア シチリア 白 750ml
通常:1,428円

土着品種グリッロ60%とインツォーリア40%のブレンド。レモンシロップやオレンジの花の香り。フルーティで爽やかな味わい。余韻にグリッロに特徴的な心地良い軽い苦み。毎日飲んでも疲れない、食事と合わせたいワインです。

(3)----------------------

2008 MONTES CLASSIC CABERNET SAUVIGNON
モンテス・クラシック・カベルネ・ソーヴィニヨン

MONTES S.A. チリ 赤 750ml
通常:1,659円

つよく濃い果実味、上品なタンニン、優れたバランス・・・生き生きと躍動感のある味わい。くせながない上に飲みやすく、料理を引き立ててくれるありがたい1本。

(4)----------------------

2009 MONTES CLASSIC CHARDONNAY
モンテス・クラシック・シャルドネ

MONTES S.A. チリ 白 750ml
通常:1,659円

グレープフルーツやハーブなどのさわやかな香りが広がり、味わいはヴァニラやバターを思わせるクリーミーなニュアンスです。余韻にはミネラルも感じられ、フレッシュな酸とともに爽やかな印象を受けます。

(5)----------------------


2008 MONTES CLASSIC MALBEC
モンテス・クラシック・マルべック

MONTES S.A. チリ 赤 750ml
通常:1,659円

こちらのマルベックの樹齢はなんと90年。オーク樽と品種からくるヴァニラや素晴らしいバタースコッチの香り。西洋スモモやブラックベリーなどの果実味があり、フルボディのワインで、熟したタンニンに官能的な味わい。長い余韻がお楽しみいただけます。

(6)----------------------

2009 MAPU RESERVA MERLOT
マプ・レゼルヴァ メルロ

BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD MAIPO CHILE チリ 赤 750ml
通常:1,638円

Mapuとは、南米マプーチェ民族の言葉、マプーチェ語で"earth=大地・地球"を意味します。輝きのある赤紫色。赤系果実のアロマにヨーグルトを思わせるほのかな酸味があります。口当たりがまろやかで飲みやすくバランスがとれています。

(7)----------------------

2009 NORTON BARREL SELECT CHARDONNAY
ノートン・バレル・セレクト シャルドネ

BODEGA NORTON アルゼンチン 白 750ml
通常:1,785円

ブドウとオークのバランスが心地よいシリーズです。こちらのシャルドネは、良く熟れたりんごや白桃の甘いアロマにココナッツやヴァニラの香りが混じります。長い余韻とエレガントで複雑な味わいがお楽しみいただけます。

(8)----------------------


NORTON EXTRA BRUT
ノートン・エクストラ・ブリュット

BODEGA NORTON アルゼンチン スパークリング白 750ml
通常:1,575 円

このエクストラ・ブリュットは甘さ控えめのすっきりとしたスパークリング。白い花、洋ナシなどのきれいな香りと豊かな果実味がボディに厚みを与えています。スワロフスキー社が手がけるだけあって、ピュアでクリアなテイストはさすが!キリッと冷やして飲んでください。

(9)----------------------


2008 LADERO SELECTION TEMPRANILLO
ラデロ・セレクション・テンプラニーリョ

BODEGAS Y VINEDOS LADERO スペイン 赤 750ml
通常:1,575円

凝縮感と、長く続く果実のアロマが特長。上品なタンニンと素晴らしい酸味が広がります。全体的にややドライな味わい。品種の特徴が感じられる、まろやかで丸みのある果実味が芳醇で長い余韻を残します。パエリアなどの米料理やパスタ、ローストビーフとともに。

(10)----------------------

2003 TUMANS RESERVA
トゥマンス レゼルヴァ

SALVADOR POVEDA S.A. スペイン 赤 750ml
通常:1,260円

たっぷりとした果実味。濃密な旨み、甘いタンニン、マイルドな舌触り、甘くスパイシーなアロマ、軽やかなフィニッシュが特長。攻撃的なタンニンやスパイシーさとは無縁の親しみやすいワインです。

(11)----------------------

2009 CELLAR SELECTION SAUVIGNON BLANC
セラー・セレクション ソーヴィニヨン・ブラン

SILENI ESTATES ニュージーランド 白 750ml
通常:1,764 円

人気のニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン。特にシレーニはクオリティの高さで定評があります。こちらのセラーセレクションも、フレッシュでフルーティな飲み口でアメリカ、イギリス、アジア各国のコンペティションで賞を受賞しています。

(12)----------------------

2008 PARINGA RIVERLAND MERLOT
パリンガ リヴァーランド・メルロ

PARINGA VINEYARD オーストラリア 赤 750ml
通常:1,827円

スミレの香り、オーク、フレッシュな果実香、柔らかいタンニン、すべてが調和しています。世界中で生産されるメルロのワインですが、オーストラリア産はかなりのハイレベル。

----------------------

以前飲んだ事のある銘柄もありますが、生産年が違うので、楽しみです。
飲んだらまたレポートします。


【送料無料】人気No.1ワインセット!ENOTECA パーティーパック(750ml×12本セット)19,803円 (税込) のところ 税込 9,975 円 送料込

カーサ・ジレッリ ラムーラ ネロ・タヴォラ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー(豪:サウス・オーストラリア州:08)\1827(12本セット@831円で購入)
(2)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(5)ネロ・ダヴォラ(伊:シチリア州:シチリアI.G.T.:08)\920

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カーサ・ジレッリ ラムーラ ネロ・タヴォラ 2008
【外観】
若々しい、濃いルビー色。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
色味はほとんど黒に近いが、フチは鮮やかなピンク。
底が少し見えるくらいの透明感。
粘性はやや強めで、脚が多く現れ、長く残る。
雫に色素が残る。

【香り】
パンのような酵母の印象。
赤いフレッシュな果実。
茎のようなグリーン香。
スパイス。
カラメル。
グラスを回すと生っぽい動物香。
化粧品のようなフローラル。
香りはそれほど強く無いが、重さがある。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
フルーティな口当たりだが、アルコールは強い。
ボディはミディアムからややフルボディ。
酸味はやや収斂性を伴い、フルーティではない。
タンニンは細かいが、渋みは強め。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しく、わずかにある透明感が手がかり。
ガルナッチャは2005年なので、熟成感がちょっと違う。
2008のネロ・タヴォラか、2008のメルロー。

香りは、フルーティさよりも収斂性やスパイス感が強い。
オリエンタルスパイスのようなイメージは、サンジョヴェーゼをイメージさせる。
ニューワールドの印象ではない。

味わいは、ほんのりある甘さと独特の収斂性。
高貴品種ではなく、土着品種のイメージ。
土臭さのような印象がある。

この中では、イタリアの土着品種が一番イメージが近い。

ファイナルアンサーで、ネロ・タヴォラ
で、ピンポン

おっ、この当たりはちょっと嬉しいかも。

【総評】
カーサ・ジレッリ ラムーラ ネロ・タヴォラ 2008
Casa Girelli LAMURA NERO D'AVOLA 2008

イタリア:シチリア州:シチリアI.G.T.
アルコール度:13%
ブドウ品種:ネロ・タヴォラ

リカーランドトップで、920円で購入。

サンジョヴェーゼって独特の酸味があって、これが嫌いな人もいるみたいですが、このネロ・タヴォラも似たような紹興酒っぽい酸味があります。

香りの構成は割と複雑なのですが、華やかさがあまりなくて、ちょっと内向的な印象。

パーティ向けでは無いですね。

食事によっては活きてきそうな味わいです。

今日の晩ご飯は豚肉の柳川風。
醤油とごぼうの感じが合うかな?と思っていたら、苦みがケンカして全然合いませんでした。

渋みはわりと強めなんですが、苦み、みたいなものも感じます。

万人に受け入れられるようなタイプではありません。
でも、ちょっとクセはあるけど、美味しいワインだと思います。

おつまみにストリングチーズにバジルをふって合わせてみましたが、絡まないけど、何となくワインが落ち着く感じになりますね。

やはりちょっと食べ物があった方が美味しく飲めます。

収斂性のあるクセのある酸味と、渋みと苦み、それで、内向的な印象。
でもなんだか憎めない感じの、味わいのあるワインです。

個人的には結構好きかも。

■楽天ショップへのリンク
【送料無料・お客様感謝】カーサ・ジレッリ(ラムーラ)赤ラムーラ・ネロ・ダヴォラ12本セット 13,240円 (税込) 送料別

※サイトより引用
シチリアの最も重要でポピュラーな赤ワイン品種ネロ・ダヴォラを100%使用したワインです。
畑はシチリア南部ラグーサとアグリジェントの中間の小さな町ゲッラで栽培されているもの。小高い丘が連なるこの地域はその起伏を利用したブドウやオリーヴの栽培が盛んでシチリアの太陽をいっぱいに浴びて熟した果実味豊富なブドウが獲れます。このワインに使用されるブドウは全て手摘みにより収穫され、よく熟したブドウのみが選別されています。この完熟のブドウは糖度が高く、発酵時にアルコール分を上げ、ワインにボリュームと円熟感を与えます。

2010/09/17

激安ワインセット:ENOTECA パーティーパックを買ってみました

お買い得なワインセットが無いかなー、と思って探していたら、かなりお買い得なセットを発見。

【送料無料】人気No.1ワインセット!ENOTECA パーティーパック(750ml×12本セット)19,803円 (税込) のところ 税込 9,975 円 送料込

12本で9,975 円なので、1本あたり830円くらい。

エノテカのワインって、ちょっとお高めなので、平均830円は激安ですね。

赤白混ざってるセットの内容は以下の通りです。

(1)----------------------


2007 SANGIOVESE
サンジョヴェーゼ
FEOTTO DELLO JATO イタリア シチリア 赤 750ml
通常: 1,520円

(2)----------------------


2009 GRILLO & INZOLIA
グリッロ・エ・インツォーリア
FEOTTO DELLO JATO イタリア シチリア 白 750ml
通常:1,428円

(3)----------------------


2008 MONTES CLASSIC CABERNET SAUVIGNON
モンテス・クラシック・カベルネ・ソーヴィニヨン
MONTES S.A. チリ 赤 750ml
通常:1,659円

(4)----------------------


2009 MONTES CLASSIC CHARDONNAY
モンテス・クラシック・シャルドネ
MONTES S.A. チリ 白 750ml
通常:1,659円

(5)----------------------


2008 MONTES CLASSIC MALBEC
モンテス・クラシック・マルべック
MONTES S.A. チリ 赤 750ml
通常:1,659円

(6)----------------------


2009 MAPU RESERVA MERLOT
マプ・レゼルヴァ メルロ
BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD MAIPO CHILE チリ 赤 750ml
通常:1,638円

(7)----------------------


2009 NORTON BARREL SELECT CHARDONNAY
ノートン・バレル・セレクト シャルドネ
BODEGA NORTON アルゼンチン 白 750ml
通常:1,785円

(8)----------------------


NORTON EXTRA BRUT
ノートン・エクストラ・ブリュット
BODEGA NORTON アルゼンチン スパークリング白 750ml
通常:1,575 円

(9)----------------------


2008 LADERO SELECTION TEMPRANILLO
ラデロ・セレクション・テンプラニーリョ
BODEGAS Y VINEDOS LADERO スペイン 赤 750ml
通常:1,575円

(10)----------------------


2003 TUMANS RESERVA
トゥマンス レゼルヴァ
SALVADOR POVEDA S.A. スペイン 赤 750ml
通常:1,260円

(11)----------------------


2009 CELLAR SELECTION SAUVIGNON BLANC
セラー・セレクション ソーヴィニヨン・ブラン
SILENI ESTATES ニュージーランド 白 750ml
通常:1,764 円

(12)----------------------


2008 PARINGA RIVERLAND MERLOT
パリンガ リヴァーランド・メルロ
PARINGA VINEYARD オーストラリア 赤 750ml
通常:1,827円

----------------------

飲んだことあるワインもいくつかありますが、これはお買い得感強いですね。

ワインとしても外れが無さそうだし。

早速注文してみましたので、届いたらレポートします。

楽しみです。
o(*^▽^*)o~♪


【送料無料】人気No.1ワインセット!ENOTECA パーティーパック(750ml×12本セット)19,803円 (税込) のところ 税込 9,975 円 送料込

2010/09/14

ドメーヌ・デュ・タリケ セレクション ユニ・ブラン コロンバール 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
(2)ユニ・ブラン、コロンバール(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・ガスコーニュ:09)\920
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640
(4)シャルドネ(原産国チリ:日本で瓶詰め:NV)\538

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・デュ・タリケ セレクション ユニ・ブラン コロンバール 2009
【外観】
やや淡めの、グリーンがかったレモンイエロー。
色味は薄く、少しグレーがかっている。
輝きは弱め。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
シトラスのような柑橘系。
スッキリと爽やかなイメージ。
少し青草香。
グラスを回すと石灰のようなミネラル香。
シロップのような甘い香りもある。
香りは弱めだが、上品で繊細な印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はかなり強め。
ボディはスレンダー。
アルコール度は低めだが、少し浮いたような感じもある。
後味には皮の渋みみたいなものが残る。
フレッシュな酸味のある、ライトな味わい。
酸味や苦味が強く、元気な感じ?
余韻は短い。

【判定】
色味が薄く、グレーっぽい感じは、ユニ・ブランくらいの印象。
ソーヴィニヨン・ブランもあるかも。

香りは柑橘系のグリーンっぽさでソーヴィニヨン・ブラン。
ただ、ちょっと弱く、決め手にかける。

味わいはスレンダーで、酸味が強いタイプ。
ソーヴィニヨン・ブランっぽいが、ユニ・ブランの可能性も捨てがたい。

シャルドネ2本を選択肢から外しているが、全然可能性はある。

というか時間とともにシャルドネっぽくなってきた。

そうなると、独特な華やかな香りの要素はイタリアなのかも。
イタリアワインでよくある香りの構成。
ちょっと、お菓子っぽい感じというか。

時間がたってグラスを回すとますますシャルドネっぽい。
ちょっとスモーキーな重さのある果実感というか。

ファイナルアンサーで、イタリアのシャルドネ
で、ブー

あ~、ユニ・ブラン、コロンバールでした・・・

【総評】
ドメーヌ・デュ・タリケ セレクション ユニ・ブラン コロンバール 2009
DOMAINE DU TARIQUET SELECTION UGNI BLANC-COLOMBARD 2009

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・ガスコーニュ
アルコール度:10.5%
ブドウ品種:ユニ・ブラン、コロンバール

リカーランドトップで、920円で購入。

このワイン、うまいです。

普通、ユニ・ブランとコロンバールだと、もっとアルコールっぽかったり、ギスギスしたり、粗野な印象があるものですが、このワインは高貴品種を使っているかと思わせるような上品さがあります。

しかも、シャルドネには出せない美味しさ、ってのも感じます。

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの中間みたいな感じというか、絶妙な軽やかさというか。

とっても元気な女の子をイメージさせますね。
自由奔放なオーラを感じます。

今日の晩ご飯は鶏の炊き込みご飯。
自家製なので、ちょっと薄味。

合わせてみると、ケンカはしません。
何となく馴染みますが、ちょっとワインがもったいない感じかな。

晩ご飯、もう一品は、揚げ出し豆腐。

これも同じで、せっかく持っているワインの華を、地味な方向に引っ張ってしまいますね。

ピリっとした華を感じるワインなので、ハーブの効いた、魚のグリルとか良さそうですね。

ワイン自体が軽いので、あまり強い料理には合わなさそうです。

そうそう、このワイン、野菜に合いそうですね。

とてもヘルシーな印象のあるワインなので、野菜のコースなんか良さそうです。
トマトにオリーブオイルかけただけで合いそう。

お休みの日の、ヘルシーなランチメニューに合わせられそうなワインです。

ピクニックでサンドイッチなんかも良さそうですが、ワインが辛めなので、ジューシーなソースのサンドイッチがいいでしょうね。

どんどんイメージの広がる、良いワインですね。

私の中では、ユニ・ブラン、コロンバールの最高峰です。

安いワイン専用品種を思われてるユニ・ブラン、コロンバールが、意地を見せた、って感じのするワインですね。

なんでしょうね、ランクの上のワインの雰囲気を持ってるんですよね。

街の人にすっかり馴染んでるんだけど、実は王女様、みたいな。
(ジブリの世界ですね)

まったく個人的な指標ですが、幸福度指数は、相当高いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク
ドメーヌ・デュ・タリケ・ユニ・ブラン・コロンバール 2008 税込 1,239 円 送料別

※サイトより引用
なんと1180円という価格でありながらあのパリの三ツ星★★★レストラン『ル・ムーリス』でサービスされているんです!!

こちらももうすでに世界中から注文が異常なほど殺到し、壮絶な入手困難ぶりでこちらも少量入荷!!

[ドメーヌ・デュ・タリケ]のワインが卓越した品質であるという賞賛を受け続けている背景には、ある一人の男の大胆さによるものだと言われています。
その男とは、イヴ・グラッサ。ドメーヌ・デュ・タリケの2代目です。

彼はガスコーニュの地にシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、シュナン・ブランといった、当時この土地はとはかけ離れてファッショナブルなブドウとみなされていた品種を植えつけた、第一人者となりました。彼はまた、想像もしなかった品種同士のマリアージュ、たとえばシャルドネとソーヴィニョン、シュナンとシャルドネといった組み合わせのブレンドを、魔法のように成功させました。
タリケの卓抜性は、膨大な思索と経験、たゆまぬ観察、そして従来の栽培方法に逆らい彼自身の畑のブドウによって完璧なものを模索したことに表れています。

そして、1987年の【ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】に彼は選出されたのです!!

2010/09/12

ミニミニワインアンケート:ブラインドテイスティング どのくらい分かる?

 
今回のアンケートは、ブラインドテイスティング。

ソムリエ協会の呼称認定資格試験、二次試験のブラインドテイスティングが迫ってますが、みなさんの意見を聞いてみました。

【質問】

ブラインドテイスティングは?

【回答】

■■■■■■■■ やったこと無い 8 (40%)
□■■■■■■■ 一部の品種は分かる 7 (35%)
□□□□□■■■ ほとんど分からない 3 (15%)
□□□□□□■■ だいたい分かる 2 (10%)


やった事がある人はトータル12人で、やったことが無い人は8人。
やった事がある人の中で、「一部の品種は分かる」が7名でした。

「一部の品種は分かる」が一番多いだろうな、とは思っていたのですが、「だいたい分かる」「一部の品種は分かる」「ほとんど分からない」ってのは、どれも紙一重な気がします。

世界ソムリエコンクールで優勝するような人でも、完璧にブラインドテイスティングが分かる人はいませんからね。

ブラインドテイスティングには魔物が住んでいて、どんなに自信がある品種でも外す事があります。

何かの本にあった笑い話ですが、ワインマニアの人の会話で、「ボルドーとブルゴーニュを間違えて事はあるかい?」という問いに、「いや、昨日のディナー以降は間違えた事が無いよ。」といった内容のものがありました。

普通の食事の場では、ブラインドテイスティングを間違えても大目に見てあげましょう。

ただ、試験ともなるとそういうワケにもいきませんね。

万全の準備を整えて、自分の実力を100%発揮出来るように頑張ってください。

プリマテッラ サンジョヴェーゼ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(3)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プリマテッラ サンジョヴェーゼ 2008
【外観】
若々しい印象の濃いガーネット。
色合いはほどんど黒で、フチだけローズ。
フチに小さな気泡が多く現れる。
深い透明感があるが、底は見えないくらい。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
赤い果実。
焦げ臭。
スパイス。
濃縮感のあるジャムのような果実香。
グラスを回すと生っぽい動物香。
香りはそれほど強く無いが、厚みがあり、押しの強さがある。

【味わい】
残糖を少し多めに感じるセック。
フレッシュで濃厚なフルーツ感。
酸味はそれほど強くないが、生フルーツのような刺激がある。
ボディはミディアム。
アルコールは強い。
余韻は少し続く。

【判定】
まだ若さを感じる外観からは2008のサンジョヴェーゼが候補。

香りの印象は濃厚フルーティのニューワールドタイプ。
そうなるとアメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンってのも考えられるが、2004年って事は無いだろう。
最近多い、イタリアかスペインのニューワールドタイプが一番近い。

味わいは、残糖を多く残すタイプ。
ジュースっぽいフルーティさが強く、ボディは弱めで、あまり力強い品種では無さそう。

量が少なくなると、意外と透明度がある事が分かる。
ガルナッチャとかサンジョヴェーゼくらいの印象。

生産年も2008の印象だが、何となく紹興酒っぽい感じというか、オリエンタルな醤油っぽいような印象というか、サンジョヴェーゼっぽい。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ピンポン

これは生産年当てですね。

【総評】
プリマテッラ サンジョヴェーゼ 2008
PRIMATERRA SANGIOVESE 2008

イタリア:シチリア州:シチリアIGT
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、980円で購入。

モダンな、フルーティさを強く感じるサンジョヴェーゼです。

後味にほんのりサンジョヴェーゼらしさを感じます。

最初は濃厚な印象でしたが、飲み進むと、結構軽いですね。

今日の晩ご飯は鶏の竜田揚げのタルタルソース添えだったのですが、竜田揚げの少し醤油味の香りがする感じに良く合いました。

温度が上がると、ちょっと締まりの無い感じになりますが、結構自然体な印象もありますね。

なんだかちょっと不思議な雰囲気のあるワインです。

最初は割と気張った感じでしたが、時間が経つと、マイペースというか、力が抜けてる感じになってきました。

カミさんに聞いたら、「バランスはいいけど、後味に残るアルコールっぽさがちょっと気になる。1280円くらい。」という意見でした。

軽めでバランスよくまとまっているので、1000円超えの印象だったみたいですね。

サンジョヴェーゼらしさが出ているかというと微妙な気もしますが、なんとなく、おっとり、まったり、まとまっているワインです。

ピリっとしたところが無いので、人によってはイマイチかも知れません。

個人的には・・・イマイチかなぁ~。

カルロ・ロッシ ロッソ フレスカート NV

 
カルロ・ロッシ ロッソ フレスカート NV
Carlo Rossi Rosso Frescate NV

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:9%
ブドウ品種:不明

リカーランドトップで、500円で購入。

【外観】
底がハッキリ見えるくらいのクラレット。
色合いはキレイなやや紫がかったローズ。
微発泡だけどそれほど泡の印象が無い。

【香り】
スモーク香。
キャンディ。
グラスを回しても印象は変わらない。
添加したようなスモーク香がすべてを隠している。

【味わい】
残糖を多く残した、やや甘口。
微発泡だけど、ほとんど炭酸の印象がない。
アルコール度は低く、かなりジュースっぽい。
甘さの強い、優しい口当たりで、ジュースっぽい酸味が広がり、そのまま消える。
取ってつけたようなスモーク香がなければ、素直な印象。
余韻はほとんど無い。

【総評】
赤の微発泡で500円という、新しい市場を開拓する、チャレンジングなワインです。
その心意気に惹かれて買ってみましたが、何とも微妙な印象ですね。

とにかく香りがいまいち。
取って付けたようなスモーク香があって、ワインの方向性が分かりません。

カジュアルに楽しむワインだったら、このスモーク香はいらないんじゃない?って感じ。

カミさんの意見は、「甘い、ジュースみたい、バランスが悪い。値段は980円くらい。」とのこと。
500円だとどう?って聞いたら、「いらない。」って言ってました。

甘いワインが嫌いな人にはやっぱりダメかもしれません。

個人的には、香り以外は嫌いじゃないですね。

アルコール度が低く抑えられているので、冷やしてグイグイ飲むには最適。

そうそう、カルロ・ロッシのホームページではオンザロックも紹介されてましたね。
微発泡で甘いので、ロックワインに良さそうです。

で、早速試してみたら・・・悪くない、って感じ?

氷で冷やす事で欠点だったスモーク香は抑えられます。
甘さもあるので、カクテルっぽい味わいになります。

ただ、もともと軽くてライトなワインなので、どうしても水っぽい印象になってしまいますね。

まあ、良くも悪くも、軽くてほんのり甘い赤の微発泡、ってコンセプトは好きです。
しかも500円って価格も素晴らしい。

なーんにも考えないで、平日に気軽に飲むにはいいですね。
ほんのりアルコールが入っているものが欲しい、って女性には最適ではないでしょうか。

しかもこのワイン、2日目でもスクリューキャップしっかり締めておけば問題ありません。

次の日飲んでみましたが、逆にスモーク臭が抑えられて美味しいかも。

個人的には好きかも、このワイン。

■楽天ショップへのリンク
カルロ・ロッシ・カリフォルニア・ロッソ “フレスカート”赤・微発泡・E&J・ガロ・ワイナリー 税込 525 円 送料別
※サイトより引用
■品種:バルベラ、ルビーカベルネ、シラー、メルロ
■生産者:家族経営世界No.1ワイナリー E&J.ガロワイナリー
微発泡赤ワインでミディアムボディ、ほんのり甘口という、まさに新感覚ワイン。
程よい厚みとキメ細やかなタンニン。赤ワインらしい味わいはきちんと持ちながらたっぷりとした甘味のある赤ワインです。
良く冷やすことで爽やかな酸味とのバランスが抜群に良くなります。
カリフォルニアから珍しい赤の微発泡!待望の新製品が登場!日本で輸入No.1ブランド!美しい自然が育んだカリフォルニアの良質ブドウを100%使用した超お買い得人気ワイン!微発泡赤ワインでミディアムボディ!ほんのり甘口という新感覚ワイン!程よい厚みとキメ細やかなタンニン!赤ワインらしい味わいはきちんと持ちながら、たっぷりとした甘味のあるアルコール度数9%、ほのかな甘口、赤の微発泡ワイン!ロッソ“フレスカート”がなんと!びっくりワン・コイン!!皆様ぜひ、この“新感覚”ワインをご堪能下さい!

2010/09/11

コノスル ゲヴュルツトラミネール リゼルバ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1650
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(3)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(4)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コノスル ゲヴュルツトラミネール リゼルバ 2009
【外観】
グリーンがかった、若々しさのあるレモンイエロー。
内側に小さな気泡が多く見られる。
粘性は強く、ねっとりした輝きがある。
グリーンっぽさの中にも少しベージュっぽさがあり、複雑な印象。

【香り】
ライチ。
ジンジャーみたいなスパイス。
香りは強く、鼻をつく。
グラスを回すとヴァニラの印象。
クリームっぽさもあり。
フルーツのシロップ漬け。
フルーツを使ったスィーツって感じのまとまり。

【味わい】
少し残糖を感じる、セック。
フルーティさが強く、酸味はシャープ。
後味には苦味が残る。
少しアルコールの印象もある。
後味は辛さが強い。
フルーティで少し甘い印象のアタックから、生のフルーツのような酸味が主体になり、それが苦味に変わって、アフターは辛さが残る。

【判定】
ねっとりした輝きがある、若々しい外観は、ゲヴュルツトラミネールをイメージさせる。

香りは最初にライチ、でゲヴュルツトラミネール。

味わいも甘い印象が強めで、強い酸味と口に広がる香りはゲヴュルツトラミネール。

ファイナルアンサーで、ゲヴュルツトラミネール
で、ピンポン

これは外さないですね。

【総評】
コノスル ゲヴュルツトラミネール リゼルバ 2009
Cono Sur Gewurztraminer Reserve 2009

チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール

リカーランドトップで、1250円で購入。

ちょっと重さがあって、力んでいるような印象を受けるワインです。
力強さが、バランスを崩している感じ。

アルコール度が13.5%なんですが、ちょっと高い感じですね。

飲み口はフルーティでも後味が辛くて、ちょっと単調な印象です。

アロマティック品種なので、香りも強く、家庭料理には合わせにくいですね。

料理に合わせるとさらに辛さが強くなってワインが孤立してしまう感じです。

コノスルのゲヴュルツトラミネールは、レゼルヴじゃなくて、ヴァラエタルの方が美味しいですね。

今日はサーモンのフライとホワイトアスパラのサラダだったのですが、どれもワインが強くてダメでした。

食後に、おつまみでアーモンドチョコレートと合わせてみたら、これが意外と合いました。
ウイスキーとチョコレートみたいな、強いもの同士の合い方ですね。

期待感が強かったので、あれこれ文句を言いましたが、ワインの品質はまったく問題ありません。

あとは好き嫌いの問題でしょうか。

■関連情報(コノスルのワイン)

2010/09/10

ブラック・タワー レッド 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(2)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(4)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(5)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブラック・タワー レッド 2009
【外観】
若々しく、濃いガーネット。
深い透明感があるが、底は見えない。
ほとんど黒に近い紫で、フチはマゼンタのようなヴァイオレット。
フチに微小な泡が多く現れて、グラスの内側に付着する。
印象としては醗酵途中のワイン、ってイメージ。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
新酒によくある、赤ちゃんのうんち、みたいな醗酵臭。
それが収まると、赤いフレッシュな果実。
香ばしいカラメルのような印象も少し。
グラスを回すとなめし革のような印象が出てくる。
ただ、相変わらず、醗酵中のブドウのような生っぽさがある。
良く言えばフレッシュ。

【味わい】
残糖を多めに残す、やや辛口。
フレッシュでジューシーな口当たり。
酸味は強めで、最後まで残る。
アルコールの印象も少し出る。
後味はキレイに消える。
フレッシュでフルーティなアタックから酸味が広がり、あまり膨らまず、静かに余韻を残してキレイに消える。

【判定】
発酵中のワインのような印象は、2009が候補。
そうなるとドイツのピノ・ノワール、ドルンフェルダーだが、それにしてはちょっと濃い。

香りは、新酒のような醗酵途中の印象。
フレッシュで、生のブドウの印象を強く残していて、これもとても若い印象。
品種の特徴はいまいちつかめない。

味わいは、赤にしては残糖の多いタイプ。
というかあとからジュースを足しているような印象。
飲み口はとても柔らかで、後味もスッキリ。
品質はいい感じ。

それにしても、伝統産地の赤でもない、ニューワールドの赤でもない、独特な造りの赤ワイン。
これはドイツ以外には無いだろう。

ファイナルアンサーで、ドイツ、ピノ・ノワール、ドルンフェルダー
で、ピンポン

個性があっていいですね、このワイン。

【総評】
ブラック・タワー レッド 2009
Black Tower Dornfelder Pinot Noir 2009

ドイツ:ファルツ地域:Q.b.A.
アルコール度:12%
ブドウ品種:ドルンフェルダー、ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1300円で購入。

ブラックタワーって、何度か飲んだことがあるはずだけど、こんな味だったかな?

最初の印象はまったくの新酒。
ワインになる途中、って感じがします。

でも口当たりとか後味がとてもキレイで、新酒に良くある雑な感じとは一味ちがいます。

ほんのり甘さがあって、フルーティさがあって、マイルドで飲みやすい。

最初はアルコールの印象が気になりましたが、少し馴染んでくると全然気になりません。
というかアルコール度は低い印象ですね。

温度高めでもそれなりに美味しく飲めますが、冷やした方が美味しそうなので、冷蔵庫で少し冷やしてみます。

温度が下がると飲みやすくて、軽やかになる反面、ちょっと後味が悪くなる?

今日の晩ご飯は、揚げワンタンとレトルトのボロネーゼソースをかけたパスタ。

まずレトルトのボロネーゼソースのパスタにはよく合います。
さっぱりしてくれる感じの合い方ですね。

ついついワインに手が伸びます。

揚げワンタンも全く一緒で、さっぱりしてくれるので、ついつい飲んでしまいますね。

この合い方、まさにビールと同じ。

このワイン、間違いなくソーセージに合いますね。
マスタードつけたり、ザワークラフトを添えたりしても、全然ブレないのではないでしょうか。

カミさんに値段を聞いたら、「980円」。

1000円超えると高い印象だそうです。

でも飲みやすくて良いワインという評価。
二人であっという間に1本空いてしまいました。

次はソーセージに合わせてみたいですね。
バーベキューとか、いいかも。

2010/09/08

ドン・ウーゴ ブランコ NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(2)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
(3)ビウラ(スペイン:カスティーリャ地方:ヴィノ・デ・メサ:NV)680
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドン・ウーゴ ブランコ NV
【外観】
グリーンがかった中庸なイエロー。
ほんのりオレンジっぽさも感じる。
フチと深い部分で色の差が大きい。
粘性はやや強め。

【香り】
蜜のような濃厚な果実香。
ちょっと酸化をイメージさせるリンゴっぽさがある。
ジンジャーやシナモンのようなスパイシーさもあり。
グラスを回すとヴァニラっぽさが出てくる。
香りはそれほど強くないが、深みがある。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
ちょっと酸化してる印象。
酸味は収斂性があり、ギスギスしてる。
ライトボディながら、アルコールの印象が強い。
苦味が強めで、後味はエグ味が残る。
やはり少し傷んだワインの印象。

【判定】
複雑な外観からは複数のブレンドが予想される。
かなり若い印象ながら、少しオレンジがかっている部分が気になる。

香りは濃厚な果実香。
ちょっと酸化したボルドーブランのような、リンゴの印象。
高貴品種を使っているイメージ。

味わいの印象も、酸化したボルドーブラン。
嫌な樽の印象とでもいうか。

日本の、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンが一番怪しいが、ゲヴュルツトラミネール以外は候補。
イタリアのシャルドネは、やっぱり違うか。

スペインのビウラが意外と怪しい。
ちょっとシェリーっぽい感じが、とってもスペインって感じ。

しかも、このワイン、伝統産地のテーブルワインって印象で、日本で作ったワインとは思えない、ある意味風格がある。

ファイナルアンサーで、ビウラ
で、ピンポン

ちょっと酸化してるかな~。

【総評】
ドン・ウーゴ ブランコ NV
Don Hugo Blanco NV

スペイン:カスティーリャ地方:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:11%
ブドウ品種:ビウラ100%

リカーランドトップで、680円で購入。

カミさん曰く、「ちょっと傷んでいるね、このワイン。」
確かにコルクの品質があまり良くない感じでした。

香りも味わいも、やや酸化傾向。

ダメな人にはダメでしょうね。
カミさんは、一口飲んで、「いらない。」って言ってました。

でも私のような、変態ワインラヴァーは、この酸化具合が意外と楽しめてしまいます。
( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ

というかちょっとシェリーっぽいのかな?

このくらいの味だったら、スペインの人は平気で飲んでそうですね。

そうそう、ちょっと昔に、お酒は渋かったり酸っぱかったりする飲み物で、我慢して飲んでいるうちにだんだん美味しさが分かってくる、という時代がありました。

何となく、今の軟弱なワインにカツを入れるような、酸っぱくて悪いかー、って開き直っているような力強さを(勝手に)感じますね。

食事と合わせると、この酸味が活きてきます。

今日の晩ご飯は鶏の照焼とさわらの煮物。

今日のさわらの煮物は。ちょっと生臭さがあって、普通のワインには合わせにくいですが、このくらいガツンと個性(酸味)があると、生臭さなんか吹き飛ばしてしまいます。
合っているかどうか、という点ではやや疑問ですが・・・

鶏の照焼に合わせると、根こそぎ持っていく感じ。
ブルドーザーみたいに、甘辛ダレを一掃していきます。

ただ口がさっぱりするだけ、ってこと?

まあ合っているかどうかは微妙ですが、合わせられる料理の範囲が広い事は間違いありません。
どんな料理に合わせても、ワインにブレが無いですね。

ひじきがあったので試しに合わせてみると、磯臭さお構いなしで、ワインはビクともしません。

人の評価とか、流行とかに流されない、確固としたアイデンティティを持っているワインって感じがしてきました。

このワイン、酸化風味の味わいですが、決して悪いワインではありません。

イマドキのフルーティでフニャフニャしたワインが嫌いな、硬派な貴兄にはオススメでしょうか。
もちろん、不味いワインを飲めるというのが前提ですが。

ちなみにうちのカミさんは冷やしてもダメでした・・・

あれ?
ひょっとして、これはブショネ??

と思い、改めて香りを嗅いでみると・・ちょっとカビ系の香りがありますね。

実はこの系統の香り、いままでにも結構多くて、ちょっと酸化してるな~、って思っていたのは全部ブショネだったのかもしれません。

また機会があったら買ってみて比較してみたいと思います。

2010/09/05

レゼルヴ アリエノール 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\980
(3)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

レゼルヴ アリエノール 2008
【外観】
若々しい色調ながら、黒に近い濃いガーネット。
フチは鮮やかなバイオレット。
深い透明感を感じるが、底は見えない。
テラテラとした艶っぽさを感じる液面。
グラスを動かすと小さな気泡が内側に付着する。
粘性は中庸。

【香り】
黒い果実。
フローラル。
アルコールの印象も少し。
香りは弱いが、華やかな印象。
グラスを回すと果実感がフレッシュになる。
赤いフレッシュな果実の印象。
スパイシーさも出てくる。

【味わい】
残糖をほとんど感じ無いセック。
やや軽めで、穏やかなアタック。
しかしながらタンニンが強く、アルコール度も高いので後味は辛い。
酸味は優しい。
ミディアムボディ。
余韻は少し続く。

【判定】
濃く若々しい外観は、2008~2009年くらいの印象。

香りは華やかで、ボルドータイプ。
フルーツの印象が中心でメルローっぽい。

味わいもドライでタンニンが強く、伝統産地の印象。
タンニンも舌にまとわりつくような、メルローっぽい渋み。

他の選択肢があるとしたら、グルナッシュ、シラーのヴァン・ド・ペイだが、ドライな味わいが恐らくシラーではない。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

こういった安くて美味しいボルドーもこれから飲めなくなるんですね~。
ボルドーワイン大改革へ、過去の失敗踏まえ高級路線へシフト

【総評】
レゼルヴ アリエノール 2008
RESERVE ALIENOR 2008

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、980円で購入。

ワイン全体のスケール感としては中くらいのワインですが、ボルドーらしいまとまりを持ったワインです。

軽めで、気負わず飲めるカジュアルなタイプながら、ボルドーらしいクセを持っていて、ニューワールドワインとの違いを感じさせます。

飲んでてちょっと引っかかる感じ、とでも言いましょうか。

香りは、単純なフルーティさではなくて、花やスパイス、なめし革といった、複雑なニュアンスがあって、ヨーロッパ的な華やかさがあります。
華やかなんだけど、ちょっと陰がある、って感じ。

味わいもただ飲みやすい、タイプではなくて、収斂性を感じる酸味だったり、舌にまとわりつくようなタンニンだったり、下手するとマイナスポイントになりそうな要素を、ただ削る事無く、上品に調和させています。

少し哲学的というか、人に問いかけるようなワインですね。

今日の晩ご飯は肉野菜炒めだったので、全然合いませんでした。

家庭料理に合わせるのは難しいかも。

肉の味がしっかりして、スパイスが効いている料理じゃないと合わないような気がします。

イメージとしては、ラムをローズマリーと一緒にグリルしたような感じ?
でもそれだと肉に負けるかな?

とにかく、この価格でボルドーらしさを味わえる、コストパフォーマンスの高いワインではないでしょうか。

ミニミニワインアンケート:ワインの資格とりたい?

ソムリエ協会の呼称認定資格試験、一次試験の発表も終り、いよいよ二次試験が近づいてきてますね。
みんながんばれー!

今回の質問は、このワインの資格を持っていない人を対象にした質問です。

【質問】

ワインの資格は?

【回答】

■■■■■ 取るつもり 5 (50%)
□□■■■ 自分には無理 3 (30%)
□□□■■ 取ってみたい 2 (20%)
□□□□□ 資格自体に疑問 0 (0%)


すでに今年の試験を受けた人も含まれているんでしょうね。
「取るつもり」という人がトップでした。

二番目は「自分には無理」。

私も最初、ソムリエ協会の教本を見たときは「こんなのムリムリ・・」って思いました。
デカくて分厚くて、ぎっしり情報が詰まってて、気が遠くなりそうな内容なんですよね。(笑)

でもどんな試験でも傾向と対策があって、ポイントを絞った市販のテキストを見たら、案外いけるかも、って感じるのでは。

一次試験は基本的に記憶力の勝負。
産地や、そこの格付けワインの種類、グラン・クリュの名称など、山ほど覚える事がありますね。
私も何十年ぶりかに単語帳を買って、通勤時に勉強しました。

普段飲まない産地の銘柄・・・具体的に言うとドイツの産地や銘柄とか、覚えるのが大変なんですよね~。
モチベーションをしっかり持続させないと勉強が続きません。

でも努力が実って、無事合格して、手元にバッジが届いた時は感動しますね。
ついついみんなに見せたくなります。
というか見せに行きました・・・

資格があるからどうなる、って事でも無いんですが、奥深いワインの世界に、もう一歩深く入り込める事は確かですね。

2010/09/04

ブリー ロゼ ピノ・ノワール 2009

 
ブリー ロゼ ピノ・ノワール 2009
BREE ROSE PINOT NOIR 2009
ブリー ロゼ ピノ・ノワール 2009
ドイツ:ファルツ地域:Q.b.A.
アルコール度:11%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1180円で購入。

【外観】
若々しい色合いの、チャーミングなサーモンロゼ。
キレイなロゼで、ややサーモン色。
ゼリーくらいの輝きがあり、華やかな印象。
わずかに炭酸を含んでいて、グラスに注ぐとグラスのフチに泡が多く現れる。
粘性は弱めで、細い脚が出る。

【香り】
ドライフルーツ。
少しカラメル。
冷やしているので香りは弱い。
グラスを回すと炭酸と酵母の印象。
ヴァニラの香りも少し。
繊細で上品な印象。

【味わい】
残糖をやや多めに感じる、やや辛口。
スッキリしたフルーティな飲み口。
酸味も穏やかで優しい。
渋みはかすかにあるが、後味はとてもスッキリしている。
軽くライトなボディ。
全体に上品で、上質なまとまりを感じる。
ほんのり甘くフルーティなアタックで、すっきりとした細身の印象がそのまま続き、キレイに消える。
余韻は短い。

【総評】
良く出来たロゼですね。
口当たりがとにかくいいです。

クセがなく、スッキリしてて、とにかく飲みやすい。
ちょっとジュースっぽいかな、と最初思いましたが、飲み進んでもそんなに気になりません。
飲めば飲むほど、質の良さを感じますね。

このシリーズ、人工的な印象が強いのですが、このロゼが一番自然な感じがします。

今日の晩ご飯はパスタだったのですが、和風のパスタにもミートソースにも馴染みます。

ただ、ワインだけで味が完結してるので、引き立てあうというよりは、合わせて問題無い、って感じ。

優しくて軽い味わいなので、パスタにもピザにもよく合いそうです。

飲み進んでも飽きてきませんね。

人工的で、清涼飲料水みたいな感じですが、出来がいい、って感じでしょうか。

白と赤と同じで、基本的にはパーティ向けワインですが、ちょっと大事な日にも使えそうな、静かに話ができそうな雰囲気もありますね。

ワインだけで飲めるタイプなので、合わせる食事も軽いオードブルみたいなものがいいでしょうね。

肉じゃなくても野菜でも十分いけそうな、ヘルシー志向なパーティにも使えそうなワインです。

これは結構、オススメかも。

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Bree(ブリー)ロゼ ピノノワール 税込 1,380 円 送料別

※サイトより引用
世界的権威であるレッド・ドットデザイン賞を2009年に受賞。
“女性による女性のためのワイン”
「お店でワインを購入するか否かを決定するかの決断は70%以上が女性に委ねられる」という市場調査に基づいて開発されました。
開発チーム自体も全て女性。“見て、飲んで楽しむワイン”をコンセプトに開発。
ブリーの名称は開発チームのメンバーに由来しています。
鮮やかな艶のあるピンク色。
ラズベリーやイチゴなどの香りが特徴。
この”BREE”を代表する一品で女性が女性のために作ったワインを体現する基幹商品です。
ボトルシェープ・色合い・味わいとオシャレな雰囲気を醸し出してくれます。

ワインエキスパート二次試験 ブラインドテイスティングのコツ

いよいよ二次試験が迫ってきましたね。

ブラインドテイスティングなんて、今までやった事が無いという人がほとんどなので、緊張して当たり前。
私の経験をもとに二次試験を乗り切るコツをいくつかあげてみました。

緊張で口の中がカラカラに。

試験当日、思いのほか緊張してて、さあテイスティングって時に、口の中がカラカラになってました。
会場には水も置いてあると思いますので、適度に水分で口を潤わしておくのがいいですね。

最初の白ワインで頭が真っ白に・・

いよいよ試験が始まり、最初にブラインドテイスティングするのは白ワイン。

ドキドキしながら香りを嗅いだら・・・全然分からず・・・頭が真っ白に。
( ̄ロ ̄lll) ガーン。

って事も普通にあります。

試験慣れしておくのが一番なので、二次試験対策の講座などに参加しておくといいですね。

それから傾向として毎回選ばれる項目、ってのがあります。
それを覚えていたら、まず必須項目からチェックしていき、気持ちを落ち着かせる事もできますね。
数年前のデータですが、まとめてありますので、参考までに。

ワインエキスパート二次試験用の資料(テイスティングシート)

あっという間に時間が無くなる・・・

ワインが4つ、その他のお酒が2つの、計6つをテイスティングするのは思いのほか時間がかかります。
パッパと項目を選んでマークする練習をしておかないと、当日時間切れ、ってことにも。

1つのテイスティングを5分くらいで済ませる練習をしておきましょう。

外観と香りでほぼ決定する。

これはねー、なかなか難しいです。
ブラインドテイスティングに慣れてない頃、サントリースクールの先生からも言われました。
「そんなの出来ないよー」と当時思っていましたが、ブラインドテイスティングをやればやるほど、口にワインを含んでから考えを変えると、間違えるパターンがとても多いです。
しかも、味わえば味わうほど、分からなくなってきます。
第一印象を大事にしましょう。

迷ったらシャルドネ。

白ワインが特に難しいと思いますが、その中でもシャルドネは品種の個性が少ないのでとても難しいですね。
私が合格した年の白はシャルドネだったのですが、セミヨンと迷いました。

でもセミヨンが出題された事は少ないので、シャルドネの方にしておきました。
結果的に正解だったのですが、いままでの出題傾向も知っておくと、迷った時にいいですね。

出題傾向やテイスティングの練習方法などまとめてみました。

来年は一次試験免除だよー!

まあ、今年落ちても来年は一次試験免除です。
気楽にやりましょう。

みなさん!
二次試験がんばってください!!

■関連情報(ワインエキスパート二次試験)

2010/09/03

リンデマン・カワラ シラーズ カベルネ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\980
(3)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(5)シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン(豪:ニュー・サウス・ウェールズ州:09)\860

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

リンデマン・カワラ シラーズ カベルネ 2008
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いガーネット。
透明感はほとんどなく、底は全く見えない。
フチはやや落ち着いたヴァイオレット。
2~3年くらいの熟成を感じる。
粘性は中庸。
雫に色素が残る。

【香り】
強めの焦げ臭。
タバコや、スモーク。
濃縮感のある果実香。
赤身の肉。
グラスを回すと生っぽい動物香。
スパイシーさも強い。
香りは強く、やや荒い印象。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
濃厚なフルーティさがあり、甘い印象の飲み口。
フルボディで、アルコール度も高い。
アタックは柔らかい。
酸味はしっかりしているが、穏やか。
タンニンはキレイに溶けていてなめらか。
口当たりはとても良い。
柔らかいフルーティなアタックから口の中で広がり、長い余韻をもって消える。
後味もキレイ。

【判定】
黒い外観からはオーストラリアののシラーズが一番候補。
ボルドーも、ヴァン・ド・ペイも可能性あり。

香りはスパイシーで濃厚で果実感があって、シラーの印象。

味わいもボリューム感と甘さはシラーの印象。

口当たりが良く、少し高めの印象だが、今回入っているオーストラリアの銘柄は、白が抜群に良かったので赤も価格よりも高い印象と思われる。

しかもこの人工的にすら感じる口当たりの良さは、いかにもニューワールド。

伝統産地のワインが好きな人には物足りないくらいのベルベット感。
へたするとボルドーのグラン・クリュくらいの舌触り。

でもこの甘さや濃縮感やシラーズの特徴的なスパイス感はやはりボルドーではない。

ファイナルアンサーで、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

良いワインですね。

【総評】
リンデマン・カワラ シラーズ カベルネ 2008
LINDEMANS CAWARRA SHIRAZ CABERNET 2008

豪:ニュー・サウス・ウェールズ州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、860円で購入。

口当たりがとても柔らかく、飲みやすいのに、ボリューム感がある。
本当に、ボルドーのグラン・クリュをイメージさせるようなまとまりです。

もちろんカジュアルなワインなので、フルーティで飲みやすく、グラン・クリュとはレベル感が全然違うのですが、価格を超えた満足感を味わえますね。

ワインだけでスイスイ飲んでしまいます。

最初ちょっと温度が高かったので、少し冷やしてみました。

冷やすととたんに安っぽくなるかと思いきや、意外と大丈夫。

冷やしてカジュアルに楽しむもよし、少し温度高めでリッチな印象を楽しむもよし、って感じでしょうか。

ワインの主張があまり強くないので、食事にも合わせやすいですね。

今日の晩ご飯はから揚げ。

なかなかいい感じで合いました。
ケンカしなくてお互いに尊重する感じ?

週末なのでパスタを茹でて、レトルトソースのポモドーロを作りましたが、これも問題なし。

ワインだけでもまとまった味わいですが、食べ物と合わせてもあまり破綻しませんね。

許容範囲の広いワインだと思います。

この生産者の他のワインも飲んでみたくなりました。

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リンデマン カワラ シラーズ・カベルネ 2008 990円 (税込) 送料別

※サイトより引用
1843年、イギリスからの移民で元軍医のヘンリー・リンデマンにより創業。1858年には早くもイギリスへの初輸出を果たし、国内はもとより海外でも高い評価を受けるようになりました。その輸出量はオースラリアのトップに位置し、「世界のリンデマン」と讃えられています。また、ワインメーカーのグレッグ・クレイフィールド氏は、オーストラリア全土でたった3人しかいない「インターナショナル・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」受賞者のひとりで、伝統の技と近代技術を融合させながら、見事なワインを生み出しています。
ブラックチェリーやプラムを思わせる果実味と陽光あふれるオーストラリアで育った葡萄ならではの華やかな香りが特徴です。

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