2010/09/10

ブラック・タワー レッド 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(2)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(4)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(5)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブラック・タワー レッド 2009
【外観】
若々しく、濃いガーネット。
深い透明感があるが、底は見えない。
ほとんど黒に近い紫で、フチはマゼンタのようなヴァイオレット。
フチに微小な泡が多く現れて、グラスの内側に付着する。
印象としては醗酵途中のワイン、ってイメージ。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
新酒によくある、赤ちゃんのうんち、みたいな醗酵臭。
それが収まると、赤いフレッシュな果実。
香ばしいカラメルのような印象も少し。
グラスを回すとなめし革のような印象が出てくる。
ただ、相変わらず、醗酵中のブドウのような生っぽさがある。
良く言えばフレッシュ。

【味わい】
残糖を多めに残す、やや辛口。
フレッシュでジューシーな口当たり。
酸味は強めで、最後まで残る。
アルコールの印象も少し出る。
後味はキレイに消える。
フレッシュでフルーティなアタックから酸味が広がり、あまり膨らまず、静かに余韻を残してキレイに消える。

【判定】
発酵中のワインのような印象は、2009が候補。
そうなるとドイツのピノ・ノワール、ドルンフェルダーだが、それにしてはちょっと濃い。

香りは、新酒のような醗酵途中の印象。
フレッシュで、生のブドウの印象を強く残していて、これもとても若い印象。
品種の特徴はいまいちつかめない。

味わいは、赤にしては残糖の多いタイプ。
というかあとからジュースを足しているような印象。
飲み口はとても柔らかで、後味もスッキリ。
品質はいい感じ。

それにしても、伝統産地の赤でもない、ニューワールドの赤でもない、独特な造りの赤ワイン。
これはドイツ以外には無いだろう。

ファイナルアンサーで、ドイツ、ピノ・ノワール、ドルンフェルダー
で、ピンポン

個性があっていいですね、このワイン。

【総評】
ブラック・タワー レッド 2009
Black Tower Dornfelder Pinot Noir 2009

ドイツ:ファルツ地域:Q.b.A.
アルコール度:12%
ブドウ品種:ドルンフェルダー、ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1300円で購入。

ブラックタワーって、何度か飲んだことがあるはずだけど、こんな味だったかな?

最初の印象はまったくの新酒。
ワインになる途中、って感じがします。

でも口当たりとか後味がとてもキレイで、新酒に良くある雑な感じとは一味ちがいます。

ほんのり甘さがあって、フルーティさがあって、マイルドで飲みやすい。

最初はアルコールの印象が気になりましたが、少し馴染んでくると全然気になりません。
というかアルコール度は低い印象ですね。

温度高めでもそれなりに美味しく飲めますが、冷やした方が美味しそうなので、冷蔵庫で少し冷やしてみます。

温度が下がると飲みやすくて、軽やかになる反面、ちょっと後味が悪くなる?

今日の晩ご飯は、揚げワンタンとレトルトのボロネーゼソースをかけたパスタ。

まずレトルトのボロネーゼソースのパスタにはよく合います。
さっぱりしてくれる感じの合い方ですね。

ついついワインに手が伸びます。

揚げワンタンも全く一緒で、さっぱりしてくれるので、ついつい飲んでしまいますね。

この合い方、まさにビールと同じ。

このワイン、間違いなくソーセージに合いますね。
マスタードつけたり、ザワークラフトを添えたりしても、全然ブレないのではないでしょうか。

カミさんに値段を聞いたら、「980円」。

1000円超えると高い印象だそうです。

でも飲みやすくて良いワインという評価。
二人であっという間に1本空いてしまいました。

次はソーセージに合わせてみたいですね。
バーベキューとか、いいかも。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事