(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1650
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(3)ガルガーネガ(伊:ヴェネト州:ガルガーネガ・ヴェロネーゼI.G.T:07)\1250
(4)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
の4本のうちから1本を開けてもらいブラインドテイスティング。
【外観】
オレンジがかった、濃いイエロー。
黄金色に近い印象の、オレンジがかった色合い。
輝きが弱めなので、黄金色、まではいかない。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
【香り】
リンゴの蜜のような、甘い印象。
加熱したオレンジのマーマレードのような感じ?
グラスを回しても甘い果実の印象は変わらず、ハーブの印象が混ざってくる。
香りは弱めだが、上品な印象。
【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
ほんのり甘い口当たり。
酸味はかなり強め。
ボディは中肉中背で、あまり膨らまない。
後味に軽い苦みが残る。
甘さを感じるフルーティな口当たりから、酸味が支配的になり、軽い苦みを残して消える。
余韻は少し長めに続く。
【判定】
濃い、オレンジっぽい外観は、熟成されているか、南のワインか?
この中では2007年の、シャルドネとガルガーネガが候補。
香りはフルーツ香中心で甘さを感じる。
ただ香りは弱め。
甘い蜜のような印象が強く、品種の特定は難しい。
味わいはやや甘めで、ミディアムボディ。
味の構成がなんだかボルドーブランっぽい。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー
ガルガーネガでした。
【総評】
ヴィネア ガルガネーガ ヴェロネーゼ 2007
Villa Vinea Garganega Veronese 2007
イタリア:ヴェネト州:ガルガーネガ・ヴェロネーゼI.G.T
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルガーネガ
リカーランドトップで、1250円で購入。
イタリアらしい、カジュアルで酸味の強い味わいを感じながらも、全体の力強さでボルドーを選んでしまいました。
ガルガーネガらしさを改めてリストアップすると、
・やや収斂性のある酸味(悪く言うとゴムみたいな)
・高貴品種には無い、素朴感
・香りが弱い
でもその品種の弱さをおぎなう、造りの良さを感じます。
今日は家族で外食だったので、食事には合わせられませんでしたが、おつまみで、ミックスレーズンとピスタチオに合わせてみました。
レーズンはいまいち合いませんでしたが、ピスタチオはいい感じ。
カミさんに感想を聞くと、「このワイン美味しいね。1380円くらい?」って言ってました。
ちょうど、イタリアとフランスの中間くらいの味のバランスなんですよね。
ガルガーネガを使って、フランスで作ったワインって感じ?
しかもボトルの重さが半端じゃなくて、相当な気合を感じます。
ボトルの重さで価格をイメージしてしまいますが、手に持った感じは5000円を超えるような印象。
デザインもイタリアらしく、個性的ながら、高品位な印象があります。
このワイン、お土産にいいかもですね。
味の好き嫌いはともかく、アルコール度は高いので、それなりの風格も感じます。
いわゆるコンクール用ワインなのかな?
1000円台前半で買えると超お買い得。
とてもコストパフォーマンスが高いワインだと思います。
ただ、好き嫌いはあるかも。
アルコール度が高くて、頑張ってる分、余裕を感じません。
ゆったり楽しみたい人にはちょっと疲れるワインかも。
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