(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1650
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(3)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(4)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
グリーンがかった、若々しさのあるレモンイエロー。
内側に小さな気泡が多く見られる。
粘性は強く、ねっとりした輝きがある。
グリーンっぽさの中にも少しベージュっぽさがあり、複雑な印象。
【香り】
ライチ。
ジンジャーみたいなスパイス。
香りは強く、鼻をつく。
グラスを回すとヴァニラの印象。
クリームっぽさもあり。
フルーツのシロップ漬け。
フルーツを使ったスィーツって感じのまとまり。
【味わい】
少し残糖を感じる、セック。
フルーティさが強く、酸味はシャープ。
後味には苦味が残る。
少しアルコールの印象もある。
後味は辛さが強い。
フルーティで少し甘い印象のアタックから、生のフルーツのような酸味が主体になり、それが苦味に変わって、アフターは辛さが残る。
【判定】
ねっとりした輝きがある、若々しい外観は、ゲヴュルツトラミネールをイメージさせる。
香りは最初にライチ、でゲヴュルツトラミネール。
味わいも甘い印象が強めで、強い酸味と口に広がる香りはゲヴュルツトラミネール。
ファイナルアンサーで、ゲヴュルツトラミネール
で、ピンポン
これは外さないですね。
【総評】
コノスル ゲヴュルツトラミネール リゼルバ 2009
Cono Sur Gewurztraminer Reserve 2009
チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール
リカーランドトップで、1250円で購入。
ちょっと重さがあって、力んでいるような印象を受けるワインです。
力強さが、バランスを崩している感じ。
アルコール度が13.5%なんですが、ちょっと高い感じですね。
飲み口はフルーティでも後味が辛くて、ちょっと単調な印象です。
アロマティック品種なので、香りも強く、家庭料理には合わせにくいですね。
料理に合わせるとさらに辛さが強くなってワインが孤立してしまう感じです。
コノスルのゲヴュルツトラミネールは、レゼルヴじゃなくて、ヴァラエタルの方が美味しいですね。
今日はサーモンのフライとホワイトアスパラのサラダだったのですが、どれもワインが強くてダメでした。
食後に、おつまみでアーモンドチョコレートと合わせてみたら、これが意外と合いました。
ウイスキーとチョコレートみたいな、強いもの同士の合い方ですね。
期待感が強かったので、あれこれ文句を言いましたが、ワインの品質はまったく問題ありません。
あとは好き嫌いの問題でしょうか。
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