(2)メルロー(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\1638(12本セット@831円で購入)
(3)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(5)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いルビー色。
深い透明感があり、底が何となく見えるくらい。
色合いは少し落ち着いていて、3年~5年くらいの熟成を感じる。
キラキラしたルビー色の輝きがある。
粘性は中庸。
【香り】
ケミカルな還元臭。
刺激的な香り。
グラスを回してもケミカルな印象が取れない。
やや?これってひょっとして、ブショネ?
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は熟成感を感じる柔らかさがあって、少し収斂性を感じる。
タンニンはキレイに溶けていて、まろやかで、優しい。
3年~5年くらいの、やや力が落ち気味の、熟成の谷間の印象がある。
ミディアムボディ。
後味は酸味が残るタイプ。
【判定】
深い透明感のある濃いルビー色で、少し熟成感があり、2005年のガルナッチャ、2006年のグルナッシュが怪しい。
香りはケミカルな印象が取れず、品種の印象が分からない、というかブショネじゃない?これ?
味わいはちょっと独特な紹興酒のような酸味を持ったクセのあるタイプで、フランスというよりスペインの印象。
香りがダメなので、飲み口の印象だけで決める。
ファイナルアンサーで、ガルナッチャ、スペイン
で、ブー
グルナッシュ、シラー、サンソーでした。
【総評】
ル・カデ・ド・モンティリュス 2006
Le Cadet de Montirius 2006
フランス:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%
リカーランドトップで、950円で購入。
いまだにはっきりしたブショネの香りを把握してませんが、ちょくちょく出会うケミカルなカビ臭は割といつも同じ印象。
ちょっと鼻をつく、ゴムっぽいようなカビ臭。
田崎真也さんは畳に生えたカビ、という表現をしていましたが、まさにそんな印象。
ニコラ・ジョリーのサヴニエールの時に見事なカビ臭に当たりましたが、その時は数日置いても、温めても取れなかったですが、このワインは少し時間をおけば気にならなくなります。
って事はブショネじゃない?
しかも、程良い熟成感がなんともいい感じになってきました。
軽めのまとまりなので、深い熟成感が楽しめるって感じではありませんが、沁みる味わいがありますね。
最初は完全に外れと思いましたが、これはなかなか美味しいワインです。
ワインが開いてきたら、熟成感の中に、チャーミングなフルーツ感があります。
後味もすっきりしていて、かすかに残るフルーツの印象がとてもいい感じ。
軽いのでどんどん飲めますね。
ニューワールドの前面に出てくるフルーツ感ではなくて、余韻にふっと顔を出すような、控え目で上品なフルーツ感。
伝統産地フランスの底力を感じるまとまりです。
やはり熟成感のあるワインは美味しいですね。
カミさんに値段を聞いたら、1850円!
落ち着いた熟成感がまさにそのくらいの印象です。
というか、このワイン、今が一番美味しくて、これから下っていきそうな感じ。
痛む前のフルーツの、美味しさが凝縮しているようなイメージでしょうか。
温度が高めの方が美味しく飲めますね。
ちょっと手こずるけど、美味しさが出るまで待てば、とてもいいワインだと思います。
■楽天ショップへのリンク
ル・カデ・ド・モンティリュス[2006] 税込 1,470 円 送料別
※サイトより引用
コート・デュ・ローヌ南部のサリアンに5世代続く家族経営のドメーヌ。1980年から段階的に自然派農法を実践しはじめ、1999年ヴィンテージからすべての畑でビオディナミの認証(エコセール)を取得。以来エレガントで深みのあるそのスタイルが、各国ワインジャーナリズムから賞賛されています。
世界の3ッ星レストランや国際線でもオンリストされる優秀なオーガニックワイン。ビオディナミで栽培後、フェノール分まで完熟した果実だけを使って作られるため、果実味が豊かでありながら、非常に繊細な味わいを堪能できる。飲むたびに新しい発見がある1本。
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