2010/09/18

カーサ・ジレッリ ラムーラ ネロ・タヴォラ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー(豪:サウス・オーストラリア州:08)\1827(12本セット@831円で購入)
(2)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(5)ネロ・ダヴォラ(伊:シチリア州:シチリアI.G.T.:08)\920

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カーサ・ジレッリ ラムーラ ネロ・タヴォラ 2008
【外観】
若々しい、濃いルビー色。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
色味はほとんど黒に近いが、フチは鮮やかなピンク。
底が少し見えるくらいの透明感。
粘性はやや強めで、脚が多く現れ、長く残る。
雫に色素が残る。

【香り】
パンのような酵母の印象。
赤いフレッシュな果実。
茎のようなグリーン香。
スパイス。
カラメル。
グラスを回すと生っぽい動物香。
化粧品のようなフローラル。
香りはそれほど強く無いが、重さがある。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
フルーティな口当たりだが、アルコールは強い。
ボディはミディアムからややフルボディ。
酸味はやや収斂性を伴い、フルーティではない。
タンニンは細かいが、渋みは強め。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しく、わずかにある透明感が手がかり。
ガルナッチャは2005年なので、熟成感がちょっと違う。
2008のネロ・タヴォラか、2008のメルロー。

香りは、フルーティさよりも収斂性やスパイス感が強い。
オリエンタルスパイスのようなイメージは、サンジョヴェーゼをイメージさせる。
ニューワールドの印象ではない。

味わいは、ほんのりある甘さと独特の収斂性。
高貴品種ではなく、土着品種のイメージ。
土臭さのような印象がある。

この中では、イタリアの土着品種が一番イメージが近い。

ファイナルアンサーで、ネロ・タヴォラ
で、ピンポン

おっ、この当たりはちょっと嬉しいかも。

【総評】
カーサ・ジレッリ ラムーラ ネロ・タヴォラ 2008
Casa Girelli LAMURA NERO D'AVOLA 2008

イタリア:シチリア州:シチリアI.G.T.
アルコール度:13%
ブドウ品種:ネロ・タヴォラ

リカーランドトップで、920円で購入。

サンジョヴェーゼって独特の酸味があって、これが嫌いな人もいるみたいですが、このネロ・タヴォラも似たような紹興酒っぽい酸味があります。

香りの構成は割と複雑なのですが、華やかさがあまりなくて、ちょっと内向的な印象。

パーティ向けでは無いですね。

食事によっては活きてきそうな味わいです。

今日の晩ご飯は豚肉の柳川風。
醤油とごぼうの感じが合うかな?と思っていたら、苦みがケンカして全然合いませんでした。

渋みはわりと強めなんですが、苦み、みたいなものも感じます。

万人に受け入れられるようなタイプではありません。
でも、ちょっとクセはあるけど、美味しいワインだと思います。

おつまみにストリングチーズにバジルをふって合わせてみましたが、絡まないけど、何となくワインが落ち着く感じになりますね。

やはりちょっと食べ物があった方が美味しく飲めます。

収斂性のあるクセのある酸味と、渋みと苦み、それで、内向的な印象。
でもなんだか憎めない感じの、味わいのあるワインです。

個人的には結構好きかも。

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【送料無料・お客様感謝】カーサ・ジレッリ(ラムーラ)赤ラムーラ・ネロ・ダヴォラ12本セット 13,240円 (税込) 送料別

※サイトより引用
シチリアの最も重要でポピュラーな赤ワイン品種ネロ・ダヴォラを100%使用したワインです。
畑はシチリア南部ラグーサとアグリジェントの中間の小さな町ゲッラで栽培されているもの。小高い丘が連なるこの地域はその起伏を利用したブドウやオリーヴの栽培が盛んでシチリアの太陽をいっぱいに浴びて熟した果実味豊富なブドウが獲れます。このワインに使用されるブドウは全て手摘みにより収穫され、よく熟したブドウのみが選別されています。この完熟のブドウは糖度が高く、発酵時にアルコール分を上げ、ワインにボリュームと円熟感を与えます。

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