2009/12/31

レ・シェ・ド・サン・ティエール・ドジャン シャトーヌフ・デュ・パプ 2001(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:シャトーヌフ・デュ・パプAC:01)\3080
(2)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナAC:06)\2380
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

レ・シェ・ド・サン・ティエール・ドジャン シャトーヌフ・デュ・パプ 2001
【外観】
落ち着きのある色調の明るめのルビー色。
透明感があり、底がうっすら見えるくらい。
色味は落ち着いていて、ややオレンジがかっている。
輝きは大人しい。
粘性は中庸。

【香り】
ドライフルーツ。
オリエンタルスパイス。
ちょっと醤油のような印象。
グラスを回すと赤身の肉のような香り。
熟成感が強い。
なめし革のような少しケミカルな印象もある。

【味わい】
しっかりしたボディと、高いアルコール度。
ほんのりと残糖を感じるセック。
熟成した味わいながら、フルーツ感も強い。
酒精強化したワインのような、シェリーのような強さがある。
酸味はしっかりとあり、タンニンは柔らかい。
アルコール度が高いので、後味は乾く印象。
余韻は、それほど長くない。

【判定】
透明感のある外観からは、ピノ・ノワールかガメイ。
香りはかなり熟成感のある印象。
ドライフルーツや、煮詰めたワインのような感じもある。
そうなると2001年のシャトーヌフ・デュ・パプが有力。
シャトーヌフ・デュ・パプって飲んだ記憶が無いけど、こんなに明るい?
味わいは、強烈なアルコールの強さが特徴。
これはガメイでもピノ・ノワールでも無さそう。
熟成感がありながらも、甘い印象やフルーツ感もシラーやグルナッシュの印象。

ファイナルアンサーで、シャトーヌフ・デュ・パプ
で、ピンポン

強烈にアルコール度の強くてシェリーのオロロソみたい。

【総評】
レ・シェ・ド・サン・ティエール・ドジャン シャトーヌフ・デュ・パプ 2001
LES CHAIS DE ST-HILAIRE D'OZILHAN CHATEAUNEUF-DE-PAPE 2001

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:シャトーヌフ・デュ・パプAC
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー

町田の蔵屋さんで、3080円で購入。

シェリーのように強いアルコールで、熟成感あふれる味わいながら、フルーティさがあって飲みやすさがあります。

それにしても、14.5%はワインとしては最高レベルのアルコール度ですね。

今日は牛のたたきがあったので、合わせてみましたが、タレがしっかりついていると合いますね。

牛のたたきだけだと少しあっさりしているので、玉ねぎとトマトを炒めてトッピングしたらまたばっちり。

ウォッシュチーズにも良く合いました。

ラムレーズの入っているデザートチーズはワインがちょっと強すぎて合いません。

時間とともにワインが穏やかになってきて、ますます美味しくなってきました。

フルーティさを残したドライフルーツみたいな味わいですね。
とても美味しいです。

むやみに濃すぎないのもいいですね。

結構オリがあったんですが、それも良い方向で効いているみたい。

熟成した中にある、このチャーミングなフルーティさは、良いワインの共通要素ですね。
濃厚過ぎない、上品なフルーツ感とでもいいましょうか。

だんだん良くなってきて、最後の一口が最高でした。
素晴らしいワインだと思います。

2009/12/30

ジャック・カシュー・エ・フィス ブルゴーニュ・アリゴテ グレピニー・ポンセー 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ゲヴュルツトラミネール(仏:アルザス地方:アルザスAC:04)\2280
(2)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(3)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ・アリゴテAC:06)\1780
(4)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG:08)\1750

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジャック・カシュー・エ・フィス ブルゴーニュ・アリゴテ グレピニー・ポンセー 2006
【外観】
ややオレンジがかった、中庸なイエロー。
輝きがあり、若い印象。
色味はオレンジやベージュを感じるが、あまり熟成感は感じない。
粘性は強めで、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
ミネラル。
白い花。
柑橘系でみかんのような果実香。
ヴァニラ。
複雑で厚みのある香り。
グラスを回すとシロップ漬けのアプリコットのような印象。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
酸味が強いが、やや酸化したりんごのような酸っぱさがある。
しかも熟成感を感じる口当たり。
オレンジがかった色調は熟成によるものだったみたい。
酸味が支配的な味わい。
後味はジューシー。
飲んだ瞬間はやや酸化したような印象を受けるが、後味はすっきりしている。
余韻は短い。

【判定】
オレンジがかった濃い色合いながら輝きが強く、まだ若いかと思ったが、飲み口は十分熟成感がある。
香りはアロマティックな印象は無いので、ゲヴュルツトラミネールでな無さそう。
それ以外はすべて候補だが、ボルドーとアリゴテが怪しいか。
飲み口はリンゴをイメージさせる酸味で、アリゴテ。
ただ、このくらいのリンゴをイメージさせる酸はボルドーでもあるので、要注意。
あとは全体のボリューム感とか、生産年での判定。
生産年は2006で同じ。
複数品種が混ざっているかどうか、というのもポイント。
でも時間とともに、香りもアリゴテっぽくなってくる。
青りんごのような印象というか。

ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ピンポン

アリゴテらしい、個性的な味わいです。

【総評】
ジャック・カシュー・エ・フィス ブルゴーニュ・アリゴテ グレピニー・ポンセー 2006
Jacques Cacheux & Fils Bourgogne Aligote Glapigny Poncey 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ・アリゴテAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:アリゴテ

町田の蔵家さんで、1780円で購入。

イマドキの感じじゃない、ちょっと懐かしさを感じる素朴な味わいです。

酸味が強く、第一印象は「酸っぱい」って感じなんですが、それがこのワインの個性につながっています。

キャップシールを取ったときに、コルクにかなりカビが生えていて、ちょっと痛んでるかなー、と心配していたのですが、ワイン自体は全然問題なし。

アリゴテって、昔懐かしい、酸っぱいワインが多いですが、これもまさにそんな感じ。

でも飲み進んでいくと、だんだん柔らかくなってきました。
飲みやすくて美味しいアリゴテですね。

今日はカニ鍋だったのですが、意外と相性は悪くありません。

酸っぱいけど、ドライなので、食事には合わせやすいのかも。
食事に合わせると、酸味がちょっとおとなしくなります。

ウォッシュチーズに合わせてみても、馴染みます。

そのまま飲むと個性的で主張が強い感じですが、食事に合わせると、意外と素直。

すっぱいリンゴのような酸味は続きますが、全体的に柔らかくなってきますね。

アリゴテの個性を活かしながら、上質な味わいに仕上がっている、素敵なワインです。

2009/12/29

カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:シャトーヌフ・デュ・パプAC:01)\3080
(2)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナAC:06)\2380
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(4)シラーズ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:07)\1350

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ 2007
【外観】
とても濃い、黒に近いガーネット。
フチは鮮やかなピンクで若々しさがある。
ディスクは薄く、粘性は高い。
雫に色素が残る。

【香り】
濃縮感のある果実。
タバコの葉。
赤身の肉。
きのこ。
スパイス。
厚みのある、強い香り。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセックながら、フルーティさとアルコール度の強さで甘い印象がある。
フルボディ。
酸味が強く、フルーティ。
後味はやや乾く感じもあるが、酸味も残り、ジューシー。
タンニンは細かく大人しい。
余韻は少し長く続く。

【判定】
とても濃い外観からは、ガメイとピノ・ノワールが消える。
シラー2本になるが、若々しい外観からは、2001年のシャトーヌフ・デュ・パプも消える。
となると外観の段階で、チリのシラー。
香りもスパイシーで、濃厚で、いかにもシラー。
味わいも濃く、フルーティで、いかにもチリワイン。
これは迷いようが無い。

ファイナルアンサーで、チリのシラーズ
で、ピンポン

濃厚フルーティなイマドキワインです。

【総評】
カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ 2007
Casillero del Diablo Shiraz 2007

チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ

リカーランドトップで、1350円で購入。

アルコール度が13.5%と高く、少しアルコールの印象がありますが、全体的にはフルーティで飲みやすく、美味しいワインです。

後味はちょっと乾く印象ながら、酸味がしっかりしているので、後からじわじわジューシーになってきます。

香りは強めながら、複雑性はあまりなく、シンプルにまとまってます。

すっきり飲みやすい、チリカベ、って感じでしょうか。

あまり高級感はありませんが、ついついグラスに手が伸びますね。
カジュアルでフルーティな感じが好印象です。

アルコール度が高いわりにスーっと入ってくるので、ちょっと危ない系のワインです。
女性のみなさん気をつけてくださいね。

それにしても飲めば飲むほど美味しくなってきますね。
濃くて強いんだけど、チャーミングな味わいなんですよね。
フルーツ感がとても強くて、誰が飲んでも美味しいって言いそう。

いまどきのワインが目指している方向が明確に分かります。
しっかりしたボディを持っていて、フルーティで飲みやすい。

気難しい部分は何もありません。

ただ家庭料理に合わせるのはちょっと難しそうですね。
ちょっとフルーティさが強すぎて、浮いてしまう感じがします。

焼肉くらい主張の強い食事だと合うのかもです。

カミさんに値段聞いたら、2200円。
力強いわりに、すっきりと飲みやすい感じが高評価だったのでは。

とてもいいワインではないでしょうか。

■関連情報(カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ)

ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏;ブルゴーニュ地方:シャブリAC:08)\1580
(2)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
(3)ピックプール・ブラン(フランス:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドックAC:08)\1300
(4)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック 2008
【外観】
やや濃い、わずかにオレンジがかった黄色。
輝きがあり、若々しさを感じる。
オレンジっぽくもあり、グリーンっぽくもある複雑な色調。
濃度にムラがある感じ。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。

【香り】
強めのフルーツ香。
柑橘系や洋なし。
カリンのようでもある。
グラスを回すと白い花やハーブ。
全体に爽やかな印象。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
酸味が支配的で、最初から最後まで酸味が強い。
ボディは細身。
マロラクティック発酵をしていないような酸味。
ちょっと舌に粘るような苦味が残る。
余韻は少し残る。

【総評】
やや複雑な外観からは複数品種が想像されるが、残念ながらすべて単一品種。
でもシャルドネじゃなさそう。
香りはフルーツ主体で爽やか。
特に品種を特定できるような特徴は無い。
飲み口は酸味が特徴的。
ドライながら、すっきり飲みやすく、甘い印象もある。
シャルドネの可能性も否定は出来ないが、らしくない。
ドイツっぽいかというとそうでもない。
という、消去法で、残るはピックプール・ブラン。
以前飲んだときは酸っぱくなっていて、あまりいい印象が残ってないが、ちょっと舌に粘りつくような後味は何となく記憶にある味に近い。

ファイナルアンサーで、ピックプール・ブラン
で、ピンポン

そうそう、この舌に張り付くような酸味が特徴的なんですよね。

【総評】
ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック 2008
Picpoul de Pinet Beauvignac 2008

フランス:ラングドック地方:ラングドック・ピックプール・ド・ピネAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピックプール・ブラン

リカーランドトップで、1300円で購入。

すっきり爽やかで美味しいワインです。

カミさんの評価では、980円。
軽くて爽やかなので、それくらいの印象を受けるかもしれません。

アルコール度の印象は11%くらいで、すいすい飲んでしまいますが、実は12.5%もあります。

いままでピックプールってあまり良い印象はありませんでしたが、このワインは上出来ですね。

ただ1300円って価格は、あまり割安感は無く、価格相応って感じでしょうか。

とはいえ、シャルドネでもソーヴィニヨン・ブランでも無い、個性のある味わいは存在感がありますね。

いつもと違う白ワインを探している人にはおすすめです。

2009/12/27

バッド・ボーイ ジャン・リュック・テュヌヴァン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー95%、カベルネ・フラン5%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:05)\3580
(2)グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:シャトーヌフ・デュ・パプAC:01)\3080
(3)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナAC:06)\2380
(4)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

バッド・ボーイ ジャン・リュック・テュヌヴァン 2005
【外観】
黒く濃い、透明感を感じないガーネット。
フチの赤みを感じるエリアが少なく、ほとんど黒。
ディスクは薄い。
粘性は強めで、脚がいつまでも残っている。

【香り】
強烈なフローラル。
スミレのような香り。
厚みがあり複雑な香り。
上品なヴァニラ。
フレッシュなブルーベリーのような果実香。
グラスを回すと赤みの肉のような香りとスパイス。
実に魅力的な香り。

【味わい】
ほとんど残糖を感じないセックながら、アルコール度が強く、甘さの印象がある。
しっかりしたタンニンで、舌全体が乾くような印象ながら、後味はすっきりしている。
酸味もしっかりとあり、バランスをとっている。
ボディはフルボディだが、フレッシュ感と爽やかさを感じる。
ただ、タンニンはとても強力。
余韻は割と短い。

【判定】
真っ黒な外観からは、ガメイとピノ・ノワールが消える。
ボルドーか、シャトーヌフ・デュ・パプ。
このボルドーはジャン・リュック・テュヌヴァンなので、多分こっち。
香りはまさにボルドーを感じさせる華やかで複雑なもの。
スミレの香りもまさにボルドー。
味わいは、強烈なタンニンで、これもメルローを感じさせる。
シャトーヌフ・デュ・パプのような伝統的なワインではなく、今時の新しいワインの方向。

ファイナルアンサーで、メルロー、カベルネ・フラン
で、ピンポン

強烈な濃さのボルドーです。

【総評】
バッド・ボーイ ジャン・リュック・テュヌヴァン 2005
Bad Boy Jean-Luc-Thunevin 2005

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:メルロー95%、カベルネ・フラン5%

町田の蔵家さんで、3580円で購入。

選択肢にチリのカベルネ・ソーヴィニヨンが入っていたら間違っていたかも、と思うくらい濃いボルドー。
でも香りの華やかさ、複雑さは一級品です。
個人的にはあまり濃いワインは好きじゃないんですが、ついついグラスに手が伸びてしまいますね。
美味しいワインです。

カミさんに価格を聞いたら、1680円・・・
ラベルがカジュアルすぎるのと、飲み口がちょっと荒っぽい感じなので、安いと思ったみたいですね。

もうちょっと寝かさないと本領が発揮出来ないのかも。

それにしても力強いワインで、時間が経ってもタンニンの強さは収まらないですね。

今日の晩御飯はチキンのケチャップ煮だったのですが、全然合いません。
チーズとか合わせてみても、なんだかケンカする感じ。

ラム肉とかしっかりした肉料理じゃないとダメみたいですね。

ただ、そのまま飲んでもわりと美味しくいただけます。
渋みが強いのを我慢出来れば、フルーティさもあって飲みやすいかも。

とはいえ、アルコール度が14.5%と相当高いので、グイグイ飲めるようなタイプではありません。

2日くらい置いてても十分飲めそうなワインです。

カリテラ・レセルヴァ ソーヴィニヨン・ブラン 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
(2)ピックプール・ブラン(フランス:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドックAC:08)\1300
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:08)\1080
(4)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カリテラ・レセルヴァ ソーヴィニヨン・ブラン 2008
【外観】
輝きの強い、グレーがかったレモンイエロー。
やや淡い色調で、強い輝きがある。
ちょっとグリーンがかっている。
若々しい印象。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
パイナップルやカリンのような果実香。
シロップ漬けのモモ。
グラスを回すと発酵香にミネラル。
グリーン系のハーブ。
爽やかな印象が強い。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
酸味は強烈で、支配的。
後味にほのかに苦味が残る。
グレープフルーツのような味わい。
アルコール度は少し強そう。
ボディはスレンダーで芯がしっかりしている。

【判定】
淡いが力強い外観。
若々しくもある。
ソーヴィニヨン・ブランがちょっと怪しい。
香りはパイナップルのような南国系の果実。
シャルドネかソーヴィニヨン・ブラン?
味わいは強烈な酸味で、やはりソーヴィニヨン・ブラン?
グレープフルーツっぽい味わいもまさにソーヴィニヨン・ブラン。
他の選択肢があるとしたら、ピックプール?
でも香りもほんのりとした青草香が出てきてまさにソーヴィニヨン・ブラン。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

じつに素直な感じのソーヴィニヨン・ブランです。

【総評】
カリテラ・レセルヴァ ソーヴィニヨン・ブラン 2008
CALITERRA RESERVA SAUVIGNON BLANC 2008

チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、1080円で購入。

コストパフォーマンスの高い、チリのソーヴィニヨン・ブランですね。

すっきりとした酸味で、ソーヴィニヨン・ブランらしさが良く出てます。

雑味も少なくて、飲みやすい、搾りたての果汁のような爽やかさです。

アルコール度も13%もあるように感じませんね。
ついついグラスに手がのびる、いいワインではないでしょうか。

2009/12/26

ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV

ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV
YOSEMITE ROAD CABERNET SAUVIGNON NV

ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV
アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

セブンイレブンで、598円で購入。

【外観】
やや明るめの透明感のあるルビー色。
色味は単調で、ディスクも薄く、輝きも少なく、ジュースっぽい。
粘性は弱く、さらっとしている。

【香り】
冷えているせいか、香りは弱い。
キャンディっぽい果実香と、スモーク香。
タバコの葉のような印象もあり。
グラスを回すと、発酵香とやや人工的なスモーク香が強くなる。
茎のようなグリーン香と、フローラルな少し。

【味わい】
スーパーライトなボディ。
アルコールになっていないのでは、と思うくらい。
酸味はキュートな感じで、効果的に効いている。
タンニンは弱く、飲んだ後にやや舌の表面に残るくらい。
後味はジューシーというかジュースっぽい。
半分くらいはジュースで割っているような印象。

【総評】
ジュース替わりに飲むワイン?

アルコール度は9%くらいの印象だが、実は12.5%。
グイグイ飲んでたら結構危ないかも。

全体にジュースっぽいのだけど、バランスよくまとまっていて、悪くないかな。

今日の晩御飯はコンビニの、チーズの入ったトマトソースのパスタ。
軽いので合うかなと思ったらあまりにジュースっぽくて合わない。

ジュース飲みながら食べてるみたい。

食事に合わせると、よりジュースっぽさが際立ってきます。

スナック菓子とかに合わせる、飲み会ワインですね。

飲み口はすっきりと軽く、スムーズな味わいなので、ワインを飲みつけない人でも大丈夫そう。

セブンイレブンマークの付いたラベルは、相変わらずいまいちですが、飲み会に持っていくワインとしてはいいかもしれません。

ただワインとして考えるとまったくダメで、いろいろな材料をブレンドしてワインライクなカクテルを作った、という印象。

取って付けたようなオーク臭とかは、個人的に完全にアウトですねぇ。

2009/12/23

安くて美味しい クリスマスワイン


クリスマスといえば、チキンとシャンパーニュ。

最初にイメージされるのはこの取り合わせですね。

でもチキンに合わせると考えると、ピノ・ノワールという選択肢もあります。

ブルゴーニュのピノ・ノワールは、ワインを飲み慣れている人にはベストチョイスですが、ちょっと気難しい面もあり、失敗すると大変。
あまりワインを飲まない人には、ニューワールドのピノ・ノワールなど飲みやすくていいかもしれませんね。

また、シャンパーニュが苦手、っていう人には華やかな香りと爽やかな味わいの白はどうでしょうか。

最近はゲヴュルツトラミネールを使ったワインが増えてますが、華やかな香りはパーティ向け。

不景気な今日この頃。
安くても美味しいワインで、盛り上がりたいものです。

■楽天ショップへのリンク

ピノ・ノワール コンバージョン [2008] コノスル
コノスルは、ラペル地区チェンバロンゴに100年以上続く単一畑を所有するワイナリー。
もとは川底であった肥沃な土地と穏やかな気候に恵まれ、果実味にあふれた非常に力強く、エレガントな味わいのワインを創りだしています。
カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワール種は特にイギリスでの評価が高く、それ以外の品種も海外で数多くのワイン賞を受賞しており、最近はメルロー、ゲヴェルツトラミネール種の評価が高まっています。

コノスル・レゼルバ・ゲヴュルツトラミネール
2007年の雑誌「一個人」の【今最高においしいワインBEST300】で白ワイン1位に輝いたワインです!
100%手摘みの限定生産のゲヴュルツトラミネールです。
バラやスミレの甘い香りが印象的な、爽やかな白ワインです。
雑誌などでの評価が高くレゼルバシリーズのヒットワインです。
チーズフォンデュや中華料理、エスニックなどの辛い料理にもぴったりです。

トーレス ヴィーニャ エスメラルダ
珍しいゲウィルツトラミネールをブレンドした傑作。ライチやバラを思わせる華やかな香りと爽やかな酸味。女性に大人気の白ワインです。
ワイン王国50号のザ・ベストバイワインで1,000円台以下のスペインワインで5ッ星を獲得しています。

シャトー・グラン・ポルタイユ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(2)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1080
(4)テンプラニーリョ(スペイン:バレンシア州:DOバレンシア:00)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・グラン・ポルタイユ 2006
【外観】
黒く濃い、深い透明感のあるガーネット。
色味はほぼ黒だが、フチの赤みはやや若さを感じる。
透明感はほとんど無く、底は見えない。
色素の粒子が荒いような印象。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。

【香り】
アルコールの印象。
濃縮感のある果実。
なめし革のような動物香。
スパイスや香木の印象が強い、硬質な固い印象。
グラスを回すと、樽の影響か、樹脂のような印象が強くなる。
香りは弱めだが、鼻の奥に強く感じる。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
辛くて渋い。
酸味はしっかりあり、渋みもかなり強い。
ボディはそれほど重くないが、フルボディの範囲だと思われる。
後味は舌が乾く、辛い印象で、フルーティさやジューシーさはほとんど無い。
ただ、少しひんやりとした、クールな印象があって、全体の重さを助けている。
余韻はほとんど無い。

【判定】
濃い外観からは、ピノ・ノワールが消える。
印象としては南仏コルビエール。
香りは実に素朴というか固いというか、華やかさが無い。
少なくともボルドーのイメージではない。
テンプラニーリョがやや怪しいが、2000年なので熟成感が違う。
しかも複数品種が混ざっている印象。
味わいはしっかりとした酸味とタンニン。
このあたりは伝統産地の印象が強い。
品種の印象でいくと、カベルネ系。
コルビエールか、ボルドーか?
最近のボルドーもとても濃いものが多く、南仏のワインのようなものが多い。
ただ、この鼻の奥にドンとくる、野暮ったくて重い感じはカリニャンのような気もする・・
ああ、でもこの飲み口のクールな印象はちょっとボルドー??
まただんだん分からなくなってきた。
でも改めて口に含んで、甘さがほとんど無いドライな感じはシラーではないな。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

メルローが強い方向に出たボルドーです。

【総評】
シャトー・グラン・ポルタイユ 2006
CHATEAU GRAND PORTAIL 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1080円で購入。

最初は強くて濃いワインだと思いましたが、飲み進むとクールな飲み口にエレガントさを感じます。
完成度の高いワインですね。

自家製シュトーレンを5日ほど寝かせてあったのですが、これがまた何ともバッチリ合いました。

シナモンやナツメグ、ラム酒に漬けたレーズン、ナッツ、それらの香りが渾然一体となって、良い香りと味を出しているのですが、このワインはスーっと馴染みます。
ちょっとヨーロッパに瞬間移動したみたい。。

というか、シュトーレンって赤ワインなら何でも合うんですけどねー。

しかし、飲み進むほど良いワインです。
深みとか広がりのあるタイプではありませんが、芯がしっかりしている感じがします。

今日は鶏のモモのオーブン焼きで、シンプルな塩コショウの味付け。

ちょっとワインが強くて合いませんでした。

ビーフやラムくらいじゃないと合わない感じですね。

でもこのワインは、料理が無くても美味しく飲めるタイプです。
安いワインには必要な要素ですね。

コストパフォーマンスが高く、おすすめのワインです。

2009/12/22

ミッション・ド・セナック(白)NV

ミッション・ド・セナック(白)NV
Mission de Cenac Blanc NV

ミッション・ド・セナック(白)NV
フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:ユニ・ブラン、コロンバール、テレ

セブンイレブンで、598円で購入。

【外観】
ほんのりとグリーンがかった、淡いイエロー。
ほとんど無色に近く、少し濃い日本酒くらい。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
アルコール臭。
酵母の香り。
カリンくらいの果実香。
グラスを回してもあまり香りは変わらず。
全体的に弱く控えめな香り。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
やや辛口、くらい。
ボディは軽く、ちょっと水っぽい。
酸味は控えめながら、後味に強く残る。
やや苦味と相まって、グレープフルーツのような印象だが、後味のキレは悪い。
余韻は少し残る。

【総評】
すごく軽い飲み口ながら、後味がやや重い。
ちょっとバランスが悪い感じがしますが、トータルの印象はまずまずです。

コンビニ弁当くらいだったらこれで全然OKですね。
軽いながらも苦味や酸味が効果的に効います。

今日の晩御飯はコンビニのパスタだったのですが、なんとも良く合います。
軽くてさっぱりする感じがいいんでしょうか。

時間とともに、モモや洋ナシのようなまったりとした香りになってきて、だんだん良くなってきました。

でもこの価格帯で、だんだんよくなるワインって珍しいので、ちょっと貴重かもしれませんね。

う~ん、飲めば飲むほど良くなっている気がする。
酔っているだけかな?

しかし、こいつはなかなか侮れないワインかもしれませんね。
また機会があったら飲んでみよう。

2009/12/20

カスターニョ ラ カソナ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シラーズ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:07)\1350
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1080
(3)モナストレル(スペイン:ムルシア州:DOイエクラ:07)\980
(4)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カスターニョ ラ カソナ 2007
【外観】
若々しい色合いの、黒く濃いガーネット。
透明感はほとんど無く、底はまったく見えない。
フチは赤みが強く若々しいが、色はほとんど黒。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
雫に色素が残る。

【香り】
濃縮感のある果実。
タバコの葉。
チョコレート。
スパイス。
香りは強く、鼻の奥にドンとくる。
グラスを回すと官能的な動物香。

【味わい】
やや残糖を感じるセック。
濃縮感のあるフルーティな味わい。
アルコール度は強く、甘さを感じる。
ボリューム感があるフルボディ。
酸味は程よくしっかりしている。
タンニンは柔らかく、細かい。
アルコール度が強いせいか、後味は乾く。
余韻は少し続く。

【判定】
真っ黒な外観。
透明感なし。
外観はシラーズかマルベック。
ニューワールドが怪しい。
香りはシラーズ。
濃厚な果実、スパイス、チョコレートで、シラーズ。
でもマルベックもあるかも?
味わいは、フルボディで、濃厚フルーツ。
少し甘い口当たり。
ここでもシラーズ。
マルベックはもう少し優しいのでは。
オーストラリアのシラーズがあったらそれを選ぶかな?
でも強烈に濃いので、やっぱチリって感じ?

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ブー

スペインのモナストレルでした。。

【総評】
カスターニョ ラ カソナ 2007
BODEGAS CASTANO LA CASONA 2007

スペイン:ムルシア州:DOイエクラ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:モナストレル

リカーランドトップで、950円で購入。

最近のスペインワインに良くある、ニューワールドチックな濃厚フルーティワイン。
確かにネタバレしてみるとシラーではありませんね。
もうちょっとジューシーなフルーティさがあります。

アルコール度は高いですが、フルーティで飲みやすいワインです。

しかもアルコール度が強く濃厚なので、ワンクラス上の印象もあります。

カミさんの意見も好印象。
デイリーワインとして、良くまとまっていて美味しい、って言ってました。

最初ちょっと重いかな、って感じでしたが、飲む進むと、カジュアルな印象が強くなりますね。

濃厚フルーティなワインが好きな人にはおすすめです。

2009/12/19

コート・ド・プロヴァンス アライス ロゼ 2006

コート・ド・プロヴァンス アライス ロゼ 2006
Cotes de Provence Alais Rose 2006

Cotes de Provence Alais Rose 2006
フランス:プロヴァンス地方:コート・ド・プロヴァンスAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グルナッシュ、サンソー、シラー

リカーランドトップで、1860円で購入。

【外観】
やや淡めのサーモンピンク。
輝きが強く、華やか。
粘性は中庸で、脚が現れるがすぐに消える。
色味は落ち着いていてオレンジがかったサーモンピンク。

【香り】
白やピンクの花のようなフローラル。
桃や梨のような果実に、すこしシロップの印象。
香りは溌剌としていて、華やか。
少しカラメルのような、キャンディのような香りも混ざる。
スパイスの印象も混ざり、複雑で深みがある。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
ライトな飲み口で、とても軽い飲み口。
最初水っぽい印象を感じるが、後味はしっかりとしている。
酸味は穏やかだが、しっかりしている。
渋みもあり、効果的に締めている。
余韻は綺麗で、長く残る。

【総評】
キレイな味わいのロゼ。
香りは華やかで、味わいはすっきり。
いろいろな料理に合いそうです。

家庭で飲むには、一番いいクラスではないでしょうか。

ブイヤベースみたいなシーフードにも合いそうだし、中華なんかも良く合いそう。

カミさんに値段を聞いたら、2280円。
全体のまとまりはとても上品で、確かにそれくらいの印象があります。

何と言うか、コクみたいなものがあるんですよね。
シャンパーニュに通じるような。

香りも華やかさがありますが、主張は強くありません。
味わいはドライで、フルーティさも控えめなので、合わせる料理の幅が広い。

やっぱりロゼって、いいですよね。

プロヴァンスのロゼは多分初めてなのですが、南仏って感じのおおらかさと華やかさがあります。

今日の晩御飯は、皮から手作りの自家製餃子。
なかなかいい感じ。

餃子そのままが一番合いますが、酢醤油やラー油をつけても案外大丈夫。

クリスマスも近いので、家でシュトーレンを焼いたのですが、これがまたバッチリ。

ラム酒漬けのレーズンやナッツ、バターの香りが、良く合います。

シュトーレンにゴルゴンゾーラを乗せて試してみると、ロゼだとちょっと負ける感じ。
赤ワインの方が合いますね。

爽やかさのあるロゼなので、冬場よりは夏の方が合うのかも知れませんね。

噛み締めるほどに美味しさが出てくるような、品質の高いワインだと思います。

キウィ キュヴェ ピノ・ノワール 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(2)シラーズ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:07)\1350
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

キウィ キュヴェ ピノ・ノワール 2006
【外観】
深い透明感のある濃いルビー色。
濃い外観ながら、そこがうっすら見えるくらいの透明感。
フチは赤みが強いがほぼ黒に近い。
粘性はやや強く、後から脚が降りてくる。

【香り】
ヴェジェタル。
少しケミカル。
少し薬箱。
閉じているのかも。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
それほど強い訳ではないが、重厚な重い感じの香り。

【味わい】
ほとんど残糖を感じないセック。
アルコールは強く、重い。
酸味はしっかりとしていて、タンニンは柔らかい。
アルコール度が強いための甘い印象があるが、飲み終わりはかなり辛口。
後味はちょっと舌が乾く感じ。
余韻は少し続く。

【判定】
濃い外観ながら深い透明感がある。
シラーが候補か。
香りはヴェジェタルで、ケミカル。
グラスを回すと出てくる動物香も生っぽくてシラーっぽい。
飲み口はかなりの辛口。
しかも重い。
フルーティさは少なく、男のワインって感じ。
チリかコルビエールだが、どちらかというとチリ。
でもフルーティさとかカジュアル感は少ない。
でも味はシンプルで単一品種のイメージ。
そうなるとやはりチリ?

ファイナルアンサーで、チリのシラーズ
で、ブー

な、、なんと、ピノ・ノワール??

【総評】
キウィ キュヴェ ピノ・ノワール 2006
KIWI CUVEE PINOT NOIR 2006

フランス:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

成城石井で、1390円で購入。

こんなピノ・ノワールは、初めてです。

ピノ・ノワールといえば、明るい色調で、ドライフラワーやなめし革の香り。
でもこのワインは、しっかりとした濃い色調で、肉厚な動物香。
印象としては、カベルネ・ソーヴィニヨンか、シラー?

チリのワインと間違えましたが、ちょっとニューワールドっぽい印象もあります。

さらにちょっと人工的な感じ。
無理矢理濃くしちゃった、みたいな。

品種の個性を無視したワインって感じもしますね。
ピノ・ノワールをイメージして飲むと、みんな戸惑うのではないでしょうか。

ちょっと野暮ったくてセンスもいまいちかな。(言いたい放題)

何とも捕らえ所がない、不思議な感覚のワインですね。

しっかりとした肉料理と一緒だと良さが出てくるのかもしれません。

2009/12/17

ラ・カサーダ サンジョヴェーゼ・ルビコーネ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(2)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1080
(4)サンジョヴェーゼ(伊:エミーリア・ロマーニャ州:ルビコーネIGT:07)\1050

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ・カサーダ サンジョヴェーゼ・ルビコーネ 2007
【外観】
落ち着いた色調の黒っぽいルビー色。
透明感があり、底がうっすら見える。
色味は落ち着いていて、黒っぽい。
ディスクは薄いが、フチはほぼ無色。
タンニンが溶けきれてないような印象。
粘性は中庸。

【香り】
加熱された黒い果実。
なめし革や、キノコ。
ドライフラワー。
グラスを回すと、ややフレッシュな果実。
官能的な動物香。
神経質な印象で、ちょっと刺激のある香り。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はしっかりしている。
タンニンも柔らかいがしっかり。
意外とフルーティさも強い。
後味は酸味が残り、ジューシーでフルーティ。
香りの印象とはやや違う。

【判定】
透明感の感じはピノ・ノワールかサンジョヴェーゼ。
香りの印象は、ちょっとスエたような酸をイメージさせる感じがサンジョヴェーゼ。
飲んだ印象は案外フルーティ。
でも力もそれほどなく、価格帯的には1000円を越えないくらいのイメージ。
さらに独特な酸味の収斂性がまさにサンジョヴェーゼ。

ファイナルアンサーでサンジョヴェーゼ
で、ピンポン

800円くらいの感じかな~、このサンジョヴェーゼ。

【総評】
ラ・カサーダ サンジョヴェーゼ・ルビコーネ 2007
LA CASADA SANGIOVESE RUBICONE IGT 2007

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:ルビコーネIGT
アルコール度:11%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、1050円で購入。

サンジョヴェーゼらしさを残しながら、ちょっとモダンなフルーティさを持ったワインです。

軽くて飲みやすいのですが、カジュアルすぎて安っぽい印象があります。

今日の晩御飯はかに玉・・・

明らかに合わなかったので、クラッカーにキューブチーズのおつまみで合わせてみました。
そのくらいのカジュアルさでちょうどいい感じ。

すっきりして飲みやすいのはいいのですが、ちょっと軽すぎますかね。
飲めば飲むほど1000円超えているのは高い感じがしてきます。

500円のテーブルワインって言われてもおかしくないくらい。

ちなみにゴルゴンゾーラに合わせてみたら、撃沈・・・
水みたいになってしまいます。

飲みやすくて、決して不味くは無いのですが、コストパフォーマンスはいまいちかな~。

2009/12/13

マルキ・ド・ボーセル・ヴィオニエ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:08)\1080
(3)ヴィオニエ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\990
(4)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マルキ・ド・ボーセル・ヴィオニエ 2008
【外観】
ほんのりオレンジがかった、輝きのあるイエロー。
グレーっぽさが強く、金属質な外観。
輝きは強く、すこしギラギラした印象。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくりと降りてくる。

【香り】
ライチやマンゴーのような南国系の果実香。
香りは強くアロマティック品種の印象。
爽やかなハーブ系の香りもある。
グラスを回すと、シロップ漬けの黄桃のような甘い印象が出てくる。
基本的にはフルーツ香主体。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
口当たりは柔らかさがあり、酸味も強いがマイルド。
ほんのり後味に苦味が残る。。
アルコール度はやや強く、余韻は少し続く。
やや酸味が収斂性を持っている感じ。

【判定】
特徴のある色味。
熟成しているのか、日光を多く浴びたブドウなのか。
イメージとしては、ヴィオニエ。
若いけどオレンジっぽい色調。
香りは、アロマティック品種の印象。
ゲヴュルツトラミネールや、マスカット。
そういう点ではヴィオニエか。
味わいは、特徴的な甘さを感じる。
残糖というよりは品種が持っている甘みとでもいうのか?

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ピンポン

ヴィオニエらしさがありながら、フレッシュで爽やかな飲み口です。

【総評】
マルキ・ド・ボーセル・ヴィオニエ 2008
MARQUIS DE BEAUCEL VIOGNIER 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ

リカーランドトップで、990円で購入。

ヴィオニエといえばコンドリュー。
こってりとした個性的な味わいの白ワインとして有名ですね。

このワインはヴィオニエらしさを持ちながら、フレッシュで爽やかなまとまりです。

個性的でもあり、飲みやすくもあります。

時間が経つと、香りにもボリューム感が出てきましたね。

カミさんに値段を聞いたら、「1280円」。

1000円前後だとお買い得感があります。

ただ、ヴィオニエはやや癖のある味わいなので、好き嫌いはあるかもしれませんね。

最近はゲヴュルツトラミネールやミュスカなどの、癖のあるアロマティック品種を使った華やかな白ワインってのがブームですよね。

このワインも香りを強く出しながら、口当たりの良い飲みやすいワインに仕上がっています。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランに飽きた人にはオススメです。

■楽天ショップへのリンク

マルキ・ド・ボーセル・ヴィオニエ 2008 税込1,134 円 送料別

※サイトより引用
競合ひしめくこのラングドック地区にあって、【ブリニョール・コンクール金賞】をたった1080円のワインが見事受賞する快挙!!
『まさに白桃の香りがグラスから爆発して来る!!
コルクを抜いた途端、肉厚で、豊満で、贅沢なこのワインには、桃、アプリコット、メロン、チェリーなどなど沢山の果実を発見することが出来ます。そして口に含めば飲むほどに今度は綺麗なスミレの香りが満開に花開くかのようにグラスから立ち上り、その奥の深さたるやあの高級コンドリューを見事に彷彿させているぅー!!』
濃厚、凝縮、トロトロっぷりにただただ大絶叫!!

ベルナール・デュガ・ピィ ジュヴレ・シャンベルタン クール・ド・ロワ 1993

ベルナール・デュガ・ピィ ジュヴレ・シャンベルタン クール・ド・ロワ 1993
Bernard DUGAT-PY GEVREY-CHAMBERTIN "Coeur de Roy" 1993

ベルナール・デュガ・ピィ ジュヴレ・シャンベルタン クール・ド・ロワ 1993
フランス:ブルゴーニュ地方:ジュヴレ・シャンベルタン
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

町田の蔵家さんで、23980円で購入。

昨年の結婚15周年記念で買ったワインなんですが、指の骨を折ってしまい、ずっと寝てたワインです。
1年経って、結婚16周年で空ける事にしました。

それにしても今の経済状況の中、家庭で2万円を越えるワインを開けるってのは、ちょっと抵抗感ありますね・・・

【外観】
深い輝きのある、ややレンガ色のルビー。
しっかり底まで見える透明感ながら、割と濃い印象。
黒っぽくて、テュイレ。
粘性は強く、脚が長く残る。
タンニンはキレイに溶けていて、ねっとりとした輝きがある。

【香り】
最初はドライフルーツと、腐葉土。
時間とともに、香りが広がりバラのような華やかさが出てくる。
スパイスや枯葉の印象が入り交ざって、ゴージャスな印象。
濃縮感のあるジャムのような印象。
カラメルやチョコレートのような香ばしい甘さ。
すべてが調和して1つの香りにまとまっている感じ。

【味わい】
まろやかでふくよか、舌をすべるような口当たり。
酸味はまだ若々しく、タンニンは滑らか。
フルーティでチャーミングな印象。
とても16年前のワインとは思えない、溌剌とした味わい。

【総評】
ピノ・ノワールの高いワインって、酸っぱくて、神経質な口当たりのものが良くありますが、これは全然違います。

フレンドリーで、まろやかで、チャーミングで、味わい深い。
その気になれば、5分で全部飲めちゃうくらいの口当たりの良さです。

熟成感を持ちながらも、新鮮なフルーティさがあります。

いやはや、ホントにいいワインだなって感じ。
最近の不景気の厄払いになるといいのですが・・・

フルーティなのに深みがあって、しみじみ美味しい。

グラス100ccで3200円なんですよね。
ひぇ~。

ワインだけでもグイグイ飲めちゃいますね。
完成度が高すぎて、料理を受け付けないのではないかと思いきや、そうでもありません。
このワイン懐が深いので、どんな料理が来ても受け止めるのでは。

今日の晩御飯はコック・オー・ヴァン。
当たり前ですが、良く合いますねー。

ソースがさらに深みが出る、って感じ?

ゴルゴンゾーラのチーズにも合わせてみましたが、濃厚な相性です。
ワインがちょっとキツく感じるかな?

それにしても熟成したブルゴーニュの魅力にはまる人は多いですが、その気持ちが良く分かりますね。

難しい事はなにもなく、ただ人を幸せにするワインです。

このワインを飲んだ人は全員笑顔になるでしょう、っていう美味しさ。
ワインはやはり素晴らしい飲み物ですね。

あえてマイナスポイントを挙げると、ちょっとチャーミング過ぎて、いわゆるグランヴァンの印象とちょっと違うってところかな。

例えると、とても偉い人なのに気さくな性格、って感じでしょうか。
偉そうな感じがありません。

とっても美味しいのですが、ブラインドで飲むと、さすがにこの価格とは思わないかもです。

ワインの価格には市場原理が影響するので、5000円を超えるとその価格の差を感じるのは難しいですよね。

それにしても、たまにはいいワイン飲まないとなー、と改めて思わせる素晴らしいワインでした。

■楽天ショップへのリンク

25%OFF!【タイムセール】ベルナール・デュガ・ピィ ジュヴレ・シャンベルタン クール・ド・ロワ 2006 16,980円 (税込) 送料別


※サイトより引用
樹齢50~80年の超古樹からのキュヴェ。
畑はラヴォー・サンジャックに接する絶好の位置。 村名クラスながら、並みの1級畑クラスをはるかに凌駕するスペシャル・キュヴェ!
収量はヘクタール当たり22ヘクトリットル。新樽100%


[1996]ジュヴレ・シャンベルタン クール・デュ・ロワ ヴィエイユ・ヴィーニュ 【ベルナール・デュガ・ピィ】 税込38,325円 送料込


※サイトより引用
●プティ・シャペル、エヴォスレ、クール・デュ・ロワの畑の古樹(樹齢50~86年)から造られる。
暗い色合いをしていて、スパイシーなオークの要素が染み込んだ、砂糖漬けのレッドベリーとブラックベリーを思わせるアロマを放つ。深遠で、広がりのある、ミディアムボディからフルボディのワインで、絹のような舌触りを持ち、ジューシーでふっくらしたチェリーと焦がしたオークの風味に満たされた味わいが、しなやかなフィニッシュにまで続く。2000年から2006年の間に最高の状態となるだろう。
★88-90点★ R.パーカーJr.著「厳正評価 世界のワイン」

ハーディーズ・ノッテージヒル リースリング 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
(2)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(3)ヴィオニエ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\990
(4)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ハーディーズ・ノッテージヒル リースリング 2007
【外観】
やや淡い、グリーンがかったレモンイエロー。
輝きはほどほど。
ややムラのある色調で、ふちは無色に近い。
粘性は弱めでさらっとしてる。

【香り】
グレープフルーツやカリンのようなフルーツ香。
グラスを回すと、パイナップルのような印象。
ミネラル。
ハーブ。
爽やかな印象ながら、香りは弱め。

【味わい】
やや炭酸を含んでいるような口当たり。
やや残糖が多めのセックで、やや甘い印象がある。
フルーティで、酸味がしっかりしているので、爽やかさがある。
わずかに苦味を残す後味。
ボディはライトな印象。

【判定】
外観からは特に判定は出来ないが、ソーヴィニヨン・ブランやリースリングのような印象。
香りはフルーツ主体で、印象としてはヴィオニエでは無さそう。
味わいは特徴的な甘みと炭酸を含んだようなフレッシュさ。
ニューワールド的な印象で、甘くてフレッシュで飲みやすい。
ドイツか、オーストラリアだけど、これはオーストラリアのリースリングだな。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ピンポン

いわゆるリースリングらしさはほとんど感じません。

【総評】
ハーディーズ・ノッテージヒル リースリング 2007
HARDYS Nottage Hill Riesling 2007

オーストラリア:南オーストラリア州
アルコール度:12%
ブドウ品種:リースリング

リカーランドトップで、1050円で購入。

スクリューキャップなんですが、空けると時に「プシュ」って空気が抜けるくらい、炭酸を含んでいます。

その炭酸が、いい方向で効いているみたいですね。

上質なワインではありませんが、カジュアルで飲みやすいワインです。
飲み物としてまとまってますね。

リースリングというよりは、ソーヴィニヨン・ブランって感じでしょうか。
でも、ちょっと甘い感じはリースリングかな。

ゴルゴンゾーラチーズにも良く合います。
マカロニのサラダにも良く合いました。

カミさんに値段を聞いたら、1280円。

辛口なカミさんが高めの値段を言うのはめずらしい事ですが、品質という点では高いのではないでしょうか。

飲み進むと、だんだんリースリングらしい、石油香が出てきました。

ちょっとレモンハイみたいな印象がありますね。
ワインをあまり飲まない人にも受けそうな感じです。

忘年会にもピッタリかな。

2009/12/08

ヴィーニュ ルラック デュラス カベルネ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(2)シラーズ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:07)\1350
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)デュラス、カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルヌ:06)\996(5本セット4980円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィーニュ ルラック デュラス カベルネ 2006
【外観】
やや落ち着いた色調の、濃いルビー色。
透明感は深く、底は見えないくらい。
フチのあたりは輝きを感じる。
ディスクは薄く、フチまで色素がきている。
粘性はやや強く、脚が薄く、長く残る。

【香り】
濃縮感のある黒い果実。
カシス。
タバコの葉や、グリーン系のスパイス。
チョコレート。
グラスを回すと、醗酵香と動物香。
やや重いスモーキーな香り。

【味わい】
フルボディ。
やや残糖を感じるセック。
フルーティで重厚な味わい。
後味はキレイに消える。
酸味はしっかりとあるが柔らかい。
タンニンもキレイに溶けて柔らかい。
厚みがありながら柔らかく、クリーンな印象。
余韻は細く長く残る。

【判定】
来い外観からはピノ・ノワールは消える。
あとは全部候補。
香りの印象はカベルネ・ソーヴィニヨン?
いやシラー?
茎っぽい印象はカベルネ・ソーヴィニヨンだと思うんだけど、スパイスがシラーっぽい。
最近すっかり、この二つが分からなくなってきている。
飲み口の特徴はクリーンさ。
濃い外観と厚めの香りながら、フルーティですっきりしている。
モダンで、品質管理がしっかりした生産者のイメージ。
大雑把にいうと高品質なチリカベ。
もちろん、今回はチリシラですが。
フランスのイメージというよりは、やはりニューワールドかな?
とてもシンプルな味わいなので単一品種のような気もするし。

ファイナルアンサーで、チリのシラーズ
で、ブー

ああー、やっぱりカベルネ・ソーヴィニヨンだったーー。

【総評】
ヴィーニュ ルラック デュラス カベルネ 2006
VIGNE-LOURAC DURAS CABERNET 2006

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルヌ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:デュラス、カベルネ・ソーヴィニヨン

酒の勝鬨の通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。
今回の5本の中では一番美味しいかな。

それにしても何回、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーを間違えた事でしょうか。
ダメダメですね・・(反省)

今回はデュラス、という品種がカベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされています。

デュラスって、フルーティさが強い、伝統的で貴重な品種らしいですが、スルッと喉を流れる感じはとてもエレガント。
フルーティで飲みやすいワインです。

カベルネ・ソーヴィニヨンがワインの土台になって、飾りつけの装飾的な部分はデュラスなんでしょうか?

裏のラベルには、「濃厚、豊満で、しなやか。デュラスのはちきれんばかりの果実味が広がり、カベルネが華やかで持続性のある余韻を残します。」とありますね。

いやホントに美味しいワインですよ。

香りもしっかりしていて、ボディも厚みがあるのに、スムーズでクリーン。
すいすいといくらでも飲める感じ。

アルコール度が低めなのも、この素敵なバランスに貢献してますね。

ホントに気をつけないと、一人で1本くらい軽くなくなりそうです。

今日の晩御飯は八宝菜。
中華に結構合いそうですね。

ワイン自体の主張が少ないので、料理に合わせやすい感じがします。

ベルキューブのチーズに合わせると、急にワインが強気に出てきますが、相性は問題なし。

最後まですっきりとした飲み口で美味しく飲めました。
誰が飲んでも美味しいっていいそうな、クオリティの高いワインです。

2009/12/06

ライマット・ビニェードス アルバリーニョ&シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(2)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
(3)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(4)ヴィオニエ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\990

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ライマット・ビニェードス アルバリーニョ&シャルドネ 2005
【外観】
少しオレンジがかった、濃い色合いのイエロー。
やや濃い色調ながら、黄金色までいかない。
輝きがやや弱いせいか。
粘性はやや強めで、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
フルーツビネガーのような印象。
独特な酸化臭を感じる。
グラスを回すとシロップ漬けの果実のような印象。
アプリコットや洋ナシ、黄桃のような印象。
ドライマンゴーのようなイメージもあり。
フルーツ香が主体だが、樽の影響と思われる要素も多い。

【味わい】
残糖を少し感じる、甘い印象のあるセック。
酸味はしっかりしていて、強い。
アルコール度もしっかりしている。
ボディはそれほどボリューム感は無い。
後味には、苦味が強く残る。
余韻も長めに続く。

【判定】
濃い外観からは、リースリングが消える。
印象としてはヴィオニエが怪しいが、チリのシャルドネも、スペインもありそう。
香りは、熟した甘い印象の果実香。
ヴィオニエっぽい。
ただ、熟成による印象が強く、樽で熟成させたボルドーのセミヨンのような印象。
飲み口はそれほど酸化してる感じではない。
ただ、かなり熟成感を感じる。
ヴィオニエは怪しいが、08年と考えるとちょっと違いそう。
熟成感から考えると、05のスペイン。
チリのシャルドネだともっと飲み口のボリューム感が強いはず。
ヴィオニエだと、もうちょっと果実香が主張するはず。

ファイナルアンサーで、アルバリーニョ、シャルドネ
で、ピンポン

確かにシャルドネになんか足したような印象。

【総評】
ライマット・ビニェードス アルバリーニョ&シャルドネ 2005
RAIMAT VINEDOS ALBARINO CHARDONNAY 2005

スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:アルバリーニョ、シャルドネ

リカーランドトップで、1680円で購入。

ちょっと酸化してるような香りがありましたが、空気に触れて、だんだんワインが落ち着いてきました。
やや過熟したような香りと飲み口ですが、後味はすっきりとしています。

熟したカリンやドライマンゴーのような果実感があって、フルーティさが強いワインですが、松脂が入っているような、独特な癖のある味わいです。

今日の晩御飯は、シャケのちゃんちゃん焼き。
トッピングの味噌マヨネーズが意外とヒット。

ベルキューブチーズのオニオン味に合わせてみたけど、味噌マヨネーズの方が合ってました。

もうちょっと若かったらもっと美味しかったのかな?
やはり酸化してるような、過熟してるような印象が気になります。

カミさんに値段を聞いたら、「980円?」って返ってきました。
ちょっと下り坂って感じなので、コストパフォーマンスが悪い印象はありますね。

素性は良さそうなワインなので、もう少し若いヴィンテージがあったら試してみたいですね。

2009/12/05

ラ・ロゼ・ド・パヴィ 2004

ラ・ロゼ・ド・パヴィ 2004
La Rose de Pavie 2004
ラ・ロゼ・ド・パヴィ 2004
フランス:ボルドー地方:ボルドー・ロゼAC
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー・カベルネフラン・カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1780円で購入。

【外観】
オレンジがかった、中庸な色調のサーモンピンク。
輝きがあり、まだ若々しさがある。
粘性は強く、脚が長く残る。
ディスクは、厚めで、複数の品種が混ざっている複雑性を感じる。

【香り】
フローラル。
クリーム。
きのこや紅茶のような印象。
枯葉やタバコのような熟成感も少し。
香りはボリューム感があり、華やか。

【味わい】
やや残糖を多めに感じる、やや辛口。
フレッシュ感はあるがまろやかな口当たり。
酸味はしっかりとしていて、あまり丸みが無い。
優しい苦味があり、フレッシュ感を出している。
渋みは強く無いが、苦味を合わさって、味を占めている。
ボディは強く、豊か。

【総評】
華やかで、ほんのりとした甘さが優しい、後味のキレイなロゼです。

口に含んだ時の甘さが後に残らないので、嫌味がありません。
余韻も長く続き、幸せな余韻にひたれます。
とても完成度の高いまとまりですね。

なるほど、ボルドーのロゼ、って感じ。
誰が飲んでも美味しいって言いそう。

熟成感もちょうどいいですね。
ちょっと熟成の谷間かと思いましたが、溌剌とした味わいです。

今日の晩御飯は鶏の水炊きだったのですが、相性ばっちり。

焼酎も用意したのですが、ロゼの方に手が伸びました。

ほんのりとした甘さが日本酒っぽいからかな?

とにかくロゼは和食に良く合いますよね。
これからはロゼの時代でしょうか。

久々にいいワインを飲んだ、って感じのするロゼです。

柔らかくて、飲みやすくて、華やかさがあって、食事にもよく合って、後味がキレイ。
2000円前後で選ぶロゼとしては、超おすすめです。

■楽天ショップへのリンク

ラ・ロゼ・ド・パヴィ [2005] 1,280円 (税込 1,344 円) 送料別

シャトー・デメランジュ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09ヌーヴォー)\2680
(2)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)デュラス、カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・タルヌ:06)\996(5本セット4980円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・デメランジュ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2009
【外観】
鮮やかな色調の濃いルビー色。
フチの色味は鮮やかなピンク。
底がギリギリ見えないくらいの濃さ。
粘性はやや強め。
輝きがある、若々しい外観。

【香り】
イーストのような醗酵香。
フレッシュな果実香。
キャンディのような印象。
揮発性のあるケミカル臭。
赤い花のようなフローラル。
香りは控えめで、華やかさがある。

【味わい】
やや残糖を感じるセック。
フレッシュな果実感。
ミディアムボディ。
酸味がしっかりしていて、タンニンは柔らかい。
後味は酸味が残り、ジューシー。
少し舌が乾くような渋み。

【判定】
外観は若々しく、ヌーボーのイメージ。
香りもヌーボー独特な醗酵香と揮発香。
花やキャンディのような印象もヌーボー。
これは他に選択肢は無いっすね。

ファイナルアンサーで、ボージョレ・ヌーボー
で、ピンポン

今年のボージョレ・ヌーボーは濃いですねー。

【総評】
シャトー・デメランジュ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2009
Chateau d'Emeringes Beaujolais Villages Nouveau 2009

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ヴィラージュAC:ヌーヴォー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

町田の蔵家さんで、2680円で購入。

グラスに入れて時間が経つと、カラメルのような甘い印象が強くなってきました。
そうそう、ちょうどワタアメみたいなカラメル香。
ワタアメにフルーツシロップをトッピングしたような香りです。

濃厚で厚みのあるボージョレ・ヌーヴォーです。
今年飲んだ新酒の中でのランクを考えたのですが、ヌーヴォーってやっぱり評価が難しいですよね。

どこを評価のポイントとして捉えるかで、人によって全然感想が違ってくるのでは?
一般的なワインとしての評価軸で考えるとなかなか難しいです。

フレッシュ感よりは、落ち着きや厚みを重視した印象で、まろやかさがあって飲みやすいヌーヴォーですね。

ただ一般的なワインの価値観で考えると、やはり素朴で荒削りなので、良し悪しというよりは、好みの問題なのかな。

個人的には、もっとフレッシュで、ライトなボージョレの方が好きかもしれません。

でも完成度は高いので、いろいろなボージョレ・ヌーヴォーを試したい、という人にはオススメですね。

2009/12/04

シャトー・ド・ヴィルクール ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09ヌーヴォー)\2680
(2)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(フランス:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\996(5本セット4980円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ド・ヴィルクール ルージュ 2006
【外観】
落ち着いた色味の、やや黒っぽいルビー。
深い透明感があり、底がうっすら見える。
色味は黒っぽく、落ち着いているが輝きがあり、やや若い印象。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
加熱された果実。
動物香。
フローラル。
カラメルのような焦げ臭。
なめし革。
グラスを回すと生っぽい動物香が強くなる。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ややライトなミディアムボディ。
タンニンは細かいがしっかりしている。
酸味も強くしっかりと支えている。
後味は酸味が残りジューシー。
アルコール度は程よい感じ。
余韻は少し残る。

【判定】
落ち着いた外観から、ヌーボーは消える。
香りの印象は、香木のような印象があり、カベルネ・ソーヴィニヨンぽい。
でもシラー、カリニャンも怪しい。
飲んだ印象はとても洗練されていて、ボルドーをイメージさせる。
ピノ・ノワールの印象は無いので、外す。
ボルドーか、コルビエール。
時間とともにスパイス香が強くなる。
これはやっぱりシラー?

ファイナルアンサーで、シラー、カリニャン、グルナッシュ
で、ブー

ああ、最初の印象のままいけば良かった・・

【総評】
シャトー・ド・ヴィルクール ルージュ 2006
CHATEAU DE VIRECOURT ROUGE 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%

酒の勝鬨の通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。

シラーとボルドー品種を良く間違えます。
カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーは半分くらいの確率で間違えますね・・ダメじゃん。

このワイン中国のワインコンクールで金賞を取ったワインですが、なんとなく、中華に合いそうな雰囲気のボルドーです。

低価格ワインなので、軽くすっきりしたまとまりですが、上品で洗練されていて美味しいボルドーです。

今日の晩御飯は、肉団子酢豚。

これは合うかなと思いきや、そうでもありません。

やっぱ、チーズだよな、と思ってベルキューブのチーズに合わせてみたら、ちょっとあれ?って感じ。

なんかワインが辛くなるんですよね。
そのまま飲んでいると柔らかい印象なのに。

それとも時間とともに柔らかさが消えてきた?

ちょっと優しい感じで、懐も深そうだったのですが、案外神経質なワインなのかもしれません。

飲み進むと、ちょっと人工的な印象も出てきましたね。

ライトで飲みやすい、万人受けするボルドーって感じでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

ヴィナリス インターナショナル チャイナで堂々の金賞受賞!
シャトー・ド・ヴィルクール 赤 830円 (税込871円) 送料別

※サイトから引用
1858年から歴史のある造り手
ドゥクール社からのシャトー元詰ワイン!
程よい酸とタンニン、果実味豊かでバランスのすばらしい人気ボルドーワイン!
このヴィンテージが堂々の金賞受賞!
低価格なのに果実味タップリなヴィルクールが、何と、2006年のヴィナリー・インターナショナル・チャイナ2005にて金賞を受賞しました。
この価格ながら「高品質、かつ、親しみやすい値段のワインを作りたい」というオーナーの信念が認められました!残念ながら数量は限定ですのでお早めにどうぞ。

2009/12/03

ドメーヌ・ド・クーティネル ガメイ プリムール2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09ヌーヴォー)\2680
(2)ガメイ(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン・ヌーヴォー:09)\890
(3)ピノ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴィニョーブル・ド・フランス<コルシカ産ブドウ>:06)\1390
(4)メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(フランス:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\996(5本セット4980円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ド・クーティネル ガメイ プリムール2009
【外観】
深い透明感のある、鮮やかなルビー。
わりと濃いが、そこがうっすら見えるくらいの透明感がある。
色味は若々しく、ピンク色が強い。
フチに小さな気泡が多く見られる。
ディスクは薄いがフチぎりぎりは無色に近い。
タンニンが溶けきれてないような印象。
粘性は弱くさらっとしている。
雫に色素が残る。

【香り】
生っぽい発酵香。
フローラル。
炭酸のニュアンス。
ブルーベリーくらいの果実香。
フレッシュな印象。
グラスを回すと揮発性の強いケミカルな印象が出てくる。

【味わい】
ブドウの味の残った味わい。
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はしっかりあり、生の果実のような印象。
セックながらフルーティさが強いので、甘い印象を感じる。
後味はブドウの皮のような収斂性というかエグミが残る。
タンニンは本当にブドウの皮の印象。
余韻はほとんどない。

【判定】
若々しい外観からは新酒。
香りのイメージは、生のブドウ。
ボージョレはさすがにこれはない。
そうなると、ヴァン・ド・ペイのガメイ。
味わいもブドウジュース。
これで2,000円超えるボージョレ・ヌーボーだったらクレームもの。

ファイナルアンサーで、ヴァン・ド・ペイのガメイ
で、ピンポン

なかなか微妙な感じの・・・ヌーボーです。

【総評】
ドメーヌ・ド・クーティネル ガメイ プリムール2009
Domaine de Coutinel GAMAY Primeur 2009

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン ヌーヴォー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

町田の蔵家さんで、890円で購入。

ある意味、リアルな感じの、出来立てのワインって感じがします。
なので、ワインとしてはとても未完成な印象。
でも、なんでしょうか、魅力ありますね。

第一印象は相当悪かったですが、何かグラスに手が伸びる。
何ともやんちゃな魅力があります。

今日の晩御飯はフツーの豚肉カレー。

合わせると、ジュースを飲んでいるようです。

ブドウの生ジュースみたいで、それはそれでありかも。

ベルキューブチーズのハム味に合わせてみると、ちょうどいい感じでした。
さらにパンに乗せると最高、と思いきや。

パンとチーズで完成してしまって、ワインが邪魔になってしまいます。
なかなか難しいですね。

このワイン、誤解を受けそうな第一印象ながら、とても魅力を持っているヌーボーです。

なんでしょうか、フランスの現地で飲んでいるような、リアルな農産物の印象です。

工業製品じゃなくて、農産物。
最近は、工場で作られている印象が強いワインが多いですが、こういった手造り感のあるワインは貴重かもしれません。

グラスを空けると残り香が樽香ですね。

ボージョレ・ヌーボーとはまた違う味わいのヌーボー。
ちょっと癖のある味わいですが、個性的なワインが好きな人にはおすすめです。

【追記】
私、ボージョレ・ヌーボーを飲むと次の日お腹をこわすんですが、このワインもテキメンにお腹にきました。
絞りたてのブドウ果汁を飲むとお腹こわすという話がありますが、それに近いのかも。

閲覧数の多い記事