ロワールワインテイスティングセミナー
2008年7月21日(月:祝日)
主催:ロワールワイン委員会
会場:グランドプリンスホテル高輪
講師:石田 博氏、E.グレ氏
ソムリエ協会から案内のあったテイスティングセミナーに行ってきました。
いつも独学でやっているので、こういったセミナーに行くととても勉強になります。
特に勉強になったポイントを箇条書きで書いておきます。
思い出して、自分なりに咀嚼して書いているので、ちょっと表現が間違っているかもしれませんが、そのときはすみません。。
■テイスティングの順番
今回、テイスティングの順番が、ロゼ→赤→スパークリング→白、という順番で出ました。
一般的なテイスティングは、白→赤、というのが普通なのでちょっと違和感があったのですが、それにはきちんと理由がありました。
強い酸を飲んだあとに、弱い酸のワインを飲むとテイスティングの判断を間違ってしまう、というのがこの順番の理由でした。
酸の判断はテイスティングの原点だそうです。
ロワールのワインは、特に酸がポイントになる場合が多く、酸が弱い順にしたそうです。
また、酸はタンニンよりも口に残りやすいとも言ってましたね。
■テイスティングの訓練方法
ブラインドで品種やコメントを記述する練習方法は、資格試験に向けた勉強法。
次のステップに行くためには、ワインの情報を多く取得し、その情報を理解しながらテイスティングする方法が重要。
その年のブドウの熟成パターンや、土壌、醸造方法、熟成方法、残糖や酸度などをしっかりと理解し、それらがワインにどのような影響を与えているかをしっかりと認識する。
プロのテイスティングは、90%が知識で、感覚的なものは残り10%、とも言ってました。
■残糖について
今回出たロゼ・ダンジュは、残糖7g/L。
ほんのりと甘いが、わりとすぐ消える。
10g/Lくらいを境に辛口か甘口かで分かれるようだ。
貴腐ワインの良いものでは200g/Lくらいになる。
ちなみにあとで調べたところではドイツワインの辛口、トロッケンは、9g/L以下が基準だそうです。
舌の先だけで甘さを感じる場合は、10g/L以下が多く、舌の先から半ばにかけて甘さを感じる場合はそれ以上になるんだとか。。。
甘さは舌の先で感じるといいますが、先だけで味わっても甘く感じないんですよね。
これって修行不足なのでしょうか?
舌がおかしいのかな?
■テイスティングの際の舌の使い方
甘さを感じるときは、舌の先から流していく。
舌の半ばの、どのあたりまで甘さを感じるかで残糖を判断。
酸味は舌の両脇。
発泡しているワインは泡にじゃまされるので、泡が落ち着いてから判断。
強い酸を感じたあとは、次のワインは要注意。
アルコール度は舌の奥で感じる。
糖、酸、アルコール、それぞれ数値がどのくらいかをイメージしながらテイスティングが必要。
■酸度について
テイスティングでも重要なポイントとなる。
また、総酸量はフランスとアメリカで換算方法が違う。
フランスは亜硫酸換算、アメリカは酒石酸換算、同じ酸の感じでも数値が違ってくる。
(どっちが多かったか忘れました)
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