2010/11/28

満月ロゼの願い叶わず・・・

 
先週の月曜日、11月22日の満月の夜にロゼを飲みながら願をかけた、TOTO mini BIGは見事外れてしまいました。

結構いい感じの組み合わせだったので、本気で期待してたのですが・・・残念。

大体、大雨で満月見えてなかったし。
やっぱり満月をグラスに映して、それを飲み干さないとダメなのでしょう。

次の満月は、12月21日(火)。

TOTOも終わってるし、何に願かけようかな?

満月の夜にロゼを飲むと願いがかなう は本当か?

ボージョレ・ブラン ピエール・デュルディリ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:マールボロ:10)\1180
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(3)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@997円で購入)
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1000(6本セット@997円で購入)
(5)品種不明(フランス:ボルドー地方:ボルドーAC:09)\890

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボージョレ・ブラン ピエール・デュルディリ 2007
【外観】
少しベージュがかった、濃いイエロー。
色味は濃く、少しベージュがかっている。
強い輝きがあり、金属質なグレーっぽい感じ。
フチはほぼ無色で、ディスクは厚め。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
濃厚な、加熱されたような果実香。
シロップ漬けのモモや、マーマレードのようなイメージ。
オレンジのピールのような爽やかさもある。
グラスを回すと、さらに甘い印象が増して、リンゴのタルトのようなイメージ。
酸化をイメージさせる、リンゴの印象がある。
香りは最初、やや強めでボリュームがあるが、時間が経つと、ヘタってくる。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は強く刺激的で、やや酸化しているような印象。
ボディは固く中肉中背って感じ。
アルコールの印象が強く出る。
後味は、苦みが強く残る。
刺激的な酸味を強く感じるアタックから、やや強めで固いの印象が続き、最後は苦みが残る。

【判定】
ややベージュがかった外観は3~4年前くらいのワインの印象。
この中ではボージョレ・ブラン。

香りは、甘い果実とリンゴの酸で、ボルドーをイメージさせる。
でも今回の選択肢のボルドーは09なので、多分違う。
アリゴテのイメージが近い。

味わいは残糖をほとんど感じず、酸の尖った、クラシックなタイプ。
やっぱりアリゴテっぽい。

2007年のボージョレ・ブランも怪しいが、マカベオとシャルドネのスペインもかなり怪しい。

時間がたって、ブドウ品種の特性がちょっと顔を出してきたが、このアリゴテっぽい酸味やリンゴの香りはきっとマカベ

オだな。
シャルドネだけだとこんなにクセのある味わいは出ないだろう。

ファイナルアンサーで、マカベオ、シャルドネ
で、ブー

あれま、ボージョレ・ブランでした。

【総評】
ボージョレ・ブラン ピエール・デュルディリ 2007
Beaujolais Blanc Pierre DURDILLY 2007

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1080円で購入。

3年の熟成が痛む直前ギリギリって感じのボージョレ・ブラン。
でもこのクセのある熟成感が意外と面白いですね。

微妙に酸化したような印象とか、とってもアリゴテっぽいのですが、基本的な品質はしっかりしてる感じがします。

後味がスッキリしてて、キレイに消えます。

最初のトゲトゲしい印象も、時間とともに落ち着いてきて、この変化もなかなか楽しいですね。

なんかクラシックでいい感じ。
懐かしいっていうか。

食事に合わせるとまた変化しそうですね。

今日の晩ご飯は鮭のムニエル、タルタルソース付き。

合わせてみるとイマイチ。
タルタルが悪いのかな?と鮭のムニエルだけで合わせても、馴染みません。

試しにパンにチーズと鮭のムニエル、それにタルタルを乗せて合わせてみたら、これが一番合いました。

パンにチーズだけよりも、鮭のムニエルが入った方が合います。
サンドイッチみたいな味になるのがいいのも。

もうちょっとクセのある食事が合うのかと思ったら、意外とストレートなものが合いそうですね。

ちなみに、おつまみのスモークチーズに合わせたら、スモーク香が強くなりすぎてイマイチ。
プレーンなプロセスチーズの方が合いますね。

ビーフジャーキーは意外と良いみたい。
ワインが邪魔せず、口をサッパリしてくれます。

結局、何が合うのか、イメージ出来ませんね。

3年の熟成でかなりクセの出ているワインですが、個人的には好きなタイプです。
多分、ベースはとても良いワインじゃないかって感じがします。

ニューワールドタイプのワインに物足りなさを感じてる人にはオススメ?でしょうか。

ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2010

 
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2010 ハーフボトル
GEORGES DUBOEUF BEAUJOLAIS NOUVEAU 2010 375ml

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

リカーランドトップで、ハーフボトル980円で購入。

【外観】
若々しいピンクがかった濃いルビー色。
割と濃いめで、底がうっすら見えるくらいの透明感。
色合いはボージョレ・ヌーヴォーらしい、ピンク。
粘性はやや強くで、脚が長く残る。
輝きがあり、液面に艶がある。

【香り】
注ぎたては、赤ちゃんのウンチみたな醗酵香(すみません)。
すぐに揮発性の強い、華やかな香りに変わる。
フローラル。
キャンディ。
赤い果実。
グラスを回すとカラメルのような、砂糖菓子のような甘い印象。
複雑で、華やか。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
フレッシュで、フルーティなアタック。
ライトからミディアムボディ。
酸味はフレッシュでしっかりしているが、バランスよくまとまっている。
タンニンは、極め細やかで柔らかい。
後味はやや乾く。
余韻は短い。

【総評】
さすがジョルジュ・デュブッフ。
今年飲んだボージョレ・ヌーヴォーの中で、ヴィラージュも含めて一番美味しいですね。

香りが華やか、口当たりがフレッシュで優しい、そして余韻がキレイ。

ボージョレ・ヌーヴォー独特の、ギスギス感みたいなものはありますが、その中でも優しいバランスでまとまっていると思います。
魅力をしっかり持ったワインですね。

今日の晩ご飯は焼肉。

焼いた肉にタレをつけて直接合わせると、ちょっと負けてしまいますが、途中で口をサッパリさせる、という役割ではとても良く合います。

でも繊細な味わいを持っているワインなので、もうちょっと軽い食事に合わせたいですね。

野菜のソテーとか、味の強くないチーズくらいの方がいい感じ。

まったくアテにならない去年との比較ですが、ワインの完成度としては去年の方が良かった気がします。
ちょっとボソボソ感が強いような・・・香りもちょっと足を引っ張る要素が混ざっている感じがします。
全体的にちょっと重い感じ??

と、文句を言ってみたものの、十分美味しいボージョレ・ヌーヴォーだと思います。

■関連情報(ボージョレ・ヌーヴォー/ヌーヴォー)

ミニミニ ワインアンケート:今年のボージョレ・ヌーヴォーはどうだった?

売り場からもだんだん姿を消して、今年も終わろうとしてるボージョレ・ヌーヴォーシーズン。

毎年毎年、今年は良い出来!って言われてるボージョレ・ヌーヴォーですが、実際にはどう感じたのか?みなさんに聞いてみました。

【質問】

今年のボージョレ・ヌーヴォーは?

【回答】

■■■■■■ 例年より美味しくない 6 (37%)
□■■■■■ 例年と変わらない 5 (31%)
□□□■■■ 分からない 3 (18%)
□□□□■■ 例年より美味しい 2 (12%)


私の周りでも今年のボージョレ・ヌーヴォーはイマイチ、なんて話をよく聞きますが、そもそも去年と比べる事自体に無理があるので、あくまで個人的な感想ってレベルでしょうね。

ちなみに私が毎年必ず飲んでいるボージョレ・ヌーヴォーは、ジョルジュ・デュブッフ。

今年は入手が遅れて、間に合わないかな、と思いましたが、何とか手に入れて飲んでみました。

相変わらず安定した品質ですが、何となく去年より力が無いような気が・・・

カミさんも去年の方が濃かった、って感想です。

それにしても、今年のペットボトル ボージョレ・ヌーヴォー、美味しくなかったですね。

今年これを飲んだ人は来年は買わないんじゃないかな?ってちょっと心配してます。

2010/11/27

カンポス・デ・ルス ガルナッチャ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(2)ピノ・ノワール、ガメイ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ・パストゥグランAC:08)\1460
(3)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(4)ガルナッチャ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\1050(6本セット@997円で購入)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンポス・デ・ルス ガルナッチャ 2009
【外観】
若々しい外観の濃いガーネット。
色はほとんど黒で、フチは青味がかったバイオレット。
透明感はほとんど無く、底はまったく見えない。
粘性はやや強く、脚が長めに残る。

【香り】
凝縮感のある黒い果実。
ブルーベリージャムくらい。
果実香が主体で、かすかにスパイス、焦げ臭がある。
グラスを回すと、動物香と、逆にフレッシュな印象も出てくる。
炭酸のような印象と、フレッシュな果実。
白や、ロゼのような感じ?
赤ワインとしてはちょっと珍しい印象。

【味わい】
残糖を感じるちょっと甘みのあるセック。
口当たりはフルーティでフレッシュ。
ミディアムからフルボディ。
アルコール度は高い。
酸味はフレッシュでしっかりしている。
タンニンは細かく、舌の真ん中あたりが乾く感じ。
後味は乾く。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しく、濃い色調は、2009年のガルナッチャが怪しい。

香りはフルーツ香中心。
それほど強くなく、グリーン系のハーブ香がある。
2008年のローヌも怪しいが、シラーやカリニャンが入っているかがポイントになる。

飲み口はフルーティでフレッシュ。
味わいはシンプルで、単一品種の印象。

しかもとってもニューワールドチックで、コート・デュ・ローヌのイメージではない。

ファイナルアンサーで、2009年のガルナッチャ
で、ピンポン

とってもニューワールドなスペインワインです。

【総評】
カンポス・デ・ルス ガルナッチャ 2009
CAMPOS DE LUZ GARNACHA 2009

スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ガルナッチャ

ワインショップ ソムリエの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
参考価格は1050円。

飲みやすいワインです。
フルーティでフレッシュだけど、ジュースっぽくは無い。
口当たりはマイルド。

今日の晩ご飯は焼肉。

合わせるとちょっとフルーツ感と甘さが気になります。

黒毛和牛のもも肉がなかなか美味しかったので、焼肉のタレじゃなくて、塩コショウで焼いてみましたが、やっぱり甘さが浮いてしまいます。

焼肉のタレだけだと、相性はいいんですけど。

おつまみのスモークチーズと、ビーフジャーキーにも合わせてみましたが、なんだか合いません。

チョコレートとか、レーズンみたいな、甘いものの方が合いそう。

いやほんとに、飲めば飲むほど甘さが強くなります。

もちろん赤玉ポートワインみたいな甘さではありませんが、微妙な甘さがちょっと気になってきますね。

モダンなワインはサービス精神満点で、フルーティで誰にでも好かれる、飲みやすいものを提供しますが、それを美味しいと思うかどうかは、飲む人の好みの問題になってきますね。

実はこの間行ってきたワインセミナー。

フランスの5つの地域の素晴らしいワインがたくさんあったのですが、どれも没個性で、飲んでてちょっと冷めてしまいました。

生産地もブドウ品種も違うのに、みんな同じ方向性なんですよね。

ワインは流行り廃りで味わいが大きく変わるので、きっとまた振り戻しがあると思うのですが、愛すべき欠点、みたいなものを持っているワインが、実は一番心に響くような気がします。

■楽天ショップへのリンク
ペニンガイド五ツ星★[2009]カンポス・デ・ルス ガルナッチャ 税込 1,050 円 送料別

※サイトより引用
このワインは、スペインで素晴らしい数々のワインを世界に送り出すことをコンセプトにした「VINERGIA(ヴィネルジア)」のボデガス・エステバン・マーティンが造る、お求めやすい価格で出される高品質ワイン。
このヴィネルジアは、優れたスペインの伝統的なブドウ品種を、低価格で世界に紹介したいという思いから、様々なブランドワインを造り出すことを目的としたプロジェクトを元に2005年に設立。
日本ではまだほとんど知られていませんが、そのコストパフォーマンスの良さは、スペインの厳格なワイン評価 「ペニンガイド」にてお墨付き!五ツ星★★★★★獲得!
また、イギリスの「ソムリエワインアワード」でも銀メダルと好成績の、期待の新星です!

2010/11/26

アズダ エクストラ・スペシャル リュサック・サンテミリオン 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(2)ピノ・ノワール、ガメイ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ・パストゥグランAC:08)\1460
(3)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(4)ガルナッチャ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\1050(6本セット@997円で購入)
(5)メルロー主体(仏:ボルドー地方:リュサック・サンテミリオンAC:08)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アズダ エクストラ・スペシャル リュサック・サンテミリオン 2008
【外観】
少し落ち着いた色調の透明感のあるルビー色。
色味は3年程度の熟成を感じる青味がかったバイオレット。
透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は弱く、さらっとしている。

【香り】
ドライフラワー。
なめし革。
乾いたスパイス。
赤い小さな果実。
グラスを回すとキャンディっぽい甘い印象が出てくる。
香りは弱め。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
酸味はやや収斂性を持っていて穏やかな深みがある。
タンニンは控え目ながら、バランスよく効いている。
アルコール度は高めな印象で、後味がやや乾く。
ライトで穏やかな口当たりから、酸味と渋味が一緒に広がり、少し余韻が続き、後味は乾く。

【判定】
明るめの外観からは、ガメイ。
メルローもやや可能性あり。

香りの印象はピノ・ノワールとガメイ。
癖のある酸の印象、なめし革、ドライフラワー、それにガメイらしいキャンディ。

飲み口はわりとバサバサ系で、しっとり感とか滑らかさの無い、ブルゴーニュらしい、味わい。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール、ガメイ
で、ブーーーー

えええええええ、ボルドーでした・・・・・

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル リュサック・サンテミリオン 2008
ASDA Extra Special Lussac Saint-Emilion 2008

フランス:ボルドー地方:リュサック・サンテミリオンAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー主体

西友で、980円で購入。

またまた、ボルドーとブルゴーニュを間違えてしまいました・・・
「穴があったら入りたい」は、こういう時に使います。

これは西友のアズダワイン、確かこれで2本目ですが、実にいいですね。

なんだか、安心する味わいというか、ちょっと懐かしい感じというか、媚びてない感じというか。
アイデンティティがしっかりしてる感じをうけます。

最近は、ニューワールドタイプのフルーティでやたら濃くてジュースみたいに飲みやすい、ってボルドーワインがありますが、これは全然違います。

神経質でプライドが高くて、自分を曲げない、でも信頼出来る、みたいな。

アルコール度も低めで、ワインの味わいがデコボコしてる分、料理に合わせやすそうです。

そうそう、ひと昔前のワインと料理の相性って、欠点を補いあう、という関係だったんですよね。
このワイン、ちょっとそんな感じがします。

最近は、料理もワインもそれだけで味が完結してしまったので、逆に合わせにくくなってる、って言われてますね。

今日の晩ご飯は、鶏のから揚げ。
温め直した時にちょっと焦げてしまって、苦みがちょっとケンカしてますが、そこそこ問題無し。

料理の油をサッパリしてくれる、という点でよく合います。

週末なので、レトルトのカルボナーラも作ってみましたが、これも問題なし。

おつまみに買ったビーフジャーキーもいける。

料理と合わせるときに、苦みというか塩味というかそこに気をつければ、かなり許容範囲の広いワインですね。

カミさんがガバガバ飲んだので、アッという間に1本無くなってしまいました・・・

これは、我が家的にはヒットな1本です。

■楽天ショップへのリンク
アズダ ASDA エクストラスペシャル リュサック サンテミリオン(フランス)980円 (税込) 送料別

※サイトより引用
世界を代表するワインの銘醸地、ボルドー地方。 世界的に名高い極上ワインから気軽なワインまで様々なワインを生み出す「ワインの宝庫」です。
滑らかで魅惑的な味わいのリュサック・サンテミリオン。メルロー種に由来する、ふっくらとしてフルーティーな味わい。時間の経過とともに、華やかさが一層増してきます。
色は鮮やかなルビー色。ラズベリーを思わせる豊かな果実香、セージなどの香草の香り、その他にもさまざまな香りが複雑に絡みあっています。味わいは柔らさ、しなやかさ、滑らかさ、ふくよかさを備え、非常にバランスの良い味わい。きめ細かく上品で、「さすがはボルドー」と思わずにはいられない1本。時間の経過とともに華やかさが一層増してきますので、時間をかけてゆっくりと味わっていただきたいワインです。

■関連リンク(ASDAワイン)

2010/11/23

イージー・バイ・エニーラ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(2)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(3)メルロー(ブルガリア:トラキアン・ローランズ:08)\1199(ホントは1580円くらい)
(4)ガルナッチャ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\1050(6本セット@997円で購入)
(5)メルロー主体(仏:ボルドー地方:リュサック・サンテミリオンAC:08)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

イージー・バイ・エニーラ 2008
【外観】
若い色調の濃いガーネット。
色はほとんど黒でフチだけ薄くバイオレット。
透明感はまったく無く、5mm先も見えないくらいの濃さ。
粘性は強く、脚が長く残る。
液面はねっとりとしたツヤがある。

【香り】
香りが強そうなので遠目から嗅ぐが、最初にグリーン系のスパイス香。
茎っぽい印象。
凝縮感のあるフルーツ。
たばこの葉。
スモーキーな印象もある。
グラスを回してもあまり印象が変わらない。
少し温度が低い可能性もある。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
甘みとフルーツ感がありフレッシュさを感じる口当たり。
フルボディ。
アルコール度は高め。
フルーティでフレッシュな口当たりから、あまり広がらず、余韻が少し続き、後味は乾く印象。

【判定】
ものすごく濃い外観からは、ニューワールドスタイルの印象がある。
生産年の印象は、2008年以降くらい。

香りは強く、独特な、やや野趣あふれるワイルドな印象。
カベルネ・ソーヴィニヨンっぽいが、今回の選択肢には無い。
しかもいわゆる高貴品種では無い感じ。
そうなるとガルナッチャ?

味わいはフルーティさがあり、見た目よりは軽い。
甘みもあり、グルナッシュ、シラーのイメージ。

ブルガリアのメルローってのもちょっと気になるが、スパイシーさと甘さは、シラーが混ざっている印象。

ファイナルアンサーで、コート・デュ・ローヌ
で、ブー

あれー、ブルガリアのメルローでした。

【総評】
イージー・バイ・エニーラ 2008
EASY BY ENIRA 2008

ブルガリア:トラキアン・ローランズ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:メルロー

リカーランドトップで、ワケあり1199円で購入。通常は1580円くらい。

メルローをシラーと間違えるパターン、結構多いんですよね~。

メルローらしい部分はチャーミングなフルーツ感でしょうか。
タンニンも極め細やかで、メルローっぽいんですが、舌へのアタックが優しい感じが個人的なメルローの印象とちょっと違う。
飲み口の甘さも、シラーと間違えたポイントですが、残糖の甘みは品種の判別のポイントにはなりませんね。

でも間違えた最大のポイントは香り。

メルローってこんなに野性的な香りがしないと思うのですが、このワインはローカル品種のような個性的な香りを持っています。
もう少し開いてくると、落ち着いて華やかさが出るのかもしれません。

とにかく濃いワインです。
雫にも色素が残って、グラスがすぐに汚れてきます。

今日の晩ご飯は、赤ワインをたっぷり使ったソースの自家製ハンバーグステーキ。

合わせてみると、ワインの甘さが気になります。
しかも、ちょっとワインが勝ち気味ですね。

このワインを家庭の料理に合わせるのはかなり難しそう。

朝食のガーリックトーストが残ってたので合わせてみると、それはちょうどいい感じでした。

そのままで飲んでて美味しいタイプなので、家で飲むときは無理に食事に合わせなくてもいいのかも。
オードブル的なもので十分な気もします。

品質は良いので、フレッシュなフルーツ感を、ワインだけで十分楽しめます。
チビチビ飲んでると、他には何もいらない感じ。

ちなみにカミさんに価格を聞いたら、「980円」。
まあ・・確かに、完全にブラインドで飲んだら、チリカベかと思ってしまうかも。

時間とともに変化するかと期待してましたが、最初の印象がずーっと続いてるんですよね。

濃厚で、フルーティなワインが好きな人にはオススメですね。
我が家的には・・・リピートしないタイプかも。

■楽天ショップへのリンク
イージー・バイ・エニーラ[2008]年・ベッサ・ヴァレー・ワイナリー・メルロー100%・フレンチオーク樽熟成・ナイペルグ伯爵 税込 1,680 円 送料別
※サイトより引用
ブルガリア産究極フルボディ辛口赤ワイン!リリース後、メディアから称賛の嵐!話題のブルガリアワイン「エニーラ」!ジャンシス・ロビンソン女史に「是非ブラインドで飲ませてみたい」と言わしめ、ヒュー・ジョンソン氏は3つ星で「好奇心をそそる醸造所」と絶賛させ、デキャンタ誌には「重要な出来事」と大注目!なんと!造り手は「ラ・モンドット」や「カノン・ラ・ガブリエール」で知られるスーパースター生産者ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵!ロバート・パーカー氏に到っては「ナイペルグ伯爵は驚くほどおいしいワインを産みだした。注目すべきお買い得品」と激賞し、このワインの2007年に87点~89点の高評価!!この価格にしてメルロー100%でフレンチオークのバリックでマロ発酵&8~10ヶ月樽熟!質の高いメルロー由来の完熟した果実の心地良いアロマ!濃厚でありながら、ジューシーでチャーミングなラズベリーやミント、心地良いオーク風味、滑らかなタンニン!究極ブルガリア辛口フルボディ赤ワインが少量入荷!
魅力的なメルローのフレッシュな味わい。ベッサ・ヴァレーで栽培されているメルローの品質と畑仕事の質の高さがよく理解できる、完熟した果実の心地良いアロマと口当たり。
濃厚でありながらジューシーで、チャーミングなラズベリーやミント、心地良いオークの風味が広がり、滑らかなタンニンの舌触り。

満月の夜にロゼを飲むと願いがかなう は本当か?

 
満月にロゼを飲むと願いが叶うらしい・・・

イオンのキャンペーンで、満月の夜にロゼワインを飲むと願いが叶う、と盛んにアピールしてます。

なんだかとっても、第二のバレンタインチョコを狙っているような、マーケティング臭さを感じますが、では、実際に願いが叶うのか?実験してみました。

ちなみに今夜は満月。
でも大雨で、月は一切見えません・・

まあ、でも、満月って事は間違いないので、ロゼワイン飲みながら、願をかけてみますか。

ワインは、ボージョレ・ヌーヴォーのロゼ、と思っていたのですが、コンビニでは見かけず、定番のフロンテラ・メルロー・ロゼ 2009、にしてみました。

相変わらず良いワインです。
コストパフォーマンス抜群。

ドライなんだけど、ほんのり甘みがあって、香りもいいですね。
飲みやすい、カジュアルなまとまりなんですが、ひとクセ、惹かれるものを持ってます。

それで、今回のお願いは、「TOTO mini BIG 当ててくれー!」。

願掛けながら買ったのは、これです!


アウェイ勝ちは、リーグ優勝した名古屋だけ。
相手は、ナビスコカップ優勝の磐田ですが、十分可能性はありますよね。

あとはホーム勝ちか、引き分け。
結構これ、いけるかも。

ガンバレ!満月ロゼ(?)(* ̄∇ ̄*)

満月ロゼの願い叶わず・・・

2010/11/21

山梨甲州 ぶどう酒 シャトー勝沼 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:マールボロ:10)\1180
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(3)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@997円で購入)
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1000(6本セット@997円で購入)
(5)甲州(日本:山梨県:甲州市:勝沼町:NV)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

山梨甲州 ぶどう酒 シャトー勝沼 NV
【外観】
ほとんど無色に近い、淡いレモンイエロー。
色合いは、硬質感のあるグレーにほんのり黄色味がある程度。
輝きがあり、金属質な輝きがある。
粘性はやや高く、脚が長く残る。

【香り】
石油のような鉱物香。
柑橘系フルーツ。
甘酒っぽい酵母の印象。
グラスを回すと、少し生っぽい草の印象。
香りは弱めで繊細。
華やかさはあまりなく、ちょっと田舎っぽい感じ?
日本酒の酵母のようなイメージもある。

【味わい】
残糖を多めに残す中辛口。
口当たりはライトで、かなり水っぽい。
酸味は大人しく、少し力不足。
アルコールの印象が強い。
軽い口当たりながら、アルコール度は高そう。
最初の印象はほんのりとした甘さとフレッシュ感、そのあといきなり水っぽくなり、すーっと消えていく。
余韻は無く、後味はわずかにジューシー。

【判定】
ほぼ無色の外観は、甲州以外には考えられない。

香りも甲州らしい控え目で優しい感じ。
わずかなペトロール香と、日本酒のような酵母のイメージが特徴的。

味わいは超ライト。
世界中探してもこれほどライトなワインは甲州以外に無いのでは。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

さすがにこれは当たりますね。

【総評】
山梨甲州 ぶどう酒 シャトー勝沼 NV
Yamanashi Koshu Budo-Shu Chateau Katsunuma NV

日本:山梨県:甲州市:勝沼町
アルコール度:12%
ブドウ品種:甲州

西友で、980円で購入。

ほんのり甘さのある、やや辛口で、フレッシュな口当たりの甲州です。
ライトで、ちょっと水っぽいくらいの軽さなんですが、アルコールの印象が浮いてて、一昔前の日本のワインの印象がありますね。

ただ、全体のバランスは1000円弱としては良い方ではないかと思います。

ほんのりある甘さも、和食と合わせやすそう。

今日の晩ご飯は、アジのから揚げ、レンコンのから揚げ、がんもどき、納豆、という完全な和食。

普通、青魚とワインって合わせにくいですが、このワインは何となく和食に合いそう。
で、実際に合わせてみると、これが全くダメ。

生臭さが際立ってしまいました。

レンコンのから揚げとか、がんもどきはそれほど問題ないけど、よく合うって程でもない。

試しに合わせてみた納豆は最悪。
雑巾の匂いになってしまい、ちょっと慌てます。

なんだかんだで、結局バゲットが一番合いましたね。

チーズ乗せてみたりしましたが、プレーンなバゲットが一番相性のいい感じ。

料理に合わせやすそうで、意外と神経質ですね。

イメージとしては、肉じゃがとか筑前煮みたいな、肉の入った煮物が合いそうな気がするのですが。

軽いなりに美味しく飲めるワインですが、最近の甲州のレベルで考えると、少し品質が落ちる感じ?

カミさんに値段を聞いたら、1280円。

確かに甲州で1000円切るワインは少ないですからね。
そういう点では貴重なワインなのかも。

個人的な好みの話になってしまいますが、私は1500円出しても、もうちょっと良い甲州の方がいいかな。

ミニミニワインアンケート:ボージョレ・ヌーヴォーのどこが不満?

 
みなさん、ボージョレ・ヌーヴォー飲んでますかー!

私は今年ペースが早くて、PETボージョレ・ヌーヴォーからイージーパック、ヴィラージュや外食の1本5000円もする!?ものまで、もう5本も飲んでしまいました。

季節物なので解禁になるとついつい飲んでしまうボージョレ・ヌーヴォーですが、みなさんが不満に思っている点を聞いてみました。

【質問】

ボージョレ・ヌーボー ここが不満

【回答】

■■■■■■■■■ 値段が高い 9 (64%)
□□□□□□□■■ 美味しくない 2 (14%)
□□□□□□□■■ 飲むとおなかこわす 2 (14%)
□□□□□□□□■ ワインとして不満 1 (7%)

これは「値段が高い」が一番だろうと予想してましたが、「美味しくない」「ワインとして不満」も少し入りましたね。

一番嬉しいのは、「飲むとおなかこわす」に2票も入った事。

これって周りの人に聞いても、そんな事はない、と私一人の悩みかと思ってましたが、やっぱりいますよね~。

私の場合、ボトル1本未満くらいだったら、そんなに激しくおなかこわす事は無いのですが、イベントなんかで大量に飲んでしまうとテキメンに次の日調子悪くなります。

まあ、お酒は適量が重要って事かもしれません。

J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010 イージーパック 187ml

 
J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010 イージーパック 187mlJ.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010 イージーパック 187ml
J.P. CHENET BEAUJOLAIS NOUVEAU 2010 Isipack 18.7 cl

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ヌーヴォーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

ジャスコで、298円で購入。

【外観】
若々しい色調の明るいルビー色。
透明感があり、底がハッキリ見える。
青味の強いピンクで、フチまで色がついている。
粘性は中庸で、脚が多く現れる。

【香り】
カラメルやキャンディの甘い印象が強い。
揮発性のあるセメダインのような、ボージョレ・ヌーヴォーらしい印象。
香りは弱め。
グラスを回すとちょっと悪臭系の要素も混ざる。

【味わい】
かなりライトな飲み口。
やや水っぽい。
酸味は収斂性があってギスギスした感じ。
ボディは痩せていて、余韻はほとんどない。

【総評】
軽いボージョレ・ヌーヴォーをさらに水っぽくした感じ。
味わいはフレッシュながら、口当たりが荒くて、雑なイメージ。

味はイマイチですが、イージーパックってところがいいですね。

持ち運べてどこでも飲める、というメリットよりは、小分けで飲めて、冷蔵庫でかさばらないっていう点がとてもいいと思っています。

10mlあたり16円くらいなので、750mlのフルボトル換算だと、1200円弱。

小分けで飲めるという点では、コストパフォーマンスはそこそこ高いのでは。

味は好みの問題ですが、298円って値段と187mlという容量はお試しには丁度いいですね。

イージーパック、コンビニで売ってくれないかな~。

2010/11/20

ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010

 
ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ヌーヴォーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

ドン・キホーテで、578円で購入。

【外観】
若々しく明るい色調のルビー色。
フチがほぼ透明で、ボージョレ・ヌーヴォーとしては珍しい。
透明度は高く、底がハッキリ見える。
輝きはやや強め。
粘性は中庸。

【香り】
グリーン系のハーブ香が強く、ボージョレ・ヌーヴォーらしくない。
ケミカルな印象も強い。
鼻をつく、刺激的な香り。
時間を置いてもなかなかケミカル臭が取れない。

【味わい】
ライトボディで、荒っぽい、バサバサした口当たり。
酸味は収斂性があって、酸っぱい感じ。
タンニンは力不足。
バランスが悪く、水っぽい印象。
膨らみも余韻もなく、後味も良くない。

【総評】
ドン・キホーテでフルボトル578円で買った、ペットボトル ボージョレ・ヌーヴォー。
これはハッキリ言って外れ。

いわゆるボージョレ・ヌーヴォーらしさが無いんですよね。
安いハウスワインって感じで、ケミカル臭も強く、品質もいまいち。

スクリューキャップも金属で安っぽいし、ラベルのデザインもパッとしない。

今日は、トマトソースのチキンステーキ。
食事と合わせると欠点がカバーされて飲みやすくなります。

ボージョレ・ヌーヴォーとして考えると完全にイマイチなんですけど、600円弱のワインとして考えると、まあガマン出来るレベル?

ただ、こういったワインがボージョレ・ヌーヴォーの評価を下げるんだよな~、って、ちょっと思ってしまいました。

ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010

 
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010
GEORGES DUBOEUF BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU 2010

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

グルメシティで、2280円で購入。

【外観】
若々しい色調の透明感のあるルビー色。
底が少しぼやけて見えるくらいの透明感。
ボージョレ・ヌーヴォーとしてはやや濃い色調。
色味は青味が強いバイオレット。
粘性は高めで、脚が長く残る。

【香り】
フルーツキャンディ。
砂糖菓子。
イチゴ。
フローラル。
香りは複雑で深みがある。
グラスを回すとスパイスや酵母のイメージ。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
優しくフレッシュな飲み口。
酸味は穏やかだが、少し荒い。
タンニンは細かいがしっかり効いている。
後味はちょっと乾く感じと重さがある。

【総評】
さすがにジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー、一定のレベルは超えてます。

ただ、飲み口の荒さと、後味の重さがちょっと気になります。
軽やかさが無いんですよね。

ボージョレ・ヌーヴォーの醍醐味は、ライトですっきりした飲み口、華やかさのある香り、だと思っているのですが、そういう点ではちょっと重い感じ。

ただ、コクがあって味わい深さがあるので、ボージョレ・ヌーヴォーにちょっと重さが欲しい人にはオススメですね。

■関連情報(ボージョレ・ヌーヴォー/ヌーヴォー)

低価格ボージョレ・ヌーヴォー ブラインドテイスティングでの飲み比べ(2010年)

 
ボージョレ・ヌーヴォー2010果たして最近流行りの低価格ボージョレ・ヌーヴォーが美味しいのか?
ブラインドテイスティングで飲み比べてみました。

【サンプル】

(1)J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010 イージーパック 187ml
(2)ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010 750ml
(3)ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010 750ml

ちなみに価格ですが、
(1)は、187mlで298円、10mlあたり、15.9円
(2)は、750mlで578円、10mlあたり、7.7円
(3)は、750mlで2280円、10mlあたり、30.4円

この3本を分からないように(A)(B)(C)のグラスに注いでもらい、ブラインドテイスティングで飲み比べ。



【外観】

(A)と(B)は明るい外観で、ほぼ同じ色調と濃さ。
(A)はフチがほぼ無色
(C)がやや濃く、青みが強い。
(C)が一番粘性が強い。

【香り】

(A)はハーブっぽい独特の香りがあってボージョレ・ヌーヴォーらしくない。
(B)はボージョレ・ヌーヴォーらしく、甘みが強い、カラメルやキャンディの印象。
(C)はフルーツキャンディ、砂糖菓子、複雑で深みを持っている。

【味わい】

(A)はライトな口当たりながら、ボージョレ・ヌーヴォーらしくない、薄っぺらい味わい。
(B)は水っぽさを感じるくらいの軽さで、口当たりが荒っぽい。
(C)は辛口だけど、ほんのり甘みを感じる。ライトながら、少し重さを持っている。

【判定】

(A)
香りは、ボージョレっぽくない、グリーン系のハーブ香。
飲み口はライトだが、水増ししたジュースぽい味わいで、人工的な印象が強い。
大量生産の低価格ワインのイメージ。
カジュアルで飲みやすい味わいだが、ワインとしての完成度は低い。

(B)
香りは弱めながら、ボージョレっぽい
飲み口はかなりライトでちょっと水っぽいくらい。
収斂性のある酸味で、ギスギスした口当たり。
かなり低価格の印象。

(C)
ボージョレ・ヌーヴォーとしてはやや濃い色調。
香りはフルーツ、キャンディ、カラメル、フローラルと複雑。
グラスを回すとスパイスの印象や酵母のイメージが出てきて変化を見せる。
味わいは、ほんのりと甘みを感じるライトな口当たりで、旨みがある。
ボージョレ・ヌーヴォーでもワンランク上のイメージ。

<予想>
(A) J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010?
(B) ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010?
(C) ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010?

【正解】

Cは正解だけど、AとBが逆でした。

(A)ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォー 2010
(B)J.P.シェネ ボージョレ・ヌーヴォー 2010
(C)ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010

【感想】

ハッキリ言うと、ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォーは買わない方がいいですね。
これはあまり美味しくない。
しかもボージョレ・ヌーヴォーらしくもないし。
大量生産の加工されたワインの印象があって、ちょっと損した気分がします。

J.P.シェネのボージョレ・ヌーヴォーは、ただでさえ軽いボージョレ・ヌーヴォーをさらに軽くしたような印象。
これはイージーパックという点では、メリットがありそうです。
ちょっとだけ飲みたい、って時には良さそう。

ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーはさすがに良いですね。
でも、いつも思う事ですが、ヴィラージュって余計な重さが気になります。
ジョルジュ・デュブッフの普通のボージョレ・ヌーヴォーの方が美味しいと思うんですよね~。
今年はまだジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーヴォーは飲んでないので単純に比較は出来ませんが。

結論としては・・
ドン・キホーテのボージョレ・ヌーヴォーはオススメできない。
J.P.シェネのボージョレ・ヌーヴォーは利用シーンによっては活きるかも。
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーは、普通のボージョレ・ヌーヴォーにもう少し深みが欲しい人にオススメ。

■関連情報(ボージョレ・ヌーヴォー/ヌーヴォー)

2010/11/18

ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010(ジャスコのペットボトル入りボージョレ・ヌーヴォー)

 
ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010
VICTOR MASSON BEAUJOLAIS NOUVEAU 2010

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

ジャスコのペットボトル・ボージョレ・ヌーヴォーを、680円で購入。

【外観】
ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010
透明感のある、明るい、鮮やかなルビー色。
輝きは弱め。
紫がかった、若々しいピンク。
透明度は高く、底がはっきりと見える。
粘性はやや強く、脚が長めに残る。

【香り】
赤い果実。
フローラル。
カラメルっぽい甘い香り。
セメダインのようなケミカル香も少し。
いわゆる、イチゴやキャンディのヌーヴォーらしい香り。
ややカラメルっぽさが強い?

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
甘い印象が強いが、残糖なのか、他の要素なのか、いまいち判断出来ず。
ライトボディ。
まだ醗酵段階のようなピチピチとした触感がある。
酸味は穏やかだが、程良く効いている。
タンニンはとても控え目ながら効果的にある。
アルコール度は低く感じる。
味や香りに広がりが無く、やや地味な印象。
愛想のいいフルーティな口当たりから、ほとんど口で広がらず、重い印象に変わっていく。
後味は、鈍調。
余韻はほぼ無い。

【総評】
今年初めてのボージョレ・ヌーヴォーは、ジャスコのペットボトル入り、680円です。

ラベルのデザインとボトルのデザインは、ちょっと地味ですね。
まるでセンスが無くて、美味しくなさそうに見えます。

でもそこは680円という破格のボージョレ・ヌーヴォーなので文句は言わないことにしよう。(すでに言ってるけど)

外観で気になったのは、粘性の高さ。
案外サラッとしてなくて、ねっとりしてますね。
脚が長く残ってます。

香りは、ふむふむボージョレ・ヌーヴォーらしい、イチゴやキャンディに花の香り。
でもここでも、ちょっとカラメル香が強めなのが、やや気になります。

味わいはいかにもボージョレ・ヌーヴォーらしい、フレッシュでピチピチした口当たり。
今年もこの季節が来ましたか~って実感して、しばし、余韻を楽しもうとしたら・・・なんだか後味が重いな、これ。

口に入った時の印象はいいんだけど、どんどん重くなっていく。
粘性の強さや、カラメル香にも関係してそうですね。

後味にフレッシュさが無いんですよね。
何口か飲んだけど・・・あまり美味しくないかも・・・

いやまて!

ついつい、ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーヴォーをイメージして比較してしまいますが、これは680円。
ランクを下げて考えないとダメですね。

え~、あらためて、680円ワインとしてみてみると。

フレッシュで、軽くて飲みやすい。
飲み口に荒っぽさはあるものの、全体的にまとまりはいい。
気軽にグイグイ飲める。

という点では合格点じゃないでしょうか。

冷やすと飲みやすいかと思って冷蔵庫に入れてみました。

温度が低いと、香りも立たないし、飲み口もパサパサになってしまうのでイマイチ・・・
でもジュースっぽくなって飲みやすい??

いや~、これ、冷やして飲むのを想定してるような気がしてきましたね。
何となく欠点が気にならなくなってるような・・・

冷蔵庫に気軽に入れられる、ってのも、ペットボトルの利点ですからね。

買って帰ってきたらまず冷蔵庫に入れておいて、晩ご飯の時に冷え冷えの状態で楽しむ、ってパターンを想定してるようなワインです。

完成度はともかく、ワインの裾野を広げるという意味では、こういった低価格ボージョレ・ヌーヴォーはとても意義のあるトライだと思います。

ただ・・・

一つ言えるのは、一年に一回しかボージョレ・ヌーヴォー飲まないんだったら、もうちょっと美味しいのを飲んで欲しいかな~。

今年のジョルジュ・デュブッフ・・・期待してます。

■関連情報(ボージョレ・ヌーヴォー/ヌーヴォー)

2010/11/14

甲州にごりわいん シャトー酒折 2010

 
甲州にごりわいん シャトー酒折 2010
Koshu-nigori-wine Chateau Sakaori 2010

日本:山梨県甲府市酒折町
アルコール度:10%
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、1380円で購入。

【外観】
にごりのある、少しベージュかがった、淡い黄色。
小さな気泡が多くみられる。
グラスを動かすとグラスの内側に気泡が多く残る。
濃い霧のような濁りかげん。
グラスの底ががおぼろ月夜のようにボヤケてる。
粘性は弱い。

【香り】
ドブロクのような酵母の印象があるが、すぐに消える。
グレープフルーツのような柑橘系のフルーツ。
甘いモモのような果実感もある。
フレッシュで上品、繊細な印象。
炭酸の影響か、ラムネのようなイメージもある。

【味わい】
残糖を多めに残す、やや甘口。
フレッシュなフルーツ感があり、爽やかなアタック。
炭酸を多く含んでいるのも、フレッシュさに影響している。
酸味は優しいが、梨の酸味のような新鮮さがある。
とてもバランスよくまとまっている。
フレッシュな口当たりから、優しい果実感と酸味がじわっと広がり、心地よい余韻を残して消える。
後味はジューシー。

【総評】
過去飲んだ日本の新酒で一番美味しいですね。

ほんのりとした甘さとフレッシュな果実感がとても美味しい。
日本の新酒はアルコールが浮いているような印象のものが多いですが、このワインはまったくそんな事はなく、とてもナチュラルで自然なバランスでまとまってます。

いやいや、ホントに美味しいですねー。
新酒らしい季節感があって、また今年もこの時期が来たなー、ってしみじみ感じます。

最近は、なかなか甘いワインは受け入れられませんが、やっぱり甘みって人に好まれる味覚なので、バランス次第で受け入れられるような気がします。

ボージョレ・ヌーボーもいいけど、国産の新酒もどんどん美味しくなってますね。

今日の晩ご飯は、ホッケと、ほうれん草のソテー、それに昨日の残りのカレー。

どれに合わせても、そんなに問題ありません。
どちらかというと口をサッパリさせてくれる感じで合いますね。

ほんのりとした甘さも料理との相性を良くしてるみたいです。

このワインの甘さって、ちょうど缶酎ハイくらいの甘さなので、幅広く受け入れられるのでは。
ただ、缶酎ハイと比べると、ちょっと値段が高いですが・・・

それにしても、ただフレッシュでフルーティだけじゃない、何かをもってますね、このワイン。
ワインが無くなったグラスには、香ばしい香りが残りますが、そのあたりに秘密がありそう。
やはり「にごり」の元になっている澱の味わいなんでしょうか??

この季節にしか味わえない甲州ワイン。
価格もお手頃なので、是非味わっておくことをオススメします。

ちなみに、このワイン、甘いワイン嫌いなカミサンには不評。
いかにも日本の新酒っぽい、って理由に加えて、後味が甘酒みたい、とのこと。

なるほど、独特の風味は甘酒っぽい酵母の印象なのかもしれません。

裏ラベルの記述
シャトー酒折では、醗酵したてのワインを濾過せずそのまま瓶詰めしたものを「にごり」と呼んでいます。ブドウの作柄や醗酵の状況によってにごりの度合いが異なる場合がございますが、今までワイナリーで働く人々しか味わえなかった、出来たての風味をお楽しみいただけます。
出来たての新鮮な味わいをご賞味いただくためにも保存の際は必ず冷暗所で保管してください。また微量の炭酸ガスを含んでいるため、高温下で何日も放置すると瓶が破裂する場合がありますのでご注意ください。
保管中に澱が沈殿したり、酒石酸が瓶底に結晶化する場合がありますが品質に影響はございません。
飲みごろ目安:びん詰め日から・・・・
2~3週間は出来たてのフレッシュな味わいを存分にお楽しみいただけます。
その後は徐々にまろやかでフルーティな味わいをお楽しみいただけます。
長期間の熟成により澱の風味が強くなることがありますのでお早めにお召し上がり下さい。保存の際は冷暗所(20℃以下)で保管ください。


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シャトー酒折・甲州にごりワイン[酒折地区] 2010 税込 1,533 円 送料込

※サイトより引用
『こんなにも美味しいワインを飲んだことがない!!』
【飛び上がるほど・・・涙か出るほど・・いやいや脳裏に焼きつくほど美味しい!!】
これまで絶対に体験したことのない感動的なる究極の白ワインが今年もやってきます!!
あの感動的なる出会いから待つこと一年!!
皆さんにご紹介したくてしたくて堪らなかった、まさに【日本が世界に誇る凄い味わい!!】のご紹介です!!。しかもしかも、その究極の美味しさを無ろ過のまま瓶に閉じ込めた【究極のにごりワイン!!】。
『なんともいえないブトウ本来の甘味旨味が、その複雑なるエキスと相まって、まるで口の中で花が咲いたように華やかに広がるんですが、その香りたるやオレンジ、パイン、アプリコット、赤リンゴ・・一体いくつの果物が溶け込んでいるんだろう・・・と思うほど!!。そんな美味しさが、無ろ過にごりのまったりとした触感とともに、究極のフレッシュさを伴って、思わず微笑んでしまうほどの美味しい余韻が堪能できるんです!!』

■関連情報(ボージョレ・ヌーヴォー/ヌーヴォー)

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:紅葉しました

 
すっかり秋も深まって、木々が紅葉を始めている、今日この頃。
うちのブドウも紅葉しました。

一番紅葉してるのは、甲州。

葉っぱは虫に食われたり、ボロボロですが、色はキレイに紅葉してます。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、ちょっとアンニュイな紅葉です。

なかなか素敵な色合い・・の葉っぱもありますが、あとはボロボロ。

こんな感じ。

メルローはまだあまり紅葉してません。


ブドウ (NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月)」によると、11月は「元肥」を施す時期。でも施し過ぎは良くないと書いてあるので、とりえず今年はやらない事にします。

いよいよ12月に入ったら、防寒作業と、整枝、剪定の作業です。
うまく冬を越さないと、ぶどうの果実にお目にかかれないですからね。

師走は忙しいけど、ちゃんとやらないと。

2010/11/13

ル・シャ・ルージュ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1890(6本セット@997円で購入)
(2)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(3)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(4)ガルナッチャ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\1050(6本セット@997円で購入)
(5)メルロー主体(仏:ボルドー地方:リュサック・サンテミリオンAC:08)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ル・シャ・ルージュ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
ほとんど黒に近い色調ながら、フチのインクのような鮮やかなピンク。
透明感はほとんど無く底は全く見えない。
テラテラした液面で強い粘性を感じる。
脚は長く残る。
雫に色素が残る。

【香り】
濃厚で厚みのある香り。
生っぽい動物香。
フレッシュな果実香と、凝縮感のある果実香。
グラスを回すと動物香が強くなる。
茎っぽいグリーン系の印象。
スパイス。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
辛くて強いアタック。
フルボディ。
酸味は柔らかいがしっかりしている。
タンニンは控え目で細かいが、キリッとした感じで効いている。
アルコール度は高い。
強い収斂性を感じる。
余韻は少し続き、後味は乾く。

【判定】
とても鮮やかな色調で、2009年が候補。
ピンクに近い色合いで、ニューワールドのカベルネ・ソーヴィニヨンをイメージさせる。

香りは濃厚で、茎っぽいグリーン香はカベルネ・ソーヴィニヨンの印象。

味わいは力強く、ボディはしっかりしているので、これもカベルネ・ソーヴィニヨン?

何か最近同じパターンで、グルナッシュ、シラーと間違えたぞ。

う~ん、確かにグルナッシュっぽいか、これは。
でもグルナッシュ、シラーだったら、もう少し甘い印象があっても良さそう。

このドライな味わいはやっぱりカベルネ・ソーヴィニヨン?

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

みなさん、濃いワインが好きなんですね・・

【総評】
ル・シャ・ルージュ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
Le Char Rouge Cabernet Sauvignon 2009

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ワインショップ ソムリエの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
参考価格は1,890 円。

実に濃厚で力強いワイン。
パワフル、マッチョ、って感じ。
フルーツ感もあまりなくて、ただただ力強さだけが目立ちます。

男のワイン、って印象でしょうか。
ワインに繊細さや優しさを求める人には、ダメなタイプでしょうか。

でも、だんだん慣れてくると、ちょっと控え目なフルーツ感が見えてきます。

食事がないと、ちょっと飲みにくいタイプですね。

今日の晩ご飯はビーフカレー。

合わせるとちょっとフルーティさが強くなって、ちょっとギクシャクした感じ。
何かイマイチ馴染みません。

バゲットにキューブチーズをのせて合わせてみると、ワインが勝ち気味で、いまいち合わない。

辛くて強いタイプなんですが、料理に合わせると急にフルーツ感が強くなります。

やはり肉料理かな?
カシスジャムを合わせて美味しいような肉料理?

カミさんに値段を聞いたら、980円。
悪くないね、って感想ですが、元値1890円って言うとそれはちょっと高いみたい。

確かに、このワインが2000円近くする理由がよく分かりません。
ちょっとチリカベみたいだし。

チビチビ飲んでると、何も無くても飲めるタイプという事が判明。

悪くないけど、よくあるタイプ?

我が家的にはリピートしないタイプかな~。

ミニミニワインアンケート:ボージョレ・ヌーボーを飲む理由は?

ボージョレ・ヌーボーの解禁日が近づいてきて楽しみにしてる人も多いと思います。
そんな、ボージョレ・ヌーボー好きな人に、飲む理由を聞いてみました。

【質問】

ボージョレ・ヌーボーを飲む理由は?

【回答】

■■■■■■■■ 季節物だから 8 (61%)
□□□■■■■■ イベントだから 5 (38%)
□□□□□□□□ 美味しいから 0 (0%)
□□□□□□□□ 話のネタに 0 (0%)

なんと、美味しいからが0人!

確かに、飲む理由の一番は、季節の風物詩だからかもしれませんね。
そうじゃないと、こんなに高いワイン、飲みませんからねぇ・・・

でも美味しいボージョレも多いので、ぜひぜひ美味しく、楽しんで飲んでもらいたいですね。

「不味い!もう一杯」なんて・・言わないように。

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2010年、あのボージョレの真のルーツが再び上陸します。
『今年のヌーヴォー解禁日11月18日は、我々日本人が再びボージョレのルーツを体感する日となるであろう・・』
なんとなんと!!
樹齢100年のガメイから仕込む門外不出!!
まさに幻の【カリスマ・プリムール】が今年もまた飲めるんです。
しかもしかも!!
今回は初登場の2008年よりも断然お買い得!!
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価格以上に並はずれた品質。
ルロワのこだわりが一杯に詰まっておりヌーボーなんて、どれも一緒じゃない?
そうおっしゃる方へ。これ、目から鱗です。

2010/11/12

アズダ エクストラ・スペシャル ヴィオニエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(2)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@997円で購入)
(3)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1000(6本セット@997円で購入)
(4)ヴィオニエ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\780
(5)マカベオ(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アズダ エクストラ・スペシャル ヴィオニエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2008
【外観】
強い輝きのある、中庸なイエロー。
ギラギラした輝き。
色味は若々しく、ややグリーンがかっている。
金属のようなグレーの印象もあり。
粘性は強く、蒸留酒をイメージさせる。

【香り】
強めの熟した果実香。
蜜の印象。
グリーン系のハーブ。
ミネラル。
乳製品の印象。
グラスを回すと、バターリィな印象が強くなる。
かなり厚みのある強めの香り。
アロマティック品種をイメージさせる。

【味わい】
残糖を多めに残すセック。
トロミのある口当たりで、ボリューム感のあるアタック。
アルコール度は強め。
酸味は芯がしっかりしていて柔らかさもある。
苦みも強く、後味にしっかり残る。
ふっくらとした厚みのある口当たりから、酸味が中心となって膨らみ、そのままフレッシュな苦みで終わる。
余韻は長い。

【判定】
ギラギラした外観はヴィオニエか、ラングドックのシャルドネ。

香りは果実香が強く、ヴィオニエの印象。

味わいも甘みを多く残していて、ヴィオニエのイメージ。
マスカットのようなアロマティック品種独特な味わいがある。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ピンポン

西友のアズダワイン、なかなか良いですね。

【総評】
アズダ エクストラ・スペシャル ヴィオニエ ヴァン・ド・ペイ・ドック 2008
ASDA Extra Special Viognier Vin de Pays D'Oc 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ

西友で、780円で購入。

初めて買った西友のアズダワイン(ASDA WINE)。
このコストパフォーマンスはスゴイかも。

ヴィオニエって品種がまた特別ですが、まったくのブラインドで飲んだら1500円位の価格をつけてしまいそうです。

香りは複雑で、張りがあって強く、味わいも洗練されていて、かなり高品質なイメージ。

ヴィオニエといえばコンドリュー。
さすがに、ボリューム感や飲み口の綺麗さは敵いませんが、イメージとしては近い感じですね。

780円で気軽に飲めるワインとしては十分な品質です。

今日の晩ご飯は、鶏のねぎ塩焼き。
やきとりのしお、みたいなものですね。

これが何とまあ、良く合うこと。

脂分とか塩味とかを、優しく包んでくれる感じがあります。
やきとりがちょっと上品な料理になったような感覚でしょうか。

このワイン、塩味に強いですね。
アルコール度が高くてしっかりしてるので、塩っけに負けないんですね。

結構、タレの焼き鳥もいけるんじゃないでしょうか。

合わせる食事で、一番合いそうなのはクリーム系のパスタ。
チキンとかベーコンとか、肉系がいいですね。

逆に、バジルとトマトのような取り合わせには合わなさそう。

ちなみに、かつお節と醤油の効いた、不思議な野菜の炒め物に合わせてみたら、まったく合いませんでした。
醤油味とは合いませんね・・・当たり前ですが。

キューブチーズのオリーブに合わせてみたらこれもまたよく合いました。

ちなみに、このワイン、冷えてても美味しいです。
フルーティさがチャーミングな感じになりますね。

温度が上がると、ちょっとダレた感じになりますが、それはそれで、味わい深いものがあります。

カミさんに価格を聞いたら、980円。
ヴィオニエ独特のクセのある味わいが気に入ったみたい。

カミさんにいっぱい飲まれて、すぐに1本空いてしまいました。

いいですね、アズダワイン。
いろいろ飲んでみたくなりました。

■関連リンク(ASDAワイン)

2010/11/10

ボワ・サン・タルバン ラングドック ルージュ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1890 (6本セット@997円で購入)
(2)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(3)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(4)ガルナッチャ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\1050(6本セット@997円で購入)
(5)グルナッシュ・ノワール50%、シラー20%、ムールヴェドル20%、カリニャン5%、サンソー5%(仏:ラングドック・ルーション地方:ラングドックAC:08)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボワ・サン・タルバン ラングドック ルージュ 2008
【外観】
鮮やかな色調の濃いガーネット。
色味はほとんど黒で、フチは若々しい鮮やかなバイオレット。
透明感はほとんど無く、底は全く見えない。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
凝縮感のある果実香。
たばこ。
香木のようなスパイス。
グラスを回すと、酵母の印象が強くなるが、すぐに果実香に変わる。
香りは濃厚で強め。
ジャムのような果実香が主体。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
フルーティな口当たりだが、濃縮感のあるフルボディ。
酸味は柔らかめでしっかりある。
タンニンもしっかりしていて、口の中全体が乾くような感じ。
フルーツ感のあるフレッシュなアタックから、酸味が主体でボリューム感が出てきて、タンニンがすぐに覆ってくる。アフターは乾く感じ。
余韻は少しある。

【判定】
若々しさの感じでは、2009年くらいが怪しいが、2008年も候補になる。
色の濃さはニューワールドの印象。
ただ、ラングドックもスペインも可能性あり。

香りの印象は濃厚なフルーツとグリーン系のスパイスで、ニューワールドのカベルネ・ソーヴィニヨン。
シラーっぽかったり、メルローっぽい感じもあり。

味わいはやや残糖を感じるものの、ニューワールドというよりは、伝統産地のまとまり。

しっかりしたボディとしっかりしたタンニンは、カベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。

もうすっかりカベルネ・ソーヴィニヨンで決まったようなものだが、まてまて、グルナッシュとシラーという組み合わせはどうだ?

香りと味わいを再確認するが、香木のような香りと、しっかりしたボディとタンニンは、間違いないだろう。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

あーれー、ラングドックのグルナッシュとシラーでした・・

【総評】
ボワ・サン・タルバン ラングドック ルージュ 2008
BOIS SAINT-ALBAN LANGUEDOC ROUGE 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:ラングドックAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ノワール50%、シラー20%、ムールヴェドル20%、カリニャン5%、サンソー5%

リカーランドトップで、950円で購入。

カベルネ・ソーヴィニヨンとよく間違える、シラーを使ったローヌタイプのワインですね。

ワインだけだと渋味が強すぎます。
アルコール度も12.5%にしては、かなり強く感じます。

食事がないと飲みにくいタイプですね、これは。

子供が作った、ムラサキイモのスイートポテトがあったので、試しに合わせてみました。
芋とミルクの自然な甘さがあって、見た目は赤ワインに近い赤紫。

スイートポテトとワインを口に含むと、ワインが吸収されて、フルーツ感だけフッと顔を出します。
意外とOK。

基本的には良く合いますね。
ワインの強さとか渋味がすべてまろやかに感じます。

でも・・それでいいのか?という疑問も。

やっぱり、しっかりしたお肉の方がいいですね。

このワイン、しっかりしすぎてて、家庭料理に合わせるのは難しそう。

ほんのりとある甘い印象と、フルボディで強いタンニン、そして後味の辛さ。
和食にはまったく合わない感じですね。

カレーくらいなら合うかもしれませんが、他に合うイメージがわきません。
牛肉比率の高いハンバーグ、とかでしょうか。

それにしても、ワインだけで飲んでると、だんだんワインに手が伸びなくなってきました。
ちょっと口当たりが強すぎるんですよね。

我が家的にはいまいちかな~。

濃くて強くて、体育会系ワイン大好き、って人にはオススメです。

ヴァルグラン プレミアム 白 ハーフボトル

 
ヴァルグラン プレミアム 白 ハーフボトルヴァルグラン プレミアム 白 ハーフボトル
VALGRAND Premium Blanc 375ml

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・ド・ラルディッシュ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランなど

サンクスで、ハーフボトル498円で購入。

【外観】
少しベージュがかった、イエロー。
やや淡い色調で、シンプルな色合い。
輝きは弱め。
粘性は弱い。

【香り】
石灰のようなミネラル感。
チーズのような発酵香。
甘さを感じる、洋ナシのようなフルーツ香。
張りのあるしっかりとした香り。
グラスを回すと、爽やかさが強くなる。
ハーブや、柑橘系のフルーツ。
クリームのような乳製品のイメージもあり。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はとてもしっかりしている。
後味に苦みも強めに残る。
ライトボディだが、アルコール度はしっかりある。
飲み口はフレッシュだが、フルーティさは少ない。
後味はジューシーで、余韻は少し残る。

【総評】
辛口でオーソドックなスタイルの白ワイン。

ちょっと酸化してる印象も、古めかしい感じ?
まあ、この酸化の印象は管理が悪かっただけかもしれないので、ワインの特性じゃないかも。

ものすごく美味しい、って訳ではありませんが、良いワインだと思います。

爽やかなワインなので、しっかり冷やして、グイグイ飲む感じでしょうか。

ちょっと気になるのは、華やかさが全く無くて、地味な印象なんですよね。
生活感漂う・・・とでも言いましょうか。

なんだか、飲んでてしんみりしてしまいます・・・

今日の晩ご飯はコンビニのグラタン。

このワイン、印象は地味だけど、食事にはしっかり合いますね。

グラタンに合わせると、ホワイトソースにちょっとレモンを絞ったような、爽やかな合い方をします。

食べ物に合わせると先程の地味な印象はどこへやら、イキイキとしてきました。
食事に合わせると、ハーフボトルなんてアッという間に無くなってしまいそう・・・

ちなみに裏のラベルによると「香り豊かでスッキリとした味わい。シーフードなどさっぱりしたお料理におすすめです。」だそうです。

確かにシーフード関連は合うと思いますが、グラタンとかピザとか、幅広く合いそうですね。

コンビニのハーフボトルの中では、お買い得な1本だと思います。

■関連リンク(サークルKサンクスのワイン)


2010/11/07

パリンガ リヴァーランド・メルロー 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1890(6本セット@997円で購入)
(2)メルロー(豪:サウス・オーストラリア州:08)\1827(12本セット@831円で購入)
(3)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(4)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(5)グルナッシュ・ノワール50%、シラー20%、ムールヴェドル20%、カリニャン5%、サンソー5%(仏:ラングドック・ルーション地方:ラングドックAC:08)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

パリンガ リヴァーランド・メルロー 2008
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いガーネット。
濃い色調でほとんど黒に近いが、フチは少し落ち着いたバイオレット。
透明感はほとんど無く、底は見えない。
粘性はやや強く、脚がゆっくり降りてくる。

【香り】
濃厚な果実香。
グリーン系のスパイス。
フローラル。
厚みがあり、力強い香り。
グラスを回すと生っぽい動物香。
スパイシーさも強い。

【味わい】
残糖を多く感じるセック。
フルーティで柔らかいアタック。
フルボディで、アルコール度は高い。
酸味は強く、フレッシュさがある。
タンニンは控え目で、きめ細かい。
ほんのり甘いフルーティなアタックから、酸味が中心となって味わいが長く続き、後味はジューシーさが残る。

【判定】
やや落ち着いた濃い外観は、2~3年前くらいをイメージさせる。

香りはフルーツ香が中心で、ニューワールドの印象。
チリカベ、シラーズって感じ。

味わいはかなり甘さを残していて、アルコール度も強いが、フルーティにまとまっている。

イメージとしてはメルロー?
いやいや独特な動物香があるので、これはガルナッチャ?

うう・・・家族のパーマ液の匂いで、香りが良くわからん。
しかもなんだか、花粉症の症状が出てて鼻がつまってる。

あれこれ考えずに飲んだ印象で直球で決めよう。

テイストはニューワールド。
フルーティさはメルロー。
生産年は、2007~2008年くらい。

ファイナルアンサーで、メルロー、オーストラリア
で、ピンポン

う~ん、鼻が効かないくらいが当たるみたい。

【総評】
パリンガ リヴァーランド・メルロー 2008
PARINGA RIVERLAND MERLOT 2008

オーストラリア:サウス・オーストラリア州
アルコール度:15%
ブドウ品種:メルロー

エノテカのオンラインショップで、12本セット9975円、一本あたり831円で購入。
参考価格は、1827円。

スムーズでフルーティで飲みやすい、ニューワールドらしさ満載の美味しいメルローです。

ワインだけで、十分美味しく飲めるタイプですね。
逆に食事との相性が難しそう。

温度が低い方がいいのか、高めの方がいいのか、ちょっと迷いますが、少なくとも温度が高くてもフレッシュさは保っているようです。

冷やすとジュースっぽくなってしまいそうなので、ちょっと温度高めくらいの方がいいかも。

カミさんに値段を聞いたら、780円。

飲みやすいんですが、甘みがあってジュースっぽい感じがを安く感じたみたい。

このワインのスゴイところはアルコール度が15度もあるのに、それを感じさせないところでしょうか。

濃厚フルーティなワインの完成形をイメージさせます。

でもワインとしての深み、みたいなものを感じないんですよね。
食事ではなくてデザートみたいな感じ、とでもいいましょうか。

我が家的には、2000円近い値段だったら、このワインは選ばないかな。
でもそれは、まったく好みの問題なので、フルーティなワインが好きな人にはオススメします。

ルイ・ラトゥール マコン・ヴィラージュ シャムロワ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(3)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@949円で購入)
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1000(6本セット@949円で購入)
(5)マカベオ(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ルイ・ラトゥール マコン・ヴィラージュ シャムロワ 2007
【外観】
若々しい印象の、輝きのあるイエロー。
非常に輝きが強く、濃淡の差が激しい。
ややグリーンっぽいようなベージュっぽいような微妙な色調。
生産年は2~3年前くらいのイメージ。
粘性はやや強め。

【香り】
豊かで強い香り。
リンゴのような酸のイメージ。
ヴァニラ。
濃厚なクリームの印象。
グラスを回すと南国系のフルーツ。
フローラル。
グリーン系スパイス。

【味わい】
口に含むとスーっと消える、上質な口当たり。
ほのかに残糖を感じるセック。
酸味はやや収斂性を伴なう、主張のあるタイプ。
かすかに苦みがあるが、後味はキレイ。
上品な酸味が最後まで残り、ジューシーな余韻。
とても軽く感じるが、アルコール度は強そう。
柔らかい酸味を感じるアタックから、じわっと広がりながらキレイに消えていき、アフターはジューシーさが残る。
飲み進むとややエグ味が残る。

【判定】
非常に強い輝きは高品質なワインをイメージさせる。

香りは本格的。
ブルゴーニュのシャルドネ、あるいはボルドーブランをイメージさせる。
高貴品種を、しっかり樽を使って熟成させている印象。

味わいは、グランヴァンの持っている、キレイに消えてしまうタイプ。
ボディはそれほどボリューム感は無いが、品質は高い。

シャルドネの3本に絞られるが、すべてフランス。
マコン・ヴィラージュと、ボージョレ・ブラン、ヴァン・ド・ペイ・ドック。

軽い口当たりで、消えるような上品さは、私の好きな、ルイ・ラトゥールをイメージさせる。

価格のイメージも2000円弱のブルゴーニュ。

ファイナルアンサーで、シャルドネ マコン・ヴィラージュ
で、ピンポン

ルイ・ラトゥールのワインは、相変わらす上質です。

【総評】
ルイ・ラトゥール マコン・ヴィラージュ シャムロワ 2007
Louis Latour MACON-VILLAGES CHAMEROY 2007

フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1575円で購入。

久しぶりに、美味しいブルゴーニュのシャルドネです。

でも気になる部分もちょっとあります。

リンゴのような、酸化をイメージさせる印象があって、ちょっとアリゴテっぽい?
不味くは無いのですが、ランク的にはちょっと下に感じますね。

とはいえ、ルイ・ラトゥールのワインなので、軽いながらも素晴らしいバランスの良さでまとまっています。

でもとてもクリアな味わい。
香りは複雑で深みがあるけど、飲み口はスッキリ。

カミさんに価格を聞いたら、1890円。
多分普通に買ったらこのワインはそのくらいなんですよね。
今回はワケありで安く買いましたが。

バゲットにキューブチーズを乗せて合わせたら、ピッタリ合いました。

収斂性を感じる酸味とか、ちょっと悪臭系の要素を含んだ香りも、ちょっと懐かしい雰囲気があって、最近の良い子ちゃんワインとは違います。

個性と主張、伝統を感じさせますね。
ただ美味しいだけじゃない、飲み手の顔色を見ない、ポリシーを持ったワイン。

そうそう、深みのあるテイストがチーズなどの発酵食品にもよく合うんですよね。

どっしり落ち着いた、というよりは、ちょっとヤンチャな印象のある、ルイ・ラトゥールでしょうか。

ロラン・ペロー ピノ・ノワール ロゼ 2009

 
ロラン・ペロー ピノ・ノワール ロゼ 2009ロラン・ペロー ピノ・ノワール ロゼ 2009
Laurent Perraud Pinot Noir Rose 2009

フランス:ロワール地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

ワインショップ ソムリエの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。

【外観】
やや濃い目の鮮やかなロゼ。
色味は鮮やかなローズ。
輝きは強く、キレイなジュエリーのよう。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱め。

【香り】
赤い果実。
甘いシロップのようなイメージ。
フローラル。
グラスを回すと炭酸のイメージが広がる。
キャンディっぽいというか、カラメルっぽいというか、甘い印象が強い。
ハーブの爽やかな印象もある。
香りは弱めだが、上品さを持っている。

【味わい】
残糖をほとんど感じ無いセック。
かなり辛い印象。
ミディアムボディ。
酸味は穏やかで、上品。
ドライながらフルーティさもある。
後味はキレイに消える。
余韻は細く長く続く。

【総評】
しっかりした、上質感のあるロゼです。
小さな気泡が多く見られたので、フルーティで軽いタイプかと思いきや、辛口でしっかりと味わい深さを持ってます。

しかも後味がキレイなので、後を引きますね。
飲み終わったあとの残り香がとてもいいです。

キューブチーズをバゲットに乗せたおつまみにピッタリ。

カミさんに価格を聞いたら、1780円。

ロワールのピノ・ノワールで、スッキリした辛口はワンランク上の印象だったみたい。

温度高めでも美味しく飲めますが、冷やすとさらに飲みやすくなってグイグイ飲めてしまいます。

グリーン系のスパイスの印象が深みと爽やかさを出してますね。
しかも後味はすっきり。

ライトなバランスでまとまっていて、味に深みがある、素敵なワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

VdP ピノ・ノワール・ロゼ ロラン・ペロー 2009 税込 1,354 円 送料別


このドメーヌは、現在ロラン・ペロー氏が60haのブドウ畑を所有し収穫、醸造しています。
畑には、海からの影響があり、多量の日照時間、穏やかな気温、定期的な雨、かなり強い風をもたらし、水分の蒸発を促進します。
それは、ブドウの成長期間に吹き、ブドウの木を乾燥させ、病害の発生を抑えています。
ロラン・ペロー氏は、ブドウ樹とテロワールを尊重し、収量コントロールと品質の改良のためにリュット・レゾネ(極力自然に近い農法)の技術を用いています。
また、“テラ・ヴィティス”の認証を取得してします。
“テラ・ヴィティス”の認証は、環境に配慮したブドウの栽培方法を保障しており、規定により独立機関がトレーサビリティーを特定したり、証明したりします。
剪定方法は、ブドウの幹に10から12の芽を残したグイヨ・ナンテーズ法で行っています。
現代的な醸造(空気圧式プレス機、温度調節可能なステンレス製及びコンクリート製タンク)は、素晴らしい品質のミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リーやグロ・プランと様々なキュヴェを、醸造することができるのです。

2010/11/06

ミニミニ ワインアンケート:今年のボージョレ、飲む?

いよいよ解禁日が近づいてきた、ボージョレ・ヌーヴォー。

毎年毎年、過去最高の年!って言われてきましたが、今年はどうなんでしょうね?
天候不順でワインづくりに苦労した、なんて話もちらほら耳にしますが。

【質問】

今年のボージョレ・ヌーボーは?

【回答】

■■■■■■■ 絶対飲む! 7 (63%)
□□□□□■■ どっちでもいい 2 (18%)
□□□□□□■ 多分飲むと思う 1 (9%)
□□□□□□■ 飲まない 1 (9%)


やはり飲む派がダントツに多いですね。
年に一度のイベントなので楽しみにしてる人も多いのではないでしょうか。

でも飲まない、あるいはどっちでもいい、という人も少なからずいますよね。

ワイン好きが集まると、ボージョレ・ヌーヴォーに対しては必ず意見が分かれます。

商売にしてる人は、ボージョレ・ヌーヴォーは貴重なワインイベントなので、盛り上げたいと思っていますが、買う方にしてみたら、こんなに高いワインは無い。

いまどき3000円近い価格だったら相当美味しいワインが飲めますからね~。

ところが今年は、円高とデフレ現象のおかげか、随分と価格の安いものも出てきているようです。

何と西友のボージョレ・ヌーヴォーは、990円。
http://www.seiyu.co.jp/information/2010/881.php

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーでも1180円です。

さらにPETボトルだともっと安いみたい。

まあ、安くても不味ければ意味ないですが・・・

西友のボージョレ、是非買ってみたいと思います。

2010/11/04

ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV (2回目)

 
ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV
YOSEMITE ROAD CABERNET SAUVIGNON NV

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

セブンイレブンで、598円で購入。

【外観】
透明感のある、明るいルビー色。
底がハッキリ見えるくらいの透明感。
色調はやや黒っぽい落ち着いている。
粘性はやや弱め。

【香り】
ケミカル。
なめし革。
かすかにカラメル。
赤い果実。
香りはとても弱い。
グラスを回すと、強い動物香。
鼻をつくケミカルの印象。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
酸味はしっかりしている。
フレッシュでフルーティなアタック。
アルコールはそれほど強くないが、やや浮いている。
タンニンは控え目。
軽くてスッキリしたアタックから、ボディは膨らまず、甘みが強くなり、アルコールの印象が出てきて、後味はやや乾く。
余韻はほとんどない。

【総評】
ワインって飲むたびに評価が変わったりするので、もう一度買ってみました。セブンプレミアムのヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン。

安い大量生産のワインは、ロットで品質が大分違うみたいなので、何本か飲まないと正しい評価は出来ないのかもしれませんね。

スッキリ軽くて飲みやすいけど、ワインとしてはイマイチ、という点は、1年前に飲んだ時と同じ。

でもちょっと違っている部分もあります。

人工的なスモーク香が前回は気になったのですが、今回は気になりません。
全体にスッキリとスレンダーになった感じでしょうか。

軽くて飲みやすい、という点にポイントが移ってるような気がします。

今日の晩ご飯はセブンイレブンのお弁当、野菜とチキンのカレーですが、グビグビ飲めてちょうどいい感じ。

結構美味しく飲めますね。

1年前に飲んだ時よりもまとまりが良くなっているような気がします。

コンビニで買えて、598円という価格設定はかなり魅力的ですよね。

食事が終わって、試しにチョコレートに合わせてみたら、完全にワインが吸収されてしまいました。
ワインの味が、跡形も残りません。

ポテトチップスもあったので合わせてみたら、何とも飲み会っぽい、ジャンキーな合い方をします。

しかもこのワイン、グイグイ飲めますが、なんだか水っぱらになってきました。
何でしょうね、ジュースをたくさん飲んだときみたい・・

スッキリ飲みやすいパーティワイン、って感じですね。

しかもコンビニ弁当にもよく合うので、平日に気軽に楽しめるワインだと思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2010/11/03

ユーア・ツリー A.O.C.コート・デュ・ローヌ 白 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(2)グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\1320
(3)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(4)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@949円で購入)
(5)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\1000(6本セット@949円で購入)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ユーア・ツリー A.O.C.コート・デュ・ローヌ 白 2007
【外観】
輝きのある、強い色調のイエロー。
わずかにグリーンがかっていて、グレーっぽい。
強い輝きがある。
色調は複雑で、深い部分と浅い部分で濃度が違う。
粘性は弱い。

【香り】
甘い蜜。
南国の果実。
ヴァニラ。
ミネラル。
張りのある強めの香り。
グラスを回すとハーブ、クリーム。
上質感のある印象。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
フルーティで強いアタック。
酸味は控え目だが、強い苦みがある。
夏みかんのような苦み。
ボディはスレンダーながら、芯が強い感じ。
余韻は少し続く。

【判定】
複雑で強い輝きがあり、シャルドネと他の品種のブレンドが怪しい。
ローヌも候補か。

香りは上質で、シャルドネ以外の品種の印象がある。
樽熟成の印象も。

味わいは特徴のある苦み。

夏みかんのような強い苦みがあるが、品種の特定は出来ない。
苦みは強いものの、後味はキレイに消える。
オーガニックのようなスッキリ感。

飲めば飲むほどシャルドネっぽく無くなる。
程良く力の抜けた感じがローヌっぽい。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ
で、ピンポン

これは良いオーガニックですね。

【総評】
ユーア・ツリー A.O.C.コート・デュ・ローヌ 白 2007
YOUR TREE COTES DU RHONE BLANC 2007

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ

リカーランドトップで、1320円で購入。

強い苦みで好みが分かれるかもしれませんが、ローヌのオーガニックらしい味わい。
後味がとてもキレイです。

あれ?
ラベルを確かめたらこれオーガニックじゃない?
なぜかこれはオーガニックだとばかり思っていたけど、ラベルがオーガニックっぽいから?

オーガニックを拠り所にして当てたのに、オーガニックじゃ無いなんて・・・

アルコール度は結構高いんですが、飲み口はそれを感じさせません。

強い輝きがアルコール度の高さをイメージさせるのですが、飲むとあっけないような軽やかさ。

もちろん、芯の強さがあるので、水っぽいような軽さでは無いのですが、すーっと体に消えていって、後味はスッキリなんですよね。

でも何杯か飲んでると、予想以上に酔っ払います。
結構危ない系のワインかも。

割と素っ気ないタイプのワインなので、このあたりは好き嫌いがあるかもしれません。

コッテリ系の白が好きな人はダメでしょうね。
フルーティでジューシーなワインが好きな人にも、ちょっとタイプが違うかも。
辛くて素っ気ないんですよね。

カミさんに価格を聞いたら、「このワイン、いまいちだよね。680円。」
なんとまあ、結構悪い評価。

飲んだときにアルコール感が強くて、広がりがなくて、後味が水っぽい、というのがカミさんの感想。
想像以上に低い評価ですね。

ちなみにこのワイン環境配慮型の商品で、1本購入で、インドネシアなどで新しい木が1本植林されるそうです。
ラベルデザインもナチュラル感を出しているのですが、イマイチ美味しそうじゃありません。

カミさんの低評価も、ラベル含めて見た目が影響してるかもしれませんね。

個人的には好きなタイプなんですが、人によっては合わないかも。

ブルーサ サンジョヴェーゼ NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー(豪:サウス・オーストラリア州:08)\1827(12本セット@831円で購入)
(2)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(3)グルナッシュ・ノワール50%、シラー20%、ムールヴェドル20%、カリニャン5%、サンソー5%(仏:ラングドック・ルーション地方:ラングドックAC:08)\950
(4)サンジョヴェーゼ(伊:エミーリア・ロマーニャ州:I.G.T.ルビコーネ:08)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブルーサ サンジョヴェーゼ NV
【外観】
透明感のある、やや濃いルビー色。
底がうっすら見えるくらいの透明感。
色合いは紫が強く、少し落ち着いている。
輝くは少なく、大人しい。
粘性は弱め。

【香り】
赤い果実。
なめし革。
カラメル。
少しフローラル。
香りは弱め。
グラスを回すと生っぽい動物香。
酵母の印象。
奥にオリエンタルスパイス。
時間と共に鶏小舎のような印象が出てくる。

【味わい】
残糖を少し残すセック。
ライトボディ。
軽い飲み口で、酸味はほどほど。
タンニンも控え目で、かすかに舌の表面が乾くくらい。
アルコール度は低め。
酸味に独特な収斂性がある。
ライトなアタックから、かすかに酸味と渋味が広がり、すっきりと消える。
軽いながらもバランスが良い。

【判定】
明るい外観からは、サンジョヴェーゼが怪しい。

香りも弱く、ちょっと鶏小舎のような悪臭成分が混ざって、サンジョヴェーゼっぽい。

味わいは超ライト。
500円以上はしないだろうって感じ。

酸味の収斂性とか、ちょっとオリエンタルスパイスみたいな感じとか、いかにもサンジョヴェーゼっぽい。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ピンポン

これは価格当てでしたね。

【総評】
ブルーサ サンジョヴェーゼ NV
BRUSA SANGIOVESE NV

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:I.G.T.ルビコーネ
アルコール度:11%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、500円で購入。

このワイン、なかなか好みのタイプです。

軽くて、スッキリしてて、アルコール度が低めで、ドライで、ちょっとクセのある味わい。

水っぽいくらい軽いのですが、バランスがいいので、短所が長所になってる感じ。

500円なりの、プライドみたいなものを感じます。

今日の晩ご飯はホイコーロー。

でも休み前なので、スーパーで冷凍のフェットチーネのカルボナーラも買ってきました。
198円なんて、パスタソースを買うより安いぞ。

レンジで5~6分温めるだけなんですが、麺の感じとか、なかなかいいですね。
生パスタっぽいです。
というか、うどんっぽいのかな?

このワインを合わせてみると、ちょうどいい感じ。

クリーム系のソースなので、普通は白ワインですが、軽い赤ワインはアクセントになって、また違った合い方をして美味しい。

多分このワイン、コンビニパスタにもよく合うと思います。

続いて、メインディッシュのホイコーローに合わせてみると・・・完全に負けました。

ワインの味が全部すっ飛んで、水のようになってしまいますが、口をサッパリさせる、とう点では効果はあり。

それにしても、カルボナーラとホイコーローは、全然合いませんね・・・

おっ、でもこのワインが、二つの合わない料理の橋渡しをします。

間にワインを入れると、口がリフレッシュして、あまり気になりません。

なかなか日常飲みに重宝しそうなワインですね。

生魚・青魚系を除けば、守備範囲が広そうです。

試しに、大根の葉っぱの炒め物に合わせてみると・・
貧乏くさい味を受け止めて、流してくれるような、寛大さがあります。

まあ、あまりポリシーが無い、って事でしょうか。

家庭で飲む500円ワインの選択肢としては、十分あり、なワインですね。
おすすめです。

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