(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\980
(3)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(5)シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン(豪:ニュー・サウス・ウェールズ州:09)\860
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いガーネット。
透明感はほとんどなく、底は全く見えない。
フチはやや落ち着いたヴァイオレット。
2~3年くらいの熟成を感じる。
粘性は中庸。
雫に色素が残る。
【香り】
強めの焦げ臭。
タバコや、スモーク。
濃縮感のある果実香。
赤身の肉。
グラスを回すと生っぽい動物香。
スパイシーさも強い。
香りは強く、やや荒い印象。
【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
濃厚なフルーティさがあり、甘い印象の飲み口。
フルボディで、アルコール度も高い。
アタックは柔らかい。
酸味はしっかりしているが、穏やか。
タンニンはキレイに溶けていてなめらか。
口当たりはとても良い。
柔らかいフルーティなアタックから口の中で広がり、長い余韻をもって消える。
後味もキレイ。
【判定】
黒い外観からはオーストラリアののシラーズが一番候補。
ボルドーも、ヴァン・ド・ペイも可能性あり。
香りはスパイシーで濃厚で果実感があって、シラーの印象。
味わいもボリューム感と甘さはシラーの印象。
口当たりが良く、少し高めの印象だが、今回入っているオーストラリアの銘柄は、白が抜群に良かったので赤も価格よりも高い印象と思われる。
しかもこの人工的にすら感じる口当たりの良さは、いかにもニューワールド。
伝統産地のワインが好きな人には物足りないくらいのベルベット感。
へたするとボルドーのグラン・クリュくらいの舌触り。
でもこの甘さや濃縮感やシラーズの特徴的なスパイス感はやはりボルドーではない。
ファイナルアンサーで、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン
良いワインですね。
【総評】
リンデマン・カワラ シラーズ カベルネ 2008
LINDEMANS CAWARRA SHIRAZ CABERNET 2008
豪:ニュー・サウス・ウェールズ州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン
リカーランドトップで、860円で購入。
口当たりがとても柔らかく、飲みやすいのに、ボリューム感がある。
本当に、ボルドーのグラン・クリュをイメージさせるようなまとまりです。
もちろんカジュアルなワインなので、フルーティで飲みやすく、グラン・クリュとはレベル感が全然違うのですが、価格を超えた満足感を味わえますね。
ワインだけでスイスイ飲んでしまいます。
最初ちょっと温度が高かったので、少し冷やしてみました。
冷やすととたんに安っぽくなるかと思いきや、意外と大丈夫。
冷やしてカジュアルに楽しむもよし、少し温度高めでリッチな印象を楽しむもよし、って感じでしょうか。
ワインの主張があまり強くないので、食事にも合わせやすいですね。
今日の晩ご飯はから揚げ。
なかなかいい感じで合いました。
ケンカしなくてお互いに尊重する感じ?
週末なのでパスタを茹でて、レトルトソースのポモドーロを作りましたが、これも問題なし。
ワインだけでもまとまった味わいですが、食べ物と合わせてもあまり破綻しませんね。
許容範囲の広いワインだと思います。
この生産者の他のワインも飲んでみたくなりました。
■楽天ショップへのリンク
リンデマン カワラ シラーズ・カベルネ 2008 990円 (税込) 送料別
※サイトより引用
1843年、イギリスからの移民で元軍医のヘンリー・リンデマンにより創業。1858年には早くもイギリスへの初輸出を果たし、国内はもとより海外でも高い評価を受けるようになりました。その輸出量はオースラリアのトップに位置し、「世界のリンデマン」と讃えられています。また、ワインメーカーのグレッグ・クレイフィールド氏は、オーストラリア全土でたった3人しかいない「インターナショナル・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」受賞者のひとりで、伝統の技と近代技術を融合させながら、見事なワインを生み出しています。
ブラックチェリーやプラムを思わせる果実味と陽光あふれるオーストラリアで育った葡萄ならではの華やかな香りが特徴です。
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