2011/10/30

シュシュ ピンク NV <ワインスプリッツァー>

シュシュ ピンク NV
シュシュ ピンク NV
CHOU CHOU PINK NV

原産国:EU
アルコール度:6.5%
ブドウ品種:スペイン産トレパット種85%、テンプラニーリョ15%
タイプ:発泡性

グルメシティで、500円で購入。

【外観】
淡い、サーモンピンク。
色調は桜色のような優しい感じ。
注ぐと泡が一面に現れるが、割と早めに落ち着く。
フチは無色に近い。
輝きは大人しい。
粘性は弱め。

【香り】
少し香木のようなグリーン系の印象。
フルーティさは少なく、香りも弱め。
炭酸の印象と、ややドライなまとまり。
グラスを回すと、ちょっと傷んだ感じの果実の印象がある。
悪臭系の要素が少し混ざってる感じ。
ただ、香りはシンプルで、弱め。

【味わい】
炭酸は柔らかい。
ライトボディで、とっても軽やか。
残糖をほんのり感じる。
酸味は穏やか。
苦味、渋みはほとんど感じない。
思ったよりドライで、すっきりしていいる。
後味に微かな果実味が残り、キレイに消える感じ。

【総評】
ロゼワインを炭酸で割ったワインカクテルの、ワインスプリッツァーです。

カミさんに価格感を聞いたら、480円で、ほぼ正解。

ワインとしてはイマイチだけど、アルコール飲料としては美味しいんじゃない、という感想。
風邪気味で体調が悪い、といいながら、結構飲んでました。
泡嫌いなカミさんも、チューハイとかよりも、炭酸が自然な感じで飲みやすいみたいです。
ペリエくらいな感じ?でしょうか。

今日の晩御飯は麻婆春雨。

食事と合わせると甘さが気になるかと思いきや、そうでもなく自然に合います。

このワイン意外と甘くないんですよね。
それがこのワインのポイントかも。

ほんのり甘い、って感じが食事との相性を良くしてるみたいです。

炭酸が優しくて、フワッと広がる感じがいいですね。
しかもちょっと味わいにクセがあって、単調なカクテル飲料じゃないぞ、って主張してます。

カジュアルでフルーティな炭酸飲料を期待すると、逆にあれ?って思うかもしれません。

全然期待してなかったのですが、結構美味しいかも、これ。

このシュシュのシリーズは白もありますが、そのブドウ品種は、イタリアのトレッビアーノ種とスペインのアイレン種がブレンドされているみたいですね。

アルコール度も低めなので、女性の来る飲み会とかに出すと受けがいいかもしれませんね。
あとはランチとか、ピクニックですね。
お花見に持ってくと、さくらと色がおそろいでいいでしょうね。

泡嫌いなカミさんは、チューハイとかよりも泡が優しくの飲みやすい

ちょっと文句を言わせてもらうと、ラベルがイマイチなんですよね。
もうちょっとオシャレな感じというか、企画モノみたいなラベルじゃないといいんですけど・・・

■楽天ショップへのリンク

【シュシュ ピンク】 新発売!お試し2本セットワインスプリッツァー シュシュ白&ロゼ各1本ずつ ChouChou【6セット購入で、送料無料】【女子会・男女会・クリスマス会にも・・・】

※サイトより引用
■シュシュ白
ヨーロッパ産の爽やかな味わいの白ワインを炭酸水で割った新しいカテゴリーの果実酒です。
■シュシュピンク
優しい味わいの甘口ロゼワインを炭酸で割った新しいカテゴリーのお酒です。
■シュシュについて
アルコール度数が低めでやや甘口のテイストで、微炭酸なのでシーンを選ばずによりカジュアルに楽しんでいただけます。
★ワインスプリッツァー<シュシュChouChou>とは?
ワインを炭酸水で割った新しいカテゴリーの果実酒で、「シュシュ(chouchou)」はフランス語で「お気に入り」という意味。ハートをあしらったかわいらしいデザインで、女性の方にとくにオススメします!

■その他のワインスプリッツァー

キリン ワインスプリッツァ 白

2011/10/29

フォンジェール 赤 2006(ブラインドテイスティング:外す)

フォンジェール 赤 2006
(1)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(2)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(3)品種不明(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:06)\1080
(4)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
少し落ち着いた色調の、濃いルビー色。
フチにほんのりオレンジを感じる、黒っぽい色調。
透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は中庸。

【香り】
プルーンのような、加熱された果実の印象。
ドライフルーツ。
オリエンタルスパイス。
グラスを回すとケミカルさのあるなめし革のような要素が出てくる。
香りは弱めで、やや頼りない。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
かなり軽めで、果実味を甘みを感じるアタック。
熟成感を感じる。
酸味は穏やか。
タンニンは弱めで、舌の真ん中あたりが少し乾くくらい。
拍子抜けするような、軽いアタックから、じわっと味わいが広がり、微かな乾きと心地よい余韻が残る。
余韻は少し長め。

【判定】
少し落ち着いた色調と透明感から、ポルトガルかラングドックが候補。

香りは熟成感のある果実香。
熟成した、ピノ・ノワールやサンジョヴェーゼのような感じ。

味わいはかなりのライト。
ガメイやピノ・ノワールの印象。

そうなるとこの中では、ポルトガル?
飲んだ事ないので何とも言えないが、ちょっとポートワインっぽいような・・・

ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー

品種不明のラングドックでした。

【総評】
フォンジェール 赤 2006
Fongieres Rouge 2006

仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:13%
ブドウ品種:不明
※グルナッシュ50%、シラー50%という事が分かりました(2012年1月9日)

町田の蔵家さんで、1080円で購入。

ブドウ品種はグルナッシュが主体って感じがしますね。
時間が経つと、樽の印象も強く出てきました。

ものすごく軽くて、それでいてじわっと味わいのあるワインです。
熟成感も相まって、不思議な雰囲気を出してますね。

カミさんに価格感を聞いたら、980円で、ほぼ正解。
軽いけど、美味しい、という評価です。

今日の晩御飯は鶏肉のトマト煮込み。
マカロニとガーリックライス付き。

家庭料理なので、香りも味付けも軽めで、このワインに良く合いました。

なんでしょうか、このワイン、ナチュラル感があるんですよね。
そういう点では家庭料理に良く合うのではないでしょうか。

食事が終わって、ワインだけになっても美味しく飲めます。
熟成感と独特な香りで、つまみと一緒に飲んでるみたい?

超ライトなので、1000円越えは高いのでは、と最初思いましたが、飲めば飲むほど良さが出てきます。

ミニミニ・シャトーヌフ・デュ・パプ、って感じ?でしょうか。
いいワインだと思います。

メモリーズ シャルドネ 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

メモリーズ シャルドネ 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー:09)\3200
(2)シャルドネ、甲州(日本:山梨県:09)\1350円
(3)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
かすかにオレンジ色を感じる、中庸なイエロー。
色調は若々しく、やや複雑な印象。
輝きは強め。
粘性は中庸。

【香り】
果実の蜜のような甘い印象。
ハチミツ。
ハーブ。
レモン。
グラスを回すとクリームっぽい印象が出てくる。
爽やかなハーブの印象も強い。
香りは甘くてロマンティックな感じ。

【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
フルーティでシャープなアタック。
ボディは軽め。
酸味は最初穏やかで、後からじわじわ強くなる。
スレンダーな印象だけど、アルコール度は強そう。
後味に苦味と少しエグ味が残る。
余韻は少し続く。

【判定】
今回はシャルドネシリーズ。
いつも開けてくれるカミさんがシャルドネ嫌いなので、たまにこういう機会をつくらないと、シャルドネが開かないのです。

外観は輝きが強く、1500円以上ランクをイメージさせる。
ほんのりオレンジを感じるけど色調は若々しいので、南の方の日に良く当たったシャルドネか。
あるいは甲州が入っているか。

香りは最初甘い果実の印象がとても強かったが、後半は爽やか系になる。

ハーブの印象があるのだけど、なんというか、線香みたいな香りがある。

味わいはシャープでスレンダー。
酸味がフレッシュ。
甘さはあまり無いが、フルーティな印象がニューワールドっぽい。
ムルソー以外は日本も含めニューワールドなので、その3本が候補になる。

次に大きな選択肢は、甲州が入っているか。

チリは25%他の品種を混ぜて良い事になっているので、なかなかその比較は難しいが、単純に全体のまとまり感から言うと、低価格ワインのイメージ。

ただ、日本のワインは第一印象で安い感じを受けやすいので、そこにも注意が必要。

香りもちょっとチグハグだし、これは安い方のチリかな。

ファイナルアンサーで、チリのシャルドネ、580円
で、ピンポン

シャルドネ以外にもいろいろ入ってる感じの味わいです。

【総評】
メモリーズ シャルドネ 2010
MEMORIES CHARDONNAY 2010

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ主体

町田の蔵家さんで、580円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円!
ワインだけで飲むとちょっと気になるところもあるが、食事と一緒だと美味しい、という評価。

確かにワインだけで飲むより食事と合わせた方がイキイキします。

今日の晩御飯は鶏肉のトマト煮込み。
レモンを絞ったような合い方で問題なし。

つけ合わせのガーリックライスとかに良く合ってました。

軽くてスッキリした味わいなのですが、少し骨太な印象もあってバランスがいいですね。

ワインだけで飲むと、ちょっとアラが見えてきますが、この価格だと十分なコストパフォーマンスだと思います。

一風堂のラーメンに赤ワインを合わせると?

ニューヨークで1杯1300円のラーメンが大人気! ワインを飲みながら食べるのがツウという記事を読んで、無性にとんこつラーメンとワインが合わせたくなりました。

買ってきたラーメンは「日清名店仕込み 一風堂 赤丸 博多とんこつ」。
セブンイレブンで、258円と、やや高め。
具材が極端に少なくて、麺とスープで勝負してる感じが、とても潔い印象のカップ麺です。

合わせた赤ワインは、肉のハナマサの398円ワイン、ジョルノ・ペル・ジョルノ 赤
フルボトル398円で売ってる、超ライトな赤ワインです。

なるほどねー、基本的には良く合います。

脂っこさをサッパリしてくれるて、さらにちょっと洋風な印象にもなる?
中華に合わせてる感じが近いですね。

数少ない具材のチャーシューに合わせてみると、やっぱり豚肉の甘さがちょっと合わない感じ。

とにかく、スープと赤ワインが良く合うんですね。
海外の人は逆に、赤ワインがあった方が、ラーメンを食べやすいのかも。

これから、コッテリとんこつラーメンと赤ワインって定番になりそうな気配?

合わせるんだったら、軽めの赤がいいでしょうね。
おっ、これからボージョレ・ヌーボーの季節じゃないですか。
意外とラーメン屋に置くと売れるかもしれません。

後半は、赤ワインに助けられながら、ラーメンを食べてる感じになってきました。

脂っこいスープを飲み干したあとに、赤ワインでサッパリ!
これって、逆に体に悪そうですよね。。
スープもどんどん飲んじゃうし。

この組み合わせ、胃腸に自信がなくなってきた40代以降に良さそうです。

赤玉スイートワインソーダ

赤玉スイートワインソーダ
赤玉スイートワインソーダ
akadama sweetwine soda

日本:甘味果実酒(発泡性)(1)
アルコール度:3%
ブドウ品種:多分コンコード
容量:250ml

セブンイレブンで、238円で購入。

【外観】
グラスに注ぐと多めの泡が出て、長めに残る。
注いだあとの液内は気泡がほとんど見られない。
色調はややサーモンよりの鮮やかなピンク。
ロゼの少し濃い感じ。

【香り】
ブドウの種の部分のような果実香。
甘いカラメルのようなキャンディのような印象。
マスカット。
グラスを回すとブドウの皮のような爽やか系の香り。
香りはワインカクテルの感じ。

【味わい】
炭酸はそれほどキツない。
ほんのり甘い、スーパーライトボディ。
ワインというよりはジュース。
微かにタンニンがあるところがワインらしさを感じる。
口に含んだ瞬間だけワインっぽさを感じるが、まったく膨らみはなくストンと終わって、まったく余韻は無い。

【総評】
ワインと思って飲むと、物足りないこと甚だしいですが、アルコール飲料としては良くまとまってて美味しく飲めます。

赤玉スイートワインはコンコード種を使っていますが、昔からの日本の黒ぶどうって感じがありますよね。
泡が優しい感じで、あまりシュワシュワしなくて大人な感じ。

今日の晩御飯は、カップ麺の「日清名店仕込み 一風堂 赤丸 博多とんこつ」。
合わせてみたら、完全にワインが負けました。

それにしてもこのワイン、食事と合わせるイメージはまったくないですね。

ナッツとかポテチくらいでちょうどいい感じ。

キャンディっぽいというか、コンコードの甘い香りが強いので、どうしても食事とはケンカしますよね。

ちなみに缶の説明によると、スイートワインに、レモンと炭酸が入っているらしい。

あー、なるほど、入ってる、入ってる。
何か気になる香りがあると思ったら、レモンの香りですね。

赤ワインなのに柑橘系という予想外の組み合わせでよく分かりませんでした。

確かにレモンを入れる事で、アクセントを出して、飲み物として華が出ていますが、逆に言うと食事との相性を悪くしてる感じもあります。

飲み物だけでまとまろうとしてるので、食事を受け付けないような印象、とでも言いましょうか。

ナッツと合わせてたけど、飽きてきました。
飲み進むと水っぽい感じがだんだん気になってきます。
250mlしかないのに、なんだかもういっぱい、って感じで、おなかタポタポになりそう。

いわゆるワイン好きな人にはまったくオススメ出来ませんね。

アルコールに弱くて、でもワインの雰囲気を味わいたい、というような女性にいいのかな。

2011/10/27

ジョルノ・ペル・ジョルノ 赤 NV (2回目)

ジョルノ・ペル・ジョルノ 赤 NV
ジョルノ・ペル・ジョルノ 赤 NV
MONTEMARTE GIORNO PER GIORNO ROSSO NV

イタリア:ウンブリア州:IGTウンブリア
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明

肉のハナマサで、398円で購入。

【外観】
少し落ち着いた色調の、明るめのルビー色。
色調は少しオレンジっぽさのあるルージュ。
透明感があり、底がわりとハッキリ見える。
粘性は弱め。

【香り】
なめし革。
赤い果実。
微かな花の香り。
グラスを回すと、カラメルのような甘い香りが出てくる。
香りは弱めで、頼りない。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
ライトボディ。
ほんのりフルーティでスッキリした飲み口。
酸味はしっかり強め。
タンニンは軽いがしっかり乾く感じ。
アルコール度は低め。
ライトでフレッシュ感のあるアタックから、まったく膨らまずストンと終わり、酸味と渋みが後に残る。
余韻は短い。

【総評】
398円のワインの見本、みたいですよね。
軽くて美味しいワインです。

アルコール度も低くて、あまり酔わない感じですが、12%あるので気を付けないと結構酔っちゃうかも。

ワインだけで飲んでると、だんだん後味にエグ味と渋みがたまってきますが、まあ問題なし。

コンビニのミートソーススパに合わせると、ジャンキーな感じで、実に良く合います。

この価格だったら断然ビールよりもコスパが高いですよね。

コンビニ定番のサッポロ黒ラベルと比較してみました。

<サッポロ黒ラベル>
500ml×5%=アルコール分:25ml
278円÷25ml=1mlあたり11.12円

<ジョルノ・ペル・ジョルノ 赤>
720ml×12%=アルコール分:86.4ml
398円÷86.4=1mlあたり4.6円

ジョルノ・ペル・ジョルノの圧勝ですね!
どちらかというとハイボールとかが、ライバルかも。

このワイン、ニューワールドタイプじゃなくて、伝統産地のテイストが好きな人向けですね。
濃厚フルーティではなくて、軽めでドライな感じ。

コストパフォーマンス抜群で、品質に安定感があって、ワインらしさもしっかりあって、オススメの1本です。

ジョルノ・ペル・ジョルノ 赤 前回の感想はこちら

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2011/10/26

ポルタ・ダ・ラベッサ 白 2010(ブラインドテイスティング:外す)

ポルタ・ダ・ラベッサ 白 2010
(1)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(2)ヴェルメンティーノ(伊:サルディーニャ州:IGTイゾラ・ディ・ヌラーギ:07)\1260
(3)ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント(ポルトガル:DOCアレンテージョ:NV)\680 (6本セット@902円で購入)
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
グリーンがかった、やや淡いイエロー。
小さな気泡がグラスの内側に多く付着する。
シンプルな色あいでちょっとグレーっぽい。
輝きは強めで。
粘性は弱めでサラっとしている。

【香り】
ミネラル。
スモーキー。
ヴァニラ。
柑橘系。
グラスを回すとやや甘い印象になる。
ヴァニラやミントの印象が強い。
爽やか系のフルーツ。
香りはわりと強め。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
穏やかなアタックからシャープな印象に変わる。
酸味は強めで、キツめ。
ボディは締まってってスレンダー。
後味はドライ。
アルコール度はそれほど高くない。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しい外観で強い輝きは、チリのシャルドネが候補。

香りはヴァニラの印象が強く、ミントのような爽やかさがある。
これはチリのシャルドネでよくあるパターン。

味わいはかなりシャープ。
スレンダーで固くてドライ。
チリのシャルドネは他の品種が混ざっている事が多いというアドバイスをいただいたので、シャルドネっぽくなくてもあまり迷わない事にする。

価格は500円前後の印象。

ファイナルアンサーで、チリのシャルドネ
で、ブー

ポルトガルでした。

【総評】
ポルタ・ダ・ラベッサ 白 2010
PORTA DA RAVESSA VINHO BRANCO 2010

ポルトガル:DOCアレンテージョ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント

リカマンショップで、6本セット5410円、1本あたり902円で購入。
参考価格は680円。
セットの内容はこちら

よくよく裏ラベルを見ると2010って記載されてました。

カミさんに価格感を聞いたら、680円でドンピシャ。
美味しいけど、ちょっと水っぽい、という評価。

単一品種じゃない、複雑さを感じますね。
それからこのドライさは、やっぱりニューワールドじゃないかも。

最初ちょっとキツめに感じましたが、スイスイと飲みやすいワインです。

今日の晩御飯は豚肉のしょうが焼きと、カタクチイワシのから揚げ、釜ゆでしらす。

青魚系はワインに合わせにくいですが、このワインは、姿を消してしまって料理の邪魔をしません。
完全にイワシの裏側に隠れますね。
それでいて、サッパリさせてくれます。

何だかとっても良い感じに合いますね。

釜ゆでしらすは、味が強くないのでワインに蹴散らされてしまうのが普通ですが、このワインは実に繊細にフォローしてくれます。

このワイン、居酒屋向きなのかも。
なんでも来い!って感じの頼りになる感じがあります。

でも、しょうが焼きに合わせると、完全にノックアウトされて影も形もなくなってしまいますね。
タマゴサラダもちょっとダメ。
やっぱりタマゴとワインって相性が悪いのでしょうか。

食事と合わせるとこのワインの繊細さが分からなくなってしまいますが、飲めば飲むほど個性的。

軽いけど、十分美味しいワインですね。

食事にもよく合うし、受け入れる幅が広いので、ハウスワインとかにうってつけかも。
うちのハウスワイン、ポルトガルなんですよ、みたいなネタになるし。

カミさんも最期まで飲んで美味しいって言ってました。
なんとも言えない魅力を持ってますね。

香りの複雑さが軽さをカバーしてあまりあるって感じ?
軽さが食事の合わせやすさにつながって、魅力に転嫁しています。

ポルトガルワインの美味しさを伝えてくれる、オススメの1本です。

2011/10/23

ミニミニワインアンケート:ワインの映画といえば?

今回はちょっと趣を変えて、ワインの映画についてみなさんに聞いてみました。

【質問】

ワインの映画といえば?

【回答】

■■■ 別れのワイン(刑事コロンボ) 3 (50%)
□□■ モンドヴィーノ 1 (16%)
□□■ サイドウェイ(アメリカ) 1 (16%)
□□■ プロヴァンスの贈りもの 1 (16%)
□□□ サイドウェイズ(日本)  0 (0%)
□□□ 約束の葡萄畑 0 (0%)
□□□ 3055 ジャン・レオン  0 (0%)

刑事コロンボの別れのワイン、名作ですね。
1973年に放送されたドラマなので、デキャンタージュの方法とか、今と大分違ってて面白いですよね。

モンドヴィーノは、ワインについて深く考えさせられた映画でしたよね。
ミシェル・ロランの悪役?っぷりが最高でした。
モンドヴィーノ映画レビュー

サイドウェイは、いわゆるロードムービーですが、ダメ男二人と一緒に旅をしてるような気分になります。
主役のワインおたくと、脳天気な俳優の演技が実にいいですね。ビンテージワインのように心に染みてくる映画です。
サイドウェイ映画レビュー

サイドウェイズの日本語版は0票でしたが、この間ようやくレンタルDVDで観ました。
原作の重い部分とか、子供に見せられないような部分をカットして、軽ーく、テレビドラマくらいに仕上げた感じ?
唯一、菊地凛子が良かったですね。

すみません!
あとは見てません!

・プロヴァンスの贈りもの [DVD]
・約束の葡萄畑
・ジャン・レオンについて

ハズレなし!! お値打ちワイン厳選301本 輸入元推薦の1500本徹底試飲!

ハズレなし!! お値打ちワイン厳選301本 輸入元推薦の1500本徹底試飲! をFacebookで紹介されて、早速買ってみました。

[単行本(ソフトカバー)]
出版社: 講談社 (2011/10/13)
柳 忠之 (著), 石田 博 (著)
¥1,470

Amazonで買ったのですが、思ったより小さい、A5版のサイズですね。
持ち運びに便利そうです。

紹介ワインは、
第1章 太鼓判ワイン 13本
第2章 日常ワイン 121本
第3章 ちょっと贅沢。品種と土地の個性を映す2001円~4000円 121本
第4章 記念日、贈り物。ガッカリしない、恥をかかない、頼りになる 46本
に別れています。

それぞれの章の初めに対談記事が入っていて、とても興味深い洞察が掲載されています。

白はシャルドネよりもリースリングの時代、とか、赤は品質の安定感と価格のバランスで、イタリアのトスカーナ、など、「へ~っ」っていう内容が盛りだくさん。

ワインの写真がすべてモノクロなのがちょっと残念ですが、データはとっても充実しています。

<掲載データ>
・ワイン名(日本語と原語)
・産地
・ブドウ品種
・テイスティング・ノート
・生産年
・希望価格
・輸入元
・評価コメント
・香りと味わいのレーダーチャート(一部)

ワインレビューコメントの教科書になりそうですね。

巻末にあるテイスティング用語集も、ポイントがとても良くまとまっています。

個人的に、南フランスの赤ワインにある、独特な香木のような香りが気になっていたのですが、「ガリーグ」という用語が解説されていて、南フランスの赤ワイン特有の香りで、甘草、タイム、ローズマリー、オリーブ、ラベンダーなどの南仏の香りのミックス、と説明されていて、長年のモヤモヤが一気に晴れました。

日頃のワイン選びの、とっても良いガイドブックになりそうですね。



<オススメのワイン本・雑誌>

・「ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート 日本ソムリエ協会教本 2011」電子教本
・ワイン通が嫌われる理由(わけ)
・フランスAOCワイン事典
・Pen (ペン)ワイン選び最強の法則。 2009年 10/1号 [雑誌]
・ワインテイスティング―ワインを感じとるために
・モンドヴィーノ(DVD)
・アロマパレットで遊ぶ―ワインの香りの七原色

シャトー・オー・ラヴィニョー 2000(ブラインドテイスティング:外す)

シャトー・オー・ラヴィニョー 2000
(1)メルロー主体(仏:ボルドー地方:AOCサン・テミリオン:00)\2180
(2)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(3)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(4)品種不明(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:06)\1080
(5)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
落ち着いた、黒っぽい色調の、濃いガーネット。
墨を垂らしたような黒っぽさがあり、フチはほんのりオレンジがかっている。
深い透明感があるが、底は見えない。
粘性は強め。

【香り】
しょうゆっぽい、オリエンタルスパイスの印象。
プルーン。
ジャムのような果実感。
グラスを回すと、なめし革とドライフルーツ。
炙った木のような感じ?
グリーン系のスパイス。
とても独特な香りを持っている。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
卵白のような印象のある、なめらかなアタック。
ライトからミディアムボディ。
酸味は穏やかだがしっかり効いている。
タンニンは繊細で弱め。舌の表面が微かに乾く。
アルコール度はそれほど高くなさそうだが、やや浮き気味。
後味はかなり辛い。
余韻は短い。

【判定】
落ち着いた色調で、深い透明感。
2006年、2007年あたりが候補。

香りはドライフラワーや、煮詰めたプルーンのような、かなりの熟成感。
独特な個性をもっていて、何となくボルドーじゃないような感じ?
ポルトガルとヴァン・ド・ペイあたりが候補か。

味わいは軽くてまろやか。
このまろやかさはちょっとボルドーっぽいかも。
でも、サンテミリオン・グラン・クリュにしては軽すぎる?

何となくだけど、カベルネ・フランっぽい、マイナーな雰囲気を持っていて、そうなるとサンテミリオン・グラン・クリュという選択肢もある。

2000年のボルドーも十分候補。

これは分からなくなってきた・・・

あらためて飲んでみると、この個性的な味わいはローカル品種っぽいかも。

ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー

なんと2000年のボルドーでした。

【総評】
シャトー・オー・ラヴィニョー 2000
CHATEAU HAUT-LAVIGNERE 2000

フランス:ボルドー地方:AOCサン・テミリオン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー主体

町田の蔵家さんで、2180円で購入。

この軽やかさにだまされてしまいました。
飲み口は軽いけど、アルコール度はしっかり高そうです。

熟成感したワインのブラインドテイスティングって難しいですよね。

卵白っぽい、なめらかな口当たりはボルドーっぽかったのですが、熟成のせいかクセが強く、メルローとは思いませんでした。

とっても軽いのですが、傷んだ感じとか、力が落ちてるような印象はありません。
11年経っても、まだしっかりしていますね。

今日の晩御飯は甘酢がけの肉団子。
中華風の味付けです。

このワイン、オリエンタルスパイスのような熟成感があって、さらに軽めなので、実に良く合いました。

家庭料理に合う2000年のボルドーってあまりないのでは。
カベルネ・ソーヴィニヨンじゃなくて、メルロー主体ってのも、軽やかな熟成感のポイントですね。

食事が終わってワインだけになると、ちょっとペースが落ちますが、熟成感は十分楽しめます。

2000円を超えるとちょっと高い感じもありますが、2000年のボルドーで、まだまだ十分美味しいというだけで、価値はありますね。

2011/10/22

シャトー・ラ・グラーヴ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

シャトー・ラ・グラーヴ 2008
(1)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(2)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(3)品種不明(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:06)\1080
(4)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー20%、マルベック10%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:08)\780

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若さのある色調の、濃いルビー色。
色調は若さはあるけど、2年くらいの熟成感がある。
透明感があって、底がギリギリ見えるくらい。
輝きと表面の艶がある。
粘性は強め。

【香り】
なめし革。
ドライフルーツ。
オリエンタルスパイス。
グラスを回すとアーモンドのようなナッツ香。
スパイスや花の印象も強くなる。
香りは強めで、まだ少し閉じている感じ。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
マイルドで優しいアタック。
ミディアムボディ。
酸味は穏やか。
タンニンは弱く、舌の真ん中が少し乾くくらい。
後味にやや収斂性がある。
やさしい、ライトな口当たりから、フワッと少し広がり、酸味も渋みも穏やかなまま、後味はやや水っぽさがある。
余韻は短め。

【判定】
透明感のある、やや明るさのある外観からは、ボルドーかポルトガル?

香りはまだ閉じている感じだが、なめし革やドライフルーツの印象がサンジョヴェーゼっぽい。
ボルドーーではないかも。

味わいはライトで水っぽさのある後味が、低価格の印象。
チリのメルローは無いので、低価格のボルドーか、ヴァン・ド・ペイ?

でもよくよく見るとやはり濃いピノ・ノワールくらいの色調なので、ボルドーもヴァン・ド・ペイも違うかな。

フランスじゃない伝統産地って感じがある。

ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー

安い方のボルドーでした。

【総評】
シャトー・ラ・グラーヴ 2008
CHATEAU LA GRAVE 2008

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー20%、マルベック10%

町田の蔵家さんで、780円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
可もなく不可もなく、って感じだけど、ちょっと薄すぎという評価。

ライトな赤がタイプの我が家にしても、これはちょっと薄いかも。
後味になんとも言えない水っぽさがありますね。

それにしても、カベルネ・ソーヴィニヨン主体とは思えない軽やかさです。
メルロー主体のボルドーは、たまにピノ・ノワールと間違えますけどね。

ちょっと野趣のある香りは、マルベック?
何か、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローには無い動物的な印象があるんですよね。

ポークソーセージのナチュラルケーゼに合わせてみると、ちょうどいい感じ。
高座豚手造りハムのナチュラルケーゼは、スパイスの入ったミートローフ風のライトなソーセージですが、軽いワインにちょうど合うみたい。
食事と合わせると、素性の良い感じが出てきて、納得感がありますね。

グラスが空になると樽の香りが残ります。

軽いけど上質感がありますね。
食事に合わせやすい、良いボルドーだと思います。

ファブリツィオ・ピンソリオ ロエロ・アルネイス 2007(ブラインドテイスティング:外す)

ファブリツィオ・ピンソリオ ロエロ・アルネイス 2007
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー:09)\3200
(2)ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%(仏:ボルドー地方:AOCペサック・レオニャン:07)\2980
(3)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(4)ヴェルメンティーノ(伊:サルディーニャ州:IGTイゾラ・ディ・ヌラーギ:07)\1260
(5)アルネイス(伊:ピエモンテ州:DOCGロエーロ・アルネイス:07)\1050

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
ほんのりオレンジがかった、濃いめのイエロー。
色調は落ち着いた印象の、オレンジがかった黄色だが、黄金色まではいかない感じ。
輝きは弱め。
粘性は弱め。

【香り】
洋なしのような甘い果実香。
ミントのような清涼感。
グラスを回すとグリーン系のハーブ。
ミネラルっぽさと炭酸の印象。
香りは弱めで、カジュアルな印象。

【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
ボディは細身。
シャープで強い酸味のアタック。
やや水っぽさもある。
舌の真ん中が抜けるようなちょっと頼りない味わい。
少し過熟した印象。
後味は苦味とエグ味が残る。
余韻は短い。

【判定】
オレンジがかった色調は熟成感よりは、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランじゃないローカル品種のイメージ。

香りも独特な甘さやカジュアル感があって、イタリアっぽい。
やや酸化した熟成感があって、4~5年前くらいの印象。

味わいは強烈な酸味。
ボディは薄めで、シャープ。
酸化した感じと、ちょっと水っぽさがある。

イタリアは同じ年で2本。
ピエモンテ州とサルディーニャ州。

アルネイスは以前飲んだことがあるが、まったく記憶に無し。
色も濃く、南の感じかな。

ファイナルアンサーで、ヴェルメンティーノ
で、ブー

アルネイスの方でした。

【総評】
ファブリツィオ・ピンソリオ ロエロ・アルネイス 2007
PINSOGLIO ROERO ARNEIS 2007

イタリア:ピエモンテ州:DOCGロエーロ・アルネイス
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アルネイス

伊勢丹で、1050円で購入。

飲み進むと、良さが出てきました。
気になる点はあるものの、飲み終わったときの余韻が良いですね。

モモというか、オレンジというか、甘い果実感が残って、またグラスに手が伸びます。

元々はもっと高いワインで、そろそろ下り坂になってきたので、特売の1080円になった、って感じ。

今のコンディションだと価格なりな感じですが、ポテンシャルの高さを感じますね。
ホントは、もっと出来る人なのよ~、って感じ。

後半良くなってきましたね。
完熟したフルーツのような、オレンジのような、甘い果実感がいい感じ。

ただ、ワックスのような感じが口の中に残って、ちょっと気になるかも。

このワイン、もう少し若い時に飲んだらもっと美味しかったでしょうね。
一番美味しい時期のものを、もう一度飲んでみたいかも。

2011/10/21

オサディア メルロー 赤 2010

オサディア メルロー 赤 2010
オサディア メルロー 赤 2010
OSADIA MERLOT 2010

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー

肉のハナマサで、特売550円で購入。

【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色調は青みがかったマゼンタ。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は中庸。

【香り】
閉じた印象のケミカルさ。
チョコレート。
タバコ。
凝縮感のある果実。
なめし革。
グラスを回すと鼻をつく、ケミカル香。
落ち着くと、樽の印象が残る。
茎っぽいスパイス。
香りはそれほど強くないが、やや刺激的。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
ライトボディ。
酸味は柔らかいがしっかり効いている。
タンニンは弱めで、舌の真ん中が少し乾くくらい。
アルコール度も低め。
ライトで柔らかい飲み口から、ほんのり甘みが出てきて、あまり膨らまず、軽い渋みを残して消える。
後味はジューシーさと共にアルコールの印象も残る。

【総評】
強めの樽香が気になりますが、飲み口は軽やかで嫌味は少ないですね。

ただ、ちょっと浮いたアルコールの印象があります。
生っぽさもあるかな。

今日の晩御飯はローソン100で買ってきた、冷凍のドライカレーに冷凍のハンバーグを乗せたもの。
合わせて210円の超節約メニュー。

案の定、脂っこい味わいだけど、このワインが助けてくれますね。
何だか・・・、とっても良く合います。

食事がインスタントくさくて脂っこいので、ワインをグビグビ飲んじゃいますね。こりゃ危ないぞ。

上等じゃない食事とワインほど、「マリアージュ」という言葉を実感する、ってのは皮肉なものですね。
ダメ人間同士、お互いに助けあう、みたいな。

ローソン100で買ってきた、レモン風味のスモークタン(105円)に合わせると、さすがにこれは合いません。
レモン風味が完全に邪魔してしまいます。

カミさんに話しかけたら、「私は本読んでるんだから邪魔しないで!」って言われた旦那さんみたいな・・・心細い感じになります。

何だかコメントが良く分かりませんが、食事が冷凍食品だとコメントが荒れてくるみたいです・・・

食事が終わって、ワインだけになると、軽くてジュースっぽい感じが気になって来ました。
生ぶどうジュースみたいな感じ?
樽香もやっぱり気になるんですよね。

コストパフォーマンスは悪くないと思いますが、個人的にはイマイチかも。

■裏ラベルのコメント
「オサディア」とはスペイン語で「大胆不敵」
チリの恵まれた気候と大地から生まれた、旨みたっぷりのフルーティなワイン。
いつでも、どこでも、誰とでも、「大胆不敵」にお楽しみください。
ミディアムボディ
メルロー種ならではの、なめらかな果実味は非常にフレッシュ。すみれのような香り、イチゴジャムなどの可愛らしさもあり、余韻に心地よい甘みも感じます。凝縮感がある上に飲みやすい毎日のディナーに合わせやすい赤ワインです。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2011/10/19

メモリーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

メモリーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2010
(1)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(2)ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント(ポルトガル:DOCアレンテージョ:NV)\680 (6本セット@902円で購入)
(3)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\580
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
ややグリーンがかった、淡めのレモンイエロー。
色調は淡く、グレーっぽさがある。
輝きは強め。
粘性は弱め。

【香り】
南国系の甘い果実の香り。
爽やかなハーブ。
ミネラル。
グラスを回すとミカンっぽい柑橘香。
時間が経つと、ハリのあるミネラル感。
香りは弱めだが、上質な印象がある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
すっきりした、果汁のようなフルーティさ。
酸味は最初柔らかく、後からキツくなってくる。
後味にはしっかりした苦味が残る。
ボディはスレンダーで、痩せた感じ。
アルコール度はあまり高くない。
ほんのり甘みのあるフルーティなアタックから、酸味と苦味がじわっと広がり、後味はグレープフルーツの印象。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しい外観で、淡い色調は、2010年のソーヴィニヨン・ブラン。

香りはパッションフルーツのような南国系の印象と爽やかなハーブで、ソーヴィニヨン・ブランのイメージ。
弱々しい香りで、安いワインの印象。

時間が経つと、石けんのようなミネラル香になる。

味わいはシャープでスレンダー、グレープフルーツのような果実感。
ほんのり甘みがあって、ニューワールドのソーヴィニヨン・ブラン。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

軽くて飲みやすい、チリのソーヴィニヨン・ブランです。

【総評】
メモリーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2010
Memories Sauvignon Blanc 2010

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

町田の蔵家さんで、580円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
最初の口当たりで、アルコールっぽさがあって、香りも弱くて、安い感じなんだけど、後味がいいので500円台では無いだろうと思った、とのこと。

確かに香りも弱くて、口当たりもちょっと荒っぽいのですが、飲み終わりがいいんですよね。
終わり良ければすべて良し、みたいな。

しかも軽くて、清涼飲料水みたいな感じもあって、クイクイ飲んでしまいます。
ワインだけで、十分美味しく飲めるタイプですね。

今日の晩御飯は親子丼。

普通ワインには合わないメニューですが、このワインは全然大丈夫です。
チューハイレモンと合わせてるみたい?

つけ合わせのポテトサラダにも良く合いました。

決して上質なワインでは無いのですが、ぶきらぼうだけど、憎めないヤツ、みたいな感じなんですよね。

最後まで美味しく飲めました。
オススメです。

■楽天ショップへのリンク

メモリーズ・ソーヴィニヨン・ブラン[2010] 税込 491 円 送料別

※サイトより引用
チリ超お買い得!究極辛口白ワイン!チリ屈指の有名ワイナリーから究極ソーヴィニヨン・ブラン100%ワインが緊急入荷!淡い緑色!清々しい酸味と際立ったミネラル感とシトラスや青りんご、グレープフルーツの風味がすばらしく調和したフレッシュな果実味が魅力の人気辛口白ワイン!当店スタッフ“超おすすめ”!アペリティフだけでなく、食事中にもお楽しみいただける味わいです。かわいい貝殻のラベルも人気の秘密!レストランさまやカフェバーさまにも自信を持っておすすめします。

■裏ラベルの記載
清々しい酸味とミネラル感によって際立った、シトラスや青りんごの風味を心地よく楽しめるフレッシュな果実味が魅力です。

2011/10/18

カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 白 2010

カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 白 2010
カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 白 2010
CANTINE LAVORATA INZOLIA SICILIA 2010

イタリア:シチリア州:IGTシチリア
アルコール度:12%
ブドウ品種:インツォリア

肉のハナマサで、598円で購入。

【外観】
グラスに注いだ瞬間にかなり多くの気泡が現れる。
ニュートラルな色調の、中庸な濃さのイエロー。
輝きは大人しい。
粘性は、弱め。

【香り】
巨峰のブドウの実の部分のような印象。
ちょっと青っぽい感じ?
ほんのりスモーキー。
グラスを回すと、オレンジくらいの果実香。
香りは弱く、ほとんど香りが立ってこない。
酵母のような、ミネラルのような印象が強め。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
まろやかで、優しいアタック。
酸味は弱めで穏やかだが、後味に強く残る。
アルコールは低め。
苦味は中盤から出てきて、後味に酸味と共に残る。
最初柔らかで、後からシャープな印象。

【総評】
さすが肉のハナマサワイン、何となくツボをおさえてる感じがありますね。

最初の飲み口は、頼りないくらいの軽さなんですが、飲み終わった後に残る心地よいフルーツ感がなかなか良い感じ。

温度高めでも、酸と苦味が後味をシメてくれるので、ダレた感じはありませんが、ちょっと冷やしてみました。

冷えると、スッキリ感が出てきて、飲みやすくなりますが、ちょっとつまらない印象になるかも。
ただ飲みやすいだけで、後味も苦味が強くなります。

あまり冷やしすぎない方がオススメですね。
まったりと美味しく飲める感じ。

今日の晩御飯は、コンビニのカルボナーラスパ。
あまり絡まず、すっきりさせるだけの合い方ですが、全然問題ありません。

ワインの温度上がった時の方が料理との相性が良くなりますね。

オススメですね。
最後まで美味しく飲めました。

■裏ラベルのコメント
シチリアは地中海最大の島で、良質ワインの量産地でもあります。ブドウ品種はインツォリアでシチリアが主産地。大変ポピュラーな辛口ワインで、格付けされた白ワインです。やや黄みがかった麦わら色で、新鮮な芳香が楽しめます。飲み頃温度は12℃前後です。
ワインのタイプ:香りも味わいも優しく、爽やかな飲み口の白
料理のタイプ:地鶏のガーリックソテー、ボンゴレ・ビヤンコ

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2011/10/16

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2007
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー:09)\3200
(2)ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%(仏:ボルドー地方:AOCペサック・レオニャン:07)\2980
(3)ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1499
(4)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(5)ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント(ポルトガル:DOCアレンテージョ:NV)\680 (6本セット@902円で購入)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
オレンジがかった、濃い黄金色。
色調は熟成感を感じる濃いゴールド。
輝きは強い。
粘性も強め。

【香り】
はちみつ。
白い花。
熟成感のある果実。
ドライマンゴー。
グラスを回すと蜜の印象が強くなる。
ハーブやドライフルーツの印象が混ざり、複雑で厚みがある。
時間がたつとリンゴのような酸化の印象が出てくる。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
少し酸化を感じる、収斂性のある飲み口。
酸味は強く、厚みを感じる。
アルコール度は強く、後味に残る。
後味の苦味は強め。
酸が味の中心になっていて、苦味と相まって、後味がかなり辛い。
全体的にギスギスしたまとまりで、バランスが悪い。

【判定】
熟成感のあるゴールドに、ギラギラした輝き。
高いワインが開いたかな、って印象。
ただ、色のイメージでは、2007年よりも古い感じ。

香りは、甘い蜜のような印象が中心。
そこにハーブはドライフルーツの印象がまざって、印象は南のワイン?
リンゴのような酸化の印象はボルドーでよくあるタイプ。

飲み口は、キツめの酸と、酸化したやや口当たりの悪い印象。
高いワインかと思っていたけど、これは違うかも。

改めて香りを嗅ぐと、かなり個性的な要素が混ざって、ローカル品種をイメージさせる。

これはノンヴィンテージのテーブルワイン?

ファイナルアンサーで、ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント
で、ブー

なんと、ヴィオニエのミティークでした。

【総評】
ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2007
LA CUVEE MYTHIQUE BLANC 2007

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン

リカーランドトップで、特売1499円で購入。

そうですね、ネタバレしてみると、これはヴィオニエが入ってるワインですね。

ローヌ地方北部の主要品種を使っていますが、酸化の印象や樽香が強いせいか、あまりローヌっぽくはありません。

時間と共に、酸化と樽香が、木酢液のような感じになってきました。

カミさんにミティークとネタばらしして価格感を聞いたら、1480円でほぼ正解。
ただ、この味だと、980円でも高い、ってという評価でした。

セールで買ったワインですが、値段の下がっているワインは要注意ですね。

ただ、ベースはしっかりしているので、コンディションは悪いものの、飲めないレベルじゃないかもです。

今日の晩御飯はチキン南蛮。
竜田揚げの鶏肉にタルタルソースがかかってます。

合わせてみると、やっぱりワインの酸化してる感じが気になってしまって、イマイチ。

でも、ハーブの効いたレバーペーストに合わせてみると、ワインの欠点をうまく隠してくれて、とても美味しくなりました。
多少ワインに欠点があってもカバーしてくれる食材って重要ですね。

それにしても、素性はいいワインなので、このコンディションはちょっと残念でしたね。
ローヌ系の白は好きなタイプなので、また飲んでみたいと思います。

2011/10/15

ソリア バルバレスコ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

ソリア バルバレスコ 2007
(1)ネッビオーロ(伊:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ:07)\1880
(2)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(3)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(4)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
落ち着いた色調の、明るさのあるルビー。
色調はフチにオレンジがさしていて、落ち着いている。
透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は中庸。

【香り】
なめし革。
フローラル。
バラのような強めの花の印象。
ややドライフラワー。
グラスを回すと加熱された黒い果実。
香水のような、強い香りもあり。
フレッシュな赤い果実の印象も少し。
香りは繊細で華やかで、女性的。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
ミディアムボディ。
ライトで優しく、フレッシュさのあるアタック。
酸味は強め。
タンニンも強く、したの表面全体が乾く感じ。
すーっと柔らかい感じのアタックから、渋味が強い収斂性を出して、後味はやや乾く印象。
余韻は短い。

【判定】
明るめで、熟成感のある外観。
ピノ・ノワールかガメイくらいの印象。
ポルトガルが一番怪しいが、メルローの可能性もあり。

香りはとても華やか。
香水のような印象もあって、ちょっと特殊な印象。
ドライフラワーやなめし革の印象はピノ・ノワールに近い。

味わいは、軽めで繊細。
ただ、強いタンニンがある。
熟成感の印象はサンジョヴェーゼをイメージさせる。

サンテミリオンにしては明るすぎるので、多分違うだろう。
もちろんチリのメルローも違う。

バルバレスコは最近飲んでないのですっかり忘れてしまったが、こんなに明るい事はないだろう。

消去法で、ポルトガル?

ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー

なんと、バルバレスコ。

【総評】
ソリア バルバレスコ 2007
SORIA BARBARESCO 2007

イタリア:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ネッビオーロ

リカーランドトップで、1880円で購入。

バルバレスコとしては激安な、カジュアルバルバレスコ。
全体のバランスがちょっとギクシャクしている感じはありますが、ライトながら、個性と深みを持っているタイプで、我が家好みですね。

香りがとにかく華やかで、やや人工的な印象すらあります。
バラの香りのガムみたい??

ガブガブ飲まなくても、香りを楽しみながら、ゆっくり飲めるタイプじゃないでしょうか。
それにしてもバルバレスコってこんなに華やかな香りだったっけ??

かれこれ20年前くらいに、GAJAのバルバレスコを飲んで、とっても美味しかったのですが、どんな味・香りだったかまったく記憶にありません。
当時、ハーフで4500円くらいしましたが、今となってはそんな値段では買えませんね~。

ちなみにこのワイン、コルクがとっても安っぽくて、とてもバルバレスコとは思えません。
全体的なまとまりも、やや雑な印象?

今日の晩御飯はカレー風味のポークチャップ。
ワインがそれほど強くないので、料理の邪魔をせず、良く合いました。

うちで焼いたスティックパンにレバーペーストをつけて合わせてみてもそこそこ問題なく合います。

力がないので、グラスに入れて時間がたつと、ちょっと酸っぱくなってきますね。

イタリアワイン共通にある、サンジョヴェーゼっぽい、なめし革というか、鉄サビのような印象があります。

カミさんに、バルバレスコという事を頭に入れて価格感を聞いたら、1980円。
もしバルバレスコじゃなかったら、1600円くらい、とのこと。

確かにコストパフォーマンスはイマイチかも。

次の日まで残ったので飲んでみたら、ちょっと酸っぱくなってますが、まだまだ飲めますね。
さらに香りも相変わらす華やかというか、ケバケバしい?

個性的で面白いまとまりなので、人によって好みは分かれそうですが、我が家的にはリピートしないタイプかな。

2011/10/14

シニャチュール・デュ・シュッド・プレミアム ソーヴィニヨン・ブラン 2009

シニャチュール・デュ・シュッド・プレミアム ソーヴィニヨン・ブラン 2009
シニャチュール・デュ・シュッド・プレミアム ソーヴィニヨン・ブラン 2009
Signatures du Sud Premium Sauvignon Blanc 2009

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーショップITOで、945円で購入。

【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は淡く、グリーンがかっていて、グレーっぽい。
輝きは弱い。
粘性も弱め。

【香り】
ミネラル。
枯れ草のようなグリーン香。
グラスを回すと醗酵香が強くなる。
クリームっぽさも出てくる。
香りは弱め。
ちょっとアルコールの印象もある?

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
すっきりとした、優しく、フルーティなアタック。
ボディはこじんまりとしている。
酸味はしっかり強いが、柔らかさがある。
苦味が後味に残り、ややエグ味を感じる。
最初の飲み口は柔らかいが、後味はやや荒れた感じになる。
アルコールもやや浮き気味。
余韻は長めに続く。

【総評】
最初の一口がとても柔らかくトロッとしたフルーティさがあって、とても良いです。
でも後味がややグズグズ?

ワインだけで飲んでると、エグ味がたまってきて、辛さが出てきて、何か欲しくなりますね。

とりあえず、レバーペーストをレタスに乗せて合わせてみると、バッチリ合います。

レバーペーストに入っているハーブがつなぎになって、さらにラードっぽい脂感をワインがサッパリさせてくれます。
ワインがグッと活きてきますね。

今日の晩御飯は、挽き肉の入ったオムレツ。
ケチャップかけて合わせてみると、これはさすがに合いません。
挽き肉の味に完全に負けるのと、ケチャップとも玉子とも相性が悪く、ダメダメ。

週末なので、冷凍の海老のトマトクリームパスタにも合わせてみると、これはそこそこ問題なし。
魚介の香りが結構強めなのでどうかと思いましたが、うまく抑えこんでます。

ただ、後味で苦味が強く感じますね。

品質感の高いワインだと思いますが、コストパフォーマンスはそこそこって感じでしょうか。

2011/10/13

オサディア ソーヴィニヨン・ブラン 2010

オサディア ソーヴィニヨン・ブラン 2010
オサディア ソーヴィニヨン・ブラン 2010
OSADIA SAUVIGNON BLANC 2010

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

肉のハナマサで、特売550円で購入。

【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は薄めで、グレーっぽい。
輝きは強め。
粘性は中庸。
グラスの内側に小さな気泡が多くつく。

【香り】
青草香。
やや石油香。
スモーク。
グラスを回すと、クリームっぽさが出てくる。
柑橘系。
レモンの皮。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
フレッシュでシャープなアタック。
酸味はかなりきつく、ゆずやm夏みかんのような印象。
苦みも強く、グレープフルーツらしさもある。
ボディはやや厚め。
アルコール度は高い。
かなり酸っぱい感じの飲み口で、後味はアルコール感が残ってやや乾く。
余韻は短い。

【総評】
やたらスッキリしてて、バーベキューとか、飲み会にピッタリですね。
難しい事は考えないで、パーッと行きましょう!って感じ。

今日の晩御飯はコンビニのクリームソースのパスタ。

レモン汁をふりかけたような合い方・・・というよりは、レモンスカッシュを合わせたような合い方ですね。
グイグイ飲めます。

ワイングラスというよりはタンブラーで飲んだ方が合いそう。

温度低めでもシャープな味わいなので、問題ありませんが、ちゃんと冷やすと、このワインの良さが出てきます。

冷やすとジュースっぽくなるかと思ったらそうでもありません。
ドライでシャープで、すっきりジューシーな感じです。
フレッシュな果汁の印象が強いんですね。

どんどんグラスが進みますが、意外とアルコールが強いので飲み過ぎ注意ですね。

一旦冷やしてから温度が上がってくると、苦味がちょっと気になります。
食べ物があった方が美味しく飲めるタイプでしょうか。

500円台だったらお買い得ですね。
カジュアルな飲み会やバーベキューにピッタリだと思います。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2011/10/12

ロス・ヴァスコス ロゼ 2010

ロス・ヴァスコス ロゼ 2010
ロス・ヴァスコス ロゼ 2010
LOS VASCOS ROSE 2010

チリ:セントラル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1380円で購入。

【外観】
アセロラのような赤味の強い、やや濃いロゼ。
色調は彩度が高く鮮やか。
フチはほぼ無色。
輝きは穏やか。
粘性は弱め。

【香り】
ミネラル。
赤い果実。
フローラル。
グリーン系のハーブ。
グラスを回すとチーズのような醗酵香。
鉱物っぽさも強くなる。
香りはそれほど強くないが、しっかりした印象がある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
フレッシュでフルーティなアタック。
ボディはスレンダーだが、芯はしっかりしている。
酸味は強く、最後まで残る。
軽いタンニンがあり、舌の表面がかすかに乾く。
甘さは少ないが、みずみずしいジューシーさがある。
アルコールは高めだが、酸味がかなり強いので、後味は乾いた感じはない。

【総評】
とても品のいいジューシーさをもった、誰にでも好かれそうなロゼですね。

でも2杯目から、やたら辛い感じになってきました。
余裕が無いというか・・・

今日の晩御飯はチキンカツ。

合わせると、ワインのピュアでフルーティな印象が、食事に華を添える感じ?
食事に合わせると、またまた良さがグッと出てきました。

とにかくこのワイン、美味しいのでどんどん無くなります。

雑味が無くて、すっきり、爽やかで、ドライ。
それなりにアルコール度は高いのですぐに酔っ払ってしまうので要注意です。

食事が済んでて、ワインだけで飲んでいたカミさんに価格感を聞いたら、880円!
1杯目は美味しかったけど、2杯目は苦かった、というのが低評価のポイント。

そうなんですよね、このワイン、食事と合わせないと、辛さと苦みが相まって、だんだんつらくなります。

レバーペーストをパンにのせておつまみにしたら、カミさんも評価もぐっと良くなりました。

ワインだけで飲むと、ちょっとキツメなのが残念ですが、とても良く出来たワインだと思います。

2011/10/11

ミニミニワインアンケート:秋に飲みたいフランスワインは?

ますます秋が深まっていく、今日この頃。
ワインがどんどん美味しくなっていく季節です。
そんな時期に飲みたいフランスワインを聞いてみました。

【質問】

秋に飲みたいフランスワインは?(複数回答可)

【回答】

■■■■■ ボルドー 5 (50%)
■■■■■ ブルゴーニュ 5 (50%)
□■■■■ コート・デュ・ローヌ 4 (40%)
□□■■■ ロワール 3 (30%)
□□□□■ 南フランス 1 (10%)
□□□□■ アルザス 1 (10%)
□□□□□ シャンパーニュ 0 (0%)

ボルドー、ブルゴーニュは秋だけじゃなくて、一年中強そうですね。
以前聞いた、石田博氏のセミナーでは、フランスでは以下のような傾向があるそうです。

春:ロワール
夏:コート・ダジュール
秋:ブルゴーニュ
晩秋からクリスマス:アルザス
冬:コート・デュ・ローヌ

春はロワール:ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏による、フォローアップセミナーより

これから冬にかけて、ワインに合う食事が美味しくなるシーズンですね。
ワインの季節をしっかり楽しみたいと思います。

2011/10/10

テラ・プラナ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

テラ・プラナ 2006
(1)ネッビオーロ(伊:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ:07)\1880
(2)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(3)アラゴネス、アルフロシェイロ、アリカンテ・ブーシェ(ポルトガル:アレンテージョ地方:06)\1380くらい(6本セット@902円で購入)
(4)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(5)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
わずかに落ち着いた色調の、濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチは落ち着いたバイオレット。
透明感はほとんど無い。
粘性は中庸。

【香り】
ハリのあるなめし革の印象。
黒い果実。
ケミカルさがあって、やや鼻をつく印象。
グラスを回すとケミカルな印象が強くなる。
ヴェジェタル。
グリーン香。
ちょっと石鹸のような感じ?
香りはそれほど強くないが、刺激的な印象。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
フレッシュでフルーティなアタック。
ライトからミディアムボディ。
アルコール度は強く、浮いた印象。
酸味は強く、やや収斂性を感じる。
タンニンは強めで、舌の真ん中が強く乾く感じ。
ライトでフレッシュなアタックから、膨らまず、最後までフレッシュな印象が続く。
後味は、舌が乾くものの、ジューシーさが残る。
余韻は短い。

【判定】
わずかに落ち着いた印象は、2008年から2006年くらい?

香りは最初閉じた印象だったが、グリーン香やヴェジェタルな印象が強め。

味わいはライトからミディアムくらいのボディで、価格は安めの印象。
残糖を多めに残したフルーティさはニューワールド的。

ポルトガルか、メルロー。

メルローかどうかで判断。
ややクセのある香りが混ざり、これはメルローじゃないかも。

ポルトガルの2本はヤマカンで。

ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー

ポルトガルは合ってましたが、アラゴネス、アルフロシェイロ、アリカンテ・ブーシェ、の方でした。

【総評】
テラ・プラナ 2006
TERRA PLANA 2006

ポルトガル:アレンテージョ地方
アルコール度:13%
ブドウ品種:アラゴネス、アルフロシェイロ、アリカンテ・ブーシェ

リカマンショップで、6本セット5410円、1本あたり902円で購入。
参考価格は1380円。

ポルトガルは合っていたので、まあ良しとするか。

カミさんに価格感を聞いたら780円。
全体的に軽めで、やや口当たりが荒い感じはありますね。
カミさんの評価が低かったポイントは、アルコールが残る感じ、らしいです。

ただ、このワイン、軽いので家庭料理にも合わせやすそう。

今日の晩御飯は自家製のチキンナゲット。
そこそこ問題なく合いました。

ドイツのレバーペーストと合わせると、良い感じに合いました。

グリーン系のハーブがつなぎになってますね。

軽さが上品さにつながってなくて、やや安い印象を受けてしまいますが、全体のバランスは良くて、飲みやすいワインだと思います。

品種の特徴はイマイチつかめませんが、特徴的なのは鉄サビの印象。
鉄棒を握ったあとの鉄の匂い、のようなものを強く感じます。

それからちょっとケミカルなんですよね。
鼻をつく感じがあります。

ただ、口当たりはとてもスムーズ。
最初に感じたアルコールが浮いている感じも後半無くなってきました。

コストパフォーマンスはそれほど高くないですが、安心して飲める1本ではないでしょうか。
カミさんも、最終的には美味しかった、と言ってました。

2011/10/09

バックハウス シャルドネ 2010(ブラインドテイスティング;外す)

バックハウス シャルドネ 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー:09)\3200
(2)ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1499
(3)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(4)シャルドネ(アメリカ:カリフォルニア州:10)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
グリーンがかった色調の、やや淡めのイエロー。
色調はシンプルでまんべんなく色がついている。
輝きは大人しい。
粘性は弱め。

【香り】
蜜。
甘いリンゴ。
オレンジ。
石灰のようなミネラル。
柑橘系。
グラスを回すと、モモのシロップ漬けのような感じ。
甘さを感じるスイーツのような印象ながら、爽やかさがある。
上品で好感度の高いまとまり。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
すっきりした、フルーツ感のある、爽やかなアタック。
ボディはふっくらとして芯はしっかり。
アルコール度は高そう。
酸味は穏やかだが、フレッシュな果実のような芯を持っている。
後味はフルーツ感が残り、ジューシー。
ただ、アルコール度は高そうで、食道から胃にかけて熱さを感じる。
誰からも好まれそうな、優しいまとまり。
余韻は長めに続く。

【判定】
若々しい外観からは2010年から2009年が候補。

香りは上品で複雑でフルーティ。
印象としてはローヌの白に近い。
押しの強さは無く、抑えた感じがシャルドネっぽくない。
しかも、ニューワールドのシャルドネでは無さそう。

味わいはあくまで上品。
1500円は超えてくる感じの品質感。

ムルソーって感じではないので、ヴァン・ド・ペイ・ドックの方が近い。

完全にシャルドネも捨て切れないので、チリとアメリカのシャルドネの可能性も検討。

香りは、シャルドネとはちょっと違う、アロマティック品種の印象を感じる。
味わいもそれほどパワフルではなく、ちょっと優しい感じがシャルドネっぽいくない。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン
で、ブー

なんと、アメリカのシャルドネ。

【総評】
バックハウス シャルドネ 2010
BACKHOUSE CHARDONNAY 2010

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、980円で購入。

アメリカのシャルドネって、パワフルで、樽香バリバリで、バタ臭い、という偏見がありましたが、このワインはまったく違いますね。
ちょっと甘さが強めなのですが、フルーツを使ったフレッシュなスイーツのような、飲みやすさと親しみやすさがあります。

とても飲みやすくて、上品な果実感なので、誰にもで受け入れられそうなまとまりですね。

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
甘いワインが嫌いなカミさんにはイマイチだったみたい。

それほど主張の強いワインではないので、食事にも合わせやすそうです。

今日の晩御飯は鮭のムニエル。
まあ、問題なし。

スパイスの効いた、ドイツのレバーペーストを焼いたポテトに乗せたものが一番合いました。

グラスに入れて時間がたつと樽香が強まってきて、痩せた味わいになってしまうので、グラスに入れて早めに飲むことをお勧めします。

何というか、時代のベクトルというか、アメリカの流行なのか、新しさを感じさせるワインですね。

コストパフォーマンスは高いので、パーティワインには最適なのではないでしょうか。

2011/10/08

ヴィーニョ・ヴェルデ・ムラーニャ 2009(ブラインドテイスティング:外す)

ヴィーニョ・ヴェルデ・ムラーニャ 2009
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー:09)\3200
(2)ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1499
(3)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(4)アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ(ポルトガル:ミーニョ地方:DOCヴィーニョ・ヴェルデ:09)\1080くらい (6本セット@902円で購入)
(5)シャルドネ(アメリカ:カリフォルニア州:10)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
グリーンがかった、やや濃いイエロー。
色調はグレーっぽさと深みがある。
輝きは強め。
粘性は強め。

【香り】
マスカット。
ミネラル。
ハーブ。
ブドウの種のような印象があり、アロマティック品種の印象。
グラスを回すとクリームやヴァニラ。
落ち着くと優しい果実感。
ラムネのような爽やかな印象もある。

【味わい】
残糖を多めに感じる、中辛口。
酸味はしっかりしているが、穏やか。
トロリとした、ネクターのような飲み口。
フレッシュな果実感がある。
アルコール度はそれほど強くなさそう。
チャーミングにまとまっているが、ボディは強め。
後味はややエグ味が残るが、ジューシー。
余韻は長めに続く。

【判定】
ギラギラした金属質な輝きがあり、しっかりした印象がある。

香りはマスカットのようなアロマティック品種のイメージ。
この中ではヴィオニエ。

味わいはほんのり甘みがあり、さらにヴィオニエらしさがある。

あとはポルトガルの飲んだことのない品種が気になるが、ここは普通にヴィオニエかな。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン
で、ブー

なんと、ポルトガルでした。

【総評】
ヴィーニョ・ヴェルデ・ムラーニャ 2009
Muralhas De Moncao Vinho Verde 2009

ポルトガル:ミーニョ地方:DOCヴィーニョ・ヴェルデ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ

リカマンショップで、6本セット5410円、1本あたり902円で購入。
参考価格は1080円。

品質感は高いですね。
1500円を超えるクラスかと思いました。

改めてグラスに注ぐと、かなり発泡してます。
微発泡ワインだったんですね~。

グラスに入れてもらって、少し時間がたったところでテイスティングしたのですが、それにしても全然気が付きませんでした。

カミさんに価格感を聞いたら、880円。
発泡の感じがちょっと安い感じ?らしいです。

確かに発泡が入ると、炭酸の印象がいろいろな要素を覆い隠して、軽い感じになりますよね。
そこが、泡好きと、泡キライで別れるところなのかもしれませんが。

このワイン、しっかりしたベースに微発泡なので、なんだかちょっと違和感を感じてしまいます。
微発泡は軽い、という先入観があるせいかもしれません。

オリーブオイルをかけたバゲットには良く合いました。
衣にちょっとハーブを入れたフライとか合いそうですね。

和食にはちょっと合わない感じでしょうか。

微発泡で、しっかり強いという、飲みなれない感じでちょっと違和感を感じてしまいましたが、美味しいワインだと思います。

ヴィーニョ・ヴェルデ産のワインと言えば、ガタオがちょっと流行った事がありましたね。
ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ

ネコのラベルが可愛らしくてちょっと話題になったワインです。
これは軽くてフレッシュな微発泡なタイプで、今回の強いタイプとは大分印象が違います。

奥の深そうな、ヴィーニョ・ヴェルデ産ワイン。
また機会があったら飲んでみたいと思います。

シャトー・ラ・ジョンカード 赤ラベル 2000

シャトー・ラ・ジョンカード 赤ラベル 2000
シャトー・ラ・ジョンカード 赤ラベル 2000
Chateau La Joncarde Red Label 2000

フランス:ボルドー地方:AOCコート・ド・ブール
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー20%、カベルネ・フラン5%

MICHIGAMIワインで、3700円。

【外観】
落ち着いた色調の、濃いガーネット。
色見は深く黒いルージュで、フチはまだ若さを残している。
透明感はほとんどない。
粘性は強め。
雫に色素が残り、タンニンが溶けきれてない感じ。

【香り】
強いスミレの香り。
なめし革や腐葉土、スパイスの香りが混ざり、複雑で華やか。
典型的なボルドーのグラン・ヴァンの印象。
グラスを回すと、やや鼻をつくケミカルな印象が強くなる。
時間がたつと、ほんのりと甘い印象も出てくる。

【味わい】
舌をすべるようなシルキーな口当たり。
残糖をほんのり感じるセック。
みずみずしいフルーティさを持っている。
酸味は優雅な強さがある。
タンニンはきめ細かく、舌の真ん中がほんのり乾くくらい。
口に含んでそれほどボリューム感は無いが、フワッとフレッシュなフルーツ感が広がる。
後味はチャーミングなフルーツ感が残り、ジューシー。
余韻は長く続く。

【総評】
期待をかなり超える美味しさと品質感ですね。
ちょっと大げさかもしれませんが、以前飲んだシャトー・オーゾンヌを思い出しました。

とても上質なまとまりの中に、品のいい、可愛らしい感じのフルーツ感があるんですよね。
ボリューミーな感じではなく、熟成感もそれほど強くなく、とてもフレッシュな印象があるんですよね。

今日の晩御飯は、ブフ・ブルギニョン。
これは、ちょうど良く合いました。

バゲット、ガーリックライス、パスタと用意しましたが、どれも大丈夫。

この3700円はかなりお買い得があります。
印象としては、メドックのグラン・クリュの3級くらいのイメージ?

しかも、この上品でバランスのいい果実感は、グラン・クリュでもそうそうありませんね。

一部のグラン・ヴァンで感じられる、上質感のあるフルーツ感とでもいいましょうか。
とても魅力的です。

黒ラベルのコンディションがイマイチだったので心配していたのですが、赤ラベルは手放しで勧められる美味しさですね。

10年以上前なのに、とてもフレッシュで、みずみずしさがあります。
年数がたっても若々しさを保てるのも、しっかりした良いワインの証拠なのではないでしょうか。

それにしてもこのワイン、今がちょうど飲みごろみたいですね。
10年の熟成を経て、大きく花開いてるって感じ?

カベルネ・ソーヴィニヨンが主体なのですが、フルーツ感が優しくてメルローっぽい、サンテミリオン的な印象があります。
力のあるカベルネ・ソーヴィニヨンだから、11年たってもこんなにフルーティなのかもしれません。

飲みやすくて、誰にでも受け入れられて、特別な日にも十分応えられる品質。
しかも、グレートヴィンテージの2000年を感じられる、貴重なワインですね。

そこそこ澱があったので、デキャンタージュしたのですが、時間がたつと、やや力が落ちてきました。
このワインはボトルから飲むか、澱が気になる時は、空気に触れる面積の少ない、細身のカラフェの方が良さそうですね。

在庫があるうちにもう一度買いたいな、と思う1本です。

2011/10/06

テル・デュ・ルヴァン 2009(ブラインドテイスティング:外す)

テル・デュ・ルヴァン 2009
(1)アラゴネス、アルフロシェイロ、アリカンテ・ブーシェ(ポルトガル:アレンテージョ地方:06)\1380くらい(6本セット@902円で購入)
(2)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
(3)グルナッシュ、シラー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCヴァントゥー:09)\950
(4)トリンカデイラ、テンプラニーリョ、アリカンテ・ブーシェ、カステラン(ポルトガル:DOCアレンテージョ:NV)\680 (6本セット@902円で購入)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若々しい色調の、濃いルビー。
色調は青味のあるルージュで、やや明るい。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は弱め。

【香り】
黒い果実。
ケミカル。
なめし革。
生木のようなグリーン香。
グラスを回すと生っぽいグリーン香が強くなる。
フローラルな印象も出てきた。
ユーカリのようなスパイス香。
香りは弱めだが、派手さがある。

【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
軽くて優しい、フルーティさのあるアタック。
酸味はしっかり強め。
タンニンは弱めで、舌の真ん中が少し乾く程度。
アルコール度は低め。
後味にタンニンが残り、渋さが強くなる。
後味は少し乾く印象。
余韻は少し続く。

【判定】
明るめで、若さのある外観からは低価格のポルトガル?

香りは、いろいろな要素が混ざり個性的。
香水を混ぜたような、華やかさを持っていて、生木のような、野菜のような印象もある。
ローカル品種のイメージ。

味わいはライトだが、しっかりワインらしいまとまり。
甘すぎず、フルーティになり過ぎず、ドライな印象で、伝統産地をイメージさせる。

ヨーロッパの安くて美味しいテーブルワインって感じだが、グルナッシュ、シラーではないので、ここはポルトガルか。

ファイナルアンサーで、トリンカデイラ、テンプラニーリョ、アリカンテ・ブーシェ、カステラン
で、ブー

なんと、グルナッシュ、シラーでした。

【総評】
テル・デュ・ルヴァン 2009
TERRE DU LEVANT 2009

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCヴァントゥー
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー

リカーランドトップで、950円で購入。

軽いけど、とても魅力的なワインです。

最初の口当たりがあまりにライトだったので、680円クラスかと思いましたが、じわじわと良さが出てきました。
大体軽めのワインが好きな方なので、これは結構好みのタイプですね。

口当たりは軽いけど、深みがあって、ほんのりフルーティさもあって、後味はしっかり渋味があります。

今日の晩御飯は鶏とポテトの炒め物。
味付けは塩味ベース。

鶏肉は粉をまぶして炒めてあるので、しっかり焦げ目と塩味がついています。

赤に合いそうな、皮の部分に合わせてみると、完全にワインが勝ってしまって、辛さが強くなります。
白身でも同じく、辛い印象になりました。
一緒に炒めてあるジャガイモも同じ。

塩気の強い食事には合わないみたいですね。
このワイン、意外と頑固者です。
おかずとごはんと一緒に食べてから合わせた方が、塩気が抑えられて合いやすくなります。

とりあえずは、ワインだけで飲むのが一番美味しいかも。
カミさんにも好評で、二人で1本すぐに無くなりました。

後味に残る、チャーミングなフルーツ感がとてもいいんですよね。
我が家的には、かなりストライクなワインです。
ほんのり残る果実味が心地よくて、またグラスに手が伸びるんですよね。

合わせる食事がちょっとイメージつかないけど、とてもいいワインだと思います。

2011/10/05

ポルタ・ダ・ラベッサ 赤 NV

ポルタ・ダ・ラベッサ 赤 NV
ポルタ・ダ・ラベッサ 赤 NV
PORTA DA RAVESSA TINTO NV

ポルトガル:DOCアレンテージョ
アルコール度:13%
ブドウ品種:トリンカデイラ、テンプラニーリョ、アリカンテ・ブーシェ、カステラン

リカマンショップで、6本セット5410円、1本あたり902円で購入。
参考価格は680円。

【外観】
若々しい色調の、濃いルビー。
色味は青味の強いバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は弱め。

【香り】
赤い果実。
なめし革。
グラスを回すと少し動物香。
そのあと若干スパイス。
香りはかなり弱い。
果実香は少なく、青っぽさの方が強い。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
フレッシュでフルーティな、アタック。
ライトボディ。
アルコール度は弱め。
酸味はしっかり効いていて、ソフトでフレッシュ。
タンニンは強めで、舌の表面全体が乾く感じ。
フレッシュな口当たりからフルーティな味わいが広がり、その後に強めのタンニンが来る。
後味は渋味が残るが、ジューシーさもある。
余韻は短い。

【総評】
ライトでも割とバランスのとれている、我が家好みのワインですね。

今日の晩御飯はフツーのカレー。

口をサッパリしてくれる合い方で、なかなか良い感じ。
ワインが軽く感じるので、グイグイ飲んでしまうのが難点でしょうか。

でも家庭料理のカレーに良く合います。
つけ合わせにスパニッシュオムレツがあったのですが、これも問題なし。
合わせる料理の幅がとても広そうですね。

というかこのワイン、何か欲しくなります。

ワインだけだと辛いんですね。
苦みと渋味と、塩辛い感じがあります。

食事が入るとグイグイ飲めるのに、ワインだけだと渋味が強くてチビチビ飲んでしまう。
ライトな印象で軽く感じるけど、アルコール度は13%と、意外と高めなのもその一因かも。

また、ローカル品種って感じの、独特の香りと味わいがあるんですよね。
なめし革というか鉱物っぽいというか、ゴムっぽいような感じもちょっとありますね。

カミさんに価格感を聞いたら、680円でピッタリ。
軽いけど、500円よりは高そう、という感想です。
ワインとしては好みのタイプみたいです。

それにしても飲み進むと、どんどん渋味が強くなりますね。

でも個人的には、好きなタイプです。
平日なのに、二人で1本空いてしまいました。

2011/10/04

オサディア カベルネ・ソーヴィニヨン 2010

オサディア カベルネ・ソーヴィニヨン 2010
オサディア カベルネ・ソーヴィニヨン 2010
OSADIA CABERNET SAUVIGNON 2010

チリ:セントラル・ヴァレー:DOマウレ・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

肉のハナマサで、特売550円で購入。

【外観】
若々しい色調の、濃いルビー。
やや明るさのある黒っぽい、鮮やかなバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は中庸。

【香り】
黒い果実。
なめし革。
グリーン香。
グラスを回すと、野趣な動物香が強くなる。
その後落ち着くと、フローラルな印象が出てくる。
スモーク香。
たばこ。
香りはそれほど強くないが、複雑な要素がある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ミディアムボディ。
フルーティで、やや青味を感じるアタック。
アルコール度は強く、やや浮いている。
酸味は優しいがしっかりしている。
タンニンは弱めで、舌の真ん中が乾く感じ。
優しいフルーツ感のあるアタックから、膨らまず、スーっと流れて、最後に少しエグ味が残る。

【総評】
チリカベなんですが、ライトなタイプです。
肉のハナマサのワインでいいところは、このライトな感じなんですよね。
それでいて、ツボはちゃんと押さえてる感じ。
余韻もいいですね。

今日の晩御飯はコンビニのパスタ、ミートソース。
ちょっと軽めなので、問題なく合いますね。

このワイン、食事と合わせると辛さが強めに感じますが、カジュアルな食事には良さそうです。

おつまみのストリングチーズにもとっても良く合いますね。
そのままでもいけるし、食事にも合わせやすい。

700円くらいが妥当なライン、って感じで、特売で550円は、お買い得感があります。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2011/10/02

ミニミニワインアンケート:日本のワイン飲んでますか?

朝晩ヒンヤリとしてきて、ワインが美味しい季節になってきましたね。

和食にも合わせやすい日本のワインですが、どのくらい飲んでるか聞いてみました。

【質問】

日本のワイン飲んでる?

【回答】

■■■■■■■ 月に1回飲む 7 (43%)
□□■■■■■ 年に数回飲む 5 (31%)
□□□□■■■ 週に1回飲む 3 (18%)
□□□□□□■ ほとんど飲まない 1 (6%)

月に1回飲む、という人が一番多かったですが、週に1回飲むという日本ワインラヴァーも結構いますね。

チリやスペインのワインと比べるとどうしても価格が高めになってしまいますが、日本のワインにしかない、繊細な魅力があって、さらに和食にも合わせやすいのも魅力ですね。

これから、旬の食材に日本のワインが良く合う、いい季節到来です。

コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2010
(1)ネッビオーロ(伊:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ:07)\1880
(2)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(3)アラゴネス、アルフロシェイロ、アリカンテ・ブーシェ(ポルトガル:アレンテージョ地方:06)\1380くらい(6本セット@902円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:10)\980
(5)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色調はほとんど黒で、フチだけ3mmくらい鮮やかなバイオレット。
透明感はほとんど無い。
粘性は強め。

【香り】
スミレ。
なめし革。
黒い果実。
グリーン香。
スパイス。
グラスを回すとグリーン香が強くなる。
華やかさがあって厚みのある香り。
まだ閉じているのか、生木のような印象が抜けない。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
フルボディ。
フルーティなアタックで軽めに入るが、後がずんと重くなる。
アルコール度は高め。
酸味は優しいがしっかり最後まで効いている。
タンニンは強めで舌の表面全体が乾く感じ。
フルーティでカジュアルなアタックから、あまり膨らまず、辛さと強さが出てきて、後味は乾く。
余韻は短い。

【判定】
相当若々しい感じは、2009年か2010年のチリ。

香りはグリーン香が強く、カベルネ・ソーヴィニヨンの印象。

味わいはフルーティさから、ぐっと後味が辛くなる。
フルーティさと芯の強さはメルローっぽくもある。
渋味の感じもメルローっぽい?

香りはカベルネ・ソーヴィニヨン、味わいはメルローって感じだが、ここは香りの方が強いかも。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

これは迷いようの無い、カベルネ・ソーヴィニヨンですね。

【総評】
コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2010
Cono Sur Cabernet Sauvignon/Carmenere 2010 Organically grown grapes

チリ:マイポ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール

グルメシティで、980円で購入。

いつも安定感のある、コノスルのワイン。
なんとも言えない魅力を持っています。

2008年10月に、2007年ビンテージのものを飲んでますが、そのときの印象とあまり変わらないみたいですね。
コノスル・オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール 2007

ジューシーなんだけど、ジュースっぽくない味わいが、コノスルの美味しさの秘密でしょうか?

それにしても強いワインです。
グイグイは飲めません。チビチビやる感じ。

まだ若いせいか、グラスに色素が残って汚れやすいのはちょっと気になるポイントです。
そういうところを気にしている人はあまりいないかもしれませんが、グラスが汚れやすいワインって、安い感じがするんですよね~。

今日の晩御飯は肉団子の酢豚。

全然合うイメージが無かったのですが、意外と問題なし。
ワインだけで飲んでると結構強めなのですが、食事と合わせるとおとなしくなりますね。

バランスが良くて、後味にふっと香る魅力は、さすがにコノスル。
安定感のある、おすすめワインの1本です。

■関連情報(コノスルのワイン)

2011/10/01

モン・トッシュ フィトゥー 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

モン・トッシュ フィトゥー 2006
(1)ネッビオーロ(伊:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ:07)\1880
(2)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(3)アラゴネス、アルフロシェイロ、アリカンテ・ブーシェ(ポルトガル:アレンテージョ地方:06)\1380くらい(6本セット@902円で購入)
(4)カリニャン、グルナッシュ、シラー(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOPフィトゥー:08)\1280
(5)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若さを感じる紫っぽい色調の、濃いガーネット。
色調はほぼ黒に近いが、フチ8mmくらいは明るめのバイオレット。
深い透明感があり、底光りするような輝きがある。
粘性はやや強め。

【香り】
濃厚なジャムのような果実香。
ちょと火の入った印象もある。
シロップやカラメルのようの甘い感じ。
スモーク香も強め。
タバコの葉。
グラスを回すと、生っぽさのある動物香。
生木のようなグリーン香もある。
麺をゆでた時のような香りがふっと香る。
香りはボリューム感があり、強い圧力がある。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
なめらかで、上質感のある口当たり。
ミディアムからフルボディ。
酸味は穏やかで上品。
タンニンはそれほど強くないが、後からしっかり効いてくる。
舌の真ん中が少し乾くくらい。
アルコール度はそれほど高くない。
最初は優しい穏やかな口当たりで、フワッと優しく口で広がり、そのあと辛さが強く出てきて最後は乾く感じ。
余韻は少し続く。

【判定】
若さはあるが、2~3年前くらいの印象?
深い透明感がある部分は、ニューワールドというよりは伝統産地をイメージさせる。

香りは煮詰めた果実。
タバコやチョコレート、動物香、香木。
フランス南部のようなイメージ。
やや無理やりに添加したようなスモーク香が気になる。

味わいは最初はほんのり甘みがあって滑らかだが、あとから辛くで渋くなる。

印象としてはシラーやグルナッシュ。

ファイナルアンサーで、カリニャン、グルナッシュ、シラー
で、ピンポン

ちょっと人工的な印象が強いワインですね。

【総評】
モン・トッシュ フィトゥー 2006
MONT TAUCH FITOU 2006

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:AOPフィトゥー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カリニャン、グルナッシュ、シラー

ダイエーで、1280円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
1280円って聞いたら、それは高い!という評価。

なんだか、ちょっとお化粧されたワインみたいな雰囲気がありますね。

バランスもいまいちかな~。

ただワインだけだとやや渋味がキツイ感じですね。
フルーティさもあまり無くて、辛いタイプ。

スパイスの効いたレバーパテに合わせたら良く合いました。
食事と合わせると活きるタイプかもしれません。

ドライで香りもそれほど主張が無いタイプなので、合わせる幅が広いかもしれませんね。

でも1280円はちょっと高いかも。
980円くらい?

ブラックタワー クラシック・リースリング 2009(ブラインドテイスティング:外す)

ブラックタワー クラシック・リースリング 2009
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー:09)\3200
(2)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(3)リースリング(独:ファルツ地方:09)\1140
(4)アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ(ポルトガル:ミーニョ地方:DOCヴィーニョ・ヴェルデ:09)\1080くらい (6本セット@902円で購入)
(5)シャルドネ(アメリカ:カリフォルニア州:10)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は薄く、グレーっぽい。
輝きは強め。
粘性は中庸。

【香り】
柑橘系フルーツ。
ミネラル。
果物の青っぽさ。
グラスを回すと香りにハリがでてくる。
クリームっぽさやハーブっぽさ、ヴァニラの印象もある?
香りはそれほど強くないが、しっかりしている。

【味わい】
残糖をわずかに残すセック。
シャープで爽やかな飲み口。
爽快感がある。
酸味は強く、フレッシュ。
ボディは細みだが、芯がある感じ。
アルコール度は強そうだけど、バランスよく馴染んでいる。
後味に種の印象とほんのり甘みが残り、ジューシー。
余韻は長めに続く。

【判定】
外観は若々しさがあり、かなり淡め。
ドイツやポルトガルが候補?

香りは柑橘系で、グリーン香も感じる。
しっかり管理されているクリーンな印象がある。
ソーヴィニヨン・ブランっぽい感じ。

味わいはほんのり残糖のあるシャープで爽やかなタイプ。
印象としてはドイツワインのトロッケン。

でもポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデって、緑のワインって意味なんですよね。
リースリングとどちらかかな?

シャルドネが3本あるので可能性を検討すると、ニューワールドの2本は候補。

少し時間がかかって香りをさらに嗅いでみるが、実にプレーンな印象で、シャルドネっぽさが強くなる。

このほんのり甘さはニューワールドかな?

ファイナルアンサーで、チリのシャルドネ
で、ブー

リースリングでした。 第一印象って重要ですね。

【総評】
ブラックタワー クラシック・リースリング 2009
BlackTower Classic Riesling 2009

ドイツ:ファルツ地方
アルコール度:12%
ブドウ品種:リースリング

リカーランドトップで、1140円で購入。

改めて飲むとやっぱりリースリング。
でもペトロール香はありません。

ペトロール香がないと、リースリングは選びにくいんですよね。
試験に出たらちょっと困るタイプですね。

カミさんに価格を聞いたら980円と、やや低め。

ちょっと口当たりがサバサバしてて、落ち着きのない感じが、ありますが、ソツなく安定感ある味わいです。

今日の晩御飯はサーモンフライとポテトサラダ。

レモンを絞ったような合い方をするので、どちらにも問題なく合いました。

ニューワールド的な、飲みやすさがあって誰にでも飲みやすいタイプではないでしょうか。

ただ、これといって個性が無くて、印象に残らないんですよね。

みんなでワイワイ飲む時に活躍しそうですね。
ツートーンのボトルも特徴的だし。

自宅飲みだったら、普通にパスタとか合いそうですね。
買って損は無いワインだと思いますが、印象に残らない感じがちょっと残念かも。

閲覧数の多い記事