2011/10/22

シャトー・ラ・グラーヴ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

シャトー・ラ・グラーヴ 2008
(1)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(2)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(3)品種不明(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:06)\1080
(4)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー20%、マルベック10%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:08)\780

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若さのある色調の、濃いルビー色。
色調は若さはあるけど、2年くらいの熟成感がある。
透明感があって、底がギリギリ見えるくらい。
輝きと表面の艶がある。
粘性は強め。

【香り】
なめし革。
ドライフルーツ。
オリエンタルスパイス。
グラスを回すとアーモンドのようなナッツ香。
スパイスや花の印象も強くなる。
香りは強めで、まだ少し閉じている感じ。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
マイルドで優しいアタック。
ミディアムボディ。
酸味は穏やか。
タンニンは弱く、舌の真ん中が少し乾くくらい。
後味にやや収斂性がある。
やさしい、ライトな口当たりから、フワッと少し広がり、酸味も渋みも穏やかなまま、後味はやや水っぽさがある。
余韻は短め。

【判定】
透明感のある、やや明るさのある外観からは、ボルドーかポルトガル?

香りはまだ閉じている感じだが、なめし革やドライフルーツの印象がサンジョヴェーゼっぽい。
ボルドーーではないかも。

味わいはライトで水っぽさのある後味が、低価格の印象。
チリのメルローは無いので、低価格のボルドーか、ヴァン・ド・ペイ?

でもよくよく見るとやはり濃いピノ・ノワールくらいの色調なので、ボルドーもヴァン・ド・ペイも違うかな。

フランスじゃない伝統産地って感じがある。

ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー

安い方のボルドーでした。

【総評】
シャトー・ラ・グラーヴ 2008
CHATEAU LA GRAVE 2008

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー20%、マルベック10%

町田の蔵家さんで、780円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
可もなく不可もなく、って感じだけど、ちょっと薄すぎという評価。

ライトな赤がタイプの我が家にしても、これはちょっと薄いかも。
後味になんとも言えない水っぽさがありますね。

それにしても、カベルネ・ソーヴィニヨン主体とは思えない軽やかさです。
メルロー主体のボルドーは、たまにピノ・ノワールと間違えますけどね。

ちょっと野趣のある香りは、マルベック?
何か、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローには無い動物的な印象があるんですよね。

ポークソーセージのナチュラルケーゼに合わせてみると、ちょうどいい感じ。
高座豚手造りハムのナチュラルケーゼは、スパイスの入ったミートローフ風のライトなソーセージですが、軽いワインにちょうど合うみたい。
食事と合わせると、素性の良い感じが出てきて、納得感がありますね。

グラスが空になると樽の香りが残ります。

軽いけど上質感がありますね。
食事に合わせやすい、良いボルドーだと思います。

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