(1)ネッビオーロ(伊:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ:07)\1880
(2)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(3)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(4)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
落ち着いた色調の、明るさのあるルビー。
色調はフチにオレンジがさしていて、落ち着いている。
透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は中庸。
【香り】
なめし革。
フローラル。
バラのような強めの花の印象。
ややドライフラワー。
グラスを回すと加熱された黒い果実。
香水のような、強い香りもあり。
フレッシュな赤い果実の印象も少し。
香りは繊細で華やかで、女性的。
【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
ミディアムボディ。
ライトで優しく、フレッシュさのあるアタック。
酸味は強め。
タンニンも強く、したの表面全体が乾く感じ。
すーっと柔らかい感じのアタックから、渋味が強い収斂性を出して、後味はやや乾く印象。
余韻は短い。
【判定】
明るめで、熟成感のある外観。
ピノ・ノワールかガメイくらいの印象。
ポルトガルが一番怪しいが、メルローの可能性もあり。
香りはとても華やか。
香水のような印象もあって、ちょっと特殊な印象。
ドライフラワーやなめし革の印象はピノ・ノワールに近い。
味わいは、軽めで繊細。
ただ、強いタンニンがある。
熟成感の印象はサンジョヴェーゼをイメージさせる。
サンテミリオンにしては明るすぎるので、多分違うだろう。
もちろんチリのメルローも違う。
バルバレスコは最近飲んでないのですっかり忘れてしまったが、こんなに明るい事はないだろう。
消去法で、ポルトガル?
ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー
なんと、バルバレスコ。
【総評】
ソリア バルバレスコ 2007
SORIA BARBARESCO 2007
イタリア:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ネッビオーロ
リカーランドトップで、1880円で購入。
バルバレスコとしては激安な、カジュアルバルバレスコ。
全体のバランスがちょっとギクシャクしている感じはありますが、ライトながら、個性と深みを持っているタイプで、我が家好みですね。
香りがとにかく華やかで、やや人工的な印象すらあります。
バラの香りのガムみたい??
ガブガブ飲まなくても、香りを楽しみながら、ゆっくり飲めるタイプじゃないでしょうか。
それにしてもバルバレスコってこんなに華やかな香りだったっけ??
かれこれ20年前くらいに、GAJAのバルバレスコを飲んで、とっても美味しかったのですが、どんな味・香りだったかまったく記憶にありません。
当時、ハーフで4500円くらいしましたが、今となってはそんな値段では買えませんね~。
ちなみにこのワイン、コルクがとっても安っぽくて、とてもバルバレスコとは思えません。
全体的なまとまりも、やや雑な印象?
今日の晩御飯はカレー風味のポークチャップ。
ワインがそれほど強くないので、料理の邪魔をせず、良く合いました。
うちで焼いたスティックパンにレバーペーストをつけて合わせてみてもそこそこ問題なく合います。
力がないので、グラスに入れて時間がたつと、ちょっと酸っぱくなってきますね。
イタリアワイン共通にある、サンジョヴェーゼっぽい、なめし革というか、鉄サビのような印象があります。
カミさんに、バルバレスコという事を頭に入れて価格感を聞いたら、1980円。
もしバルバレスコじゃなかったら、1600円くらい、とのこと。
確かにコストパフォーマンスはイマイチかも。
次の日まで残ったので飲んでみたら、ちょっと酸っぱくなってますが、まだまだ飲めますね。
さらに香りも相変わらす華やかというか、ケバケバしい?
個性的で面白いまとまりなので、人によって好みは分かれそうですが、我が家的にはリピートしないタイプかな。
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