サンティアゴ シャルドネ NV
SANTIAGO CHARDONNAY NV
チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ
グルメシティで、税込み469円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、色付きは弱め
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリン、南国系の果実
<花・植物>すいかずら
<香辛・芳香>硫黄由来のミネラル、クリーム
<化学物質>硫黄
香りの印象:果実感が強く、硫黄の印象もある
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:ちょっと酸化の印象で重い
苦味:ちょっと収斂性がある
バランス:アルコールが浮いている
アルコール:強め
余韻:アルコールのちょっと嫌な印象が続く
【フレーヴァー】
アルコールを添加したかのような印象が残る
【評価】
果実感があるが最初からアルコールが浮いた印象で最後まで残る
【供出温度】
7度以下 アルコール高めだが嫌な印象なので冷やして抑えた方が美味しいかも
【グラス】
小ぶり
【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、少し輝きがあります。
香りは、果実感が強くさらに硫黄の影響も強く、ほぼこの2つの要素しかありません。
味わいは、アルコール強めの重いアタックから、果実感があるもののアルコールが重石のように全体にのしかかって、最後まで重く辛い印象でフィニッシュ。
これはだめなんじゃない、という第一印象ですね。
アルコールを添加してるかのような味わいですが、アルコールの質が悪いのでしょうか?
お酒って「アルコールの質」みたいなものが味わいの基本にありますよね。
焼酎なんてのは、アルコールの質で美味しさが決まるような気がします。
醸造酒は蒸留酒と違って味わいの要素がたくさんありますが、やはりアルコールの質が一番味わいの芯にありますよね。
あれこれ文句を言いながら、カミさんと飲んでると、意外とワインだけでどんどん無くなっていきます。
ぶっきらぼうな味わいなのですが、嫌味がないというか、気兼ねなく飲める良さはありますね。
ワインというよりは、蒸留酒ベースのカクテル的な味わいってイメージでしょうか。
平日なのにカミさんもガブガブ飲んでました。
今日の晩御飯は、鶏塩鍋風つくねとキャベツの煮物。
合わせてみると、ワインの辛さと塩の辛さがハイタッチするような合い方?
抱擁はしないけど、意気投合してるって感じで、悪くありません。
男同士の関係って感じでしょうか。
このワイン、塩味の料理に合いそうですね。
チキンの塩味のソテーとか、焼き鳥の塩とか。
香りがあまり強くなくてアルコールの印象が強く、焼酎の水割りのようなイメージですね。
ワインとしては粗雑でも、家庭料理にはいろいろ合いそう。
焼酎の水割りと考えると合わせる料理のレパートリーは幅広そうです。
柚子胡椒とか合いそうですね。
今回のつくねとキャベツの煮物は、キャベツの甘味がワインの甘みとフィットしてるという要素もありそうです。
アルコールの辛さと塩味のダシの辛さ、ワインの甘みとキャベツの甘み、この2つが偶然フィットしてますね。
おつまみで、クラッカーにクリームチーズを乗せて合わせると、ようやく本来の場所に帰ってきたって感じの、ほっとする組み合わせ。
クリームチーズ乗せクラッカーに「明太子」を乗せて合わせてみると、ちょっと邪魔者が入ったって感じが出てきます。
ワインの懐はそれほど深くないかも。
人に例えると、粗雑で乱暴な男子だけど、気さくで悪気はないって感じでしょうか?
なんだかんだで結構飲んでてるので、まあコストパフォーマンスは悪くないみたいです。
この価格だったらリピートしてもいいかも。
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2015/03/24
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