・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・トレッビアーノ50%、マルヴァジーア50%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)
・カルロ・ロッシ(カリフォルニア)\468
の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
やや薄い、中庸な黄色。
粘性は弱いが、少し艶っぽさはある。
小さな気泡が少し見られる。
【香り】
最初の香りはとても強い印象。
プチシャブリのような発酵香とミネラルのような印象。
フルーティさはあまり感じられず、少しグラスを回す。
最初の強い香りが落ち着いてくると、少しフルーツ香が少し出てくる。
そこにちょっとヴァニラっぽい印象と、ちょっとミントのようなハーブ香。
それぞれはとても弱いが、いろいろな香りが交互に顔を出す。
【味わい】
やわらかく、まったりとした飲み口。
ボディは頼りない感じで、余韻は短い。
酸味が少しあって、なんとか体面を保っている、って感じ。
炭酸を含んでいる影響が少しあり、苦味や塩味のようなものは感じられない。
とても軽い飲み口で、切れは良くないが、余韻はそれほど悪くない。
【判定】
小さな気泡がある点では、ヴィオニエ以外の3つが候補。
色合いの感じは、ミュスカデっぽくない。
香りは最初とても強く、ミュスカデ、ヴィオニエが候補かと思われたが、だんだん弱くなってきて、逆に高い方の2本が外れる。
飲み口も軽く、ボリューム感もなく、明らかに低価格なワインの印象。
そうなると、カルロ・ロッシとイタリアのどちらかだが、決め手がなく、とても難しい。
イタリアは、すもものようなフルーツ香がある場合が多いが、それは感じられない。
また、イタリアらしい、サバサバした酸味のしっかりした飲み口でもない。
ちょっと重さを感じるというか、しがらみを感じるというか。
ファイナルアンサーで、カルロ・ロッシ
で、ブー
イタリアでした。
【総評】
オスコ 白 2006
OSCO BIANCO 2006
イタリア:モリーゼ州:
アルコール度:11.5%
TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。
すっきりシャープな感じではなく、ややまったりとした穏やかな印象のワイン。
今日の晩御飯は自家製チキンナゲット。
なんか、頼りない感じで合いません。
昨日の残りの、しっかりつかったブリ大根。
ここで分かりましたが、このワイン、割と塩っけがあるので、塩気の強い料理には合いません。
雪印の「芳醇ゴーダ」と合わせると、チーズのボリューム感と塩味に完全に負けますが、相性は悪くないです。
ただ、この「芳醇ゴーダ」、懐かしいプロセスチーズの味がします、三角形のやつ。
裏ラベルによると、相性の良い料理は、ペスカトーレ、アンチョビのパスタ、すずきの香草焼き、などとなってます。
ペスカトーレは、魚介類とトマトソースのスパゲッティですね。
このワイン、そんなに良い感じはしなかったんですが、割と簡単にボトルが空いてしまいました。(カミさんと二人で)
飲みやすくて、嫌味が無いので、やっぱりお買い得ワインなのかもしれませんね。