2008/01/12

ビオテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァン・ド・ペイ・ドック レ ヴィニョロン デ ガリッグ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1344
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\890

の3本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ビオテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァン・ド・ペイ・ドック レ ヴィニョロン デ ガリッグ 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調。
深い透明感。
底がぎりぎり見えないくらい。
紫色は強いがやや黒っぽい。
粘性は中程度で、雫にタンニンが残る。

【香り】
濃縮感のある果実香と、なめし革のようなケミカルな動物香。
鉱物や鉄の印象もあり、カラメルっぽい甘い感じと、ほんのりヴァニラの印象もある。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
なめらかでおおらかな印象の飲み口。
広がりはほとんど無く、余韻も短く、良く言えば切れのいい感じ。
悪く言うと、やや水っぽい後味。
全体の印象は悪くなく、穏やかでライトなバランスでまとまっている。

【判定】
外観では、ピノ・ノアールは外れる。
カベルネ・ソーヴィニヨンかスペイン。
冬場のせいで、ワインが冷たく、なかなか香りがたってこないので、グラスを両手で暖めながら香りが開くのを待つ。
濃縮感のある果実香となめし革の印象が強いが、やや野暮ったいというか土っぽい印象がある。
茎の部分のようなグリーンのイメージもややあるが、カベルネ・ソーヴィニヨンと断定するほどの強さは感じない。
というか、どちらかというとやや動物っぽい印象の方が強い。
飲み口はまろやかで角がとれているので、あまりフランスっぽい印象は受けない。
どちらかというとニューワールドっぽい飲み口。
そうなると、良く分からないスペインの方かな?

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ブー

カベルネ・ソーヴィニヨンでした・・・とほほ

【総評】
ビオテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァン・ド・ペイ・ドック レ ヴィニョロン デ ガリッグ 2005
BIOTERRA CABERNET SAUVIGNON VIN DE PAYS D'OC 2005

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%

リカーランドトップで、890円で購入。

ネタばれしてみると、確かにチリカベっぽい印象もある。
やや野性味があって洗練されていない点がビオロジック?
いまいちビオワインの特徴をつかんでいません。

このワインはわりと飲みやすいタイプのワインで、気軽に飲むには良いですが、フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンと思って飲むとちょっと印象が違うかな。
ニューワールドっぽいんですが、安いチリカベよりはずっと洗練されている感じがします。

口当たりは柔らかく飲みやすいけど、飲み進むとタンニンの渋みが口に残ってくるので、何か一緒に食べながらの方が美味しく飲めるワインです。

つまみ系だと、ビーフジャーキーはワインの甘さが顔を出していまいちな相性でしょうか。
ドライフルーツ(レーズンミックス)はワインの甘い印象を包み込んで、フレッシュな合い方をします。
ただ、ドライフルーツだけだとフルーティな印象が強すぎるので、チーズも一緒に合わせるのがいいですね。

コストパフォーマンスはいい方だと思います。
低価格のビオワインを探している人は試してもいいのでは。

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