2008/01/08

ラ パッション グルナッシュ 2006 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1344
・グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1150
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\890

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ パッション グルナッシュ 2006 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン ボトル ラベル
【外観】
やや濃い色調ながら透明感があり、底まで見える。
色は紫色が強く、ピンクっぽい。
粘性はやや強め。

【香り】
野暮ったい動物香。
濡れた犬のような香り。
濃縮感のある果実香。
ややヌーボーのようなキャンディっぽい印象もある?

【味わい】
軽く、やや浮ついた味わい。
ちょっと炭酸を含んでいるような印象。
ほんのり甘さを感じるが、後味はセックで切れの良い感じ。
収斂性があってややタンニンを強く感じる。

【判定】
外観では透明度が割と高いので、グルナッシュくらいが候補か。
あとはスペインが二番手。
色味は紫色が強く、ピノ・ノアールはやや外れる。
透明感があるので、カベルネ・ソーヴィニヨンもやや外れるが透明度のあるやつもあるので、完全には外れない。
香りの第一印象では野性的な動物香が強く、やや古典的なスペインっぽい感じがある。
あとはヌーボーのようなキャンディっぽい感じではグルナッシュか。
飲み口はやや軽くて落ち着きの無い感じ。
スペインともフランスともつかないが、ここで候補はスペインかグルナッシュに絞る。
香りをもっと引き出そうとして、グラスを回し、やや時間をかけて開かせてやると、動物っぽい印象が薄らいで、なめし革のややしっかりとした香りになる。
透明感も結構あるし、んん?これはピノ・ノアール?
飲んだことの無い銘柄だけど、ちょっと安いやつ買ってきたので、ひょっとするとこんな味わいかも。
と、急に方向転換。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノアール
で、ブー

やっぱグルナッシュでした。

【反省点】
ラ パッション グルナッシュ 2006 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン
La Passion Grenache 2006 van de pays des cotes catalanes 

フランス:ラングドック&ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン
アルコール度:15℃(パーセントでなく℃で記載)

リカーランド トップで、1150円で購入。

グルナッシュだけのセパージュのワインってあまりないので、今回グルナッシュの特徴を知るには良いサンプルかもしれませんね。

実はちょっと暗いところで色合いを見ていたので、ピノ・ノアールと間違えてしまいましたが、明るい所で見ると明らかにピノ・ノアールとは違います。

かなり濃い色調で、底はぎりぎり見えないくらいの透明感。
それからタンニンが溶けきれてなく、雫に色素が多く残ります。
どちらかというとカベルネ・ソーヴィニヨンに近いかも。
外観でいくとチリカベに近いような印象です。

香りは動物香が割りと強いのですが、キャンディっぽいやや人工的なフルーツ香があります。
裏ラベルにはイチゴジャムという記述がありますが、イチゴのようなややキャンディっぽいイメージと、濃縮感のあるジャムっぽいイメージはやや別々にあるような気がします。
またスパイシーで情熱的、という記載もありますが、確かにだんだんスパイスの印象が強くなってきました。
フルーティなシラー、って感じなんでしょうか??
全体的にはやや荒っぽい印象というか、洗練されていない感じの香りです。

飲み口は滑らかでライトな口当たりながら、タンニンが強く、収斂性があり、ワインだけで飲んでいるとややつらくなってきます。
ただ、ジャムとキャンディを合わせたような甘さの印象が、合わせる料理を限定してしまいそうです。

ちなみに今日の晩御飯のボロネーゼスパゲティにはちょっと合わず、残っていた酢豚にも合わず、タラモサラダにももちろん合いませんでした。
食べ物に合わせると急に甘い印象が強くなるんですよね。
ちなみにつまみ系で、ビーフジャーキーに合わせてみましたが、これもいまいちでしたね。
チーズだと合うのかもしれません。

我が家的にリピートするワインかというと、ちょっと難しい感じでしょうか。
もちろん、絶対買わないっていうレベルではないので、改めてグルナッシュを確認したくなった時にはまた買うかもしれませんね。

■楽天ショップへのリンク

http://item.rakuten.co.jp/morisawa/661961/

※サイトより引用
今や限られた本物のプロの間(造り手も含む)で【南仏のピノ・ノワール】と言われるグルナッシュ100%の単一品種。
果実味の質・力強さの次元が違う!
イチゴジャムを煮詰めたようなニュアンスやチョコレートのニュアンス。
タンニンの渋みは、心地よいばかりで今飲んでも最高のバランスの美味しさ。
他とは別次元のミネラル感!
パワフルな中に気品がある緻密な味わい!
酸が控え目なので、たとえば普段ワインをあまり飲みなれない人も
「ワインって実はこんなに美味しいの?!」
低酸とはいえ、もともと高いレベルでのバランスの中での個性のですので、上級者のみなさんも同じ感覚!
これが【1,239円】なの?!?! \(★O☆)/
とてもこの価格と思えない素晴らしいポテンシャル!

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