・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・ガメィ(ボージョレ:デュブッフ)\1070(元値1308円)
・メルロー(ヴァン・ド・ペイ・ドック:ロベール スカリ)\940(元値1108円)
の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
濃い外観。
色味は黒っぽく、彩度は低め。
透明感はほとんど感じられない。
粘性は強く、複雑な脚が多く現れていつまでも消えない。
【香り】
なめし革。
やや濡れたような動物香。
フルーツはブラックチェリーくらい。
あまり華やかな印象ではなく、重く暗いイメージ。
ちょっと野性的な動物香を感じる。
【味わい】
最初なめらかな口当たりで、後味にはしっかりとタンニンを感じる。
酸味もバランスよく効いているが、ややおとなしい飲み口。
ボリューム感はあまりないが、アルコール度は強い印象。
すっきりとまとまっているが、やや重い印象がある。
余韻はすっと弱くなるが、細く続く感じ。
【判定】
濃い外観からは、メルローとテンプラニーヨが残る。
香りの印象は動物香が強く、メルローもテンプラニーヨも考えられるが、やや野性的な印象があるので、どちらかというとテンプラニーヨの方に傾く。
華やかさはほぼ皆無で、フランスというよりはスペインのイメージ。
口当たりは柔らかく、ちょっと単調で奥行きの無い印象があり、渋みもそれほど強くないので、フランスのメルローというよりは、スペインのテンプラニーヨかな。
ファイナルアンサーで、テンプラニーヨ
で、ブー
なんとメルローでした。
【総評】
ロベール スカリ メルロ 2004
ROBERT SKALLI MELROT 2004
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
グルメシティのセールで、940円で購入(元値1108円)
最近、2択に絞り込んでから外すケースが多いですね。
しかも、スペインが入った時はダメです、スペイン品種の個性を捕らえきれていません。
このワイン、香りは野性味が強い印象がありますが、飲み口はすっきりとしていています。
肉っぽい印象が強いせいか、ビーフジャーキーには良く合います。
干しブドウに合わせると、フルーティさが強調されておいしいのですが、ワインの個性は消えてしまいますね。
しっかりした辛口なので、食べ物には合わせやすそうです。
1000円前後と考えると、コストパフォーマンスは高い方でしょうか。
ハンバーグとかステーキ、焼肉なんかには合いそうです。
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