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2017/08/12

モンルデュック ミュスカデ 2015

モンルデュック ミュスカデ 2015

モンルデュック ミュスカデ 2015
Monleduc Muscadet 2015

フランス:ロワール渓谷地方:A.O.C.ミュスカデ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ミュスカデ

ヤオコーで、税抜き998円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
外観の印象:若い、色づきが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、梨、柑橘系、シロップ漬けのモモ、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>シュール・リーのような酵母、石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やさしい、きめ細やか
苦味:穏やか
バランス:まろやか、ふっくらしている
アルコール:やや弱め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感

【評価】
チャーミングな果実感があり、ソフトで優しい味わい

【供出温度】
11-14度(夏場) ふんわりと優しい味わいなので、冷しすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、輝きが強めです。

香りは、シュール・リーのような酵母、白い実の果実、柑橘系、白い実の果実、シロップ漬けのモモ、グリーン系のフローラル、石灰のようなミネラルなど、ミュスカデらしい香り。

味わいは、軽めのアタックから、爽やかな果実感とほんのりした甘み、優しい酸味が穏やかに広がり、細身のボディながら旨みがじわっと沁みて、心地よい静かなフィニッシュ。

ちょっと後味にえぐ味が残りますかね。
でもとてもいいまとまりのワインだと思います。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランのような強さはありませんが、穏やかにじわっと沁みてくるような味わいがあります。
ジャンルとしては甲州に近いですが、やはり欧州品種の印象がありますね。

香りは時間が経つとちょっと生っぽくなってきますが、まあ個性として許容できる範囲でしょうか。

今日の晩御飯は「アジのソテー」と「茹で鶏梅肉和え」。
ワインが軽めなので、食事との相性はいいですが、フィットするかというと、やはりワインの香りが主張してちょっと違和感があります。

和食には合わせにくそうなタイプです。
似ているようでもやはり甲州とは違いますね。

「ジャイアントコーン黒胡椒味」には、パーティ的に良く合います。
「コリコリホルモンせんじ揚げ」は距離感があって並行線。
「ココナッツチップス」は、いい感じで良く合いました。

爽やかでミュスカデらしい味わいで、1000円を切る価格はコストパフォーマンスが高いと思います。

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2016/07/23

プレシー・デュヴァル ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュル リー 2014

プレシー・デュヴァル ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュル リー 2014
プレシー・デュヴァル ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュル リー 2014
Plessis Duval MUSCADET Sevres et Maine sur Lie 2014

フランス:ロワール地方:A.O.P.ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)

イオンで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかったイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い、小さな気泡がグラスの内側に付く

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、白い実の果実、白い花、ややナッティ、グリーン系のハーブ
<香辛・芳香・化学物質>酵母、ミネラル、ハチミツ
香りの印象:開いている、シュール・リーの印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め(ドライ)
酸味:強い、爽やか、リンゴ酸の印象
苦味:控えめ
バランス:シャープで溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ

【評価】
スレンダーでシャープ、爽やかでドライな味わい。

【供出温度】
7度以下 ボディも細身で酸味が強いので、しっかり冷やして爽やかに楽しむのが良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、少しオレンジがかったイエローで、輝きがあります。

香りは、ミネラルや酵母の印象が強く、柑橘系や白い実の果実、ハチミツ、グリーン系のハーブなど、爽やかな印象です。

味わいは、ライトなアタックから、フレッシュな柑橘系の果実感と強い酸味がシャープに広がり、スレンダーなボディが続いて、軽い苦味のある素直な印象のフィニッシュ。

酸味がとても強くて、シャープな味わいですね。
マロラクティック醗酵をしないで、リンゴ酸が多く残っているような印象です。

ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌのシュール・リーって、酵母の印象が強いタイプが多いですが、このワインはシャープな酸味があって、レモンをかじったような味わい。
強い酸味と果実感のバランスがとても良いですね。

グラスの中で温度が上がってきても、酸味がしっかりしているので爽やかさが続きます。

今日の晩御飯は、お祭りで買ってきた「焼き鳥」「タンドリーチキン」「やきそば」。

どれに合わせても、チューハイ的に良く合いますね。
おつまみのナッツにも良く合いました。

空けてから時間が経つと、やや力が落ちてきますが、家庭料理全般に幅広く合いそうなフレッシュで良いワインだと思います。

人に例えると、すっきりした面持ちで、行動的でポジティブ、真っ直ぐ真面目な青年って感じでしょうか。
夏向きのワインでオススメです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/08/30

ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2014

ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2014
ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2014
Domaine Chereau Carre Gros Plant du Pays Nantais Clos Caffin 2014

フランス:ロワール地方:A.O.P.グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテ
アルコール度:11%
ブドウ品種:グロ・プラン100%

京橋ワインの通販で、6本セット5378円、1本あたり896円で購入。
参考価格は、1058円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>白い果実、モモ、レモン、メロン
<花・植物>白い花の蜜
<香辛・芳香>揮発性のあるエーテル香、シロップ
<化学物質>なし
香りの印象:第1アロマ強め、若々しい

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
苦味:後味に爽やかさを残す
バランス:スリムでドライ、シャープ
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
レモンのような酸っぱい柑橘系

【評価】
軽めながら、ドライでシャープな味わいが存在感を持っている

【供出温度】
8-10度 シャープでドライな味わいなので、あまり冷やし過ぎない方がいいかも

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、輝きは弱め。

香りは、甘い印象のモモやメロン、柑橘系のレモン、揮発性のある除光液的なエーテル香があって、シロップやクリームのような甘い印象もあります。

味わいは、ライトなアタックから、鋭い酸味とフレッシュなフルーツが一気に広がり、甘み少なめのドライでスレンダーなボディが長めに続き、やや苦味のあるジューシーなフィニッシュ。

とても軽めの味わいですが、酸味がしっかりしていてフレッシュなフルーツ感と合わせて存在感を持っていますね。

ドライなので、ワインだけだと何か欲しくなりますが、合わせる食事によってはグッと引き立ちそう。
というか食事を引き立ててくれそうです。

シンプルでナチュラルな印象を持っていて、素直な感じ。

A.O.P.グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテは、2011年2月に承認された新しいA.O.P.ですね。
ロワール地方のナント地方のA.O.P.はミュスカデシリーズしか知らなかったので、ちょっと戸惑いました。

勝手なイメージですが、ミュスカデよりも力強さがあるような印象です。
海に近い産地は味わいに塩っけがあるといいますが、このワインもちょっとそんな感じ。
ちょっと海水っぽさを感じますね。

今日の晩御飯は、春巻き。
揚げ物はよく合うみたいで、しっかりサポートします。

ベストな組み合わせかどうかはともかく、馴染みはいいみたい。
レモンを絞るような合い方なので、揚げ物全般に合いそう。

ワインだけになると、やっぱりちょっとドライで酸味が強くて、何か欲しくなりますね。

人に例えると、頭脳明晰で頭の切れてクールで男前だけど、冗談の通じない男子って感じ?

新しいAOPなので飲んでみる価値はありますね。
コストパフォーマンスも悪く無いと思います。

■楽天ショップへのリンク

ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2012【フランス】【白ワイン】【750ml】【ライトボディ】【辛口】

※サイトから引用
フランスの庭・白ワインの銘醸地、ロワール地方で1412年から続く歴史あるドメーヌ・カレ!
今では白ワインの味わいに厚みを出す、定番の醸造法【シュール・リー製法】を広め、1977年にINAOで正式に認定。
すっきりさわやかな味わいは様々なお料理とのベスト・マリアージュを生み出します!
涼しげなライムやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系のフレッシュなフルーティーさ、塩っぽさを感じるミネラル感がきりっとしていて爽やかな香りが心地いい感じです。
味わいは旨味のあるようなミネラル感、スダチを絞ったような爽やかな酸味が食欲をそそる味わい。いつまでも飲んでいたくなるような、飽きのこない味わいです。
この価格帯とは思えない程、余韻はゆっくりと長く続いていきます。飲み終わった後もすっきり爽やか!

2014/02/08

アズダ・エクストラ・スペシャル プイィ・フュメ 2012

アズダ・エクストラ・スペシャル プイィ・フュメ 2012
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:AOCプイィ・フュメ:12)\1380
(2)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\1110
(3)グレカニコ(伊:シチリア州:IGTシチリア:12)\997
(4)ピノ・グリージョ(伊:ロンバルディーア州:IGTプロヴィンチャ・ディ・パヴィア:12)\780

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:色づきが弱い、金属質な輝きがある

【香り】
豊かさ:弱い
特徴:爽やかなミネラル、柑橘系、炭酸の印象、白い実の果実、青草香
香りの印象:若々しい、弱いが開いている印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:爽やかさを与える
バランス:スリムでドライ
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーティさ

【評価】
シンプル、ライト、スマート、ドライ。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
淡い外観からは、ピノ・グリージョあたりが候補。

香りは弱いが、柑橘系や青草香があって、ソーヴィニヨン・ブランのような印象だが、全体的なまとまりはイタリアっぽい。

味わいは、ライトでスマート、ドライなスッキリした飲みくち。
イタリアの3本の中からのチョイスはなかなか難しいが、価格帯の印象は、700~800円の印象。

ファイナルアンサーで、ピノ・グリージョ
で、ブー

なんと、プイィ・フュメ。

【総評】
アズダ・エクストラ・スペシャル プイィ・フュメ 2012
ASDA Extra Special Pouilly Fume 2012

フランス:ロワール地方:AOCプイィ・フュメ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

西友で、1380円で購入。

外観は、淡くグリーンがかった色調で、金属質なギラギラした輝きがあります。

香りは、弱く、柑橘系フルーツと、青草香、ミネラル感があります。
プイィ・フュメは煙で燻したような香りが特徴と言われていますが、このワインは、あまり感じません。

味わいは、すっきりした爽やかなフルーツ感のあるアタックで、ほんのり残糖の甘みがあり、ボリューム感の無いスレンダーなボディで、軽くえぐ味が残るものの、ジューシーなフィニッシュです。

プイィ・フュメという期待感はありませんが、ワインとしては美味しいですね。
食事にもよく合いそう。

今日の晩御飯は、鶏手羽元のトマト煮込み。
このワイン、実によく食事に合いますね。

すーっと食事に寄り添う感じで、社交的で人付き合いのいい好青年って感じ。

ピスタチオもビーフジャーキーも、ワインがしっかり活きながら合いますね。
食事を合わせても、ブレずに、しかも受け入れる、という芯の強さを感じます。

カミさんに価格感を聞いたら、980円。
ちょっと軽いので、安く感じたみたいですが、このワインは美味しい、という評価でした。

後味にえぐ味が残るのがちょっと気になりますが、素直な味わいで、ワインだけで飲んでても破綻がありませんね。

いいワインだと思います。
コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。

■関連リンク(ASDAワイン)


2013/06/30

ドメーヌ・ド・ラ・シュナルディエール ソーミュール ブラン 2011 (ブラインドテイスティング:外す)

ドメーヌ・ド・ラ・シュナルディエール ソーミュール ブラン 2011
(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:10)\2260
(2)シュナン・ブラン、シャルドネ(仏:ロワール地方:AOCソーミュール:11)\1180
(3)シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ブールブーラン他(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPセヴェンヌ:11)\1080
(4)グルナッシュ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(仏:コート・デュ・ローヌ地方:IGPアルディッシュ:11)\798

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:オレンジ、柑橘系、アカシア、菩提樹、白い花、小石のようなミネラル
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:爽やかな、シャープな
バランス:スリムな、溌剌とした
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フレッシュな、ミネラル感のある

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
外観はややオレンジがかっていて、ちょっと特徴的。
普通に考えると、南の産地で過熟した印象。
ラングドックやローヌが候補。

香りも特徴があって、オレンジというか、酸味の強い印象の果実香。
どこかで嗅いだことのある香りだけど、思い出せない。
ローカルでマイナーな品種が入っている感じなので、ここではラングドック。

味わいは、シンプルでフレッシュながら、やや酸化した印象。
ひょっとしたら、瓶詰め後に管理の問題で酸化した可能性もある。
独特の酸味の収斂性がアリゴテっぽくもあるけど、価格感がまったく合わない。

価格感としては、800円~1000円程度。

多分ラングドックかローヌと思われるが、マイナー品種が入っている方を選択。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ブールブーランのラングドック
で、ブー

なんと、シュナン・ブラン、シャルドネのソーミュール

【総評】
ドメーヌ・ド・ラ・シュナルディエール ソーミュール ブラン 2011
DOMAINE DE LA CHENARDIERE SAUMUR BLANC 2011

フランス:ロワール地方:AOCソーミュール
アルコール度:12%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、シャルドネ

リカーランドトップで、1180円で購入。

ネタバレしてみると、なるほどシュナン・ブランの印象があります。
ロワールのシュナン・ブランって、最近飲んでなかったので、再認識ですね。

外観は、やや酸化をイメージさせる、オレンジっぽさがあり、輝きは弱め。
あまり期待感はありません。

香りはとても独特な果実感。
柑橘系でオレンジっぽいけど、何か違うナニか、どこかで嗅いだことのある香り。
飲み終わるまでに思い出すかな。

果実香が中心ですが、そこにハーブやフローラル、ミネラル感もあって、複雑な印象があります。

味わいは、酸味が中心で、ちょっと酸化した感じ。
飲み始めは軽めかと思いましたが、少し飲み進むと意外と、ガツンとくるアタック。

伝統産地の、ちょっとオールドタイプの味わいって感じでしょうか。
酸味がきつかったりして、飲みなれないと美味しくないタイプですね。

なるほど・・・
飲み進んでみると、これは酸化して酸が強くなったわけじゃなくて、北のワインのマロラクティック醗酵してない感じの酸の強さですね。
実際にマロラクティック醗酵してないかどうかは不明ですが。

飲み始めはややハズレの印象でしたが、飲み進むと良さがじわじわ出てきました。

今日の晩御飯は、チキンのフリッター。
付け合せはアボカドのサラダ。

このワイン、どちらもよく合います。
ワイン自体がややクセがあるので、食事が入ることでバランスが良くなる感じ。

酸味がしっかりしているので、フリッターにもサラダにも、レモンを絞るような合い方ですね。
ただ、ちょっと酸化した感じなので、フレッシュなレモンというよりは、ちょっとビネガーっぽい感じでしょうか。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円とほぼ正解。
ちょっと変な味がする、ちょっとフルーティなので、食事には合わせにくい、でも悪くない、という評価。

このワイン飲み進むと、なかなかイイやつ、って感じになってきました。

気のおけない、さっぱりした性格とでもいいましょうか。
変に媚びてないところとか、ベタベタした甘さが無いところとか、あとは個性的な印象がいいですね。

見た目は一風変わっているけど、自己主張があって、さっぱりした好青年、って感じ?

個人的には嫌いではないですね。
ちょっとオールドスタイルのワインの印象があります。

どういう時に活きるかはちょっとイメージつきませんが、何となく惹かれる魅力を持ってます。

■楽天ショップへのリンク

ソーミュール ブラン 2011 ドメーヌ ド ラ シュナルディエール

※サイトより引用
シュナンブランにシャルドネ種をブレンドすることで新鮮味を与えています。鮮やかな黄金色が見事でライムやハチミツの香りを感じます。

2013/04/13

ロベール・カンタン サンセール ロゼ 2011 (ブラインドテイスティング:外す)

Robert Cantin Sancerre Rose 2011
(1)ピノ・ノワール100%(仏:ロワール地方:AOCサンセール:11)\2600
(2)グルナッシュ、シラー、サンソー(仏:プロヴァンス・コルス地方:AOCコート・ド・プロヴァンス:11)\1420

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:オレンジがかった、サーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしてはやや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:シロップ漬けの果実、赤い実の果実、プラム、木イチゴ、グリーン系スパイス
香りの印象:第1アロマが強め、スパイシー

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:爽やか、強め
バランス:強さがあり、厚みもある
タンニン分:ロゼにしては強め
アルコール度:強め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
力強さと、フレッシュ感がある、アルコール度も強め

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
ややオレンジがかった外観からは、南の印象があり、プロヴァンスの方が候補。

香りは、南仏のガリーグをイメージさせる、スパイシーな印象。

味わいは力強さがあり、アルコール度も高め。
やはり南仏の印象。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、サンソーのプロヴァンス
で、ブー

あれー、サンセールでした。

【総評】
ロベール・カンタン サンセール ロゼ 2011
Robert Cantin Sancerre Rose 2011

フランス:ロワール地方:AOCサンセール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール100%

KISSYOで、2600円で購入。

ネタバレして、あらためて味わってみても、なんだかピノ・ノワールっぽくない。
何というか、シンプルで、深みが無い、とでもいいましょうか。

カミさんに、サンセールのロゼ、と伝えて価格感を聞いたら、1680円。
2600円と伝えると、それは高い、という評価。

外観は、オレンジっぽいサーモンピンクのロゼ。
ピノ・ノワールのロゼって、サーモンピンクの色調が多いですよね。

香りは、カラメルっぽい甘い印象が強めで、そこにグリーン系のスパイス香が加わります。
果実香はイチゴっぽいのですが、グリーン系の香りが混ざった、木イチゴのような、大人な果実香。
時間が経って、どう変わってくるかで、このワインの評価が分かれそう。

味わいは、ほんのり甘みを感じる、アルコール度の高めのアタックから、そのままの印象で、すっと、早めにフィニッシュ。
余韻は短いですね。

全体的な印象は、南仏とか、ニューワールドのような、ちょっと暑苦しいというか、スマートじゃない感じ?

今日の晩御飯はミートローフ。
マカロニと、パンと、バターライス、それにサラダ。

このワイン、ミートローフによく合います。
牛肉6割、豚肉4割の合い挽きですが、豚肉にロゼワインってよく合いますよね。

逆に牛肉比率が高くなると、このワイン合いにくいかも。

このワイン、悪くないんだけど、面白みが無いというか、生真面目で、裏がないというか。
もう少しゆとりとか、遊びが欲しい感じ。

品質的にはまったく問題ないと思いますが、2600円はちょっと高いかも。

あたりが強くて、素っ気ない印象で、柔らかさ、深み、懐の深さがないんですよね。

カミさんに感想を聞いたら「悪くないけど、そんなに良くもない。」
確かにそんな感じかも。

■関連リンク(KISSYOのワイン)

2012/10/06

ジャン・ド・モバスティ カベルネ・ダンジュー 2010

ジャン・ド・モバスティ カベルネ・ダンジュー 2010
ジャン・ド・モバスティ カベルネ・ダンジュー 2010
JEAN DE MAUBASTIT CABERNET D'ANJOU 2010

フランス:ロワール地方:AOCカベルネ・ダンジュー
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(品種不明)

イオンで、1480円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:暗いサーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしては濃いめ
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色付きの良い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:カラメル、野いちご、チェリー、少し薬箱、少しヴェジェタル
香りの印象:第1アロマが強い

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ まろやか
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:心地良い、ふんわりしている
タンニン分:ほとんど無い
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(チャーミング)

【評価】
ほんのり甘口で軽めだが、とてもバランスが良い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
以前、スーパーで買ったロゼ・ダンジュの甘みがイマイチで、それ以来、アンジュのロゼは買ってなかったのですが、このロゼはラベルデザインが良くて、ジャケ買い。

やっぱり、甘めの飲み口なのですが、とても上品で、心地良いバランスです。
後味に、ベタベタした甘みが残りませんね。

なんだか、幸せを感じるロゼですね。
とても穏やかな気持になります。

ほんのりとした甘みは、良い方に作用すると、とてもリラックスできる味わいになりますよね。

ただ甘めのワインって、飲み進んだ時に飽きてきやすいので、そこがポイントになりそうです。

少し飲み進んでも、優しい、穏やかな飲み口は変わりません。
印象はほとんど変わりませんが、それほど飲み飽きてくる感じでもない。

アルコール度が低くて軽めで、ほんのり甘いので、気が付くとグビッと飲んでますね。
これは結構危険なタイプかも。

今日の晩御飯は海鮮丼。

刺身を少し、イタリアンドレッシングで、カルパッチョ風にしてみました。

このワイン、ふわっと包み込むような懐の深さがあるので、カルパッチョにともよく馴染んで、さらに広がっていくような合い方をしますね。
マスタードを加えるととても馴染みが良くなります。

ピスタチオやクルミ、ビーフジャーキーなんかも、何となく丸め込んでしまいます。

穏やかで上品なまとまりだけど、意外とやり手、みたいな。

クルミはワインに合わせにくいナッツですが、油脂分とうまく馴染んで、渋みを甘さが丸め込む、みたいな絶妙な合い方をします。

ピスタチオも青臭さが広がらず、ふわっと丸め込んでしまいます。

このワイン実はすごいやつかも。

甘いワイン嫌いなカミさんも結構飲んでて、意外と美味しい、という評価。

辛口のワインしか飲まない人にはオススメしませんが、ワインのいろいろなバリエーションを楽しみたい人とか、女子会には、このワインいいと思います。

■カベルネ・ダンジューの特徴
フランスAOCワイン事典より

アンジューは「花と芸術の都」と謳われたアンジェ市を中心として、メーヌ・エ・ロワール、ドゥー・セーヴル、ヴィエンヌ、サルト、アンドル・エ・ロワールの各県にまたがる地域。
アンジューのAOC(AOP)は、アンジュー、アンジュー・ガメ、アンジュー・ムスー、アンジュー・フィーヌ・ビュル、ロゼ・ダンジュー、カベルネ・ダンジューがある。
ロゼ・ダンジューはグロロー種を主に使った甘口のロゼワイン。カベルネ・ダンジューはカベルネ・フラン種やカベルネ・ソーヴィニヨン種を使用した、半甘口、甘口のロゼワイン。
外観は済んで輝きがあり、サーモン・ピンクやオニオンスキン色を帯びた木イチゴ色。
イチゴやスグリなどの小さな赤い果実やミントの香りがし、白胡椒のニュアンスもある。
味わいは円く心地よくフルーティ。バランスのとれた甘口で、後味が爽やかである。
カベルネ・ダンジューの方が、ロゼ・ダンジューよりも芳香高く、柔らかいといわれる。


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2012/09/09

ドメーヌ・ド・べグロール ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー 2010 (ブラインドテイスティング:当てる)

ドメーヌ・ド・べグロール ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー 2010
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:11)\990
(2)ミュスカデ100%(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\861
(3)シャルドネ(チリ:DOセントラル・ヴァレー:11)\680
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック:10)\660

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや薄い
ディスク:厚い
粘性:強い
泡立ち:スティル(小さな気泡がグラスの内側につく)
外観の印象:若々しい、色付きの弱い、輝きのある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:メロン、ミネラル、白い花、ハーブ、酵母の印象
香りの印象:若々しい、シュール・リー?

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:強め、シャープ
バランス:ライト、スレンダー
苦味:ほとんど感じられない
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
ライトでシンプル。 フレッシュ感を楽しむ。

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【判定】
淡い色調で、ギラギラした力強い外観。
ソーヴィニヨン・ブランかミュスカデが候補。

香りはメロンとシュール・リーの印象でミュスカデ。

味わいはかなり軽めでスッキリ。
この力の無さもミュスカデらしい。

ファイナルアンサーで、ミュスカデ
で、ピンポン

しっかりミュスカデらしさのあるワインです。

【総評】
ドメーヌ・ド・べグロール ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー 2010
DOMAINE DE BEGROLLES MUSCADET SEVRE & MAINE SUR LIE 2010

フランス:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ミュスカデ100%

うきうきワインの玉手箱の通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。
参考価格は、861円。

ミュスカデにしてはやや色付きの良い感じで、外観もギラギラした力強さがありますが、飲み口はとてもライトで、スレンダー。
膨らみは無くて、ちょっと痩せた感じ。

フルーツ感もそれほど強くなくて、ちょっと日本酒っぽい印象があります。
シュール・リーの、酵母とアルコールの感じが、日本酒っぽく感じるのかも。

どちらかというと辛口なので、食事と合わせた方が美味しいタイプだと思います。

今日の晩御飯は、マグロの中落ちと、茄子とひき肉の炒め物。

マグロの中落ちは、まあ、邪魔はしないけど、ってくらいの合い方。
カルパッチョにしたらよく合いそうですね。

茄子とひき肉の炒め物は、ビール的な合い方をします。
口をさっぱりしてくれる感じで、ワインを引き立てるような合い方ではありません。

このワイン、グラスが空になると、ウッドチップのような樽香が残りますね。
意外と樽の影響が強いみたい。

食事が終わっても、ライトでスッキリしているので、ワインだけで飲めちゃいますね。

でもフルーツ感が弱めで、後味が辛口、さらにスレンダーでドライな印象なので、ワインだけだとあまり魅力はないかも。

ミュスカデで1000円弱という価格で考えると、コストパフォーマンスは高いと思います。
初夏くらいだと爽やかでいいんでしょうね。

合わせる料理でも随分印象が変わると思います。

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【6本以上ご購入で送料・代引無料】ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー[2010]年・パリ農業コンクール金賞受賞酒・ドメーヌ・ド・べグロール元詰Muscadet Sevre & Maine “Sur Lie”[2010] Medaille d'Or Paris Domaine de BEGROLLES

※サイトより引用
フランス・スッキリ辛口白ワイン愛好家大注目!ロワールのワインは“パリジャン”のワインと呼ばれます!華麗な古城が点在する風光明媚なロワール川の流域にあるナント市からフレッシュ&クリスピーな爽やかさが特徴のフランスを代表するすっきり辛口白ワイン!しかもパリ農業コンクール金賞受賞酒!しかもドメーヌもの!淡いゴールデンカラー!グラスに注ぐと桃や洋梨のフレッシュな果実とミント香が豊かに広がります。フルーティーでバランスの良い口当たり。口中に広がる上品なミネラル香がリッチでキレのある味わいを一層引き立てます。生き生きとした酸と果実のハーモニーが心地よい、柔らかなスパイス香を感じさせるフィニッシュ!がすばらしい究極辛口白ワインがインポーターさんとの協賛プライス!で少量入荷!
丹念に造られたこのワインは造り手の思いと台地の恵みを存分に受けて、円やかながら、深みと複雑味を兼ね備えたワインに仕上がっています。
上質な澱の上で熟成させ旨みを引き出したこのミュスカデは、淡いゴールデンカラー!グラスに注ぐと桃や洋梨のフレッシュな果実とミント香が豊かに広がります。
フルーティーでバランスの良い口当たり。口中に広がる上品なミネラル香がリッチでキレのある味わいを一層引き立てます。
生き生きとした酸と果実のハーモニーが心地よい、柔らかなスパイス香を感じさせるフィニッシュ!

2012/06/24

プリヴィレージュ・ド・ドゥルエ ソーヴィニヨン 2010(ブラインドテイスティング:外す)

プリヴィレージュ・ド・ドゥルエ ソーヴィニヨン 2010(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)甲州(日本:山梨県甲州市勝沼町:11)\1180
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:IGPペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール:10)\1050
(4)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、やや色付きが弱い

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:洋ナシ、レモン、グレープフルーツ、ミネラル、火打石
香りの印象:若々しい、爽やか、弱い

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽め
酸味:フレッシュ、シャープ
バランス:スリムな、鋭い
苦味:爽やかさを感じる
アルコール:やや弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
スリムで、シャープな味わい。フレッシュ感を楽しむ。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
淡くて若々しい外観からは、シャルドネ以外が候補。

香りは、極端に弱いが、グレープフルーツのような印象があり、ソーヴィニヨン・ブランをイメージさせる。
甲州の可能性もある。

味わいはスリムでシャープ。
軽さで行けば甲州。
全体的な印象は、ソーヴィニヨン・ブラン。

この2つに絞って再度テイスティング。

香りは弱くて、イマイチ絞り切れないが、これだけ弱いとソーヴィニヨン・ブランっぽくない。
味わいもかなりライトで、大人しい感じが甲州らしい。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ブー

何と、ソーヴィニヨン・ブランでした。

【総評】
プリヴィレージュ・ド・ドゥルエ ソーヴィニヨン 2010
Sauvignon 2010 “Privilège de Drouet”

フランス:ロワール地方:IGPペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%

伊勢丹で、1050円で購入。

そうですよね~、随分ソーヴィニヨン・ブランっぽい甲州だと思いました。

このワイン、ロワール地方のI.G.P.(地理的表示付きワイン)で、ブドウ品種はソーヴィニヨン・ブラン。
となると、やはり期待するのは、サンセール的な味わい?

日頃なかなか飲めないサンセールなので、ちょっと期待してましたが、やっぱり1000円くらいの感じでした。

悪くはないんですけどね。

厚みが無くて、口あたりはサバサバしてて、爽やかなんだけど、荒い感じというか。

今日の晩御飯はエビ入りの水餃子。
豆板醤入のつけダレに合わせます。

悪くないけど、エビとは馴染みません。

カミさんに価格感を聞くと、980円。
食事にはイマイチだったけど、ワインだけで飲むと、グレープフルーツみたいなフルーツ感が美味しい、という評価。

確かに、だんだんフルーツ感がナチュラルな印象になってきました。
悪くないけど、これといって、良さも少ないでしょうか。

香りは弱めで、味わいはちょっと荒い感じなんですよね。
1000円としては、それほど良くないかも。

2012/02/19

シャトー・ラ・オート・カリズィエール ミュスカデ・セーヴェル・エ・メーヌ シュール・リー 2010(ブラインドテイスティング:外す)

シャトー・ラ・オート・カリズィエール ミュスカデ・セーヴェル・エ・メーヌ シュール・リー 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)ソーヴィニヨン・ブラン100%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:10)\2100
(3)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(4)グルナッシュ・ブラン(仏:地理的表示無し:09)\945
(5)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:中央渓谷地方:DOマウレ・ヴァレー:10)\840

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、軽い

【香り】
豊かさ:やや軽め
特徴:洋梨、メロン、桃、マスカット、白い花、ハーブ、ミント
香りの印象:開いている、若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやかな、弱い
酸味:シャープな、軽い
バランス:スリムな、溌剌とした
苦味:軽い
アルコール:やや軽め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティー(フレッシュな)

【評価】
シンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
7度以下、8-10度

【グラス】
小ぶり

【判定】
若くて、淡い外観。
ミュスカデとか、ソーヴィニヨン・ブランの印象。

香りは、桃などの甘い印象の果実香が中心。
ちょっとイタリアぽい感じ?

ソーヴィニヨン・ブランよりはグルナッシュのイメージ。
シュール・リーの印象があれば、ミュスカデだが、イマイチ感じない。

飲み口は、軽めで穏やか。
バランスは良い感じで、フルーツ感がいい感じに残る。
このフルーツ感はローヌっぽい感じ?

そうなると、やはりグルナッシュか。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン
で、ブー

ミュスカデでした。

【総評】
シャトー・ラ・オート・カリズィエール ミュスカデ・セーヴェル・エ・メーヌ シュール・リー 2010
Chateau La Haute Cariziere Muscadet Sevre et Maine Sur Lie 2010

フランス:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)

リカーランドトップで、1040円で購入。

シュール・リーの印象が判定の分かれ目だったのですが、ネタバレして嗅いでみても、やっぱりあまり感じないんですよね。
フレッシュで、フルーティで、いままでのミュスカデとちょっと違う感じ?

シュール・リーに良くある、シャンパーニュのような酵母感が弱めですが、時間がたって、温度が上がってくるとかすかに感じるようになりました。

このワイン、軽めでドライなので、食事にも合わせやすいですね。

力のない品種を、ライトなまとまりで、チャーミングに仕上げてる、って印象。
とてもバランスが良い感じがします。

カミさんに価格感を聞いたら、980円。
軽いけど、美味しい、という評価。
ちょっとピリピリするね、と言われて気が付きましたが、若干炭酸を含んでる感じですね。

そのあたりはミュスカデらしいのかも。

最近あまりミュスカデ飲んでなかったけど、だんだんモダンな造りに進化してる、って事なのかもしれません。

このワイン、とても素直でクリーンな印象があって、誰にでも美味しいって言われそうな品質感を持ってますね。

美味しいと思います。

2011/09/24

B&G サンセール 2006(ブラインドテイスティング:外す)

B&G サンセール 2006
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:AOCサンセール:06)\2680
(2)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(3)リースリング(独:ファルツ地方:09)\1140
(4)アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ(ポルトガル:ミーニョ地方:DOCヴィーニョ・ヴェルデ:09)\1080くらい (6本セット@902円で購入)
(5)シャルドネ(アメリカ:カリフォルニア州:10)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
ほんのりグリーンがかった、中庸なイエロー。
輝きは強く、金属質で、ギラギラした感じ。
色調は複雑で、ちょっとグレーっぽさもある。
フチはほぼ無色。
粘性は弱め。

【香り】
ミネラル。
石油香。
グラスを回しても、石油香が強く、他の要素があまり出てこない。
果実香はやや熟した印象?
ハーブ香も少し。

【味わい】
残糖を割と多めに感じる、中辛口?
ボディはやや頼りない。
酸味はちょっとダレた感じで、締りがない。
ほんのり、オレンジのようなモモのような果実感。
後味はキレイに消えて、心地よい果実味が残る。
余韻は少し続く。

【判定】
ギラギラと強い輝きがあるが、粘性は弱め。
複雑な色調なので、複数品種が混ざってる?

強い石油香があり、リースリングが候補。
ただちょっと不思議な感じ。

味わいは酸味が弱めで、とてもチャーミングが果実香がある。
リースリングのシャープな印象とは違う。

そうなると、ポルトガル?

ほんのり甘い感じや、独特な果実感が日頃飲まないタイプのような感じ。

ファイナルアンサーで、アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ
で、ブー

なんと、サンセール。

【総評】
B&G サンセール 2006
Barton & Guestier Sancerre 2006

フランス:ロワール地方:AOCサンセール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、2680円で購入。

なんというか、ソーヴィニヨン・ブランらしくないというか、サンセールらしくない感じ。

カミさんに価格感を聞いたら、1680円。
2680円と伝えたら、そんなに高いんだ、でも美味しい、という感想です。

第一印象は、ちょっと軽い感じで、口当たりもサバサバしてて、安めな感じですが、飲み進むと良さがじわじわと出てきます。

強く感じたペトロール香は、スモーク香と青草香が混ざったせいかもしれません。

アントル・ドゥー・メールあたりのボルドーブランっぽい感じもありますね。

白ワインだけど香りが強く、特にミネラルの印象が特徴的。
価格なりの香りの強さを持ってます。

味わいはスッキリと飲みやすくてほんのり果実味と、キレイな後味があって、品質感を感じます。
特にこれと言って欠点は無いのですが、なんというか、ちょっと俗っぽさがある?

ロワールよりもボルドーっぽい感じなんですよね。
ボルドーが俗っぽいと言っているわけではありませんが、ロワールに期待する繊細さを感じないというか・・・

まあ、あれこれ文句ばかり言ってますが、一定の品質感を持った良いワインだと思います。

2011/09/17

ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー 2009 シャトー・デュ・マイロン(ブラインドテイスティング:外す)

ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー 2009 シャトー・デュ・マイロン
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:AOCサンセール:06)\2680
(2)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(3)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メール:09)\1280
(4)リースリング(独:ファルツ地方:09)\1140
(5)シャルドネ(アメリカ:カリフォルニア州:10)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
色味の強い、やや濃いイエロー。
小さな気泡がグラスの内側に多く現れる。
ちょっとオレンジがかった熟成感を感じる。
色調はシンプルで、彩度が高い。
輝きは大人しい。
粘性は弱め。

【香り】
熟した果実。
蜜。
ミネラル。
微かにグリーン香。
グラスを回すと、さらに熟した果実の印象。
やや腐りかけくらいのイメージ。
若干、腐臭というか、マイナス要素がある。
さらにグラスを回すとクリームの要素が出てくる。
フルーツのタルトのような印象。
香りはそれほど強くないが、厚みがあって、複雑性を持っている。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
強くて、荒っぽい酸味。
やや酸化している印象。
ボディは強め。
アルコール度も強く、後味に強く残る。
後味は酸化した印象とアルコール感の乾く感じ。
舌にワックスのような触感が残る。
コンディションが悪い印象。
余韻は長めに続く。

【判定】
やや濃くて、熟成感のある印象は2006年のサンセール。

香りは、果実香が中心だが、クリームやハーブなどの複雑な印象がある。
品種由来というよりは、醸造・熟成過程に由来する要素が多い感じ。
複雑性もあり、ある程度高いワインの印象もある。

味わいは、ちょっと酸化したギスギスした味わい。
熟成感があって、やはり2006年くらいのイメージ。

サンセールっぽいかというと、なかなか難しいが、しっかり造りこまれた感じがあるのと、飲みくちの辛さや酸味は伝統産地のものをイメージさせる。

時間とともにヴァニラ香が強くなってきて、さらに品種の特定は困難に。

でも、やや熟成した、2000円クラスのフランスのワインって感じ?

ファイナルアンサーで、サンセール
で、ブー

何と、ミュスカデでした。

【総評】
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー 2009 シャトー・デュ・マイロン
Muscadet Sevre et Maine Sur Lie 2009 Chateau du Maillon

フランス:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メール
アルコール度:12%
ブドウ品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ

ダイエーで、1280円で購入。

こんなの試験に出たら当たらないんじゃないでしょうか。

かなりボリューム感のあるミュスカデです。
しかも管理が悪かったのか、2009年とは思えない熟成感、というか過熟した印象があります。

第一印象はあまり美味しくない、ですね。

香りも、ややギクシャクしたアンバランスさと、腐臭のようなマイナス要因があって、ちょっと「?」な感じ。

ただ、ワイン全体から醸し出す雰囲気は、2000円クラスの重厚な感じをうけます。
ボルドーブランとかでも、ちょっとマイナス要素があって深みのあるタイプがありますね。

少し時間がたったら全体的に落ち着いてきました。

カミさんに価格感を聞いたら、1980円!
そうなんですよね、このワイン、やっぱりちょっと高そうなんです。

なんだけど、酸化してる感じが残念なんですよね。

もともと高かったワインが、ちょっと管理が悪くて品質が落ちて安くなってる、ってイメージ?

今日は子供のリクエストで外食をしたもので、ワインは食事なし。
こういったちょっとクセのあるタイプは、食事と合わせた方が美味しく飲めるんですよね。

でもこのワイン、飲み進むにつれてだんだん良くなってきました。

最初に感じたワックスのような後味も無くなりましたね。
なんだったんだろう?

相変わらず、微妙な酸化感はありますが、ちょっと古典的って感じだと思ってしまえば、それなりに納得感もあります。

そのままでもそれなりに飲めますが、やっぱり食事に合わせたいですね。
白身魚のフライとか、チキンカツ、トマトとチーズのピザやパスタも良さそうですね。

我が家的にはリピートしないタイプのワインですが、いろいろ面白さのあるワインです。

2011/05/15

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)カベルネ・フラン100%(仏:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ:09)\1380(6本セット@997円で購入)
(2)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ【外観】
若い色調の濃いルビー。
色味は濃く、フチはバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は高めで、脚が長く残る。

【香り】
黒い果実。
ブラックベリー。
香木のようなグリーン系のスパイス。
かなり青っぽい香りがある。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
フローラルの印象。
少し刺激的で、華やかな香り。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ドライで、さっぱりとしたアタック。
ミディアムボディ。
酸味はやや強めで、少しキツい。
タンニンは細かいが、しっかり効いていて、舌の表面全体が乾く感じ。
アルコール度は低め。
最初のアタックはキツめだが、後で柔らかくなって、後味はジューシーさが残る。

【判定】
深い透明感を持っているので、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは外れる。

香りは香木のようなグリーン香が特徴的。
カベルネ系のような気がするので、そうるすとカベルネ・フラン。

味わいはかなりドライ。
アルコール度は抑えてあって、大人なまとまりはフランスっぽい。
ラングドックの南の印象ではなく、北の産地のイメージがあって、ロワールが候補になる。

メルローやグルナッシュだとフルーツ香が主体となるので、多分違うだろう。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

カベルネ系のグリーン香がポイントですね。

【総評】
サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ
SAINT NICOLAS DE BOURGUEIL LES MONTILS 2009 Domaine de la Cotelleraie

フランス:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・フラン

ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1380円。

華やかさを持っている、カベルネ・フランです。

力みの無い、大人なまとまりですね。

カベルネ系のグリーン香が、華やかさを持った香木のような香りになってます。

この、香木のような感じって、時々出会うのですが、カベルネ・フランの品種の特徴というよりは、醸造や熟成由来なんでしょうか。
南西地方のワインとか、ラングドックのワインにもよくあります。

いままでは、カベルネ・フランの印象は、哲学的で内向的、って感じだったのですが、このワインは社交的な印象がありますね。

今日の晩ご飯は肉団子。

醤油味が強めで、油脂分が少ないせいか、全体的にちょっと辛めになります。

デザートで食べたチーズケーキの方が良く合いました。

ワインだけで飲んでいると、だんだんフルーティさが出てきて、飲みやすくなりました。

でもタンニンが強めなので、ワインだけで飲んでると、ちょっと渋味がたまってくる感じになりますね。

美味しいワインです。

コストパフォーマンスもとても高いのではないでしょうか。

2011/02/27

ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(2)ピノ・ノワール(仏:ロワール地方:VDQSサン・プルサン:08)\1627
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(4)サンジョヴェーゼ85%、カナイオーロ・ネッロ10%、マルヴァジア・ネラ5%(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ・コッリ・セネージ:08)\1250
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008【外観】
明るく透明感のあるルビー色。
若さを感じる色調。
輝きがある。
透明感が高く、底までハッキリ見える。
粘性は弱め。

【香り】
フレッシュな赤い果実。
ミネラル。
グラスを回すとなめし革。
カラメル。
香りは弱めで、上品。
グリーン系のスパイスの印象もあり。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトからミディアムボディ。
フレッシュで軽い口当たりながら、ボディはしっかりした印象。
酸味は柔らかいが、しっかり効いている。
タンニンは弱めで細かく、渋味は弱い。
アルコール度は意外と高そう。
余韻は長めに続く。

【判定】
底までハッキリ見える、高い透明感。
ほぼ、ピノ・ノワール。

香りはイチゴのような赤いフレッシュな果実香が中心。
そこに、ピノ・ノワールらしい、なめし革や、スパイスの印象もあり。
ただ、サンジョヴェーゼもまだ残る。

味わいは、軽めながらしっかりしたボディ。
味の深みもある。

サンジョヴェーゼの特徴の、紹興酒のようなオリエンタルスパイスの要素は無いので、ブルゴーニュかロワールのピノ・ノワールで絞る。

全体の印象は、ブルゴーニュっぽくはない。
何というか、甘さの印象があって、ブルゴーニュよりはフルーティな感じ。
チャーミングで親しみやすさがある。
渋味が少ないのも、その要因の一つかも。

ファイナルアンサーで、ロワールのピノ・ノワール
で、ピンポン

ロワールらしい、優雅でチャーミングな味わいです。

【総評】
ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008
Les Hexagonales Pinot Noir 2008

フランス:ロワール地方:VDQSサン・プルサン
※サン・プルサンはAOCに格上げになったみたいですね
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

伊勢丹で、1680円で購入。

人によっては水っぽいと思うくらいの、軽さですが、味の深みや余韻があって、じわっと美味しいピノ・ノワールです。

ブルゴーニュのピノ・ノワールよりも、優しい感じでしょうか。
いやー、これ、春っぽくていいかも。

今日の晩ご飯は鶏の味噌焼き。

軽いので合うかと思ったら、味噌に合わなかったみたい。
香りに華やかさがあるからでしょうか?和食には合わせにくそうです。
パンのような酵母の印象があるので、それも原因かもしれません。

まあ、無理に和食に合わせる必要はありまえんが・・・

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
やはり軽さが評価の低いポイントみたい。
あまり好みじゃなかったみたいで、はっきり、美味しくない、って言ってました。

ロワールのワインって難しいですよね。

ブランドでも、ボルドーやブルゴーニュには負けるし、軽くて明るい色あいのワインが多いので、ニューワールドの力強くて安いワインと真っ向勝負すると不利だし。

でもこのワインは、じっくりと飲むと美味しいワインです。

最初はニューワールドタイプの、飲みやすさ優先のワインかと思いましたが、後半の方が良くなってきました。
旨みが強いというか、じっくり味わえる美味しさがありますね。

個人的には、これは一人で1本開けられるタイプです。
飲みやすいし、軽いし、美味しいし。

フランスでは、春はロワール、なんですってね。
これから暖かくなってくるシーズン、ロワールワインをちょっと飲んでみたいですね。

2010/11/07

ロラン・ペロー ピノ・ノワール ロゼ 2009

 
ロラン・ペロー ピノ・ノワール ロゼ 2009ロラン・ペロー ピノ・ノワール ロゼ 2009
Laurent Perraud Pinot Noir Rose 2009

フランス:ロワール地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

ワインショップ ソムリエの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。

【外観】
やや濃い目の鮮やかなロゼ。
色味は鮮やかなローズ。
輝きは強く、キレイなジュエリーのよう。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱め。

【香り】
赤い果実。
甘いシロップのようなイメージ。
フローラル。
グラスを回すと炭酸のイメージが広がる。
キャンディっぽいというか、カラメルっぽいというか、甘い印象が強い。
ハーブの爽やかな印象もある。
香りは弱めだが、上品さを持っている。

【味わい】
残糖をほとんど感じ無いセック。
かなり辛い印象。
ミディアムボディ。
酸味は穏やかで、上品。
ドライながらフルーティさもある。
後味はキレイに消える。
余韻は細く長く続く。

【総評】
しっかりした、上質感のあるロゼです。
小さな気泡が多く見られたので、フルーティで軽いタイプかと思いきや、辛口でしっかりと味わい深さを持ってます。

しかも後味がキレイなので、後を引きますね。
飲み終わったあとの残り香がとてもいいです。

キューブチーズをバゲットに乗せたおつまみにピッタリ。

カミさんに価格を聞いたら、1780円。

ロワールのピノ・ノワールで、スッキリした辛口はワンランク上の印象だったみたい。

温度高めでも美味しく飲めますが、冷やすとさらに飲みやすくなってグイグイ飲めてしまいます。

グリーン系のスパイスの印象が深みと爽やかさを出してますね。
しかも後味はすっきり。

ライトなバランスでまとまっていて、味に深みがある、素敵なワインだと思います。

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VdP ピノ・ノワール・ロゼ ロラン・ペロー 2009 税込 1,354 円 送料別


このドメーヌは、現在ロラン・ペロー氏が60haのブドウ畑を所有し収穫、醸造しています。
畑には、海からの影響があり、多量の日照時間、穏やかな気温、定期的な雨、かなり強い風をもたらし、水分の蒸発を促進します。
それは、ブドウの成長期間に吹き、ブドウの木を乾燥させ、病害の発生を抑えています。
ロラン・ペロー氏は、ブドウ樹とテロワールを尊重し、収量コントロールと品質の改良のためにリュット・レゾネ(極力自然に近い農法)の技術を用いています。
また、“テラ・ヴィティス”の認証を取得してします。
“テラ・ヴィティス”の認証は、環境に配慮したブドウの栽培方法を保障しており、規定により独立機関がトレーサビリティーを特定したり、証明したりします。
剪定方法は、ブドウの幹に10から12の芽を残したグイヨ・ナンテーズ法で行っています。
現代的な醸造(空気圧式プレス機、温度調節可能なステンレス製及びコンクリート製タンク)は、素晴らしい品質のミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リーやグロ・プランと様々なキュヴェを、醸造することができるのです。

2010/04/10

テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・ランドロー・ヴィラージュ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー グラン・レゼルブ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(2)ミュスカデ(仏:ロワール地方:ナント地区:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌAC:08)\1200
(3)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733
(4)インツォリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:09)\494

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・ランドロー・ヴィラージュ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー グラン・レゼルブ 2008
【外観】
淡い、グレーがかったレモンイエロー。
ほんのり黄色、くらいの色味。
小さな気泡がとても多く見られる。
微発泡?ってくらい。
フチに向かってほとんど無色になる、ムラのある色調。
ディスクは普通。粘性は弱めでサラッとしている。

【香り】
メロンのようなやや醗酵をイメージさせるフルーツ香。
ジャムを挟んだクッキーのような印象。
焼いたパンのような香りがある。
クラスを回すとさらにクリームのような印象。
スイーツがいくつも隠れているような、華やかで楽しい香り。
時間がたつとミントの印象も出てくる。

【味わい】
残糖は少なめのセック。
舌の途中で味が「どん」と止まるような不思議な飲み口。
喉の奥に流れていかない感じ。
ボディは軽い。
酸味も軽めだが、ややトゲトゲしい。
舌にひっかかるような収斂性を感じる。
余韻は短い。

【判定】
やや淡い外観からはミュスカデが候補。
炭酸を多く含んでいるのもミュスカデっぽい。
でもイタリアも可能性がある。

香りは、フルーツがのったケーキやタルトのようなスイーツ系の香り。
ブレッドやクリーム、ミントの香りもあって、なかなか楽しい。
この中ではやはりミュスカデか。

味わいは・・・あれ?って感じ。
香りでかなり期待したので、相当期待はずれ。
軽くて、スカスカなボディ。

バランスも悪く、相当低価格ワインだと思われる。
少なくともミュスカデではないだろう。
この中であるとしたら、一番安いイタリア。
インツォリアってよく知らないけど。

ファイナルアンサーで、インツォリア
で、ブー

ひぇ~、ミュスカデでした。

【総評】
テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・ランドロー・ヴィラージュ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー グラン・レゼルブ 2008
TERRA VITIS DOMAINE DU LANDREAU VILLAGE MUSCADET SEVRE ET MAINE SUR LIE GRAND RESERVE 2008

喉で止まるような感じは、炭酸が影響しているみたいです。
炭酸ものをあまり飲まないので、慣れてないだけかも。

かなり軽い飲み口ですが、品質は高そうな印象があります。
とにかく香りがいいですね。
エンターテイメントな感じ。

最近飲んでないので、ミュスカデ独特な味わいのバランスに少し戸惑ったのかもしれません。

軽いけど美味しいですね、どんどんいけます。

カミさんの価格評価は、1680円。

品質は悪くないんですよね。
ちょっとクセがあるので、人によっては美味しくないかも。

ミュスカデって、初夏に飲みたくなるんですよね。
スッキリした軽さが、ちょうど5月くらいの気候に合います。

でもなんか今回のミュスカデは、そういう一般的なミュスカデとちょっと違う気がする。

トータルのバランスにリッチ感を出そうとしているからでしょうか?

ミュスカデの持っている力は、シャルドネとかソーヴィニヨン・ブランよりはぐっと落ちて、甲州に近いくらいですよね。

力の無いワインは、持ってる力の範囲で最高のものをつくればいい、というのが最近のワイン造りの主流ですが、このワインはミュスカデの本来の個性を少し変えてるのでは、と思ってしまいます。

品質は高いのですが、品種の個性がスポイルされてる、みたいな?

とはいえ、1200円ではお買い得感がありますね。

2009/10/04

サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:サンセールAC:07)\2580
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(3)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(4)シャルドネ、マスカット(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007
【外観】
やや色味に複雑性のある、ほんのりグリーンがかった、レモンイエロー。
やや淡い黄色。
フチにむかって無色になるやや複雑性を感じる外観。
粘性は弱くさらっとしている。
ディスクも薄い。
コルクの欠片が浮いていた。

【香り】
南国系のフルーツ。
青草香。
グリーン系のハーブの印象。
グラスを回すとクリーム系の印象。
やや香りは弱いが上品なまとまり。
爽やかなミネラルの印象もある。

【味わい】
強烈な酸味。
やや荒っぽい口当たり。
後味は強い酸味が残る。
ほぼ酸味だけで構成されている印象。
余韻はあまり感じないが、細く続く感じ。
舌が慣れてきても酸味は強い。
ボディはスレンダーで厚みは無い。

【判定】
コルクが浮いている時点で、シャルドネ&マスカットは消える。
あとは、サンセール、アリゴテ、スペイン。
外観はやや複雑性があり、複数の品種がブレンドされている印象。
あまり熟成感は無いので、アリゴテは違うような気もするが、まだ外さない。
香りは弱め。
印象としてはソーヴィニヨン・ブラン。
最初にトロピカルフルーツで、次に青草香。
味わいの印象も北の方のソーヴィニヨン・ブラン。
サンセールって感じだけど、期待値よりやや下?
最近2500円を超えるワインって高級品なんですが、これはちょっと期待外れ?
それを考えると他の選択肢も検討してみる。
酸味からいくとアリゴテは「あり」なんですが、生産年がまず違うのと、ブーズロンってもうちょっと厚みがあったので、これは違いそう。
可能性があるとしたらスペイン。
でも、何度飲んでもソーヴィニヨン・ブランだな。

ファイナルアンサーで、サンセール
で、ピンポン

ちょっと期待外れのサンセール?

【総評】
サンセール レ・ヴュー・シェーヌ ギルボー・フレール 2007
Sancerre Les Vieux Chenes Guilbaud Freres 2007

フランス:ロワール地方:サンセールAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

カミさんに感想を聞いたら、「このワイン美味しいんじゃない。980円くらい?」だって。
そうなんです、美味しいんですが、ちょっと安い感じ?

サンセールって、それだけで高いんですけどね。

最近には珍しいくらいの酸味が強いワインです。
酸っぱい!って感じ。
リンゴ酸がたっぷり残っているイメージでしょうか。

でもやはり香りには上品さを感じます。
後味もキレイな印象ですね。

飲み進むにつれて美味しくなってきました。
あっという間に1本なくなりそう。

ちょっと頑固な感じがあって、家庭の食事にあわせるのはやや難しそうですね。
干物のみりん干しはアウト。ウインナーやベーコンもいまいち。
野菜だとやや負ける。

やはり、ハーブのしっかりきいた料理が合いそうです。
何が合うかいまいちピンときませんが、すみません。

でもそのままでも、酸っぱいけど、とても美味しいです。

なんか懐かしさを感じる美味しさ。
ちょっと前のシャブリって酸っぱかったよなー、みたいな。

合わせる食事のイメージはわかず、リッチな雰囲気はありませんが、飲めば飲むほど美味しく感じるワインですね。

ちょっと高いけど、いいワインだと思います。

2008/10/04

パスカル・ジョリヴェ サンセール2002(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ:99)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール:02)\2200
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

パスカル・ジョリヴェ サンセール2002
【外観】
やや濃い黄色。
フチの透明感は高く、ディスクは厚め。
粘性も高い。
色味はややベージュっぽさもあり、グリーンっぽさもある。

【香り】
濃縮感のある果実香。
やや熟成感を感じる。
ややスモーキーな印象。
柑橘系の皮のようなイメージもある。
ミネラル。

【味わい】
しっかりした酸味。
思ったより軽い口当たり。
キレイに無くなるような後味。
でもアルコール度は強そう。
いわゆる出来の良い白ワインの印象。
ボディはとてもスレンダーで厚みはあまり感じない。
少し苦味を伴っている。
酸度はとても高く、残糖は少ない。

【判定】
熟成感のある外観からは、イタリアが外れる。
シャルドネは99、サンセールは02、この二つのどちらかだろう。
香りは、熟成感を感じる果実香でややシャルドネの煙っぽさがある。
ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマはほぼ感じない。
飲み口はとてもシャープな酸味。
シャルドネらしい厚みを感じないが、最近このシャープなシャルドネってやつで外しているので要注意。
熟成感がありながらすっきり消える後味はとても素性が良い感じがある。
んん~、でもサンセールも捨てがたいんですよね、迷います。
相変わらず、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランで迷う事が多いな~。

でもここは最初の印象を大事にしようかな。

ファイナルアンサーで、シャルドネ。
で、ブー!

ああ、やっぱりサンセールでした。

【総評】
パスカル・ジョリヴェ サンセール2002
Pascal Jolivet Sancerre 2002

フランス:ロワール地方:サントル・ニヴェルネ地区:サンセールAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、2200円で購入。

これだけシャープだと普通はサンセールを選びますよね。
ここのところ4連続で外してます、とほほ。

シャープなシャルドネが続いていたので、すっかり警戒してしまいました。
ネタバレしてみるとソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを少し感じます。
本当は、ほんの少しだけ香る、この要素を感じないとダメなんでしょうね。

そうそう、何となくボルドーっぽさもあったんですよね。
ちょっと収斂性があるっていうか。

しかしこのワイン、選択肢にボルドーがあったらそっちにいってますね。
ややボルドーっぽいサンセールなのかな。

時間が経つと、ソーヴィニヨン・ブランらしい、煙っぽいグリーン香がプンプンしてきました。
シャルドネもちょっとスモーキーな印象がありますが、猫のおしっこというか、エグミのある茎のようなというか、独特なソーヴィニヨン・ブランの香りです。

とてもしっかりとしたワインですが、収斂性とややひっかかるような飲み口が気になりますね。
強い酸味と収斂性と、ひっかかるようなエグミがややマニアックで、ワインを飲みなれていない人にはちょっと受けが悪そうかな。
飲み口もちょっと荒々しいですね。

とはいえ、魅力の方が勝っていると思います。
ややクラシックな印象で、とても美味しいワインですね。

飲み進むに連れていろいろ表情も変わってきて楽しめます。
とても良いポテンシャルを持っているワインだと思います。

2008/09/21

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・ペルーシュ 2001 ドメーヌ ド ラ コテルレ(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・カベルネ・フラン主体(仏:サン・ニコラ・ド・ブルグイユ)\1280
・メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・ペルーシュ 2001 ドメーヌ ド ラ コテルレ
【外観】
深い透明感のあるやや濃い外観。
底がギリギリ見えるくらいの濃さ。
色合いは落ち着いていて、フチにほんのりオレンジを感じる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
強いなめし革。
やや動物小屋のような印象もあり。
ムスクのようなイメージもある。
フルーツはちょっとドライフルーツっぽさのある、赤い果実。
グラスを回すとややケミカルな印象が鼻をつく。
華やかさは無く、暗く重い印象。

【味わい】
酸味が強く、ライトからミディアムくらいのボディ。
後味に酸味が強く残り、唾液が出る後味。
フルーティさもあり、香りの印象ほど飲みにくい感じではない。
軽さもあって、割とフレンドリーさも感じる。

【判定】
透明感の強い外観からは、南アフリカとオーストラリアは候補から後退。
香りはサンジョヴェーゼやカベルネ・フランのような印象。
重く、哲学的な印象はカベルネ・フランか。
飲み口の独特な酸味はロワールっぽさを感じる。
サンジョヴェーゼがあったらそれを選らんでいるかもしれないが、ここはカベルネ・フランでしょう。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

この選択肢では当たるでしょう、これは。

【総評】
サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・ペルーシュ 2001 ドメーヌ ド ラ コテルレ
Saint Nicolas de Bourgueil Les Perruches 2001 Domaine de la Cotelleraie

フランス:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:サン・ニコラ・ド・ブルグイユAC
アルコール度:12・3%
ブドウ品種:カベルネ・フラン主体
※カベルネ・ソーヴィニヨンを25%まで補助品種として使用可能

2001年なので、少し熟成感を感じるカベルネ・フランです。

ロワールの赤は酸味が特徴だと、この間のロワールテイスティングセミナーで言ってましたが、まさに酸味に特徴のあるワインですね。
熟成感と酸味のバランスがなんとも絶妙。
おいしいワインです。
香りはやや糞尿系の悪臭要素が入っていて、香りに厚みを出してます。

このワイン1280円で買ったんですけど、超お買い得。
カミさんに聞いたら、2000円台前半だったらお買い得って感じ、って言ってました。

熟成感があって酸味が独特なので、合わせる料理は難しいかもしれませんね。

中華とか合いそうです。
酸味で合わせると酢豚とかかな?

2008/07/22

ロワールワインテイスティングセミナー報告(その1)

ロワールワインテイスティングセミナー
2008年7月21日(月:祝日)

主催:ロワールワイン委員会
会場:グランドプリンスホテル高輪
講師:石田 博氏、E.グレ氏

ソムリエ協会から案内のあったテイスティングセミナーに行ってきました。

いつも独学でやっているので、こういったセミナーに行くととても勉強になります。
特に勉強になったポイントを箇条書きで書いておきます。

思い出して、自分なりに咀嚼して書いているので、ちょっと表現が間違っているかもしれませんが、そのときはすみません。。

■テイスティングの順番

今回、テイスティングの順番が、ロゼ→赤→スパークリング→白、という順番で出ました。
一般的なテイスティングは、白→赤、というのが普通なのでちょっと違和感があったのですが、それにはきちんと理由がありました。

強い酸を飲んだあとに、弱い酸のワインを飲むとテイスティングの判断を間違ってしまう、というのがこの順番の理由でした。
酸の判断はテイスティングの原点だそうです。

ロワールのワインは、特に酸がポイントになる場合が多く、酸が弱い順にしたそうです。

また、酸はタンニンよりも口に残りやすいとも言ってましたね。

■テイスティングの訓練方法

ブラインドで品種やコメントを記述する練習方法は、資格試験に向けた勉強法。
次のステップに行くためには、ワインの情報を多く取得し、その情報を理解しながらテイスティングする方法が重要。

その年のブドウの熟成パターンや、土壌、醸造方法、熟成方法、残糖や酸度などをしっかりと理解し、それらがワインにどのような影響を与えているかをしっかりと認識する。

プロのテイスティングは、90%が知識で、感覚的なものは残り10%、とも言ってました。


■残糖について

今回出たロゼ・ダンジュは、残糖7g/L。
ほんのりと甘いが、わりとすぐ消える。

10g/Lくらいを境に辛口か甘口かで分かれるようだ。
貴腐ワインの良いものでは200g/Lくらいになる。
ちなみにあとで調べたところではドイツワインの辛口、トロッケンは、9g/L以下が基準だそうです。

舌の先だけで甘さを感じる場合は、10g/L以下が多く、舌の先から半ばにかけて甘さを感じる場合はそれ以上になるんだとか。。。

甘さは舌の先で感じるといいますが、先だけで味わっても甘く感じないんですよね。
これって修行不足なのでしょうか?
舌がおかしいのかな?

■テイスティングの際の舌の使い方

甘さを感じるときは、舌の先から流していく。
舌の半ばの、どのあたりまで甘さを感じるかで残糖を判断。

酸味は舌の両脇。
発泡しているワインは泡にじゃまされるので、泡が落ち着いてから判断。
強い酸を感じたあとは、次のワインは要注意。

アルコール度は舌の奥で感じる。

糖、酸、アルコール、それぞれ数値がどのくらいかをイメージしながらテイスティングが必要。

■酸度について

テイスティングでも重要なポイントとなる。

また、総酸量はフランスとアメリカで換算方法が違う。
フランスは亜硫酸換算、アメリカは酒石酸換算、同じ酸の感じでも数値が違ってくる。
(どっちが多かったか忘れました)

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