2008/01/04

レ・ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・ドック シャルドネ 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ドック レ・ヴィニュロン・ド・カルナス2003)\1780
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380
・コルテーゼ(ガヴィ)\1280

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

レ・ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・ドック シャルドネ 2003 ボトル ラベル
【外観】
濃い黄色。
艶っぽさあり。
粘性強く、ディスクも厚め。

【香り】
やや抵抗感のあるフルーツ香。
カリン、すもも、柑橘系の印象もある。
最初は香りが閉じていたが、少し時間をおくとふわっと香りが広がってきた。
果実の印象も強くなり、樽のニュアンスも出てきて、ヴァニラやクリーム、バターのような印象も出てくる。
香りは全体にふくよかな印象。

【味わい】
なめらかで、ボリューム感のある飲み口。
グラマーな印象。
樽の影響も強く感じて余韻がとても長い。
アルコール度も強そう。

【判定】
見た目でいくと、意外とイタリアあたりが怪しいかも。
ちょっと人工的で、濃く、彩度の高い黄色。
果実が熟して色味が強くなったというよりは、熟成段階で人工的に着いた色のような印象がある。
香りは、果実の印象が強く、カリンやスモモのような印象。
イタリアも候補になるが、香りに厚みがあるというか、ボリューム感があって、どちらかというとシャルドネが近い。
濃い色調と、樽の影響が強そうな事を考えると、アメリカのシャルドネが一番あやしいか。
口に含んでみると、ボリューム感の印象はやはりシャルドネ。
ヴァニラやクリームの印象があり、ネクターのようなとろっとした飲み口があり、新世界のシャルドネっぽい。

ファイナルアンサーで、アメリカのシャルドネ
で、ブー

なんとヴァン・ド・ペイでした。

【総評】
レ・ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・ドック シャルドネ 2003
Les Vignerons de Carnas Vin de Pay d'Oc Chardonnay 2003

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、1780円で購入。

こってりとしたシャルドネながら、樽の影響がとて良い方向に出ています。
とてもバランスが良く、ひとつの完成形をみせてるワインではないでしょうか。

基本的な味わいはフルーツが主体ですが、ヴァニラやバターのようなこってりとした味付けと、少しナッツっぽい香ばしさもあり、飲み口はきれいでなめらか、ネクターのようなとろっとした飲み口ながら、後味はとてもすっきり爽やか。

う~ん、これはとてもいいですね。
ワインとしてはもちろん、飲み物として完成されている感じでしょうか。
ちょっと人に勧めたくなるワインです。
あまりこういったこってり系のシャルドネは好みじゃないんですが、最近飲んだシャルドネの中ではベストなワインですね。

ちなみに、ブリーとトマトのオードブルには、ぴったりと合いました。

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