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2017/10/29

サンティアゴ ピノ・ノワール NV(2017年購入)

サンティアゴ ピノ・ノワール NV

サンティアゴ ピノ・ノワール NV
SANTIAGO PINOT NOIR NV

チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

グルメシティで、494円で購入。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:やや弱め
色調:若々しいが穏やかな色調の、明るめのルビー
濃淡:明るい
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>赤い果実、ドライフルーツ、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>鉄、かすかにオリエンタルスパイス
香りの印象:落ち着いた、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:弱い、サラサラした
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:低めい
余韻:短い

【フレーヴァー】
あまり残らないが、スパイシーな印象がある

【評価】
ライトでフレッシュ、すっきりした味わいでバランス良くまとまっている

【供出温度】
10-13度 かなり軽いので冷やして飲むのが良さそうだけど、温度上がっても意外といけそうでもある

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいが穏やかな色調の明るいルビーで、底がハッキリ見えるくらいの透明感があります。

香りは控えめで、赤い実の果実、干しぶどう、カラメル、鉄さび、なめし革、タバコの葉など、ピノ・ノワールらしいクセのある感じ。

味わいは、ライトなアタックから、爽やかな果実感と甘み、しっかりした酸味がふんわりと広がり、細身のボディながら旨みがあり、少しえぐ味が出てきて、静かにフィニッシュ。

かなり軽いワインで、濃いロゼに近いくらいのイメージですが、私はこのタイプ大好きですね。

10年前だったら、ピノ・ノワールを500円切る価格で飲めるなんて考えられませんでしたが、このワインはすごく存在感があると思います。

2015年に飲んだ時は、
ニューワールドのピノ・ノワールらしいチャーミングな印象ながら、後味にしっかりとした渋みが残る感じがワインらしく、第一印象は結構良い。
ピノ・ノワールを期待して飲むようなタイプではなく、かなりジュースっぽいが、ワンコインということで許せる範囲。
という評価でしたが、今回はそんなにジュースっぽくはないですね。

すっきりしていて、心地よい果実感と渋みのある、フレッシュな味わいで、これはなかりいいです。
2~3本くらいストックしておきたいくらい。

同じような価格帯の「アルパカ ピノ・ノワール」が、ドライでスパイシー、ちょっと攻めてる感じに対して、このワインは上品に静かに穏やかに微笑んでるような印象です。

ワインとしての評価はアルパカの方に上がると思いますが、用途によってはこちらの方がいいかもしれません。

これくらい軽いと、家庭料理にも合わせやすそうですね。
変なクセがないのも好印象です。

今日の晩御飯は「鶏つくねの野菜あんかけ」。

淡白な和風の味わいなので、普通は赤ワインには合いませんが、このワインは大丈夫です。
つくねに入っていた生姜のスパイシーな感じが良く合いました。

このワイン、軽やかでピリッとした感じがいいですね。

家庭料理ににも合わせやすそうで、これはいいワインだと思います。

人に例えると、静かで穏やかなんだけど、ちょっとピリッと緊張感のある、つり目の美人みたいな?

穏やかで上品だけど、ちょっと緊張感があるのが、このワインの最大のポイントですね。
温度が上がってもダレてこずに、張りのある緊張感のあるイメージを保ってます。

コストパフォーマンスも高く、おすすめです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2017/10/08

デ・ボルトリ ウィローバンク セミヨン シャルドネ 2016

デ・ボルトリ ウィローバンク セミヨン シャルドネ 2016

デ・ボルトリ ウィローバンク セミヨン シャルドネ 2016
DE BORTOLI WILLOWBANK SEMILLON CHARDONNAY 2016

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:セミヨン、シャルドネ

ヤオコーの20%オフセールで、税抜き608円で購入。
元値は、税抜き780円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほんのりオレンジを感じる、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若い、強さを感じる

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、リンゴ、梨、
<香辛・芳香・化学物質>石灰っぽいミネラル、たばこのようなスモーク
香りの印象:第1アロマが強め、少し樽の印象?

【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、はっきりした
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、バランスが良い
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
梨の芯のようなちょっと苦味を感じる果実感

【評価】
フレッシュでフルーティ、上品で軽やかなとても良いまとまり

【供出温度】
11-14度 キンキンに冷えていても美味しく飲めるけど、少し温度が上がってきた方がワインの良さを感じられる

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、若々しいけどちょっとオレンジを感じる、中庸なイエローで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、白い実の果実、リンゴ、梨、石灰のようなミネラル、タバコの葉のようなスモーク香、時間が経って温度が上がってきたらバターの印象が出てきました。

味わいは、軽めのアタックから、フレッシュでチャーミングな果実感と甘みが心地よく広がり、しっかりした酸がバランスよく支えて、じわっと旨みを残しながら、すっきりしたフィニッシュ。

これはいい。
幸せを運んでくれる飲み物です。

ワインが微笑んでいるような、天使がそこにいるような、笑顔になってしまう味わいですね。

これは飲んだ人全員が美味しいって言うんじゃないでしょうか。

果実感も甘みもしっかりあるのですが、ベタベタした感じや重さはまったくなくて、上品で軽やかにまとまっていて、飲み始めから飲み終わりまでノンストれるでスーッと流れていきます。

今のところ、飲み会に持っていきたいNo.1ですね。
ウィローバンクの他のシリーズも飲んでみたいです。

今日の晩御飯は自家製のハンバーグステーキ。
赤ワインの入ったソースです。

もともと白ワインだと合わせにくいメニューですが、このワインは果実感が強くて自己完結しているので、食事との相性が難しそう。

ワインが食事に歩み寄らない感じ。

おつまみのジャイアントコーン黒胡椒味に合わせても、やっぱりそれぞれ別々な感じ。
タンスモークも同じく、ワインとのフィット感はありません。

ワインだけで完結しているので、他にいらないんですね。

食事と合わせにくいというのが、このワインの最大の難点ですが、そのままで美味しいからいいか!

1本飲み終わるころには、ちょっと力が落ちてきましたが、この価格だったら許容範囲でしょうか。
このワイン、チョーおすすめです。

1000円以下のおすすめワイン

2017/09/18

コノスル シラー ヴァラエタル 2016


コノスル シラー ヴァラエタル 2016

コノスル シラー ヴァラエタル 2016
Cono Sur Bicicleta Syrah 2016

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー

酒のいしかわの通販で、6本セット5,165円(税込/クール便送料込)、1本あたり861円で購入。
参考価格は、732円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した、深い透明感がある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カシス、ブルーベリー
<香辛料・芳香・化学物質>生肉、黒胡椒、ガリーグ、チョコレート
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):低め(ドライ)
酸味:爽やか、はっきりした
タンニン分:サラサラした、弱め
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや低め
余韻:短い

【フレーヴァー】
やや水っぽいフルーツ

【評価】
スマートでライトでドライ、果実感も甘みも抑えめで、やや水っぽい印象もある

【供出温度】
14-16度 ドライでちょっと水っぽいので、温度低めの方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、深い透明感と美しい輝きがあります。

香りは、カシス、ブルーベリー、生肉、黒胡椒、ガリーグ、かすかにチョコレート、シラーらしいスパイシーな印象です。

味わいは、軽めのアタックから、大人しい果実感としっかりした酸味がじわっと地味に広がり、甘みは少ないドライで、やや水っぽい軽めのボディが続いて、そのまま消えるようにフィニッシュ。

ガラガラとコノスル神話が崩れていくような水っぽい味わい。
少なくとも今までのアプローチとは違いますね。

2013年は
果実感強めで甘みのあるニューワールドタイプだけど、しっかりしたタンニンとアルコールが引き締めてて、ワインとしての存在感を出している。
ちょっと重いので男性向き。

2012年は
味わいは滑らかでソフト、甘いフルーツ感があるけど、意外とタンニンが強く、渋みが残り、アルコール度が高いこともあって、後味は乾く感じです。
全体的なバランスはちょっと「?」で、少し水っぽい。

2008年は
ドライでやや抑え目なアルコール感、ちょっとヒンヤリとした飲み口、フローラルで華やかさのある香り、伝統産地のワインのイメージ。
ローヌタイプで、1980円くらいの価格感。
と高評価。

かなり変遷してきてる、って事でしょうね。

いままで飲んだどのタイプとも違いますね。
ドライで、軽めで、どちらかというとフィネスを追求しているような繊細なタイプ。

いやいや、1杯飲み終わるころには、魅力がじわじわ出てきたかも。
温度はちょっと高めの方がいいかもしれません。
13度だと軽くてシンプルでジュースっぽい感じ。

今日の晩御飯は、「豆腐入りの鶏つくね」と「和風ドレッシングのグリーンサラダ」。

このワイン、和食にも良く合いますね。

果実感と甘みが抑えられる分、食事との相性は良さそうです。

パーティ向けじゃないけど、自宅でゆっくり食事と合わせながら飲むにはいいかも。

もちろん、魚介系はダメですが、和食でもある程度合いそう。

人に例えると、落ち着きのある社交的な女性なんだけど、個性的でピリッとスパイシーみたいな?

良いワインだと思います。

■関連情報(コノスルのワイン)

2017/09/16

コノスル ソーヴィニヨン・ブラン ヴァラエタル 2016

コノスル ソーヴィニヨン・ブラン ヴァラエタル 2016

コノスル ソーヴィニヨン・ブラン ヴァラエタル 2016
Cono Sur Sauvignon Blanc 2016

チリ:地理的表示無し
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

酒のいしかわの通販で、6本セット5166円、1本あたり861円で購入。
参考価格は、885円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや淡い
外観の印象:若い、色づきが弱い

【香り】
第一印象:やや弱い
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、レモン、南国系の果実、青草香
<香辛・芳香・化学物質>クリーム、シロップ、ミネラル
香りの印象:開いている、若々しい

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:強い、爽やか
苦味:強い
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:強め(に感じる)
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
夏みかんのような強い苦味のある果実

【評価】
フレッシュフルーティで爽やかだけど、苦味と酸味が強く重い後味

【供出温度】
11-14度(夏場)苦味が強いので、しっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかった、ほぼグレーに近いレモンイエローで、輝きは強め。

香りは、柑橘系、固い実の果実、南国系の果実、グリーン香、ミネラル、クリームなど、ソーヴィニヨン・ブランらしい印象。

味わいは、炭酸を含んだフレッシュなアタックから、爽やかな果実感とほんのり甘み、強い酸味がじわっと広がり、細身の芯の強いボディで、強めの苦味が出てきて、やや収斂性のある、辛めのフィニッシュ。

爽やかなのですが、苦味が強くて後味に強めに残ります。
この苦味を爽やかに感じるか、辛く感じるかで、評価が分かれそうですね。

合わせる食事によっても印象がまったく違ってきそう。
苦味のある料理、ゴーヤとかはまったくダメでしょうね。

今日は外食だったので、食事には合わせられませんでしたが、おつまみのミックスナッツには普通に馴染みました。
飲み会的な合い方。

ワインとの相性の悪い「あたりめ」は、全体的に重くなってイマイチ。

<次の日>

残ったワインを冷蔵庫に入れておいて、次の日も飲んでみました。

少し炭酸を含んでいるフレッシュ感があったのですが、気が抜けた感じでフレッシュ感は弱くなりましたが、でもまあ全然大丈夫。
全体に馴染んで飲みやすくなっている気がします。

苦味もあまり気にならなくなりました。

晩御飯は、豚肉のピリ辛炒めと、ポテトサラダ。
フルーティなんだけど、意外と食事に合わせやすいですね。

高橋一生みたいな、クールな面持ちで、大人の対応をしてくれます。

特にポテトサラダとの相性がいいですね。
自家製ポテトサラダなので、素材のじゃがいもの味がしっかりするタイプですが、心地よいアクセントを加えてくれるような合い方をします。

プリミティブな食事で、とくに野菜とかに合うのかも。

アボカドの料理とかかなりいけそうですね。
今度合わせてみたいです。

さすがにコノスルで、ものすごくツボを抑えてるというか、貫禄すら感じさせるまとまりですね。
最初はちょっと暴れん坊な印象でしたが、一日置いてからものすごく物腰の柔らかい、懐の深い印象になりました。

とんでもないコスパの、とても良いワインだと思います。

■関連情報(コノスルのワイン)


2017/09/13

サンタ・ヘレナ アルパカ ロゼ 2016


サンタ・ヘレナ アルパカ ロゼ 2016

サンタ・ヘレナ アルパカ ロゼ 2016
Alpaca Rose Caberbet Sauvignon 2016

チリ:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー

グルメシティで、537円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、優しいサーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしては中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、美しい色づき

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>アセロラ、赤い実の果実、スイカ、少しヴェジェタル
<香辛料・芳香・化学物質>石灰、ミネラル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや少なめの残糖
酸味:シャープ、強い
タンニン分:ロゼとしてはしっかりと感じられる
バランス:スマートな、少し渇いた印象
アルコール度:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
スパイスやハーブ

【評価】
ライトで甘み抑えめのドライ、スッキリ爽やかだが、スパイシーさもある

【供出温度】
10-13度 温度が上がるとちょっと素っ気ない印象になるので、冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、オレンジがかった優しいサーモンピンクのロゼで、美しい輝きがあります。

香りは、アセロラのような赤い実の果実、スイカ、少しヴェジェタル、石灰のようなミネラル、シンプルで弱めです。

味わいは、アタックは軽め、果実感と甘みを控えたスッキリしたボディながら、アルコールが強めに出てきて、えぐ味のある乾く感じでフィニッシュ。

思ったよりもドライで、スッキリしていますが、後味はえぐ味が強めです。
でも魅力はありますね。

2015年に飲んだ時は
香りは赤ワインの印象が強めながら、味わいはソーヴィニヨン・ブランのようなシャープな白ワインタイプで、ちょっと不思議な組み合わせ。
魅力ある味わいで色がキレイなのでパーティ向き。
甘みは抑えめですが、爽やかでキレのある味わいはスパークリングのような盛り上がり感もあり、後味のタンニンもちょっと大人なムード。
2014年は
辛いのですが、じわっと染みるフルーツ感と心地よい甘みがあって、そこに薬草系のハーブ香が効いてくるので、飲んでて飽きない。
大人なバランスで良くまとまってて、価格を超えた良さがある。
2012年は
ドライですが、スパイシーでハーブぽい感じがあるので、心地良い。
飲み進むと、ジワッと沁みるような果実感がある。

とまあ、歴代とても良い評価なのですが、今回は少し物足りない感じというか、ちょっと水っぽさがある?
アルパカブランドなので期待感が上がってしまいますが、その期待感には届いてないかも。

でもまあ、ワンコインのロゼとしては十分すぎるくらいに美味しいです。
これに文句を言ってはいけませんね。

今日の晩御飯は、自家製の「鶏チリ丼」。
半熟タマゴを乗せているので、ややワインには不利なメニューです。

合わせてみると案の定フィットしませんが、ワインがドライなので、まったく合わないという感じではありません。
おつまみのミックスナッツも問題なし。

パーティに持っていくと、ドライな味わいなので一口目でちょっと「?」って反応になりそう。
ただ、素性はいいので、飲み進むと美味しくなってくると思います。
酒飲みが多いときは、これくらいのドライさがいいでしょうね。

食事と合わせるなら、スパイスの効いた中華とかエスニックがいいですね。
バターチキンカレーとか合いそうです。

コンビニだと600円くらいですが、やはりアルパカシリーズはコスパ高いですね。
ブラインドで飲んだら1000円超えくらいで答えそうです。

人に例えると、質素でナチュラルな若いOLさんで、自分に厳しくアイデンティティがしっかりしてる、というような印象でしょうか。

きっとまたリピートするワインだと思います。

■関連リンク(サンタ・ヘレナ アルパカ)



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2017/09/12

デリカメゾン フルーティな白 NV

デリカメゾン フルーティな白 NV

デリカメゾン フルーティな白 NV
DELICA MAISON WHITE NV

日本:輸入ぶどう果汁他・輸入ワイン使用
アルコール度:10%
ブドウ品種:不明

グルメシティで、321円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:弱い
外観の印象:若い、軽い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>過熟した果実、酸化したリンゴ、シロップ漬けのモモ
<香辛料・芳香・化学物質>石灰、シロップ
香りの印象:ちょっと酸化の印象がある

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:やさしい
苦味:ちょっと嫌な苦味
バランス:人工的な構成
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ジュースのような果実感

【評価】
ライトでカジュアル、チューハイやワインカクテルのような人工的な印象

【供出温度】
7度以下 ワイン的な飲み物として、しっかり冷やして楽しむ

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、グリーンがかったやや淡いイエローで、輝きは弱めでフラットな印象。

香りは、ちょっと酸化や傷んだ系の果実の印象があって、シロップ漬けのモモ、石灰のようなミネラル、ジュースっぽいシロップなど国産ワインらしい印象。

味わいは、かなり軽いアタックから、人工的な果実感と穏やかな甘味、優しい酸味がふんわりと広がり、痩せたボディのチグハグなバランスで、ベタッとしたえぐ味のあるフィニッシュ。

まあ、いわゆる国産ワインですね。
ワインというよりは、ワイン風のアルコール飲料って感じ。

ただ、嫌味はなく飲みやすいので、これはこれで美味しいと思う人も多いと思います。
300円そこそこという圧倒的なコストパフォマンスなので、気になる事があっても目をつぶってしまいますね。

ちなみに、グルメシティではエビスビールの500mlと同じ値段です。
どちらを取るかは人によって分かれるでしょうね。

ちょっと温度高めで飲み始めたのですが、保冷剤でだんだん冷えてきたら、少し表情が変わってきました。
冷えると、キリッとした印象になりますね。

今日の晩御飯は、「鶏肉とじゃがいもの甘辛照り焼き」と「白ゴーヤとツナのサラダ」。

このワイン、家庭料理になかなか絶妙な合い方をします。
フルーツ感はあるのですが、でしゃばらずにそっと料理と立てるような。

食事と合わせるとちょっと甲州のようなイメージもあります。
なるほど、目指したイメージは甲州かも。

つかっている原材料は、輸入ブドウ果汁他・輸入ワイン使用、とありますが、イメージしているのはいわゆる「日本ワイン」みたい。
確かに、甲州を使った日本ワインでもこれくらいの味わいのものはあるかもしれません。

「白ゴーヤ」はもらいもので、売ってるゴーヤと違ってかなり苦味があったのですが、ワインが受け止めてくれますね。

なかなか懐の深いワインみたい。

人に例えると、市役所に勤務している真面目な事務員だけど、あまりお友達になりたいと思わないような感じ?

多分冷蔵庫に入れておくと、2~3日は同じ感じだとおもうので、食事のときにちょっと飲むのには良さそうですね。

価格と利用シーンを考えると、これはこれでありではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

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■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2017/09/08

サンタ・ヘレナ アルパカ カルメネール 2016


サンタ・ヘレナ アルパカ カルメネール 2016

サンタ・ヘレナ アルパカ カルメネール 2016
Alpaca Carmenere 2016

チリ:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カルメネール

ドン・キホーテで、税抜き498円で購入。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、深い透明感がある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>加熱した果実、黒い実の果実、フローラル
<香辛料・芳香・化学物質>酵母の印象、ラベンダーのようなハーブ
香りの印象:開いている、第2アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、溶け込んだ、少し収斂性がある
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
濃縮感のある果実とスパイス

【評価】
果実味と甘みのあるカジュアルな味わいに、ピリッとスパイスが効いている

【供出温度】
14-16度 温度高めでもダレない芯の強さと、ちょっとひんやりした心地よさを持っている

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった濃いルビーで、透明感のある輝きとツヤがあります。

香りは、最初に酵母や硫黄のような印象で、空気に触れると、黒い果実、ラベンダーのようなハーブ、黒胡椒、カラメル、などスパイシーで複雑性もあります。

味わいは、軽めのアタックからチャーミングな果実感と甘み、優しい酸味がふわっと広がったあとにスパイシーなアクセントがあって、クールですっきりした印象から軽いえぐ味が出てきて、乾く感じでフィニッシュ。

さすがアルパカ。
カジュアルな果実感とクールで品の良い味わいに、ピリッとスパイスがアクセントになっていて、大人のデザートみたいなバランスの良いまとまりですね。

このワイン何度か飲んだことがありますが、2014年は
最初はカルメネールらしい、おだやかな果実感だが、後半ビシっと締めてきて、フィニッシュはちょっとキツめ。
ワインだけになると、ちょっとぶっきらぼうな感じ。
2013年は
なめらかでフルーティな味わいから、一転、強い収斂性と苦味が残り、辛い。
気になる点はあるものの、ワインコインだと十分な品質。
という感想でした。

2016年は、過去にあった強い苦味やぶっきらぼうな感じはまったくありません。
全体的に、ふわふわトロトロしていて、穏やかで幸せ感のあるまとまり。

ちょっとデザートっぽいので、食事に合わせるイメージが難しそうですね。

今日の晩御飯はコンビニの「ミートソースパスタ」と「豆のサラダ」。
デミグラスソースみたいな甘いパスタには、パーティ的なカジュアルな合い方をしますね。

ノリで合わせてくるくらいの感じ?

豆のサラダは意外と悪くなくて、豆の甘みがつなぎになって、さらにスパイシーさを加えてくれるので、ちょっと食事がグレードアップするような印象です。

スパイシーで甘みのある食事だと、ワインが活きてきそうですが、甘みが和食とは合いそうな印象もあるので、角煮とか筑前煮とか、八丁味噌のあまからの煮込みとかには合いそうですね。
名古屋の味噌カツとか良さそう。

試しに合わせてみた「ダイジェスティブチョコビスケット」はパーティ的にフィットしました。

人に例えると、天然で明るいラテンなノリだけど、アイデンティティはしっかりしている若い女子みたいな?

ワンコインとしては十分な品質で、また飲んでみたいワインです。

■関連リンク(サンタ・ヘレナ アルパカ)


2017/09/02

コノスル ピノ・ノワール ロゼ ビシクレタ 2016

コノスル ピノ・ノワール ロゼ ビシクレタ 2016

コノスル ピノ・ノワール ロゼ ビシクレタ 2016
Cono Sur Pinot Noir Rose Bicicleta 2016

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール100%

酒のいしかわの通販で、6本セット5166円、1本あたり861円で購入。
参考価格は、885円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:赤味の強い、鮮やかなロゼ
濃淡:ロゼとしては濃い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>赤い果実、薬草、スイカの皮
<香辛料・芳香・化学物質>グリーン系のスパイス、カラメル
香りの印象:若々しい、時間とともに弱くなる

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多めの残糖
酸味:爽やか、なめらか
タンニン分:おだやか
バランス:スマート、溌剌とした
アルコール度:やや強め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
アセロラのような果実感

【評価】
果実味と甘みが強いカジュアルな味わいながら、余韻が心地よい

【供出温度】
8-10度 パーティワインと割り切ってしっかり冷して飲むのが良さそうだけど、温度が上がっても大丈夫なポテンシャルはある

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、赤味の強い鮮やかで濃いロゼで、輝きもあります。

香りは、カンパリのような薬草、アセロラのような赤い果実、グリーン系のスパイス、カラメル、時間が経って残り少なくなると少し生くさい感じも出てきました。

味わいは、軽めのアタックから、たっぷりの果実感と甘み、爽やかな酸味が一気に広がり、クールでスレンダーなボディながら、旨みとスパイス感がぐっと沁みてきて、スーッと抜けるような心地よいフィニッシュ。

香りの段階では、ドライで強めの味わいを想像していたのですが、一口飲んでそのギャップに思わず笑ってしまいました。

甘みをかなり強めに残しているのですが、これが実に効果的で、それでいてクールで爽やか、さらにスパイシーでピノ・ノワールの複雑性などをしっかり感じさせて、なにより全体のバランスが最高です。
口に含んだ瞬間に、誰でも笑顔になりそうな味わいですね。

いろいろ辛いことがあっても、このワイン飲んだら全部忘れられるみたいな。。。
包容力があって、人を泣かせるワインですね。

気分が落ち込んでる時とかのために、ストックしておきたいワインです。

人の気持ちにまで影響を与える魅力を持っているところが、まさにコノスルマジック!

温度は低めがいいですね。
温度高めでも大丈夫なのですが、逆に温度が低くてもしっかり香草の香りなどがたって旨みもあるので、爽やかさが増しても深みは減らないみたいな。

ものすごいハイペースで飲んでますが、これはあっという間に1本空くパターン。
平日に飲んでは駄目なワインです。

今日の晩御飯は自家製の「コロッケ」。
しっかり、じゃがいもの味がするタイプです。
中濃ソースと業務スーパーのマスタードをかけていただきました。

このワイン、果実味と甘みが強めで、基本的にはパーティワインですが、食事にも良く合います。
後味がサッパリしていてベタベタした感じが無いので、食事との相性もいいみたいです。

カンパリのような薬草的な味わいもいいんですね、きっと。

人に例えると、周囲をハッピーにするノリの良い若い女の子なんだけど、周囲への配慮もあって、とても思慮深いみたいな?

ワインだけで幸せ感たっぷりで、食事との相性も良くて、さらにリーズナブル。
このワイン、超おすすめです。

■関連情報(コノスルのワイン)



■楽天ショップへのリンク

【あす楽】 コノスル ヴァラエタル ピノ・ノワール ロゼ チリ ロゼワイン 750ml [N]

※サイトより引用
常に時代を先取りする”イノベーティブ”な生産者「コノスル」の、ハイ・コストパフォーマンスなヴァラエタルワイン。
チェリーを思わせる赤い果実の香り。ジューシーで柔らかな口当たり。赤い果実の風味豊かで爽やかな味わい。
<色合いについて>
微かに青み、紫がかった透き通るピンク色。
<香りについて>
はっきりとしたアロマがあり、フレッシュでエレガント。チェリーを思わせる赤い果実の香り。
<味わいについて>
ジューシーで柔らかな口当たり。赤い果実の風味豊かで爽やかな味わい。
<製法・栽培方法>
栽培方法について 土壌はミネラルを豊富に含む赤土の粘土質土壌。標高が高く29℃を超えることは滅多にない。手摘みで収穫。
収穫量は11t/ha。 製法について 10℃に保たれたステンレスタンクで6ヶ月間熟成。残糖度は7.3g/L。
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2017/09/01

コンチャ・イ・トロ アヴァンサ シャルドネ NV(2017年購入)

コンチャ・イ・トロ アヴァンサ シャルドネ NV

コンチャ・イ・トロ アヴァンサ シャルドネ NV
CONCHA Y TORO AVANZA CHARDONNAY NV

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

セブンイレブンで、645円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや軽い
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若い、良く熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>熟した果実、南国系の果実、ヘーゼルナッツ
<香辛料・芳香・化学物質>バター、硝煙、ちょっとヴァニラ?
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:しっかりした、力強い
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:溌剌とした、まろかやか
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟した果実

【評価】
果実味たっぷりでカジュアル、ふっくらとボリューム感がある

【供出温度】
15-18度(夏場)温度高めの方がトロトロした飲み口で、香りも広がりそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、グリーンがかった中庸なイエローで、輝きがあります。

香りは、熟した果実、南国系の果実、バターやクリーム、硝煙、ちょっとヴァニラっぽさもあり、リッチ系のシャルドネの印象。

味わいは、やや軽めのアタックから、熟した果実感と甘み、しっかりした酸味が一気に広がり、ふっくらボディでじわっと旨みが沁みてきて、軽いえぐ味のあるジューシーなフィニッシュ。

このワイン、何度も飲んでますが、去年(2016年)に飲んだ時は、
かなりフレッシュな方向性に振っていて酸味もしっかり強めで、ソーヴィニヨン・ブランとかリースリングのような印象。
スレンダーで甘み抑えめ、ちょっと青臭い感じがあるが個性的。
という評価。

2015年に飲んだ時は「これぞシャルドネって感じで、ストレートど真ん中」という感想で、ちょっとブレがありますね。
ロットの差なのか、採れたブドウの差なのか分かりませんが。

今回は果実味たっぷりで甘みも強く、明るく朗らか、太陽のようなシャルドネって感じで、ラテン系です。

今日の晩御飯は、冷凍パスタの「カルボナーラ」と「枝豆」。
パスタは粗挽き胡椒をふってワインとの馴染みを良くしてみましたが、ワインも食事も大雑把な感じなので、まったく相手に気を使わない同居人みたいな関係?
繊細さがまったくありませんが、気軽な感じで、これはこれでアリかも。

「枝豆」はまったくワインと絡みません。

枝豆って、ちょっとオーブンで焼くとか、少し手を加えると、すごく良いおつまみになるのですが、そのひと手間をなかなかやらないんですよね。

おつまみで、「柿の種 ゆず胡椒味(九州限定)」に合わせると、ゆずの果実感とワインの果実香がつなぎになって、意外と悪くありません。

このワイン、果実味と甘みが強いので、食事と合わせるイメージではないかも。
ワインだけで美味しく飲める、パーティワインですね。

手頃な価格で安定感があって、またきっとリピートするワインだと思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2017/08/26

クロード・ヴァル 赤 2016

クロード・ヴァル 赤 2016

クロード・ヴァル 赤 2016
CLAUDE VAL ROUGE 2016

フランス:ラングドック・ルーシヨン:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ50%、カリニャン25%、シラー15%、メルロー10%

ヤオコーで、税抜き898円で購入。

【外観】
清澄度:少し濁っている?
輝き:強め
色調:若々しい紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実
<香辛料・芳香・化学物質>血液、鉄さび
香りの印象:まだ閉じているようで、ほとんど香りがしない

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、なめらか
タンニン分:サラサラした、シルキーな
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:中程度
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感

【評価】
ライトでフルーティでカジュアル、スッキリしたクールな心地よさがある

【供出温度】
14-16度(夏場) あまり冷えすぎると渋みの収斂性が出てくるので、ちょっとヒンヤリくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
香りが閉じているので、飲む直前にデカンタージュしてもいいかも

【総評】
外観は、紫がかったフチをした濃いガーネットで、輝きがあります。

香りは、還元状態で閉じてて、良く分からず。

味わいは、軽めのアタックから、チャーミングな果実感とほんのり甘み、優しい酸味がじわっと広がり、クールでフレッシュな心地よい印象が続いて、渋みがしっかり締めて、少しえぐ味の残るフィニッシュ。

香りは完全に閉じているのですが、飲みくちの心地よさやバランスの良さは、さすがにドメーヌ・ポール・マスって印象ですね。
かなり期待して開けましたが、その期待を裏切りません。

このワイン、2014年と2010年を飲んでますが、

2014年
優しくチャーミングで幸せ感たっぷりな味わいだけど、ワインとしての品格を持っている。
2010年
濃いけどフルーツ感がいい、しっかりした強さがあってワンランク上の印象。
という評価。

2016年は、2014年と同じく優しくチャーミングで幸せ感たっぷり、というタイプですね。
香りが開いてくるとさらに良くなるかもしれません。

今日の晩御飯は「海南鶏飯(シンガポールチキンライス)」。
ライトな肉料理なので、赤ワインは合わないかと思っていたら、意外と良く合います。

かぼすこしょう(ゆず胡椒のかぼす版)を加えても、ワインに良く合いました。

おつまみの「ビアサラミ」は塩気が強いせいかちょっと違和感があります。

残ったワインを冷蔵庫に入れて次の日に飲んでみたところ、香りが開いてきました。
南仏らしい、ガリーグのようなハーブ感やドライフラワーのような、とても華やかな印象です。

ここまでくると、1000円弱という価格帯を完全に飛び抜けてますね。
コンディションが最高の状態だったら、倍の価格でもおかしくないと思います。

すぐ飲みきらないで一日置いてみる、というのがオススメですね~。
最初にデカンタージュしてみるという手もあるかも。

このワイン、おすすめです!

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2017/08/15

コノスル ヴィオニエ ビシクレタ 2016

コノスル ヴィオニエ ビシクレタ 2016

コノスル ヴィオニエ ビシクレタ 2016
Cono Sur Bicicleta Viognier 2016

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ100%

酒のいしかわの通販で、6本セット5166円、1本あたり861円で購入。
参考価格は、734円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:かすかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>パイナップル、ライチ、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ、ミネラル
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:優しい
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多めの残糖
酸味:爽やかな、しっかりした
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:まろやかな、ねっとりした
アルコール:強め
余韻:少し長めに続く

【フレーヴァー】
南国系果実

【評価】
フルーツ感が強く甘みのある、カジュアルなまとまりだが、アルコール度は強い。

【供出温度】
11-14度 果実感、酸味、甘み、アルコールそれぞれが強いので、温度が上がってもあまりダレない

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡めの、かすかにオレンジがかったイエローで、輝きは弱めです。

香りはアロマティックで、パイナップルやライチ、キンモクセイ、ハチミツ、石灰のようなミネラルなど、フルーティでカジュアルです。

味わいは、優しいアタックから、南国系の果実感と豊かな甘み、しっかりした酸味が一気に広がり、ふっくらしたボディでスーッと続いたあとに苦味とえぐ味が出てきて、ややアルコールの辛さを感じる、余韻のあるフィニッシュ。

一口飲んで、充実感と満足感を感じさせるワインです。
「ヴィオニエ」で造られる代表的なワインといえば、フランスのローヌ北部地域の「コンドリュー」。
コンドリューなんて、もう随分長いこと飲んでませんが、普段からよく飲むシャルドネやソービニヨンブランと違う、ちょっとワクワク感があっていいですよね。

今日の晩御飯は、「チキンカツ」。
中濃ソースとマスタードでいただきました。
このワイン、やはり派手な印象があるので、家庭料理にはイマイチフィットしません。

ちょっとジュースっぽくなりますね。

おつまみで「ベビースター ラーメンおつまみ」に合わせると、お互いマイペースで、まったくフィットしませんが、まあ良いじゃんって感じで邪魔はしませんね。

カジュアルでフルーティなので、あまり食事に合わせるイメージはありませんが、パーティとかバーベキューとかには良さそうです。

ちなみに裏ラベルには「寿司、帆立貝のバターソース、中華料理、クリームシチュー」とあります。
チーズやクリーム系の料理はいいかもしれませんね。

帆立貝のバターソースは、料理がちょっともったいないのでは・・・と思ってしまいますが。

人に例えると、とにかく元気で周りを明るくする若い女子、みたいな。

品種の個性がしっかり出ていて良いワインだと思います。

■関連情報(コノスルのワイン)


2017/08/12

モンルデュック ミュスカデ 2015

モンルデュック ミュスカデ 2015

モンルデュック ミュスカデ 2015
Monleduc Muscadet 2015

フランス:ロワール渓谷地方:A.O.C.ミュスカデ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ミュスカデ

ヤオコーで、税抜き998円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
外観の印象:若い、色づきが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、梨、柑橘系、シロップ漬けのモモ、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>シュール・リーのような酵母、石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やさしい、きめ細やか
苦味:穏やか
バランス:まろやか、ふっくらしている
アルコール:やや弱め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感

【評価】
チャーミングな果実感があり、ソフトで優しい味わい

【供出温度】
11-14度(夏場) ふんわりと優しい味わいなので、冷しすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、輝きが強めです。

香りは、シュール・リーのような酵母、白い実の果実、柑橘系、白い実の果実、シロップ漬けのモモ、グリーン系のフローラル、石灰のようなミネラルなど、ミュスカデらしい香り。

味わいは、軽めのアタックから、爽やかな果実感とほんのりした甘み、優しい酸味が穏やかに広がり、細身のボディながら旨みがじわっと沁みて、心地よい静かなフィニッシュ。

ちょっと後味にえぐ味が残りますかね。
でもとてもいいまとまりのワインだと思います。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランのような強さはありませんが、穏やかにじわっと沁みてくるような味わいがあります。
ジャンルとしては甲州に近いですが、やはり欧州品種の印象がありますね。

香りは時間が経つとちょっと生っぽくなってきますが、まあ個性として許容できる範囲でしょうか。

今日の晩御飯は「アジのソテー」と「茹で鶏梅肉和え」。
ワインが軽めなので、食事との相性はいいですが、フィットするかというと、やはりワインの香りが主張してちょっと違和感があります。

和食には合わせにくそうなタイプです。
似ているようでもやはり甲州とは違いますね。

「ジャイアントコーン黒胡椒味」には、パーティ的に良く合います。
「コリコリホルモンせんじ揚げ」は距離感があって並行線。
「ココナッツチップス」は、いい感じで良く合いました。

爽やかでミュスカデらしい味わいで、1000円を切る価格はコストパフォーマンスが高いと思います。

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2017/08/11

デ・ボルトリ ウィローバンク シラーズ カベルネ 2015

デ・ボルトリ ウィローバンク シラーズ カベルネ 2015

デ・ボルトリ ウィローバンク シラーズ カベルネ 2015
De Bortoli Willowbank Shiraz Cabernet 2015

オーストラリア:サウス・イースタン・オーストラリア
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン

ヤオコーで、税抜き760円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや軽め
色調:若々しい紫がかった色調の濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カシス、ジャム、タバコ、メントール
<香辛料・芳香・化学物質>黒胡椒、シナモン
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、強め
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
フルーティでカジュアル、メリハリがあってスパイシー

【供出温度】
17-20度(夏場) あまり冷えすぎると渋みが強く出てきそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、カシスやジャム、シナモン、黒胡椒、メントール、タバコなど、メリハリがあってスパイシー。

味わいは、やや軽めのアタックから、カジュアルな果実味と甘み、フレッシュな酸味がパッと広がり、細身ながらスパイシーな印象で、じわっとタンニンが締めながら、ジューシーなフィニッシュ。

メリハリがあってスパイシーな味わいですね。
果実感もたっぷり、甘みもあって、酸味もフレッシュ、タンニンもしっかり効いています。
ディズニーランドで働いているキャストのような、元気の良さを感じます。

ワインだけで飲めるタイプですが、食事と合わせるとどうなるでしょう。

デ・ボルトリのワインは安くて美味しいブランドですが、このワインはちょっと主張が強すぎな感じもしますね。

今日の晩御飯は、「豚肉のカレーソテー」。
力関係はちょうどいいのですが、バチバチ当たって、ケンカしているような印象になってしまいます。

おつまみの「ジャイアントコーン黒胡椒味」は、パーティ的に良く合います。

「ぽるとがる酒場 ピリピリ」でテイクアウトした、炒めたオリーブに合わせるとかなりいい感じで合いますね。

優しさはあまりなくて、イケイケな感じで、最後まで全開で突っ走るような印象。
香りも華やか、味わいはスパイシー、攻めてる感じです。

コストパフォーマンスはとても高いと思いますね。
このシリーズ一通り飲んでみたくなりました。

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■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2017/08/04

ウルル シラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン NV

ウルル シラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン NV

ウルル シラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン NV
Uluru Shiraz Cabernet Sauvignon NV

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン

ヤオコーで、税抜き498円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱い
色調:若々しい紫色がかった色調の、少し濃いルビー
濃淡:やや淡い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、底がうっすら見えるくらいの透明感

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カシス、ジャム、メントール、杉
<香辛料・芳香・化学物質>血液、生肉、スパイス、黒胡椒
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やさしい、なめらか
タンニン分:サラサラしているが、後味に強めに残る
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや高め
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングな果実とスパイス感

【評価】
ライトでカジュアルな果実感のある味わいだが、しっかりしたタンニンが引き締めている

【供出温度】
14-16度(夏場)20度超えても意外とダレないけどヒンヤリ感じるくらいが良さそう 

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の少し濃いルビーで、底がうっすら見えるくらいの透明感があります。

香りはしっかりしていて、カシスやジャム、生肉、黒胡椒、メントール、杉など、やや青臭い感じはあるものの複雑性があります。

味わいは、ライトなアタックから、カジュアルな果実感と甘みがふわっと広がり、やさしくスレンダーなボディで、その後にじわっとタンニンが締めてきて、えぐ味の残る辛めのフィニッシュ。

優しくてカジュアル、フルーティな味わいに、効果的なタンニンが効いていて、とても良いまとまりですね。
ワンコインのクラスでは、かなり良い方じゃないでしょうか。

マイナスポイントがあまりないんですよね。
ワンコインって突っ込みどころ満載で、それを目をつぶって飲む、みたいなところがありますが、このワインは全体的に一定レベルをクリアしている感じ。

特に香りがいいですね。
1000円のワインと500円のワインの違いは香りにあると常々思っているのですが、このワインは800円クラスくらいの香りのボリューム感を持っています。

ただ、時間とともにどう変わってくるかがポイントになりますね。

今日の晩御飯は「ミート茄子」。
ご飯にかけてチーズを乗せて、ドリア風です。
バランス的にはとても良く会いますが、最終的にワインのフルーツ感が全部持っていきますね。

食事と合わせると、果実感と甘みが強めに出て、オーストラリアのカジュアルワインって感じ。
カジュアルでハッピーな合い方で、パーティ的ですが、これはこれでいいのでは。
ハイタッチで盛り上がる感じでしょうか。

おつまみの「ビーフジャーキー」はお互い理解してないけど、ただ盛り上がるみたいな合い方。

まあ、パーティワインですね。
この価格帯では抜群に良い方だと思います。

ブラインドで飲んだら、多分800円から1000円くらいをイメージするのではないでしょうか。

しっとり飲む感じではなく、パーッと楽しむタイプで、飲むとすぐに応援してくれる「チアガール」的な印象。

コストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2017/07/29

ジェイコブス・クリーク クラシック ソーヴィニヨン・ブラン 2016

ジェイコブス・クリーク クラシック ソーヴィニヨン・ブラン 2016

ジェイコブス・クリーク クラシック ソーヴィニヨン・ブラン 2016
Jacob's Creek Classic Sauvignon Blanc 2016

オーストラリア:サウス・イースタン・オーストラリア
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

セブンイレブンで、998円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、ほぼグレーに近いレモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>レモン、柑橘系、青りんご、青草香、ミント
<香辛料・芳香・化学物質>ちょっと石油香、ミネラル
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、やさしい
苦味:旨みをともなった
バランス:スリムな、まろやかな
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ

【評価】
フルーティでジューシー、すっきり爽やかなまとまり

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、輝きは弱め。

香りは、爽やかな柑橘系、青りんご、青草香、ちょっと石油香に近いミネラル、ミントのようなハーブ、など爽やか。

味わいは、ライトなアタックから、スッキリした果実感と程よい甘み、やさしい酸味が爽やかに広がり、細身のボディでもしっかり旨みがあって、軽い苦味とえぐ味が出てきて、ジューシーなフィニッシュ。

さすがに安定感のあるジェイコブス・クリーク、期待した通りの味がしますね。
しっかり冷やして夏の昼間から飲みたい味わい。

なるほど。
セブンイレブンで日ごろ見かけないジェイコブス・クリークがあると思ったら、夏場にピッタリだからですね。

ライトで、爽やかで、フレッシュでジューシー。
ワインだけで、どんどん飲んでしまいますー。

今日の晩御飯は自家製の「ハンバーガー」。
パンズはナッツ入りのマフィンで、ソースはちょっとエスニック。

こってり系のバーガーじゃないので、わりと相性が良かったのですが、ワインの甘さとフルーツ感が強めに出てきますね。
食事と合わせると、果実感と甘みが強めに出るので、カジュアルな食事が良さそうです。

おつまみの「砂肝塩焼き」には、塩気が強すぎてワインとは合いません。
どうしてスーパーのお惣菜って味付けが濃いんでしょうね~。

塩コショウ味のジャイアントコーンはバッチリです。

食事が終わってもワインだけで美味しく飲めますね。

人に例えると、爽やかで裏表のない、だれからも好まれる青年、って感じ。

安定感があって安心して飲めるワインです。
コストパフォーマンスも高いですね。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2017/07/07

フロンテラ ピノ・ノワール 2016


フロンテラ ピノ・ノワール 2016

フロンテラ ピノ・ノワール 2016
FRONTERA PINOT NOIR 2016

チリ:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

セブンイレブンで、718円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい色調の、明るさのあるルビー
濃淡:やや濃い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、底がしっかり見えるくらいの明るさ

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>赤い実の果実、クランベリー、ハーブ、針葉樹
<香辛料・芳香・化学物質>血液、なめし革、グリーン系のスパイス
香りの印象:若々しい、開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:シャープな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
キャンディっぽいフルーツ

【評価】
ライトでカジュアル、しっかりした酸味が爽やかで、スッキリした味わい

【供出温度】
10-13度、14-16度 少しヒンヤリしているくらいがいいが、温度高めでも強い酸味が締めてくれる

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は明るく、若々しい色調の濃いルビーで、底がしっかり見えるくらいの透明感と輝きがあります。

香りは、血液、なめし革、グリーン系のハーブやスパイス、ちょっとキャンディっぽい果実感など、かなりスパイシーな印象です。

味わいは、ライトなアタックから、フレッシュな果実感としっかりした酸味が爽やかに広がり、品の良いスレンダーな印象がすーっと流れるように続いて、じわっと余韻を残すフィニッシュ。

安定感のあるフロンテラシリーズからついにピノ・ノワールが出ましたね。
かなり高い期待感を持って飲みましたが、第一印象は期待を裏切らない良さがあります。

ドライでスパイシー、しっかりした酸味が全体を締めていますが、甘みも効果的で、とても良いバランスでまとまっています。
酸味がかなり強く、ロワールの赤を思わせるような印象もありますね。

ライトだけどメリハリもあり、ニューワールドの飲みやすさもあるので、伝統産地とのワインとは違いますが、明らかに進化しているニューワールドワインだと思います。

カジュアルの中にピリッと粋なフォーマルさを加えたような印象で、イメージが広がる良いワインですね。
週末のご褒美ワインとしても十分だと思います。

食事がなくても、ワインだけでもどんどん飲めるタイプですね。

今日の晩御飯は成城石井の「3種きのこと揚げ茄子のパルミジャーノのトマトソースパスタ」。
コンビニパスタに比べるとライトな味付けですが、合わせるとワインの甘さがやや強めに出てきました。

ちょっとジュースっぽくなるもの、軽いので食事の邪魔はしませんね。

おつまみの「ストリングチーズスモーク味」は、ちょっとゴムっぽい感じが出るというか、あまり良くありません。

食事と合わせると、甘みと果実感があって、ハーブの印象も強く、家庭料理だとなかなか難しいかも。

でもワインだけでも美味しく飲めて、コストパフォーマンスは高いので、きっとまた買う事のあるワインだと思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2017/06/27

ヨセミテ・ロード シャルドネ NV (2017年購入)

ヨセミテ・ロード シャルドネ NV

ヨセミテ・ロード シャルドネ NV
YOSEMITE ROAD CHARDONNAY NV

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ主体

セブンイレブンで、615円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、柑橘系
<香辛料・芳香・化学物質>硝煙、小石のようなミネラル
香りの印象:最初は強めに香るが、すぐに弱くなる

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やか、はっきりした
苦味:穏やかな
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっと人工的な果実感

【評価】
カジュアルでフレッシュ、爽やかな味わいだが、えぐ味が強く残り切れ味が悪い

【供出温度】
8-10度 カジュアルなまとまりなので、しっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、ギラギラした輝きがあります。

香りは、白い実の果実、柑橘系、ミネラル、硝煙など、最初に果実感が強めに出るものの、すぐに弱くなってしまいます。

味わいは、ライトなアタックから爽やかな果実感と酸味が広がるものの、甘さがやや重く、ジュースのような印象が続いて、えぐ味が強めに残るキレの悪いフィニッシュ。

これは人によって評価がまったく分かれそうですね。

フルーティでジューシーで、日頃から清涼飲料水を飲みなれているような人は受け入れそうですが、ワインにナチュラル感や後味のキレを求める人にはダメかもです。

かなり人工的に作り込んでるような味わいで、後から果汁を足してフレッシュ感を出しているような印象もあります。

ただ、フレッシュで飲みやすくて、チューハイとか市販のカクテルが好きだったらこれはOKでしょうね。
アルコール飲料としては完成度が高いのではないでしょうか。

気分も上がる感じなので、パーティ向けの味わいですね。

今日の晩御飯は、冷凍の「カルボナーラパスタ」と「枝豆」。
「カルボナーラパスタ」は、スナックにジュースを合わせているような、ジャンキーでハッピーな印象の合い方をしますね。

「枝豆」は居酒屋でサワー飲んでるような感覚。
でもまあ、不味くはなくて、「イエーイ!」って盛り上がってる感じ。

軽く感じるけど、白ワインだと最高レベルの13%あるので、これはガバガバのんではダメですね。

人に例えると、いつも明るくて楽しいけど、本当の気持ちは打ち明けない、ちょっと距離感のある若い女子みたいな?
しみじみ飲むというよりは、楽しけりゃ良いじゃんって感じのワインですね。

きっとまた飲むことがあると思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2017/06/16

コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ 2016

コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ 2016
コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ 2016
Cono Sur Bicicleta Pinot Noir 2016

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

ドン・キホーテで、税抜き798円で購入。

※写真は8月13日のいしかわのセットで掲載。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、明るめのルビー
濃淡:明るい
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、底がしっかり見えるくらいの透明感

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>イチゴ、グリーン系のハーブ、ちょっとキャンディ
<香辛料・芳香・化学物質>血液、なめし革
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:サラサラした、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:低め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
カジュアルなスパイシーさ

【評価】
ライトですっきりカジュアルながら、じわっと沁みる旨みと芯の強さがある

【供出温度】
14-16度 軽いのでしっかり冷えてても良さそうだけど、深みを感じるためには冷しすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の明るいルビーで、フルーツゼリーのような輝きがあります。

香りは控えめで、赤い実の果実、血液、なめし革、グリーン系のハーブ、時間が経つとカラメルのような印象も出てきます。

味わいは、ライトなアタックからスレンダーな果実感と甘み、しっかりした酸味がじわっと広がり、細身のボディながら芯は強めで、じわっと旨みが出てきて、えぐ味と辛さのあるジューシーなフィニッシュ。

スレンダーで上品、カジュアルなんだけど艶っぽさがあって、ピリッとスパイシーな余韻が残ります。

ピノ・ノワールって、ちょっと人を拒絶するような神秘性がありますが、このワインも軽い中にいろいろ物語を持っているような深みを感じますね。
人によっては飲みにくいタイプかもしれませんが、ワインをじっくり味わいたい人にとってはツボを押さえていて、さすがコノスルという一本ですね。

2014年は、
ライトでフレッシュ、スレンダーなボディながらしっかりワインらしさを持っている。
軽い割には温度高めの方が美味しい。
2013年は、
ライトでフレッシュ、甘みがありタンニン弱めの飲みやすい味わいながら、ワインらしい存在感はある。
特徴は強めのハーブ香と、残糖の甘み、それでいてベタベタしないジュースっぽくならない、クリーンな味わい。
2015年を飲んでないのは残念ですが、2016年は2014年の評価とピッタリ合います。
時間とともに香りもだんだん開いてきましたが、2012年のときに感じたゴムっぽい、というのもちょっと感じますね。

今日の晩御飯はコンビニ弁当の「トマトソースのグリルチキン弁当」。

このワイン、まったく合いません。
コンビニ弁当の味に合わないのもありますが、ワイン自体も甘みが強めに出てきますね。

おつまみで「ポテチ塩味」に合わせると力関係はいい感じですが、やはり合いません。

このワイン、合わせる食事のイメージが難しいですね。
軽いようでも主張があって、食事が入るとフルーツ感と甘みが強めに出ます。

生ハムとかパテを使った、オードブル的なおつまみが良いのかな?

すっきりしたクリーンで爽やかな印象で、カジュアルで飲みやすいけど、魅力を持っているワインですね。

残ったワインを冷蔵庫に入れて、次の日に飲んでみましたが問題無く飲めました。
また飲んでみたいワインですね。

<POPの記載内容>
英国業界誌「The Drinks International」で発表された《最も称賛されるワインブランド》の中でマスター・オブ・ワインから1番支持されたブランドはコノスルです!

■楽天ショップへのリンク

チリ ヴィーニャ・コノスル コノスル ビシクレタ (ヴァラエタル) ピノノワール 750ml クール便指定は通常送料に+324円

※サイトより引用
自転車マークでお馴染みの「コノスル」。お味はすでにご存じの通り★
コスパ抜群な味わいはこの価格帯で敵なし!!
インポーターコメント
鮮烈なチェリー、プラム、苺の香りに、なめし皮や煙草のニュアンスが複雑性を与える。中庸な酸味とタンニンのバランスが良く、複雑で豊かな味わいのワイン。僅かにスパイシーな後味が楽しめます。15%を手摘み、85%を機械で収穫した後、60%をミディアムトーストのフレンチオーク樽で、40%をステンレスタンクで7か月間熟成。


■関連情報(コノスルのワイン)

2017/06/06

ルイス・フェリペ・エドワーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2016

ルイス・フェリペ・エドワーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2016
ルイス・フェリペ・エドワーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2016
LUIS FELIPE EDWARDS SAUVIGNON BLANC 2016

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

ミニストップで、699円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強い
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、熟した果実、梨の芯、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル、バタークリーム、ハチミツ
香りの印象:若々しい、第1アロマが強い、開いている

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多めの残糖
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:溌剌とした、強さがある
アルコール:やや強め
余韻:やや長めに続く

【フレーヴァー】
スパイシーな果実感

【評価】
爽やかさがありながら、力強さも持っている

【供出温度】
11-14度 しっかりしているのでやや温度高めでも大丈夫そう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、若々しいグリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは、石灰のようなミネラル、柑橘系、熟した果実、キンモクセイ、ハチミツ、バタークリーム、など木樽のニュアンスのあるリッチ系でシャルドネのような印象です。

味わいは、やや強めのアタックから、充実した果実味と甘み、しっかりした酸がじわっと広がり、スマートなボディながらアルコールの強さがあり、苦味が効果的に出てきて、旨みをじわっと残してフィニッシュ。

ソーヴィニヨン・ブランの爽やかさやフレッシュ感よりも、厚みやコクがあるシャルドネっぽい味わいですね。

このシリーズずっと飲んでますが、2015年は
強い硝煙の感じは、プイィ・フュメのようなイメージ。
甘みを抑えたスッキリした味わいはニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランのようなイメージ。
ソーヴィニヨン・ブランらしさがしっかり前面に出ていて、ハイクラスのワインみたいです。
2014年は
ソーヴィニヨン・ブランなのにこんなに優しい味わいのニューワールドは初めて。
全体に夢見心地なふわっとした印象というか、白いレースをまとった乙女が舞ってるようなファンタジーなイメージ。
王道で勝負してるような印象。
2013年は
果実感抑えめで、ドライでシャープな味わい、アルコールの印象が強め。
気になる点はあるものの、飲み進んでしまう魅力を持ってる。
という感想。
今回はまた、どれとも違いますね。
ブラインドで飲んだら、シャルドネっていいそうなくらい、リッチ系の味わいになっています。

とはいえ、ワインだけでもついつい飲み進んでしまい、さらに飲めば飲むほどいろいろ表情を見せてくれて、ちょっとニヤニヤしてしまうような魅力があって、やはりルイス・フェリペ・エドワーズのワインです。

実験してるのか、好き勝手にやってるのか、これだけ毎年印象が変わるってのも珍しいですよね。

今日の晩御飯はコンビニの「コク旨トマトのボンゴレスパゲティ」。
ワインはミニストップだけど、パスタはセブンイレブンです。

果実感が強いので、ぴったりフィットという感じでは無いものの、懐が深いというか受け入れる感じはあって、邪魔もしないし、魅力を追加するような印象はありますね。

最後にワインがニコッと笑って、全部持ってくみたいな感じでしょうか。

マヨネーズベースのごぼうサラダにも、社交的に合わせてきて、やはり最後に全部持っていくような。

おつまみの「ビスコ小麦胚芽入り」はまったくすれ違うけど、お互い邪魔しません。
「ブルボンプチポテトうすしお」は、塩気がちょっとケンカしますね。

やはりこのワイン、存在感がありますね。
チャーミングで引き込まれるような魅力を持っていて、じわっと良い果実感が残ります。

残りを冷蔵庫に入れて次の日に飲んでみましたが、少し酸っぱくなっているもののまだ大丈夫。
コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク

ルイスフェリペエドワーズ ソーヴィニヨン ブラン 750ml

※サイトより引用
「ルイスフェリペエドワーズ ソーヴィニヨン ブラン 750ml」は、爽やかで活き活きとした柑橘系の果実やメロン、ハーブの風味が特徴のワインです。シーフード料理やサラダと相性がよいワインです。

2017/05/26

フィンカ・ラ・エスコンディダ マルベック 2015

フィンカ・ラ・エスコンディダ マルベック 2015

フィンカ・ラ・エスコンディダ マルベック 2015
FINCA LA ESCONDIDA MALBEC 2015

アルゼンチン:クージョ地方
アルコール度:13%
ブドウ品種:マルベック

セブンイレブンで、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい色調の、少し黒っぽいルビー
濃淡:やや明るい
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、底が見えるくらいの透明感

【香り】
第一印象:そこそこしっかりしている
特徴:
<果実・花・植物>キャンディ、赤い実の果実、ドライハーブ、ドライフラワー、
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、鉄さび、少し胡椒
香りの印象:やや還元的

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、しっかりしている
タンニン分:サラサラした、収斂性のある
バランス:スマートな、少し渇いた感じ
アルコール度:低め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトですっきりした味わい、しっかりした渋みが締めるのでワインらしさもある

【供出温度】
14-16度 キンキンに冷やして飲むくらいの軽さだけど、意外と芯が強めなので少し温度高めでも大丈夫

【グラス】
小ぶり、タンブラー

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい色調ながら少し黒っぽさのある明るめのルビーで、少し輝きもあります。

香りは、キャンディっぽい果実感に、鉄さび、なめし革、スパイスやフローラルの印象も少しあります。

味わいは、かなり軽いアタックから、抑えた果実感とほんのり甘みがじんわり広がり、ライトボディをしっかりした酸味が支えて、その後に収斂性のある渋みが出てきて、ややえぐ味のある乾く感じでのフィニッシュ。

そうとう軽いのですが、バランスは良くて、ワインらしさもあって、これはこれで悪くないですね。
キャンディっぽい果実感ですが、ジュースっぽくないのは、抑えた甘みとしっかり締めてくれる渋みのおかげでしょうか。

えぐ味がかなり残るものの、ワインだけでもどんどん飲んじゃいますね。

今日の晩御飯は、ローソンの「ミートドリア」。
軽いので合うかとおもいきや、コンビニ弁当のニセモノ感があぶり出されてケンカしますね。

「ストリングチーズ スモーク味」はワインが負けますが、フィット感は良いです。

家庭料理だと、ハンバーグ、ポークソテーやポークチャップ、生姜焼きでもいいかも。
筑前煮とか角煮もいいかもしれません。

出来合いのお惣菜や弁当よりも、手作りの料理の方が合いそう。
かなり軽いですが、個人的には好きなタイプです。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


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