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2017/07/16

ムートン・カデ・ブラン 2014

ムートン・カデ・ブラン 2014

ムートン・カデ・ブラン 2014
MOUTON CADET BLANC 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン30%、ミュスカデル5%

エノテカの通販で12本セット10,584円(送料込)、1本あたり1,059円で購入。
参考価格は、1,728円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:少しオレンジがかったイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強い
外観の印象:少し熟成感が出ている

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>リンゴ、シードル、グリーン系のハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>硬質なミネラル
香りの印象:やや酸化熟成の印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、はっきりした
苦味:旨みをともなった
バランス:元気と落ち着きが共存した感じ
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
リンゴやシードルの印象

【評価】
爽やかさの中に、コクや旨みがありバランス良くまとまっているが、ちょっと酸化の印象がある

【供出温度】
11-14度(夏場) 20度くらいまで上がっても爽やかさは感じられる

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、輝きは弱めのややフラットな印象。

香りは、リンゴやシードル、硬質なミネラル、少しパッションフルーツ、グリーン系のハーブなど、少し酸化の印象があります。

味わいは、軽めですっきりしたアタックから、爽やかな柑橘系の果実感と酸味が広がり、旨みがじわっと出てきたあとに、えぐ味とちょっと酸化した印象で、ブレーキのかかるようなフィニッシュ。

良いワインなんですけど、ちょっと酸化が進んでるような。。
ただ、ボルドーって酸化したような印象のワインがよくあるので、元々こんな感じなのかも。

今日の晩御飯は「カニ玉」。
タマゴ料理は、基本的にはワインに合わないと言われていますが、このワインもやっぱり合いません。
完全に拒絶しますね。

おつまみの「さやつき落花生」は、油脂分と旨みがフィットしていい感じ。

はやり若干酸化した印象が強いので、もう少しコンディションの良いワインだったらもっと美味しいでしょうね。
ただ、酸化していても、それなりに納得して飲めるワインです。

ボルドーにしては、果実味と甘みが強めなので、カジュアルな食事か、オードブル的なものでしょうか。
どちらかというとパーティワインですね。

1500円超えると高いけど、1000円台前半だったら納得感のあるワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

【おすすめ1,000円台ワイン】[2016] ムートン・カデ・ブラン / バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド フランス ボルドー / 750ml / 白

※サイトより引用
ムートン・カデは、シャトー・ムートン・ロスチャイルドの精神を受け継ぐ、ムートン直系のブランドワインです。
その始まりは遡ること80年前。1930年、ブドウが不作となり、シャトー・ムートン・ロスチャイルドを瓶詰めできなかったことから、そのブドウを使ったワイン、ムートン・カデが誕生しました。
この判断を下したのは、シャトー・ムートン・ロスチャイルドに様々な革新をもたらしたフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵。
彼が一族の末っ子(カデ)であったことと、ムートン直系のワインという意味を込めて、『ムートン・カデ』と名付けられました。
ムートン・カデは、リーズナブルな価格ながら非常にクオリティが高い、ボルドーワインの気品とスムーズな飲みやすさを兼ね添えたシリーズ。
一貫して高いクオリティと時代に合った美味しさを追求し、今日では150ヶ国以上で販売され、『世界で一番愛されているボルドーワイン※』となっています。
(※2006年CIVB、IPSOS、2009年GFK調べ)
グレープフルーツやレモンなどの上品な果実の香りに、繊細でエレガントな味わい。
ホタテやマグロのカルパッチョ、カニや海老などの甲殻類と好相性です。

2017/03/11

ミッション・サン・ヴァンサン レゼルヴ ロゼ 2014

ミッション・サン・ヴァンサン レゼルヴ ロゼ 2014

ミッション・サン・ヴァンサン レゼルヴ ロゼ 2014
Mission Saint Vincent Bordeaux Rose 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

やまやで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、サーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしては中庸
粘性:弱め
外観の印象:若々しいが少し落ち着いのある印象

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>赤い実の果実、キャンディ、クランベリー
<香辛料・芳香・化学物質>グリーン系のスパイス、カラメル、ミネラル
香りの印象:第2アロマがつよい?

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:軽め
バランス:しっかりした強さがある
アルコール度:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
辛口でしっかりした味わいだが、やや地味な印象

【供出温度】
10-13度 ドライで強めなので、あまり冷やさない方がいいかも

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、オレンジがかったサーモンピンクのロゼで、キラキラした輝きがあります。

香りは弱めで、硫黄やミネラル、赤い実の果実、カラメル、グリーン系のハーブなど、あまり広がりません。

味わいは、やや強めのアタックから、しっかりした酸味と抑えた果実感がじわっと時間をかけて広がり、スマートなボディながらアルコールの強さを感じて、辛さと酸味が残るジューシーなフィニッシュ。

まっとうな感じのロゼですね。
正々堂々としていて、潔い感じですが、ちょっと面白みがないかも。

ワインだけで飲んでいると、ちょっと単調で飽きてそうですね。

若干香りに難がある??
グラスに注いだばかりのときに、微妙に腐臭のようなものがありました。

ロゼワインって「リゾート感」が欲しいですが、このワインは浮ついた感じはまったく無く、ビジネスライクで真面目な感じです。

今日の晩御飯は自家製の餃子。

合わせてみると、異質なものが手を組んで深みを出すような感じで幅が広がり、悪くないですね。
中華系は合いそうです。

バジルドレッシングのサラダは同じカテゴリでフィットします。

餃子にバジルドレッシングをかけてみたら、餃子自体が美味しくなくなり、これはダメですね。

飲み進むとちょっと魅力が出てきたかも。
温度が上がった方が味に深みがでますね。

「フォアグラパテ」を「ラスク」に乗せて合わせると、レバーの香りをフォローしきれずに距離感があり、「クリームチーズ」を「ラスク」に乗せて合わせるとすっと合います。

やや魅力に乏しい印象はあるもの、ベースはしっかりしていて、コストパフォーマンスは高いと思います。

1000~2000円のおすすめワイン

2017/02/19

シャトー・ベルリエール 1998

シャトー・ベルリエール 1998

シャトー・ベルリエール 1998
Chateau Berliere 1998

フランス:ボルドー地方:A.O.C.モンターニュ・サンテミリオン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%

OKストアで、税抜き1250円で購入。

【外観】
清澄度:かすかに濁った
輝き:強め
色調:オレンジがかった、ややレンガ色
濃淡:少し透明感がある
粘性:強い
外観の印象:熟成した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ドライフルーツ、干しぶどう、ドライフラワー、腐葉土
<香辛料・芳香・化学物質>燻製肉、オリエンタルスパイス
香りの印象:熟成感がある、開いている

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):わずかに残糖の甘み
酸味:なめらかな、はっきりした
タンニン分:シルキーな、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような、芯の強さがある
アルコール度:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
熟成感のあるスパイシー

【評価】
軽めのボディながら、しっかり熟成感を味わえる。香りはちょっと微妙。

【供出温度】
14-16度 熟成感を楽しむには温度高めの方が良いが、香りがイマイチなので、ちょっとひんやりしてるくらいが良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
飲む30分前くらいにデカンタージュしておくと香りが開くかもしれないが、力がないので一気に酸っぱくなる可能性もあり

【総評】
外観は、熟成感の進んだレンガ色に近いやや濃いルビーで、底光りするような輝きとツヤがあります。

香りは、ドライフルーツや干しぶどう、ドライフラワー、オリエンタルスパイス、温度が上がってくると少しケミカルな印象があり、ちょっとブショネっぽさや麝香のような悪臭系の要素もあります。

味わいは、優しく軽いアタックから、熟成感のある深い果実感と穏やかな甘み、優しい酸味が、じわっと時間をかけて広がり、スレンダーで上品なボディがすーっと流れるように続いて、じわっと旨みを残すフィニッシュ。

冷蔵庫で冷やしてあったので、かなり温度低めから飲み始めましたが、温度が上がって空気に触れてくると、どんどん良くなってきました。

こういうお買い得な蔵出しビンテージワインって、外れるケースもありますが、このワインの第一印象は当たりです。
最初ちょっとブショネっぽいかなと思ったけど、大丈夫みたい。

やっぱり熟成感のあるワインっていいですよね~。

カジュアルで美味しいワインはたくさん出てきましたが、ワインの深みを感じる熟成した味わいは、安いワインではなかなか味わえません。

19年前のワインにしてはまだまだ若さがありますが、これはシャトー蔵出しだからでしょうね。
このボディで普通にビン詰めして19年経ったら、もうビネガーになってますね。

ワインを寝かしておくということは場所も必要で、やはりコストがかかりますから、このワインが1000円台前半で売っているってのは微妙に訳ありな感じがします。

熟成感はあるけど基本的にはカジュアルで、シンプルで深みはありませんが、芯はしっかりしている感じです。

今日の晩御飯は、「ひき肉と大根の煮物」。
熟成したワインって、醤油との相性がいいので、和食によく合いますよね。

ひき肉はもちろん、大根も良く合いました。

「トリュフチョコ」に合わせると、油脂分との相性はいいののの、カカオとタンニンがバッティングして、最終的には苦味が強めに出てしまいます。

時間が経つと酸っぱくなってきますが、1000円台前半で熟成感のあるワインを楽しめるという点では貴重なワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

【お買い物マラソン】 シャトー ベルリエール 1998 モンターニュ・サンテミリオン 750ml

※サイトより引用
完熟したベリーの香りが上品に広がり、なめらかなタンニンとのバランスに優れた果実味に富んだワイン。
土壌:粘土石灰質
飲み頃温度:14~16℃
味わい:赤/ミディアムボディ

2017/01/02

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 赤 2014

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 赤 2014

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 赤 2014
LA CHAPELLE DES CHEVALIERS ROUGE 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

カルディで、10%オフの1243円で購入。(元値は1382円)

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した、少し透明感がある

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実、ジャム、すみれ
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、薬箱、ヴァニラ、カカオ、カラメル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め(ドライ)
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:収斂性のある、サラサラした
バランス:スマートな、やや渇いた
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュ

【評価】
ドライでスマート、時間とともに香りが開いてきてボルドーらしくなる

【供出温度】
14-16度 16度を超えるとちょっとダレてくるような印象があります。

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい色調の濃いルビーで、輝きとツヤと深い透明感があります。

香りは、最初はなめし革や薬箱のような印象がありますが、時間が経つと、ブルーベリージャム、すみれ、カカオ、ヴァニラ、カラメルなど、どんどん開いてきます。

味わいは、ライトなアタックから、チャーミングな果実感と爽やかな酸味がじわっと広がり、甘み控えめのドライで、スレンダーなボディが長めに続いて、少し収斂性のある乾く感じのフィニッシュ。

ドライで素っ気ない感じがありますが、時間が経つとじわじわと良さが出てきました。
香りが立っててタンニンがとても強い、伝統産地らしい味わいなので、合わせる食事で評価がまったく変わりそうですね。

今日の晩御飯は、自家製の「豚の角煮」。
和がらしをアクセントにしてワインに合わせてみました。
バランス的にはちょうどいいのですが、やはり「和」と「洋」の距離感はありますね。

おつまみの「白トリュフ香るミックスナッツ」は、人工的な香りにワインが嫌気をさす感じで距離感を感じます。

このワイン、ちゃんとした料理を欲しがりますね。

生ハム「ハモン・セラーノ」は、塩気でワインが負けますが、後からじわっと果実味を加えてくれて味わいが深くなります。
「レッドチェダーチーズ」には、とても良く合いますが、パンとかクラッカーとかのつなぎが欲しいかも。

食事によってはグッと良くなりそうですが、合わせる料理がちょっと難しそうですね。
裏ラベルには「グリルした肉や燻製料理、ハンバーグ、白カビ系チーズ」とありますが、ローストビーフとか合うかも。

軽めですが、ボルドーらしい深みのある味わいで、コストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(カルディコーヒーファームのワイン)


2016/10/23

バロン・ド・レスタック ボルドー ルージュ 2014

バロン・ド・レスタック ボルドー ルージュ 2014

バロン・ド・レスタック ボルドー ルージュ 2014
CASTEL BARON DE LESTAC BORDEAUX ROUGE 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、税抜き953円で購入。

【外観】
清澄度:少し濁った?
輝き:強い
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:若い、良く熟した、濃縮感がある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>スミレ、黒い果実、針葉樹
<香辛料・芳香・化学物質>肉、黒胡椒
香りの印象:最初は強く香るが、だんだん弱くなる

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:収斂性のある、シルキーな
バランス:スマートで、やや渇いた感じ
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ボルドーらしさはしっかりあるけど、シンプルでソリッドな印象

【供出温度】
14-16度 冷えていても美味しく飲めるが、少し温度上げてボルドーらしさを楽しむのが良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、強い輝きと液面のツヤがあります。

香りは、最初にスミレのようなフローラル、グラスを回すと、ブラックベリーやブルーベリー、血液や肉、揮発性のあるスパイスなど、温度が上がると変化があって楽しめそうです。

味わいは、ライトなアタックから、スッキリした果実感がじわっと広がり、スリムなボディに収斂性のあるタンニンが支配的になって、乾く印象でフィニッシュ。

余計なものを削ぎ落とした、ソリッドでシンプルな味わいですね。
ボルドーらしい印象をしっかり持っているけど、スリムでコンパクトにまとまっています。

前回、2006年を飲んでますがその時の感想は、
香りはボルドーらしく華やか。
味わいも、上質とまではいかないものの、とても抑制の効いた理性的なまとまりです。
リーズナブルな価格帯として、ひとつの完成形を表しているワインじゃないでしょうか。
という感想。

今回もほぼ同じ印象ですが、変わっているのはワインを取りまく環境で、安くておいしいワインが多く出ている中での比較でしょうか。
コノスルなどの1000円弱のチリの高品質ワインと比べると、清涼感と上品さ、すっと背筋が伸びたような佇まいは、ニューワールドとはまったく違うアプローチで、コノスルは陽気でパーティ向きですが、このワインはやはり食事と合わせたくなる感じです。

ボルドーのプライドが感じられて、ちゃんとワインに合うメニューが欲しくなりますね。

とはいえ、ワインだけでもスッキリした味わいが良くてグラスが進みます。
良いワインですね。

冷えた状態から飲み始めましたが、温度が上がってくるとチャーミングな親しみやすさが出てきますね。
ほんのりとした甘みもとても効果的で、この絶妙なバランスはニューワールドには真似出来ないボルドーの底力を感じます。

と、ワインに合う食事が欲しくなると言いながら、今日の晩御飯は「カツ丼」。。。
案の定、料理とは世界観をまったく共有できずにフィットしませんが、主張の強くないワインなので、邪魔もしませんね。

ただ、ワインがもったいない感じですね。

おつまみで「シェフのラスク 黒胡椒とパルミジャーノ」に合わせてみましたが、やっぱりちょっと違います。

香りが華やか、味わいは素直でスッキリしているので、ステーキやラムを塩コショウだけで味付けしたメニューに合いそうです。
肉の味にシンプルに合わせるイメージでしょうか。

いわゆるボルドーらしい赤が欲しいときには鉄板の選択肢でしょうね。

人に例えると、真面目で素直、物静かで穏やかなんだけど、おしゃれにも気を使っている青年みたいな。
また飲んでみたいワインです。

■楽天ショップへのリンク

バロン・ド・レスタック(オーク樽熟成)赤[2014]年 AOCボルドー【wineuki_BDA】

※サイトより引用
バロンド・レスタックのこだわり
1:フランスでボルドーAOC NO.1ブランド '94年ヴィンテージから発売!以降この贅沢な味わいと品質が根強い人気を得て、2002年にはフランスのボルドーAOCブランドでスーパーハイパーでの販売数量がNO.1となった。
2:ボルドー指折りのカステルグループが社命をかけたボルドーの自信作です。LESTACは、カステルの社名を逆さに読んで命名されました。(名前にも心意気が伝わってきます。)
3:どのバロンドレスタックにも、ラベルに一本一本製造管理ナンバーを記載しています。品質重視のカステル社の思い入れです。
4:樽が語る品質。 赤ワインのラベル上にELEVE EN FUTS DE CHENEと書かれています。すべて6ヶ月以上オーク樽で熟成されたワインのみに許される表記です。
5:エチケットの樽のマークは、225リットルの樽約5万個を熟成させることのできるフランス最大級規模の樽熟庫をもつカステル社(当店オーナーいわく、わずか一区画中でキャッチボールが何人も出来る広さだったそうです。)のこだわりです。 

2016/09/17

シャトー・レ・ベルンデ 2010

シャトー・レ・ベルンデ 2010

シャトー・レ・ベルンデ 2010
Chateau Les Bernedes 2010

フランス:ボルドー地方:A.O.C.メドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

ワインショップ ドラジェの通販で6本セット5,378 円、1本あたり896円で購入。
参考価格は、1,825 円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:落ち着いていた色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:やや熟成した、輝きと深い透明感がある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>ドライフルーツ、ドライフラワー
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、ちょっとセメダイン
香りの印象:まだ閉じている印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖がある
酸味:なめらか、優しい
タンニン分:緻密、溶け込んだ、収斂性がある
バランス:スマート、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
熟成感がありライトでスマートだが、ドライで渋みが強め

【供出温度】
14-16度 ヒンヤリした口あたりなのでやや温度が高めの方が良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
飲む30分前くらいにデカンタージュしておくと良さそうだけど、すぐに酸っぱくなる可能性もある

【総評】
外観は、熟成感のある落ち着いた色調の濃いルビーで、深みのある美しい輝きがあります。

香りは、まだ閉じた印象で、ドライフラワーやドライフルーツ、なめし皮、ちょっとセメダインなど、これから変わってきそうです。

味わいは、ライトで優しいアタックから、熟成した果実味とほんのり甘みがじわっと沁みるように広がり、スマートなボディがスーッと続いた後に強めの渋みが出て、乾く印象のフィニッシュ。

6年前のグレートヴィンテージ2010年で、さらにA.O.Cボルドーよりワンランク上のA.O.C.メドック。
今回のワインセットの目玉ですが、これはなかなかアタリかも。

香りはイマイチ良くなってきませんが、もう少し待ちましょう。
口あたりはだんだん良くなってきて、ヒンヤリしたクールさのある、優しい沁みる味わいです。
熟成して魅力の増したワインを、この価格で感じられるのはラッキーですね。

ただ、香りはゴムっぽい感じがあって、イマイチ良くなってきません。

今日の晩御飯は、「チキンソテー和風ソース」。
熟成感があるので、和食との相性も良く、フィット感がありますね。

おつまみの「イタリアンケーゼ」にもじわっとフィットして良く合いました。

香りは相変わらず良くなりませんが、優しい口当たりで食事とも合わせやすく、熟成感が活きてます。

「グレートヴィンテージ」的な存在感はありませんが、この価格でまだしっかりしてるというのは、ブドウがちゃんと熟成した年だったらからでしょうか。
2000円は出せないけど、1500円だったらお買い得な印象で、普段飲みのワインとはちょっと違う、ワンランク上の存在感があります。

残ったワインを冷蔵庫に入れておいて次の日に飲んでみましたが、香りは開いてきませんでしたね。

<ドラジェさんのサイトより引用>

色は少し黒みがかったガーネット。
つぶした黒い果実や、ダージリン、乾いた木材、ペッパーなどの香りが感じられる。
飲むと口の中でフレッシュな果実味が広がり、ボルドーワインらしいしっかりしたコクがありますが、酸とタンニンのバランスが良く取れているので、とても飲み易く感じるワインです。

1000~2000円のおすすめワイン

2016/08/20

シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 2009

シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 2009
シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 2009
CHATEAU LA CROIX DE GUILLOT 2009

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ブライ・コート・ド・ボルドー
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー85%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%

リカーランドトップで、税抜き1080円で購入。

【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強め
色調:若さのある鮮やかなフチの、ほぼ黒に近い濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、まだ若い印象

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>すみれのようなフローラル、カシス、ブラックベリー、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>卵白、なめし革、ちょっとシナモン?
香りの印象:最初華やかだが、だんだん弱くなる

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、はっきりした
タンニン分:収斂性がある、緻密、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めだけど、しっかりした味わいで、熟成感もある。

【供出温度】
14-16度 タンニンがしっかりして少し熟成感があるので温度高めの方が良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
デカンタージュすると香りが開くかもしれないけど、酸化が進みそう。

【総評】
外観はかなり濃く、若さのある鮮やかな色調のフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、輝きがあります。

香りは、スミレのようなフローラル、卵白、カシス、シナモンっぽいスパイスなど、ボルドーらしい印象。

味わいは、ライトでなめらかなアタックから、上品なフルーツ感が穏やかに広がり、心地良い味わいが続いた後に強めのタンニンが締めて、ちょっと苦味が残る乾く印象のフィニッシュ。

ボルドー当たり年の2009年、シャトー蔵出しの7年熟成、しかも税抜き1080円!
あまり期待しないで買ってみたのですが、これは意外といいかも。

冷蔵庫で冷やしてあって温度低めでの飲み始めだったのですが、これから温度が上がってくるとまた変わってきそうです。

今日の晩御飯は「カツカレー」。
このワイン、しっかりした味わいなので、家庭料理には馴染みにくいですね。

かなり狭いゾーンで合わせる必要がありそうです。

おつまみの「ビアサラミ」も軽くタッチして素通りする感じで、全く合わない事はありませんが、フィット感は少なめです。
「ミックスナッツ」は意外と良く合いました。

「ミントチョコ」でもワインが負けずにしっかり渡り合いますが、ワインが活きる合い方ではありません。

時間が経過すると、香りが少しゴムっぽい、ケミカルな印象に変わってきましたね。
グレートヴィンテージらしい味わいという事ではありませんが、タンニンがとてもしっかりしていて、低価格でボルドーらしさを楽しめるワインです。

1000円でも十分楽しめて、コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 赤 [2009]年

※サイトより引用
2009年は超当たり年!
グリュオ・ラローズ、シャス・スプリーン、オー・バージュ・リベラル、シトランなど数々の有名シャトーを所有するメルロー家が管理する右岸のシャトーです。
メルロー種が主体で、熟したプラムのような香り、果実味が豊かで、柔らかなタンニンがあります。
尖ったところがどこにも感じられないので肩肘張らずに素直に美味しいと感じることができるバランスの良い赤ワインに仕上がっています。
1000~2000円のおすすめワイン

2016/07/24

バロン・ド・レスタック ボルドー ブラン 2014

バロン・ド・レスタック ボルドー ブラン 2014
バロン・ド・レスタック ボルドー ブラン 2014
CASTEL BARON DE LESTAC BORDEAUX BLANC 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン

イオンで、1166円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>熟した果実、マーマレードやコンポート、菩提樹
<香辛・芳香・化学物質>樽香、バタークリーム、少しペトロール香
香りの印象:木樽のニュアンスが強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、やさしい
苦味:コク(深み)を与える
バランス:まろやかな、ねっとりした
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
木樽の印象が強めに残る

【評価】
樽香の強いワンクラス上の香りだけど、味わいは優しく穏やかで飲みやすい

【供出温度】
11-14度以下 しっかりした香りでねっとりした飲み口なのでちょっと温度高めで楽しみたい

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは樽の印象が強く、スモーク、バタークリーム、熟した果実、マーマレードやコンポート、時間が経つと石油香のようなミネラルの印象が強くなります。

味わいは、軽めのアタックから、控えめな果実感と優しい酸味がふんわりと広がり、上品でスレンダーなボディが心地よく続いて、そのまま穏やかなフィニッシュ。

久しぶりに飲むバロン・ド・レスタックですが、こんなに良かったかな?
ニューワールドには出せない伝統産地の貫禄というか、しっかり自己主張がありながら、優しく飲みやすくて、上品で包容力があります。

今日の晩御飯は、ハマチの刺し身と、アジの干物のマリネ。
マリネも刺し身もフィットはしませんが、それほど悪くない感じ。

ワインの香りが強いものの、飲み口が穏やかで優しいので、意外と和食との相性も悪くなさそうですね。

おつまみのナッツは、ウィスキーの水割りと合わせるような感じで、ワインらしくない雰囲気になります。

過去、2009年、2011年を飲んだ時は、樽香が強く酸化したような酸味が特徴と記録していますが、今回は、酸化したような印象はありません。
酸はしっかりしていますが、フレッシュで穏やか、全体的にまろやかになってますね。

人に例えると、髪型もスーツもピシっとキメたイケメンだけど、実はフレンドリーで優しい、って感じでしょうか。

家庭料理との相性はもう少し試してみたいですね。
このワイン、オススメです。

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バロン ド レスタック ボルドー ブラン750ml[likaman_BDS]

※サイトより引用
ヨーロッパ最大のワイン・グループ「カステル社」の自信作。
お値段以上のクオリティ、ワンランク上のボルドー!!
「バロン・ド・レスタック」は、テーブルワインを大規模に手がける「フランスNo.1のワイン会社」カステル社が生み出したA.O.C.ボルドーのワインです。
カステル社は1960年台から、ボルドーでシャトーの経営も開始し、現在では13シャトーを所有しています。そのうち3シャトーがブルジョワ級に格付けされています。近年ではフランスだけにとどまらず世界中でワイン造りを行っています。
「バロン・ド・レスタック」は、フランス国内では非常に身近なブランドで、ボルドーA.O.C.ワインの中では売上No.1を誇ります。(IRI Secodip '05.1月データより)
赤ワインも白ワインも樽での熟成による、上品な樽の香りが魅力的です。また普段の食卓にも合わせやすい味わいと、気軽に楽しめるお値段がとても親しみやすいワインです。
食卓を美味しく演出する、まとまり重視の爽やかワイン。
ソーヴィニヨン・ブラン種由来の柑橘系の爽やかな香りと、すっきりした酸味、セミヨン種ならではの厚みに、オーク樽での醗酵によるバニラの香りが心地よい調和のとれた白ワインです。幅広い料理と合わせて楽しむことができます。
■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/07/09

シャトー・カプヴィル キュヴェ・プレステージ 2013

シャトー・カプヴィル キュヴェ・プレステージ 2013
シャトー・カプヴィル キュヴェ・プレステージ 2013
Chateau Capville Cuvee Prestige 2013

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ブライ・コート・ド・ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー90%、マルベック7%、カベルネ・ソーヴィニヨン3%

リカーランドトップで、税抜き990円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:落ち着いた色調の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:まだ若さがあるが落ち着いた印象でおとなしい

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>ジャム、干しプラム、ドライフラワー、ヴェジェタル
<香辛料・芳香・化学物質>鉄さび、なめし革、カカオ
香りの印象:少し熟成感がある、落ち着いた

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:なめらか、やさしい
タンニン分:シルキーな、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
プルーンのような加熱された果実感

【評価】
ライトでスマートだが、やや酸化した印象

【供出温度】
14-16度 ちょっと酸化が進んでいるので少し温度高めが良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし すると香りが開くかもしれないが、一気に酸化が進みそう

【総評】
外観は、若さがあるものの落ち着いた色調の濃いガーネットで、輝きは弱めの地味な外観。

香りは、酸化熟成が進んでいて、鉄さび、なめし革、ドライフルーツ、時間が経つとゴムっぽいような印象も出てきました。

味わいは、軽めでスマートなアタックから、酸化した饐えた果実感と酸っぱさが広がり、キューっと締まるような収斂性が出てきた後に、えぐ味と酸味の残るフィニッシュ。

酸っぱくなってますが、でも意外と美味しいですね。
すっきりしてるけど果実感もあるタイプです。

今日の晩御飯は、ご飯の進む「牛肉の焼肉風炒め」。
さすがにボルドーのプライドが顔を出して、フィットしませんが、熟成感があるので、そこまで悪くありません。

おつまみで「軟骨スモーク」に合わせると、これも邪魔はしないけどフィットもしない。
ローストココナッツは香りが強いので、これもフィットしませんね。

時間が経つとさらに香りが立ってきて、家庭料理に合わせにくい印象になってきました。

軟骨スモークだと、ちょっと火を入れてペッパーやバジル、オリーブオイルをかけるとフィットしそうですね。

最終的には薬箱っぽいケミカルな香りが強くなってきましたが、酸っぱさは無くなってきました。
温度も高めのほうがいいみたい。

1000円だったら楽しめるワインではないでしょうか。

1000円以下のおすすめワイン

2016/07/03

シャトー・レ・パスケ 2013

シャトー・レ・パスケ 2013
シャトー・レ・パスケ 2013
Chateau Les Pasquets 2013

フランス:ボルドー地方:A.O.C.アントル・ドゥ・メール
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

リカーランドトップで、税抜き1,110円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い、輝きがある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>蜜、アプリコットジャム、洋梨、菩提樹、爽やかなグリーン香
<香辛料・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル、ヴァニラ、ハチミツ
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、しっかりした
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムな、ドライな
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
梨や青りんごのような爽やかなフルーツ香

【評価】
スマートでドライ、品の良い果実感があり爽やか

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やしても美味しそうだけど、少し温度が上がってくると別の表情になりそう 

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、輝きは強めです。

香りは、蜜、アプリコット、ジャム、洋梨のような甘い果実感、石灰のようなミネラル、ちょっとヴァニラ?、爽やかなグリーン香などがあります。

味わいは、ライトでドライなアタックから、品の良い果実感がふわっと広がり、背筋がピンと通ったしなやかなボディで、すーっと消えるように穏やかなフィニッシュ。

とても品のある、育ちの良い印象のワインです。
人に例えると、身だしなみをきちんと整えた、ハンサムで細身な若い英国紳士みたいな感じ?
飲んでる方も背筋が伸びますね。

軽めでスマートな味わいですが、えぐ味が強めに残ります。
みんなでワイワイ飲むというよりは、大事な人と静かにゆっくり飲みたいようなタイプでしょうか。

麦焼酎みたいなイメージもありますね。
爽やかで夏向きです。

今日の晩御飯は、「マスタードソースのチキンソテー」付け合せはトマトです。

合わせると、ワインが負けるものの、マスタードソースのスパイシーさにフィットします。

生のトマトも何となくフィット。
オリーブオイルがあればバッチリでしょうね。

酸味がしっかりしているので、ワインだけだと酸味がキツくなってきます。
ちょっと食べ物が欲しいタイプですね。
酸の質が違うのか(リンゴ酸が多い?)胃にも負担がかかります。

ワインを中心に考えたメニューで、白身魚のカルパッチョとか、魚介系のグリルとか、ハーブを使った料理に合わせたいですね。
爽やかで酸がしっかりしているので、魚介系がいいと思います。

ただ、刺し身とか青魚のように生臭さあるとダメなので、生の魚だったらオリーブオイルとかドレッシングで漬け込んだ方が良さそうです。

開けてから時間が経つと、だんだん力が落ちてきました。
これは食事中に早めに開けてしまうタイプかもしれません。

何だか飲む人が試されてみたいで、合わせる料理によってワインの印象が全然変わってきそうです。

良いワインだと思います。

1000~2000円のおすすめワイン

2016/05/21

マルキ・ド・シャス リザーヴ ブラン 2014

マルキ・ド・シャス リザーヴ ブラン  2014
マルキ・ド・シャス リザーヴ ブラン 2014
Marquis de Chasse Reserve blanc

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン50%

町田の蔵家さんで、税抜き1100円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カリン、アカシアのはちみつ、メロン、グリーン系のハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>白い小石のようなミネラル、クリーム、白木
香りの印象:爽やかで上品、甘い印象

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:強烈、爽やか
苦味:旨みを伴った
バランス:溌剌とした、主張が強い
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
レモンのような柑橘系の印象

【評価】
フレッシュで爽やか、ドライでシャープな味わい

【供出温度】
11-14度 強烈な酸味があってしっかり冷やして飲むのが王道と思われるが、温度高くなってからも期待出来そう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、金属質な輝きがあります。

香りは、カリンやハチミツのような甘い果実、メロンのようなちょっと揮発性のある印象、クリーム、ミネラル、ハーブなど、上品で甘い印象があります。

味わいは、いきなりドカンと強い酸味がきて、舌の両脇を締めるように酸っぱさが続きながら、フレッシュな果実感や、苦味や旨みなどが重なってきて、ジューシーな印象でフィニッシュ。

こんなに酸っぱいワイン、最近はあまりないですね。
マロラクティック醗酵してない印象ですが、輸入元の重松貿易さんのサイトを見ても詳しい情報はありませんでした。
http://www.shigematsu.jp/search/detail.html?seq=72404114

とにかく、このワインの味の中心は酸味ですね。
強い酸味を軸として味の構成が成り立っていますが、最近のボルドーブランらしいクリーンで品の良い印象でまとまっていて、素性の良さを感じます。

今日の晩御飯は「アジの竜田揚げ」と「あさりの酒蒸し」。

あさりの酒蒸しはワインでやっているので、相性は悪くないですが、ワインがちょっと上品なので、もう少し繊細な食事に合わせたい感じ。
アジは青魚の生臭さが出るのであまり合いません。

強い酸味が後味にも残るのですが、果汁を加えたような印象があります。
フレッシュフルーティなドイツワインを、過去一大ブームにした、ズースレゼルヴってやつですね。

飲み進むとやっぱり不思議なバランスで、果汁が混ざってるようなイメージがあって、このあたりは好みが分かれそうです。

個人的には好きなタイプなので、またビンテージ違いを飲んでみたいですね。

1000~2000円のおすすめワイン

2016/05/05

シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2010

シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2010
シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2010
Chateau Lescaneaut by Poupille 2010

フランス:ボルドー地方:A.O.C.コート・ド・ボルドー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー75%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン5%

町田の蔵家さんで、税抜き2000円で購入。

【外観】
清澄度:かすかに濁りを感じる
輝き:強め
色調:若さのあるやや紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:まだ若さのある色調で、色付きが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>スミレ、カシス、ブラックベリー、
<香辛料・芳香・化学物質>ヴァニラ、血液、肉、メントール、シナモン
香りの印象:香りが強く華やか、若干まだ還元的な印象がある

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:なめらかな、しっかりした
タンニン分:緻密でサラサラしているが、強い収斂性がある
バランス:スマートな印象ながら、アルコールが強く浮き気味
アルコール度:強い
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
華やかな香りとスッキリした飲み口ながら、アルコールが強く後味は辛い

【供出温度】
14-16度 これからどのくらい香りが開いてくるかによるけど、温度高めにして香りを立たせたい

【グラス】
中庸、大ぶり

【デカンタージュ】
最初ちょっと閉じた感じだったので、デキャンタージュしたら開くかもしれないけど、ボトル底には澱は無かったので、ボトルから大きなグラスに注いで様子を見ながら楽しんだ方が良さそう。

【総評】
外観は、まだ若さを感じる紫がかった色調の濃いガーネットで、底光りするような美しい輝きとツヤがあります。

香りは、フローラルの印象が強く華やかで、スミレやヴァニラ、カシス、ブラックベリー、グラスを回すと生肉のような印象が出てきて、メントールやシナモンのようなスパイスなど、複雑性があります。

味わいは、スッキリした優しいアタックから、抑えた果実感とドライな味わいがじわっと広がり、スマートながら芯の強いボディで、アルコールが強く出てきてえぐ味と辛さの残るフィニッシュ。

華やかでスーッと入ってきますが、メルローらしい舌全体が乾くような強い渋みと、アルコールの強さが出てきて、フィニッシュは辛く感じます。

ちょっと冷蔵庫で冷やして飲み始めたので、これから温度が上がってくると、ワインも開いて変わってくるかもしれません。

温度が低いとかなりドライな印象ですが、温度が上がってくるとほんのり甘みが出てきますね。

今日の晩御飯は、ビースステーキ。
スーパーで買ってきた、和牛A4ランクのリブロース。
子供の日のごちそうです。

塩コショウで焼いて、わさび醤油でいただきました。

ベースはしっかりと合いますが、わさび醤油だとお肉をサッパリしてしまうので、ワインがちょっと浮いてしまいますね。
オニオンベースの和風ソースとか、普通のステーキソースが良さそうです。

カミさんに価格感を聞いたら、2980円で高評価。
香りがとても良いというのが感想でした。

ひょっとしたらもう少し寝かせた方が美味しくなるのかも。

まだちょっと若いというか荒々しいというか、力を持て余しているような印象を受けますね。

人に例えると、才能はあるけど、まだ若くてうまく表現できていない若者みたいな。

2000円だったら買っておいてセラーに寝かせておいてもいいかもしれません。
ただ、うちのセラーはこわれてしまったので、今は床下収納しかありませんが・・・

たまに贅沢したいときには良いのではないでしょうか。

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シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ [2010]赤ワイン フルボディ 750mlフランス ボルドー コート・ド・ボルドー AOCコート・ド・ボルドー あのプピーユから遂に新商品登場! しかもグッドヴィンテージの2010年!

※サイトより引用
シャトー・プピーユ(Chateau Poupille)
ボルドー右岸サン・テミリオンのすぐ東側に位置する“コート・ド・カスティヨン”。 僅か10数年前までは高品質なワインが存在するなどとは誰も考えていなかった、このマイナーなアペラシオンから彗星のごとく現れ、そのような状況を変えたのが、この「シャトー・プピーユ」のオーナー、フィリップ・カリーユ氏です。 1990年代中頃から突如としてここカスティヨンのワインが話題となり、無名の産地であるこの地に、このような傑出したワインが存在するという驚きが渦巻きました。 彼の造り出す「濃く、絹のように滑らかなワイン」は品評会でも話題となり、専門家によるブラインド・コンテストで、最後まであの『シャトー・ペトリュス』と張り合ったこともあるという実力派です。
ワイン情報
濃く美しいルビー色。カシスやブラックベリーなどの黒果実の凝縮したアロマ。程良い樽のニュアンスに、完熟した果実のアタック。繊細でエレガント、タンニンは溶け込んでいる。調和の取れたワイン。
プピーユのフィリップ・カリーユ氏が従弟のパスカル・ブエックス氏と協力して造るカスティヨン。ブドウは有機栽培で育てられる。果実味に溢れたスタイルでカジュアルに楽しめる。
オーガニック等の情報:ビオロジック

2015/12/30

シャトー・ヴュー・ジョルジュ オーガニック 2005

シャトー・ヴュー・ジョルジュ オーガニック 2005
シャトー・ヴュー・ジョルジュ オーガニック 2005
Chateau Vieux-Georget Organic 2005

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー・シュペリュール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン40%、メルロー40%、カベルネ・フラン20%

リカーランドトップで、税抜き1850円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:まだ少し若さのあるちょっと紫色がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:落ち着いた印象ながらちょっとまだ若さを感じる

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>すみれ、干しぶどう、ドライフルーツ
<香辛料・芳香・化学物質>肉、オリエンタルスパイス
香りの印象:華やかで熟成感がある

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:ちょっと酸化の印象、爽やか
タンニン分:サラサラした、シルキーな
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:かすかに長く続く

【フレーヴァー】
スパイシー、ちょっとケミカル?

【評価】
華やかな香りで熟成感がありながら、スッキリとスマートな味わい。ちょっと酸化の印象がある。

【供出温度】
14-16度 すっきしたまとまりなのでちょっとヒンヤリしてるくらいが良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
澱が無いので、ボトルからグラスに注いで飲めるが、ひょっとしたらデキャンタージュした方が香りが開くかも

【総評】
外観は、落ち着いた印象ながらまだ若さを感じさせる色調の濃いガーネットで、美しい輝きと液面のツヤがあります。

香りは、最初にスミレのような華やかさがあり、グラスを回すと干しぶどうや生肉、オリエンタルスパイスのような香りが出てきて、最後はちょっと還元的な印象になります。

味わいは、軽めでスッキリしたドライなアタックから、落ち着いた果実味と爽やかな酸味がじっくりと広がり、少し酸化の印象があるものの、スマートなボディが長めに続いて、えぐ味と収斂性が出てきて乾く印象でフィニッシュ。

シャトー蔵出しの10年熟成ボルドーなので、品質は安定していて、まだまだ若さを持ってます。

最初はちょっと酸化した印象がありましたが、飲み進むとだんだん気にならなくなってきました。
クールでクリーンな印象があり、品の良さを感じます。

イメージとしては、中島美嘉のようなクールビューティでしょうか。

2000円弱の価格帯ですが、第一印象は良いですね。
食事が入ると、また良さが出てきそうな気がします。

今日の晩御飯は、国産黒毛和牛のモモ肉のステーキ。
塩コショウで焼いて、わさび醤油でいただきます。

わさび醤油はさすがにワインに合わないかなと思ったら、かなりいい感じで合いました。
ワインの熟成感と醤油の馴染みがいいんですね。

塩コショウだけより、わさび醤油をつけた方が合います。
ワインがソースになって料理をグレードアップしてくれる感じで、この組み合わせはいいですね。

イベリコ豚の44ヶ月熟成のマサの部位の生ハムに合わせてみましたが、これはまた何ともうっとりするような合い方。
普段このような高い生ハムは食べられませんが、チーズのような熟成香があって、赤ワインとの相性がとても良い。
熟成感のある赤ワインと長期熟成した生ハム、この組み合わせはハマりますね~。

熟成感のあるボルドーがこの価格で味わえるという点では、コストパフォーマンスは高いと思います。

最初はクールビューティの女性のイメージでしたが、飲み進むと、冷静な若い紳士的な男性のイメージになってきました。

香りはあまり良くなってきませんが、熟成による酸化のイメージは悪い方向に行かず、時間が経ってもしゃんとしてます。

カミさんに感想を聞いたら「3980円くらい。時間が経っても悪くならないし、だんだん良くなってきていて香りも華やかなので、最低でも2000円台後半かと思った。」とのことでした。

かなりの高評価です。
確かに時間とともに良くなってて、蔵出し熟成ワインの良さが出てます。

このワインはオススメです。

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シャトー ヴュー・ジョルジュ [2005]赤ワイン フルボディ 750ml フランス ボルドー AOCボルドー・シュペリュールChateau Vieux-Georget グレートヴィンテージの2005年!

※サイトより引用
・味わい:フルボディ
・栽培:オーガニック(Eco Cert認定)、平均樹齢15年
・飲み頃温度:16~18℃
・合う料理:ヒレステーキ、トマトソースとサラミのピザ
明るいガーネットの色。
ブラックベリー、カシス、バニラの香り。
口当りまろやか。しなやかなタンニン分と程よい果実味のバランスが良い味わい。コストパフォーマンスに優れています。
1000~2000円のおすすめワイン

2015/12/10

アニョー ルージュ 2013 ハーフボトル

アニョー ルージュ 2013 ハーフボトル
アニョー ルージュ 2013 ハーフボトル
Agneau Rouge 2013 375ml

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン10%

ピアゴで、ハーフボトルを597円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少し落ち着いたルージュ色をした、やや明るめのルビー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:色付きは弱めで透明感がある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>ドライフルーツ、ドライハーブ、薬っぽいハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>やや硫黄、やや閉じてる?
香りの印象:閉じているのか開いてこない

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:控えめ、サラサラした
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
あまり何も残らない感じ

【評価】
ライトでドライ、すっきりした味わい

【供出温度】
10-13度 軽くてスッキリした味わいなので、少し冷えてるくらいが良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、落ち着いた色調の明るめのルビーで、底が見えるくらいの明るさと、キレイな輝きとツヤがあります。

香りは、温度低めのせいか閉じている印象で、ドライフルーツやドライハーブ、薬箱のような印象で、もうちょっと温度が上がると変わりそう。

味わいは、ライトでスッキリしたアタックから、上品な大人なフルーツ感と爽やかな酸味が広がり、残糖少なめのドライでスマートなボディ、タンニンは控えめながら後味をしっかり締めて、やや乾く印象のフィニッシュ。

とても軽いのですが、上品さがあるというか素性のいい感じがありますね。
ちょっと冷蔵庫で冷やし過ぎたので、もうちょっと温度が上がるのを待ってみます。

かなりドライな印象なのですが、嫌味のないスッキリした味わいなので、ワインだけでもスイスイ進みますね。
アルコール度も低めなので、ハーフボトルはあっという間に無くなりそう。

当たり外れの多いボルドーですが、良いワインはさすがの品質感というか、時代の流れを作っているな~と感じます。
このワインもまさにそうで、ニューワールドでは到達できない境地にありますね。

クリーンで透明感があって、スケートの羽生結弦選手のような透明感とオスマシ感を持ってます。

今日の晩御飯はコンビニ弁当のロコモコ丼。

合わせると、実に上品に対応してくれます。
コンビニ弁当でも文句言わない感じで、慈愛に満ちた味わい。

キレイな澄んだ水、みたいな印象もあるんですね。

どんな食事でも合わせやすそう。
ミネラルウォーターのようにすっと合わせてくれます。

逆にあまり強い料理じゃない方が良さそうですね。
お肉でも、ローストビーフとか、赤身のさっぱりしたお肉を塩コショウだけで焼いたやつとか。

素材の味をしっかり味わいたいような料理がフィットしそうです。

さすがの品質感で、飲み進んでも酔わないで冷静になってくような、正座したくなるような感じです。

飲み始めは透明感のある男子で、羽生結弦選手のイメージでしたが、後半は透明感のある女子のイメージになってきました。
中性的な透明感のある、オーラをまとった美しい女子って感じ。

とても良いワインだと思います。
フルボトルで飲み直してみたいですね。

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【バロン フィリップ ド ロスチャイルド】 アニョー ルージュ [2013] 750ml 赤

※サイトより引用
ボルドー、ポイヤック格付け第1級の「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」。1855年の格付け後に昇格が認められたただ一つのシャトーであり、圧倒的な存在感。1本数十万円で取引されるほどの偉大なワインである、「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」を所有するのが、世界で幅広くワインビジネスを展開するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社です。
チェリーや木いちごなどの赤系果実のフレッシュな香り。口にふくむと、弾けるような果実味がじわじわ広がります。なめらかなタンニンが程よいコクを生み、穏やかな酸味が全体を引き締めています。瑞々しい果実の余韻は長く続き、なんともエレガントな味わいです。石灰質の土壌で栽培されたメルローはワインに濃いフルーティーと丸みを与え、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランは、砂と砂利の土壌で栽培されており、ワインに洗練されたたっぷりとしたタンニンを与えます。バランスの良い味わいは合わせるお料理を選びません。ミートソースパスタやオムレツ、燻製ハムなど、カジュアルなお料理に特によく合います。
■関連リンク

アニョー ブラン 2014 ハーフボトル

1000円以下のおすすめワイン

2015/04/19

シャトー・ディケム 1990

とても素晴らしいワイン会に出席できました。

ラインナップは以下の通り。

1)ギー・ミッシェル・シャンパーニュ・トラディション・ミレジム 1982
2)シャトー・オリヴィエ・ブラン 1988
3)シャトー・ディケム 1990
4)ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ 2006
5)オスピス・ド・ボーヌ キュヴェ・ニコラ・ロラン 1972
6)ギガル コート・ロティ ラ・ムーリンヌ 1997

ありえない・・・

簡単ですが、テイスティングコメントを記録しておきます。

1)ギー・ミッシェル・シャンパーニュ・トラディション・ミレジム 1982

33年前のシャンパーニュ。
さすがに熟成感が強く、リンゴやシードルのような香りがあり、泡立ちは弱かったのですが、飲みやすく食事にも合わせやすい味わいでした。
新玉ねぎのペーストにバッチリよく合いました。

2)シャトー・オリヴィエ・ブラン 1988

27年前のボルドーブラン。
しかもグラーブのグラン・クリュです。
熟成感はあるものの、まだ若さを残して、フルーティな味わいでした。
ただグラスに入れて時間が経つとやや酸化の印象になっていました。
バーニャカウダにとても良くフィットしました。

3)シャトー・ディケム 1990

死ぬまでに一度は飲んでおかないと、と思っていたシャトー・ディケム。
ありがたくいただく機会に恵まれました。
25年熟成ですが、まだまだ若々しさの残るフレッシュな印象で、濃厚な蜂蜜に複雑に絡み合うフローラルやハーブ、、香りだけでもうノックアウト状態。
味わいは清らかで、深い甘みとしっかりした酸味、キレイに消えていく余韻はまさにグラン・ヴァンです。
この甘味は何にも例えられない、飲むのがもったいない、と思わせる数少ないワインですね。
ディケムに合わせたメニューはフォアグラ。
そのマリアージュはまさに夢の世界で、鳥肌が立つくらいの体験でした。
さらにゴルゴンゾーラ・ドルチェ、ゆず味のゆべし、にも合わせたのですが、それぞれ表情を変えながらもゴージャスにフィットして、懐の深さと偉大さを感じさせました。
こんなワイン、なかなか無いですよね・・・さすがです。

4)ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ 2006

コルトン・シャルルマーニュって、以前飲んだときは辛くて強い印象だったのですが、ルイ・ラトゥールのこのコルトン・シャルルマーニュはとてもフレンドリーで、甘みとフルーツ感があり、後味はすっきりフレッシュ、それでいて深い味わいがありました。
飲めば飲むほど美味しさが染みてくる素晴らしいワインでした。
合わせた天然鯛のスモークにもしっかりフィットしました。

5)オスピス・ド・ボーヌ キュヴェ・ニコラ・ロラン 1972

43年前とは思えない、若々しさのある味わいで、上質な軽さとフレンドリーな甘みと果実感がありました。
普通に飲んだら43年前のワインとは思わないでしょうね。

6)ギガル コート・ロティ ラ・ムーリンヌ 1997

上質な甘みとフルーツ感のある、誰が飲んでも美味しいと言いそうなまとまり。
良いワインってホントに優しい味がしますよね。
深みと厚みのある果実感で、穏やかな味わいで飲みやすく、すっきりキレイなフィニッシュ。
ローストビーフにもとても幸せ感のある合い方をしました。

ワインも料理もとても美味しく、ただただ感謝です。
ホントにただの感想ですみません。。。

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2015/02/22

シャトー・オー・カントルー 2011

シャトー・オー・カントルー 2011
シャトー・オー・カントルー 2011
Chateau Haut-Canteloup 2011

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ブライ・コート・ド・ボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

うきうきワインの玉手箱の通販で、6本セット4094円で購入、1本あたり682円。
参考価格は、1598円。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかったフチの、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、輝きとツヤがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カシス、黒い果実、ブルーベリージャム
<花・植物>スミレ、針葉樹、メントール
<香辛・芳香>赤身の肉、なめし革
<化学物質>なし
香りの印象:若干還元的な印象があるが、華やかさがあり強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):わずかに残糖の甘み
酸味:やわらかな、はっきりした
タンニン分:きめ細やか、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めですっきりフレッシュな飲み口ながら、タンニンは強く、収斂性のある乾く印象のフィニッシュ

【供出温度】
14-17度 ワイン自体にクールな印象があり、タンニンが強めなので、少し温度高めの方が飲みやすそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
ひょっとしたら飲む直前にデキャンタージュすると飲みやすくなるかも

【総評】
外観は、若々しい紫がかったフチの濃いガーネットで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、スミレやバラのようなボルドーらしいフローラル、針葉樹やメントールのような揮発性のある感じ、肉系の印象もあり、複雑で華やか。

味わいは見た目と違い、すっきりライトでクールなアタックから、ふわっと華やかな香りが広がり、優しい酸味とスレンダーなボディが支えて、その後強めのタンニンが出てきて、収斂性のある乾く印象でのフィニッシュ。

1500円のクラスにしては、香りもしっかりあり、口当たりもよく、やや渋みが強く残るもののしっかりワインらしさのあるフィニッシュで、これは美味しいですね。
アフターフレーバーにも華やかさがあります。

でも、香りが華やかで渋みが強めなので、これは家庭料理には合わせにくいかも。

今日の晩御飯は、鶏肉のオーロラソース炒め。
白ワインに合いそうなメニューなので、やはりこのワインだとバランスが悪いですね。
ワインが完全に勝ってしまいます。

サイドメニューの、餃子の皮のウィンナー巻きはちょっと合いました。

やはりしっかりした肉料理が良さそうですね。
ビーフシチューとか合いそう。
ハッシュドビーフとか、カレーも悪くないかもしれません。

香りの主張が強めですが、全体のボリューム感が無いので、家庭の肉料理でもちょっと工夫すれば十分合いそうですね。

おつまみで、キリのクリームチーズ、ハーブ&ガーリックをグリッシーニにつけて合わせると、ピッタリフィットはしないけど、方向性は同じで悪くありません。
ビーフジャーキーは、バランスはバッチリですが、お互いに香りが強めなのでパーティ的な合い方になります。
メルティーキッスは、ワインが完全に飲み込まれるけど、味わい深い大人のスイーツって感じで、悪くありません。

最初は、後味の渋みが気になりましたが、飲み進むとだんだん味が馴染んできて、ひんやりクールですっきり爽やかな味わいになってきました。

このワイン、いいですね。

安いボルドーって、当たり外れが大きいですが、やはりワインのトレンドを引っ張ってる感があって、このワインも普及価格帯のワインのお手本を示しているというか、教科書的で品質感はとても良いですね。

美味しい食事に合わせたい、造り手のセンスを感じるワインです。

人に例えると、知的で冷静、セクシーなんだけど浮ついていない、30代の男子、って感じ?
日曜美術館に出ている、井浦 新をイメージしてしまいました。

このワイン、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・オー・カンテループ[2011]年・AOC・ブライ・コート・ド・ボルドー・パリ農業コンクール金賞受賞酒(ゴールドメダル)・シャトー元詰(ボルドナーヴ家)Chateau Haut Canteloup [2011]

※サイトより引用
ボルドーこだわり注目AOCフルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!フランス アシェット・ガイド2013年版でなんと!この2010年のシャトー・オー・カンテループが星付で掲載大注目!
ボルドーAOCの数ランク上の人気急上昇高級AOC地区!!からパリ農業コンクール金賞受賞酒!!造り手は、プルミエ・コート・ド・ブライ(現ブライ・コート・ド・ボルドー)の中心部“サン・パライス”村に4世代続く名門!ボルドナーヴ家(現当主夫妻と2人の息子が運営)!!
AOCブライ・コート・ド・ボルドーに、石灰粘土質土壌の畑を44ha所有!!密植度驚異の4,500~6000本!
この2011年ものは、メルロー75%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%をオーク樽熟成!!きれいに輝くレッドカラー!
熟した赤いフルーツのアロマとトーストやヴァニラのニュアンスの華やかなブーケ!にきれいなアタック!そしてしっかりとしたこなれたタンニンとシルキーなフィニッシュを伴う非常にすばらしいストラクチャーを感じさせる究極フルボディ赤ワイン!が限定でしかもゴールドメダル&アシェット・ガイド誌大注目のスーパーグレイト2011年で少量入荷!

2015/01/30

レ・シャルトロン 赤 2012

レ・シャルトロン 赤 2012
レ・シャルトロン 赤 2012
LES CHARTRONS BORDEAUX ROUGE 2012

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

肉のハナマサで、税込み753円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:穏やかなルージュの、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:落ち着いた印象で、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>黒い果実
<花・植物>針葉樹
<香辛・芳香>なめし革、血液
<化学物質>硫黄、ケミカル
香りの印象:弱く、閉じた印象

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:やわらかな、やや頼りない
タンニン分:緻密な、舌全体に強めに残る
バランス:軽めで、スマート
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
なめし革のようなちょっとケミカルな印象

【評価】
軽めの飲み口ながらフルーツ感控えめで、辛さが強く、後味の渋みも強い

【供出温度】
14-17度 渋みが強いので、やや温度高めの方が飲みやすいかも

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、落ち着いた色調のルージュで、やや濃いめながら、底がうっすら見えるくらいの透明感があります。

香りは、硫黄やケミカルな印象が強く、なめし革や血液、針葉樹っぽいグリーン香、時間が経つとちょっとカンロ飴のような甘い印象が出てきます。

味わいは、ライトでドライ、フルーツ感の少ないキツ目の味わいで、酸味はやや弱め、タンニンがキューっと締まるように後半出てきて、辛く乾く感じのフィニッシュ。

安いボルドーって、あまり美味しいものがありせんが、これもちょっとなんだか、って感じの第一印象。
クールでヒンヤリした飲み口とか、ちょっと良い点もありますが、一番の難点は辛くてキツ目のタンニン。
舌全体に染みわたって乾くような渋みがあります。

こういうタイプは食事と合わせると印象が変わってくることがあるので、もう少し飲み進んでみます。

渋みに舌が慣れてくると、だんだん良くなってきました。
軽めなので、辛さが気にならなくなってくるとガンガン飲めますね。
ニューワールドにはない、伝統産地らしい、大人が飲むお酒ってイメージがあります。

今日の晩御飯は、レトルトカレーにトマトを入れたもの。
合わせると、ワインが負けてしまうけど、タンニンだけしっかり残って、ただ渋い印象。
でも、ワインがあった方が食事が美味しくなりますね。

おつまみのピーナッツチョコレートに合わせると、渋みが強くなってダメ。

食事が終わって、ワインだけになっても意外と飲めます。
ひんやりクールな印象が良いですね。
香りは相変わらずダメですが、まあ我慢出来る許容範囲内。

ちょっと飲みにくい感じはあるものの、合わせる食事によっては活きてくるワインではないでしょうか。

少し残ったので、次の日も飲んでみたら、ちょっと印象が変わりました。

一日経った方が美味しいですね。
すっきりした味わいで全体にまろやかになってます。

ひょっとしたらデキャンタージュした方が美味しいタイプかもしれません。
まあ、この価格帯でデキャンタージュすることはないですけどね。

見た目もちょっと高そうで、なかなか気になるワインですね。
これはまた飲んでみたいと思います。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)


2015/01/03

シャトー・ピエルセル 白 2011

シャトー・ピエルセル 白 2011
シャトー・ピエルセル 白 2011
CHATEAU PIERROUSSELLE BLANC 2011

フランス:ボルドー地方:A.O.C.アントル・ドゥ・メール
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、ミュスカデル20%

町田の藏家さんで、税抜き1200円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>熟した果実、ややライチ、後半は柑橘系
<花・植物>青草香、グリーン系のハーブ
<香辛・芳香>やや硝煙、石灰のようなミネラル
<化学物質>なし
香りの印象:最初に強いアロマティックな印象があったが、その後落ち着いてソーヴィニヨン・ブランらしい青っぽい印象に

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:フレッシュ、爽やか
苦味:爽やかさを与える
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
爽やかな柑橘系フルーツ

【評価】
すっきりしたドライな飲み口で、スレンダーなボディとしっかりした酸味で、爽やかなまとまり

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やしても良さそうだけど、ちょっと温度上げてみても変化がありそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、オレンジがかった中庸な濃さのイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、最初に強いライチのような果実香がありましたが、その後落ち着いて柑橘系の印象、青草香や硝煙、ミネラル感もあり、ソーヴィニヨン・ブランの印象が強めです。

味わいは、すっきりしたドライなアタックから、爽やかな酸味と柑橘系の果実感がひろがり、スレンダーなボディで、やや長めに味わいが続き、さっぱりしたキレイなフィニッシュ。

グラスに注いだ時はセミヨンの果実感があって、その後ソーヴィニヨン・ブランの爽やかさが出てきて、フィニッシュにはミュスカデのサッパリ感みたいなものが出てくる。
それぞれしっかり役目を果たしている感じでしょうか。

バランスもよくて、第一印象は良いですね。
若干アルコールが浮いた感じがあって、ちょっと気になりますが。

爽やかさがあるので、ワインだけでも美味しいですが、ドライで辛めなので食べ物が入った方がワインが活躍しそう。

今日の晩御飯は、衣にバジルが入ったチーズチキンカツ。
お互いの香りもたって、バランスも良くて、ちょうどいい感じで合いました。

スレンダーでさっぱりした味わいなので、フライには特に合わせやすい感じですが、合わせる食事の幅は広そうですね。
食事が終わって、トマトバジル味のラスクにあわせてもバッチリでした。

ワインだけになっても、チャーミングな果実感で、美味しいですね。
最初はドライな印象でしたが、時間が経つとフルーツ感もグッと出てきました。

コストパフォーマンスも高いと思います。
良いワインですね、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ピエルセル 白

※サイトより引用
パリ・コンクール金賞授賞ワイン
熟した果実の甘くフルーティーな香りが豊かで、程よく厚みがありながら、それでいて飲み口は爽やかなのでとても親しみやすい印象です。
貝類や白身の魚などと相性が良くてカジュアルな感覚で気軽に楽しめるのがこのワインの長所です。
ボルドーの老舗ネゴシアン、タイヤングループが葡萄栽培からワイン瓶詰めまで一貫した生産・品質管理とトレーサビリティーを実現し、その高品質なワインの証しとしてボトルの肩にクオリティーチャートのマークを刻んでいます。
ワインの供給元はジネステ社さんです。

2015/01/02

エール・ド・リューセック 2011

エール・ド・リューセック 2011
エール・ド・リューセック 2011
R de Rieussec 2011

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%

町田の藏家さんで、税抜き2933円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きがある、色付きが良い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>南国系果実
<花・植物>蜂蜜、タバコの葉
<香辛・芳香>バタークリーム、樽香、硝煙
<化学物質>なし
香りの印象:温度低めのせいか、閉じているのか、香りが弱め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やか、フレッシュ
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、まろやかな、フレッシュな
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
チャーミングなオレンジのような甘みのある果実感

【評価】
ライトでフレッシュ、甘みのあるフルーティな味わいで、樽の影響でコクもある。

【供出温度】
11-14度 フレッシュでフルーティながら深みと厚みがあるので、やや温度高めの方が楽しめそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、オレンジがかった少し濃いイエローで、強めの輝きがあります。

香りは弱めで、南国系の果実感とちょっと酸化をイメージさせるリンゴ、蜂蜜やバタークリーム、時間が経つと樽の影響が強めに出てきて、後半はほぼ樽の印象。

味わいは、軽めでフレッシュなアタックから、じわっと甘みとフルーツ感が心地よく広がり、爽やかな酸味としなやかなボディが支えて、とても心地よい印象でフィニッシュ。

セミヨン多めのボルドーブランのお手本のような、さすがのまとまりですね。
心地よい甘みがあってフルーティ。ワインだけでどんどん飲めるタイプです。

大事な日に開けたい、プレミアムなワインですが、自宅でも十分楽しめるクラス感がまた良い感じ。
樽の印象がこれからどう変わってくるかが、ちょっと気になるところです。

飲み進むと、舌に残るワックスのような感じが、ちょっと気になってきました。

今日の晩御飯は、ブリの塩焼きと、焼きタラバ、おせち、の正月メニュー。
焼きタラバとブリの塩焼きは、ピッタリ合わないけど、食事の邪魔をせずにそれになりに問題なし。
おせちでは、栗きんとんがピッタリ合いました。

酢だこは酸味が強くてイマイチ、伊達巻は卵の印象とあわなくてイマイチ、あとは何となく問題なしって感じです。
ピスタチオもバッチリ良く合います。

このワイン、樽香はあるものの、香りの主張が強くないのと、ライトなボディなので、家庭料理にも合わせやすそう。

食事が終わってワインだけでも、ほんのり甘みとフルーツ感で、そのまま美味しいタイプですね。
ニューワールドと違った、大人なチャーミングさを持っている、フルーティでカジュアルな感じ。

とても可愛らしい大人な女性なんだけど、人生の深みも知ってる、って感じ?

安心して人に薦められる1本だと思います。

■楽天ショップへのリンク

R(エール)・ド・リューセック[2009]年・AOCボルドー・ブラン・セック"R" de Rieussec [2009]

※サイトより引用
ソーテルヌ・アペラシオンの中心部に近づくと、シャトー・リューセックとその見晴らしい台が最も高い丘の斜面に見えてくる。ガロンヌ河の左岸を見下ろすファルグとソーテルヌの丘の斜面に広がるリューセックの畑は、ディケムに次ぐ標高にある。ボルドーのシャトーとしてはまったく驚きだが、単一区画の畑となっており、そのかなりの部分が神聖なるディケムの畑に隣接している。
リューセックは常に傑出した評価を得てきたが、1971年にアルベール・ヴュイエールに買い取られてからは、新樽が増えたことと、ボトリティス菌が多いブドウだけを収穫するためにより頻繁に畑に出るようになったことによって、品質がさらに大幅に改善された。実際には、リューセックの批評家の中には、ヴュイエールのワインは、熟成すると色があまりにも濃くなりすぎる(例えば1976年のように)と主張する者もいた。ヴュイエールは、リューセックをドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトに売却した。ロートシルトは、リューセックのワインづくりのためなら金を惜しまず、妥協を許さなかった。その結果、常にこのアペラシオンの最高の3つか4つに数えられる。真に深みのあるワインができ上がった。おそらく、裕福なコレクターたちは、2001年、1990年、1989年、1988年のどのヴィンテージが最も深みのあるリューセックであるか、何十年にもわたって論議し続けることだろう。
リューセックはまた「R」と呼ばれる辛口の白ワインをつくっている。このようなワインはキャッシュフローの問題を大幅に解決してくれ、「R」は辛口のソーテルヌの中で最も人気のある最良のワインの1つである。

ラフィットのロスチャイルド家所有のグランクリュ第1級シャトー、リューセックの辛口白ワイン!!リューセックの貴腐ワイン用のブドウ収穫が始まる前に厳選して摘みとられたわずか30%のセミヨン種とソーヴィニヨン種から造られる貴重なソーテルヌ地区を代表する辛口白ワイン!!
数ヶ月の樽熟も行われるため、ボルドー高級白ワインの個性豊かな持ち味が楽しめます。さすがラフィット ロートシルト家!! の辛口白ワイン!!ですねっ!!

2014/12/30

シャトー・カマンサック 1992

シャトー・カマンサック 1992
シャトー・カマンサック 1992
Chateau Camensac 1992

フランス:ボルドー地方:オー・メドック地区:A.O.C.オー・メドック グラン・クリュ・クラッセ第5級
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%

町田の藏家さんで、5080円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:熟成感のあるオレンジがかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:熟成感がある、健全な

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>ドライフルーツ、プルーン
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>オリエンタルスパイス、燻製肉、なめし革
<化学物質>なし
香りの印象:熟成感がある、まだ少し閉じた印象?

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:なめらかな、やわらかな
タンニン分:きめ細やか、緻密
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
チャーミングな赤い果実とプルーンのような熟成感の両方

【評価】
熟成感のある香りに、スッキリとしたフレッシュさを残した味わい。ちょっと酸っぱくなってるけど、まだ何とか大丈夫。

【供出温度】
14-17度 22年熟成ワインながらスッキリとした軽さがあるので、あまり温度高めじゃない方が良さそう。

【グラス】
大ぶり

【デカンタージュ】
デカンタージュしたてはまだ閉じた印象ながら、急激に酸化が進む可能性もあるので、飲む直前に行い、様子を見た方が良い。

【総評】
外観は、熟成感のあるオレンジがかった濃いルビー、底がうっすら見えるくらいの透明感で、輝きも強めです。

香りは、最初に華やかなスミレのような香りが立ちますが、その後ドライフルーツやプルーン、乾燥肉やなめし革、オリエンタルスパイス、重い閉じた印象があって、やや地味な印象。

味わいは、軽めでスッキリした飲み口で、ちょっと酸化した印象があるものの、ヒンヤリしたクールさがあり、スリムなボディで軽やかなジューシーなフィニッシュ。

澱を除くためにデカンタージュして、とても良い香りが広がって期待感があったのですが、グラスに移して回すと華やかな香りは飛んでしまい、重い印象になってしまいました。
一口目が酸っぱくて、これはダメだったか~、という印象でしたが、少し時間を置いたら、それなりに飲める感じになってきましたね。

香りはイマイチ、味わいはスッキリとした飲み口ですが、若いワインには絶対出せない「軽さ」をもっていて、熟成ワインの奥深さを感じます。
いろいろなものが削ぎ落とされて、達観したような味わい?
いい意味で枯れてる感じですが、爽やかで前向きな、明るい印象で、人に例えると、いつもニコニコ明るくて、おしゃれな人気者のおじいちゃん、って感じ?

食事と合わせるとまた印象が変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、牛肉の「ヒレ」と「ミスジ」を塩コショウで焼いたもので、つけダレは「わさび醤油」。
すっきりした中に熟成感があって、醤油との相性もバッチリなので、食事が入るとイキイキしてきますね。

牛肉をわさび醤油であわせると、普通の赤ワインはタンニンが余ってしまいますが、熟成したワインにはちょうどいいですね。

食事が終わってビーフジャーキーに合わせてみると、ワインが負け気味だけど最終的にはフォローする感じ。

ちょっと酸っぱくなっているけど、ワインだけでも楽しめます。
角がとれていて熟成感もあり、しっとりしているので、食事が無くてもじわっと味わい深いです。

香りはいつまでたっても閉じてる感じで、もうちょと時間がかかるのかも。

でもボディが限界なので、これ以上時間をかけるとワイン自体が酸っぱくなって飲めなくなってしまいそうですが・・・

・・・と思いきや、このワイン全然弱らないどころか、どんどん良くなってきてますね。
底力があるのか、ただ酔っ払ってるだけなのか。

デカンタージュしてから8時間後、チャーミングな印象に変わってきました。
しかもグラスに入れて10分以上経ってからよくなってきますね。

二日目に良くなるタイプかもしれません。

熟成ワインの深淵を垣間見せてくれるという点ではとても良いのですが、ただ良さが出てくるまで時間がかかるので、ちょっと面倒くさいかも。

最終的にはとても良い印象です。
おだやかで、優しい、色気のある、枯れたおじさん、って感じ。

次の日に飲んでも全然大丈夫、というか香りが立ってきてました。
奥深さを感じるワインです。

■関連リンク

シャトー・ド・カマンサック 2006

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【全商品ポイント10倍!!】【自社直輸入品】[2010] シャトー・カマンサック /オー・メドック フランス ボルドー / 750ml / 赤【楽ギフ_包装】

※サイトより引用
メドック格付け第五級
お手頃格付けシャトーの代表格!
特級格付五級ながら、知名度があまりなかったカマンサック。
サン=ジュリアンの西、グリュオ・ラローズの奥のサン=ローラン村という、目立たない場所に位置しているのもその理由のひとつかもしれません。
加えて、1970年代までは「興味を欠く、凡庸なワイン」と注目を浴びることがなかったカマンサック。
しかし、1967年にフェルネール兄弟が買収して以降、しなやかさと果実味が強調された高品質ワインに変貌しました。
フォルネール兄弟はスペインのリオハ地方にあるワイナリー、マルケス・デ・カセレスでつくられるモダンなスタイルのワインでよく知られています。
また、カマンサックの復活には欠かせなかった人物が、ボルドー大学で醸造学の講師をしていた天才醸造学者、エミール・ペイノー氏。
彼は、伝統的な手法に縛られない様々な手法を生み出し、現代のワイン醸造学を造ったと称せられています。
フォルネール兄弟とペイノー氏の手によって、復活を遂げたカマンサック。
ロバート・パーカー氏も、「格付けシャトーの中で最も知られていないシャトーのひとつ」とは言いながら、1990年代以降は、『よい凝縮味を持つ、率直で毅然としたスタイルのワインである』と評価しています。

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