2017/08/26

クロード・ヴァル 赤 2016

クロード・ヴァル 赤 2016

クロード・ヴァル 赤 2016
CLAUDE VAL ROUGE 2016

フランス:ラングドック・ルーシヨン:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ50%、カリニャン25%、シラー15%、メルロー10%

ヤオコーで、税抜き898円で購入。

【外観】
清澄度:少し濁っている?
輝き:強め
色調:若々しい紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実
<香辛料・芳香・化学物質>血液、鉄さび
香りの印象:まだ閉じているようで、ほとんど香りがしない

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、なめらか
タンニン分:サラサラした、シルキーな
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:中程度
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感

【評価】
ライトでフルーティでカジュアル、スッキリしたクールな心地よさがある

【供出温度】
14-16度(夏場) あまり冷えすぎると渋みの収斂性が出てくるので、ちょっとヒンヤリくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
香りが閉じているので、飲む直前にデカンタージュしてもいいかも

【総評】
外観は、紫がかったフチをした濃いガーネットで、輝きがあります。

香りは、還元状態で閉じてて、良く分からず。

味わいは、軽めのアタックから、チャーミングな果実感とほんのり甘み、優しい酸味がじわっと広がり、クールでフレッシュな心地よい印象が続いて、渋みがしっかり締めて、少しえぐ味の残るフィニッシュ。

香りは完全に閉じているのですが、飲みくちの心地よさやバランスの良さは、さすがにドメーヌ・ポール・マスって印象ですね。
かなり期待して開けましたが、その期待を裏切りません。

このワイン、2014年と2010年を飲んでますが、

2014年
優しくチャーミングで幸せ感たっぷりな味わいだけど、ワインとしての品格を持っている。
2010年
濃いけどフルーツ感がいい、しっかりした強さがあってワンランク上の印象。
という評価。

2016年は、2014年と同じく優しくチャーミングで幸せ感たっぷり、というタイプですね。
香りが開いてくるとさらに良くなるかもしれません。

今日の晩御飯は「海南鶏飯(シンガポールチキンライス)」。
ライトな肉料理なので、赤ワインは合わないかと思っていたら、意外と良く合います。

かぼすこしょう(ゆず胡椒のかぼす版)を加えても、ワインに良く合いました。

おつまみの「ビアサラミ」は塩気が強いせいかちょっと違和感があります。

残ったワインを冷蔵庫に入れて次の日に飲んでみたところ、香りが開いてきました。
南仏らしい、ガリーグのようなハーブ感やドライフラワーのような、とても華やかな印象です。

ここまでくると、1000円弱という価格帯を完全に飛び抜けてますね。
コンディションが最高の状態だったら、倍の価格でもおかしくないと思います。

すぐ飲みきらないで一日置いてみる、というのがオススメですね~。
最初にデカンタージュしてみるという手もあるかも。

このワイン、おすすめです!

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2017/08/15

コノスル ヴィオニエ ビシクレタ 2016

コノスル ヴィオニエ ビシクレタ 2016

コノスル ヴィオニエ ビシクレタ 2016
Cono Sur Bicicleta Viognier 2016

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ100%

酒のいしかわの通販で、6本セット5166円、1本あたり861円で購入。
参考価格は、734円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:かすかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>パイナップル、ライチ、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ、ミネラル
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:優しい
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多めの残糖
酸味:爽やかな、しっかりした
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:まろやかな、ねっとりした
アルコール:強め
余韻:少し長めに続く

【フレーヴァー】
南国系果実

【評価】
フルーツ感が強く甘みのある、カジュアルなまとまりだが、アルコール度は強い。

【供出温度】
11-14度 果実感、酸味、甘み、アルコールそれぞれが強いので、温度が上がってもあまりダレない

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡めの、かすかにオレンジがかったイエローで、輝きは弱めです。

香りはアロマティックで、パイナップルやライチ、キンモクセイ、ハチミツ、石灰のようなミネラルなど、フルーティでカジュアルです。

味わいは、優しいアタックから、南国系の果実感と豊かな甘み、しっかりした酸味が一気に広がり、ふっくらしたボディでスーッと続いたあとに苦味とえぐ味が出てきて、ややアルコールの辛さを感じる、余韻のあるフィニッシュ。

一口飲んで、充実感と満足感を感じさせるワインです。
「ヴィオニエ」で造られる代表的なワインといえば、フランスのローヌ北部地域の「コンドリュー」。
コンドリューなんて、もう随分長いこと飲んでませんが、普段からよく飲むシャルドネやソービニヨンブランと違う、ちょっとワクワク感があっていいですよね。

今日の晩御飯は、「チキンカツ」。
中濃ソースとマスタードでいただきました。
このワイン、やはり派手な印象があるので、家庭料理にはイマイチフィットしません。

ちょっとジュースっぽくなりますね。

おつまみで「ベビースター ラーメンおつまみ」に合わせると、お互いマイペースで、まったくフィットしませんが、まあ良いじゃんって感じで邪魔はしませんね。

カジュアルでフルーティなので、あまり食事に合わせるイメージはありませんが、パーティとかバーベキューとかには良さそうです。

ちなみに裏ラベルには「寿司、帆立貝のバターソース、中華料理、クリームシチュー」とあります。
チーズやクリーム系の料理はいいかもしれませんね。

帆立貝のバターソースは、料理がちょっともったいないのでは・・・と思ってしまいますが。

人に例えると、とにかく元気で周りを明るくする若い女子、みたいな。

品種の個性がしっかり出ていて良いワインだと思います。

■関連情報(コノスルのワイン)


2017/08/12

モンルデュック ミュスカデ 2015

モンルデュック ミュスカデ 2015

モンルデュック ミュスカデ 2015
Monleduc Muscadet 2015

フランス:ロワール渓谷地方:A.O.C.ミュスカデ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ミュスカデ

ヤオコーで、税抜き998円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
外観の印象:若い、色づきが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、梨、柑橘系、シロップ漬けのモモ、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>シュール・リーのような酵母、石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やさしい、きめ細やか
苦味:穏やか
バランス:まろやか、ふっくらしている
アルコール:やや弱め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感

【評価】
チャーミングな果実感があり、ソフトで優しい味わい

【供出温度】
11-14度(夏場) ふんわりと優しい味わいなので、冷しすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、輝きが強めです。

香りは、シュール・リーのような酵母、白い実の果実、柑橘系、白い実の果実、シロップ漬けのモモ、グリーン系のフローラル、石灰のようなミネラルなど、ミュスカデらしい香り。

味わいは、軽めのアタックから、爽やかな果実感とほんのりした甘み、優しい酸味が穏やかに広がり、細身のボディながら旨みがじわっと沁みて、心地よい静かなフィニッシュ。

ちょっと後味にえぐ味が残りますかね。
でもとてもいいまとまりのワインだと思います。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランのような強さはありませんが、穏やかにじわっと沁みてくるような味わいがあります。
ジャンルとしては甲州に近いですが、やはり欧州品種の印象がありますね。

香りは時間が経つとちょっと生っぽくなってきますが、まあ個性として許容できる範囲でしょうか。

今日の晩御飯は「アジのソテー」と「茹で鶏梅肉和え」。
ワインが軽めなので、食事との相性はいいですが、フィットするかというと、やはりワインの香りが主張してちょっと違和感があります。

和食には合わせにくそうなタイプです。
似ているようでもやはり甲州とは違いますね。

「ジャイアントコーン黒胡椒味」には、パーティ的に良く合います。
「コリコリホルモンせんじ揚げ」は距離感があって並行線。
「ココナッツチップス」は、いい感じで良く合いました。

爽やかでミュスカデらしい味わいで、1000円を切る価格はコストパフォーマンスが高いと思います。

■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2017/08/11

デ・ボルトリ ウィローバンク シラーズ カベルネ 2015

デ・ボルトリ ウィローバンク シラーズ カベルネ 2015

デ・ボルトリ ウィローバンク シラーズ カベルネ 2015
De Bortoli Willowbank Shiraz Cabernet 2015

オーストラリア:サウス・イースタン・オーストラリア
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン

ヤオコーで、税抜き760円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや軽め
色調:若々しい紫がかった色調の濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カシス、ジャム、タバコ、メントール
<香辛料・芳香・化学物質>黒胡椒、シナモン
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、強め
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
フルーティでカジュアル、メリハリがあってスパイシー

【供出温度】
17-20度(夏場) あまり冷えすぎると渋みが強く出てきそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、カシスやジャム、シナモン、黒胡椒、メントール、タバコなど、メリハリがあってスパイシー。

味わいは、やや軽めのアタックから、カジュアルな果実味と甘み、フレッシュな酸味がパッと広がり、細身ながらスパイシーな印象で、じわっとタンニンが締めながら、ジューシーなフィニッシュ。

メリハリがあってスパイシーな味わいですね。
果実感もたっぷり、甘みもあって、酸味もフレッシュ、タンニンもしっかり効いています。
ディズニーランドで働いているキャストのような、元気の良さを感じます。

ワインだけで飲めるタイプですが、食事と合わせるとどうなるでしょう。

デ・ボルトリのワインは安くて美味しいブランドですが、このワインはちょっと主張が強すぎな感じもしますね。

今日の晩御飯は、「豚肉のカレーソテー」。
力関係はちょうどいいのですが、バチバチ当たって、ケンカしているような印象になってしまいます。

おつまみの「ジャイアントコーン黒胡椒味」は、パーティ的に良く合います。

「ぽるとがる酒場 ピリピリ」でテイクアウトした、炒めたオリーブに合わせるとかなりいい感じで合いますね。

優しさはあまりなくて、イケイケな感じで、最後まで全開で突っ走るような印象。
香りも華やか、味わいはスパイシー、攻めてる感じです。

コストパフォーマンスはとても高いと思いますね。
このシリーズ一通り飲んでみたくなりました。

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■関連リンク(ヤオコーのワイン)


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