2008/12/31

メゾン・ジュリエ コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・シラー(仏:ローヌ地方:クローズ・エルミタージュ:03)\2780
・ピノ・ノワール(仏:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:03)\1980
・カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルド(仏:メドックAC:03)\1260
・モナストレル60%、テンプラニーリョ40%(スペイン:D.O.バレンシア:99)\920

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

メゾン・ジュリエ コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 2003
【外観】
極端に明るいルビー色。
底まではっきり見える。
クラレットって感じ?
粘性はやや強く、色味は落ち着いている。

【香り】
赤系フルーツ。
チェリー、ややイチゴ。
ややグリーン系のハーブ。
なめし革。
鉛筆の芯やインクのような印象もあり。

【味わい】
セックでミディアムボディ。
酸味はしっかりしていて、渋みは少ない。
後味はキレイに消える。
軽めの口当たりながらボディはしっかりしている。

【判定】
極端に明るい外観はピノ・ノワール。
香りも印象も、赤系のフルーツとなめし革でピノ・ノワールらしい。
生産年の選択肢は03以前しかないが、若々しさのある飲み口。
2005、2006くらいでもおかしくないくらい?
味わいもセックで独特な酸味の収斂性がピノ・ノワールらしい。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

まあ、サービス問題ってことで。

【総評】
メゾン・ジュリエ コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 2003
MAISON JULIE COTE DE BEAUNE VILLAGES 2003

フランス:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール(のみかどうかは不明)

※Cote de Beauneの赤で認められている品種
・Pinot Noirien ピノ・ノワイアン(ピノ・ノワールの別称)
・Pinot Gris ピノ・グリ
・Pinot Liebault ピノ・リエボー
 補助品種(15%以内)
・Chardonnay シャルドネ
・Pinot Blanc ピノ・ブラン
・Pinot Gris ピノ・グリ

リカーランドトップで、1980円で購入。

上品でちょっぴりチャーミングな感じのあるピノ・ノワールです。

コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュACなので、ブルゴーニュACよりワンランク上のAOCで、1980円というのは破格な印象があります。

ボリューム感は、2000円前後くらいの感じですが、スッキリ感のある上品な味わいです。

2000円弱のブルゴーニュとしてはとってもお買い得、おすすめです。

今年最後のワインがおいしくて良かった。

【カミさんのコメント】
これはおいしいね。
2980円くらいでもおかしくないくらい。

2008/12/30

ワインテイスティング4コマまんが:シャルドネ

 
タイトル:シャルドネ
シャルドネを当てるのはムズかしい。

セミヨン?ブブー、シャルドネ。

なのでシャルドネの特徴が分かってきたときはとても嬉しかった。

でもやっぱりムズかしい。

シャルドネは変幻自在な品種なのでムズかしいですよね。
ブラインドテイスティングで良く外すんです。。

2008/12/28

ラス カレータス NV(ブラインドテイスティング:外す)

・セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドーAC:07)\1580
・甲州(日本:山梨県:05)\1320
・ユニ・ブラン、コロンバール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ジェール:NV)\858
・マカベオ(スペイン:レバンテ地方:イエクラ:NV)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラス カレータス NV
【外観】
やや濃い黄色。
輝きある。
少しオレンジがかっている。
ディスクは厚めで粘性は強い。

【香り】
蜜のような甘い印象。
青リンゴのような酸味を感じる果実香。
グラスを回すと、少し熟した感じのモモやカリンのようなイメージになる。

【味わい】
酸味が強く、シャープな口当たり。
セックでボディはスレンダーな印象。
後味はすっきりしているが、少し苦味が残る。

【判定】
しっかりと色味の強い黄色。
輝きもあり、低価格のワインでは無さそう。
香りはリンゴのイメージと樽のニュアンスがあり、ボルドーっぽい。
味わいはシャープで、切れのいい飲み口ながらしっかりとしたボディがある。
なんだかいかにもボルドーなんだけど、やや色合いと香りに熟成感があるのが気になる。
ただ樽の影響とも考えられる。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブーー

な・・なんとマカベオ、スペインでした。。

【総評】
ラス カレータス NV
Las Carretas NV

スペイン:レバンテ地方:イエクラ:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:マカベオ?

リカーランドトップで、580円で購入。

やはり、07でこの熟成感は無いよなー、と反省しつつ、でもこの価格差を間違えるってのはちょっと反省ですね。

マカベオはスペインのスパークリングワイン、カヴァに使われる品種ですね。
もちろんスティルワインもあり、以前飲んだワインではヘーゼルナッツの香りが特徴的でした。
ラスゴン・デ・マリア ブランコ 2003

ナッツ系の香りという点では、あるある、って感じです。
バターまでいかないけど、植物系の油脂くらいの香りがします。

リンゴ系の香りは熟成に由来する香りじゃないかと思うので、品種の特定にはならないのかな。

このワイン、580円って価格の印象ではないですね。
価格当てに定評のある(?)カミさんも、980円くらい?って言ってました。

お買い得感はありますが、やや過熟した印象があるので、そこは好き嫌いがありそうですね。

飲み進むと、だんだんスペインの白らしい個性的な香りが出てきます。
ラフな表現ですが、ちょっとシェリーっぽいんですよね。

かなり酸っぱいのですが、柑橘系のフルーツの酸の感じで、なんだか酸っぱいミカンのようなイメージです。なかなか人に薦めにくいワインですが、個人的には好きなタイプですね。

580円だとかなりお買い得感があります。

2008/12/27

シャトー・ファバス アレキサンダー 1997(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(仏:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:03)\1980
・ムールヴェードル シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォアAC:97)\1280
・カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルド(仏:メドックAC:03)\1260
・モナストレル60%、テンプラニーリョ40%(スペイン:D.O.バレンシア:99)\920

の4本のうちから1本を選んでもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ファバス アレキサンダー 1997
【外観】
黒っぽい落ち着いた色合い。
オレンジがかっている。
やや濁りを感じる。
透明度は少しあり、底がうっすら見えるくらい。

【香り】
濃縮感のある果実。
スミレのようなフローラルな香り。
濡れた落ち葉のような熟成感のある香り。
グラスを回すと、なめし革と鉄さびのような香りがしてくる。

【味わい】
酸味が強く、やや収斂性を感じるアタック。
ミディアムボディくらいで、あまり厚みのないボディ。
かなり酸味のたった、ちょっとキツイ印象。
まろやかさやふくらみは感じない。

【判定】
かなり熟成感を感じる外観。
97のミネルヴォアか、99のスペインだろうと思われる。
香りの印象はボルドーっぽさを感じる。
スミレの香りが華やか。
でも飲み口はかなり、酸味の強い感じ。
スペインはグランレゼルヴァなので、樽熟成も長いタイプ。
ミネルヴォアはシラーが入っているがその印象は無い。
酸味がたっている感じとボディのやや軽い感じがどうもテンプラニーリョっぽい。
あと可能性があるのはメドックだけど違うんじゃないかな~。

ファイナルアンサーで、モナストレル、テンプラニーリョ
で、ブー

ムールヴェードル シラーでした。

【総評】
シャトー・ファバス アレキサンダー 1997
CHATEAU FABAS ALEXANDRE 1997

フランス:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォアAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:モナストレル60%、テンプラニーリョ40%

町田の蔵家さんで、1280円で購入。

10年以上熟成したムールヴェードル、シラーです。
モナストレルとムールヴェードルは同一品種の別呼称(シノニム)なのでもう一つの品種、テンプラニーリョかシラーか、がポイントでしたね。

熟成感はありますが、そんなに奥深さを感じるタイプではありません。
酸味は強いですが、酸化してるってほどでもないので、コンディション自体は問題なさそうです。

ちょっと滓があるんですが、デキャンタージュしないで飲んでいるのでちょっと濁ってますが、口あたりが悪いほどではありませんね。
逆にコクが出てる?って感じもします。

このへんの感覚は人それぞれで、ちょっと滓があってもカラフェに移さないと気持ち悪い人と、多少の滓は一緒に飲んじゃうって人がいますね。

強い酸味も慣れてくると、その奥になかなか味わい深いものがあって美味しくなってきました。

やや酸味が強いので家庭料理には合わせにくいですが、チキンのグリルには良く合いました。
ちょっと軽めなので、チキンくらいが良さそうです。

なめし革と鉄さびの印象は以前飲んだスペインのモナストレル(ムールヴェードル)にもありましたね。
モナステリオ・デ・サンタ・アナ モナストレル 2006
ムールヴェードルの特徴なんでしょうか?

飲み進むとやっぱり酸味が気になります。
誰にでも美味しく感じるタイプではなさそうですが、個性的で悪くないワインです。

【カミさんのコメント】
このワインおいしいね。

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