2007/09/30

ラウル・クラージェ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2004

ラウル・クラージェ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2004
RAOUL CLERGET Bourgogne Pinot Noir 2004

フランス:ブルゴーニュ地方
アルコール度:12.5%

伊勢丹で、1500円で購入。

【外観】
そこが完全に見える程度の透明感。
艶っぽくて深みがあって、しっかりした印象。
粘性もそこそこ。
色味は少し落ち着いた印象で、深みのあるルビーって感じ。

【香り】
金属的な印象を感じる、なめし革香が主体。
ちょっとケミカルっぽい?って印象も受ける。
この間、ブショネ(ではないか)で飲めなかったブシャールのピノ・ノワールも少しこんな印象があった。
樽の影響かどうか分からないがやや焦げっぽい香りもあり、深みを与えている。
香りはそれほど強く無いが、軽やかで上品、でも硬派な印象。

【味わい】
なめらかでやさしい口当たり。
収斂性が少しあり、渋みも感じるが、それが程よいアクセントになっている。
飲み口が大変軽く、清涼感を感じるが水っぽい感じではない。
とてもバランスよくまとまっている。

【まとめ】
軽いがとても良くまとまったピノ・ノワール。
しっかりとした芯をもっているような印象で、軽くても安っぽさはない。
飲み口はとてもセックで、甘さはほとんどなく、爽やか。
香りも飲み口も、重さを全然感じないが、ちょっとケミカルな印象があるのがやや気になる。
アルコール臭もちょっとあるのかな?
やや力が弱く、酸化が早そうな印象もある。
全体のまとまりは好印象なんだけど、ケミカル臭とかちょっと気になる部分もある。
時間がたつとちょっと水っぽさも感じてきた。

【カミさんのコメント】
飲みやすい。
おいしい。
値段は2500円くらい?
でも、ずーっと同じ印象でちょっと飽きるかな。

ブラインド・テイスティング ピノ・ノワール 当てる

ピノ・ノワール(ブルゴーニュ)\1500
・シラー(米:デリカート)\1100
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング

【外観】
明るいルビー色。
色調は落ち着いた紫。
底が見えるくらいの明るさ。
ちょっと炭酸を含んでいるような印象。
粘性はそこそこ。
ほぼピノ・ノワール。

【香り】
ピノ・ノアール独特のなめし革香がする。
ちょっとミネラルやケミカルっぽさもある。
このあいだのブショネだったブシャールにちょっとつながる印象。
ちょっとスパイシーだけど、この鉄っぽいなめし革の感じは明らかにピノ・ノワール。

【判定】
飲まずに判定。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

だって他の2本は何度も飲んだことあって、明らかに違うんだもの。

2007/09/29

シノン ロゼ ドメーヌ・ランベール 2005

シノン ロゼ ドメーヌ・ランベール 2005
CHINON ROSE Domaine Pascal Lambert 2005

フランス:ロワール地方:トゥレーヌ地区:シノン
アルコール度:12.5%

ル・ヴァン・ヴィヴァンで、1838円で購入。

シノン ロゼ ドメーヌ・ランベール 2005 ボトル ラベル
【外観】
やわらかく、おとなしい色調。
ややオレンジっぽい印象。
粘性はわりと強い。

【香り】
フルーティで、南国系のフルーツの香りや、ヴァニラの香りも感じる。
ややシャンパンっい炭酸やシュールリーのような印象、それからミネラルの印象もある。
基本的には白ワインのイメージ。
ソーヴィニヨン・ブランっぽいのかな?
そこに微妙なスパイシーさやなめし革のようなニュアンスが加わってアクセントになっている。

【味わい】
ほんのり甘さを感じる味わい。
スッキリとしていて、余韻もキレイに消える。
セックではないが、ベタベタもしていない。
軽くジュースっぽい酸味だが、悪い印象は無い。

【まとめ】
思ったより甘さを感じて、かなり軽い飲み口だが、すっきりしておいしいロゼ。
スパイシーさはほとんど無くフルーティさとミネラル感が強い。
すっきりとした白ワインに赤のコクを軽くプラスしたって感じかな。
印象としては昼間のオープンテラスで飲むような味わい。
カベルネ・フランなので、もっと深みのある印象かと思っていたが、とてもとっつきやすく飲みやすく、しかも華やか。
というか、飲み易すぎるかな。
でもおいしい。
すいすい進んでしまう。
香りも魅力的で、なんとも言えない魅力的なポイントがある。
一年間試験対策でほとんどロゼは飲んでなかったけど、改めてロゼっておいしい。

【カミさんのコメント】
酸味がワインというよりはフルーツっぽい。
グアバとかイチジクとか。
軽くて飲みやすい。
価格は2500円くらい?軽いけど高そうな感じ。

http://www.azumacorp.jp/content/partners-14.html
http://item.rakuten.co.jp/lvv/303632/
※サイトより引用
オーガニック農法など土壌を大事にした造り手"パスカル ランベール氏"が造る辛口のロゼワインです。
カベルネフラン独特の若々しいベリーの香りとフレッシュで滑らかな酸味が広がります。すっきりとした飲み口のいい仕上がり。しっかりと冷やしてお楽しみください♪

2007/09/28

シャトー・モンタロン2005

シャトー・モンタロン2005
CHATEAU MONTALON 2005

A.O.C.ボルドー・スペリュール
ブドウ品種 : メルロー90%、カベルネ・フラン10%
平均樹齢 : 35年
栽培面積 : 11ha
収量 : 51 hl/ha 
熟成 : ステンレスタンクにて12ヶ月
アルコール度 : 13.5%

伊勢丹で、1300円で購入。

【外観】
少し濁っている印象で、紫色が強くピンクっぽい。
脚は多く現れるが、すーっと早く落ちるので、それほど粘性は強くない。

【香り】
まずは強いスパイス香。
青ピーマンのようなヴェジェタルな香りもふっと感じる。
香りの全体的な印象は、凛としていて背筋が伸びているような硬質なイメージ。
ミネラルっぽいというか鉱物っぽいニュアンスが凛々しさを出している。
フルーツはカシスを中心としているが、それよりもチェリー方向に広がっているような印象。
ジャムっぽさやコンポートのような甘さは無い。

【味わい】
強さが無いので、やわらかく感じるが、収斂性やタンニンはしっかりとあり、しっかりと主張している印象を受ける。
フランスらしいというか、飲みやすくしようといった印象は無い。
まろやかさや甘さは無いが、クールで、清涼感を感じる飲み口はとても良い。
飲んだときにはタンニンや収斂性を感じるが、後味はキレイに消える。
余韻はそれほど長くないが、とても良い印象を残す。

【まとめ】
価格的にはとてもお買い得感を感じるワイン。
作りに雑念が無いというか、とてもスッキリしている。
大変良いのだが、買い置き決定までいかない、なぜだろう?
人に勧めるのもちょっと躊躇してしまう。
ちょっと特徴が捉えずらいのか?
ふっと感じる神経質な印象も普段飲みにはやや重いのか?
華やかでスパイシーなシラー的印象と(シラーじゃないけど)、深遠で哲学的なカベルネ・フラン的印象が交互に現れる。
なんだろう?不思議なワインです。

輸入業者 モトックスのサイト
http://www.mottox-wine.jp/contents/new_wine/2007/09/01/index.html

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