2013/12/31

ランソス・ティント 2012

ランソス・ティント 2012
ランソス・ティント 2012
LANZOS TINTO 2012

スペイン:カスティーリャ・イ・レオン地方:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ100%

リカーランドトップで、990円で購入。

【外観】
清澄度:濃くてわからない
輝き:やや強め
色調:ピンクっぽい紫色の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:野ばらのようなフローラル、グリーン系のスパイス、カシス、ちょっとタバコの葉
香りの印象:華やかさがあるが、ややマイナス要素もある

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:フレッシュ、はっきりした
タンニン分:緻密、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーティ

【評価】
クールでフレッシュ、爽やかな飲みくち、スリムでセンスよくまとまっている印象

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
若々しい、ピンクっぽい紫のフチをした、深い透明感と輝きのある外観で、キラキラしていて、とてもキレイです。

香りは、フローラルな印象とスパイスで華やかさがありますが、重い茎のようなグリーン香もあって、ちょっと荒っぽい感じ。

味わいは、ひんやりとクールな印象で、フレッシュでフルーティなアタックから、酸味が爽やかに広がって、キレイな余韻でフィニッシュ、とても心地よい飲みくちです。

ベタベタした甘さとか重さが無く、スリムにセンスよくまとまっていますね。

第一印象はかなり良く、素直に美味しい、って感じ。

今日の晩御飯は、年越しそばと、刺し身と、おせちの味見と、ローストビーフ。
とりあえず、ローストビーフだけ合わせてみると、ちょっとフルーツ感が強くなるけど、まあ悪くありません。

食事に合わせると、果実味が強くなるので、肉よりはパスタやピザの方が合いそう。

ミックスナッツのアーモンドは良く合って、カシューナッツは、スカッと空振りする感じ。
クルミは苦味が強くなってダメでした。

ワインだけでも美味しく飲めるので、食事が終わってもまったく問題ありません。

安いワインなので、時間が経つと、香りも弱くなって、味わいも落ちてきますが、最初に気分がグッと上がるタイプなので、それはそれでいいかと思いますね。

時間が経つとタンニンがきつく感じてきましたが、しっかりワインらしさを主張する感じで悪くありません。

コストパフォーマンスは十分ではないでしょうか。

■関連リンク

ランソス・ブランコ 2012

2013/12/29

トラディション グラーヴ・ブラン NV

トラディション グラーヴ・ブラン NV
(1)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:05)\1980
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル、ソーヴィニヨン・グリのどれか(仏:ボルドー地方:AOCグラーヴ:NV)参考価格2835円
(3)シャルドネ(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1698

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:小さな気泡がびっしりと内側に着く、若々しい

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:石灰のようなミネラル、柑橘系、麦わら
香りの印象:ミネラル感のみ強く、他の要素がほとんど感じられない

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:シャープ、強め
苦味:爽やかさを与える
バランス:ライトでドライ、やや痩せた印象
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ミネラリー

【評価】
ライトでドライでスッキリしているが、やや痩せた印象がある。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
微発泡かと思うくらい、小さな気泡が内側にびっしりとつく。
キラキラした輝きがあるので、ちょっとスパークリングみたい。

香りは弱めで、ミネラル感が主体。
麦わらのようなグリーン香と、柑橘系の印象も何となくあるような。
この段階では、ソーヴィニヨン・ブラン。

味わいは、ライトでドライで、やや痩せた感じ。
ボリューム感は無く、スッキリ爽やか。
ただ、ちょっと安い感じ。

もうこの段階でシャルドネは消えて、ボルドーの2本に絞られるが、ほぼソーヴィニヨン・ブランで、ミネラル感はグラーヴって感じ。

ただ、価格の印象は1500円くらい?

ファイナルアンサーで、グラーヴ
で、ピンポン

これは、グラーヴらしいのか?

【総評】
トラディション グラーヴ・ブラン NV
Tradition Graves Blanc NV

フランス:ボルドー地方:AOCグラーヴ
アルコール度:不明
ブドウ品種:不明

いただきものなので、価格は不明。
リンベルの通販では、ボルドー紅白ワインセットで5,670 円です。

このワイン贈答用専門みたいで、市販のワインとは価格設定がちょっと違うみたい。

外観は、炭酸を多めに含んでいて、グラスの内側にびっしりと小さな気泡が付着します。
ただ、輝きがあって、キラキラしているので、それはそれで、スパークリングみたいでキレイですね。
色合いはグリーンが強く、いかにも若い感じ。
このワイン生産年が記載されていないので、酸化してないか気になっていたのですが、そこは問題無さそう。

香りは弱めで、石灰のようなミネラル感が強め、ソーヴィニヨン・ブランと思われるスモーキーさとグリーン系の印象もあります。
ただ複雑性とか、上質感は無く、ちょっと安い印象かも。

味わいは、ライトでスッキリしていて、ドライ。
ボリューム感や上質感はありませんが、爽やかなまとまりで、これはこれで美味しいですね。

ただ、やや痩せた感じなので、高そうな感じではありません。
グラーヴってことを隠して飲んだら、1000円くらいかなー。
グラーヴと分かっていても、1500円くらいまで?

ラベルもちょっと安っぽいし、あまり高級感はありませんが、すっきり爽やかな飲みくちは好印象ですね。
余韻に残るフルーツ感がまた絶妙な感じ。
良い意味で、ちょっとドライなチューハイのような印象もありますね。
時間とともに樽の香りも出てきました。

今日の晩御飯は、年末でカニ鍋。
このワインは合いそうだと思っていたら、カニに完全に負けてしまいました。
ワインの軽さというか、薄さが炙りだされて、完全に取り残されます。

カミさんに何も伝えないで価格感を聞いたら、980円。
やっぱりそれくらいの印象かな~。

もらいものとしては、美味しいと思います。
自分で買うものではないので、それはそれでいいのかもね。

2013/12/28

グラシア・デ・チリ ピノ・ノワール 2011

グラシア・デ・チリ ピノ・ノワール 2011
グラシア・デ・チリ ピノ・ノワール 2011
Gracia de chile Pinot Noir 2011

チリ:南部地方:ビオ・ビオ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

グルメシティで、780円で購入。

【外観】
清澄度:かすかに濁った
輝き:弱め
色調:落ち着いたルージュの、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強い
外観の印象:大人しくて地味、やや濁りがある

【香り】
豊かさ:ちょっと鼻を突く感じ
特徴:ケミカル、オリエンタルスパイス、ドライフルーツ、ドライフラワー、茎っぽいスパイス
香りの印象:やや閉じている?

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽め
酸味:フレッシュ、強め
タンニン分:細かく、サラサラしていて、収斂性がある
バランス:スリムだが、残糖の甘みがやや重い
アルコール度:やや軽め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
ライトボディだが、残糖の甘みと収斂性のあるタンニンが、全体の印象を重くしている

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
ピノ・ノワールが780円というのは、私の記憶にある限り、最も安い価格ですね。

外観は、大人しく地味な色調で、輝きも弱めで、ちょっと期待感は薄め。
かすかに濁りを感じたが、輝きがないせいかも。

香りは、ちょっと鼻を突くケミカルな印象があって、ピノ・ノワールらしい、なめし革やドライフラワー、ドライフルーツの印象、そこにちょっと茎っぽい重いグリーン香が入って、全体的には、地味で重い感じ。

味わいは、ライトなアタックから、しっかり酸味があるものの、ぬるっとしたちょっと嫌な甘みがあって、後味は収斂性のあるタンニンとともに、重い感じでフィニッシュ。

全体に暗く重く、どんよりしてて、あまり気分が上がらないタイプですね。
角が取れてて飲みやすいのですが、覇気がないというか。

ジュース感が強い、安いカリフォルニアのピノ・ノワールみたいで、第一印象は良くありません。

今日の晩御飯は、レトルトのアラビアータのパスタ。
トマトソースの酸味が強くて、脂分も少なめのサッパリ系なので、赤ワインとの相性はイマイチです。

このワイン、合わせると、ちょっとワインらしくなります。
ワインとしての自覚が出るって感じ。

食事が終わって、ピスタチオに合わせると、脂っこさが全面に出てきますね。
ピスタチオって、こんなに脂っぽかった?って感じ。
まったく干渉しないパターンはありますが、ピスタチオとケンカするパターンは珍しいかも。

角が取れてて、マイルドで、スッキリと飲みやすいので、人によっては美味しいワインじゃないかと思いますが、個人的はイマイチかな。

■楽天ショップへのリンク

グラシア・デ・チリピノ・ノワール [2011]赤ワイン ミディアムボディ 750ml チリ DO.ビオビオ・ヴァレーGracia de Chile Pinot Noir

※サイトより引用
1996年、コーポラ社はラペル・ヴァレーに新しいワイナリーを開設しました。徹底した温度管理を施した屋内に、9.500kl(約1,250万本分)貯蔵可能なステンレスタンクと4,000丁の熟成オーク樽を設置・保管。
さらに、研究室も併設し、最新鋭の機材をフル活用し、日々厳しい品質管理を行っています。確かな品質と味を備えたワインへ。
コーポラ社のワイン造りは、新たなチリワインの定説を作り上げようとしています。
グラシア・デ・チリ
オレンジは太陽を表しています。
昔からチリでは太陽は”無限のエネルギーや幸福を人々に与える”神に近い存在として敬われていました。
ドス・アンデス社のコーポレート・カラーもオレンジで、人々に幸福を与えられるワインを作り続けようという意味が込められています。
ラベル中央にある銀色のロゴは、チリの国土をイメージしています。その銀色のロゴの上にある点はチリの15州(行政地区)を意味しており、矢印で指した先は有名なワインの産地と実際の中身のワインの産地を示しています。
<テイスティングメモ>
澄んだ輝きのある黄金色。芳醇な果実味と切れの良い酸味の調和のとれたバランスが楽しめます。
チリの首都から500km南下したビオビオ・ヴァレーのブドウを使用。丁寧に手積みされたブドウは選別されプレス機など使用せずゆっくりと窄汁され、20%はフレンチオーク樽にて熟成。マンゴなど南国のフルーツやフローラルの香り、フレッシュでミネラル感があり、滑らかでクリーミーな酸がとのバランスが絶妙です。 
 

2013/12/26

ヴァーサス ホワイト 2013

ヴァーサス ホワイト 2013
ヴァーサス ホワイト 2013
VERSUS WHITE 2013

南アフリカ:WOウェスタン・ケープ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:品種不明

マルエツで、498円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:パッションフルーツ、ライチ、南国系果実、ミネラル、白い花、爽やかなハーブ
香りの印象:アロマティック、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め、炭酸を含んでいる
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:フレッシュ、シャープ
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、フレッシュで爽やか
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーツ感

【評価】
フレッシュでフルーティ、爽やか

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【総評】
若々しい、グリーンがかった、色調で、ギラギラしたグレーっぽい輝きがあります。

香りはアロマティック。
パッションフルーツやライチのような強い果実香が中心で、白い花のような感じやミネラル、爽やかなハーブの印象があって、華やかさがあります。

味わいは炭酸を含んだ、フレッシュでフルーティなアタック。
爽やかでしっかりした酸味と、残糖の甘みがジワッと広がります。
後味はすっきりしたジューシーさが残りますね。

アロマティックで香りが強いので、好き嫌いはあるかもしれませんが、第一印象はとても良いです。
ワインだけでグイグイ飲めるし、気分がとても上がる感じ。
ラベルは地味だけど、味わいはとても派手ですね。

マイナスポイントがほとんど感じられないのも、良い点だと思います。

今日の晩御飯は、コンビニのボンゴレビアンコパスタ。
合わせると、さすがにアロマティックなので、やや絡みづらいのですが、フレッシュ感を加えるって点ではいい感じ。

もっとハーブっぽい香りがメニューの方がいいですね。
バジルのピザとかの方があうのかな。

魚介って感じよりはチキンに合いそうですね。
野菜カレーとかも良さそう。

海外のお土産の、香りの強い、ナッツ入りのチョコレートが、良く合いました。
ガーナチョコだと、ワインのベースの弱さが出てくる、でも美味しい。

ワインだけで独立してる感じは、ジュースと合わせているような印象があるものの、ワインの完成度が高いので、嫌な感じはありません。

最近、南アフリカの低価格ワインの完成度が上がっていて、チリを脅かす存在になりそうですね。

ワインだけで飲んでると、ちょっと後味の苦味が気になってきますが、シュナン・ブラン主体のワンコインワインは希少なので、存在感があります。

カジュアルに楽しむ飲み会とかには良いと思います。
もうちょっとラベルデザインが良ければ、手土産に使えそうですけどね。

■関連リンク(マルエツのワイン)

2013/12/25

モンテマール ロゼ 2011

モンテマール ロゼ 2011
モンテマール ロゼ 2011
MONTEMAR ROSE 2011

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン、カルメネール、ソーヴィニヨンブラン

グルメシティで、480円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:桜色っぽいサーモンピンクの、淡めのロゼ
濃淡:ロゼとしてはやや淡い
粘性:強め
外観の印象:やや大人しい色調に、強めの輝き

【香り】
豊かさ:やや刺激的
特徴:硫黄、白い石のようなミネラル、グリーン系のハーブ、赤くて酸っぱい果実
香りの印象:やや閉じている?硫黄の影響が強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープな、はっきりした
タンニン分:ロゼとしては、やや強めで、ちょっと収斂性がある
バランス:辛くて強め
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーティ

【評価】
ドライでアルコールの印象強めながら、フレッシュで抑えたフルーツ感が心地よい

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
イオン系のワンコインシリーズ、モンテマール。
いままで色々飲んでますが、ロゼははじめてです。

外観は、桜色のようなサーモンピンクで、やや淡めの色調、輝きと粘性があります。

香りは、硫黄が先にきて、そのあとに、ぬめっとしたミネラル感。
石灰のような、小石のような印象ですが、硫黄の影響かもしれません。
そのあとに、微かにグリーン系のハーブ香があり、果実香はアセロラのような、赤くて酸っぱい果実のイメージ。

味わいは、思ったより強めのアタックで、アルコールも主張していて、辛め。
しっかりした酸味と、ジワッとフルーツ感が心地よく広がり、フレッシュでさっぱりした印象ですね。

後味にやや重さが残りますが、ワンコインだったら問題なし。
第一印象はかなり良い方です。

このワイン、ドンドン飲めちゃいますね。
平日の夜中の2時過ぎなのに、こんなに飲んで大丈夫か??

スッキリしてて、ほんのり甘みもあり、ハーブっぽいアクセントが効いてて、ただ飲みやすいだけじゃないところが、このワインのポイントですね。

今日の晩御飯は、八宝菜をごはんにかけた、自家製の中華丼。
このワイン、家庭の中華料理に実に合わせやすいです。

あーもーどんどん行っちゃえー、って感じで進みます。
ワンコインで十分楽しめますね。

おつまみのミックスナッツも良く合って、このワイン、結構万能かも。

ワンコインだと、リピートしたくなりますね。
気軽にロゼが飲みたいときには、このワイン、いいと思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオンのワイン)

2013/12/23

シュロデール・エ・シレー ボルドー・ブラン シグナチュール 2012

シュロデール・エ・シレー ボルドー・ブラン シグナチュール 2012
(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル、ソーヴィニヨン・グリのどれか(仏:ボルドー地方:AOCグラーヴ:NV)参考価格2835円
(2)シャルドネ(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1698
(3)セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:12)\1080

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:わずかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱い
外観の印象:オレンジが混ざったちょっと複雑な色味

【香り】
豊かさ:最初しっかりと感じられるが、すぐに弱くなる
特徴:柑橘系、蜜、南国系の果実、石灰のようなミネラル、爽やかなハーブ、青草香
香りの印象:弱めながら、爽やかさとフレッシュ感があり、上品

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:シャープ、フレッシュ、強い
苦味:爽やかさを与える
バランス:軽めでフレッシュ、ドライ
アルコール:意外と強め?
余韻:短い

【フレーヴァー】
ミネラリー

【評価】
軽めのアタックでフレッシュフルーティだが、スッキリしたドライ。
アルコール度は意外と強めで、芯がしっかりしている。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
ちょっとオレンジっぽさと、グリーンっぽさの混ざった、淡い外観。

香りはミネラル感が強く、柑橘系と南国系の果実が混ざっている。
青草香もあり、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンの混ざったボルドーブランに絞る。

味わいは、ソーヴィニヨン・ブランの影響が強めと思われる、酸味が強く、フレッシュで爽やかな飲みくち。
軽めながら、上質感のある飲みくちなので、価格感が分からない。
AOCボルドーとAOCグラーヴのどちらかと言われると、AOCグラーヴの方。
価格的なイメージは1000円~1500円くらいだけど、高いワインが意外と軽く感じられる、というパターンのような気もする。

ファイナルアンサーで、グラーヴ
で、ブー

AOCボルドーの方でした。

【総評】
シュロデール・エ・シレー ボルドー・ブラン シグナチュール 2012
MAISON SCHRODER & SCHYLER BORDEAUX SIGNATURES SEMILLON SAUVIGNON 2012

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%

カルディコーヒーファームで、10%引き、972円で購入。
元値は、1080円。

このワイン、セミヨンの方が多くブレンドされていますが、ソーヴィニヨン・ブランの印象が強いんですよね。

外観は、オレンジとグリーンの両方の要素を感じる複雑な色調で、淡いけど輝きは強めでギラギラしています。

香りは、ミネラル感が強めで、柑橘系果実と南国系果実、そこに蜜のような甘い印象やフレッシュな青草香などが入って、弱めながら、上質感と複雑性があります。

味わいは、スッキリとしたフルーツ感のあるアタックから、シャープな酸味が広がり、後味はキレイに消えて、ドライな印象。

軽めなので、高そうな印象はありませんが、素性が良さそうな上質感を感じます。

このワインはいいですね。
爽やかで心地よい味わいが好印象。

今日の晩御飯は、タラのフライをハンバーガーパンズで挟んだ、自家製フィレオフィッシュ。
フィレオフィッシュだと、ワインのプライドが顔を出して、合いません。

中濃ソースをかけたタラのフライも、ワインが不満そう。
市販のタルタルをつけて合わせると、ようやく馴染むけど、でもやっぱりワインが活きてきません。
このワイン、ちゃんとした料理を合わせてあげないと、ちょっとかわいそうな感じ?
上品にハーブを効かせた、白身魚のグリルとか。

ワインだけだと、そんなに主張が強い感じはしないのですが、食事と合わせると急にプライドが顔を出しますね。
アルコールが強いのかな?

ピスタチオも最初馴染むんだけど、後味で苦味と辛味が出てきます。

食事が終わって、ワインだけになると、まだ素直でスッキリと飲みやすい、フレンドリーな感じに戻りました。

時間が経つと、樽香の影響が分かります。
ちょっと木酢液のような、酸っぱい木の感じですが、まったく問題なし。

アントル・ドゥ・メールのような、爽やかフレッシュで心地よい感じが、最後まで続きますね。

1000円くらいなら、お買い得ですね。
良いワインだと思います。

■関連リンク(カルディコーヒーファームのワイン)


2013/12/22

シュロデール・エ・シレー ボルドー・ルージュ シグナチュール 2011

シュロデール・エ・シレー ボルドー・ルージュ シグナチュール 2011
シュロデール・エ・シレー ボルドー・ルージュ シグナチュール 2011
MAISON SCHRODER & SCHYLER BORDEAUX SIGNATURES MERLOT CABERNET 2011

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%

カルディコーヒーファームで、10%引き、972円で購入。
元値は、1080円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少し落ち着いた色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:少し落ち着いた印象、艶のある液面

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:スミレのようなフローラル、黒い果実、ヴェジェタル、グリーン系ハーブ
香りの印象:弱めながら華やか

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽め
酸味:はっきりした、フレッシュな
タンニン分:軽い、サラサラした、後味に収斂性が残る
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フローラル

【評価】
シンプルでフレッシュながら、華やかな印象がある

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
落ち着いた色調で、深い透明感があり、底がギリギリ見えないくらい。
液面はテラテラ光って、美しい輝きのある外観です。

香りは、弱めながら、ボルドーらしいスミレのようなフローラルが最初に香り、その後に果実香、それからグリーン系のちょっと野菜っぽいハーブの印象が出てきます。
時間が経つと、今度は硫黄のようなケミカルな印象が出てきて、ちょっとイメージダウン。

味わいは、軽めのすっきりとした果実感のあるアタックで、ヒンヤリしたクールな印象が好印象。
ただ、後味はやや収斂性のある、粘りつくようなタンニンが残り、ちょっと生っぽい香りもフッと香ります。

初対面の印象はとても好青年だったけど、実はだらしないやつ、みたいな感じになりそう。

今日の晩御飯は、鶏もも肉のグリル。
クリスマス前だけど、クリスマスメニューです。
ソースは、和風と、ホワイトマスタードソース。

このワイン、鶏肉では物足りません。
ワインが勝ち気味になって、強さが気になりますね。
しっかり血の味のする、ビーフとかラムとか、ハンバーグくらいでも合うかも。

シュトーレンに合わせても同じく、ワインが勝ってしまいましたが、ピスタチオだと、わりと馴染みが良いみたい。

香りはすっかり弱くなりますが、飲みくちは、すっきりしたクールな印象が最後まで続きますね。
1000円ちょっとだとコストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(カルディコーヒーファームのワイン)


2013/12/21

プレ・ペール・エ・フィス サンタムール 2011

プレ・ペール・エ・フィス サンタムール 2011
(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCサンタムール:11)\2180
(2)テンプラニーリョ100%(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン地方:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:12)\990
(3)メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:11)\1080

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫色がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:透明感があり底がうっすら見える、輝きがあり美しい

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:キャンディ、カラメル、バラのようなフローラル、イチゴ、グリーン系のハーブ
香りの印象:華やかで、チャーミング

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):かすかに残糖の甘み
酸味:フレッシュ、シャープ
タンニン分:弱めでサラサラした
バランス:ライトでフルーティ、ドライ
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フローラル

【評価】
ライトでドライなフルーツ感に、華やかな香り

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
紫がかった色味の強い色調で、透明感があり、輝きもある。
この中ではガメイが候補。

香りは、キャンディやイチゴで、ガメイ独特な香り。

味わいはライトでドライながら、フレッシュなフルーツ感がある。
軽さの感じとか、ドライさが、ボージョレらしい。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

ガメイは特徴があるので、あまり外しませんね。

【総評】
プレ・ペール・エ・フィス サンタムール 2011
POULET PERE&FILS SAINT-AMOUR 2011

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCサンタムール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

カルディコーヒーファームで、10%引き1962円で購入。
元値は2180円。

ガメイ特有の、紫っぽい鮮やかな色調で、深い透明感があって、輝きもあり、キラキラキレイな外観です。

香りは弱めで、まずキャンディのような甘い印象で、次に華やかなフローラル、それからイチゴの香りやハーブ香が出てきます。

味わいは、ライトでドライながら、フレッシュなフルーツ感とほんのり残糖があり、絶妙なバランスで美味しくまとまってますね。
チャーミングで愛すべき味わい、って感じ?

高級感はありませんが、じわじわ美味しいタイプで、個人的には好きなタイプです。

飲んでて、しあわせ感がありますね。
何だか、とってもいい感じ。

今日の晩御飯は、ミートローフ。
合い挽き肉で、野菜がたっぷり入ったもの。

このワイン、ちょっと軽いのもありますが、ちょうど良く合いました。
料理を支えて、持ち上げる感じ。

ガーリックラスクにも良く合って、合わせる食事の幅が広そうです。
香りが華やかなので、和食には難しいかもしれませんが、焼き鳥くらいだと合いそうな気もします。

食事が終わって、ワインだけになっても、特に食べ物が欲しくなることもなく、そのまま飲めるタイプですね。

ガメイ独特の、クセというか、カジュアルな感じというか、2000円超えるワインに対しての期待感という点では、人によっては物足りないかもしれません。

クリュ・ボージョレだから、まず高い、という前提でこの価格でも納得感があるけど、その前提をなくしたら、1000円程度の印象かもしれませんね。

このワイン、食事に合わせるとしあわせ感があって、とても良いのですが、ワインだけで飲むと、ちょっと物足りないかも。
このあたりは好みで分かれるところですね。

人に薦められるかというと、ちょっと微妙な線ですが、個人的に好きなタイプなので、オススメしてしまいます。

■関連リンク(カルディコーヒーファームのワイン)


2013/12/20

トライアンファ 赤 NV

トライアンファ NV
トライアンファ 赤 NV
TRIUMPHAL ART ROUGE NV

フランス:vin de la Communauté européenne(EU構成国の複数のブドウを使用)
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明(ヨーロッパの代表品種を使用)

マルエツで、598円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:落ち着いた少しオレンジがかったルージュの、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:やや強い
外観の印象:深い透明感がある、少し落ち着いた

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:赤い果実、赤身の肉、なめし革、木イチゴ、青ピーマン、香水っぽいフローラル
香りの印象:青っぽくて、やや地味な印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:フレッシュ、シャープ
タンニン分:弱め
バランス:ライトでドライでシンプル
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーティ

【評価】
ライトでシンプル、フレッシュ感を楽しむ

【供出温度】
11-14度 もう少し冷えてても大丈夫そう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、大人しい色調に、輝きも弱めで、やや地味な印象。
底がうっすら見えるくらいの透明感があります。

香りは、果実香が主体で、そこに動物香と、青っぽい印象が混ざり、時間とともにカラメルのような甘い印象と、ミントのような揮発性のあるグリーン香も出てきます。

味わいはライトで、すっきりとしたフルーツ感のある甘みの少ないドライなアタックから、まったく膨らまずに、酸味がジワッと出て、後味に軽くタンニンが残る感じでフィニッシュ。
後味はドライな印象もあるが、酸味がしっかりしていて、ジューシーさの方がやや勝ってます。

かなりドライでライトなので、人によっては安っぽく感じるかもしれませんが、何となく素性の良さを感じますね。
個人的には、安っぽい感じではありません。

ワインだけでも、よく進みます。
ちょっと冷えてるくらいが、バランスが良さそうですね。
7~10度くらいが美味しいかも。

今日の晩御飯は、コンビニ弁当のロコモコ丼。
このワイン、軽いので、完全に裏方に回りますが、食事の邪魔をしないで、スーッと入ってきます。
透明感があって、クリーンなイメージです。

このワイン、ちょっとひんやり感があって、そこがまた良いポイントですね。

軽めで、食事より前に出てこないので、いろいろ合わせやすそうですが、和食はちょっと難しいかも。

オーストラリア土産の、素朴な味わいのチョコチップクッキーに合わせると、ワインが完全に裏側にまわって、ジワッとフルーツ感を加える感じ。
香りの方向性も同じなので、フィットする組み合わせです。

食事が終わってワインだけになると、ちょっとドライで素っ気ない印象があって、何か欲しくなりますね。

でも、この価格なら十分だと思います。
好みはあると思いますが、個人的には好きなタイプですね。

■関連リンク(マルエツのワイン)


2013/12/18

スローデイ 白 NV

スローデイ 白 NV
スローデイ 白 NV
Slow day White NV

日本:輸入果汁・輸入ワイン使用
アルコール度:5%
ブドウ品種:不明
容量:500ml

グルメシティで、448円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:色づきが弱い

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:硫黄由来のようなミネラル、柑橘系、酵母の印象、かすかにフローラル
香りの印象:控えめながら、上品さがある

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:爽やかな、やわらかな
苦味:弱め
バランス:スリムな、軽い
アルコール:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
シンプル、ライト、フレッシュ

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【総評】
このスローデイは、私の苦手分野である、低アルコールワイン。
平日だし、明日も飲み会だし、今日は軽めにしておこうか、と思って買ってみました。

外観は淡く、ほぼグレーですが、輝きは強めです。

香りは硫黄由来なのか、石灰のようなミネラル感があって、微かに柑橘系の香りがあり、特徴的な酵母の印象があります。
いわゆる国産ワインによくある酵母の印象ですね。

味わいは、甘くて軽くて、ほぼジュース。
しまった、やっぱりこんな感じか、と少し後悔。
そうそう、ノンアルコールワインに近いような、ワインっぽい別の飲み物、みたいな感じなんですよね。

味わいは、甘みとフルーツ感のあるジューシーなアタックから、フワッとアルコール感はあるものの、後味は完全にジュース。
というか、ライトなカクテル、って感じ?
後味にえぐ味も強く残るので、飲み物としてもイマイチな感じ。

今日の晩御飯は、自家製のチキンナゲット。
ファストフード感覚なので、合うかと思ったけど、やっぱりジュースに合わせてるみたい。

アルコール度が低いだけで、食事との絡み方がまったく違ってきますよね。
しかも、なんだか、おなかにたまってくる感じ。

やっぱり私には低アルコールワインは合わないみたい。
途中で諦めて、焼酎に逃げてしまいました。

2013/12/17

フロンテラ カベルネ・ロゼ 2012

フロンテラ カベルネ・ロゼ 2012
フロンテラ カベルネ・ロゼ 2012
FRONTERA CABERNET ROSE 2012

チリ:地理的表示なし
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

セブンイレブンで、698円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかったサーモンピンクの、やや濃いロゼ
濃淡:ロゼとしては少し濃い方
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、輝きがある、色味がキレイ

【香り】
豊かさ:やや強め
特徴:ミネラル、ヴェジェタル、グリーン系ハーブ、カラメル、キャンディ、黄桃
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:残糖のある優しいアタック
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:しっかり、フレッシュ
タンニン分:ロゼとしては強め、後味に収斂性が残る
バランス:フレッシュだが、強さを持っている
アルコール度:やや高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーティ

【評価】
フレッシュでほんのり甘いカジュアルな口当たりながら、アルコールの印象が強めで、後味はやや辛い。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
リピート率も高い、安定感のある安心のブランド、フロンテラ。

外観は、ほんのりオレンジがかった、ややサーモンピンク寄りの、濃いめのロゼ。
フルーツゼリーくらいの輝きがあり、キラキラしてます。

香りは、割としっかりしていて、最初はミネラル感があり、その後にグリーン系のハーブ香、甘いカラメルやキャンディのような香りもあって、白ワインのようなモモのような香りも出てきます。

味わいは、残糖多めの、甘さのある、フレッシュフルーティなアタックから、ボリューム感は無く、カジュアルな印象ですぐにフィニッシュ。
甘みもあるが、酸味も強いので、ベタベタした感じはありませんが、後味は、えぐ味が強く残り、アルコールの影響で少し辛い感じです。

フレッシュ、フルーティで、飲みやすいのですが、後味がイマイチすっきりしない感じ。
でも、フルーティでほんのり甘い感じが、グラスを進めますね。
ちょっとジュースっぽい感じが飲み進むとどう変わるかが、ポイントになりそうです。

今日の晩御飯は、コンビニの、カレードリア。
チーズと、ゆでたまごと、ウインナーが乗ってます。

このワイン、何だか絶妙に合いますね。
脂っこさをタンニンが消す、スパイスの辛さをワインの甘みがカバーする、さらに後味をフルーティな余韻に変える。
完全にカレードリアをコントロールしてます。

カレードリアだけで食べるよりも数段美味しく感じられますね。
思いのほか、しあわせ感のあるマリアージュです。

食事が終わって、塩せんべいにあわせてみても、問題なし。
合わせる幅も広く、しかもどんどん飲んでしまいます。

平日の飲むのはちょっと危険かも。
ヘタしたら1本開けてしまいそうです。

コストパフォーマンスも高く、安定感のあるカジュアルロゼだと思います。

■関連情報(フロンテラ)



■楽天ショップへのリンク

コンチャ・イ・トロ フロンテラ カベルネロゼ

※サイトより引用
高品質ワインを造る条件。
それは良質なぶどうと優れた醸造技術。この哲学に基づいてコンチャ・イ・トロ社では、栽培部門と醸造部門が協力して、ぶどう品種ごとに最適な立地条件の畑を選択し、畑を小さな区画に分け、畑の中にさらに畑をつくる“マッピング”という革新的なシステムを導入して、極めて良質のぶどうを生産しています。
しかも、ここでぶどう畑の管理・栽培にあたっているのは計1,000人ものエキスパート・チーム。
こうして収穫された高品質のぶどうを伝統的な製法に従って処理し、優秀なワインメーカー達が、世界的に定評のあるワインを生み出しています。
これら優れた栽培技術、醸造技術の融合によって、コンチャ・イ・トロ社は、熱い情熱により生み出された世界トップ水準のワインを、世界中のお客様へ届けているのです。
◆コメント◆
紫がかった鮮やかなピンク色をした、チェリーなどの赤い果実のふくよかな香りと爽やかな口当たりが特長の辛口ロゼワインです。

2013/12/15

パディントン・エステート・リースリング 2011

パディントン・エステート・リースリング 2011
(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル、ソーヴィニヨン・グリのどれか(仏:ボルドー地方:AOCグラーヴ:NV)参考価格2835円
(2)シャルドネ(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1698
(3)セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:12)\1080
(4)リースリング(豪:南オーストラリア州:クナワラ:11)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:かすかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きと艶がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:石灰のようなミネラル、南国系の果実、カリン、香水のような白い花、グリーン系ハーブ
香りの印象:弱めながら、アロマティックで華やかさがある

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:爽やかな、厚みがある
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、厚みがある
アルコール:強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
濃縮感のあるフルーティ

【評価】
濃縮感があり、厚みがある。やや後味が荒い。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【判定】
外観は特徴的なオレンジっぽい色調で、強めの輝きを持っている。

香りは弱めながら、果実感が強く、華やかさももっている。
アロマティック品種の印象もあるが、セミヨンあたりも候補。

味わいは、フレッシュで爽やかさがあるが、厚みもあり、アルコール度も強め。

グリーン系だったり、アロマティックな印象があるので、シャルドネは外す。
微妙に石油香がある気がするので、リースリングも候補だけど、厚みの印象がちょっと違う。
全体のまとまりはボルドーっぽい。

そうなると、グラーヴのソーヴィニヨン・ブラン主体か、セミヨン70%のどちらかだが、この甘味と果実感はセミヨンっぽい。

ファイナルアンサーで、セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%
で、ブー

リースリングでした。

【総評】
パディントン・エステート・リースリング 2011
PADDINGTON ESTATE RIESLING 2011

オーストラリア:南オーストラリア州:クナワラ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:リースリング

カルディコーヒーファームで、10%引き882円で購入。
元値は980円。

ニューワールドのリースリングですね。
ネタバレしてみると、なんで間違えたのか、ってくらいリースリングの味わいです。
いつもそうですが、品種が分かると味や香りの捉え方がガラッと変わるんですよね。

外観はちょっとオレンジかがった特徴的な色合いで、ギラギラとした強い輝きがあります。

香りは、最初に石灰のようなミネラル香で、ちょっとペトロール香(石油香)も感じます。
主体はミネラルですが、そこに熟した印象の果実香が混ざり、リースリングの特徴的な、種の部分のような個性的なグリーン系のハーブ香が混ざります。
ドイツワインっぽい感じですね。

味わいは、残糖を少し多めに残した、甘みのあるアタックで、フレッシュでフルーティながら、アルコールのボリューム感もあります。
このボリューム感でリースリングじゃないと思ったんですよね~。
シャルドネやボルドーブランくらいの厚みを感じましたが、あらためて飲み直すと、アルコール度の厚みが主体で、品種の持っている厚みはあまりありません。

それにしても、このワイン11.5%しかアルコール度がないけど、13%くらいあるように感じます。
残糖の影響でしょうか?

フレッシュ感とか、すっきりした酸味とか、華やかさをもった香りとか、いろいろ要素があって、楽しめるワインです。
これで1000円弱だとお買い得。

ワインだけでも飲みやすくて、万人受けしそうですね。

今日の晩御飯は、自家製の餃子。
なにもつけないで合わせると、ラビオリみたいなちょっと洋風な印象になって悪くありません。

酢醤油つけると、余計な要素が増えて、イマイチ合いませんね。
後味の辛さが強いんですね。
フルーツ感も強いし、和食には合わなさそう。

チキンのグリルとか、トマト系のパスタやピザも合いそうですが、ワインがやや強めに主張するので、そこがポイントですね。

食事が終わってピスタチオに合わせると、最初はとても馴染みがいいけど、後味でワインの辛さが出てきます。

ワインだけでも飲みやすい方ですが、後味の辛さが気になる人がいるかも。
というか、えぐ味が残って、後味はあまり良くないですね。

1000円切る価格だったら、まあオススメって感じでしょうか。

2013/12/14

ル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ド・ラ・シャペル ドメーヌ・ド・サン・ドミニク 2010

ル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ド・ラ・シャペル ドメーヌ・ド・サン・ドミニク 2010
ル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ド・ラ・シャペル ドメーヌ・ド・サン・ドミニク 2010
LE CABERNET SAUVIGNON DE LA CHAPELLE 2010

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPヴァン・ド・ペイ・ドゥ・レロー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ワインショップソムリエの通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。
参考価格は、1260円。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:濃くて分からない
色調:ほとんど黒に近いが、フチは色味の強い紫
濃淡:とても濃い
粘性:やや強め
外観の印象:よく熟した、濃縮感がある

【香り】
豊かさ:やや強め
特徴:タールや動物小屋のような悪臭成分がある、ミネラル、グリーン系ハーブ、黒い果実
香りの印象:傷んだ果実が混ざったような嫌な印象がある

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:フレッシュ、爽やか
タンニン分:強め、後味に強く残る
バランス:力強い、流れるような
アルコール度:高め
余韻:短い

【フレーヴァー】
濃厚なフルーティ

【評価】
濃縮し力強いが、フレッシュなフルーツ感を持っている。香りは良くない。

【供出温度】
11-14度、15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
最近、赤ワインが淡めになってる傾向がありますが、久しぶりにガッツリ濃いタイプです。
色調はほぼ黒で、フチは鮮やかな紫色。
粘性も強く、長く脚が残ります。

温度が低いのか、閉じているのか、香りは弱め。
しかも最初タールのような刺激臭で、ハーブやスパイス、ユーカリオイルのような揮発性、ワイルドな動物香があります。
腐臭のような嫌な印象もあって、ちょっと気になるかも。

飲みくちは、外観と香りからは想像できない、フレッシュなフルーツ感。
ちょっとひんやりする、クールな印象もあって、素直に美味しいって感じですね。
ただ、タンニンがとても強く、えぐ味と収斂性が後味に残ります。

香りにちょっと問題はあるものの、第一印象は悪くありません。

今日の晩御飯は、坦々鍋と水炊きのツイン鍋。
さすがに合わないだろうと思っていたら、意外と問題なく合いました。

香りが弱いから反発しないみたいですね。

西洋人と東洋人のカップルだけど、ものすごく会話が合う、みたいな、意外なギャップを感じます。

カミさんに価格感を聞いたら880円。生っぽくてアルコールが強くてイマイチ、という評価。

食事が終わって、おつまみでピスタチオに合わせると、青っぽさが強調されていまいち。
ドライマンゴーに合わせるとワインが完全に負けて、良さがまったく出てきません。

結構飲めたので、悪くはないとは思いますが、オススメってほどでもないかな。

■楽天ショップへのリンク

[2010]ル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ド・ラ・シャペル ドメーヌ・ド・サン・ドミニク フランス(750ml・赤ワイン)【YDKG-t】【12本以上のご購入で送料無料/ギフト・プレゼント対応可】【ギフト ワイン】【ソムリエ】【あす楽対応】

※サイトより引用
ボルドーワイン”シャトー・シサック”の生産者が南仏で手がける更にお買い得ブドウ品種名シリーズ
2000年の春、ボルドーの雄ダニエル・ヴィアラールとエリック・オスタンはこの土地に対し強い思いを馳せ、導かれるようにやってきました。
伝説的なテロワールを獲得こそしたものの、ボルドーにおけるワインメイキングとは異なり、挑戦の連続となりました。
サン・ドミニク・エステートは14ヘクタールに渡り恵まれた地理的条件を有しています。
マ・ドマ・ガサック、グランジ・デ・ペール、シャトー・キャピオンといったこの土地を代表する生産者の畑に囲まれていることが、何よりその素晴らしさの証明です。

キュヴェ・デ・シャルトリュ ベル・エミリー・ブラン 2011

キュヴェ・デ・シャルトリュ ベル・エミリー・ブラン 2011
キュヴェ・デ・シャルトリュ ベル・エミリー・ブラン 2011
CUVEE DES CHARTREUX BELLE EMILIE BLANC 2011

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:13%
ブドウ品種:クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、マルサンヌ

ワインショップソムリエの通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。
参考価格は、980円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:少し熟成感が出てきている色調、輝きがある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ミネラル、蜜、南国系の果実、熟した果実、白い実の果実、白い花、硝煙
香りの印象:温度が低いからか、閉じているのか、香りがとても弱い

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:やわらか、厚みがある
苦味:コク(深み)を与える
バランス:ふくよかな、厚みのある
アルコール:強め
余韻:少し長く続く

【フレーヴァー】
熟した果実感

【評価】
濃縮感と厚みのあるフルーツだが、アルコールがやや強めで後味が辛い

【供出温度】
7度以下

【グラス】
中庸

【総評】
少し熟成が始まっているのか、ブドウ品種の個性なのか、オレンジが強めの色調。
輝きは強めで、粘性もしっかり強めです。

香りはとても弱いですが、熟した果実感が中心で、ミネラルの要素と、ややフローラルな印象があります。

味わいは、厚みのあるフルーティなアタックで、残糖やや多めで甘みがありますね。
中盤ボリューム感が出てきますが、アルコールがやや強めで浮いた印象があり、後味がやや辛めでフィニッシュ。
飲んだ瞬間の厚みのあるフルーツ感は心地よいのですが、余韻がイマイチ良くないかも。

バランスがイマイチな感じですが、飲み進むと変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、坦々鍋と水炊き鍋のツイン鍋。
このワイン、どちらも問題なく合います。

坦々鍋は、味も香りも強いので、合うのは分かるのですが、水炊きにもそこそこ合いました。
このワインのほんのり甘い感じが、大吟醸の日本酒のようなイメージで、合ってるみたいです。

あとは、香りが弱めなのが、和食に合うポイントですね。
欠点が一転してプラスポイントに変わってるみたいな。

カミさんに価格感を聞いたら880円。「後味が苦くて辛い、イマイチ。」という感想でした。
ちょっとアルコール度が高めなのと、時間が経つとちょっと樽臭い感じが出てくるのが、カミさんにはマイナスポイントだったみたい。

なんだかんだで結構飲んだので、悪くはないと思いますが、オススメできるほどでもないかな。

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[2011] キュヴェ・デ・シャルトリュ ベル・エミリー・ブランセリエ・デ・シャルトリュ ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール フランス【YDKG-t】【12本以上のご購入で送料無料/ギフト・プレゼント対応可】【ギフト ワイン】【あす楽対応】

※サイトより引用
もともとは自分たちの土壌(テロワール)を表現する、という他の生産者と同じ目標を抱きながらワインを作っていました。 しかし、ドメーヌの設備を改新する際、よりシンプルに、ワイン好きのため、素直に美味しいと思えるワインを作りたい、という思いのもと、再出発しました。
ガール川(世界遺産のポン・デュ・ガールがかかる川です)の周囲に広がる570ヘクタールもの土地は、温暖で和やかな気候のためブドウ栽培に非常に適しているため、古くはローマ時代の頃からワインが作られていました。
コート・デュ・ローヌ、リラック、シャトーヌフ・デュ・パプなど、フランスを代表するワインが数多く作られています。
また、この地域特有の「ミストラル」と呼ばれる強い風のおかげでぶどう達は鍛えられ、病気にかかりにくくなります。
このセリエ・デ・シャルトリュでも、伝統的なローヌのワインを作っていますが、同じくらい力を入れて、この地域以外の品種も栽培しています。
カベルネ、メルロ、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランなど、人気の高い品種をそれぞれの個性を しっかり表現しつつ造っています。

2013/12/12

ヴィノワール 赤 2013

ヴィノワール 2013
ヴィノワール 赤 2013
Vinoir 2013

チリ:原産地表示なし
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

マルエツで、398円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:鮮やかな紫色の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:透明感がある、若々しい

【香り】
豊かさ:最初強めだが、だんだん弱くなる
特徴:ケミカル、赤い果実、ヴェジェタル、シダ、薬箱
香りの印象:やや閉じた印象

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:はっきりした、やや荒い
タンニン分:軽め、サラサラした
バランス:軽い、心地良い
アルコール度:やや低め
余韻:ちょっとある

【フレーヴァー】
フルーティ(チャーミング)

【評価】
シンプルでカジュアルなフルーツ感。ややバランスが悪い。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
鮮やかな紫色のフチで、深い透明感と艶があり、粘性も強め、タンニンもキレイに溶けていて、美しい外観です。

香りは、閉じているのか、ケミカルな印象が強いですね。
最初は刺激的な強さがありますが、すぐに弱くなって、薬箱っぽい感じとヴェジェタルな印象になります。

味わいは、ライトなアタックで、残糖を少し残した甘みのあるカジュアルなフルーツ感。
口当たりに、ワックスのような、ちょっと嫌な後味が残ります。
酸味がしっかりしていて、ダレた感じはなく、後味は収斂性のあるタンニンが残るものの、ジューシーなフィニッシュ。

398円ワインの中では、まあまあ良い方でしょうか。

今日の晩御飯は、コンビニのビーフカレー。
かなり脂多めな感じ。

このワイン、口に残ったカレーの脂を洗い流すという点では、決して合わなくないのですが、なんか、安っぽい感じになります。
軽さとか、シンプルさが際立つみたいですね。

でも食事だけよりは、ワインがあった方が全然美味しいです。
ワインは自滅するけど、食事は立たせる、みたいな合い方でしょうか。

ビーフカレーの肉に脂部分が多めに入ってましたが、口をさっぱりしてくれて、脂っこさを消してくれますね。
そういう点では、しっかり仕事してくれます。

食事が終わってワインだけになると、ちょっと後味の鈍調な感じが気になるものの、結構飲み過ぎて、平日にあやうく1本空けそうになりました。

飲みやすいワインであることは間違いないですね。
398円なら、ストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(マルエツのワイン)

2013/12/11

アンデス・リヴァース メルロー 2012

アンデス・リヴァース メルロー 2012
アンデス・リヴァース メルロー 2012
ANDES RIVERS MERLOT 2012

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

グルメシティで、480円で購入。

【外観】
清澄度:濃くてわからない
輝き:やや強め
色調:強め紫色の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:ツヤがある、色づきが良い

【香り】
豊かさ:やや刺激的
特徴:ケミカル、なめし革、黒い果実、血液、茎のようなグリーン香、スパイス
香りの印象:やや閉じた印象、やや荒い

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:はっきりした、フレッシュな
タンニン分:緻密、軽め
バランス:軽めで、口当たりに強さがある
アルコール度:やや高め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めでフレッシュなアタックと、辛くて強いフィニッシュ

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
鮮やかな強めの紫のフチに、艶のある液面で、キレイな外観。

香りは、閉じた印象ですが、黒い果実、なめし革、血液、スパイス香を感じます。
茎のようなグリーン香とか、やや生っぽい印象もあって、ちょっと荒いまとまり。

味わいは、軽めのアタックからフレッシュな果実感が広がりますが、そのあとにタンニンが重くなって、アルコールも強く、後味はやや辛め。
でも、フルーツ感がうまくカバーしてくれて、ジューシーさもあるので、余韻は意外と悪くありません。

今日の晩御飯は、冷凍のミートソースパスタ。
冷凍食品のクドイ味わいをサッパリしてくれる、という点では十分に仕事をしてくれます。

ただ、食べ物が入るとワインだけの時よりもバランスが悪くなる、というか、アラが見える?

甘みとか、タンニンとか、酸味とか、アルコール度数とか、なんか微妙に吊り合ってないというか、ちょっとギクシャクした感があるんですよね。
でも、後味のフルーツ感が、かなりフォローしてくれます。

冷凍のパスタは、ワインがあった方が、全然美味しいですね。
食事とワインがお互いの欠点をフォローしあう、不出来なカップルのマリアージュ。
お互いに欠点があるけど、合わせる事でカバーしあうというのは、マリアージュの基本形ですね。

食事が終わって飲み進むと、濃縮感のある、シェリーやポートのような果実感が出てきて、美味しくなってきました。
ジュースっぽくなくて、しっかり厚みのある、お酒らしいフルーツ感です。

タンニンやアルコール度がしっかりしてるってのもあるのかも。

このワインはいいですね。香りは最後まで良くなりませんでしたが、後味のじゅわっとくる果実感がいい。
ワンコインで十分楽しめるワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

アンデス・リヴァースメルロー  [2012]赤ワイン ミディアムボディ 750ml チリ DOセントラル・ヴァレーAndes Rivers Melrot

※サイトより引用
ドス・アンデス
20年以上前から当時チリの産地の中でも最南端に位置する”ビオ・ビオ”ヴァレーの土壌や気候に注目し開発をしてきた”先駆者”的な存在。チリのみならず、アルゼンチン南部のネウケンやパタゴニアにもワイナリーを所有しており、”ドス・アンデス”という社名は、”アンデス山脈を挟んだ2つの地域”(チリとアルゼンチン)を意味します。
このワイナリーにて活躍していたフランス・ブルゴーニュ地方の著名なワイン・メーカーと共にブドウ栽培やワイン造りを学んだロドリゴ氏が造るワインは、欧米でも高い評価を受けています。
色合いは縁(ふち)が紫がかったルビー色。チェリーなどの熟した赤い果実の香りが感じられます。タンニンは上品でやや控えめで、ワイン本来の持つフルーティーさと絶妙のバランスを楽しめます。
チリではカベルネ・ソーヴィニヨンに続いて生産量の多いブドウ品種。
タンニンは滑らかで穏やか、熟した赤いフルーツを想わせる甘酸っぱさが特徴の”アンデス・リヴァースのメルロー”。穏やかな口あたりと口の中一杯に広がる果実味はシーンを選ばす気軽に楽しんでいただけます。
・合う料理:ポモドーロなどトマトベースのパスタやピザ、ラザニアなど
・飲み頃温度:16℃~18℃

2013/12/08

リンカーン・エステイト シラーズ 2012

リンカーン・エステイト シラーズ 2012
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPヴァン・ド・ペイ・ドゥ・レロー:10)\1260
(2)テンプラニーリョ100%(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン地方:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:12)\990
(3)シラーズ100%(オーストラリア:GIサウス・イースタン・オーストラリア:12)\850

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ややピンクっぽい鮮やかな紫色の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強い
外観の印象:若々しい、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ガリーグのようなハーブ香、グリーン系スパイス、黒い果実、ミネラル感、樽香による焦げ臭
香りの印象:やや閉じた印象、第2アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:はっきりした、シャープな
タンニン分:キメ細やか、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーティ

【評価】
軽めでフレッシュ、フルーティな飲みくちだが、アルコール度が高く、バランスが悪い

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
鮮やかな若々しい色調で、やや透明感がある外観。
このなかでは2012年の2本か。

香りは温度低めなので、あまり立ってこないが、南仏のガリーグのような印象がある。
スパイシーなので、シラーズの可能性もあるが、ラングドックのカベルネ・ソーヴィニヨンが一番近い?

味わいは、軽めでフレッシュ、フルーティなアタック。
でもアルコール度は高めで、やや浮いた感じ。
ほんのり甘い感じが、カベルネ・ソーヴィニヨンよりはシラーズ。

テンプラニーリョの印象ではない。

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ピンポン

オーストラリアのシラーズって、とっても濃いイメージがありましたが、最近ちょっと淡めになってきてますよね。

【総評】
リンカーン・エステイト シラーズ 2012
LINCOLN ESTATE SHIRAZ 2012

オーストラリア:GIサウス・イースタン・オーストラリア
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ100%

酒本舗はな、の通販で、6本セット6000円、1本あたり1000円で購入。
参考価格は、850円。

鮮やかなピンクっぽい紫色のフチで、テラテラした艶があり、深い透明感のある、美しい外観です。

香りは、温度低めのせいもあるけど、最初は閉じた印象。
グラスを回すと、南仏のガリーグのようなハーブ香がしてきますが、もう少し時間が経つと、黒胡椒のようなシラーズ独特なスパイス香に変わってきます。
ユーカリオイルのような揮発性のある印象やミネラル感もあり、さらに樽の影響の焦げ臭も出てきました。

味わいは、フレッシュでフルーティな、やや軽めのアタックで、そのあとにしっかりした酸味が広がり、爽やかな果実感があります。
でも、アルコール度が高いのか、そのあとにやや浮き気味にアルコールのアタックがありますね。
最終的な後味は、ややえぐ味が残るものの、酸味とフルーツ感が勝って、ジューシーな印象。

第一印象は、ちょっと荒っぽい印象ながら、フレッシュ感が悪くない、って感じ。

今日の晩御飯は、肉団子。
フルーティさが強いので食事との相性がイマイチかと思ったら、意外と良く合いました。

肉団子の甘辛だれと、ワインの甘みが調度良かったのかも。
中華系にも良く合いそうですね。
肉料理系には全般的に良く合いそう。

食事が終わって、ワインだけになってもカジュアルなフルーツ感が良くて、問題なし。

ほんのり甘みがあって、スッキリとしているけど、フルーティさもある、というのがこのワインのポイント。
飲み進んでも飽きてきませんね。

1000円弱だったらお買い得ではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

【ポイント3倍(1/13まで)】リンカーン・エステイト シラーズ/リンカーン・エステイト・ワインズ 750ml (赤ワイン)

※サイトより引用
可能な限りコストを削減してプレミアムワイン用に栽培されたブドウから驚異のコスパワインを生み出すワイナリー、リンカーン・エ
ステイト・ワインズ。1997年よりプレミアムワインを造るべくブドウ栽培を始め、当初は『ペンフォールド』等のプレミアムワインの造り手に良質なブドウを供給。2003年に入り、初めて念願の自社瓶詰めを行いました。 ワイナリーの名前となっているリンカーン港(ポートリンカーン)はオーストラリア屈指の漁場として知られ、マグロの養殖等が盛んに行われている産地。海洋性の気候と恵まれた日照量から農作物の宝庫としても知られています。
ブドウ栽培のモットーは、手間隙を惜しまずかけること。使用されるブドウはシャルドネの一部以外すべて自社畑(ペニンシュラズG.I.)で丹精込めて栽培されます。
「もっとカジュアルに手頃な価格で」という市場の要望に応えるべく、使用する瓶、ラベル、パッケージ、キャンペーン費など、抑えられるコストをすべてカットし、驚きの価格設定でプレミアムワインを瓶詰めしています。 成長期の気温はマイルドで日照量に恵まれ、降雨量も非常に少なく、ブドウの木にとって理想的な環境。そんな環境下で成熟したブドウは、ミネラル感豊富なテロワールが表現された良質なブドウとなるのです。
■気候:冷涼な地中海気候
■土壌:鉄分の豊富な粘土質土壌
■気温:1月(真夏)の平均気温 25~15度(夜)
■畑から海までの距離:12km
ジューシーな黒ベリーやハーブの複雑なアロマ、深く落ち着いた味わいが魅力のシラーズです。

2013/12/07

トルティ ピノ・ネロ オルトレポ・パヴェーゼ 2010

トルティ ピノ・ネロ オルトレポ・パヴェーゼ 2010
トルティ ピノ・ネロ オルトレポ・パヴェーゼ 2010
TORTI Oltrepo Pavese Pinot Nero 2010

イタリア:ロンバルディーア州:DOPピノ・ネーロ・デル・オルトレポ・パヴェーゼ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ネーロ

リカーランドトップで、1200円で購入。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや弱め
色調:黒っぽく落ち着いた、わずかにオレンジがさしたルージュ
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:落ち着いた熟成感、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:スミレのようなフローラル、ケミカル、なめし革、赤い果実、閉じている
香りの印象:最初華やかなフローラルな印象で、そのあと香りがストンと落ちる

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):カジュアル
酸味:やわらか、はっきりした
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
ライトでチャーミングな果実感があり、心地良い、爽やかな飲みくち

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
落ち着いた色調で、輝きも弱め、少し濁りを感じる、やや地味な外観です。

香りは、最初にスミレのような華やかな香りがあるが、グラスを回すとちょっとケミカルで地味な印象になります。
ミネラルっぽい、硬質な香りですね。

味わいは、すっきりとした軽いアタックから、心地良い甘みとフレッシュなジャムのような果実感が広がり、爽やかさもあります。
後味はややえぐ味が残るものの、心地良いフルーツ感が好印象。

第一印象は、「これは美味しい、当たり!」って感じです。

今日の晩御飯は、アボカドと海老のクリームパスタ。
合わせると、とても大人な対応で、丁寧に断られる、みたいな感じ。

アボカド、海老は、まったく受け付けないってことはなく、一旦受け入れてるようなんだけど、最終的に丁寧に断られる。
ベーコンもいまいち合いません。

甘みがあって、カジュアルな印象なんだけど、ワインとしてのベースがしっかりしてるというか。
ワインだけでとても美味しいので、料理がはいってくる余地がないのかも。
深みがあって、フレンドリーで良いワインだと思います。

ここ最近、安くて個性的なイタリアワインに当たりますね。
このワインもとても個性的で美味しいです。

これはオススメ。

■楽天ショップへのリンク

トルティ・オルトレポ・パヴェーゼ・ピノ・ネロ[2007]年・トルティ・ワインズ社・DOC・オルトレポ・パヴェーゼ(ロングボトル)“TORTI” Oltrepo Pavese Pinot Nero [2007] DINO TORTI (“Torti” Tenimenti Castelrotto) DOC Oltrepo Pavese

※サイトより引用
イタリア辛口赤ワイン愛好家大注目!ピノノワールファンも大注目!飲み頃!5年熟成バックヴィンテージ!ロンバルディア州のDOCであり、日本では非常に珍しいDOC!オルトレポ・パヴェーゼ!!ずばり!超高級ホテル!七つ星★★★★★★★ホテル!ドバイのバージュ・アル・アラブ・ホテルでもオンリスト!の人気造り手!ロンバルディア州のオルトレポ・パヴェーゼDOCにある1930年設立の家族経営の造り手からピノ・ネロ100%(ピノ・ノワール100%)の高級DOC!ガーネット色で、赤い花やカシスなどの香りにハーブの香りも感じます。引き締まった酸と芳醇な果実味がうまく調和し、柔らかなタンニンを感じます。旨味の詰まった果実味が後半にかけてほのかに甘みを帯び始め、心地いい余韻を楽しむことができる大人気イタリアン・ピノが限定で極少量入荷!
ガーネット色で、赤い花やカシスなどの香りにハーブの香りも感じます。
引き締まった酸と芳醇な果実味がうまく調和し、柔らかなタンニンを感じます。
旨味の詰まった果実味が後半にかけてほのかに甘みを帯び始め、心地いい余韻を楽しむことができます。

テラ・ヴァントゥー クール・キャリー ブラン 2012

テラ・ヴァントゥー クール・キャリー ブラン 2012
(1)クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、マルサンヌ(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:11)\980
(2)グルナッシュ・ブラン、クラレット(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOPヴァントゥー:12)\800

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、ベージュっぽいイエロー
濃淡:中庸
粘性:弱め
外観の印象:少し熟成感がある?、輝きがある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:白い果実、モモ、洋なし、白い花、蜜、ハーブ
香りの印象:第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:爽やか、やさしい
苦味:コク(深み)を与える
バランス:まろやかな、ふくよかな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
ふっくらとチャーミングな果実感、後味がやや辛い

【供出温度】
8-10度、11-14度

【グラス】
中庸

【判定】
ほぼ一緒の産地と品種なので、生産年の違いと、AOPとIGPの違いでの判定。

外観はかなりオレンジっぽくてベージュ色。
クレレットやマルサンヌ、ルーサンヌなど、ローカルな品種が入ってる方が候補。

香りは弱い。
カジュアルでチャーミングな甘いフルーツ香が中心。
何となく、IGPっぽい。

味わいは、ふっくらとした穏やかな口当たりだが、ややアルコールが浮いている印象があって、バランスが悪い。
これも複数品種が多く入っている影響?

ファイナルアンサーで、IGPヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
で、ブー

AOPヴァントゥーの方でした。

【総評】
テラ・ヴァントゥー クール・キャリー ブラン 2012
Terra Ventoux Cour Carree Blanc 2012

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOPヴァントゥー
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、クラレット

リカーランドトップで、800円で購入。

外観は、特徴的な色合いのオレンジっぽいベージュがかったイエロー。
輝きは強めで、まだ若々しさを感じるので、ブドウ自体の色の影響みたいですね。

香りは、モモや洋ナシのような甘い果実香が中心で、時間が経つと、カラメルのような飴のような甘い香りと、ハーブ香が強くなります。

味わいは、ほんのり甘みがあって、ふっくらとマイルド。
でもこれ、ちょっと酸化してる?何となく管理が悪かったワインって感じです。
ややバランスが悪くて、アルコールが浮いている感じがするのも、酸化の印象が原因かも。

第1印象はやや微妙ですね。
飲み進むにつれて、ちょっと酸化した味わいが気になってきました。

今日の晩御飯は、アボカドと海老のクリームパスタ。
アボカド、海老の他に、ベーコンも入ってます。

基本的にはとても良く合いますね。
アボカド、海老、ベーコンどれも問題なく合うけど、ちょっとアルコールが浮き気味なのが気になるかも。
後味がちょっと辛いんですよね。

今回飲んだワインについては、ちょっとコンディションが良くなかったみたいですが、基本的な造りは良さそうなんですよね。

別のロットか、別の生産年で飲んでみたいですね。

■阪急オンラインショッピングサイトへのリンク

https://web.hankyu-dept.co.jp/ecshop/shohinDetailDisplay.do?mstShohinId=246292

※サイトより引用
色は緑がかった黄金色。白色果実のピーチやアプリコットの香り。味わいは果実味が口いっぱいに広がり、バランスの良い飲み口です。モン・ヴァントゥー山のふもとに畑はあります。ツール・ド・フランスのコースとして有名な土地であり、日照量の多いのが特徴。

2013/12/06

キュヴェ・プレステージ 赤 NV

キュヴェ・プレステージ 赤 NV
キュヴェ・プレステージ 赤 NV
CUVEE PRESTIGE ROUGE NV

フランス:vin de la Communauté européenne(EU構成国の複数のブドウを使用)
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明

マルエツで、579円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強い
色調:少し落ち着いた黒っぽい紫の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:ちょっと落ち着いた、深い透明感がある、ツヤがある

【香り】
豊かさ:弱め、やや刺激的
特徴:ケミカル、還元香、黒い果実、なめし革、グリーン系スパイス、スモーキー
香りの印象:閉じてる?香りは弱い

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:はっきりした、シャープ
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:心地良い、フレッシュな
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
シンプルでドライ、フレッシュ感がある

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
少し落ち着いた黒っぽい紫色の、艶のある外観。
底が何となく見えるくらいの透明感があります。

香りは、閉じている印象で、弱め。
ケミカルな鼻を突く刺激的な香りがあって、微かに果実感や硝煙のような印象があります。
時間が経つと、やや生っぽい茎のような印象も出てきました。

味わいは、軽めのアタックから、酸味が強めに広がり、ややえぐ味のあるタンニンが残ります。
ドライだけど、酸味と軽いフルーツ感が残って、ジューシーなフィニッシュ。

第一印象は、素っ気ないけど悪くない、って感じでしょうか。

今日の晩御飯は、コンビニのデミグラスソースの焼きパスタ。
デミグラスソースにチーズが乗ってて、カロリー高そう。

合わせてみると、ややワインが勝ちますね。
辛さが強めに出て、意外と主張が強いみたいです。

デミグラスソースが甘いからか、ワインの辛さが際立つんですね。

おつまみで、『じゃがりこホタテ醤油バター』に合わせてみると、まったく合わない。
帆立の磯臭さが際立ってダメです。

このワイン、ちゃんと料理を選ばないとダメなタイプですね。
「私はおフランスよ」的なプライドを感じます。

辛さがあって何か食べ物が欲しくなるタイプですが、飲み進んで味に慣れてくると、ワインだけで美味しくなってきました。

コストパフォーマンスは良いと思いますが、好みは別れるかもしれません。
フルーティで飲みやすいのが好きだったら、このワインはちょっと違うかも。

でも個人的には好みのタイプですね。
ちなみに残ったワインを次の日に飲んでみましたが、十分飲めました。

このワインはいいですね。

■楽天ショップへのリンク

ガストン キュヴェ・プレステージ 赤 12度 750ml

※サイトより引用
ソフトで飲みやすいバランスの良い赤ワイン

■関連リンク(マルエツのワイン)

2013/12/04

シエンブラ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ 2012

シエンブラ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ 2012
シエンブラ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ 2012
SIEMBRA CABERNET SAUVIGNON RESERVA 2012

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

ローソン100で、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった鮮やかな色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、やや透明感がある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:野趣のある動物香、赤い果実、茎のようなグリーン香、ハーブ香、木の皮
香りの印象:やや閉じている?弱め

【味わい】
アタック:やや弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:フレッシュな、シャープな
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
シンプルでライト、カジュアルに楽しむ

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
鮮やかな色調で、透明感があり、輝きもちょっと強めで、キレイな外観です。

香りは弱めで、まず動物香、グリーン香、そのあとにハーブやフルーツが続きます。
時間が経つと弱くなってほとんど香らず、グラスを回すとちょっと香りが立つ感じ。

味わいは、ライトでシンプル。
酸味はしっかりあるけど、タンニンは軽め、ドライで、スッキリとした飲みやすい印象ですね。

心地よい清涼感もあって、第一印象はいい感じ。

ワインだけでもスイスイと飲んでしまいます。
ただ、ワインだけだと、後味にえぐ味がたまってきますね。

今日の晩御飯は、レトルトのカレーと、冷凍の枝豆。
カレーが中辛だったので、相性がイマイチで、ワインの方がちょっと強めになります。

枝豆は、わりとフィット。

軽い赤ワインって、枝豆に良く合うんですよね。
あまり認知されていませんが、枝豆の油脂分がグッと引き出される感じ

残ったのを次の日に飲んだら、ちょっと酸っぱくなっているけど、まだ飲めました。
シンプルでドライな感じが、飲みやすくていいですね。

香りが極端に弱いのが欠点だけど、ワンコインだったらいい方だと思います。

■関連リンク(ローソンのワイン)


2013/12/03

サンチョ・パンサ 白 NV

サンチョ・パンサ 白 NV
サンチョ・パンサ 白 NV
SANCHO PANZA AIREN NV

スペイン:ラ・マンチャ州:DOラ・マンチャ
アルコール度:11%
ブドウ品種:アイレン100%

グルメシティで、580円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
豊かさ:やや刺激的
特徴:石鹸のようなミネラル、フリンティ、白い花、柑橘系の果実
香りの印象:閉じている?還元状態

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽い
酸味:力がない、ぎこちない
苦味:弱め
バランス:水っぽい軽さ、弱々しい
アルコール:やや弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
水っぽい

【評価】
弱々しく、水っぽい口当たり。後味も悪い。

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【総評】
グリーンかがった淡い外観で、少し輝きがあります。

香りは閉じている印象で、石鹸のようなミネラルと、ちょっと柑橘系の香りがあります。

味わいは、超ライトで水っぽいアタック、力ない酸味と弱々しいボディで、ダメダメな感じ。

398円ワインよりも良くないですね。
第一印象は完全にアウト。

でも慣れると徐々に良くなるかもしれません。

今日の晩御飯はホワイトシチュー。
このワイン、ちょうどいい感じでよく合います。

ワインが完全に裏に回るけど、爽やかさをちょっと加えてくれる感じで、ホワイトシチューが美味しく食べられます。

という点では、弱々しいだけで傷んでたりするわけでは無いので、食事に合わせるとちょっと活きてきますね。

ホワイトシチューにタバスコ加えて、ピリ辛にしてみると、ワインが挙動不審になります。
なんでしょうね、普通のホワイトシチューだと、どっしりと下支えするのに、辛くなるだけで、ワインが不安定になります。

辛さとワインが馴染まないみたい。

乾燥バジルをふって香りを足してみると、ワインが完全に負けて、水っぽさが強調されます。
ワインに合う食事だと、水っぽく感じる、ってことでしょうか。

そうするとやっぱり、和食のように味わいが平坦なものが合うんでしょうね。
メリハリとか、日本酒や焼酎に近い感じかもしれません。

香り弱め、酸味も控えめ、メリハリが弱めで、平坦な印象、でもクリーンさはあるって感じ。

食事が終わってワインだけになると何か欲しくなるものの、ワインだけでも意外といけます。
ただちょっと地味というか、焼酎の水割り、くらいのイメージですね。

一口目はがっかりするものの、うまく食事と合わせると活きてくる、でもコストパフォーマンスはイマイチってワインです。

■関連リンク(トップバリュのワイン)


2013/12/01

カサ・デル・セロ 2011

カサ・デル・セロ 2011
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\980
(2)クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、マルサンヌ(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:11)\980
(3)グルナッシュ・ブラン、クラレット(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOPヴァントゥー:12)\800

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:わずかにオレンジがかった、淡めのイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きと粘性が強い

【香り】
豊かさ:最初しっかりしてるが、すぐに弱くなる
特徴:石灰のようなミネラル、スモーキー、柑橘系、南国系の果実、麦わら
香りの印象:やや閉じている?香りが弱い

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:強め、シャープ
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、ドライな
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ミネラリィ、アルコールの印象

【評価】
ドライで、強め、アルコールが浮き気味

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
ややオレンジっぽい色調が気になる。
印象としては南仏。

香りは最初強めだが、すぐに弱くなって、品種の特定が難しい。
ミネラルの印象が強めで、果実感は弱い。

味わいは、ドライで強め。
アルコールが強く、やや浮き気味。
まったりとした重さがあって、ソーヴィニヨン・ブランの印象ではないので、南仏の2つに絞る。

グルナッシュ・ブランがメインだともうちょっとフルーティになりそうなので、クレレット主体の方かな。

ファイナルアンサーで、クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、マルサンヌ
で、ブー

なんと、チリのソーヴィニヨン・ブラン。

【総評】
カサ・デル・セロ 2011
CASA DEL CERRO 2011

チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

ワインショップソムリエの通販で、5本セット4980円、1本あたり996円で購入。
参考価格は、980円。

色合いは、ちょっとオレンジっぽいかな、と思ったのですが、やっぱりグリーン系みたい。
ギラギラした輝きと、強い粘性を持っています。

香りは、最初は強いのですが、すぐに弱くなってしまいます。
弱いながらも、ソーヴィニヨン・ブランらしい要素はありますね。

味わいは、ニューワールドっぽくない、ドライで硬派な飲みくち。
強めのアルコールが下支えした、しっかりしたボディで、かなり辛い印象があります。

口当たりはキツめですが、ワインとしてはちゃんとしている印象です。
香りが極端に弱いのが、ちょっと気になるポイントですね。

今日の晩御飯は、イカとじゃがいものトマト煮込み。
このワイン、料理が入ると、しゃんとします。

しっかりワインの役目を果たすというか、料理を持ち上げるというか。

強くて辛い感じも、食事と一緒だと無くなりますね。
このワイン、食事と一緒だと活きるタイプみたい。

ワインだけになると、辛くて、ちょっと素っ気ない感じがあるので、なにか欲しくなります。
後味にジワッと果実感があるのですが、でもやっぱり最後は辛さが残ります。

アルコール度がちょっと強いんですね、やっぱり。
後味が重くて、鈍調な感じ。

ワイン自体はしっかりしているので、シーンによっては活きるワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

[2011] カサ・デル・セロ ソーヴィニョン・ブラン ヴィニャ・マーティ(ディオニソス・ワインズ) チリ (750ml・白ワイン)【YDKG-t】【12本以上のご購入で送料無料/ギフト・プレゼント対応可】【ギフト ワイン】 【ソムリエ】【楽ギフ_のし】【あす楽対応】

※サイトより引用
ただの旨安ワインはもういらない!
ムートン、オーパス・ワンを造るカリスマ醸造家の最高コスパワイン。
プレミアムワインしか造らなかった醸造家が、大好きなワインをもっと気軽に味わってもらうため、長年の夢を実現させたもの…それがヴィニャ・マーティ!
オーパスワンのような高級ワインが美味しいのは当然の話し。しかもワインに数万円掛けて、日常的に飲めるわけではありません。
しかし、マーティ氏は「ワインというものはこんなに素晴らしいものなんだ!」ということをもっと沢山の人に伝えたいという長年の想いを形にしたいという挑戦に挑んだのです。
ディオニソスワインズが造るヴァラエタル・シリーズ。品種の特性をしっかり表現することをテーマに、チリの特性も活かしたワインのラインナップ。
カサ・デル・セロとは山小屋という意味。 マーティ氏がポテンシャルに惚れ込んで購入した特別な畑”ピルク”と共に描かれるのは、マーティ氏が住む家である。
<田崎真也ソムリエのコメント>
色調はグリーンがかった淡いイエロー。香りは華やかで、グレープフルーツや黄色いりんごのコンポートやセルフイユ、レモングラスなどのハーブにレモンの皮のコンフィ、ほのかに麝じゃこう香の香りなどが調和。味わいはまろやかで柔らかな果実味から、シャープな印象を与える酸味が広がり、余韻もフレッシュ。

Wi-not? vol.7(ワイノット?)


Wi-not? vol.7(ワイノット?) (メディアボーイMOOK)

128ページ
出版社: メディアボーイ
サイズ: 29.6 x 21 x 1.4 cm

お知り合いが出てるって事で、久しぶりに買った、「Wi-not?」。
特集はシャンパーニュです。

写真もキレイで、記事も多くて、ほぼフルカラー。
この内容で、980円は安いですよね。

ヨンアの美しい写真につられてページをめくってみると、相変わらすディープな、田中克幸ワールドが展開していました。

「格好つけないシャンパーニュ」という巻頭特集は、「カジュアルに気軽にシャンパーニュを楽しもうよ」というメッセージかと思っていたら、全然違ってて、従来の型にはまらない新しいアプローチのシャンパーニュの紹介という、かなりマニアックな内容。

栽培や醸造方法が厳密に規定されていて、その枠を外れると生産者は地位を剥奪される、自由度を許容するIGPやヴァン・ド・ペイにあたるものがない、など堅苦しく画一な印象のあるシャンパーニュですが、そのなかでも「肩肘張らずにしなやかな」シャンパンが紹介されています。

「亜硫酸無添加」「ピノ・ムニエ50%以上」「ノン・スタンダード品種」「ユニーク・ブレンド」「自根」「ノン・ドザージュ」の6つのポイントを上げて紹介していますが、特に気になったのは「自根」。

フィロキセラ以降、アメリカ産の台木に接ぎ木して裁判するのが一般的になっていますが、あえて自根でぶどう栽培をしている生産者もいて、本来の味を知るには、自根で栽培されたぶどうで造られたワインを「絶対に」飲まなくてはならない、と田中克幸氏は説いています。

それにしても、あまりにディープで独自な方向性で、かなり絞りこまれたターゲットに向けているようにも感じられるこの雑誌。
「どうしてそれじゃ、いけないの?」というコンセプトの割には、かなり強烈に田中流を押してきているような・・・
ただ、田中克幸氏のセミナーとかあったら、是非受講してみたいですね~。とっても面白そう。

読み終わったときには、久しぶりにちゃんとしたシャンパーニュを飲みたくなりました。


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