(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル、ソーヴィニヨン・グリのどれか(仏:ボルドー地方:AOCグラーヴ:NV)参考価格2835円
(2)シャルドネ(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1698
(3)セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:12)\1080
(4)リースリング(豪:南オーストラリア州:クナワラ:11)\980
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:かすかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きと艶がある
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:石灰のようなミネラル、南国系の果実、カリン、香水のような白い花、グリーン系ハーブ
香りの印象:弱めながら、アロマティックで華やかさがある
【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:爽やかな、厚みがある
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、厚みがある
アルコール:強め
余韻:長めに続く
【フレーヴァー】
濃縮感のあるフルーティ
【評価】
濃縮感があり、厚みがある。やや後味が荒い。
【供出温度】
11-14度
【グラス】
中庸
【判定】
外観は特徴的なオレンジっぽい色調で、強めの輝きを持っている。
香りは弱めながら、果実感が強く、華やかさももっている。
アロマティック品種の印象もあるが、セミヨンあたりも候補。
味わいは、フレッシュで爽やかさがあるが、厚みもあり、アルコール度も強め。
グリーン系だったり、アロマティックな印象があるので、シャルドネは外す。
微妙に石油香がある気がするので、リースリングも候補だけど、厚みの印象がちょっと違う。
全体のまとまりはボルドーっぽい。
そうなると、グラーヴのソーヴィニヨン・ブラン主体か、セミヨン70%のどちらかだが、この甘味と果実感はセミヨンっぽい。
ファイナルアンサーで、セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%
で、ブー
リースリングでした。
【総評】
パディントン・エステート・リースリング 2011
PADDINGTON ESTATE RIESLING 2011
オーストラリア:南オーストラリア州:クナワラ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:リースリング
カルディコーヒーファームで、10%引き882円で購入。
元値は980円。
ニューワールドのリースリングですね。
ネタバレしてみると、なんで間違えたのか、ってくらいリースリングの味わいです。
いつもそうですが、品種が分かると味や香りの捉え方がガラッと変わるんですよね。
外観はちょっとオレンジかがった特徴的な色合いで、ギラギラとした強い輝きがあります。
香りは、最初に石灰のようなミネラル香で、ちょっとペトロール香(石油香)も感じます。
主体はミネラルですが、そこに熟した印象の果実香が混ざり、リースリングの特徴的な、種の部分のような個性的なグリーン系のハーブ香が混ざります。
ドイツワインっぽい感じですね。
味わいは、残糖を少し多めに残した、甘みのあるアタックで、フレッシュでフルーティながら、アルコールのボリューム感もあります。
このボリューム感でリースリングじゃないと思ったんですよね~。
シャルドネやボルドーブランくらいの厚みを感じましたが、あらためて飲み直すと、アルコール度の厚みが主体で、品種の持っている厚みはあまりありません。
それにしても、このワイン11.5%しかアルコール度がないけど、13%くらいあるように感じます。
残糖の影響でしょうか?
フレッシュ感とか、すっきりした酸味とか、華やかさをもった香りとか、いろいろ要素があって、楽しめるワインです。
これで1000円弱だとお買い得。
ワインだけでも飲みやすくて、万人受けしそうですね。
今日の晩御飯は、自家製の餃子。
なにもつけないで合わせると、ラビオリみたいなちょっと洋風な印象になって悪くありません。
酢醤油つけると、余計な要素が増えて、イマイチ合いませんね。
後味の辛さが強いんですね。
フルーツ感も強いし、和食には合わなさそう。
チキンのグリルとか、トマト系のパスタやピザも合いそうですが、ワインがやや強めに主張するので、そこがポイントですね。
食事が終わってピスタチオに合わせると、最初はとても馴染みがいいけど、後味でワインの辛さが出てきます。
ワインだけでも飲みやすい方ですが、後味の辛さが気になる人がいるかも。
というか、えぐ味が残って、後味はあまり良くないですね。
1000円切る価格だったら、まあオススメって感じでしょうか。
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