2017/02/28

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV(2017年購入)

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV
SENSI BORGO CIPRESSI BIANCO NV

イタリア:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

ローソンで、575円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:酸化熟成のイメージ

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、洋ナシ、ハチミツ、ヘーゼルナッツ
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄由来のミネラル、ちょっと傷んだ植物油
香りの印象:開いている、酸化熟成が始まっている

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、力強い
苦味:穏やかな
バランス:スリムながら、酸化によるひっかかりがある
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
酸化した酸っぱいリンゴ、シードル

【評価】
完全に酸化が進んでいて、酸っぱくて収斂性がある。

【供出温度】
7度以下、8-10度 コンディションが良くないので、しっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、オレンジがかった濃いめのイエローで、酸化の印象があります。

香りは、硫黄、ミネラル、傷んだ植物油、白い実の果実、洋ナシ、ヘーゼルナッツなど、良い要素と悪い要素がいろいろ混ざっています。

味わいは、ライトなアタックから、酸化したすっぱい果実感が広がった後に、えぐ味と苦味がキューッと締まるように出てきて、そのままフィニッシュ。

センシィのボルゴシプレッシは、私の中では信頼のブランドだったのですが、今回は完全にアウト。
店舗の管理だけでこんなに悪くならないと思うので、すでに出荷時には酸化が進んでいたのでは、と思われますね。

ラベルデザインも変わって期待していただけに、これはガッカリ。。。

でもこういった酸化が進んだワインって食事に合わせると良くなったりするので、そこに期待してもう少し飲み進んでみましょう。
温度高めで飲み始めましたので、冷やして温度が下がってきたらちょっと飲みやすくなるかもしれません。

今日の晩御飯は、冷凍パスタの「白ワイン仕立てペスカトーレ」と「コーンサラダごまドレッシング」。
このワイン、ドジっ子アイドルみたいな、「ダメなだけどなんだか可愛らしい」キャラに変わってきましたね。
冷凍のペスカトーレにもとても良くフィットします。

ごまドレッシングのコーンサラダにも、すっとフィットしました。

ポテンシャルはなかなかスゴイものがありそうなのですが、やはりコンディションが悪い。。。

ちなみに、このワインのせいかどうかは不明ですが、次の日に激しくお腹を下してしまい、残ったワインは飲まずに捨ててしまいました。

瓶の色が濃くてワインの色を店頭で確認できないんですよね。
また来年くらいに違うお店で買って飲んでみようかな。

■関連リンク(ローソンのワイン)


2017/02/26

レゼルヴ ドゥラトゥール シャルドネ 2014

レゼルヴ ドゥラトゥール シャルドネ 2014

レゼルヴ ドゥラトゥール シャルドネ 2014
Reseruve Delatour Chardonnay 2014

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:12。5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、税抜き740円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほんのりオレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若干オレンジがかっているのが気になる

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>梨、白い実の果実、青りんご、グリーン系ハーブ、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>貝殻っぽいミネラル
香りの印象:第1アロマが強め、シャルドネっぽくない

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やか
苦味:後味に強めに残る
バランス:溌剌とした、強さがある
アルコール:それほど強くないが、浮いている分強く感じる
余韻:苦味を伴って長めに続く

【フレーヴァー】
グレープフルーツや夏みかんのようなフルーツ

【評価】
スッキリした爽やかな飲み口だが、苦味が強くアルコールが浮き気味に出てきて、後味は辛くて苦い。

【供出温度】
11-14度 冷えていると苦味が強めに感じるので、冷やしすぎないくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は少し淡く、ほんのりオレンジがかったイエローで、輝きはあるけどちょっと地味な外観。

香りは、固くて酸っぱい梨や、青りんご、貝殻のようなミネラル、グリーン系のハーブやフローラル、時間が経つとハチミツや硝煙のようなシャルドネらしさも出てきました。

味わいは、ライトなアタックから、爽やかでスッキリした果実感と甘みがパッと広がり、スマートでスレンダーなボディで、苦味が強めに出てきてアルコールの影響と重なり、辛いフィニッシュ。

飲みくちの爽やかさやスッキリ感はとても良いのですが、苦味とアルコールの印象が強くて、やや荒っぽいまとまりですね。

ただ、このあたりは飲み進むと変わってくるかもしれません。

と・・飲み進んでいると、少し時間が経つと、後味の辛さが気にならなくなってきました。
緊張感をもった張りのある味わいで、なかなか面白いワインだと思います。

ワインだけでも美味しく飲めるのですが、フルーツ感も甘みも抑制が効いていて、ニューワールドとはまた違う伝統産地のアプローチですね。
ひとクセというか、文化的なニュアンスというか、ワインを文化として捉えているような印象があります。

ニューワールドのワインはすっかり定着しましたが、やはり伝統産地のワインは常に先を歩み、提案し続けているような印象があります。

今日の晩御飯は、「ポークチャップ風の肉野菜炒め」。
このワインは主張がやや弱めなので食事との相性は良く、ピッタリフィットする感じではありませんが、特に問題もありませんでした。

時間が経って温度も上がってくると、果実味が主張してきましたね。

おつまみの「ドライフルーツ」や「ビーフジャーキー」にも大人な対応で合わせてきます。

グラスが空になると樽の香りが残りますね。
この上品な樽の使い方は、やはり伝統産地のワインの方が進んでいるように思います。

開けてから6時間くらい過ぎると、ちょっと酸っぱくなってきましたが、伝統産地のプライドを感じるワインだと思います。

人に例えると、しっかりしたアイデンティティを持っているけど、周りに柔軟に合わせて大人な対応が出来る、大人の女性って感じ?

コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク

レゼルヴ ドゥラトゥール シャルドネ 2014 白ワイン 750ml 金賞受賞Reserve Delatour Chardonnay 12.5% 750ml

※サイトより引用
フランス白ワイン愛好家大注目!造り手のAMIEL社はラングドック・ルション地方のAUDE県Trebesにあり、近くには観光地として有名なCARCASSONNE(カルカソンヌ)があります!協同組合で、現在の経営者は3代目です!組合には30社のブドウ農園が所属、その中から最も優良な“ブドウジュース”を購入し、ブレンド、ボトリングを行います!ボトリング工場もそれぞれのワインの特色に合わせて選定しています!各ブドウ農園は毎年有名なコンクールに出品し、多くの金賞を受賞しています!ブドウは良い区画のブドウを選定して使われ、醸造方法は伝統的で、アルコール発酵はタンクの中で行われます!色調は淡いレモンイエロー!香りは柑橘系の果実やフローラル香がし、味わいは酸味とアルコールのバランスが良い白ワインです!魚介類のグラタンなどと合わせてどうぞ!
見事!パリ農業コンクール2015年金賞受賞!
柑橘系の果実やフローラル香に酸味とアルコールのバランスがとても良い辛口白ワイン!

2017/02/25

ル・ナチュレル 2014

ル・ナチュレル 2014

ル・ナチュレル 2014
LE NATUREL 2014

スペイン:北部地方:D.O.ナバーラ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ガルナッチャ主体

OKストアで、税抜き999円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>百合っぽいフローラル、ヴェジェタル、黒い果実
<香辛料・芳香・化学物質>やや麝香、なめし革、樹脂、血液
香りの印象:開いている、少し酸化熟成が始まっている

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:サラサラした、シルキーな
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
ややヴェジェタルなスパイス

【評価】
独特なビオ臭があるが、ナチュラルでスマートな味わい

【供出温度】
10-13度、14-16度 ちょっとヒンヤリしているくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いルビーで、深い透明感と輝きがあります。

香りは、ちょっと強めのフローラル、黒い果実、なめし革、血液、などがありますが、時間とともに悪い方のビオ臭が出てきました。

味わいは、ライトなアタックから、上品な果実感がふわっと広がり、スマートな印象がスーッと続いて、軽い苦味と旨みがじわっと残るフィニッシュ。

いわゆるビオ臭のような悪臭系の香りを持っていて好みが分かれそうですが、ただ、味わいはとてもスマートでスムース。上品で旨みがあります。

今日の晩御飯は自家製の「マフィンバーガー」。
マフィンに、自家製ハンバーグ、炒めたオニオン、トマト、レタスにデミグラスソースとマスタードです。

シンプルな味ですが、ワインも軽めなので、相性は悪くありません。
ただ、レタスやトマトが肉とのバランスを取っているので、ワインの出番が無い感じ。
横からちょっかい出すような合い方です。

茂蔵の「ドライフルーツ」は砂糖が多めについているで、ワインが苦く感じますが、フルーツとの相性は良いですね。

「テングビーフジャーキー」はワインがフレッシュ過ぎてちょっと浮きますが、悪くありません。

ちょっと醗酵している感じで、マッコリやどぶろくのようなピチピチした感じがありますね。
まだ酵母が生きているのでしょうか。

飲みくちはとてもスマートでナチュラルで良いのですが、いわゆる糞尿系のビオ臭があって、人によっては全然ダメでしょうね。

1000円でビオワインテイストが飲めるという点では、貴重なワインだと思います。

人に例えると、見た目を気にしない、自由奔放で、素直で心がキレイな女性って感じ?
女優の門脇麦さんをイメージしました。

個人的には好きなタイプですね。
1500円くらいまでならコストパフォーマンス高いかな。

■楽天ショップへのリンク

ル・ナチュラル [2013] 750ml<ワイン>【12本まで1個口配送出来ます】完全無添加 オーガニック 赤 スペイン [10ap17am]

※サイトより引用
このワインこそ完全無欠なる無添加ワイン
無添加がうたえるのは、40mg/1L以下のSO2量のワイン。
ビールでも、日本酒でも、ウイスキーでもすべてのアルコール醸造の際にSO2は副産されます。
SO2とは亜硫酸分子の事で、酸化防止剤を計測する数値の元の分子です。
亜硫酸はアルコール発酵を止め、ワインを安定させ、酸化を防止し、抗菌力にすぐれたミラクルな添加剤で、決して悪の添加物とは、まるまる考えませんが、自然のままの完全な無添加ワインを造ってみたいと、スペインの若きワイン指導者リカルドの挑戦したワインです。
その反面、大変な技術が必要になります。更に醸造中に自然と出るSO2すらも極小にする為、醸造期間を極限に短く、1Lあたり10ml以下のSO2ワインが完成しました。
一昨年、リカルドにワイナリーでテストして飲んで欲しい挑戦ワインとして、提案があり「もっと酸を抑えないと売れないよ」と提言したことを覚えています。
その1年ちょっとで素晴らしいワインになりました。
やはり、流石の天才です。

2017/02/24

ラビーナ ティント 2015

ラビーナ ティント 2015

ラビーナ ティント 2015
Lavina Tinto 2015

スペイン:カタルーニャ州:D.O.カタルーニャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー、テンプラニーリョ

ドン・キホーテで、税抜き598円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>茎っぽいグリーン香、ジャム
<香辛料・芳香・化学物質>血液、なめし革、濡れた犬、アルコール
香りの印象:ややケミカル、少し還元的?

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖の甘み
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:収斂性のある、サラサラした
バランス:スマートな、渇いた、痩せた
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティでスパイシー

【評価】
ライトでフルーティなカジュアルな味わいだが、タンニンが強く収斂性があり後味は乾く

【供出温度】
14-16度 渋みが強いのであまり冷やしすぎない方が良いかも

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、底光りするような透明感と輝きがあります。

香りは、ケミカルで重く、茎っぽいグリーン香、なめし革、血液、動物臭、ジャム、時間が経つとカンロ飴のような香りが出てきました。

味わいは、軽めのアタックから、フルーツ感と甘み、爽やかな酸味がじわっと広がるものの、その後に強いタンニンがキューッと締めてきて、えぐ味の残る乾くフィニッシュ。

カジュアルな味わいですが、かなりタンニンが強めですね。
渋いワインが苦手な人はダメかも。

今日の晩御飯は、ドン・キホーテの「チキンカツカレー」。
カレーと合わせても主張する強いワインで、しっかりと存在感が残ります。

バチバチ当たるような合い方ですが、悪い仲間みたいな感じで割と良いかも。

おつまみで「テングビーフジャーキー」に合わせると、これもまた悪い仲間みたいな合い方をしますね。

カジュアルでフルーティなんですが、重いのが気になりますね。
いい意味の重さじゃなくて、テンション上がらない重さ。

テンプラニーリョのワインって時々こういった陰鬱な重さ、みたいな感じがありますが、このワインも、一見明るく装っているけど、実は暗いみたいな感じがあります。

肉系に合わせるとますます重くなるので、ドライフルーツとかがいいのかも。
ワインだけど、果実味を加えたくなります。

一般受けするタイプでは無いので、渋いワインが好きな人は試してみてはいかがでしょうか。

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