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2017/07/23

カプスラ・ヴィオラ 2015

カプスラ・ヴィオラ 2015

カプスラ・ヴィオラ 2015
CAPSULA VIOLA 2015

イタリア:トスカーナ州(地理的表示無し)
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:トレッビアーノ・トスカーノ、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール

エノテカの通販で12本セット10,584円(送料込)、1本あたり1,059円で購入。
参考価格は、1,728円

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱い
外観の印象:若々しい、色づきが弱い、サラッとしている

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、青りんご、固い実の白い果実、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>小石のようなミネラル
香りの印象:若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、やさしい
苦味:旨みをともなった
バランス:スリムは、溌剌とした、優しい
アルコール:やや強めに感じるが実際は弱め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
フレッシュな果実感

【評価】
軽くフルーティでスッキリした味わいながら、しっかりした旨みを持っている

【供出温度】
11-14度(夏場) しっかり冷やして飲んでもおいしいけど、温度が上がってきてもダレてこない

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、輝きは弱くさらっとしています。

香りは、柑橘系、青りんご、固い梨、グリーン系のフローラル、ミネラルなど、しっかりしていて楽しさがあります。

味わいは、炭酸を少し含んだ軽いアタックから、柑橘系の果実感と爽やかな酸味がシュワっと広がり、細身のボディながら、しっかりした旨みが支えて、軽いえぐ味の残したジューシーなフィニッシュ。

とてもカジュアルで爽やかな味わいなのですが、「アンティノリ」のエントリーブランド、「サンタ・クリスティーナ」が造っているので、それなりのお値段がします。
暑い日にしっかり冷やして、上品なオードブルとかと一緒に太陽の下でいただく、というような庶民にはあまり縁のないシーンにはピッタリですね。

カジュアルだけど、しっかり基本は押さえてあるので、高いワインを飲みなれている人でもこれは受け入れるのでは、って思います。

それにしても良いワインですね~。
飲めば飲むほど良さがじわじわと沁みてきます。

モッツァレラチーズとか、トマトを使ったオードブルに合わせたいですね。
絶対おいしいと思います。

セパージュは挑戦的というか、普通だとあまり見かけない組み合わせですよね。
シャルドネがベースを担当して、ゲヴュルツトラミネールが華やかさ担当、これで完結しそうですが、そこにトレッビアーノが入ります。

普通に考えると「水増し担当」みたいなイメージになりそうですが、このワインの完成度を考えると、とても重要な役割を持っているんでしょうね。
シャルドネとゲヴュルツトラミネールだけだと、重くなりがちなので、軽やかさをあたえるためにトレッビアーノがブレンドされているのでしょうか。

セパージュの憶測はともかく、とてもバランスが良く、センスの良い味わいに仕上がっていて、すべての品種が役割をまっとうしている印象ですね。

アンティノリのワインって昔から好きですが最近ではなかなか買えません。
こういう良いワインにあたると、また買いたくなりますね~。

このワイン、完成度が高いので、食事はいらないイメージですね。
炭酸の爽やかさも効果的です。

今日の晩御飯は、「鶏の南蛮漬け」。
アジの南蛮漬けが鶏になったバージョンで、チキン南蛮と違ってタルタルはありません。

合わせてみると、ワインのリゾート感がすっかり台無しになりますが、方向性としては悪くないですね。
アジの南蛮漬けだと青臭さがワインをダメにしそうですが、鶏なので大丈夫。
また甘酢あんの爽やかさがワインとのつなぎになります。

フランスではスパークリングワインに「キュウリ」を浮かべて飲むと聞いたいことがありましたが、このワインも「キュウリ」に合いそうですね。
「キュウリ」や「スイカ」の青臭い感じを許容しそうなタイプです。

おつまみの「ゴーダチーズ」は一見良さそうだけど、微妙に噛み合わない感じ。
塩気が強いからかな。

食事無しでワインだけで楽しむのが一番安心して飲めるかも。
リゾート感があって、夏の昼間から飲みたいタイプですね。

人に例えると、パーティ好きでいつも元気、華やかで周りを盛り上げる若い女子、みたいな?

また飲んでみたいワインです。

■楽天ショップへのリンク
[2016] カプスラ・ヴィオラ(スクリューキャップ) / サンタ・クリスティーナ イタリア トスカーナ / 750ml / 白

※サイトより引用
夏の食卓には欠かせない爽快な1本。
すいすい飲める清涼感溢れる飲み口が魅力。
カプスラ・ヴィオラは、キャンティ地方の冷涼な地域で栽培されたトレッビアーノ種を主体に造られる白ワイン。2015年ヴィンテージには、トレッビアーノにシャルドネ、ゲヴェルツトラミネールがブレンドされています。前年の秋に収穫されたブドウで造られ、 翌年の春には瓶詰めされるという熟成期間が短くフレッシュさを活かしたスタイル。アルコール度数11.5%と一般的な白ワインと比べるとかなり低めで、アルコール感が強くなく、すいすい飲める爽快な飲み口が魅力です。
レモンや青リンゴのみずみずしいアロマに、白い花の華やかなニュアンス。口に含むと、透き通った果実味とフレッシュな酸がいっぱいに広がります。プチプチとはじけるような微発泡が心地よく、爽やかでシャープな喉越し。お料理との相性も抜群で、カプレーゼやスモークサーモンのブルスケッタ、シーフードのパスタなどにぴったりです。夏の食卓には欠かせない、キリッと冷やして飲みたい清涼感溢れる白ワインです。
トスカーナの有力生産者が守り抜いた土着品種、
トレッビアーノで仕立てる「貴族の家から生まれた」ワイン。
カプスラ・ヴィオラの原形となっているのは、アンティノリをはじめ、フレスコバルディ、ルフィーノ、リカーゾリといったトスカーナの有力な生産者の集まり「ガレストロ・コンソリティウム」の10年来の親交を記念して、1980年に造られた「ガレストロ」という名前のワイン。この頃、トスカーナではキャンティ・クラシコに白ブドウ品種をブレンドすることを避けるようになっており、トレッビアーノなどの土着品種が姿を消してしまうのではないかと危惧されていました。そんな中生まれた「ガレストロ」の成功によって、改めてフレッシュな果実味溢れるトレッビアーノ主体のワインが見直されることとなったのです。
そして、この「ガレストロ」は2000年代になると、イタリアきっての偉大な造り手であるアンティノリに引き継がれ、後のカプスラ・ヴィオラとしてリリース。カプスラ・ヴィオラとは、元来"紫の中から生まれる"の意味。イタリアにおいて紫は高貴な色を表すため、"カプスラ・ヴィオラ=「貴族の家から生まれた」"という意味を持ち、一流生産者が集う「ガレストロ・コンソリティウム」と14世紀から続く名家アンティノリ家の気品を受け継いでいます。

2017/06/24

マルティンガーラ シャルドネ NV

マルティンガーラ シャルドネ NV

マルティンガーラ シャルドネ NV
MARTINGALA CHARDONNAY NV

イタリア:トスカーナ州(地理的表示無し)
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ100%

エノテカの通販で12本セット10,584円(送料込)、1本あたり1,059円で購入。
参考価格は、1,620円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強い
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強い
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白いバラのようなフローラル、メロン、モモ
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ
香りの印象:香水のようなフローラル香が強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、しっかりした
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:溌剌とした、力強さがある
アルコール:強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
柑橘系の果実感

【評価】
香水のような強い香りが支配的で、全体がギクシャクしている印象

【供出温度】
11-14度 香りに振り回されていまいち適温が分からない

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、トロトロしたツヤがあります。

香りは、香水のようなフローラル香が支配的で、メロン、モモ、キャンディ、シロップなどが、あるようです。

味わいは、軽めのアタックから、柑橘系の果実感と爽やかな酸味がパッと広がり、しっかりしたアルコールがベースで支えて、その後えぐ味が出てきて、香水のような香りを残したまま、乾く感じでフィニッシュ。

香料がドバっと入っちゃいました、としか思えないほど、バラの香水のような香りが支配的で、こりゃ1本飲めるかな、という第一印象でしたが、時間とともにだんだん落ち着いてきました。

落ち着いてくると、イタリアワインらしい甘い印象の白い実の果実香と、樽の印象もじわじわと出てきましたね。
香りはかなり楽しめそうなタイプです。
ただ、日本人的にはちょっと派手すぎるかも。

海外みやげの、香りが強すぎるお菓子みたいなイメージ?

ただ、ワインのベースはしっかりしているので、香りさえ許容できればとても美味しいと思います。

シャルドネってこんな香りがするの?ってくらい、ちょっとお化粧ベタベタな感じに思えますが。

今日の晩御飯は自家製の「ローストビーフ」。
合わせると、炭酸水を飲んでるような味気ない感じになりますね。

かなり炭酸を含んでいて、空けた後にフタをしていたコルクが吹き飛んでしまうくらいなので、炭酸の印象が強めに出ますね。

時間が経つとリッチになるかと思っていたら、ミュスカデやソーヴィニヨン・ブランのようなフレッシュ感強めの方向に変わってきました。

フレッシュでチャーミングで甘い果実感があるイタリアワインですね。
人に例えると、優しくて上品な、育ちの良い若い女性みたいな?

時間と温度でどんどん表情が変わってきて、後半どんどん良くなってきましたね。
面白いワインだと思います。

■エノテカの通販サイト

https://www.enoteca.co.jp/item/detail/043440032

※サイトより引用
サッシカイアの立役者セバスチャーノ・ローザ氏ら3人のプロが手掛けるコンセプトワイン。
クセがなくスイスイ飲める幅広い料理に合わせやすい万能ワイン。
このマルティンガーラは、イタリアを代表する3人のワインスペシャリストたちが立ち上げた新規プロジェクト。
名前の由来である「マルティンガーラ」とは、馬の鞍の位置を安定させる革紐のことで、プロジェクトのロゴマークにもなっています。
プロジェクトの仕掛け人の一人、セバスチャーノ・ローザ氏はサッシカイアの醸造責任者として名を馳せた人物。
今回のプロジェクトでは、主にワインの醸造や選別などに関する専門的なアドバイスを行い、マルティンガーラの育成と促進に大きく貢献しています。
ワインの品質に関わる分野を総合的に担当したジュゼッペ・カヴィオラ氏は、ルゴーニョ、セッラ&モスカ、ウマニ・ロンキ、ミケーレ・キャルロ、ヴィッラ・スパリーナといったイタリア各地の錚々たるワイナリーで醸造コンサルタントを担当し、イタリアワイン誌の権威ガンベロ・ロッソの2002年度版において「エノロジスト・オブ・ザ・イヤー」の栄冠にも輝いた人物。
また、ガヴィで高い評価を得るヴィッラ・スパリーナ社のオーナーとして活躍するステファノ・モッカガッタ氏を加えた3人によって生まれたマルティンガーラは、リーズナブルな価格ながら、どれも品種の個性を感じる高いレベルを誇ります。
こちらのシャルドネは、清涼感のある柑橘系の香りと、フレッシュでピュアな果実味、きれいな酸によって、しつこさのない爽やかな味わいに仕上がっています。クセがなくスイスイ飲める軽やかなスタイルで、幅広い料理に合わせやすい万能ワインです。
ローストチキンや焼き魚などとは特に相性抜群。
コストパフォーマンスの高いマルティンガーラを、ご自宅のハウスワインとしてぜひお試しください。

2017/05/02

ピッチーニ キアンティ 2015

ピッチーニ キアンティ 2015

ピッチーニ キアンティ 2015
Piccini Chianti 2015

イタリア:トスカーナ州:D.O.C.G.キアンティ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ主体

成城石井で、税抜き1090円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しいルージュ色の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、やや軽い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>赤い果実、キャンディ、ドライフラワー
<香辛料・芳香・化学物質>血液、生肉、胡椒、シナモン
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:なめらか、円みのある
タンニン分:サラサラした、少し収斂性がある
バランス:渇いた、痩せた
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
酸っぱい赤い果実

【評価】
ドライで痩せた味わいで、後味に収斂性とゴムのような印象が残る

【供出温度】
14-16度 冷しすぎると素っ気ない味わいになりそうなので、ちょっとヒンヤリしているくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しさのある彩度の高いルージュで、底がうっすら見えるくらいの透明感があります。

香りは、赤い果実、キャンディ、血液、生肉、胡椒やシナモンのようなスパイス、ドライフラワーなど、オリエンタルな雰囲気でサンジョヴェーゼらしい香り。

味わいは、軽めのアタックから、小粒な果実感とほのかな甘みがふっと立ち上がると同時に、収斂性やえぐ味が覆ってしまって、ドライで痩せた印象のままフィニッシュ。

ドライで事務的、痩せた可愛げのない印象で、ゴムっぽい後味もあまり良くなく、第一印象はハズレですね。
ただ、傷んでるとか品質が悪いという感じではないので、飲み進むとこの味に慣れてくるかもしれません。

今日の晩御飯は、成城石井の「6種類の野菜と9種スパイスの有機トマト入カレー」と冷凍の「枝豆」。

カレーは、パワーバランスはちょうどいいのだけど、ワインがちょっと拒絶するとうか、収斂性が食事との相性の障壁になっているのかも。

枝豆もワインが拒絶しますね。
枝豆って、意外と赤ワインに合わせやすいのですが、このワインは意固地になる感じです。

「ピーナッツチョコ」に合わせてみても、やはり突っぱねますね。

人に例えると、仕事できないけど、出来ると思い込んでいてやたらアピールする若者みたいな?
ちょっと分かりにくいか・・・

しっかり冷やす(13度くらい)と欠点があまり気になりませんが、ただ飲みやすいだけで特長の無い赤ワインになります。

価格感としては1000円台前半くらいですが、ニューワールドのサービス精神に溢れたワインが好きな人には、ちょっと物足りないでしょうね。

合わせる食事も難しそうで、あまりリピートしたい感じではないかな~。

■楽天ショップへのリンク

【お年賀 ギフト】ピッチーニ キャンティ 赤 750ml イタリア トスカーナ 赤ワイン コンビニ受取対応商品 ヴィンテージ管理しておりません、変わる場合があります

※サイトより引用
肉料理でも魚料理でも、どんなお料理にもマルチに活躍するカジュアルワイン! 上質のサンジョヴェーゼ種で造られるキャンティです。 このハイコストパフォーマンスワインに合わせられない料理はもはやない気がします。 肉料理でも魚料理でも、ザブザブとにかく飲むべし!。ワイン好きでなくともグラスに一杯、ぜひおためしください! キャンティは世界で最もよく知られたイタリアワインであり、非常に古い歴史を持ちます。1976年トスカーナの男爵コジモ2世は、世界で初めて生産地域を指定したワインの法律を作りました。シエナ、フィレンツェ、アレッツォ、ピサ、ピストイアの5地域が指定されたキャンティ地区です。 これらのエリアはワイン生産に最も適しており、トスカーナのハートと呼ばれています。

2017/04/23

モンテルーナ 2015

モンテルーナ 2015

モンテルーナ 2015
MONTELUNA 2015

イタリア:サルデーニャ州:D.O.C.ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ヴェルメンティーノ100%

エノテカの通販で12本セット10,800円(送料込)、1本あたり900円で購入。
参考価格は、1,400円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:オレンジがかった、ゴールドに近いイエロー
濃淡:濃い
粘性:やや強い
外観の印象:若い、良く熟した

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、モモ、梨、グリーン系のハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ、クリーム、ヴァニラ
香りの印象:開いている、第1アロマが強め、木樽のニュアンス

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、優しい
苦味:やや強め
バランス:溌剌とした、まろやかな
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟した果実

【評価】
果実感と甘みが強いカジュアルな味わいだが、スパイシーさやコクが深みを与えている

【供出温度】
11-14度 冷やしても美味しく飲めるけど、少し温度が高い方がワインが活きそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観はやや濃い、オレンジがかったゴールドに近いイエローで、強い輝きがあります。

香りは、果実感が強く、モモ、梨、熟した果実、グリーン系のフローラル、クリーム、ヴァニラなど、ワインが少なくなると木樽の印象が出てきます。

味わいは、優しいけどしっかりしたアタックから、熟した強めの果実感と甘みがじわっと広がり、酸味は穏やかながらしっかり締めて、軽い渋みと果実感がしっかり残るフィニッシュ。

しっかりした果実感が印象的で、甘みも強めですが、ニューワールドと違い、スパイシーさやコク、ローカル品種ならではの個性もあり、グローバル品種では味わえないタイプですね。

温度が高くなると、ちょっと重い感じもありますが、このあたりは好みの問題かもしれません。
樽香やアルコールの強さが重さになってしまうようです。

今日の晩御飯は「オムライス」。
卵料理はワインに合わないと良く言われますが、このワインもやはり合いません。

半熟のオムレツが乗っているのでタマゴ感が強く、生っぽい匂いが強調されてしまいます。
スパニッシュオムレツのように、具材と混ぜてしっかり火を通せば、まだ合いそうです。

果実感が強くて甘みも強めで、さらに樽香などの主張があるので、これは合わせる料理は難しいですね。
家庭料理はまったく合わなさそうです。

冷やすとカジュアルな印象になりますが、それにしても家庭料理だとちょっと難しそう。

チーズやスパイスの効いた鶏肉や豚肉の料理でしょうか。
ドライカレーとかスパイスの効いた中華もいいかも。

このワイン、冷した方が後味の重さも気にならず飲みやすいですね。

人に例えると、小柄だけど元気で爽やかな、小麦色の肌をした若い女の子みたいな?

1500円くらいのイメージなので、1000円台前半だったらお買い得だと思います。

■エノテカのサイトより引用
https://www.enoteca.co.jp/item/detail/047150122
年間100万本ものワインを造るサルデーニャの一大ワイナリー!
土着品種から造られる、フレッシュ&フルーティー
軽やかな味わいの白ワイン。
カンティーナ・トレゼンタは、
イタリアのリゾートアイランド、サルデーニャにあるワイナリー。
1956年から続く伝統あるワイナリーで、350ヘクタールの広大な畑でワイン造りを行い、年間で100万本ものワインを世界中に提供しています。
肥沃な大地と地中海の温暖な気候の恩恵をたっぷりと受けて行われるワイン造りは、サルデーニャの伝統的なワイン造りとその歴史に基づいて行われています。
彼らは、かつては絶滅したと思われていた伝統的な土着品種、モニカ、ヌラーグス、カンノナウなどの品種の再生に成功。
サルデーニャ独特のブドウを造ったワインを多数造り出しています。
高いクオリティと安定した品質を誇るワインは、低価格ながらイタリアのワイン評価誌『ガンべロ・ロッソ』で星を獲得、ベルギーや中国、オーストリアなど、海外のコンクールでもメダルを受賞するなどの評価を得ています。
こちらの白ワインは、ヴェルメンティーノを100%使用しており、この価格にしては洗練された出来栄えで、あれよあれよという間にグラスが進んでしまうような心地よい味わい。
食前酒として、またサラダなどの前菜ともお楽しみ頂け、魚介類のお料理とも相性抜群です。
クセのない、フルーティーな白がお好みの方はお気に召すこと間違いなしの1本です。

1000~2000円のおすすめワイン

2017/03/18

コンティ・ゼッカ  サラチェーノ マルヴァジーア ビアンカ 2013

コンティ・ゼッカ  サラチェーノ マルヴァジーア ビアンカ 2013 500ml
コンティ・ゼッカ  サラチェーノ マルヴァジーア ビアンカ 2013 500ml
Conti Zecca Saraceno Malvasia Bianca 2013 500ml

イタリア:プーリア州:I.G.P.サレント
アルコール度:12%
ブドウ品種:マルヴァジーア ビアンカ主体

セブンイレブンで、500mlを798円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかったイエロー
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:酸化が進んだ、良く熟した

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>炒ったアーモンド、シードル、酸化したリンゴ
<香辛料・芳香・化学物質>カラメル、バタークリーム、硫黄、ヨード?
香りの印象:酸化が進んでいる

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:酸化した、収斂性がある
苦味:穏やかな
バランス:スリムな、まろやかな
アルコール:やや弱め
余韻:酸化した印象が残る

【フレーヴァー】
酸化したリンゴ、シードル

【評価】
完全に酸化しているが、それなりに味わいはある

【供出温度】
11-14度 酸っぱいので、あまり冷やしすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、完全に酸化しているオレンジ色で、輝きがあります。

香りは、リンゴやシードル、アーモンド、バタークリーム、硫黄、ちょっとコンポート、シェリーっぽい感じになってます。

味わいは、軽めのアタックから、完全に酸化した饐えた果実感が広がり、スリムながら収斂性があって、キューッとしまった後に、えぐ味の残るフィニッシュ。

これは売ってはいけないレベルで酸化していると思うのですが、返品に行ったら完全にクレーマーですよね~。
がっかりですが、酸化した中にもそれなりに味わいがあるので、もう少し飲み進んでみましょう。

4年前のワインと分かっていたら、コンビニでは絶対買わないですね。
ちゃんと生産年を確認すれば良かった・・・

今日の晩御飯は、冷凍パスタの「生パスタ海老のクリームソース」と「豆のサラダ」。
食事に合わせると、ワインが乱暴で雑なことが分かります。

酸化したワインは食事と合わせると大人しくなる事が多いですが、このワインは荒々しいままですね。

でも、なんだかんだ文句言いながらもどんどん飲んじゃいますね。
きっとベースは良いワインなんでしょうね。

「揚塩ピー」くらいの塩辛さだと、ワインとのバランスがいいみたい。

おすすめはできませんが、まあ飲めました。
コンディションが良ければ美味しいワインじゃないでしょうか。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2017/03/05

ブリケット トレッビアーノ NV

ブリケット トレッビアーノ NV

ブリケット トレッビアーノ NV
BRICCHETTO TREBBIANO NV

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:I.G.P.ルビコーネ
アルコール度:11%
ブドウ品種:トレッビアーノ

グルメシティで、861円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほぼグレーに近い、グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、梨、青りんご、白い花、グリーン系ハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:穏やか
バランス:スリムな、フラットな
アルコール:やや強め(に感じる)
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ

【評価】
フレッシュで爽やかな味わいながら、ややアルコールが浮き気味に感じる

【供出温度】
7度以下、8-10度 フレッシュで爽やかな味わいなのでしっかり冷やした方が良さそうだけど、ちょっとアルコール感があるのが気になるところ

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、ほぼグレーに近いグリーンがかったレモンイエローで、金属質な輝きがあります。

香りは、硫黄由来のミネラル、柑橘系、酸っぱい梨、青りんご、白い花、グリーン系のハーブなど、硫黄の影響を強めに感じます。

味わいは、ライトなアタックから、フレッシュで爽やかな柑橘系の果実味としっかりした酸味がじわっと広がり、甘み少なめのドライで、スレンダーなボディがスーッと続いた後に、アルコールが浮き気味に出てきて、軽いえぐ味のあるフィニッシュ。

最近、甘みのあるタイプが増えてきているので、このワインは、かなりドライに感じます。
ただ、フレッシュで爽やかな味わいなので、飲みづらさはありませんね。

ワインだけでもスーッと飲める感じで、爽やかで静か、落ち着いた印象で、パーティ的ではありません。
ただ、食事に合わせやすいかというとまたちょっと微妙かも。

飲み進むと、後味のアルコールの強さは馴染んで気にならなくなってきました。
シュール・リーのような酵母の旨み、みたいなものを感じるようになってきましたね。
甲州とかミュスカデに近い感じ。

今日の晩御飯は、デリバリーのピザ。
照り焼き味とかパイナップルの入ったやつとか3種類ありましたが、味が強いのでワインが完全に負けてしまいます。
ピザだから合うだろうって普通は思いますが、デリバリーのピザは味が強すぎてワインには合わないですよね。
シンプルな、マルゲリータとかだと合いそうですが。

開けてから時間が経つと、だんだん力が落ちてきました。
アルコール度も低めなので、早めに飲みきった方が良さそうです。

ニューワールドのようなメリハリやフルーティさを求めると、タイプが違ってがっかりするかと思いますが、穏やかで品のある伝統産地のワインが好きな人には好まれそう。

コストパフォーマンスはそこそこで価格なりな感じでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
ブリケット トレッビアーノ 750ml [イタリア/白ワイン]

※サイトより引用
1963年に創立されたイタリアのエミリア・ロマーニャ州に拠点を置く大手ワイングループ。“リーズナブルでよい品質のワインを提供する”をポリシーに掲げる同社は急成長を遂げ、イタリアワイン生産量NO.2(2015年現在)の地位を獲得しました。最新鋭の設備から造り出されるワインは、陽気でカジュアルな高品質のイタリアワインとして世界各地の人々に愛飲されています。(イオングループ限定商品)果実味あふれるさわやかでフレッシュな香りと、グレープフルーツやメロンまた青りんごを思わせる味わいが印象的です。ワインだけでも楽しむことができますし、魚介類のパスタや鶏肉料理ともよく合います。(イオングループ限定商品)

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2017/02/28

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV(2017年購入)

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV
SENSI BORGO CIPRESSI BIANCO NV

イタリア:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

ローソンで、575円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:酸化熟成のイメージ

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、洋ナシ、ハチミツ、ヘーゼルナッツ
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄由来のミネラル、ちょっと傷んだ植物油
香りの印象:開いている、酸化熟成が始まっている

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、力強い
苦味:穏やかな
バランス:スリムながら、酸化によるひっかかりがある
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
酸化した酸っぱいリンゴ、シードル

【評価】
完全に酸化が進んでいて、酸っぱくて収斂性がある。

【供出温度】
7度以下、8-10度 コンディションが良くないので、しっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、オレンジがかった濃いめのイエローで、酸化の印象があります。

香りは、硫黄、ミネラル、傷んだ植物油、白い実の果実、洋ナシ、ヘーゼルナッツなど、良い要素と悪い要素がいろいろ混ざっています。

味わいは、ライトなアタックから、酸化したすっぱい果実感が広がった後に、えぐ味と苦味がキューッと締まるように出てきて、そのままフィニッシュ。

センシィのボルゴシプレッシは、私の中では信頼のブランドだったのですが、今回は完全にアウト。
店舗の管理だけでこんなに悪くならないと思うので、すでに出荷時には酸化が進んでいたのでは、と思われますね。

ラベルデザインも変わって期待していただけに、これはガッカリ。。。

でもこういった酸化が進んだワインって食事に合わせると良くなったりするので、そこに期待してもう少し飲み進んでみましょう。
温度高めで飲み始めましたので、冷やして温度が下がってきたらちょっと飲みやすくなるかもしれません。

今日の晩御飯は、冷凍パスタの「白ワイン仕立てペスカトーレ」と「コーンサラダごまドレッシング」。
このワイン、ドジっ子アイドルみたいな、「ダメなだけどなんだか可愛らしい」キャラに変わってきましたね。
冷凍のペスカトーレにもとても良くフィットします。

ごまドレッシングのコーンサラダにも、すっとフィットしました。

ポテンシャルはなかなかスゴイものがありそうなのですが、やはりコンディションが悪い。。。

ちなみに、このワインのせいかどうかは不明ですが、次の日に激しくお腹を下してしまい、残ったワインは飲まずに捨ててしまいました。

瓶の色が濃くてワインの色を店頭で確認できないんですよね。
また来年くらいに違うお店で買って飲んでみようかな。

■関連リンク(ローソンのワイン)


2016/10/14

カソラーレ ピノ・グリージョ 2014

カソラーレ ピノ・グリージョ 2014

カソラーレ ピノ・グリージョ 2014
Ca' Solare Pinot Grigio 2014

イタリア:ロンバルディーア州:I.G.T.プロヴィンチャ・ディ・パヴィア
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・グリージョ

成城石井で、税抜き1190円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかったイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、ツヤと輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>洋梨、メロン、柑橘系、ややナッティ
<香辛・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル、澱や酵母
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やさしい、後から酸っぱい
苦味:穏やか、控えめ
バランス:スリムな、溌剌とした、真ん中が抜けた感じ
アルコール:やや弱めだが、後味にちょっと残る
余韻:短い

【フレーヴァー】
気が抜けたフルーツ感

【評価】
ライトでカジュアル、全体のバランスが悪く大事な何かが抜けた感じの味わい

【供出温度】
7度以下 バランスが悪いのでしっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、澱や酵母、石灰のようなミネラル、洋梨、メロン、柑橘系、果実味が中心でシンプルな印象。

味わいは、軽めの穏やかなアタックから、地味な果実感と頼りない酸味がよっこらしょと広がり、何か足りない感じでストンと落ちて「?」な印象のフィニッシュ。

全体にバランスが悪くて、満足感が少なくて、ちょっと水っぽくて、第一印象はイマイチですね。

1000円超える価格でこれは無いわ、って感じです。
まあ、飲み進むとちょっと変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、成城石井の「自家製ジェノヴェーゼのシーフードパスタ」。
これがまた実に良く合いますね。

両方とも何かしら足りない部分があるのですが、献身的に補い合う印象で、まさにマリアージュ。
まあ、低いレベルですが・・

しかし、食事が入るとワインが急に活き活きしてきますね。
食事と合わせた時の印象は、ワンコインとは違う存在感を発揮してくれます。

パスタもコンビニとは違い、オリーブやナッツがアクセントになっていて、飾らない素直な素材感で合う印象です。

食事が終わって薄焼きせんべいに合わせてみると、お互い軽いので、軽くさばく感じで、フィットしないけど、馴染みもしません。

ワインだけになると、やはりサバサバした感じが気になって、ちょっと物足りないんですよね。

コストパフォーマンスはイマイチだけど、悪いワインではなさそうで、特に食事との相性は良さそうですね。
香りも味もそんなに強くないので、和食にも合いそうな気がします。

人に例えると、真面目で勉強も出来るけど、素っ気なくて愛想が無い男子みたい?

個人的にはリピートしたいとは思わないタイプでしょうか。

2016/10/09

ボッターカルロ カーサ・ヴィニロニア アパッシメント 2015

ボッターカルロ カーサ・ヴィニロニア アパッシメント 2015

ボッターカルロ カーサ・ヴィニロニア アパッシメント 2015
Botter Carlo Casa Vinironia Appassimento 2015

イタリア:プーリア州:I.G.T.プーリア
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:メルロー、プリミティーヴォ、ネグロ・アマーロ

リカーランドトップで、税抜き1280円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:若々しい色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:若々しい、色付きが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>干しぶどう、プルーン、メントール
<香辛料・芳香・化学物質>ややケミカル、アルコール香、シナモン
香りの印象:パッシート特有の濃縮感がある

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:なめらか、優しい
タンニン分:緻密、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:強い
余韻:短い

【フレーヴァー】
干しぶどう

【評価】
やわらかで穏やかな味わいで、甘みとフルーツ感が心地よい

【供出温度】
10-13度 甘みがあるので冷やして飲みたくなるけど、冷やし過ぎに注意

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい色調の濃いガーネットで、深い透明感と輝きがあります。

香りは、干しぶどうやプルーンの酒精強化ワインのようなイメージに、スパイシーさがあります。

味わいは、優しいアタックから、残糖多めの甘みとチャーミングな果実感がゆっくりと広がり、ボディは細身でタンニンは穏やか、あとからアルコールの強さが出てきて、甘い印象でフィニッシュ。

残糖を多く残した甘めのワインで、陰干しで糖度を高めているのでアルコールもそれなりに強いのですが、口あたりがいいのでスーッと入ってきますね。
これは危険なワインかも。

甘みが強く、一般的なワインとは違うので、好みは分かれると思います。

今日の晩御飯は「チキンフライ」。
中濃ソースをつけて食べましたが、馴染みもしないけど、フィットもしない感じ。

「なんこつのスモーク」も「ビーフジャーキー」もちょっと距離を置いて合う感じ。
「揚塩ピー」も同じ。

やはり甘みが食事との距離感を持っているみたいですね。

チョコレートが一番合いましたが、デザート系に合わせるという手がありますね。
ガナッシュとかチョコレートケーキとかに合いそう。

大人のランチ女子会にチョコレート系のデザートに合わせて出す、みたいなシーンでしょうか。

1000円代前半だとお買い得な品質感はありますね。
甘い赤ワインなので、あとは好みの問題でしょうか。

■楽天ショップへのリンク

あのアマローネに通じる飲みこたえタップリの味わい!!
カーサ・ヴィニロニア≪アパッシメント≫2015


※サイトより引用
≪新着2015年はコンクール金賞獲得!!≫ あのアマローネに通じる飲みこたえタップリの味わいがなんと1,480円(税別)!!
『値ごろ感があっても単調で深みの無いものはバリューとは言えない!!』
イタリア最強レベルのコスパ[ボッター]の極めつけの1本です!!
『プルーンやスミレの花にカカオやチョコレートを想わせる甘い香り!!』
いかにもパワフル!!濃縮された果実味にたっぷりのタンニン!!
濃厚果実味タイプがお好きなら絶対にご満足いただける1本です。
【アパッシメント】とは、イタリア語で「ブドウの乾燥」を意味します。その名の通り干して旨味を凝縮させたブドウを使用して仕込むワインで、イタリア好きの皆様なら、ヴェネト地方の銘酒【アマローネ】を思い浮かべるのではないでしょうか?
ただ、このワインは収穫したブドウを干すのではなく、ブドウの収穫を遅らせ(レイト・ハーベスト)、そのまま房を自然に乾燥させるという手法でがとられています。
これによって、ブドウ自体の糖度と濃縮度が上がり、濃厚で甘みを伴ったまろやかなタンニンのある風味豊かなフルボディでリッチなワインに仕上がっているのです。
まさに!!温暖なプーリアだからこそ成しえる技と言えるでしょう。

2016/06/21

リカミ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2013 500ml

リカミ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2013 500ml
リカミ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2013 500ml
Ricami Trebbiano d'Abruzzo 2013 500ml

イタリア:アブルッツォ州:D.O.P.トレッビアーノ・ダブルッツォ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:トレッビアーノ

セブンイレブンで、500mlボトルを702円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかったイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:酸化熟成が始まっている、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、バナナ、エーテル香、白い花
<香辛料・芳香・化学物質>少しウッディ
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、シャープ
苦味:旨みを伴った
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
酸っぱいキウイとかリンゴ

【評価】
シャープでフレッシュ、やや酸が立っていて痩せた印象

【供出温度】
7度以下 ちょっと酸化が進んでいるので冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、少しオレンジがかったイエローで、輝きがあります。

香りは、白い実の果実やバナナ、エーテル香、白い花、少しウッディ、時間が経つと梨や青りんごのような固い果実の印象が出てきます。

味わいは、ライトでシャープなアタックから、爽やかな果実感がふわっと広がり、しっかりした酸味が締めて、ややえぐ味と収斂性のあるジューシーなフィニッシュ。

このワイン、酸が特徴ですね。
ちょっと尖った、酸化したような印象ですが、傷んでいるわけではなくて、それが個性になっています。

ちょっと青っぽい酸というか、フレッシュさがあって、青春のイメージでしょうか。
爽やかな青春ではなくて、ちょっと苦さと痛みを伴った青春ですね。
こういうタイプは食事に合わせやすそうです。

ワインのペースに巻き込まれて、どんどん飲んじゃいますね~。
ちょっと麻雀牌っぽい不思議なデザインも、味わいのイメージにピッタリです。

今日の晩御飯は、コンビニの「ボンゴレビアンコパスタ」。
合わせると完全にマッチしますね、これはいい。

和食に日本茶を合わせるかのように、しっとりと落ち着きます。
緑茶っぽい爽やかさをもってるのも、食事に合わせやすい要素かもしれません。

最近飲んだトレッビアーノ・ダブルッツォは当たりが続いたのですが、それとはまた違うタイプの当たりです。

・ベラミコ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2014

・ベラノーヴァ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2013

おつまみで、揚げ塩ピーに合わせると、まあまあって感じで仲裁にはいるような合い方。
というか、あっという間に500mlが終わってしまいそうです。

とても名残惜しい最後の1杯になりました。

500mlで702円ってのは、750mlのフルボトル換算にすると1053円。
個人的にはコストパフォーマンス高いと思います。

また新しいビンテージが出たら飲みたいワインです。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

2016/06/12

サン・ジョルジョ ピノ・グリージョ ガルガネーガ 2014

サン・ジョルジョ ピノ・グリージョ ガルガネーガ 2014
サン・ジョルジョ ピノ・グリージョ ガルガネーガ 2014
San Giorgio Pinot Grigio Garganega 2014

イタリア:ヴェネト州:I.G.P. ヴェネツィエ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・グリージョ、ガルガネーガ

リカーランドトップで、税抜き1000円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡め
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、青りんご、グリーン系のフローラルとハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>貝殻っぽいミネラル、シロップ、クリーム
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:十分だが優しい
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムな、溌剌とした、ちょっと重さがある
アルコール:やや強め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
苦味のある柑橘系フルーツ

【評価】
ライトでフレッシュ、すっきり爽やかな味わいながら、旨みと深みをを持っている。

【供出温度】
8-10度 キンキンに冷やして飲んでもいいけど、冷やし過ぎない方がしっかり味わえると思う

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡めの、若々しいグリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは、渋みある柑橘系や青りんご、貝殻のようなミネラル、グリーン系のハーブやフローラル、シロップやクリーム、時間が経つと過熟した重い果実香が出てきました。

味わいは、ライトなアタックから、ほんのり甘みと爽やかな果実感がじわっと広がり、やさしい酸味と細身のボディが支えて、旨みと軽いえぐ味のある少し重さのあるフィニッシュ。

基本的には爽やか系の味わいなのですが、旨みや深みがあって、ちょっと重さがありますね。
このあたりは人によって評価の分かれそうなところです。

スッキリ爽やかではなく「ひとクセ」あって、甘みがやや強く、重さを引きずる感じが全体の印象に影響を与えています。

今日の晩御飯は、「バターとポン酢のイカ炒め」、「山芋の甘辛いため」。
合わせると、ほんのり甘みがちょっと日本酒っぽい感じで、和食との相性は悪くありません。

クセはあるけど主張が強くないので、料理全般に合わせやすそうですね。
「パスタスナック」や「ミックスナッツ」にも普通に合います。

温度が上がってくると穏やかで飲みやすい印象になってきました。

ちょっとテンション低めで落ち着いた印象ですが、パーティワインでも大丈夫だし、家庭料理にも合わせやすそう。

人に例えると、素直で爽やかでいいヤツなんだけど、ノリが悪い静かな若い男子みたいな?
ちょっと、窪田 正孝さんをイメージしました。

コストパフォーマンスは良いと思いますが、ちょっと大人しくて地味に感じる部分で評価が分かれそうです。

この生産者の他のワインが気になりますね。

■楽天ショップへのリンク

ピノ・グリージョ/ガルガーネガ [2015] サンジョルジョ <白> <ワイン/イタリア>

1000円以下のおすすめワイン

2016/06/04

イル・ノストロ グレカニコ オーガニック 2013

イル・ノストロ グレカニコ オーガニック 2013
イル・ノストロ グレカニコ オーガニック 2013
IL NOSTRO GRECANICO ORGANIC 2013

イタリア:シチリア州:I.G.T.テッレ・シチリアーネ
アルコール度:12%
ブドウ品種:グレカニコ100%

ワインショップ マリアージュの通販で6本セット5,890円、1本あたり982円で購入。
参考価格は、1,770円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや弱め
外観の印象:酸化熟成が始まっている、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>青りんご、梨、菩提樹、グリーン系ハーブ
<香辛・芳香・化学物質>ミネラル、針葉樹
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、しっかりしている
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムな、溌剌とした、ドライな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
酸っぱいリンゴのような果実感

【評価】
フレッシュで爽やか、ドライでスッキリした味わい。

【供出温度】
7度以下 すっきりした爽やかな味わいなのでしっかり冷やして飲むのが良さそうだけど、ちょっと温度上がっても大丈夫そう。

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、少しオレンジがかったイエローで、輝きがあります。

香りは、青りんごや梨のような酸味の強い果実、グリーン系のフローラルやハーブ、ミネラル、針葉樹など、爽やかな印象。

味わいは、スッキリ軽めのアタックから、ドライでシャープな果実感と酸味が広がり、スレンダーなボディが続いて、軽く苦味のあるジューシーなフィニッシュ。

3年前のワインなので酸化が始まっているかと思いましたが、まだまだ大丈夫で、芯のしっかりしたシャープで爽やかな味わいです。

グレカニコという品種を調べると「磯っぽいミネラル」とありますが、時間が経つと生っぽい香りが出てきて、多分これが磯の印象なんでしょうね。

サザエの壺焼とか、魚介類にはとても良く合いそうです。
貝類は全般的に合いそうで、刺し身もいけるんじゃないでしょうか。

キレのある純米吟醸のような印象もありますね。
佇まいが良いというか、しゃんと背筋の伸びた印象です。

今日は外食だったので晩御飯はなし。
おつまみで「サワークリームオニオン味クラッカー」に合わせてみると、ワインとちょっと乖離した印象になってしまいました。

このワイン、ちゃんとした食事の方が合いそうですね。
ドライでシャープな味わいが、食事をしっかり引き立ててくれそうです。

カミさんは「軽くて酸っぱい。ちょっと発泡してる感じが好きじゃない。」という感想でした。

人に例えると、真面目で爽やかな青年なんだけど、女子に興味がなくてやや堅物みたいな感じ?

1000円台前半だったらお得感がありますが、1500円超えるとちょっと高いかも。

個人的には嫌いじゃないけど、リピートしたいかというとちょっと微妙でしょうか。
合わせる食事よって評価が変わりそうなワインです。

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白ワイン IL NOSTRO GRECANICO ORGANIC 2013 イル・ノストロ グレカニコ オーガニック 750ml オーガニックワイン 逸品 プレゼント ギフト 専門店 輸入ワイン 直販 ワイン屋さん 人気ワイン 【酒類】

※サイトから引用
数々のワインコンクールでメダルを総なめ!
1万点にもおよぶ様々なワインの中から厳しい審査をくぐり抜けた珠玉ワインです!
キャセ パシフィックインターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション2013 金賞受賞
レ・シタデル・デュ・ヴァン2013 金賞受賞
インターナショナル・ワイン・チャレンジ2013 銀賞受賞
デカンタ・アジア・ワイン2013 銅賞受賞
ムンダス・ヴィニ2012 銀賞受賞
最先端の品質管理と信頼のコストパフォーマンス
2009年にスウェーデンに設立された「マーレ・マグナム」社。スウェーデン随一のワインインポーターを起源とするこの革新的企業は、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ギリシャ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ共和国、の計9ヶ国に自社所有または契約による栽培・醸造ネットワークを構築しています。原産地証明取得後は、各地のワインを最終ビン詰めからパッケージング・出荷・輸出をスウェーデン南部に建設した最先端ワイナリーに一元化する垂直インテグレーションによって、高度な品質管理と驚異的なコストパフォーマンスを実現させています。
6名のフライングワインメーカー
トスカーナの「アンジェリーニ」の醸造長などを務めた高名なイタリア人醸造家、マリオ・カルツォラーリを長とする6名の醸造コンサルティングチームが9ヶ国を飛び回り、フライングワインメーカーとして栽培・醸造両面における監督・指導を行っています。
華やかな香りが特徴のシチリア主要品種「グレカニコ」
グレカニコ種は、シチリア特有の主要品種です。柔らかなトロピカルフルーツやマンゴーを思わせる香りに、全体のスタイルを決定づける豊富なミネラルが特徴的です。
魚メインの日本料理と相性抜群!シチリアの白ワイン
トロピカルフルーツを思わせるヴァニラと洋梨などのフルーティな風味が特徴のすっきりした白ワインです。グレカニコ種特有の穏やかな酸味とスッキリした果実味は、魚料理や鍋料理と相性抜群です。

2016/05/22

ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ 2015

ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ 2015
ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ 2015
Natale Verga Nuare Pinot Nero 2015

イタリア:ロンバルディーア州:IGTプロヴィンチャ・ディ・パヴィア
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)

リカーランドトップで、税抜き890円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しいが大人しい色調の、明るめのルビー
濃淡:淡め
粘性:強め
外観の印象:底がしっかり見えるくらいの明るさ、美しい輝きがある

【香り】
第一印象:弱め
特徴:
<果実・花・植物>赤い実の果実、キャンディ
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、ちょっとヴァニラ?
香りの印象:温度低めのせいか、香りが立ってこない

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多めの残糖
酸味:爽やか、はっきりした
タンニン分:サラサラした、控えめ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ジュースっぽい果実感

【評価】
甘くて軽い、ジュースのような味わい

【供出温度】
10度以下 軽くてジュースっぽいので冷やして飲むタイプだけど、温度が上がったらどうなるか気になる

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、底が見るくらいの透明感の、若々しい色調の明るいルビーで、ツヤと美しい輝きがあります。

香りは、温度が低めのせいかほぼ感じられず、キャンディや赤い果実、なめし革、かすかにヴァニラっぽさもあるような。

味わいは、軽くて甘いジュースっぽい味わいで、飲んだ瞬間にすべての味わいがあって、すぐにえぐ味を残したフィニッシュ。

このワイン不思議でのですが、ボトルがやたらに重く、5000円クラスくらいの重量があって、しかもピノ・ノワールで、でも価格は890円。
掘り出し物なのか、出来が悪かったから安く売らざるをえなくなってしまったのか、とても興味がありました。

で、実際に飲んでみると、まあ価格なりの味わいというか、ブラインドで飲んだら輸入果汁を使った国産ワインと答えそうな、500円台のワインの感じですね。

でもまあ素性はいいというか、すっきりまとまっていて悪い要素は感じないので、これから変わってくるのを期待して飲んでみます。

今日の晩御飯は、「シンガポールチキンライス」と「冷奴」。
赤ワインだとやや軽めのメニューですが、このワインは赤でも軽いタイプなので、パワーバランスはいい感じ。

ワインの甘みが、穏やかに食事とのつなぎになっていて、受け入れてくれます。

人に例えると、ただの可愛い女の子だと思っていたら、周りに配慮の出来るしっかりした考え方を持っている女性だった、みたいな。

醤油をかけた冷奴にも合いますね。
ジュースっぽさが出るかと思ったら意外とそうでもなく、すーっと後ろに引いて食事を立てるみたいな合い方をします。
おつまみのミックスナッツも、程よい距離感で社交的に合わせてきます。

ちょっと特殊な味わいで、ワイン通の人には受け入れられないと思いますが、不思議な魅力を持っているワインだと思います。

ニューワールドっぽいけどチャーミングで品が良くて、ピノ・ノワールらしさは無いけど、ワインとしてはカジュアルで魅力のある味わいではないでしょうか。

ただ、ワインだけになるとやはりちょっと物足りないんですよね。
ここまで持ち上げておきながら、個人的には好んでまた買おうとは思わないかな~。

■楽天ショップへのリンク

ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ Natale Verga Nuare Pinot Nero イタリアワイン/赤ワイン/ミディアムボディ/750ml【イタリアワイン】

※サイトより引用
ナターレ・ヴェルガ  Natale Verga
品質と価格のバランスに優れたワイン造り
1895年エンリコ・ヴェルガにより創業されたこのワイナリーは、現在4世代により引き継がれ、現在も創業当時と変わることない想いの下、ワイン造りを行っています。現在の経営者であり、社名にもなっているナターレ・ヴェルガ、そして彼の父であるジャンカルロ、妹のクリスチーナ、ローラとともに家族経営ながら、品質を重視したワインを生み出すため、最新鋭の機器を整え、今日ではイタリア国内のみならず、世界中にて高い評価を受けています。
より多くの人が気軽に飲める高品質ワインを常に目指しており、品質と価格のバランスに優れたワイン造りで国内外の市場で成功を収めました。 豊富な品揃えも魅力でイタリアにおけるワイン市場のリーダー的存在と言えるでしょう。イタリア各地を代表する品種からコストパフォーマンスに優れたワインを造り、イタリア国内の多くの愛好家はもちろん、世界各国へ輸出され幅広い支持を集めています。
8か月の樽熟と4か月のビン熟を経て出される、北イタリアのピノ・ノワール。口当たりの良いイチゴなどベリー系の果実味と柔らかいタンニンが調和し、酸味とのバランスも良好。
1000円以下のおすすめワイン

2016/04/17

ヴィニ・デル・モーロ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

ヴィニ・デル・モーロ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013
ヴィニ・デル・モーロ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013
VINI del MORO MONTEPULCIANO D'ABRUZZO 2013

イタリア:アブルッツォ州:D.O.C.モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:モンテプルチアーノ100%

リカーランドトップで、税抜き758円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しいが黒っぽくてちょっと落ち着いた印象の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、ディスクが厚め

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>干しぶどう、ドライフルーツ、百合のようなキツ目のフローラル
<香辛料・芳香・化学物質>オリエンタルスパイス、樹脂
香りの印象:ちょっとケバケバしい、おばちゃんのような印象

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:なめらか、はっきりした
タンニン分:シルキー、溶け込んだ
バランス:やや肉厚、流れるような
アルコール度:弱め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
干しぶどうのような印象

【評価】
香りにやや難ありだが、飲み口はライトでなめらか、熟成感のある落ち着いた味わい

【供出温度】
10度以下 なめらかでタンニン弱めなので、しっかり冷やして香りを抑えた方が飲みやすそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいけど黒っぽい、落ち着いた色調の濃いガーネットで、深い透明感と輝き、液面のツヤがあります。

香りは、干しぶどうやブルーンのような果実感に、百合のような鼻を突くフローラル、なめし革やオリエンタルスパイスなどがあります。

味わいは、軽めでなめらかなアタックから、抑えめの果実感とちょっと饐えたような酸味があり、地味な印象が続いて、軽いえぐ味のあるフィニッシュ。

キツめのフローラルに腐臭のようなものもあって、ちょっと香りはいただけない感じですね。
味わいは、想像通りの地味で落ち着いた感じで、モンテプルチアーノ・ダブルッツォってこんな感じだったよな~、と納得。

最初は香りも味わいも良くなかったのですが、時間が経つとだんだんまとまってきました。
グラスが空になっても、グリーンっぽいフローラルな印象が残ります。

今日の晩御飯は、自家製のガリバタチキン。
ニンニクもバターも控えめです。

ワインだけで完結してない分だけ、食事を許容する範囲が広そうですね。
一つの素材として、食事に取り込まれる感じ。

ワインだけになるとやはり何か欲しくなるものの、時間とともにワインがしっとりしてきて、おだやかな印象になってきました。
香りはだいぶ落ちてきましたね。

グローバル品種のような華やかさはありませんが、おだやかな味わいがあります。
じわっと穏やかな果実感と甘みが出てきました。

人に例えると、ユニクロを着てる地味な若者だけど、人柄が良くて信頼できる、でもまあ彼氏にするにはちょっと物足りないみたいな?

悪くはないけど魅力的ではないので、リピートしたいようなタイプではないかな~。

■Amazonへのリンク



※サイトより引用
コッレフリージオ監修の元近郊ワイナリーで生産したマグナムワイン。モンテプルチャーノ・ダブルッツォ100%。10月中旬に収穫。スキンコンタクト15~20日間ステンレスタンクで熟成。紫がかったルビーレッド。ベリー系フルーツやブラックチェリーの香り。ストラクチャーがしっかりしていて、バランスの取れた味わい。余韻が長い。
1000円以下のおすすめワイン

2016/04/13

ファツィオ シビリア ビアンコ NV (2016年購入)

ファツィオ シビリア ビアンコ NV
ファツィオ シビリア ビアンコ NV
Fazio Sibilia Bianco NV

イタリア:シチリア州:I.G.T.テッレ・シチリアーネ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カタラット、シャルドネ

セブンイレブンで、645円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:ちょっと鼻を突く印象
特徴:
<果実・花・植物>洋梨のような白い実の果実、香水っぽいフローラル
<香辛料・芳香・化学物質>粉っぽいミネラル、ウッドチップ
香りの印象:変に個性的、ちょっと香料っぽい

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):かすかに残糖の甘み
酸味:しっかりした、果実っぽい
苦味:後味に残る感じ
バランス:スリムだけど、トゲトゲした飲み口
アルコール:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
柑橘系の皮のような印象

【評価】
ライトでライムのようなフレッシュな果実感があるが、やや荒っぽいまとまり

【供出温度】
7度以下 しっかり冷やしてフレッシュ感を楽しむ

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、ほぼグレーのグリーンがかったレモンイエローで、輝きは少しあります。

香りは、洋梨のような白い実の果実、香料っぽいフローラル、チョークのようなミネラル、かすかにウッディがあるような気がします。

味わいは、ライトなアタックから柑橘系のフレッシュな印象がパッと広がり、強めで荒い酸味が支配的になって、妙な苦味とえぐ味の残るフィニッシュ。

皮まで搾ってしまった柑橘系のチューハイって感じで、荒っぽいんだけどフレッシュ感は強いですね。

2015年に一度飲んでますが、その時の印象は
フレッシュなようで、フレッシュじゃない、何とも中途半端な印象の味わい。
方向性がぶれてて、掴みづらいというか、ワインだけだとアラが目立ってしまいます。
ただ、ちょっとお茶っぽいグリーン感があって、個性はあるかも。
という評価。

お茶っぽいグリーン香というのは確かにそうですね。
ただ、2015年の時は後味が重いと記録してますが、今回はそんなことはないので、1年前よりは良くなっているような気がします。

味に慣れてくると結構美味しいですね。
ワインだけでグイグイいってしまいます。

今日の晩御飯はコンビニパスタのボンゴレビアンコ。
レモンやライムを搾ったような合い方で、しっくり馴染みますね。

食べ終わりで飲んでも、とてもフレッシュになっていい仕事をします。

食事と合わせると、お茶っぽいグリーン感が際立って、フレッシュな印象を与えてくれます。

甘さ控えめで、さらにトゲトゲしさが食事とのつなぎになってるようです。
社交的でコミュニケーション好きみたいな、外向きのエネルギーがあるんですね。

ワインも内向的なタイプと外交的なタイプがありますが、これは完全に外交的な印象です。

食事と合わせると、とても美味しくて、しかも個性がしっかりあります。
なかなか珍しいタイプで、カクテルみたいな割り切り感がありますね。

「黒豆せんべい」は、パーティ的な合い方で、お互いに干渉しないけど、適当に合わせてくれます。
「揚げ塩ピー」にもチューハイ的に合います。

基本的にはパーティワインだと思いますが、かぼすやすだちを絞る感じで和食もいけそうです。

人に例えると、ちょっとガサツだけど、陽気で楽しく、誰もでもすぐ仲良くなれる女子高生みたいな感じ?

個性的なので好き嫌いがありそうですね。
まあこの価格なので、試しに飲んでみても良いのではないでしょうか。

低価格ワインは毎年毎年進化してて、以前飲んで美味しくなかったものも1年経つと劇的変わっていることもあるので、懲りずに試してみることをオススメします。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2016/02/27

テッレ・デッレ・チヴェッテ キアンティ・リゼルヴァ 2011

テッレ・デッレ・チヴェッテ キアンティ・リゼルヴァ 2011
テッレ・デッレ・チヴェッテ キアンティ・リゼルヴァ 2011
TERRE DELLE CIVETTE CHIANTI RISERVA 2011

イタリア:トスカーナ州:D.O.C.G.キアンティ
アルコール度:13%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ主体、カナイオーロ

リカーランドトップで、税抜き999円で購入。

【外観】
清澄度:少し濁った
輝き:弱め
色調:落ち着いた色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:弱い
外観の印象:落ち着いた印象、おとなしい

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>干しぶどう、プルーン、ドライフラワー
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、血液
香りの印象:少し熟成感がある、落ち着いた

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:優しい、穏やかな
タンニン分:控えめ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ドライフルーツ

【評価】
ライトで少し熟成感があって、ドライで痩せたボディ

【供出温度】
10-13度 ドライで痩せた印象なので、温度低めの方が良さそう

【グラス】
小ぶり中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、落ち着いた色調の濃いルビーで、輝きは弱め。

香りは、干しぶどうやプルーン、ドライフルーツ、オリエンタルスパイス、なめし革、血液など、サンジョヴェーゼらしい印象です。

味わいは、ライトなアタックから干しぶどうのような果実感がじわっと広がり、、甘みのないドライで痩せた乾いた印象で、えぐ味のある辛いフィニッシュ。

ワインだけだとちょっと辛いタイプなので、何か食べ物が欲しくなります。

今日の晩御飯は、自家製のチーズインハンバーグ。
トマトベースのフレッシュなソースです。
合わせると、ワインが絡まずに辛い印象が際立ちます。

トマトソースがフレッシュなので、ワインの役割が無くなってしまってますね、これは。

おつまみのローストビーフ、ローストポークも同じ。

ドライでそっけない味わいなので、もうちょっと油脂分が多いメニューが良さそう。
ミートソースとか、カレーもいいかも。

食事が終わってワインだけになると、真面目で素朴な感じなので、これはこれで悪くありません。
静かに腹を割って話し合ってるような感じです。

気分が上がるタイプではなくて、すーっと落ち着く癒し系ワインですね。

人に例えると、物静かで穏やか、言葉少ない理系の男子だけど、一旦心を開くと深い話が聞けるって感じ?

飲み進むと良さがじわじわ出てきました。
ただちょっとマニアックなので、オススメは出来ないかも。

■楽天ショップへのリンク

テッレ・デッレ・チヴェッテ キャンティ・リゼルヴァ[2011]

※サイトより引用
26ヶ月の熟成を経て作られる、キャンティ・レゼルヴァ。テッレ・デッレ・チヴェッテは、キャンティのエリアでも老舗として知られ、サンジョヴェーゼの魅力溢れる味わいを、適正価格でリリースしてくれる、非常に優秀な生産者です。
「フクロウ(チヴェッテ)の土地」という名のこのワインは、豊かな自然のあるモンテリッジョーニ村の優れた畑の葡萄から作られており、なだらかな丘陵地に広がる、区画の中でも優れたワインを生産。
クラシコの区画では無いものの、豊かな果実味と長い熟成による芳醇な風味がお楽しみ頂ける、優れたレゼルヴァとなっています。
【ティステイングコメント】
26か月の熟成を経て作られるキャンティ特有のチェリーやスミレの香りに、ドライフルーツを思わせる甘い香り。そして腐葉土の様な複雑な香りを持ちます。
飲むと口当たりはまろやかで、穏やかな酸味とまろやかな渋み、優雅な余韻が楽しめる逸品です。

2016/01/04

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV (2016年購入)

センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV
センシィ ボルゴシプレッシ ビアンコ NV
SENSI BORGO CIPRESSI BIANCO NV

イタリア:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

ローソンで、575円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カリン、パイナップル、柑橘系、グリーン系ハーブ
<香辛・芳香・化学物質>やや硫黄、ミネラル
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、やさしい
苦味:コク(深み)を与える
バランス:まろやか、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
モモのような甘い果実感

【評価】
トロ味のある口当たりで、優しい果実感があり、しあわせ感のあるまとまり

【供出温度】
8-10度 ちょっと柔らかさがあるので、ちょっと冷えてるくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、グリーンがかった中庸なイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、果実感が中心で、カリンやパイナップルのような南国系や柑橘系、硫黄由来と思われるミネラル、青っぽさのあるハーブ香などあります。

味わいは、トロ味のある柔らかいアタックから、甘みと果実感が心地よく広がり、ややふっくらしたボディが少し続いて、軽い苦味とえぐ味を持ったジューシーさのあるフィニッシュ。

とてもしあわせ感のあるまとまりで、第一印象は抜群にいいですね。
ワインだけで、とても美味しく飲めます。

このワイン、2012年から飲んでますが、毎回安定感があって美味しいですね。

いわゆる本格的なワインの味わいでは無いのですが、伝統産地の品のいい果実感というか、とてもチャーミングでしかも余韻がいいんですね。

飲むと気分の上がる、しあわせワイン。
これは金曜日の夜に1本空けたいタイプですが、平日は逆に飲み過ぎ注意です!

今日の晩御飯は、コンビニパスタのポルチーニソースの生パスタ。
合わせるとキャピキャピしながら、すり寄ってくる感じですが、食事に合わせるにはワインが自己完結しすぎてるかも。

食べ物を飲み込んでからワインをふくむと、後味をさっぱりしてくれる感じで悪くありません。

おつまみで薄焼きサラダせんべいに合わせると、ちょっと日本酒のような感じで合います。

お土産でもらった、バニラクリームサンドのクッキー、モロゾフ・オデット・ヴァニラに合わせるととても良く馴染みますが、最後の余韻をワインが台無しにしてしまいますね。
クッキーの余韻の方が深みがあるのでこれは合わせない方がいいかも。

ピーナッツブロックチョコはワインが完全に負けます。

人に例えると、いつも陽気でキャピキャピしている、周りを明るくする元気な女子みたいな感じでしょうか。
自分のスタンスは崩さない芯の強さも持ってます。

このワイン、オススメです。

■関連リンク(ローソンのワイン)


2015/12/06

イル・プーモ ソーヴィニヨン マルヴァジーア カンティーネ・サン・マルツァーノ 2014

イル・プーモ ソーヴィニヨン マルヴァジーア カンティーネ・サン・マルツァーノ 2014
イル・プーモ ソーヴィニヨン マルヴァジーア カンティーネ・サン・マルツァーノ 2014
IL PUMO Sauvignon Malvasia San Marzano 2014

イタリア:プーリア州:I.G.P.サレント
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、マルヴァジーア・ビアンカ

ワインショップ サン・ヴァンサンの通販で6本セット6,000円、1本あたり1000円で購入。
参考価格は、1058円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:わずかにオレンジがかったイエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きとツヤがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>洋梨やモモのような白い実の果実、南国系果実、グリーン系のフローラル
<香辛料・芳香・化学物質>乳製品の印象、貝殻のようなミネラル
香りの印象:甘い果実の印象が強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:控えめ
バランス:スリムでまろやか
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ちょっとリンゴのような酸化した印象が残る

【評価】
シンプルでフレッシュながら、ひとクセ持ってる感じ

【供出温度】
8-10度 キンキンに冷やしても美味しそうだけど、ちょっと温度上がってから個性が出てきそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、ほんのりオレンジがかった中庸なイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、洋梨やモモのような白い実の果実や、南国系果実、菩提樹のようなグリーン系のフローラル、ちょっと貝殻?、クリームのような印象もあり、楽しめる感じで期待感があります。

味わいは、ライトでまろやかなアタックから、上品なフルーツ感とちょっとひっかかりのある酸味がじわっと広がり、スマートなボディが少し続いて、軽いえぐ味と苦味のあるジューシーなフィニッシュ。

輝きがある力強い外観で香りも果実感が豊か、でも味わいはちょっと痩せた感じで、外観や香りの印象と飲み口のギャップがあります。

傷んでるとかコンディションが悪い印象ではないので、ブドウ品種のマルヴァジーアの個性でしょうか。

マルヴァジーアは、ラツィオ州の「フラスカーティ」や「エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ」などで使われる品種ですが、こんな味わいは感じたことはないかも。
ちょっとギスギスした酸味だけど、決定的な欠点という感じではなくて、個性とのギリギリの線を保ってます。

全体的にはフレッシュでまろやかで、ネクターのような果実感があるのですが、そこにちょっと痩せた酸味が水をさしてるというか。
もう少し飲み進むと馴染んでくるかな?

時間とともに畳のような香りがしてきました。

今日の晩御飯はトンカツ。
衣にチーズを入れて、さらにマスタードで、ワインとの相性アップ。

合わせると意外とフルーツ感が主張せずに料理を引き立てます。
揚げ物をサッパリと食べられるという点では良いですが、ワインを引き立てるような合い方ではありません。

食事が終わって、カラメル黒糖ピーナッツに合わせると、合わなくはないけどワインがちょっと浮きますね。
砂糖醤油味のじゃがもちに合わせると、苦笑いしながらも仲がいいって感じで合います。

人に例えると、とても人当たりが良くて好青年だけど、ミステリアスな雰囲気を持っている若者みたいな。

飲み進むとどんどん良くなってきました。
個性があって人を惹きつける魅力を持っているワインですね。
時間が経っても力が落ちずに、魅力的な果実感を保っています。

このワイン、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

イル・プーモ・ソーヴィニヨン・マルヴァジーア[2014]年・カンティーネ・サン・マルツァーノ・IGPサレント・トリプル金賞受賞酒・(ブリュッセル&リヨン&チャイナワイン3冠金賞)IL PUMO Sauvignon Malvasia [2014] San Marzano Vini S.p.A Salent IGP

※サイトより引用
イタリア辛口白ワインファン大注目!イタリアレストランさまからの引き合い多数!今、大注目のハイコスパ イタリア辛口白ワイン!南イタリアのプーリア州から大人気ソーヴィニヨン・ブラン種50%とマルヴァジーア・ビアンカ50%の辛口白ワイン!造り手は、イタリアのかかとの部分にあたるサレント半島に位置するワイナリーで、1962年に創業した共同組合!現在は1200以上の栽培農家を抱え、熟練の栽培家らの手によって造られる、太陽、大地の恵みもたっぷりと吸収したプーリアならではの土着品種で、高品質なワイン造りに取り組み、革新的な醸造技術によってブドウとテロワールの魅力を余すところなく表現したワインは、世界中で大人気!カンティーネ・サン・マルツァーノによるハイコスパ辛口白ワイン!このワインで“モンディアル・ブリュッセル”“リヨン・インターナショナル”“チャイナワイン&スピリッツアワード”の3つのコンクールで金賞受賞!トリプル金賞の快挙!フレッシュな酸味とたっぷりの果実味を得るために、収穫のタイミングを分けるこだわり!南イタリアでは難しいはずのフレッシュ&アロマティックなスタイルのワインに仕上がった1本!柑橘系果実とハーブの爽やかな香り!口中ではフレッシュかつフルーティな味わいが広がり、酸味とミネラルが豊かで飲み飽きしない超極上辛口白ワインが待望入荷!
フレッシュな酸味とたっぷりの果実味を得るために、収穫のタイミングを分けるこだわり!南イタリアでは難しいはずのフレッシュ&アロマティックなスタイルのワインに仕上がった1本!
柑橘系果実とハーブの爽やかな香り!口中ではフレッシュかつフルーティな味わいが広がり、酸味とミネラルが豊かで飲み飽きしない超極上辛口白ワイン。
1000~2000円のおすすめワイン

2015/11/28

カンティーネ・サン・マルツァーノ イル・プーモ プリミティーヴォ 2013

カンティーネ・サン・マルツァーノ イル・プーモ プリミティーヴォ 2013
カンティーネ・サン・マルツァーノ イル・プーモ プリミティーヴォ 2013
CANTINE SAN MARZANO IL PUMO PRIMITIVO SALENTO 2013

イタリア:プーリア州:I.G.P.サレント
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:プリミティーヴォ

ワインショップ サン・ヴァンサンの通販で6本セット6,000円、1本あたり1000円で購入。
参考価格は、1350円。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかったフチをした濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>バラ、カシス、杉板、ややメントール
<香辛料・芳香・化学物質>赤身の肉、カカオ
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ちょっと多めの残糖の甘み
酸味:爽やかな、シャープな
タンニン分:シルキーな、溶け込んだ
バランス:ちょっとふっくらした感じ
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュな黒い果実やジャム

【評価】
凝縮感のある果実味で甘みが強め

【供出温度】
10-13度 ちょっとひんやりしてるくらいが美味しそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかったフチをしたほぼ黒に近い色調の濃いガーネットで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、最初にスミレやバラのようなフローラルと、凝縮感のある果実香、赤身の肉、杉板、メントールの印象もちょっとあり、華やかで複雑さを持ってます。

味わいは、軽めでソフトなアタックから、フレッシュで凝縮感のある果実感と甘み、しっかりした酸味が一気に広がり、スマートながらやや肉付きのあるボディで、やや早めに軽い苦味を残したジューシーなフィニッシュ。

カジュアルで濃厚な果実感で、甘みも強めですが、スッキリした味わいで素直で飲みやすいバランスでまとまっています。
なんというか、こなれた感じ。

ワインだけで美味しく飲めるタイプですが、アルコール度も高めで濃縮感があるので、グイグイいける感じではありません。

今日の晩御飯は、ひき肉のカレー、手羽元とダイコンの煮物、ブリの刺身。
ブリの刺し身は普通に赤ワインに合わないので、これはなし。
手羽元の煮物もカレーも、合わせると果実感が強めに出てしまいますが、そんなに邪魔する感じではありません。
食後にフルーツ感を加える感じで、人によっては問題ないかも。

おつまみで「ピザまん」にも合わせてみましたが、これも果実感が強めに出て、いまいちフィットしません。

どちらかというとパーティワインで、食事にはちょっと合わせにくいタイプですね。

人に例えると、可愛いファッションが好きだけど、実は地味で重い、面倒くさいタイプの女性みたいな。

えぐ味も強めで、後味の重さが気になるものの、品質は悪くないと思うので、あとは好みの問題でしょうか。
フルーティで甘みの強いパーティワインです。

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よりどり6本以上送料無料 カンティーネ サン マルツァーノ イル プーモ プリミティーヴォ 2013 750ml 赤ワイン イタリア あす楽

※サイトより引用
<カンティーネ・サン・マルツァーノ>
東にアドリア海、南西にイオニア海の二つの地中海を臨む、イタリアのかかと部分にあたるサレント半島に位置するワイナリー。
日照りが厳しく、シロッコが吹き荒れる厳しい環境で、ブドウは力強く育ちます。
サン・マルツァーノはこのDOCエリアの中心に位置し、その代表的な生産者の一つ。
1962年、19人の地元ブドウ栽培農家“父なる創業者たち”が協同組合“カンティーネ・サン・マルツァーノ”を設立。
現在では1,200もの経験豊富な栽培農家を抱えています。
彼らは今も、プーリア伝統のワイン(ブドウ)造りの哲学・手法を守り続け、太陽・大地の恵みをたっぷりと吸収したプーリアならではの土着品種で、高品質なワイン造りに取り組んでおり、革新的な醸造技術によってブドウとテロワールの魅力を余すことなく表現した彼らのワインは、現在世界中で人気を高めています。
<ワイン情報>
「プーモ」とは花のつぼみを模った陶器の置物。春の訪れや実りから転じて「良い事が起こる象徴」として縁起の良いものとされています。
地方を代表するプリミティーヴォ。タンニンはスムースで完熟ブドウの凝縮した果実味がリッチで飲みごたえのあるワイン。
スミレ、チェリーやプラムなどのアロマにバニラやローズマリーなどのハーブのニュアンス。
ボリュームのある果実味、ソフトなタンニンとバランスの良さが魅力の飲みの心地よい赤ワイン。
チャイナワイン&スピリッツアワード
2014 ダブルゴールド受賞
1000~2000円のおすすめワイン

2015/11/15

ベラミコ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2014

ベラミコ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2014
ベラミコ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2014
BELLAMICO TREBBIANO D'ABRUZZO 2014

イタリア:アブルッツォ州:D.O.P.トレッビアーノ・ダブルッツォ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:トレッビアーノ

イオンで、950円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きとツヤがある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>青リンゴ、梨、柑橘系
<香辛料・芳香・化学物質>貝殻のようなミネラル、シロップ
香りの印象:第1アロマが強め、若々しい

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、やさしい
苦味:控えめ
バランス:スリムな、スムーズな
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
洋梨やモモのような白い実の果実

【評価】
ライトでスムーズ、優しい味わい

【供出温度】
7度以下 軽めでスリムなのでしっかり冷やした方が良さそうだけど、やや温度上がっても問題なさそう。

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、グリーンがかったイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、青りんご、梨、柑橘系、貝殻のようなミネラルと、シロップやちょっとヴァニラっぽい甘い印象があります。

味わいは、軽めで優しいアタックから、上品な果実感と甘みがじわっと広がり、穏やかな酸味がやさしく締めてくれて、苦味控えめのふんわりした印象のフィニッシュ。

全体にとても穏やかで優しい印象で、とても良いまとまりです。
ワインだけでどんどん飲んでしまうタイプ。

癒し系ですね~。
とても落ち着く味わい。

人に例えると、上品で物静かで、包容力のある、いつも微笑んでいるような女性。
白い柔らかいふわっとしたドレスを着ているイメージでしょうか。

今日の晩御飯は鮭のバターソテー。
キノコのソテーも乗ってます。

合わせると、自分のスタンスは崩さないけど、邪魔もしないって感じ。

薄皮付きピーナッツにもフレンドリーに合いますが、マリアージュって感じではありません。
ビーフジャーキーにも大人な対応で合わせてきます。

ワインだけでも飲めるのでパーティ的な使い方もできるし、普通の食事にも合わせやすそうで、わりと万能なイメージ。

定番のシャルドネやソーヴィニヨン・ブランではない、ローカル品種の個性をうまく活かしていますね。

ここのところでトレッビアーノ・ダブルッツォが続きましたが、両方ともに優しい味わいで、いままでのトレッビアーノとはちょっとイメージが違いますね。
トレッビアーノにも新しい流れが来てるようで、これから人気が出そうですね。

良いワインだと思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


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