2015/08/30

ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2014

ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2014
ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2014
Domaine Chereau Carre Gros Plant du Pays Nantais Clos Caffin 2014

フランス:ロワール地方:A.O.P.グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテ
アルコール度:11%
ブドウ品種:グロ・プラン100%

京橋ワインの通販で、6本セット5378円、1本あたり896円で購入。
参考価格は、1058円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>白い果実、モモ、レモン、メロン
<花・植物>白い花の蜜
<香辛・芳香>揮発性のあるエーテル香、シロップ
<化学物質>なし
香りの印象:第1アロマ強め、若々しい

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
苦味:後味に爽やかさを残す
バランス:スリムでドライ、シャープ
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
レモンのような酸っぱい柑橘系

【評価】
軽めながら、ドライでシャープな味わいが存在感を持っている

【供出温度】
8-10度 シャープでドライな味わいなので、あまり冷やし過ぎない方がいいかも

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、輝きは弱め。

香りは、甘い印象のモモやメロン、柑橘系のレモン、揮発性のある除光液的なエーテル香があって、シロップやクリームのような甘い印象もあります。

味わいは、ライトなアタックから、鋭い酸味とフレッシュなフルーツが一気に広がり、甘み少なめのドライでスレンダーなボディが長めに続き、やや苦味のあるジューシーなフィニッシュ。

とても軽めの味わいですが、酸味がしっかりしていてフレッシュなフルーツ感と合わせて存在感を持っていますね。

ドライなので、ワインだけだと何か欲しくなりますが、合わせる食事によってはグッと引き立ちそう。
というか食事を引き立ててくれそうです。

シンプルでナチュラルな印象を持っていて、素直な感じ。

A.O.P.グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテは、2011年2月に承認された新しいA.O.P.ですね。
ロワール地方のナント地方のA.O.P.はミュスカデシリーズしか知らなかったので、ちょっと戸惑いました。

勝手なイメージですが、ミュスカデよりも力強さがあるような印象です。
海に近い産地は味わいに塩っけがあるといいますが、このワインもちょっとそんな感じ。
ちょっと海水っぽさを感じますね。

今日の晩御飯は、春巻き。
揚げ物はよく合うみたいで、しっかりサポートします。

ベストな組み合わせかどうかはともかく、馴染みはいいみたい。
レモンを絞るような合い方なので、揚げ物全般に合いそう。

ワインだけになると、やっぱりちょっとドライで酸味が強くて、何か欲しくなりますね。

人に例えると、頭脳明晰で頭の切れてクールで男前だけど、冗談の通じない男子って感じ?

新しいAOPなので飲んでみる価値はありますね。
コストパフォーマンスも悪く無いと思います。

■楽天ショップへのリンク

ドメーヌ・シェロー・カレ・グロ・プラン・クロ・キャファン 2012【フランス】【白ワイン】【750ml】【ライトボディ】【辛口】

※サイトから引用
フランスの庭・白ワインの銘醸地、ロワール地方で1412年から続く歴史あるドメーヌ・カレ!
今では白ワインの味わいに厚みを出す、定番の醸造法【シュール・リー製法】を広め、1977年にINAOで正式に認定。
すっきりさわやかな味わいは様々なお料理とのベスト・マリアージュを生み出します!
涼しげなライムやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系のフレッシュなフルーティーさ、塩っぽさを感じるミネラル感がきりっとしていて爽やかな香りが心地いい感じです。
味わいは旨味のあるようなミネラル感、スダチを絞ったような爽やかな酸味が食欲をそそる味わい。いつまでも飲んでいたくなるような、飽きのこない味わいです。
この価格帯とは思えない程、余韻はゆっくりと長く続いていきます。飲み終わった後もすっきり爽やか!

2015/08/29

オリファン にごりわいん 赤 NV

オリファン にごりわいん 赤 NV
オリファン にごりわいん 赤 NV
OLIFANT NIGORI WINE RED NV

日本:山梨県
アルコール度:7%
ブドウ品種:輸入ワイン、国産ブドウ、輸入コンコード果汁使用

もらいものなので価格は不明
参考価格は1200円

【外観】
清澄度:ちょっと濁っている
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>ぶどうの香り、ジャム
<花・植物>ハチミツ、茎っぽいグリーン香
<香辛・芳香>フォキシー・フレーバー
<化学物質>なし
香りの印象:強いフォキシー・フレーバー

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:なめらか、やさしい
タンニン分:きめ細やか、やわらか
バランス:やわらか、まろやか
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ぶどうジュースのような果実感

【評価】
甘口でぶどうジュースのような味わいながら、口当たりがよくまろやか

【供出温度】
8度-14度 甘口ながらバランスがいいので、温度はあまり関係ないかも

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は濃く、若々しい紫がかったフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、ぶどうジュースの香りでフォキシー・フレーバー、茎っぽいグリーン香や、ハチミツやジャムのような甘い印象があります。

味わいは、豊かな甘みをもった柔らかいアタックから、ジュースっぽいフルーツ感と優しい酸味があり、そのままストンと落ちてフィニッシュ。

アルコールが入ったぶどうジュースって感じですが、ワインらしさもあって、決して悪くないですね。
タンニンがしっかりしてて、けっこう渋みがあるのですが、それがワインらしさになっているようです。
ぶどうジュースと言いましたが、果汁100%のナチュラルで高品質なぶどうジュースって感じで、いわゆるジュースみたい、という意味ではありません。
いいぶどうジュース?

飲み物としてとても良くまとまっている感じで、人気があるのがよく分かります。
普通のワインが苦手でも、これから飲めるという人も多そうですね。
なんだか体にも良さそう。

これは、思ってたよりずっと美味しいですね。

今日の晩御飯は、そぼろ丼。
甘辛味のひき肉に千切りキャベツにマヨネーズのトッピング。

合わせてみると、甘くて果実味が強いので、やっぱり食事に合わせるのは難しそうですね。

おつまみでポテチに合わせると、お菓子にジュースって感じで良く合います。
カスタードシュークリームには、甘さの方向が違ってイマイチ。

まあ、食中で飲むワインではないですね。
食前酒か、食後でしょうか。

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冷蔵庫に入れておいたものを、5日目に飲んでみたら、まだまだ全然大丈夫。
まったく印象が変わってない気がします。

ワインなのに日持ちする、というのもこのワインの良さかもしれません。
ポートワイン的な感じなので、酒飲みががぶがぶ飲むワインではないでしょうね。

あまりお酒を飲まない人が、毎日ちょっとづつ楽しむタイプでしょうか。
体に良さそうな感じもあるので、これは人気があるのが分かりますね~。

フォクシーフレーバーがあるのに、こんなに素直に飲めるのはこのワインがはじめてかも。
いわゆるぶどうの香りなので、決して悪い香りではないんですよね。

飲めば飲むほど、なかなかいいワインだと思います。
ナチュラルで人工的な印象がないからかな。

今は辛口じゃないとワインじゃない的な風潮がありますが、甘口ワインにもっとフォーカスがあたると、ワイン文化も深く広くなっていくのかもしれませんね。
このワイン、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

オリファン にごりワイン 赤 720ml 笹一酒造(山梨)【ワイン】

※サイトより引用
果汁を醗酵させる酵母をワインの中に残し、濁った状態のワイン。極甘口でとても飲みやすいワイン。
醸造元:笹一酒造
1000円以下のおすすめワイン

テッレ・ディ・カターリ・チロ・ビアンコ 2014

テッレ・ディ・カターリ・チロ・ビアンコ 2014
1)ヴィオニエ100%(仏:ローヌ地方:I.G.P.ヴァン・ド・ペイ・ダルデッシュ:2014)\1598
2)ソーヴィニヨン・ブラン66%、セミヨン27%、ミュスカデル7%(仏:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー:2014)\1490
3)グロ・プラン100%(仏:ロワール地方:A.O.P.グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテ:2014)\1058
4)グレーコ・ビアンコ100%(イタリア:カラブリア州:D.O.C.チロ・ビアンコ:2014)\1058

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:少し強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>白い実の果実、梨
<花・植物>菩提樹、ちょっと松やに
<香辛・芳香>グリーン系のハーブ、貝殻のようなミネラル
<化学物質>なし
香りの印象:開いている、若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、フレッシュ
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、スリムな
アルコール:やや強め(に感じる)
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
苦味が強めに残る、グレープフルーツのような柑橘系

【評価】
やさしい味わいで、フレッシュでフルーティ、後味に苦味が強めに残る

【供出温度】
8-10度 あまり冷やし過ぎない方がやわらかさが出そう

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
外観は、淡くグリーンがかっているので、ヴィオニエではなさそう。

香りは、イタリアワインによくある甘いフルーツ香、松ヤニのような独特なハーブ香で、ローカル品種のイメージ。

味わいは、軽めでフレッシュ、残糖が少しあって、やわらかい味わい。

グロ・プランかグレーコ・ビアンコに絞るが、全体のまとまりはイタリアっぽい。

ファイナルアンサーで、グレーコ・ビアンコ。
で、ピンポン。

個性的な香りと味わいがありますが、バランスよくまとまっています。

【総評】
テッレ・ディ・カターリ・チロ・ビアンコ 2014
Terre dei Catari Ciro Bianco 2014

イタリア:カラブリア州:D.O.C.チロ・ビアンコ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グレーコ・ビアンコ100%

京橋ワインの通販で、6本セット5378円、1本あたり896円で購入。
参考価格は、1058円。

外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、少し輝きがあります。

香りは、甘い印象の白い実の果実、ちょっと松ヤニっぽさを感じるグリーン香、ハーブやミネラルの要素もあって、爽やかで上品。

味わいは、軽めでやさしいアタックから、甘みと上品なフルーツ感がふわっと広がり、ややふくよかなボディが長めに続いて、苦味が強めの爽やかなフィニッシュ。

個性的で美味しいワインですね。

今日の晩御飯は、そぼろ丼。
あまからの肉そぼろに千切りキャベツとマヨネーズがかかってます。

ワインが主張少なめなので、食事の邪魔はしませんが、フィットもしません。
ちょっと甘みがあるので、和食にも合いそうな雰囲気がありましたが、やっぱり洋食の方がいいですね。

おつまみでポテトチップスに合わせてみると、悪くないけどワインがちょっともったいない感じ。

甘みがあって、ワインだけでも飲みやすいタイプです。

人に例えると、穏やかで誰にでも優しい、イタリア人男性って感じ?

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テッレ・ディ・カターリ・チロ・ロッソ 2012【イタリア】【赤ワイン】【750ml】【ミディアムボディ】【辛口】

※サイトより引用
『その歴史は3000年前にまで遡る!!』
イタリア半島のつま先【カラブリア】の伝統銘酒[チロ]は白も激旨!!
造り手はチューリッヒ国際ワインコンクールで金賞獲得の新星!!
海からと山からの風が常に吹く谷間の畑で育った良質なブドウだけを使用!!
地元の小さなブドウ栽培農家たちとのコラボレーションで徹底した安定感のある品質を消費者に保証しています。
古代ギリシャ起源の品種[グレーコ・ビアンコ]の個性をのびのびと表現した南イタリアならではの果実味溢れる快適な飲み心地!!
『フレッシュでフルーティ!!酸味とミネラルがしっかりとあり、爽やかな柑橘系を思わせる酸味は夏にもってこいの白ワイン!!。魚介類のオードブルやペペロンチーニなどのパスタに抜群のマリアージュ!!何杯飲んでも飽きません!』

2015/08/28

テラマター パッソ・デル・ソル ロゼ 2013

テラマター パッソ・デル・ソル ロゼ 2013
テラマター パッソ・デル・ソル ロゼ 2013
Terra Mater Paso del Sol Rose 2013

チリ:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ

ナチュラルローソンで、1234円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった色調の、サーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしては中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、穏やかでキレイな色調

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>赤い果実、ざくろやイチジク?
<花・植物>薬草系のハーブ香
<香辛・芳香>ちょっとなめし革?
<化学物質>硫黄、ケミカル
香りの印象:ケミカルな印象、ちょっと還元的?

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:はっきりした、シャープな
タンニン分:ロゼとしては強め
バランス:やわらか、ふっくらした
アルコール度:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
グリーン系でスパイシー

【評価】
フレッシュでフルーティな味わいながら、アルコール度が高めで辛さのある味わい

【供出温度】
8-10度 しっかりしているので、あまり冷やし過ぎないのが良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、オレンジがかったサーモンピンクのロゼで、輝きがありキレイです。

香りは、硫黄やケミカルな印象があり、赤い実の果実、ざくろやイチジク、薬草のようなハーブ香、なめし革のような動物系の印象もあります。

味わいは、まろやかながら少し強めのアタックから、おだやかな酸味と優しいフルーツ感がふわっと広がり、ふっくらしたボディが少し続いて、アルコール強めのえぐ味と辛さのある、ジューシーなフィニッシュ。

やわらかさと強さ、ジューシーさと辛さ、みたいな相反する要素があれこれ混在していて、何だかちょっと落ち着かない感じのまとまり。

人に例えると、優しくて朗らかで女性らしい、でも筋肉質なオカマみたいな。

でも悪くはなくて、グラスはスイスイ進みます。

今日の晩御飯は、コンビニ弁当のチゲ鍋丼。
電子レンジで温めても固まらない、恐ろしい半熟卵が入ってます。

合わせると、ワインの辛さと唐辛子の辛さがケンカして、馴染みません。

豚肉だけに合わせると、スーッと寄り添っていきます。
相手によってころっと態度変えるみたい。

なるほど、このロゼは肉系の方が好みのようですね。
ちょっと強めの味わいなので、焼き肉の豚トロとか、豚しゃぶとかによく合いそう。
焼き鳥のタレもよく合いそうです。

おつまみのストリングチーズの唐辛子味に合わせると、ワインが勝ち気味。

コンビニワインなので、やや高めですが、1000円を超えるロゼとしては、もう一声って感じでしょうか。

ただ、素性は悪くないと思うので、夜中にどうしてもロゼが飲みたい、みたいなシーンでは活きるかもしれません。
もちろん近くにナチュラルローソンがあれば、ですが。

悪くはないけど、コストパフォーマンスはイマイチかな~。

■関連リンク(ローソンのワイン)

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