2009/02/28

ドメーヌ エオーレ フィトゥ 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー(仏:ローヌ地方:クローズ・エルミタージュ:03)\2780
・サンジョヴェーゼ、シリエジオーロ、カベルネ・ソーヴィニヨン(伊:トスカーナ州:I.G.T.:04)\1344
・カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:クージョ地方:サン・ファン州:07)\1180
・カリニャン50%、グルナッシュ30%、ムールヴェードル20%(仏:ラングドック地方:フィトゥーAC:04)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ エオーレ フィトゥ 2004
【外観】
濃い外観。
深い透明感があり、底がうっすら見える。
色合いは落ち着いていて、やや黒っぽい。
粘性はやや強い。

【香り】
なめし革。
腐葉土。
ややケミカル。
独特な酸味を感じる香り。

【味わい】
ライトからミディアムボディ。
タンニンは控えめ、酸味はやや強め。
二酸化硫黄の印象をちょっと感じる。
インクや鉛筆のような味わいがある。
余韻は短く、後味はすっきりしている。

【判定】
外観からは候補を絞れない。
香りの印象はサンジョヴェーゼ。
独特な酸を感じる香り。
味わいもやや収斂性のある酸味というか、サンジョヴェーゼっぽい味わいがある。
他の選択肢であるとすればカリニャン、グルナッシュ。
生産年も同じなので、熟成感からは判断できず。
ただ、酸が主体の味わいはやはりサンジョヴェーゼか。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ブー

割と自信あったのに・・カリニャン、グルナッシュの方でした。

【総評】
ドメーヌ エオーレ フィトゥ 2004
DOMAINE EOLE FITOU 2004

フランス:ラングドック地方:フィトゥーAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:カリニャン50%、グルナッシュ30%、ムールヴェードル20%

リカーランドトップで、980円で購入。

伝統産地独特な、やや癖のあるワインです。
香りは二酸化硫黄の印象が強いですが、まだ閉じているのかも。

とてもサンジョヴェーゼの印象なので、以前飲んだカリニャンの記事を読み返してみると、やはりサンジョヴェーゼに似てるという感想。
動物小屋のような悪臭系の要素が入っているところと、独特な酸味の印象もまさに同じ感想。
グラン・シャリオ コルビエール 2001

飲み口はすっきりとクリーンで、ちょっとクールな印象もあり、いい感じ。

ラングドックのA.O.C.フィトゥーですが、ちょっと寒い産地で作られたワインをイメージさせます。

料理が入るとまた美味しく飲めるかも。

今日の料理はミートローフ。
ちょーどいい感じです。
ワインはフルーティさが際立って、すっきりと美味しくなります。

家庭の家庭料理と合わせやすいワインですね。

程よい熟成感でおすすめです。

ヴァルシャイマー シルバーベルク シャルドネ トロッケン 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(独:ファルツ地方:Q.b.A:06)\1560
・甲州(日本:甲州市:勝沼:07)\1450
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:07)\1040
・シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\806

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァルシャイマー シルバーベルク シャルドネ トロッケン 2006
【外観】
やや濃い黄色。
輝きがある。
小さな気泡が少し見られる。
粘性はやや強い。

【香り】
厚みのある果実香。
かりんくらい。
ヴァニラやクリームの香り。
ミントの印象。
グラスを回すとチーズのような発酵香。

【味わい】
厚みのあるフレッシュな口当たり。
たっぷりとしたボディ。
爽やかな酸味。
後味には酸味が残りジューシーな印象。

【判定】
濃いめの外観から甲州は消える。
香りは厚みのある果実香でシャルドネっぽい。
ほんのり甘い印象のクリーミーなシャルドネ。
樽をうまくつかったニューワールドのシャルドネのよう。
それでいて爽やかさやフルーティさがありとてもバランス良くまとまっている。
少し残糖が多いか?
シャルドネは2つあり、一つはモメサン、もう一つはドイツ。
ドイツのシャルドネは飲んだ事がないが、予想としては残糖が多いのではと思っている。
醸造技術は世界一の国なので、ソツなくまとめている事が予想される。
そういう点では甘さと酸味のバランスがドイツワインっぽいかな。

ファイナルアンサーで、ドイツのシャルドネ
で、ピンポン

だんだん、甘さが気になってきました。

【総評】
ヴァルシャイマー シルバーベルク シャルドネ トロッケン 2006
Walsheimer Silberberg Chardonnay Trocken 2006

ドイツ:ファルツ地方
アルコール度:13・5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1560円で購入。

ネタばれするとますますドイツワイン。
ニューワールドな印象なんて言ってましたが、これはまさにドイツワインですね。
ほんのりと甘さがあるので、好き嫌いがありそうです。

何となくですが、やはりドイツワインにシャルドネは合わないかも、って思ってしまいました。

もっとシャープな味わいの品種の方がまとまるような気がします。
やや重い印象になるのでしょうか、シャルドネだと。

でも飲み進んでもそれほどこの甘さは気になりません。

思い起こせば、20年位前にドイツワインがブームになったときは目が覚めるような美味しさを感じたものです。
味わいにも流行があって、今はドライなワインが主流なので、ドイツワインは受難の時代ですね。

もちろん、ドイツワインも辛口への移行が進んでいて、今回も「トロッケン」で辛口のカテゴリなんですが、すっきりとした辛さではなく、ほのかに甘みを感じます。

これがドイツワインの個性なのかもしれませんが、ちょっと時代から離れてる印象を受けてしまいますね。

マス デュ ソル ピクプール ド ピネ 2003

マス デュ ソル ピクプール ド ピネ 2003
Domeine du Mas du Sol PICPOUL DE PINET 2003

マス デュ ソル ピクプール ド ピネ 2003
フランス:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピクプール

スーパーアルプスで、930円で購入。

【外観】
濃い黄色。
ややオレンジがかっている。
輝きがあり、ディスクも厚い。

【香り】
蜜のような印象。
白い花の香り。
香木のような、熟成を感じる香り。
時間が経つとドライマンゴーのような感じも出てくる。


【味わい】
酸味がたっている印象。
ボディは薄く、とげとげしい。
後味はすっきりとしていて悪く無い。
辛口だが、わずかに残糖があり、甘い余韻がある。

【総評】
かなり熟成が進んでいて、痛むちょっと手前って感じの印象です。

ただ、素性は悪くない感じで、何となく気品を感じます。

酸味がちょっと特徴的で、最初の印象はとげとげしいんだけど、2口目からちょっと大人しくなるというか、力が抜けてくるというか。

冷えているより、やや温度が上がった方がまろやかで飲みやすくなる感じ。

熟成が進んでいる分、全体的に重い印象があって、素直に美味しいって感じではありません。
カミさんは2杯でギブアップしてました。

でも、こういう個性のあるワインが減ってきているので、なんだかちょっと得した気もします。
というか、ちょっと懐かしいんですね、きっと。

ひと昔前はこういった、過熟した印象で、重くて、酸っぱいワインが結構ありましたね。

現代的なクリーンなテイストとは違う、古風なワインですが、飲んでるだけでちょっとしたフランス旅行を気分を味わえる、異国情緒あふれるワインです。

ちなみに、ピクプール ド ピネというAOCと、コトー・デュ・ラングドックというAOCがダブっているのが不思議だったのですが、コトー・デュ・ラングドックの中でもピクプール種を使ったワインについては、ピクプール ド ピネのAOCを名乗れるみたいですね。

2009/02/26

フォルタン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 <中瓶>

フォルタン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 <中瓶>
FORTANT CABERNET SAUVIGNON 2007 <375ml>

フォルタン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 <中瓶>
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

デイリーヤマザキで、ハーフボトルを608円で購入。

【外観】
濃い外観。
深い透明感。
ディスクは薄く、フチまで色が近い。
やや落ち着いた黒っぽい色合い。
粘性はやや強く、雫に色が残る。

【香り】
ややケミカル。
閉じているのかも。
ヴァニラ。
ちょっと人工的な果実香。
少し香ばしい焦げ臭。
クッキーのようなイメージ。

【味わい】
ミディアムからややフルボディ。
セックでしっかりしたタンニン。
酸味もやや強い。
メリハリのある印象。
余韻はあまり無く、後味はやや軽め。

【総評】
ちょっと懐かしいというか、ワインらしいというか、安定感がありますね。
手際よい感じで、そつが無く、安心して飲めるワインですね。
コンビニで買えて、この価格でこの品質だったら用途は多いですね。

しっかりした肉料理に合いそうですが、香りがそれほど主張してないので、家庭料理にも合わせやすいタイプです。

今日の晩御飯はコンビニのドライカレー。

両方強すぎてちょっとチグハグな印象になってしまいますね。

ビーフカレーくらいならちょうどいいかも。
ストリングチーズの方が合わせやすいですが、しっくりくる、って感じではありません。

ラベルはイタリアワインっぽいですが、味も香りもしっかりフランスワイン。
明るく楽しい感じではなく、ちょっと重くて一癖ある感じです。

肉料理のときに気軽に合わせる、ハーフボトルのワインとしてはおすすめです。

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