2008/09/30

ファンテイル レッド 2003

ファンテイル レッド 2003
FANTAIL VINEYARDS RED 2003

ファンテイル レッド 2003
木下インターナショナルさんのサイト
http://www.kinoshita-intl.co.jp/morgenhof/red.html
海外のサイト
http://www.wine.co.za/Directory/Wine.aspx?WINEID=12712

南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン5%

伊勢丹で、1680円で購入。

【外観】
濃い外観。
深い透明感を感じるが底は見えない。
フチはやや赤味が強い。
粘性は強めで脚が長く残る。
やや雫にタンニンが残る印象。

【香り】
生っぽい、官能的な動物香。
白コショウのようなスパイス?
やや硫黄の印象。
やや閉じている?
濃縮感のある果実の印象があり、プルーンくらいのイメージ。

【味わい】
ピリッとしたスパイシーなアタックで、あとからフルーティさが広がってくる。
余韻は中くらいの長さで、ボディもフルボディよりやや軽い感じ。
酸味もやや強めで、タンニンもほどほどにあり、バランスが良い。

【総評】
買ってきてからずっと開かなかった(カミさんが選ばなかった)ワインを開けてみました。

思いつく赤ワイン品種は全部入れてみました、ってくらいブレンドされてます。

にも関わらずバランスが良くて、まろやかさもあり良くまとまってます。

やや硬質な口当たりなのはアルコール度が高いからだと思いますが、14%という高いアルコール度を感じさせない軽やかなまとまりです。

ただ、時間が経っても印象があまり変わりません。

悪くはないけど、これと言って特長も無いんですよね。

2008/09/28

サンライズ シャルドネ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール:02)\2200
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:07)\850
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンライズ シャルドネ 2007
【外観】
淡い外観。
ほんのりとした黄色で、グレーが強い。
色の濃い日本酒くらい。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
ペトロール香?
ソーヴィニヨン・ブランのカシスの芽?
ミネラル。
ハーブ。
柑橘系のフルーツ。
石油香のような印象が強い。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じる甘さ。
やや炭酸のニュアンス。
昨日飲んだフラスカーティにとてもよく似ている。
ボディは弱く、力の無い印象。
エグミのような後味が強い。
アルコールの印象は強く、高そう。

【判定】
淡い外観からはシャルドネが消える。
ソーヴィニヨン・ブランやイタリアが怪しい。
香りは、ソーヴィニヨン・ブラン?
でもちょっと違うかな、ペトロール香のようなミネラル感。
味わいはとても軽やか。
力なく、弱々しく感じるが、アルコール度は高そう。
炭酸のニュアンスが割りと強い。
昨日のフラスカーティにとてもよく似た味わい。
普通に考えるとイタリア?
モスカートが伏兵だが、多分もっと甘く、さらにフルーティだと予想されるので、まず違うだろう。
サンセールは02なので少し成熟感があると思われ、さらにこんなに軽々しく無いだろうというところで外す。

ファイナルアンサーで、イタリア。
で、ブー!

なんとシャ、シャルドネ・・・

【総評】
サンライズ シャルドネ 2007
SUNRISE Chardonnay 2007

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、850円で購入。
たしか30%オフだったような・・

撃沈しました。
チリのシャルドネをイタリアに間違えるなんて。。
シャルドネは個性の幅が広いので要注意品種ですね、やっぱり。

今回の反省点は、05と07を間違えた点にもありますかね。
炭酸を含んでいて、フレッシュな印象はやはり1年目くらいの印象です。

チリのシャルドネと分かってしまうと、スモーキーな印象やほんのりとした甘さがなるほど、って感じです。
バランスは悪く無いのですが、どうも雑味が多い感じがしてしまいます。

時間が経つと、樽の印象が強くなってきました。
シャープな味わいに樽のイメージってのもややちぐはぐな感じがします。

やっぱり雑味が気になるんですよね。

サンライズは我が家的にはいまいちなブランドです。

B&G フレンチ トム メルロー 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク:03)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア:06)\1580
・モナストレル(スペイン:フミーリャD.O.:06)\1220
・メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック:05)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

B&G フレンチ トム メルロー 2005
【外観】
濃い外観。
深い透明感があるが、底が見えないくらい。
フチに赤味があるが、少し落ち着いている印象もある。
粘性は強く、脚が多く現れる。

【香り】
スミレ。
動物香。
グリーンを感じる動物香なので、モルモットの小屋みたいな感じ。
グラスを回すとさらに草食動物の小屋のような印象。
ちょっとシナモンの印象。
フルーツはブルーベリーくらい?

【味わい】
なめらかでタンニンも落ち着いていて飲みやすい口当たり。
酸味は弱く、やや頼りない。
後味はやや収斂性があるか。
飲み進むとタンニンが主張してくる。

【判定】
深い透明感のある、濃い外観。
メルローくらいが怪しい。
モナストレルも候補。
香りの印象は動物香やシナモンなど複雑ながら、やや軽い感じ。
ベースはフルーツなので、メルローかな。
味わいは案外まろやかだけど、メルローらしい渋みがある。
やや酸味が足りなくて力が落ちている印象。
モナストレルも候補だけど、生産年でいくと、5年前くらいじゃないか。

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

メルローは当たったけど、ヴァン・ド・ペイでした。

【総評】
B&G フレンチ トム メルロー 2005
B&G FRENCH TOM MERLOT 2005

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー

グルメシティで、1080円の30%オフ、756円で購入。

確かにメルローですが、単一品種でした。
力が抜けた感じですが、5年前じゃなくて3年前のワインでした。

やや深みの無い、シンプルな味わいのメルローです。
微妙な物足りなさがあるんですが、ボディはしっかりしているのかな?

ただ飲み進むと、やや単調でジュースっぽい飲み口が気になってきますね。

これといって個性も主張も無いので、ちょっとつまらないかな~。

フォンタナ・カンディタ フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ 2007 (ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ:99)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール:02)\2200
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・マルヴァジーア主体(伊:ラツィオ州:フラスカーティ・スーペリオーレ:07)\880 C

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フォンタナ・カンディタ フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ 2007
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
ほんのりベージュでややグレー。
艶っぽく、輝きを感じる。
小さな気泡がうっすらと浮いている。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと後から降りてくる。

【香り】
柑橘系のフルーツ。
カリンのような香り。
ややスモーキー。
ミネラル。
発酵由来のチーズのような印象。
ハーブのような爽やかさも少し。

【味わい】
軽く、セック。
酸味がしっかりしている。
若々しさがある。
後味に苦味を残す。

【判定】
これから生産年も判定基準とする。
どんどん外すと恥ずかしくなるぞ。
かなり艶っぽさがあるので、しっかりしたボディの強い印象。
香りは、軽くフレッシュ。
特にヴァラエタルアロマを感じない。
ソーヴィニヨン・ブランやモスカートではない。
味わいも軽くドライでフレッシュ。
若々しい味わいなので、シャルドネはありえない。
そうすると消去法で残るのがフラスカーティ。
冷やして、すっきり飲める印象もまさにフラスカーティ。

ファイナルアンサーで、フラスカーティ
で、ピンポン

ちょっとシャルドネっぽいフラスカーティです。

【総評】
フォンタナ・カンディタ フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ 2007
FONTANA CANDIDA Frascati Superiore Secco 2007

イタリア:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:Malvasia Bianca di Candia50%、Trebbiano Toscano 40%、Malvasia del Lazio 10%
※メーカーサイトより
http://www.fontanacandida.com/FrascatiWineMakerNotes.aspx

リカーランドトップで、880円で購入。

冷やすと美味しいタイプですが、意外としっかりしたボディのワインです。

ただ、飲み口の炭酸の印象がかなり強く、炭酸嫌いなカミさんには不評でした。

残糖も少しあるみたいでほんのりと感じる甘さがあり、それも全体的な切れの悪さというか、やや重い印象になっているようです。

我が家的にはいまいちなテイストでした。

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