2008/01/31

オスコ 白 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュル リーAC)\1522
・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・トレッビアーノ50%、マルヴァジーア50%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)
・カルロ・ロッシ(カリフォルニア)\468

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

オスコ 白 2006 ボトル ラベル
【外観】
やや薄い、中庸な黄色。
粘性は弱いが、少し艶っぽさはある。
小さな気泡が少し見られる。

【香り】
最初の香りはとても強い印象。
プチシャブリのような発酵香とミネラルのような印象。
フルーティさはあまり感じられず、少しグラスを回す。
最初の強い香りが落ち着いてくると、少しフルーツ香が少し出てくる。
そこにちょっとヴァニラっぽい印象と、ちょっとミントのようなハーブ香。
それぞれはとても弱いが、いろいろな香りが交互に顔を出す。

【味わい】
やわらかく、まったりとした飲み口。
ボディは頼りない感じで、余韻は短い。
酸味が少しあって、なんとか体面を保っている、って感じ。
炭酸を含んでいる影響が少しあり、苦味や塩味のようなものは感じられない。
とても軽い飲み口で、切れは良くないが、余韻はそれほど悪くない。

【判定】
小さな気泡がある点では、ヴィオニエ以外の3つが候補。
色合いの感じは、ミュスカデっぽくない。
香りは最初とても強く、ミュスカデ、ヴィオニエが候補かと思われたが、だんだん弱くなってきて、逆に高い方の2本が外れる。
飲み口も軽く、ボリューム感もなく、明らかに低価格なワインの印象。
そうなると、カルロ・ロッシとイタリアのどちらかだが、決め手がなく、とても難しい。
イタリアは、すもものようなフルーツ香がある場合が多いが、それは感じられない。
また、イタリアらしい、サバサバした酸味のしっかりした飲み口でもない。
ちょっと重さを感じるというか、しがらみを感じるというか。

ファイナルアンサーで、カルロ・ロッシ
で、ブー

イタリアでした。

【総評】
オスコ 白 2006
OSCO BIANCO 2006

イタリア:モリーゼ州:
アルコール度:11.5%

TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。

すっきりシャープな感じではなく、ややまったりとした穏やかな印象のワイン。

今日の晩御飯は自家製チキンナゲット。
なんか、頼りない感じで合いません。

昨日の残りの、しっかりつかったブリ大根。
ここで分かりましたが、このワイン、割と塩っけがあるので、塩気の強い料理には合いません。

雪印の「芳醇ゴーダ」と合わせると、チーズのボリューム感と塩味に完全に負けますが、相性は悪くないです。
ただ、この「芳醇ゴーダ」、懐かしいプロセスチーズの味がします、三角形のやつ。

裏ラベルによると、相性の良い料理は、ペスカトーレ、アンチョビのパスタ、すずきの香草焼き、などとなってます。
ペスカトーレは、魚介類とトマトソースのスパゲッティですね。

このワイン、そんなに良い感じはしなかったんですが、割と簡単にボトルが空いてしまいました。(カミさんと二人で)
飲みやすくて、嫌味が無いので、やっぱりお買い得ワインなのかもしれませんね。

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド NV
Carlo Rossi CALIFORNIA RED NV

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド ボトル ラベル
アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:11.5%

グルメシティで、468円で購入。

【外観】
明るいルビー色。
小さな気泡がフチに見られる。
粘性はとても弱く、さらっとしている。
脚は見られない。

【香り】
なめし革。
ヴァニラ。
ミネラル。
いちごくらいのフルーツ。
グラスを回すと、土っぽい動物香。
そのかげからフローラルの印象も出てくる。
香りの厚みや深みは無いが、いろいろな香りがひょこひょこ顔を出す感じ。
おもちゃ箱みたいなイメージ。

【味わい】
ライトで、すっきり。
酸味が強めで、タンニンは弱め。
余韻はほんのりと少し続く。
とても軽い口当たりながら、ちゃんとワインになっている感じ。
極端に人工的な印象や、ジュースっぽい感じなどは無い。

【総評】
このまろやかで、なめらかな飲み口が、いわゆるカリフォルニアらしさでしょうか。
ちょっとポートワインというか、赤玉パンチのような口当たりです。

今日の晩御飯はラーメンとブリ大根。

さすがにぶり大根は全然合いません。
ワインは苦味が出て、料理は臭みが出ます。

ラーメンは、麺はそんなに気にならないんだけど、チャーシューが合わない。
豚肉の脂のあまさが、ワインの甘い部分とケンカするんですね。
煮卵は、合わないだろうと思いながらも挑戦してみると、案の定、気持ちの悪い取り合わせになります。

さすがにラーメンに合わせるっていう企画に無理があったようですね。

結構軽い飲み口なので、ある程度許容量があるかと思ったけど、意外と合いませんでしたね。

ピザとかだと合うのかな?

しかも飲み進むと、飲み口の甘さが気になってきます。
とにかく、ワインの量が減らない。

最近は安いワインでもおいしいものが結構あるので、我が家的には別の選択肢を選ぶかなあ。

2008/01/29

エストリーニャ 白(ブラインドテイスティング:当てる)

・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・トレッビアーノ50%、マルヴァジーア50%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)
・パロミノ、マカベオ(スペイン:ガリシア地方)\525(元値609円)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エストリーニャ(白)NV ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色で、ややグリーンがかっている。
艶っぽさや輝きは少ない。
粘性はそこそこ。

【香り】
ミネラル、発酵香、柑橘系のフルーツ。
やや、プチシャブリのような感じ。
香りは弱く、フルーティさはあまりない。
発酵・熟成由来の香りが強い印象。

【味わい】
軽く、酸味がしっかりあって、フレッシュな飲み口。
余韻は短く、後味は水っぽさを感じる。
バランスは悪くない。
やや喉に残る感じはあるが、嫌な印象はない。

【判定】
色合いでは判定つかず、粘性や輝きでは、低価格のイタリア、スペインが怪しい。
香りはミネラルや発酵香が強くフルーティさは少ない。
イタリアによくある、スモモのような甘いフルーツ香は感じられない。
飲み口は軽くて酸味がしっかりしているタイプ。
ボリューム感はまったくなく、とてもスレンダー、というか痩せた印象。
イタリアでもスペインでもどちらでも考えられるが、少しじっくりと口に含んでいると、コクのような、独特な品種の癖がある。
いわゆるシェリーっぽい感じ。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ピンポン

ちょっとスペインっぽさが分かってきたような気がします。

【総評】
エストリーニャ(白)NV
estrelina BLANCO NV

スペイン:ガリシア地方:VINO BLANCO DE MESA(テーブルワイン:白)
アルコール度:11%

TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。

セパージュは、シェリーの品種として有名なパロミノ種、カバの品種として有名なマカベオ種。
※メルシャンのニュースリリースより
http://www.mercian.co.jp/company/news/2005/0571.html

やっぱりシェリーっぽくて正解だったんですね。(自己満足)
というか、やはり独特な味わいがあります。

香りに関しては、ミネラル・鉱物っぽい印象が割りとあって、そこにやや動物的なニュアンスが少し加わり、独特な香りになっています。
極端な表現でいうと、「わきが」のような印象です。
決して悪い意味ではなく、ほんの少し混ざると深みが出るタイプの香りです。

私の勝手な解釈かもしれませんが、ペトロール香とわきがって共通点が結構あるんですよね。
すみません。

低価格のワインなので、それなりの軽い口当たりですが、独特な味わいが深みを出しています。

今日の晩御飯のワンタンには良く合ってました。
ライトな感じの家庭の中華料理には良く合いそうですね。
青菜の炒め物とか、かに玉とか。
ぎょうざにも合うかもしれません。

我が家の定番おつまみ、ストリングチーズのバジルかけはちょっと落ち着かない感じです。
よそよそしいというか、接点が無いというか。
邪魔はしないんですけどね。

このワイン、価格を超えたおいしさって訳ではありませんが、価格なりにバランスよくまとまっている感じです。
スペインらしさも感じられるので、スペイン好きな人は試してみてはいかがでしょうか。

2008/01/27

トーレス サングレ デ トロ 白 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(エール・ド・リューセック)\2180
・シャルドネ(シャブリ)\1980
・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・パレラーダ(スペイン:トーレス サングレ デ トロ)\1180

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トーレス サングレ デ トロ(白)2006
【外観】
ややオレンジっぽさを感じる中庸な黄色。
艶あり。
粘性は強い。

【香り】
爽やかなフルーツ香が主体。
トロピカルフルーツやパイナップル。
グラスを回すとミネラルのニュアンス。
フルーツの香りは何層にもなっていて、梨くらいからバナナくらいまで幅が広い印象。
ヴァニラの印象もあり、フルーツ香の甘さを引き立てている。

【味わい】
酸味がしっかりとしている、シャープなアタック。
ボリューム感は無く、スレンダーな印象。
ちょっとイタリアワインっぽい?今回入って無いけど。
とても軽い飲み口ながら、アルコール度が高そうで、しっかりとした印象の余韻が残る。
苦味やエグみのようなものはなく、とてもすっきりとしていてクリーンな飲み口。

【判定】
見た目の印象では、何となくヴィオニエっぽい。
香りの印象は、フルーツ香主体という事でまたヴィオニエっぽい感じ。
ところが飲み口がとてもシャープで軽い。
ここでスペインが浮上。
エール・ド・リューセックとシャブリは、価格的に合わない印象。
飲み口の決定的にボリューム感の無いところで外す。

香りは以前飲んだときと印象が違うけど、トータルで考えるとサンクレ・デ・トロかな。

ファイナルアンサーで、パレラーダ
で、ピンポン

香りの印象が、以前のイメージとちょっと違うんですよねー。

【総評】
トーレス サングレ デ トロ(白)2006
TORRES SANGRE DE TORO WHITE 2006

スペイン:ベネデス地区(ペネデスDO)
アルコール度:11.5%

リカーランドトップで、1180円で購入。

やや甘さを感じる香りと飲み口なんですが、ベタつきや嫌味な部分はなく、とてもすっきりとバランスの良いワインです。

以前はもっとシャブリっぽい香りだったような気がしましたが、醸造方法が変わったんでしょうか?
それとも記憶違いかな?

1000円台前半では安定感のある、お買い得ワインですね。

レモンを絞って美味しい料理には良く合うと思います。
今日は中華の海老の揚げものでしたが、とても良く合いました。

魚のフリッターとか、香草焼きなんて合うでしょうね。

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