(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ(オーストラリア:日本でボトリング:NV)\730
(3)カリニャン、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー (仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\580
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:10)\368
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい外観の、濃いルビー色。
色調は明るめの鮮やかなバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
【香り】
凝縮感のある黒い果実。
生っぽい動物香。
グリーン系のスパイス。
香木のようなイメージ。
グラスを回すと、やや生っぽい茎の印象が強くなる。
香りはボリューム感があり、鼻を突く強さがある。
全体的にスパイシー。
【味わい】
残糖を感じる、セック。
ほんのり甘みのある、フルーティで、刺激的なアタック。
ミディアムからフルボディ。
アルコール度は強め。
酸味は強く、少しトゲトゲしい。
タンニンは細かく、大人しいが、舌の表面全体が乾くくらいの強さ。
アルコール度が高いせいか、後味がカラカラに乾く感じがある。
平板なボディで、膨らまず、口に含んであっという間に萎む印象。
余韻は短い。
【判定】
若々しくて、やや明るい外観からは、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは外れる。
香りは、香木の印象があって、ラングドックのイメージ。
でもカベルネ・ソーヴィニヨンの印象も強い。
味わいはやや平板で、ちょっと人工的。
日本のワインも候補か。
香りの印象ではニューワールド的ではなく、味わいも甘さを感じるもののニューワールド的ではない。
ファイナルアンサーで、フランスのヴァン・ド・ターブル
で、ブー
なんと、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。
【総評】
チリンギート・コヴェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010
Chiringuito Cove Cabernet Sauvignon 2010
チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
OKストアで、368円で購入。
このワインいい感じですね。
もちろん安いワインなので、あれこれアラはありますが、368円という価格を考えるとまったく問題ありません。
カミさんに価格感を聞いたら、480円。
368円とネタばらししたら、「価格のわりにしっかりしている、お買い得。」という評価でした。
温度高めでもクールなテイストがあります。
このヒンヤリした味わいって、良いワインの一つの条件ですよね。
夏場でも美味しく飲めそうな赤ワインです。
ちょっと冷蔵庫で冷やしてみたら、ちょっと単調なジュースっぽい感じになるものの、飲みやすい感じは変わりません。
でもこのワイン、温度高めの方が美味しく飲めるかも。
今日の晩ご飯は、夏野菜のドライカレー。
カレーがペースト状になってるやつ。
このワイン、バッチリ合います。
野菜多めのカレーで、それほどスパイシーじゃないので、爽やかな合い方をしますね。
カレーとワインが手をつないで軽やかに舞っている様子が目に浮かびます・・・
これは平日なのに、飲み過ぎてしまうパターンかも、危ないぞー。
軽めのバランスのドライな仕上がりで、濃厚でフルーツ感たっぷりなニューワールドタイプではありません。
ちょっと伝統産地の余裕を感じますね。
デイリーワインとしては、バッチリだと思います。
500円くらいまでなら、お買い得ではないでしょうか。
■関連リンク
チリンギート・コヴェ シャルドネ 2010
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※サイトより引用
チリワインのコストパフォーマンスの高さはご周知の通りですが、このチリンギートは別格です。
この価格でこの旨さは圧倒的コストパフォーマンス。
味わいは、ほんのり甘味があり、アルコール度は少し強めでフルーティかつ刺激的。
毎日飲んでも飲み飽きしない美味しさで、実店舗でもリピーター続出の最強デイリーワインを是非お試し下さい!