2011/06/29

チリンギート・コヴェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010(ブラインドテイスティング:外す)

チリンギート・コヴェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010
(1)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ(オーストラリア:日本でボトリング:NV)\730
(3)カリニャン、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー (仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\580
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:10)\368

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若々しい外観の、濃いルビー色。
色調は明るめの鮮やかなバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
凝縮感のある黒い果実。
生っぽい動物香。
グリーン系のスパイス。
香木のようなイメージ。
グラスを回すと、やや生っぽい茎の印象が強くなる。
香りはボリューム感があり、鼻を突く強さがある。
全体的にスパイシー。

【味わい】
残糖を感じる、セック。
ほんのり甘みのある、フルーティで、刺激的なアタック。
ミディアムからフルボディ。
アルコール度は強め。
酸味は強く、少しトゲトゲしい。
タンニンは細かく、大人しいが、舌の表面全体が乾くくらいの強さ。
アルコール度が高いせいか、後味がカラカラに乾く感じがある。
平板なボディで、膨らまず、口に含んであっという間に萎む印象。
余韻は短い。

【判定】
若々しくて、やや明るい外観からは、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは外れる。

香りは、香木の印象があって、ラングドックのイメージ。
でもカベルネ・ソーヴィニヨンの印象も強い。

味わいはやや平板で、ちょっと人工的。
日本のワインも候補か。

香りの印象ではニューワールド的ではなく、味わいも甘さを感じるもののニューワールド的ではない。

ファイナルアンサーで、フランスのヴァン・ド・ターブル
で、ブー

なんと、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
チリンギート・コヴェ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010
Chiringuito Cove Cabernet Sauvignon 2010

チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

OKストアで、368円で購入。

このワインいい感じですね。

もちろん安いワインなので、あれこれアラはありますが、368円という価格を考えるとまったく問題ありません。

カミさんに価格感を聞いたら、480円。
368円とネタばらししたら、「価格のわりにしっかりしている、お買い得。」という評価でした。

温度高めでもクールなテイストがあります。
このヒンヤリした味わいって、良いワインの一つの条件ですよね。

夏場でも美味しく飲めそうな赤ワインです。

ちょっと冷蔵庫で冷やしてみたら、ちょっと単調なジュースっぽい感じになるものの、飲みやすい感じは変わりません。

でもこのワイン、温度高めの方が美味しく飲めるかも。

今日の晩ご飯は、夏野菜のドライカレー。
カレーがペースト状になってるやつ。

このワイン、バッチリ合います。

野菜多めのカレーで、それほどスパイシーじゃないので、爽やかな合い方をしますね。
カレーとワインが手をつないで軽やかに舞っている様子が目に浮かびます・・・

これは平日なのに、飲み過ぎてしまうパターンかも、危ないぞー。

軽めのバランスのドライな仕上がりで、濃厚でフルーツ感たっぷりなニューワールドタイプではありません。

ちょっと伝統産地の余裕を感じますね。

デイリーワインとしては、バッチリだと思います。
500円くらいまでなら、お買い得ではないでしょうか。

■関連リンク

チリンギート・コヴェ シャルドネ 2010

■楽天ショップへのリンク

チリンギート コヴェ カベルネソーヴィニヨン 750ml <ワイン>【12本まで1個口配送出来ます】【特選ワインカスタマイズ12本で送料無料】

※サイトより引用
チリワインのコストパフォーマンスの高さはご周知の通りですが、このチリンギートは別格です。
この価格でこの旨さは圧倒的コストパフォーマンス。
味わいは、ほんのり甘味があり、アルコール度は少し強めでフルーティかつ刺激的。
毎日飲んでも飲み飽きしない美味しさで、実店舗でもリピーター続出の最強デイリーワインを是非お試し下さい!

2011/06/26

甲州辛口 モンデ酒造 NV

 
(1)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(2)甲州:モンデ酒造(日本:山梨:NV)\1575
(3)甲州:サントリー(日本:山梨県:山梨県産100%:09)\1490
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(5)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

甲州辛口 モンデ酒造 NV【外観】
ベージュがかった、淡めのイエロー。
独特な色調で、淡いベージュ色。
小さな気泡も多く見られる。
粘性は弱め。

【香り】
梅干し?
梅の種のような果実香に、お酢のような印象が混ざって、梅干しのような香り。
グラスを回すと、ラムネ菓子やキャンディのような甘い印象が出てくる。
香りは弱め。
かなり独特な印象。

【味わい】
残糖を多めに残す、やや辛口。
穏やかで滑らかで、ライトなアタック。
酸味は穏やか。
アルコール度は低めに感じる。
マイルドなフルーツ感もある。
優しい、ほんのりフルーティなアタックから、ジワッと酸味が広がり、微かに苦みを残してフワッと消える。
余韻は少し続く。

【判定】
オレンジっぽい独特の外観からは、リースリング・リオンとベルデホが候補。

香りはかなり独特で、和風。
甲州っぽくは無いので、リースリング・リオンが候補?

飲み口はマイルドで、丁寧な感じ。
何となく甲州っぽい感じもある。

というか、リースリングの印象は無い。

そうなると甲州のどちらか、
ひとつはサントリーのジャパンプレミアムで、もう一つは、河口湖のお土産ワイン。

決定的な要素は無いけど、わりと品質感がいいので、おみやげワインでは無いかも。

ファイナルアンサーで、サントリーのジャパンプレミアム甲州
で、ブー

モンデ酒造の甲州の方でした。

【総評】
甲州辛口 モンデ酒造 NV
Koshu Dry Monde Wine NV

日本:山梨県
アルコール度:12%
ブドウ品種:山梨県産甲州100%

河口湖のおみやげ屋さんで、1575円で購入。

おみやげ屋さんで買ったので、あまり期待してませんでしたが、美味しいですねこのワイン。

最近の甲州はほとんど色味の無いタイプが多いですが、これは甲州の皮の色が少しついてる感じ。
シュールリーと思われる酵母感とか、マイルドな酸味、ほんのりとした甘みが、バランスよくまとまっています。

すごく力の抜けた、自然体な感じですね。

じわじわ美味しさが出てきます。
マイルドな洋ナシのようなフルーツ感もとてもいい。

力が弱い感じと、この微妙な甘さが、人によってはマイナスポイントになりそうですが、バランスよくまとまっているので、このワインの良さになってますね。

今日の晩ご飯はタラのムニエル。
魚の味をしっかり残したタイプだったので、ワインが負けてしまいました。

魚の匂いを抑えつけて合わせるような強さは持っていませんね。

おみやげ屋さんで買ったので、1575円は高いかな、と思っていましたが、普通の酒屋さんで買っても、このくらいの価格感だと思います。

甘いワイン嫌いなカミさんも、まあ普通に美味しい、と言ってました。

なんでしょうね、体が素直に美味しい、って感じるワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

山梨(白)・モンデ酒造/甲州辛口 税込 1,200 円 送料別

※サイトより引用
山梨県産甲州種100%使用。さわやかな酸味がスッキリとした味わいを引き立てる辛ロワインです。

2011/06/25

ミゲル・トーレス サンタ・ディグナ カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2009

 
ミゲル・トーレス サンタ・ディグナ カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2009ミゲル・トーレス サンタ・ディグナ カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2009
MIGUEL TORRES SANTA DIGNA CABERNET SAUVIGNON ROSE 2009

チリ:セントラル・ヴァレー:クリコヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

イオンで、1280円で購入。

【外観】
アセロラゼリーのような、赤味の強い、濃いめのロゼ。
ルージュというよりは、バラ色に近いような赤味。
輝きは強く、フルーツゼリーのような輝きがある。
粘性は弱め。

【香り】
炭酸の印象。
アセロラやチェリーのような果実香。
フローラル。
グリーン系のハーブ。
グラスを回すと酵母の印象。
全体的に硬めで、香草のようなイメージが強い。

【味わい】
残糖を多めに残す、やや甘め。
かなり甘い感じがあって、ロゼダンジューに近いくらいの印象。
少し炭酸を含んでいる感じ。
酸味は穏やかだが、しっかりしていて、最後まで続く。
タンニンも微かにあり、舌の真ん中が少し乾く感じ。
アルコール度は14%と高いが、もっと軽く感じる。
後味にエグ味が残る。
余韻は、短い。

【総評】
ちょっと甘めですね。
アルコール度も高く、全体的に強めのまとまりなので、甘さが余計気になります。

軽やかな甘さじゃなくて、結構重さを感じさせる甘さ。

カミさんに感想を聞いたら、「ジュースみたい、980円。」

深みがなくて、表面的な味わい。

鶏の照焼きに合わせたら、甘さがつなぎになって、まあまあいい感じ。
甘みがあるので、和食にも合わせやすいかもしれません。

ゆで卵を崩して乗せたグリーンサラダと合わせても気になりません。

食事が終わって、ナッツや乾き物に合わせてもそれなりに飲めてしまいますね。
カジュアルに楽しむには良いワインかもしれません。

ワインだけで飲んでてもそんなに気になりませんしね。

※三国ワインさんのサイトから引用
官能的な気持ちを呼び起こす、花の香り。シルクのような、なめらかな舌ざわりをもつ満ち足りた味わい、そしてフレッシュでフルーティーなボディ(ブラックベリー、クランベリー)。それは、太平洋沿岸地域のカベルネ・ソーヴィニヨンのロゼだけが提供できるものです。

■楽天ショップへのリンク

サンタ・ディグナ・カベルネ・ロゼ[2010]/ミゲル・トーレス 税込 998 円 送料別

※サイトより引用
『ワイン王国31号(2006年3月号)』のブラインドテイスティング超特選ベストバイワイン(3000円までのロゼワイン&ロゼスパークリング)で2004年ヴィンテージが5ツ星★★★★★に輝きました!
チリらしくない味わいのロゼ。
飲み飽きしない味わい。
活き活きした薔薇の花びらを思わせるような、透き通った明るい赤色をしています。
チェリーやアセロラ、ラズベリージャム、フルーツキャンデーの香り。
湿った草のような香りも。
凝縮した果実感からくる甘みを、ほのかなスパイシーさが引き締めています。
軽快な渋味、すっきりした甘味としっかりしたフルーティーな酸味。
充実したセミドライタイプの1本に仕上がっています。
上質な渋味に合わせて、ソーセージやハムの脂分と旨味でお楽しみください。

ザ・タパス・ワイン・コレクション テンプラニーリョ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)メルロー70%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:08)\1850
(3)グルナッシュ75%、カリニャン20%、シラー5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:00)\1450
(4)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(5)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ザ・タパス・ワイン・コレクション テンプラニーリョ 2008【外観】
若い色調の濃いガーネット。
ほとんど黒に近い色あいだが、フチから5mmくらいが鮮やかなヴァイオレット。
深い透明感があり、底が何となく見えるくらい。
粘性はやや強め。

【香り】
スミレ。
チョコレート。
タバコの葉。
ジャムのような果実。
グラスを回すと、樽香が強くなる。
焦げ臭。
野趣のある動物香。
香りは強めで、複雑な要素がある。
ワイルドで、ダイナミックな感じ。

【味わい】
残糖を多めに感じる、セック。
フルーティで力強いアタック。
フルボディ。
酸味はしっかりしていて、最後まで続く。
タンニンはきめ細かく、柔らか。
舌の表面が少し乾くくらいの印象。
アルコール度は高そうだが、バランスは良い。
後味は酸味が残り、ジューシー。
余韻は長く続く。

【判定】
濃いながらも深い透明感のある外観で、若い印象。
2000年のコート・デュ・ローヌは外れる。
2008年のテンプラニーリョか、2009年のラングドックが候補。

香りは、濃厚で、チョコレートやカラメルの香りが特徴的。
熟成感がある?
シェリーのオロロソのような香り。

年季の入った大樽で熟成させたような印象がある。
そうなるとスペイン?

確かにテンプラニーリョっぽい、野趣のある動物香も感じられる。

味わいは、残糖を多めに残してフルーティさを強調させた、ニューワールドタイプ。

最近スペインはこういうタイプが増えてる。

ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ
で、ピンポン

このシェリーっぽい感じが、スペインなんでしょうね。

【総評】
ザ・タパス・ワイン・コレクション テンプラニーリョ 2008
THE TAPAS WINE COLLECTION TEMPRANILLO 2008

スペイン:ムルシア州:フミーリャ
アルコール度:14%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

リカーランドトップで、1290円で購入。

シェリーの樽で寝かせたんじゃ、って思うくらい、シェリーっぽい印象があります。

チョコレートやカラメルというよりも、もうひとクセある、紹興酒みたいな感じでしょうか。

フルーティでニューワールド的な感覚もありながら、伝統的なスペインの印象もありますね。
大樽でしっかり熟成させたようなイメージです。

時間をおくと、だんだんグリーン系のスパイス香が強くなってきました。

タパス・ワイン・コレクションという名前通り、タパスに合わせるワイン、というコンセプトなので、和食のことはまったく考慮してません。(当たり前か・・)
鶏の照焼きにはまったく合いませんでした。

オリーブオイルやガーリックがしっかり効いた、香りの強い料理じゃないとダメそうです。

強いスパイス香ながら、飲み口は優しく、何か食事を合わせたくなるんですよね。

マッシュルームのアヒージョなんて、とても良く合いそうです。
このワインと合わせたら、軽く海外旅行してる気分になるかも。

飲み進むとどんどん強くなる、グリーン系スパイスの独特な香りが魅力的ですね。

ワインだけでもそれなりに楽しめますが、やはり家庭で手軽に出来るタパスと合わせて飲むことをオススメします。

■楽天ショップへのリンク

ザ・タパス・コレクション・ヴィーノ・ティント[2008]年・オーク樽熟成・カーサ・デ・ラ・オヤ社 税込 1,239 円 送料別
※上記は、モナストレル、シラー、カベルネソーヴィニヨンのブレンドタイプです

※サイトより引用
スペインバルファン大注目!スペイン料理(タパス)で一杯やるならずばりこのワイン!!その名も“ザ・タパス”コレクション!造り手はフミーリアの近くムルシア北部の山中、スペインで一番乾燥した地域(雨量が少なく日照時間が長い)でブドウ栽培に適した地域、カルチェヴァレーの標高700mに位置する人気造り手による“ザ・タパスコレクション”プロジェクト!!(1990年設立、200haの自社畑と多くのフレンチオーク樽所有)まさにスペインバルでのタパスとのマリアージュのために造られた、まさに究極マリアージュ辛口赤ワイン!フミーリアで最もよく知られる色濃くかぐわしいモナストレル種とシラー種に、カベルネソーヴィニヨンのブレンド!さらにフレンチ&アメリカンオーク樽で4ヶ月熟成!輝くダークチェリー色、ブラックフルーツやベリー、カシスのアロマ!口に含むと柔らかな果実香とスパイスやハーブのニュアンスが感じられ、きめ細かいタンニンとオークのニュアンス。余韻も長く野菜や魚料理や肉料理等、様々な料理に見事に合う究極の辛口赤ワイン!!ブラック基調の大人のエチケット!!レストランさま、カフェバーさま、スペイン料理店さまにぜひおすすめしたい究極タパスワインが少量入荷!

2011/06/24

コンツェルト ロゼ NV

 
コンツェルト ロゼ NVコンツェルト ロゼ NV
Konzert Rose NV

日本:岩手県
アルコール度:11%
ブドウ品種:キャンベル

岩手エーデルワインの通販で、1131円で購入。

【外観】
ほんのりサーモンピンクの、濃いめのロゼ。
色調は彩度が高く、オレンジがかっている。
ロゼとしてはやや濃いめ。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
デラウェアや、巨峰の種のような印象。
かなり甘い、生のブドウの香りを嗅いでいるようなイメージ。
わずかにカラメル。
かなり冷やしていることもあり、グラスを回しても印象は変わらない。
生食用のブドウのアロマティックな香り。

【味わい】
わずかに残糖を感じる、中辛口。
フレッシュでフルーティな飲み口。
香りで期待する甘さは無く、ちょっと違和感を感じる。
酸味は穏やかで優しく、フレッシュ。
微かに渋味がある。
アルコール度は低め。
後味はかすかな苦みと酸が残るが、あまりジューシーさが無い。
余韻は少し続く。

【総評】
キャンベルのアイデンティティの、生ぶどうのようなフレッシュ香りが、このワインの最大の特徴ですね。

香りはとても甘い印象を受けるのですが、飲み口はドライで、何だかちょっと物足りない感があります。

この辛口が、飲み進んだ時にどう影響するかが、このワインのポイントでしょうか。

今日の晩ご飯は豆腐のハンバーグ。
豆腐と鶏挽肉をパテにして、フライパンで焼いたものです。

わさび醤油につけて、和風テイストに合うのでは、と期待して食べてみると、ワインがまったく無言になります。
「おーい、起きてますかー?」って言いたくなるような感じ。

なんでしょうね、このワイン、優等生なんだけど、無口でもの静かって印象ですね。
元気がないというか、主張が無いというか。

イタリアンドレッシングのグリーンサラダに合わせてみると、完全に水化します。
姿を消してしまいますね。ドロンです。
ちょっとは料理にからめよ、って感じ。

やっぱりワインとしてはちょっと特殊な部類でしょうか。

香りはとても主張してるのに、味わいはまったく主張がない。
香りは料理の邪魔をして、味わいは料理にからまない。

ロゼは合わせる料理の幅が広い事が多いのですが、このワインは合わせる料理が思いつきませんね。

キャンベルはやはり、この香りが好きか嫌いか、が一番評価の分かれるポイントだと思います。

個人的にはやっぱりダメかな~。

2011/06/23

アフリカン・ホライズン・セレクテッド 白 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(2)シュナン40%、コロンバール40%、ケープリースリング20%(南ア:WOウエスタンケープ:NV)\524
(3)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500
(4)トレッビアーノ(伊:エミーリア・ロマーニャ州:IGTルビコーネ:09)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アフリカン・ホライズン・セレクテッド 白 NV【外観】
グリーンがかった、少し淡めのイエロー。
色調はグリーンが強めで、ちょっとグレー。
小さな気泡がグラスの内側に少しつく。
輝きは、そこそこある。
粘性は弱め。

【香り】
南国系フルーツ。
ライチ。
オレンジのような柑橘系。
甘いフルーツ香中心だが、爽やかさもある。
グラスを回すとハーブ香とミネラル。
香りはしっかりしていて、明るくカジュアルな印象で、さらに爽やかさも持っている。

【味わい】
残糖を多めに感じる、やや辛口。
酸味は穏やかだが、しっかりしている。
苦みも強く、後味にしっかり残る。
ボディはそれほどグラマーでは無いが、ふくよかさを持っている。
アルコール度は低めに感じるが、実は強そう。
余韻は、少し続く。

【判定】
グリーンの強い、若々しい外観からはどれも候補になる。
輝きがしっかりしているので、やや高いゾーンか。

香りは特徴的なフルーツ香。
アロマティック品種のイメージ。
この中ではシュナン。

複雑な要素もあり、複数の品種がブレンドされている印象。

飲み口は甘い印象。
やや辛口というよりは、やや甘口くらい?

フルーティで、ボディがふくよかで、ほんのり甘い、ニューワールドタイプ。

明らかにシュナンらしい味わい。

ファイナルアンサーで、シュナン、コロンバール、ケープリースリングの南アフリカ
で、ピンポン

ちょっと甘いタイプのワインです。

【総評】
アフリカン・ホライズン・セレクテッド 白 NV
THE AFRICAN HORIZON SELECTED WHITE NV

南アフリカ:WOウエスタンケープ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シュナン40%、コロンバール40%、ケープリースリング20%

OKストアで、524円で購入。

カミさんの感想は、「もっとサッパリしてるかと思ったのに、コテコテしてる。値段は680円。」という評価。

赤もそうでしたが、全体の印象は実際に買った価格よりも高めです。

カミさんはイマイチな印象でしたが、甘いワインも守備範囲の私は全然OK。
心地よい甘みが、疲れた時なんかは逆に良さそうですね。

甘さもそんなに重い感じは無くて、チャーミングでカジュアルなイメージ。
ワインだけで、食事のいらないタイプ、というか合わせる食事が難しいタイプ?

後味に苦みと炭酸っぽい感じが残る感じが、カミさんにはダメみたい。

今日の晩ご飯はわけあって、レトルトのバジルソース。

ハラペーニョソースと、パルメザンチーズと、さらに乾燥バジルをふりかけて、ちょっとレトルト臭さを緩和しました。

かなり濃い味になってしまいましたが、このワインなら大丈夫。
相当強い味でもしっかり受け止めてくれます。

ただ・・濃い味に、濃いワインなので、だんだん重くなってきました。

本来なら、ワインがさっぱりしてくれる役割なのに、イケイケな感じで、どんどん味を乗せてきます。

ワインが濃いので、合わせるにはサッパリした料理?という逆転現象が起こってしまいますね。
生のトマトとか、欲しくなります。

このワイン、ホントに、見事に、サッパリさせてくれませんね。

合わせた料理が悪いのか、このワインが悪いのか。

でもこのあたりも実は好みの問題で、こってりした料理に、こってりしたワイン、というイケイケな取り合わせが好きな人にはバッチリなのかもしれません。

料理とは馴染みが良くて、バランスは取らないけど、乗っけた感じで合うワインです。

ワイン自体がデザートみたいなので、食事とデザートを合わせて食べてるような感じ?

パンにキューブチーズを乗せて合わせてみると、ちょっとフルーツを添えたような感じになりました。

ただ、後味の重さ、みたいなものが目立つかな。

飲み進むと、後味の重みがちょっと気になってきますね。

宅配ピザとかとって、ホームパーティ、というシーンでは活躍するかも。
かなり強い味でも、ワインが負けないと思います。

コストパフォーマンスは高いけど、好みは分かれそうです。

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アフリカン・ホライズン・セレクテッド・ホワイト・シュナン&コロンバール&ケープリースリング 税込 491 円 送料別

※サイトより引用
南アフリカW.O.ウェスタン・ケープから、コストパフォーマンス抜群!の辛口白ワイン!フランス ロワール地方で有名なかぐわしい香りが売りのシュナン・ブラン種とコロンバール種、それに別名クロウシエン・ブラン種と呼ばれるケープ・リースリング種の3種で造られる南国の果物のフレッシュな果実味と、シトラスや柑橘系の風味が見事にバランスよく存在!口いっぱいに広がり、ふくよかさとキレの良さ(酸)の両方を兼ね備えた大人気究極辛口白ワイン!が信じられないプライスッ!で限定少量入荷!

2011/06/21

アフリカン・ホライズン・セレクテッド 赤 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ(オーストラリア:日本でボトリング:NV)\730
(2)カリニャン、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー (仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\580
(3)ピノタージュ、ルビー・カベルネ、サンソー、メルロー(南ア:WOウエスタンケープ:NV)\524
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:10)\368

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アフリカン・ホライズン・セレクテッド 赤 NV【外観】
少し落ち着いた色調の、やや濃い目のルビー。
ほんのりオレンジがさしているくらいのルージュ。
透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
プルーンのような黒い果実。
ドライフラワー。
なめし革。
グラスを回すと生っぽい動物香。
グリーン系の香りも出てくる。
ちょっと生木のような感じ。
香りはわりと強めで、ちょっと鼻をつく印象。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
フルーティで、ちょっと熟成した落ち着きを感じるアタック。
ミディアムボディ。
アルコール度はそれほど高くないが、後味にアルコールの印象が残る。
酸味はしっかりしているが、少しピンぼけな印象。
タンニンは控えめで、舌の真ん中が少し乾くくらい。
全体的に人工的な印象がある。
ほどほどの強さのアタックで、そこから膨らまず、酸味がすーっと伸びて、後味は舌の上にエグ味が残る。

【判定】
明るめの外観で、熟成感を持っているので、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは消える。

あとはノンヴィンテージだが、オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズって感じではない。

香りは、ピノ・ノワールやサンソーのようなイメージ。
そうなると南アフリカが候補。

ただ、フランスのテーブルワインの可能性も十分ある。

味わいは、ちょっと人工的な角のとれたまとまり。

一回火に通しました、みたいな、人の手が加わっているイメージ。
日本の、輸入果汁を使ったワインにちょっと似ている。

香りがとにかく、ピノ系の印象が強い。

ファイナルアンサーで、ピノタージュ、ルビー・カベルネ、サンソー、メルロー
で、ピンポン

ピノタージュらしさを感じるワインです。

【味わい】
アフリカン・ホライズン・セレクテッド 赤 NV
THE AFRICAN HORIZON SELECTED RED NV

南ア:WOウエスタンケープ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ピノタージュ、ルビー・カベルネ、サンソー、メルロー

OKストアで、524円で購入。

南アフリカの安いワインって、やたら濃くて、木のチップを投げ込んだような香りのワインに何本か当たって、敬遠してたんですよね。
でも、このワインはちょっとフェミニンなまとまりです。

明るめの色調で、いわゆるニューワールドタイプとちょっと違いますね。
ニューワールドのピノ・ノワールって感じなのかな?

南アフリカのワインは、ピノタージュだとハズレが少ないですよね。
個人的にはとても好きな品種です。

ただちょっと、舌にワックスみたいなものが残るんですよね。
安いワインに時々ありますが、タンニンというよりは、何か添加物っぽい印象です。

美味しくない、というより、何か入ってるんじゃない?って気になります。

今日の晩ご飯は鶏の炒め物。
醤油味ベースで、卵の入っていない親子丼みたいな味。

このワイン、独特の熟成感をもっているので、醤油味に良く合います。

普通に家庭料理に合いそうですね。

筑前煮とか、合いそう。

かぼちゃの煮物があったので、試しに合わせてみると、案外OK。
ただ、かぼちゃの青臭さ、みたいなものが浮く感じですね。

普通に食事の流れで食べていたら、多分気にならないレベル。

くるみとか、アーモンドとか、苦みのあるナッツでも気になりませんね。

このワイン、いろいろなシーンで重宝しそうですね。
コストパフォーマンスは高いと思います。

美味しく飲めたのですが、何でしょうか、舌が痺れるような感覚は最後までありましたね。

そういう点ではあまりオススメ出来ないのかな?

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アフリカン・ホライズン・セレクテッド・レッド・ワイン・ピノタージュ種&ルビー・カベルネ種&サンソー種&メルロー種 税込 491 円 送料別

※サイトより引用
今!まさに新鮮な風が吹いている南アフリカW.O.ウエスタン・ケープから、コストパフォーマンス抜群のミディアムボディ辛口赤ワイン!若々しい新鮮さが売り!のルビーカベルネ種にサンソー種やメルロー種!さらに南アフリカ独特のピノタージュ種の4つの品種で造られる、フルーティなチェリーやプラムにラズベリーのアロマにジューシーでしっかりとした果実味となめらかな口当たりに心地よいタンニン!の究極辛口ミディアムボディ赤ワインが信じられないプライスッ!で限定少量入荷!

2011/06/19

ミニミニワインアンケート:宝くじが当たったら、買ってみたいワインセットは?

実はここのところ、TOTO BIG 1000がたて続けにあたってます!
1300円と、1340円・・・ですが・・

高額当選はありませんが、まあ当たるだけ良いと思わないとですね。

宝くじが当たったら、という妄想は尽きるところがありませんが、もしそうなったときに欲しいワインセットを聞いてみました。

【質問】

宝くじが当たったら買いたいワインセットは?

【回答】

■■■■■ DRCフルセット 5 (35%)
□■■■■ 神の雫ワイン全部 4 (28%)
□□■■■ アンリ・ジャイエセット 3 (21%)
□□□■■ メドック特級全部 2 (14%)


意外と接戦でした。

やっぱりDRCフルセットは、ワインラバーが一度は夢見るセットですね。

・ロマネ・コンティ
・ラ・ターシュ
・エシェゾー
・リシュブール
・ロマネ・サンヴィヴァン
・グラン・エシェゾー
・エシェゾー
・モンラッシェ

グラン・クリュだけでもこんなにあります。

それに、プルミエ・クリュ、マール、フィーヌものとか集めたら、いったいいくらになってしまうのでしょうか。
3億円くらい当たったら買えるけど、1000万円くらいだったら躊躇しそうですね。

神の雫ワインセットは、とにかく本数が多いのと、もう手に入らないものとかも多そうだし、値段がつけられないかも。

最近すっかり、ブランド力でブルゴーニュに抜かれてしまったボルドーですが、安定して美味しいという点では、メドックのグラン・クリュセットもいいですね。

まあ、たまにはそういう夢でもみないと、現実は厳しいからなー。

みなさん、がんばりましょう!

エミスフェリオ ソーヴィニヨン・ブラン ミゲル・トーレス 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(2)甲州(日本:山梨:NV)\1575
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:10)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エミスフェリオ ソーヴィニヨン・ブラン ミゲル・トーレス 2010【外観】
グリーンがかった、淡めのイエロー。
色味は薄く、グレーに近い印象。
フラットでシンプルな印象の外観。
輝きは弱め。
粘性はやや弱め。

【香り】
南国系の果実。
果実の蜜。
グリーン系のハーブ。
グラスを回すとミネラル。
モモや梨のような優しい果実香。
すっきり爽やかな香りで、やや弱め。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
フレッシュで、シャープな味わい。
酸味は強く、グレープフルーツのような印象。
アルコール度は強そうだけど、バランス良くまとまっている感じ。
苦みも強め。
ボディは強くないが、しなやかな、のようなものがある。
シャープな飲み口からあまり膨らまず、ストレートにぬけていき、後味は苦みが強くのこる。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しさのある外観はほぼどれも候補。
色調の印象では、ソーヴィニヨン・ブラン。

香りは青草香があり、ソーヴィニヨン・ブランの印象。
甲州やリースリングの印象ではない。

味わいは残糖を多めに残す、ニューワールドタイプ。
シャープで酸味の強い味わいながら、重い甘みを感じる。

スペインではく、チリの方が印象は近い。

ファイナルアンサーで、チリのソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

良くも悪くも、チリのソーヴィニヨン・ブランって感じ?

【総評】
エミスフェリオ ソーヴィニヨン・ブラン ミゲル・トーレス 2010
Hemisferio Sauvignon Blanc Miguel Torres 2010

チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、880円で購入。

最初の飲み口はシャープで、スッキリしているのですが、後味に若干重さが残ります。
第一印象が良いだけに、ちょっと残念。

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
まあ、ほぼ当たりですね。
印象はスッキリして美味しい、そうです。

確かに一定レベルはクリアしてると思います。
カジュアルに楽しむ分には十分かも。

爽やかで、ソーヴィニヨン・ブランらしさもしっかりあります。

あら探ししなければ、十分美味しく飲めるレベルでしょうか。

1000円弱のワインなので、コストパフォーマンスも十分だと思います。

でもベースがいいだけに、この後味の重さが気になるんですよね。

個人的にはイマイチかな~。

■楽天ショップへのリンク

ミゲルトーレス エミスフェリオ ソーヴィニヨンブラン 白 税込 880 円 送料別

※サイトより引用
「ミゲルトーレス チリ」は、スペインのバルセロナ近郊に、個人所有としては生産量世界一を誇るワイナリーを持つ、名門トーレス家により1979年に設立された、チリのワイナリーです。
チリの優れた品質のぶどうとトーレスの最新技術の融合により生み出された「ミゲル・トーレス チリ」は世界の有名レストランでも高く評価され、チリのプレステージワインとして広く認識されています。
青リンゴやグレープフルーツのフルーティーな香り。 すっきりとした辛口タイプで、スクリューキャップで開栓しやすい。

2011/06/18

エミスフェリオ カベルネ・ソーヴィニヨン ミゲル・トーレス 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)グルナッシュ75%、カリニャン20%、シラー5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:00)\1450
(3)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(4)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:09)\880

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エミスフェリオ カベルネ・ソーヴィニヨン ミゲル・トーレス 2009【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチが3~5mmくらい、バイオレット。
透明感はほとんど無いが、底光りするような輝きがある。
粘性は、中庸。

【香り】
たばこの葉。
樽香。
濃縮感のある黒い果実。
青っぽいハーブ。
ショウブみたいな印象。
グラスを回すと生っぽい動物香。
香りは強めで、少し刺激的。

【味わい】
残糖を多めに感じる、セック。
フルボディ。
フルーティで、ほんのり甘い口当たり。
酸味は穏やか。
タンニンは細かく、控えめで、舌の真ん中が少し乾くくらい。
飲み口は甘さを感じるが、後味はドライ。
アルコール度は高め。
余韻は短い。

【判定】
濃い外観からはどれも候補になる。

香りは樽香が強めで、グリーンっぽいスパイス香がある。
フローラルとも、草香ともいえる。
この段階ではローヌか、ラングドックのような印象。

味わいは甘め。
フルーティでニューワールド的。
シラー的でもある。

ローヌと、ラングドックに絞るが、ローヌは2000年なので、熟成感が全然違う。
そうなるとラングドック?

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、サンソー
で、ブー

なんとチリのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
エミスフェリオ カベルネ・ソーヴィニヨン ミゲル・トーレス 2009
Hemisferio Cabernet Sauvignon Miguel Torres 2009

チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、880円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
フルーティで悪くないけど、茎っぽい青い印象が強い、という意見。

ニュージャンルのチリカベって感じがします。
すっかり南仏かと思わされました。

スペインの名門、ミゲル・トーレスがチリに設立したワイナリーですね。

甘みとかフルーティさはニューワールドの印象ですが、香りがヨーロピアンです。

飲み進むとちょっと単調、ジュースっぽい。

今日の晩ご飯は、トンテキでしたが、イマイチ合いませんでした。
塩気が強い食事は、このワインの苦みを引き出すみたいです。

香りも強めなので、家庭料理と合わせるのはちょっと工夫が必要ですね。

でもホントにちょっと工夫すれば合いそうな気がします。

おつまみに作ったガーリックトーストには良く合いました。

ミックスナッツに合わせると、カシューナッツくらいの塩気の無さがちょうどいい感じです。

第一印象はとっつきやすいけど、飲み進むと、ちょっとつっけんどんになる感じがある?
飲めば飲むほど違和感が出てくるような。

付き合いにくいタイプなのでしょうか?
青草香も強すぎますね。

でも香りも味わいも個性があって、良さも十分にあります。

評価が難しいワインですね。
新感覚のニューワールドワイン?って感じでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

ミゲルトーレス エミスフェリオ カベルネソーヴィニヨン 赤 税込 880 円 送料別

※サイトより引用
「ミゲルトーレス チリ」は、スペインのバルセロナ近郊に、個人所有としては生産量世界一を誇るワイナリーを持つ、名門トーレス家により1979年に設立された、チリのワイナリーです。
チリの優れた品質のぶどうとトーレスの最新技術の融合により生み出された「ミゲル・トーレス チリ」は世界の有名レストランでも高く評価され、チリのプレステージワインとして広く認識されています。
果実味があり、程よいコクで大変飲みやすい。
またスクリューキャップで開栓しやすい。

プイィ・フュッセ クロズリー・デ・アリズィエ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュッセ:08)\2450
(2)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(3)甲州(日本:山梨:NV)\1575
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プイィ・フュッセ クロズリー・デ・アリズィエ 2008【外観】
わずかにオレンジがかった、少し濃い目のイエロー。
色あいは少しベージュっぽく、フラットな色調。
輝きは弱め。
粘性は弱め。

【香り】
南国系の果実。
蜜の印象。
ハーブ。
ミネラル。
グラスを回すとリンゴの印象。
やや酸化を感じる。
香りは弱め。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
強い酸味のシャープなアタック。
熟成感があり、少し酸化が進んでいる。
アルコール度は12%くらい。
後味に苦みとエグ味、酸化した印象が残る。
収斂性があり、荒い飲み口。
余韻は短い。

【判定】
オレンジがかった色調は、熟成が進んでいるか、品種の個性か?
このなかではヴェルデホがちょっと怪しい。

香りは南国系の熟した甘い果実香。
ひょっとして、シャルドネ?

飲み口は完全に酸化が進んだ印象。
強烈な酸味があり、ベースはしっかりした印象。
少なくとも日本のワインでは無さそう。

管理がイマイチな印象だが、お土産屋さんで買った甲州が頭をよぎるが、甲州っぽさは感じない。

あれー、これ、まさか傷んだシャルドネ??
数年ぶりのピイィ・フュッセで楽しみにしてたのに、まさか??

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

あー、当たった事が激しく残念な品質感です。

【総評】
プイィ・フュッセ クロズリー・デ・アリズィエ 2008
PUILLY-FUISSE Closerie des Alisieres 2008

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュッセ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、2450円で購入。

久々の目玉ワインだっただけに、残念・・・
管理が悪かったののでしょうか、酸化が進んでる印象です。

カミさんに、プイィ・フュッセという事を伝えた上で価格感を聞いたら、2480円でほぼ正解。

口に含んだ時の酸味が気になるけど、ワインとしてはしっかりしてる、食べ物に合わせると美味しくなるかも、という前向きな感想。

確かにベースはしっかりしてるんですよね。
う~ん、なのでこの酸化してる感じが余計に残念です。

飲み進むと印象が変わってくるかもしれないので、ちょっと期待して飲むことに。

今日の晩ご飯は、トンテキ、と野菜の炒め物。

見事に両方とも合いませんでした。

トンテキは塩気が強すぎで、野菜の炒め物は合わせるにはちょっと地味。

酸化してる上に、強い白なので、合わせる食事は相当難しいですね。

ガーリックトーストを作って合わせてみましたがダメでした。
キューブチーズも合わせてみたけどイマイチ。

合わせる料理は難しそうですね。

ハーブをのせて焼いた魚のグリルとか、魚介のパスタとか、しっかりスパイスの効いた味付けじゃないと合わなさそう。

このワイン、グラスに少なくなっても、しっかりしてダレません。
とてもしっかりしてる感じがありますね。

ワインの許容範囲が広い私には十分飲めるのですが、プイィ・フュッセという期待感からは完全に裏切られた感じです。

でもベースはしっかりしてて、それなりのプライドを感じるんですよね。

よく考えると、昔はこのくらいの酸化した感じは普通にあったかも。

クラシックな味わい?なんでしょうか。

飲み進むんで慣れてくると、普通に飲めてしまいます。
オススメは出来ませんが、ベースはしっかりしたワインです。

2011/06/16

メルシャン ビストロ ロゼ NV

 
メルシャン ビストロ ロゼ NVメルシャン ビストロ ロゼ NV
Mercian Bistro Rose NV

日本:輸入ぶどう果汁、輸入ワイン使用
アルコール度:10%
ブドウ品種:不明

デリドで、368円で購入。

【外観】
少し淡めの、サーモンピンクのロゼ。
色味は少しオレンジがかった、ルージュ。
明るめの色調で、透明感は高め。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
日本の酵母の印象。
ちょっと硫黄のような感じ?
温泉っぽい香り。
グラスを回しても温泉っぽい感じが取れない。
奥に微かに赤い果実の印象がある。
香りは弱めで、地味。

【味わい】
残糖を多めに感じる、やや甘口。
スッキリとした、軽いアタック。
少し水っぽいくらいのライトボディ。
あとからアルコールの印象が立ってくる。
酸味は弱め。
後味にお茶のような渋味と、エグ味が残る。
余韻は短い。

【総評】
ワインとしてはどうかって感じですが、冷やして飲むと、スッキリとして、それなりに美味しく飲めます。
ワインカクテル、みたいな感じですかね。

甘さの加減もいいバランスで、思ったよりもドライなので、飲み進んでもベタベタした甘い印象はありません。

今日の晩ご飯は、冷凍パスタのカルボナーラ。
それなりに馴染んで、美味しくいただけました。

軽くて、甘さひかえめなので、こういったカジュアルな料理に合わせやすいのかも。

食事が終わって、チェダーチーズ味のプレッツェルに合わせても、そこそこ美味しく飲めました。

このワイン、温度が上がると良さが半減しますね。
なるべく冷やした状態で飲んだ方が納得感があると思います。

アルコール度も低いので、平日に気軽に飲める点ではオススメですね。

300円台で飲めるロゼ、という点では、他にライバルがいないかも。

まあ、ロゼワインとして美味しいかどうかは、別ですけが・・・

ビールでも、チューハイでもないって気分の時には、このワインを試してみるのはいかがでしょうか。

1本飲み終わった感想は、また買ってもいいかも、って思いました。

2011/06/15

ブルーサ サンジョヴェーゼ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ(オーストラリア:日本でボトリング:NV)\730
(2)カリニャン、グルナッシュ、、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー (仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\580
(3)ピノタージュ、ルビー・カベルネ、サンソー、メルロー(南ア:WOウエスタンケープ:NV)\524
(4)サンジョヴェーゼ(伊:エミーリア・ロマーニャ州:IGTルビコーネ:09)\500
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:10)\368

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブルーサ サンジョヴェーゼ 2009【外観】
少し落ち着いた黒っぽい色調の、濃いルビー。
色味は黒っぽく沈んだ感じのバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性はやや強く、脚が長めに残る。

【香り】
赤い果実。
なめし革。
ちょっと、濡れた犬のような動物香。
グラスを回すと、ケミカルのような、ミネラルのような、閉じているような印象が出てくる。
フローラルな印象もある。
ハーブ。

【味わい】
残糖を少し感じる、セック。
シャープで、ドライな口当たり。
すっきりしたフルーティさを持っている。
ミディアムボディ。
酸味は強めだが、優しい感じ。
タンニンは細かく柔らかい。
舌の真ん中がちょっと乾くくらい。
後味にフルーティさと酸味が残る。
アルコール度は低め。
余韻は、少し続く。

【判定】
ちょっと落ち着いた色調と、透明感はフランスのヴァン・ド・ターブル。
イタリアもありそう。

香りの印象はなめし革の印象がサンジョヴェーゼ。

味わいは、アルコール度低めのドライでライトなタイプで、伝統産地の印象。
ドライな中にチャーミングなフルーティさがあって、モダンな印象。
フランスのヴァン・ド・ターブルだったら、もっと辛くて渋そう。
柔らかい味わいで、ほんのりフルーティで飲みやすいあたりは、イタリアっぽさを感じる。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ピンポン

ライトで、スッキリ飲みやすいサンジョヴェーゼです。

【総評】
ブルーサ サンジョヴェーゼ 2009
BRUSA SANGIOVESE 2009

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:IGTルビコーネ
アルコール度:11%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、500円で購入。

カミさんに感想を聞いたら、「これ生っぽいね、480円」とのこと。

価格はほぼ正解ですね。
言われてみると、確かに生ぶどうジュースみたいな味わいはあります。

このワイン、やや温度高めで飲み始めたので、少し冷やしてみることにします。

今日の晩ご飯は我が家の貧乏メニュー、おから揚げ。

中濃ソースをつけると、コロッケのような味わいになって、このワインに良く合いますね。

からし醤油につけると、和風の味わいになりますが、それにも何となく合ってしまいます。

このワイン、料理の幅がとっても広そうな印象です。

ちなみに付け合せのサイドメニューは、からし菜、もやし、ワカメに、ポン酢をかけたサラダ。

絶対、赤ワインに合わない一品ですが、このワイン結構大丈夫です。

なんだか大人な対応をしてくれるワインですね。
受け入れるけど、深入りしない、みたいな。

冷蔵庫に入れて冷やしてみましたが、温度が低すぎるとダメみたい。

軽いジュースみたいな味わいになって、良さが無くなる感じがします。
苦みもちょっと強くなるような。

食事が終わって、ミックスナッツに合わせてみました。

カシューナッツは、まったりとした、ダラダラした合い方で、問題なし。
ピスタチオは苦みがケンカしてダメ。
くるみも渋味が強くなりすぎてアウト。
アーモンドも苦いですね。

ミックスナッツはほぼ全滅です。

ミックスレーズンもあったので合わせてみると、やっぱりレーズンに全部持って行かれてしまう感じですね。
ワインの辛さが浮くような感じです。

このワイン、サンジョヴェーゼでワンコインってのがポイントですね。
コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク

ブルーサ・サンジョヴェーゼ・ルビコーネ 2008 税込 500 円 送料別

※サイトより引用
気軽で手軽!ガブ飲みしちゃえるデイリーです!!
鮮やかな赤紫色、スミレと赤い果実の優しい香りです。味わいは果実味と酸のバランスが程よく、凝縮した感じではないが飲み飽きない。タンニンも味わいの後半にジワっと適度に感じて心地よいです。10日目のテイスティングでは香りがやや弱くなるも、よりクリーンに感じる果実味を楽しめました。

2011/06/12

ボーヴィヨン 白 NV(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュッセ:08)\2450
(2)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(3)甲州(日本:山梨:NV)\1575
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(5)ユニ・ブラン、コロンバール、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\580

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボーヴィヨン 白 NV【外観】
少しグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色味は淡く、シンプルで、フチまで色ついている。
輝きは弱め。
粘性は弱い。

【香り】
ミネラル。
柑橘系。
グリーン香。
グラスを回すと、グリーン香が強くなる。
香りは弱めで、ちょっと頼りなげ。

【味わい】
残糖を多めに残す、やや辛口。
少し炭酸の印象がある。
酸味はしっかりと強め。
アルコール度は低い。
苦みもしっかりあり、爽やかさがある。
後味はジューシーさと、甘みが残る。
余韻は少し続く。

【判定】
淡い外観からは、日本のワインか、フランスのヴァン・ド・ターブル。

香りは、ミネラルと柑橘系、グリーン香もある。
ソーヴィニヨン・ブランか、リースリング・リオン。

味わいはほんのりと甘みのある、やや辛口くらいのタイプ。
日本のリースリング・リオンの印象。

甲州の可能性もあるので、再確認。

甲州よりは香りがしっかりしている、洋モノっぽい?印象がある。

ファイナルアンサーで、リースリング・リオン
で、ブー

あ~れ~、フランスのヴァン・ド・ターブルでした。

【総評】
ボーヴィヨン 白 NV
BEAUVILLON BLANC NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:ユニ・ブラン、コロンバール、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ

イオンで、580円で購入。

軽いワインは日本って、短絡的に思ってしまう、悪い癖がありますね。

しかもほんのり甘いタイプだったので、完全に日本と思ってしまいました。

しっかりラベルには、「やや甘口」と書いてありました。

カミさんに価格感を聞いたら、480円。
まあまあ、正解です。

後味にちょっとエグ味があるのが気になるけど、価格のわりに美味しいんじゃない、という意見です。

全体的に軽いまとまりですが、品のいい感じで、うまくバランスをとってますね。

今日の晩ご飯は生姜焼きでしたが、合わせると、口をさっぱりしてくれる、チューハイ的な合い方をしました。

強い個性も無く、コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。

ただ、ほんのり甘いので、辛口のワインが好きな人にはダメかもしれません。

2011/06/11

ドメーヌ・モントリ コトー・デュ・ラングドック ルージュ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・モントリ コトー・デュ・ラングドック ルージュ 2009【外観】
わずかに落ち着いた印象の、濃いルビー色。
色味は黒っぽいが、フチはやや彩度の低いルージュ。
深い透明感を感じるが、底は見えない。
粘性は中庸。

【香り】
焦げ臭。
タバコの葉。
ブルーベリージャム。
かなり焦げ臭が強め。
グラスを回すと、ちょっと野性的な動物香。
スパイス。
香木のような印象もある。
香りは強めでボリューム感がある。

【味わい】
残糖をやや多めに残すセック。
フルーティでほんのり甘いアタック。
ミディアムからフルボディ。
酸味は強く、ジューシー。
タンニンは弱く、微かに舌が乾くくらい。
アルコール度は強めで、後味は辛く、乾く。
飲んだときの渋味は弱いが、後味に渋味が残る。
余韻は少し続く。

【判定】
濃いながらも、艶っぽさと透明感を感じる外観。
この中ではどれも候補か。

香りは焦げ臭がまず強い。
グラスを回すとスパイスや動物香のシラーっぽい要素が出てくる。

ラングドックの印象が近い。

飲み口はフルーティでボリューミー。
南のワインの印象。

タンニンも少なく、グルナッシュのイメージ。

ラングドックの2つにほぼ絞るが、シラーが入っているかどうかがポイント。

このシラーっぽさが、クセモノで、メルローとかでも感じる事があるので要注意。

価格の印象も1000円しないくらいの、ちょっとバランスの悪いまとまり。

ファイナルアンサーで、カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー
で、ピンポン

ちょっと微妙なバランスのワインですね。

【総評】
ドメーヌ・モントリ コトー・デュ・ラングドック ルージュ 2009
DOMAINE MONTAURY COTEAUX DU LANGUEDOC ROUGE 2009

フランス:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー

リカーランドトップで、798円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、980円。
まあ、1000円はしないだろう、ってところでは正解ですね。

今日の晩ご飯は手羽先のカラアゲだったのですが、甘みとフルーティさがジュースっぽくなってイマイチ。

冷やすとジュースっぽい飲み口になります。

温度が高いと、やや間の抜けたような、バランス。

なんでしょうね、フルーティだけど、辛い、みたいな。

悪くないんですけどね。
なんだかんだで、グラスが進みます。

ドライでベタベタしてないフルーティさがいいのかも。

ちょっと個性もあって、なかなか評価が難しいワインですね。

フォン・ブール リースリング トロッケン 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュッセ:08)\2450
(2)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(3)リースリング(独:ファルツ地方:09)\1580
(4)甲州(日本:山梨:NV)\1575
(5)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フォン・ブール リースリング トロッケン 2009【外観】
グリーンがかった、やや淡いイエロー。
色味は淡く、シンプルな印象。
輝きは大人しい。
小さな気泡がフチに多く現れる。
粘性は弱め。

【香り】
石灰のようなミネラル。
グリーン香。
柑橘系。
ほんのりスモーク。
グラスを回すとハーブ香。
香りはそれほど強くないが、上品な印象。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
シャープでキレのあるアタック。
酸味はフレッシュで強め。
炭酸を含んだ口当たり。
アルコール度は低い。
レモンのような酸を感じる。
後味は酸味が残りジューシー。
柑橘系の酸っぱいフルーツを食べた後のような余韻。
微かに苦みもある。

【判定】
淡くてグリーンっぽい外観からは、リースリングかソーヴィニヨン・ブラン。

香りはややグリーン香があり、ソーヴィニヨン・ブランの印象。
ミネラル感も強いが、石油香まではいかない。
ハーブ香もソーヴィニヨン・ブランらしい。

味わいはシャープな酸味で、ソーヴィニヨン・ブランらしい。
ちょっと炭酸を含んでいる感じが昨日飲んだスペインの白に良く似ている。

ほぼスペインのソーヴィニヨン・ブランで決定だが、日本のリースリング・リオンがやや気になる。

でもやっぱり香りの印象はソーヴィニヨン・ブランか。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ
で、ブー

ドイツのリースリングでした。

【総評】
フォン・ブール リースリング トロッケン 2009
VON BUHL Riesling trocken 2009

ドイツ:ファルツ地方
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:リースリング

イオンで、1580円で購入。

ネタばれしてみると、何故これを間違ったか、というくらい、リースリングらしい味わいですね。

間違ったポイントは、ペトロール香。
いわゆる石油香ですね。

ブラインドテイスティングで、ペトロール香がしないときはリースリングを選ばない、と決めているのですが、最近、こういったペトロール香のしないタイプが増えてきてますよね。

それと、ドイツワインなので、トロッケンといいながらも、もう少し甘いだろうと思ってました。

今日の晩ご飯は手羽先のカラアゲ。

素揚げにしたシンプルな味付けのものは、とても良く合いましたね。
ビールっぽい合い方ですが、フルーティさがいい感じ。

ドイツワイン独特の、ブドウの種の部分みたいな味わいがあって、そこが評価の分かれるところかもしれません。

あと、イマドキな価格感では、1580円はちょっと高めな印象かな~。
しょうがないんですよね、ドイツワインだし。

リーズナブルなリースリング、という点では、オススメでしょうか。

2011/06/10

ラ・ビエン 白 NV

 
ラ・ビエン 白 NVラ・ビエン 白 NV
LA BIEN WHITE NV

スペイン:地理的表示なし
アルコール度:10.5%
ブドウ品種:不明

サンクスで、625円で購入。

【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色味は薄く、金属質なグレー。
輝きはある。
粘性は中庸。
注いだ時に小さな気泡が多く見られたが、すぐに無くなった。

【香り】
酵母。
アルコール。
スモーク。
グラスを回すと、フローラル。
カリン。
南国系の果実。
香りは少し鼻をつく刺々しさがある。

【味わい】
炭酸を含んだアタック。
残糖は少なめのセック。
かなり炭酸を含んでいて、微発泡のレベル。
酸味はやや強め。
ボディは軽めだがしっかりしている。
アルコール度は低め。
後味は酸味と炭酸の印象。
余韻は短い。

【総評】
こんなに炭酸を含んでいるとは思いませんでした。
ドライな微発泡ですね。

今日の晩ご飯はコンビニのペペロンチーノ。

食事と合わせると、まさにビールとあわせてるような感覚です。
というか、チューハイ?

アルコール度が低いので、グーっと飲める感じですね。

辛口で食事にも合わせやすい気がします。

でも飲み進むと、ドライで素っ気ないので、ちょっと飽きてくるかも。

炭酸の印象が強くて、それも単調な印象を与えてる要因ですね。

特にワインだけで飲むと、より飽きるペースが早くなります。

悪い要素はあまりないけど、チャームポイントも見つからない感じでしょうか。

■関連リンク(サークルKサンクスのワイン)


2011/06/06

ミニミニワインアンケート:ワインで復興支援は?

 
あちこちで、復興支援が叫ばれてるなか、ワイン業界でもいろいろと動きがありますね。

売上の一部を義援金として、被災地に送るという店舗も増えてます。

今回は、ワイン飲みが復興支援するなら、という質問をしてみました。

【質問】

ワインで復興支援は?

【回答】

■■■■■ 日本のワインを飲む 5 (71%)
□□□□■ 義援金付きを選 1 (14%)
□□□□■ 外食で飲む 1 (14%)
□□□□□ 東北行って飲む 0 (0%)


回答数は少なかったですが、やはり、日本のワインを飲む、というのが一番でした。

最近は、安くて美味しい国産ワインも増えてきてるので、いろいろと試してみると意外な発見があるかもしれませんね。

私も頑張って、日本のワインを飲みたいと思います。

2011/06/05

ペッシェヴィーノ 白 NV(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(2)リースリング(独:ファルツ地方:09)\1580
(3)甲州(日本:山梨:NV)\1575
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(5)トレッビアーノ、ヴェルディッキオ、シャルドネ(伊:マルケ州:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ペッシェヴィーノ 白 NV【外観】
グリーンがかった、中庸なイエロー。
色調は単調でフラットな印象。
フチまでしっかり色がついている。
輝きは弱め。
粘性は中庸。

【香り】
熟した果実。
柑橘系。
石灰のようなミネラル。
少しスモーク香。
グリーンっぽいハーブ。
グラスを回してもあまり印象が変わらない。
時間がたつと、少しクリームっぽい乳製品のような印象。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ほんのり甘みのある、フレッシュなアタック。
酸味は強めで、最後まで続く。
後味に苦みが強く残る。
ボディは軽めだが芯は強そう。
アルコール度はそこそこ高い。
最初に、甘みと酸味が広がり、後味はジューシーさを残しつつ、苦みがキュッと締める感じ。
酸味と苦みが強いがグレープフルーツっぽくないのは、甘みのせいか。
余韻は少し続く。

【判定】
シンプルでフラットな色調は、ちょっと特殊な品種をイメージさせる。
日本のワインは、フラットな色調のものが多い気がする。

香りは、最初熟した果実香がメインで、いろいろな要素が顔を出す。
あまり強くはないが、複雑な印象がある。

味わいは甘さがポイント。

少なくとも、甲州でない事は確か。
リースリングの特徴である、石油香もない。
リースリング・リオンの特徴は分からないが、日本のワインっぽくはないかも。
日本の酵母の香りがしない。

あれこれ潰していくと、スペインかイタリア。

まったり、こってりした飲み口は、トレッビアーノって印象でもないかな。
ここはベルデホの入った、ソーヴィニヨン・ブラン?

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ
で、ブー

イタリアでした。

【総評】
ペッシェヴィーノ 白 NV
PESCEVINO BIANCO NV

イタリア:マルケ州:ヴィーノ・ダ・ターボラ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:トレッビアーノ、ヴェルディッキオ、シャルドネ

リカーランドトップで、980円で購入。

このペッシェヴィーノって、随分昔から、何度も飲んだ事ありますが、今回はちょっと印象が違いました。

もっと酸味が立ってて、キレのいい印象だったのですが、このワインはほんのり甘みがあって、後味にちょっと重さがあるような気がします。

確かに酸味も、苦みも強いのですが、なんでしょうね?アルコール度が高いのか、爽やかって感じでは無いんですよね。

個性が消えて、特長がぼんやりしたような、印象をうけますね。

でも飲み進むとこのワインの底力が見えてきます。

温度が上がると、柔らかい飲み口になって、いい感じになってきました。

まったりした、トロリとした、ネクターのようなフルーティさ。

このワインは、あまり冷やさない方が美味しいんですね。
じわじわ良くなってきました。

今日の晩ご飯はヒレかつとチキンフライ。
フライには良く合います。

酸味がしっかりしているので、揚げ物にはいいですね。

ちなみにこのワイン、冷やしすぎると、ちょっとギスギスした味になります。

温度がちょっと上がった方が、トロッとした飲み口になりますが、香りはちょっと地味な感じなんですよね。
グラスに入れて時間を置き過ぎると、気が抜けて、またバサバサした口当たりになってしまいます。

美味しく飲めるポイントが結構狭いのかな?

昔からあるブランドで、お魚のボトルも定着していますが、安くて美味しいワインが増えてきた最近では、やや競争力を落としているのかな、って感じがします。

カンガワイン 赤 250ml NV

 
カンガワイン 赤 250ml NVカンガワイン 赤 250ml NV
KangaWine red 250ml NV

オーストラリア:オーストラリア南東部
アルコール度:12%
ブドウ品種:サンジョベーゼ、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド

グルメシティで、328円で購入。

外観や香りを確認するために、缶からグラスに移してテイスティング。

【外観】
グラスに注ぐと表明に小さな泡が多く現れる。
ただ、発泡している感じではない。
缶で保存するための、何かなのかもしれない。
黒っぽく、落ち着いた色調の、濃いルビー。
わずかにオレンジっぽさのある黒っぽく落ち着いた色調。
粘性は弱め。

【香り】
フローラル。
なめし革。
カラメル。
加熱された黒い果実。
グラスを回すと、上品なグリーン香。
フローラル感となめし革の印象が、ロワールっぽさを感じる。
複雑性があり、しっかりした印象。

【味わい】
残糖を少し残したセック。
フルーツ感があり、甘い印象のアタック。
ミディアムボディ。
酸味は、穏やか。
タンニンは控えめで、軽い。
少し収斂性のある印象。
後味は渋味も残るが、ジューシーさがある。
余韻は少し続く。

【総評】
缶からそのまま飲むと、ぶどうジュースって感じ。

白は缶から飲んだ方が美味しかったですが、赤はグラスに移した方が美味しい?

カミさんに缶から飲んでもらったら、「マズイ・・。」
で、グラスに移したものを飲んでもらったら、「これも、マズイ・・。」

カミさんにはどちらも駄目だったみたい。

でも今日の晩ご飯の、自家製ハンバーガーにはバッチリでした。
ハンバーガーにかぶりついて、缶でワインを流しこむ、ってシチュエーションが、ぴったりですね。

脂分をサッパリしてくれるような、ジュースっぽい合い方ですが、とても良く合いました。

カラアゲとか、ソーセージなんかも合いそう。
バーベキューとか、ピクニックに活躍しそうですね。

ワインボトルをアウトドアに持って行くと、ちょっと頑張ってる感が出ちゃったりしますよね。
気軽に缶でワイン、はスマートかもしれません。

ビールでも、チューハイに混ぜて持って行くと、お酒のバリエーションが出ていいですね。
女性にはウケがいいのではないでしょうか。

ただ・・・もうちょっと美味しいといいんですけどね。

バーベキュー、ピクニックに持って行く前に、まず自分の舌で確かめてみることをオススメします。

2011/06/04

カンガワイン 白 250ml NV

 
カンガワイン 白 250ml NVカンガワイン 白 250ml NV
KangaWine white 250ml NV

オーストラリア:オーストラリア南東部
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ、シュナン・ブラン、リースリングなど

グルメシティで、328円で購入。

外観や香りを確認するために、缶からグラスに移してテイスティング。

【外観】
気泡が多く現れる、微発泡。
グラスの内側にも多くの気泡がつく。
グリーンがかった、淡めのレモンイエロー。
色味はシンプルで、複雑性は無い。
輝きはやや強め。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
酵母の印象。
石油香に近いミネラル。
香りは固く、閉じている印象。
グラスを回すと、ミネラル感がますます強くなる。
石灰のようなイメージ。
フルーティさや甘い印象は少ない。

【味わい】
残糖を多めに感じる、やや辛口。
アルコールが強めで、後味は辛い。
微発泡の外観からはフルーティで甘い印象があったが、まったく違う。
辛くて、ちょっと重い。
酸味は穏やかで控えめ。
後味にエグ味が残る。
甘みと辛味と重さが一緒にくるような、ちょっと不思議な印象。
余韻は短い。

【総評】
グラスに移して飲んでみると、何とも微妙な印象。
空気にふれるとだんだん、不味くなる??

缶から直接飲むのと、グラスに移して飲むのではだいぶ味わいが変わってくるので、缶からも飲んでみました。

なるほど~、何となく納得できます。
スッキリした辛口の印象が強くなりますね。

カミさんに缶から飲んでもらうと、「あれ、以外とマズくないね。」
で、グラスに移したものを飲んでもらうと、「美味しくない・・アルコールの香りが強い。」だそうです。

やっぱり、グラスに移さずに、缶のまま飲むことが前提で造られたワインみたいです。

かすかに炭酸を含んでますが、グラスに移すと気が抜けて、それでバランスが悪くなるのかもしれません。

この微発泡、缶で飲むと気がつかないくらい、微かな発泡です。
味わいのためというよりも、ワインを保存するために必要なものかもしれませんね。

しっかり冷やしておいて、アウトドアで楽しむと、美味しく飲めそうです。
プシュッって開けて、そのままゴクゴク飲めるのはメリットですね。

バーベキューとかピクニックとか、ワインの味をあまり気にしないシーンだったら活躍しそうです。

あとは、家で飲むときに、ワイングラス出すのが面倒くさい、とか?
人の家に持って行くときもいいかも。
グラスを出してもらわなくて、そのままワインが飲めます。

ワインの美味しさとしてはイマイチですが、利便性を考えると、缶ワインはありかも。

ちなみに、250ml=328円を750mlボトルに換算すると、984円。

味わいだけだと、フルボトル680円くらいのイメージですが、価格的にも許容範囲かもしれませんね。

コンチェルト 赤 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)キャンベル(日本:岩手県:NV)\1131
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コンチェルト 赤 NV【外観】
鮮やかなピンク色をした、透明感のあるルビー。
色味は黒っぽいが、フチは彩度の高いマゼンタ。
透明感があり、底がしっかり見える。
粘性は柔らかい。

【香り】
イチゴ。
デラウェア。
グリーン系のハーブ。
とても甘い印象。
キャンディ。
グラスを回すと、草をむしったときのような爽やかなグリーン香。
香りはしっかり主張があり、ちょっと鼻をつく強さがある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
香りの印象と違い、かなりの辛口。
ライトボディ。
酸味は強く、最後まで続く。
タンニンは控えめ。
どちらかというと苦みが強い。
後味は苦みが支配的。
余韻は細く続く。

【判定】
明るめの外観からは、日本のワインが候補。

香りはイチゴのような、デラウェアのような、キャンディのような、キャンベルのイメージ。

味わいは思ったより辛口ながら、ライトボディで、タンニンが極端に少ない、キャンベルらしさがある。

ファイナルアンサーで、キャンベル
で、ピンポン

キャンベルって、特徴ありすぎですね。

【総評】
コンチェルト 赤 NV
Konzert Rouge NV

日本:岩手県
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:キャンベル

岩手エーデルワインの通販で、1131円で購入。

香りがキャンディっぽくて、でも味わいは辛口という、ややギャップのあるバランス。

今日も晩ご飯は、自家製のハンバーガー。
うちで焼いたパンズに、ハンバーグや、ベーコン、レタス、トマト、目玉焼き、などが入ってます。

香りがやや立ち気味なのですが、こういったカジュアルな食事によく合いますね。

マスタードやピクルスが入っても、香りが強いので、ワインが負けません。

ただ・・

やっぱりキャンベルって特別な品種なので、人によって好みは大きく分かれますよね。

一般的なワインとは、だいぶ違います。
ワールドワイドで考えると、やっぱり特殊なワインですよね。

いかにも、生食用のブドウが原料って味わいで、ブドウ自体の香りが強くて、タンニンが極端に少ない。

生のブドウを食べているようなフレッシュさが特徴なので、辛口だとちょっと違和感があるのかもしれません。

日本では多く栽培されている品種なので、一つの個性として、尊重する必要がありますね。

個人的には、甘口の方が納得して飲める品種のような気がします。

2011/06/03

ラブレ・ロワ コントゥ・ラブレ 白 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(2)トレッビアーノ、ヴェルディッキオ、シャルドネ(伊:マルケ州:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\980
(3)シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\638
(4)シュナン40%、コロンバール40%、ケープリースリング20%(南ア:WOウエスタンケープ:NV)\524
(5)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラブレ・ロワ コントゥ・ラブレ 白 NV【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色味は淡く、単調な色調。
輝きは弱め。
粘性も弱い。

【香り】
柑橘系。
りんごや洋ナシ。
寒い地方のフルーツの印象。
ミネラル。
香りは弱め。
グラスを回すと、ラムネ菓子のような甘い印象。
相変わらず香りは弱い。

【味わい】
残糖はほとんど感じないセック。
シャープでキレのあるアタック。
強い酸味で、フレッシュ。
軽い苦みがあり、後味はグレープフルーツのような印象。
アルコール度はちょっと高めに感じる。
ボディはほどほどに肉付きがいい感じ。
アルコールが後味にちょっと残る。
余韻は短い。

【判定】
淡くて、輝きが弱い感じは、安めのソーヴィニヨン・ブラン。
この中ではフランスのヴァン・ド・ターブル。

香りは弱めだが、複雑性はある。
グレープフルーツっぽい柑橘系の印象は、やはりソーヴィニヨン・ブラン。
ただ、複数の品種が混ざっている感じ。

飲み口は残糖をほとんど感じない辛口。
これもやっぱりフランスのヴァン・ド・ターブルぽい。

可能性としては、スペインのソーヴィニヨン・ブランもある。
上品なまとまりなので、1000円越えでもおかしくはない。

この2点で絞るが、価格は2倍近い開きがある。
香りも弱いし、ボディも軽いので、安い方かな。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブランのヴァン・ド・ターブル
で、ピンポン

シャープな味わいで、なかなかいいですね。

【総評】
ラブレ・ロワ コントゥ・ラブレ 白 NV
LABOURE-ROI COMTE LABOURE BLANC NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11・5%
ブドウ品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン

サンワで、638円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、480円。
だいぶ下に見られましたが、それでも、スッキリと辛くて美味しい、という評価でした。

スッキリ辛口だけど、ワインだけで飲んでると何か食べ物が欲しくなります。

今日の晩ご飯は鮭のちゃんちゃん焼き。

週末なので、ホワイトソースのスープパスタも作って、ちゃんちゃん焼きも混ぜて食べました。

食事に合わせると、料理を引き立てて美味しくなるタイプですね。
後味をさっぱりしてくれるような合い方です。

リッチなタイプではなくて、酸っぱくて辛いタイプの、昔ながらのテーブルワインって感じ。

品質は悪くないと思いますが、好みの問題はありますね。
好き嫌いが分かれそうなワインです。

ちなみにおつまみは、ミックスナッツでもOK。
ちょっと、ビールっぽい合い方になりますね。

塩気のあるものは全部OKみたいな感じ?

このワイン、外観は頼りなさそうな感じというか、ちょっと小ぶりで、容量が少なそうに見えるんですよね。
見栄えで損してるような気がします。

でもコストパフォーマンスの高いワイン。

アルコール度低めなので、平日でも気軽に飲めますね。
コストパフォーマンスの高いワインだと思います。

2011/06/02

ヴィヌム・レックス ヴィノ・ビアンコ NV(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\638
(2)シュナン40%、コロンバール40%、ケープリースリング20%(南ア:WOウエスタンケープ:NV)\524
(3)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500
(4)品種不明(伊:アブルッツォ州キエーティ県:NV)\368

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィヌム・レックス ヴィノ・ビアンコ NV【外観】
わずかにオレンジが差している、中庸な濃さのイエロー。
色味はちょっと複雑で、オレンジが差しているようで、グリーンっぽくもある。
輝きは大人しい。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
白い花。
南国系の果実。
石灰のようなミネラル。
最初ふわっと香って、すぐに弱くなる。
グラスを回すと、酵母とミネラルの印象が強くなる。
炭酸の印象。
ラムネ菓子みたいな甘い感じもある。
香りは全体的に弱め。

【味わい】
残糖を多めに感じる、やや辛口。
ほんのり甘いが、後味がスッキリした口当たり。
酸味はちょっと荒っぽい強さ。
ボディは弱め。
アルコールの印象はちょっと浮き気味だが、弱い。
舌にまとわりつくような苦みがあって、後味がいまいち。
余韻は少し続く。

【判定】
色味が複雑でちょっと濃いめの黄色は、マカベオとか南アフリカの印象。

香りは弱めだが、複雑。
炭酸の印象や、ラムネっぽい甘い感じがあって、イタリアっぽい。

飲み口はちょっと甘めで、シュナンが浮上。

複雑な色調と、複雑な香りは、やはり多数の品種が混ざっているせいか。

南国系の果実はシュナン、ミネラルはケープリースリング、やや浮いたアルコール感がコロンバール、かな?

ファイナルアンサーで、シュナン、コロンバール、ケープリースリング
で、ブー

品種不明のイタリアでした。

【総評】
ヴィヌム・レックス ヴィノ・ビアンコ NV
VINUM REX VINO BIANCO NV

伊:アブルッツォ州キエーティ県
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明

OKストアで、368円で購入。

ネタバレして飲んでみると、シャルドネ比率が高そうな印象。

今日の晩ご飯は、カレー味の鶏の炒め物。
ちょっとイロモノ系のおかずです。

でも、これが意外とよく合いました。

カレー風味ですが、味付けは強く無かったので、ちょうどいいバランスでした。
ワインのほんのりとした甘みが、カレー味にマッチしますね。

ちょうど、カレーとゲヴュルツトラミネールが合うような感じです。

ミックスレーズンがあったので合わせてみると、濃い色のレーズンには持って行かれますが、グリーンのレーズンに合わせると、生き別れた兄弟に合ったかのような?合い方をしますね。
抱擁して涙ぐむくらいの勢いで合います。

このワイン、後味の苦みが強いので、人によって好き嫌いがありそうですね。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
まあ、いいんじゃない、って感想でした。

軽くて、荒っぽい飲み口ながら、美味しく飲めて、すっかりボトル1本無くなりました。

グラスに残る香りが、木のチップみたいな香りに加えて、やや雑巾っぽい、香りもあり、まあ人には勧められないワインかな。

マズイワインが大丈夫って人にはオススメです。
まあ、500円超えると高い印象ですが。

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