2011/06/11
フォン・ブール リースリング トロッケン 2009(ブラインドテイスティング:外す)
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュッセ:08)\2450
(2)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(3)リースリング(独:ファルツ地方:09)\1580
(4)甲州(日本:山梨:NV)\1575
(5)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
グリーンがかった、やや淡いイエロー。
色味は淡く、シンプルな印象。
輝きは大人しい。
小さな気泡がフチに多く現れる。
粘性は弱め。
【香り】
石灰のようなミネラル。
グリーン香。
柑橘系。
ほんのりスモーク。
グラスを回すとハーブ香。
香りはそれほど強くないが、上品な印象。
【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
シャープでキレのあるアタック。
酸味はフレッシュで強め。
炭酸を含んだ口当たり。
アルコール度は低い。
レモンのような酸を感じる。
後味は酸味が残りジューシー。
柑橘系の酸っぱいフルーツを食べた後のような余韻。
微かに苦みもある。
【判定】
淡くてグリーンっぽい外観からは、リースリングかソーヴィニヨン・ブラン。
香りはややグリーン香があり、ソーヴィニヨン・ブランの印象。
ミネラル感も強いが、石油香まではいかない。
ハーブ香もソーヴィニヨン・ブランらしい。
味わいはシャープな酸味で、ソーヴィニヨン・ブランらしい。
ちょっと炭酸を含んでいる感じが昨日飲んだスペインの白に良く似ている。
ほぼスペインのソーヴィニヨン・ブランで決定だが、日本のリースリング・リオンがやや気になる。
でもやっぱり香りの印象はソーヴィニヨン・ブランか。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ
で、ブー
ドイツのリースリングでした。
【総評】
フォン・ブール リースリング トロッケン 2009
VON BUHL Riesling trocken 2009
ドイツ:ファルツ地方
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:リースリング
イオンで、1580円で購入。
ネタばれしてみると、何故これを間違ったか、というくらい、リースリングらしい味わいですね。
間違ったポイントは、ペトロール香。
いわゆる石油香ですね。
ブラインドテイスティングで、ペトロール香がしないときはリースリングを選ばない、と決めているのですが、最近、こういったペトロール香のしないタイプが増えてきてますよね。
それと、ドイツワインなので、トロッケンといいながらも、もう少し甘いだろうと思ってました。
今日の晩ご飯は手羽先のカラアゲ。
素揚げにしたシンプルな味付けのものは、とても良く合いましたね。
ビールっぽい合い方ですが、フルーティさがいい感じ。
ドイツワイン独特の、ブドウの種の部分みたいな味わいがあって、そこが評価の分かれるところかもしれません。
あと、イマドキな価格感では、1580円はちょっと高めな印象かな~。
しょうがないんですよね、ドイツワインだし。
リーズナブルなリースリング、という点では、オススメでしょうか。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数の多い記事
-
ワインのテイスティングの際に、グラスを回す事をスワリングといいます。 グラスを回す方向も、時計回りと反時計回りでいろいろ薀蓄があるようです。 一般的には自分の方向に回す、反時計回りでスワリングするのが良いとされているようです。 万が一ワインが飛び出しても、対面の人にかからないとい...
-
ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014 Louis de Beaumont Chablis 2014 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.シャブリ アルコール度:12.5% ブドウ品種:シャルドネ OKストアで、税抜き1392円で購入。 【外観】 清澄度:...
-
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2021 Georges Duboeuf Beaujolais nouveau 2021 フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.ボージョレ アルコール度:12.5% ブドウ品種:ガメイ 外観は、紫がかった鮮やかな色調で、底がしっか...
-
いままで、ワインは飲みきってしまうことが多く、余ったら料理用にして、ワインの保存はあまり気にしていませんでした。 でも最近、年齢とともにワインが多めに残るようになってきたので、ワイン保存のパイオニア、「バキュバン」を購入。 で、ホントに効果があるのか、早速テストしてみました...
-
初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS) を参考にして、日本酒用のテイスティングシートを作成しました。 ワインのテイスティングシート は呼称資格認定試験の勉強用ですが、この日本酒テイスティングシート...
0 件のコメント:
コメントを投稿