2011/05/31
ガルベイ ヴィーノ・ティント NV(ブラインドテイスティング:外す)
(1)キャンベル(日本:岩手県:NV)\1131
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ(オーストラリア:日本でボトリング:NV)\730
(3)ピノタージュ、ルビー・カベルネ、サンソー、メルロー(南ア:WOウエスタンケープ:NV)\524
(4)テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\498
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:10)\368
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチの2~4mmくらいが青っぽいバイオレット。
透明感はほとんど無い。
粘性は弱く、サラッとしている。
【香り】
フレッシュな黒い果実。
凝縮感がある。
かすかにタバコの葉。
グラスを回すと、かすかに動物香が出てくるが、基本は果実。
香りはそれほど強くないが、厚みがある。
【味わい】
残糖をやや多めに感じる、セック。
柔らかいアタックだが、後味はやや荒っぽい。
フルボディ。
酸味は柔らかく、大人しい。
タンニンはしっかりあり、味の軸になっている。
アルコール度は高め。
フルーティでボリューム感のある、ニューワールドタイプの味わい。
高いアルコール度と、強いタンニンで、後味は乾いて、渋い。
余韻は少し続く。
【判定】
濃い外観からは、日本のキャンベルは外れる。
オーストラリア、南アフリカ、チリが候補。
香りは果実香中心。
品種を特定するような特徴が弱い。
かすかに樽香はあるが、それほど強くない。
カベルネの青っぽさも無い。
味わいは甘みが強めで、渋くて、フルーティ。
チリカベの印象だが、オーストラリアも南アフリカもありそう。
濃い味わいながら、わりと洗練された、スムーズな飲み口なので、オーストラリアがちょっと浮上。
南アフリカは違う気がする。
少し時間が経つと、カベルネっぽさは出てきた。
でも、候補の3本はすべて入っている。
そうなると、単一品種か、シラーズが入っているか、ピノタージュが入っているかの判断と、価格帯。
まず、ボリューム感がありながらも、シンプルで荒っぽい味わいは、500円前後のイメージ。
あまり複雑味がなくて、シンプルな味わいは、単一品種のイメージ?
荒々しいタンニンもカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー
なんと、圏外のテンプラニーリョでした。
【総評】
ガルベイ ヴィーノ・ティント NV
GARVEY VINO TINTO NV
スペイン:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ
スーパーサンワで、498円で購入。
最近多いですよね、ニューワールドテイストのスペインワイン。
ネタばれしてみると、確かにカベルネ・ソーヴィニヨンの香りではありません。
無理やり、カベルネ・ソーヴィニヨンっぽさを探してしまいました。
香りは、カベルネ・ソーヴィニヨンよりは優しい感じですね。
テンプラニーリョでよくある、ワイルドな動物香も少なく、上品さがあります。
このワイン、ちょっと飲み口がザラッとして荒っぽいのですが、そんなに悪くありません。
カミさんに価格感を聞いたら、680円。
やっぱり飲み口が気になるみたいですが、そこそこ美味しいという評価。
今日の晩ご飯はトンテキ。
醤油ベースの甘辛ダレ。
このワインを合わせてみると、いまいち合いません。
ワインも強いし、料理の味も強いし、ちょっとぶつかる感じでしょうか。
タンニンに対して、もうちょっと脂が欲しいのかも。
キューブチーズのプロバンストマト味に合わせてみても、渋味が収まりません。
朝の食べ残しのパンにチーズを乗せて合わせてみても、やっぱり渋い。
昨日の残りのカレーがあったので、パンに乗せて合わせてみたら、今度は苦みが出てきました。
渋さの裏に、苦みも持ってるんですね。
それで、料理に合わせにくいのかも。
究極のワインのおつまみ?ミックスレーズンがあったのでそれも合わせてみると・・・
完全にレーズンに飲み込まれますね。
どんな暴れん坊なワインでも、完全に丸め込むレーズンは、ある意味スゴイです。
ワインの自由を奪って、完全にねじ伏せてしまいます。
まあ、ツマミとして疑問はあるものの、ワインだけで飲んでて、どうしても渋味が強いって時の、緊急処置としてはいいですね。
レーズンをパンに挟んで合わせてみたら、お互いに歩み寄る感じが出てきました。
このワイン、レーズンの入ったクリームチーズとか、甘さのある食べ物の方が合いそうです。
合わせる食事は難しそうですが、ワンコインの価格帯の中では、良いワインだと思います。
2011/05/29
ミニミニワインアンケート:震災後ワイン飲んでる?
日本中に大きな影響を残している、東日本大震災。
ワインってハレの飲み物の印象があるので、震災直後は飲むのにためらいがありました。
それぞれ、立場は違うと思いますが、ワイン飲んでる?ってのが今回の質問です。
【質問】
震災後ワインは?
【回答】
■■■■■■■■■■■■■■ いままで通り飲んでる 14 (77%)
□□□□□□□□□□□□■■ あまり飲まなくなった 2 (11%)
□□□□□□□□□□□□■■ ちょっと控えてる 2 (11%)
□□□□□□□□□□□□□□ 量が増えた 0 (0%)
答えられている人の状況はそれぞれ違うと思いますが、がんばってワイン飲んでる、っていう人が多いみたいです。
今回の震災で、ワインが一時的に飲めなくなった人が、普通にワインが飲めるようになることを、心からお祈りしています。
コンチェルト 白 NV(ブラインドテイスティング:外す)
(1)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(2)甲州(日本:山梨:NV)\1575
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(4)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:NV)\1131
(5)トレッビアーノ、ヴェルディッキオ、シャルドネ(伊:マルケ州:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\980
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほぼ無色の淡いグレー。
色だけ見ると誰もワインとは思わない、くらいの無色。
輝きは大人しい。
粘性は弱め。
【香り】
酵母の印象。
ミネラル。
かすかに柑橘。
グラスを回すと少しオレンジっぽい柑橘香。
クリームっぽい印象も出てくる。
香りは弱めで、繊細。
【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
フレッシュでシャープなアタック。
アルコール度は普通で、12%くらいか。
ボディは軽めなので、アルコール感は強い。
酸味は強く、フレッシュな果実のよう。
苦みもあり、爽やか。
余韻は少し続く。
【判定】
ほぼ無色の外観からは日本の3本が候補。
香りは日本の酵母香。
その後に柑橘系の香り。
全体的にとても丁寧な印象がある。
柑橘系の印象では、甲州。
リースリング・リオンはあまり飲んだことが無いので、特徴を把握してないが、前回の記録だと甲州的とのメモがある。
普通に考えると、良く出来た甲州。
甲州にしては、かなり強めの酸味があるので、迷うところ。
ファイナルアンサーで、甲州
で、ブー
リースリング・リオンでした。
【総評】
コンチェルト 白 NV
Konzert White NV
日本:岩手県:花巻市大迫町
アルコール度:11%
ブドウ品種:リースリング・リオン
岩手エーデルワインの通販で、1131円で購入。
このシリーズ、以前飲んだ時よりもグッと良くなってる気がします。
シャープでメリハリのある味わいですね。
カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
ミネラル感があるね、って言ってました。
味わいはもうワンランク上かと思ってましたが、実に上品なバランスでまとまっています。
ただ、後味にちょっとアルコール感が残るかな。
今日は、ゆで豚のゴマしゃぶがけ。
基本的にはしゃぶしゃぶのごまだれ味です。
このワインは、ビールのような、レモンを絞ったような、さっぱりした合い方をします。
結構いろいろな料理に合わせやすそうですね。
軽くて飲みやすいので、カミさんもゴクゴク飲んで、あっという間に残りわずか。
食事に合わせやすいから、無くなるのも早かったんですね。
日本のワインはどうしても高くなってしまいますが、1000円ちょっとの価格でこの品質は、お買い得だと思います。
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【震災復興支援】エーデルワイン コンツェルト(白)【国産ワインコンクール入賞】 1,131円 (税込) 送料別
※サイトより引用
「コンツェルト」は辛口タイプのシリーズです。
岩手県大迫町のぶどう栽培者全てがエコファーマーの認定を受けた、安心・安全で良質な原料を丹念に醸造しました。
白ワインはこの良質なぶどうを使用し、爽やかな香りと心地よい酸味が特徴です。
このワインは、第5回国産ワインコンクール(Japan Wine Competition2007)において奨励賞を受賞しました。
エコファーマーとは「土作りと化学肥料・農薬の低減」を一体化に行う農業者の愛称です。
2011/05/28
エル・オトロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\498
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:D.O.セントラル・ヴァレー:10)\480
の2本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチの3~5mmくらいは鮮やかなバイオレット。
透明感はほとんど無い。
粘性は強めで、脚が長く残る。
雫に色素が残る。
【香り】
グリーン系のスパイス。
黒い果実。
タバコの葉。
グラスを回すと、ケミカルな印象が強くなる。
ちょっと鼻を突く感じ。
それが無くなってくると、焦げ臭が強くなる。
香りは強めで、やや荒っぽい印象。
【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
樽香が強め。
フルーツ感の強い、ボリューム感のあるアタック。
アルコール度は強い。
酸味は強い。
タンニンはやや大人しく、舌の表面が少し乾く感じ。
後味はフルーティでジューシー。
余韻は短い。
【判定】
濃くて若々しい外観からはチリカベの印象。
香りはグリーン香が強く、カベルネ・ソーヴィニヨン。
味わいは厚みのあるフルーツ感がチリカベの印象。
ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン
2択ですからね~、当たりますよね。
【総評】
エル・オトロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010
EL OTRO CABERNET SAUVIGNON 2010
チリ:セントラル・ヴァレー地方:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
リカーランドトップで、480円で購入。
ちょっと樽香が強いでしょうか。
少し前の強さ重視のチリカベって感じですね。
カミさんの価格感は、680円。
まあ、普通に美味しい、という評価です。
青草香と樽香がちょっとキツめですが、コストパフォーマンスは高いと思います。
晩ご飯の煮込みハンバーグに合わせると、ちょっとフルーツ感が強めに出て、さらにこのワインの強さがあまり食事に馴染まない感じを受けますが、全体的には問題なし。
強めの男らしいワインが好きな人には、コストパフォーマンスも高くてオススメですね。
ちなみに次の日も、美味しく飲めました。
月のセレナーデ ロゼ NV
月のセレナーデ ロゼ NV
MONDSERENADE ROSE NV
日本:岩手県
アルコール度:9.5%
ブドウ品種:キャンベル
岩手エーデルワインの通販で、1131円で購入。
【外観】
ワインとは思えない、アセロラドリンクのような色味のロゼ。
色調は単調。
輝きは弱め。
粘性は弱め。
【香り】
デラウェアやマスカットのようなブドウの香り。
ブドウの種の部分の印象。
グラスを回しても変わらない。
ワインというよりは、ブドウジュース的。
【味わい】
残糖を多めに残す、甘口。
ベタベタした感じはなく、スッキリと爽やかな甘さ。
酸味は優しい感じ。
渋味はかすかに感じる。
アルコール度は弱め。
最初のアタックは甘いが、後味はキレイにスーっと消える感じ。
上品な甘さと爽やかさがある。
余韻は短い。
【総評】
久々に飲む、甘口のロゼ。
ワインとは思えない外観と香りですが、味わいはスッキリした甘さで、品質の高さを感じます。
これは、あまりお酒に強くない人でも、美味しく飲めそうですね。
とても品質の良い、ぶどうジュースって感じがします。
なんでしょうね~、落ち着きますね、このワイン。
肩の力が抜けるというか。
ワインっぽくないからかな?
でも食事と合わせると、まったくダメ。
ジュースっぽいだけじゃなくて、香りが強いんですね。
晩ご飯は煮込みハンバーグだったのですが、完全に食事の邪魔をします。
マカロニの入ったグリーンサラダには、そこそこ合いました。
そのまま飲むか、ドライフルーツをつまみにして飲むと美味しく飲めそう。
オードブルのようなパーティメニューだったら、甘さも香りも気にならないかもしれませんね。
このワイン、みんなでワインを気軽に楽しむ時の、「甘いロゼ」というバリエーションとして、良さそうです。
しかも、エーデルワインのネット通販で買うと、1本あたり10円の義援金が寄付されます。
で・・
残ったワインを、次の日に飲んでみたら、全然OKでした。
生のブドウをつまんでいるような、自然な味わいはさすがですね。
甘いワイン嫌いなカミさんも、結構飲んでました。
個性のある良いワインだと思います。
■楽天ショップへのリンク
【震災復興支援】エーデルワイン 月のセレナーデ (ロゼ)【国産ワインコンクールロゼ部門最優秀カテゴリー賞受賞】1,131円 (税込) 送料別
※サイトより引用
「月のセレナーデ」は甘口タイプのシリーズです。
ロゼワインは、品種の特徴を最大限に生かした、華やかで優しい苺に似た香りとさっぱりとした味わいのとてもフルーティなワインです。
このワインは、第3回国産ワインコンクール(Japan Wine Competition2005)において2年連続ロゼ部門の最優秀カテゴリー賞(部門第1位)を受賞しました。
ミル・ローズ メルロー 赤 2008(ブラインドテイスティング:外す)
(1)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(2)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)キャンベル(日本:岩手県:NV)\1131
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若さのある色調の、濃いルビー。
色はほとんど黒に近いが、フチの5~8mmくらいは紫っぽいルージュ。
深い透明感があり、底がなんとなく見える。
粘性は中庸で、脚が多く現れるが長く残らない。
【香り】
フローラル。
ちょっとセメダインのようなケミカル。
スミレのような印象が強い。
黒いフレッシュな果実。
グラスを回すと、スミレからバラに変わるような感じ?
ユリのような濃厚なフローラル香のイメージもある。
ミネラルの印象も少し。
香りは強めで華やかだが、やや派手すぎる?
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ミディアムからフルボディ。
酸味はしっかりあり、味の基本になっている。
タンニンは弱めで、舌の真ん中がちょっと乾く感じ。
アルコールはちょっと強め。
ドライでシャープな印象のアタックから、酸味が続き、後味がやや乾く感じ。
余韻は少し続く。
【判定】
濃い外観からは日本のキャンベルは消える。
ベッタリ濃くなく、かすかに透明感を残す感じがポイントになる。
香りはフローラル中心。
ちょっと強すぎる感じ。
これだけフローラル香が強いと、ローヌあたりの印象で、そうなると3本あるラングドックか?
味わいはドライで、酸味が強め。
ボディはそれほど強くない。
メルローだと、もっと芯が強いてボディがしっかりしてくるとおもうので、ここはグルナッシュの2つに絞る。
シラーが入っているかがポイントだが、何となく入ってなさそう。
グルナッシュ、サンソーの、マイナーコンビのイメージ。
ファイナルアンサーで、グルナッシュ、サンソー
で、ブー
なんとメルローでした。
【総評】
ミル・ローズ メルロー 赤 2008
Domaine d'Emile et Rose Merlot 2008
フランス:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー
ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1200円。
香りがとても華やか。
1000本のバラ、という名前の生産者ですが、香りを嗅ぐと納得ですね。
ただ、華やか過ぎて、ちょっと日本人にはキツめ?
後味に薬のような苦みも残ります。
ケミカル香りと後味の苦みは、カミさんが「これ飲んでも大丈夫?」って気にするくらい。
価格の印象は、780円で、「香りと後味が悪くて、美味しくない。」というカミさんの評価です。
時間をおくと、変わってくるかと思いながらも、結局、苦くて飲めないので、他のワインも開けてしまいました。
今日の晩ご飯は煮込みハンバーグ。
食事と合わせると、後味の苦みも気にならなくなって、美味しく感じます。
同時に開けたチリのカベルネ・ソーヴィニヨンよりは、香りで食事を立たせるタイプ。
良いところがあるのですが、時間が経つと、ますます、ケミカルな、ゴムっぽいような香りが強くなってきました。
グラスに置いて、相当時間を置いても香りはまだケミカルな印象。
ただ、飲み口は苦みが取れて、マイルドになってきました。
一日置いて、また飲んでみようかな。
で・・・
次の日も飲んでみましたが、後味の薬っぽい苦味は変わらず。
カミさんが「料理酒にもしたくない」ってくらいの苦味。
他のワインでも経験がありますが、この苦味って何なんでしょうね?
2011/05/22
ベリーA モンデ酒造 NV
(1)マルカット・ベーリーA(日本:山梨:)\1575
(2)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(3)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(4)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
鮮やかな色調の、明るいルビー。
色あいは紫がかった鮮やかなバイオレット。
透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
【香り】
赤い果実。
イチゴ。
キャンディ。
カラメル。
チャーミングで、甘い香り。
グラスを回すと、新酒っぽい印象。
炭酸のニュアンス。
花の蜜。
香りは割と強め。
【味わい】
残糖を少しだけ感じるセック。
シャープでフレッシュなアタック。
ライトからミディアムボディ。
酸味は強く、最後まで残る。
タンニンは弱めで、渋味は後味に少し残るくらい。
アルコール度は意外と強そう。
香りの割に甘みは少なく、ライトでシャープでドライな印象。
後味に、ちょっとまったりとした甘みが残る。
【判定】
明るい外観からは、マスカット・ベーリーA。
香りもキャンディや蜜などの軽く甘い印象が、マスカット・ベーリーA。
飲み口は以外をドライだが、軽くてシャープな酸味が、マスカット・ベーリーA。
ファイナルアンサーで、マスカット・ベーリーA
で、ピンポン
さすがにこれは分かりますね。
【総評】
ベリーA モンデ酒造 NV
Muscat Bailey-A Monde Wine NV
日本:山梨
アルコール度:12%
ブドウ品種:マスカット・ベーリーA
河口湖のおみやげ屋さんで、1575円で購入。
マスカット・ベーリーAの場合は、ガメイとかピノ・ノワールとか、キャンベルとかと一緒にやると難しくなるでしょうね。
新酒のような香りは、マセラシオン・カルボニック法で作られたのかな、と思わせますが、品種の特徴というよりは醸造由来の特徴の方が強い感じですね。
渋味が弱く、果実感が強め、というのがこの品種の特徴みたいですが、このワインは、ややフルーツ感を抑えてある印象ですね。
もっとジュースっぽいのを想像してましたが、以外としっかり、ワインらしい味わいです。
ただ、キャラクターがちょっと中途半端な感じで、フルーティさを楽しめるわけでもなく、ワインとしてもちょっと力不足?って印象もあります。
飲み進んでもあまり印象が変わりませんね。
飽きてくるかと思ったら、そうでもないかな。
でも、カミさんに感想を聞いたら、悪くないけど、飽きてくる、ですって。
国産の赤ワインとしては頑張ってる方だと思います。
地味な印象ですが、真面目に美味しいワインですね。
2011/05/21
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルバ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(2)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチだけ3mmくらい、バイオレット。
透明感はほとんど無い。
粘性は高めで、脚が長く残る。
【香り】
スミレ。
黒い果実。
グリーン系のスパイス。
グラスを回すとなめし革っぽい動物香。
やや閉じている印象がある。
固い鉱物的な印象もあり。
香りはそれほど強くないが、ボルドーっぽい華やかな印象がある。
【味わい】
残糖を少し残したセック。
フルーティで甘さを感じるが、重厚感のあるアタック。
アルコール度は高め。
フルボディ。
酸味はしっかりしているが、柔らかい。
タンニンもどっしりあるが、優しい感じ。
しっかりした味わいが長く続くが、やや荒っぽさのあるまとまり。
後味は乾く。
余韻は長めに続く。
【判定】
ほとんど黒に近い、若々しい外観は、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン。
香りはスミレの香りが特徴のボルドー的な華やかさ。
青っぽい印象もカベルネ・ソーヴィニヨン。
飲み口はフルーティで重厚。
ニューワールドの印象。
チリカベ以外では、スペインのテンプラニーリョも怪しいが、香りはカベルネ・ソーヴィニヨン。
ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン
コノスルらしい、華やかさをもったチリカベです。
【総評】
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルバ 2009
Cono Sur Cabernet Sauvignon Reserva 2009
チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
西友で、1080円で購入。
この間、コノスルのヴァラエタル・カベルネ・ソーヴィニヨンを飲んだばっかだったので、すぐに分かりました。
ボルドーっぽいスミレの香りを持っている、ワンクラス上の印象のチリワインですね。
ヴァラエタルの方は、グラスに注いで時間が経つと香りがすっかり飛んでしまいましたが、レゼルヴァの方はどうでしょうか?
今日の晩ご飯は夏野菜のドライカレーとナン。
とても良く合いました。
ドライカレーをレタスで包んだくらいがよく合いますね。
香りは最後まで力が落ちずに楽しめました。
ちょっと力んでるような、バランス感のぎこちなさがありますが、ちゃんとした品質です。
ちょっと残ったのを次の日に飲みましたが、全然大丈夫。
というか、ちょっとまろやかさが出て、2日目の方が美味しい?
とても1000円ちょっとのワインとは思えないですね。
コストパフォーマンスの高い、美味しいワインです。
■関連情報(コノスルのワイン)
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コノスル カベルネソーヴィニヨン レゼルバ【2009】 税込 1,007 円 送料別
※サイトより引用
クオリティーは価格の倍以上!
濃いルビー色。鮮烈なカシスやブラックチェリーの香りに、煙草のノートが複雑性を与え。黒胡椒やミントの香りがこのワインを特徴づける。
豊富なタンニンと酸味。バランスがとれたエレガントな深い味わいが特徴。長い余韻が楽しめるワイン。
サーロインステーキ、仔羊のロースト、すき焼き、がオススメです!
五一わいん カップワイン 赤 120ml
五一わいん カップワイン 赤 120ml
Goichi Wine Cupwine Red 120ml
日本:長野県:塩尻市
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明
ローソンで、259円で購入。
【外観】
若い色調の、濃いルビー。
鮮やかな紫がかったバイオレット。
優しい輝きがある。
粘性は弱め。
【香り】
パンの酵母のような印象。
そのままだとグラスを回せないので、他のグラスに移してみる。
醤油っぽいというか、独特な香りを持っている。
グラスを回すとキャンディっぽい香りが出るが、すぐにまた独特な香りに戻る。
梅酢っぽいというか、ちょっと火の入った感じというか。
みたらし団子の感じ?
【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
酸味が強烈な酸っぱい口当たり。
ライトからミディアムボディ。
やや収斂性があるというか、加熱されたような、お酢っぽい酸味。
タンニンは控えめで、かすかに渋い感じ。
口に入れた瞬間に酸味と渋味がドカンと広がって、それでおしまい。
後味もキレイに何も残らない感じ。
余韻はほとんど無い。
【総評】
日本の葡萄酒って感じの味わいです。
伝統を感じるというか。
というより、ちょっと保管が悪くて、ワイン、痛んでない?って感じもある。
いやいや、多少保管が悪くても大丈夫なように造ってあるので、こんな味わい、という風でもある。
カミさんに意見を聞いたら、ジュースっぽいけど、悪くない、だそうです。
グラスに残り少なくなると、キャンディというか、飴っぽい感じが強くなります。
旅行とかで飲むにはいいけど、家で飲む感じじゃないかもね。
五一わいん カップワイン 白 120ml
五一わいん カップワイン 白 120ml
Goichi Wine Cupwine White 120ml
日本:長野県:塩尻市
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明
ローソンで、259円で購入。
【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
カップに入っているとほんのりと黄色なのですが、他のグラスに移すと、無色に近い色調。
輝きは強め。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
【香り】
酵母の印象。
酒まんじゅうのような独特の香りがある。
和風で、日本酒に通じる香り。
グラスを回すと、和風な酵母臭が強くなる。
やや酸化をイメージさせる要素もある。
【味わい】
残糖を多めに残す、中辛口。
かなり甘い印象がつよめ。
柔らかい、優しい飲み口で、ほんのりとフルーティ。
酸味も柔らかい。
後味は、やや収斂性があるというか、渋味があるが、フルーツ由来の印象。
アルコール度も低めに感じる。
余韻は短い。
【総評】
やっぱり酒まんじゅうみたいな香り。
味わいはほんのり甘くて、飲み口は優しいです。
カミさんの意見は、「日本酒っぽい香りと、日本酒っぽい味」。
確かに甘みの感じが、とっても日本酒っぽいですね。
フルーティな日本酒です、って飲ませても分からないかも。
このワイン、ローカル線のボックス席で、車窓を眺めながらチビチビ飲むって感じでしょうか。
駅弁にも良く合いそうな気がしますね。
家で飲むには、ちょっとイマイチ・・かな。
ワングラス サンジョヴェーゼ 100ml
ワングラス サンジョヴェーゼ 100ml
oneglass Sangiovese 100ml
イタリア:トスカーナ州:IGTトスカーナ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ85%、シラー15%
ローソンで、100ml入り紙パック、336円で購入。
サイズはこのくらい。
紙パックですが、ホントにワイン入ってるの?ってくらいの厚み。
ボトルネック部分を手でカットできます。
このパック、そのまま飲むことは難しいので、グラスに入れるのが前提ですね。
膨らんでる部分をギューっと押すと、ピューって感じで出ます。
グラスの内側に雫が結構飛びます。
搾り出すのに、クルクルまるめたパッケージが後ろに写ってます。
貧乏性ですみません・・・
たった100mlって思ってたけど、ちゃんと1杯分ありますね。
リーデルのシャルドネグラス(350ml)に注いで、このくらいです。
【外観】
若さのある、明るめのルビー。
少しバイオレットっぽいルージュ。
透明感があり、底がしっかりと見える。
粘性は弱めで、脚が現れるがすぐに消える。
【香り】
なめし革。
黒い果実。
グリーン系のスパイス。
グラスを回すとタバコっぽい焦げ臭。
香りはやや強めで、ちょっと刺激的な感じ。
【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ミディアムボディ。
アルコールはやや強め。
酸味も強めで、ちょっとトゲトゲしい。
タンニンは控えめで、舌の真ん中へんが少し乾く感じ。
見た目よりはボリューム感がある。
余韻は少し続く。
【総評】
しっかりグラス1杯分ありますが、100mlで336円ってのはちょっとお高め。
750ml換算にすると、2520円!
まあ、小分けにしてるので、割高になっているとしても、2000円前後のワインの品質が欲しいところ?
第一印象はしっかりしていて、力のあるワイン、って感じです。
香りは強めだけど、華があまりないかな?
飲み口は、アルコール度が高めなので、強さをもってますが、酸味やタンニンのバランスはちょっと元気が無い印象?
印象としては1500円位の、ソツのないイタリアワインって感じでしょうか。
そういう点では、そこそこしっかりしたワインを、ちょっとだけ飲みたい、って時にはいいのかもしれませんね。
ランチの時に1杯だけ、なんてシーンにはピッタリきますね。
昼間パスタとか食べてると、1杯だけ欲しくなるときって、ありますからね。
う~ん、これは意外といいかもしれません。
ワイン飲む機会が増えそうです・・・
サンジョヴェーゼだけだと、100mlでは物足りないので、シラーで補強して、1杯で満足感を得られるようにしてるのかな?
飛行機持込の液体上限が100ml、という規格で作られたワインらしいですが、ワングラスというテーマに添って、いろいろ工夫されてる印象をうけます。
コンセプトがしっかりしてて、またリピートしたくなるワインですね。
2011/05/20
エル オトロ シャルドネ 2010(ブラインドテイスティング:外す)
うちにある白ワイン、計7本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほとんど無色に近い、レモンイエロー
濃い日本酒くらいの色味。
輝きは弱い。
粘性は弱め。
【香り】
柑橘系フルーツ。
レモン。
青草香。
ミネラル。
ややペトロール香。
香りはフレッシュで爽やか。
【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
強い酸味のある、フレッシュなアタック。
ボディはとても軽い。
最初の口当たりは割とドライだが、後味にやや甘さが残る。
【判定】
外観はほぼ無色。
イメージ的には甲州。
香りは青草香があってソーヴィニヨン・ブラン。
でも鉱物香はリースリング?
飲み口はドライで軽いまとまり。
伝統産地の印象。
かなり酸味が強く、イタリアっぽさがあるが、後味のまったりした感じはスペイン。
生産年は2009年くらい。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、スペイン、2009
で、全部ハズレ・・
チリのシャルドネ2010年、でした。
【総評】
エル オトロ シャルドネ 2010
el otro Chardonnay 2010
チリ:セントラル・ヴァレー地方:D.O.セントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、480円で購入。
シャープで軽くて、痩せたボディのシャルドネ。
よくリースリングと間違えるタイプのシャルドネですね。
それにしてもシャルドネをソーヴィニヨン・ブランと間違えるとは・・
深く反省、です。
カミさんに価格感を聞いたら、780円。
軽いけどバランスがいい、とのこと。
でも後味に残る甘みがちょっと気になるそうです。
確かに最初のフレッシュな印象と、後味のややどんよりした感じのギャップがあります。
スッキリしてて、悪くないですね。
軽いながら、480円とは思えないまとまりです。
今日の晩ご飯はタラのムニエル。
ワインが軽いので、合わなくは無いけど、それほど料理を引き立てません。
レモンを絞ったような味わいなので、魚のムニエルなんて一番合いそうですが、ワインが軽すぎるのかな?
シーフードの入ったサラダとか合いそうですね。
コストパフォーマンスの高いワインだと思います。
2011/05/17
フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ NV
フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ NV
FRONTERA CABERNET SAUVIGNON ROSE NV
チリ:産地不明
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
グルメシティで、638円で購入。
【外観】
鮮やかな、紫がかったルージュ色の、やや濃いめのロゼ。
ロゼにしては色味が濃く、少し黒っぽい。
フチは色味が薄い。
粘性は高めで、脚が長く残る。
【香り】
アセロラ。
グリーン系のハーブ。
フローラル。
グラスを回すと、甘い果実の印象。
クリームっぽさが混ざって、スイーツのような印象。
ただ、全体的にグリーンっぽさが強め。
【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
フルーティで爽やかなアタック。
わりと軽めな印象の、ちょっとジュースっぽい味わい。
炭酸を含んでいるような、シュワッとした感じがある。
アルコール度はそれほど高くない。
酸味は強めで、最後まで残る。
渋味もしっかりあるが、苦みも混ざっている。
酸味と相まって、フレッシュ感がある。
後味はジューシーで、心地よい余韻が残る。
【総評】
気がつくと今日は満月だったので、急遽スーパーで買ってきました。
フロンテラのロゼなので、いつものメルローかと思ったら、カベルネ・ソーヴィニヨンだったんですね。
だいぶキャラクターが違っていますが、品種の特性というよりは、造り方の違いがあるみたいです。
カミさんに、どこの国の何の品種のロゼでしょう、って聞いたら、「これ日本じゃないの?マスカット・ベーリーA」だって。
確かに軽めでジュースっぽい感じが、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンって感じではありません。
もうちょっと力強い感じをイメージしていました。
今日の晩ご飯は、エビ入りの水餃子。
海鮮が入っているのでどうかと思いましたが、中華風のつけダレで、バッチリ、ロゼに合いました。
このロゼフレッシュなので、サッパリした合い方をします。
料理とワインがいい感じに合って、平日なのに、ちょっと贅沢な晩餐です。
このカベルネ・ソーヴィニヨンのロゼは、メルローのロゼより軽くてジュースっぽい気がします。
アセロラドリンクみたい?
でも、飲みやすくて、どんどん無くなってる。
うちで焼いた、チョコナッツパンにも良く合いました。
個人的な好みでは、このカベルネ・ソーヴィニヨンよりもメルローのロゼの方が美味しいかな~。
とはいえ、カジュアルなロゼとしては合格点ではないでしょうか。
■関連情報(フロンテラ)
2011/05/15
サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)カベルネ・フラン100%(仏:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ:09)\1380(6本セット@997円で購入)
(2)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若い色調の濃いルビー。
色味は濃く、フチはバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は高めで、脚が長く残る。
【香り】
黒い果実。
ブラックベリー。
香木のようなグリーン系のスパイス。
かなり青っぽい香りがある。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
フローラルの印象。
少し刺激的で、華やかな香り。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ドライで、さっぱりとしたアタック。
ミディアムボディ。
酸味はやや強めで、少しキツい。
タンニンは細かいが、しっかり効いていて、舌の表面全体が乾く感じ。
アルコール度は低め。
最初のアタックはキツめだが、後で柔らかくなって、後味はジューシーさが残る。
【判定】
深い透明感を持っているので、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは外れる。
香りは香木のようなグリーン香が特徴的。
カベルネ系のような気がするので、そうるすとカベルネ・フラン。
味わいはかなりドライ。
アルコール度は抑えてあって、大人なまとまりはフランスっぽい。
ラングドックの南の印象ではなく、北の産地のイメージがあって、ロワールが候補になる。
メルローやグルナッシュだとフルーツ香が主体となるので、多分違うだろう。
ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン
カベルネ系のグリーン香がポイントですね。
【総評】
サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ
SAINT NICOLAS DE BOURGUEIL LES MONTILS 2009 Domaine de la Cotelleraie
フランス:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・フラン
ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1380円。
華やかさを持っている、カベルネ・フランです。
力みの無い、大人なまとまりですね。
カベルネ系のグリーン香が、華やかさを持った香木のような香りになってます。
この、香木のような感じって、時々出会うのですが、カベルネ・フランの品種の特徴というよりは、醸造や熟成由来なんでしょうか。
南西地方のワインとか、ラングドックのワインにもよくあります。
いままでは、カベルネ・フランの印象は、哲学的で内向的、って感じだったのですが、このワインは社交的な印象がありますね。
今日の晩ご飯は肉団子。
醤油味が強めで、油脂分が少ないせいか、全体的にちょっと辛めになります。
デザートで食べたチーズケーキの方が良く合いました。
ワインだけで飲んでいると、だんだんフルーティさが出てきて、飲みやすくなりました。
でもタンニンが強めなので、ワインだけで飲んでると、ちょっと渋味がたまってくる感じになりますね。
美味しいワインです。
コストパフォーマンスもとても高いのではないでしょうか。
2011/05/13
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2009 ハーフボトル
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2009 ハーフボトル
Cono Sur Cabernet Sauvignon Varietal 2009 375ml
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
グルメシティで、498円で購入。
【外観】
若々しく、濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチだけ青味のあるバイオレット。
透明感はまったく無い。
粘性は強めで、脚が長く残る。
【香り】
スミレ。
グリーン系のスパイス。
黒い果実。
ボルドーっぽい香り。
グラスを回すと、なめし革のような動物香。
ミントのような揮発性のある印象もある。
濃い外観とはちょっとイメージの違う、華やかで女性的な香り。
【味わい】
残糖を少し感じるセック。
フルーティで、濃厚な口当たり。
フルボディ。
酸味は強めで、フレッシュな果実のイメージ。
タンニンも強めで、舌全体が乾く。
渋味はちょっとザラッとした印象がある。
アルコール度は強い。
口の中ではあまり膨らまず、酸味と渋味が残る。
後味はジューシーな酸味が残るものの、最終的には乾く。
【総評】
相変わらずコノスルのコストパフォーマンスは高いですね。
香りがとても華やか過ぎて、「いやいやそこまで期待してないから」って感じ。
デイリーで飲むには、ちょっと派手な印象すらあります。
香りが華やか過ぎると、家庭料理に合わせにくいんですよね。
今日の晩ご飯は豚肉とナスの炒め物。
中華風の味付けです。
合わせてみると、お互いに見合っている感じ。
力のバランスは取れてるみたいですが、やっぱり根本的に合わないのかな。
このワインを晩ご飯に開けると、とりあえず食事すましてからワイン飲もう、って感じになると思いますね。
グラスを口に持ってきた時の香りが、すでに合いません。
このワインに合わせるとしたら、やっぱりラム肉ですかね。
あとはシンプルに焼いたビーフとか。
食事をそそくさと終えて、子供の食べ残しの、ポテトチップス「のりマヨ味」に合わせてみると、意外と合いました。
ワインがフルーティになります。
香りが強いので、スナックに合わせても負けませんね。
ビーフジャーキー味のコーンチップスもあったので、合わせてみると、これもなかなかいい勝負。
合うというよりは、勝負してる、って感じになってしまいますが、それはそれで、なかなか面白いのかも。
あとはゆっくりキューブチーズで。
プロバンストマトに合わせてみたら、ようやく落ち着いてきました。
普段飲みの価格で、ワンランク上の味わい、って感じですね~。
ただグラスに入れて時間が経つと、華やかな香りは飛んでしまいます。
一変して、地味な印象に変わってしまいますね。
石鹸っぽい、感じ。
いや防虫剤?
ボルドーのハイクラスのワインでは、卵白のような印象を感じる事がありますが、それが少し変わって、石鹸のような印象。
防虫剤の印象は、グリーン系のハーブがちょっとケミカルになった感じ?
なんだかでもこのワイン楽しいですね。
この価格帯でこれだけ香りが楽しめるワインはそうそうないですね。
コストパフォーマンスは高い、お買い得ワインです。
■関連情報(コノスルのワイン)
2011/05/10
ラブレ・ロワ コントゥ・ラブレ 赤 NV(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(2)シラー、グルナッシュ、サンソー(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\638
(3)テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\498
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:D.O.セントラル・ヴァレー:10)\480
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若い色調の、濃いルビー。
色あいは濃いバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は弱く、サラッとしている。
【香り】
凝縮感のある黒い果実。
フローラル。
なめし革。
グラスを回すと、ジャムやキャンディのような甘い印象。
グリーンっぽいスパイス香もある。
香りはあまり強くなく、少しまとまりの無い印象。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味の強い、シャープな飲み口。
ライトボディ。
赤ワインとは思えないくらいのフレッシュで強い酸味。
タンニンは柔らかく、舌全体を包むが乾くような印象ではない。
アルコールは低め。
余韻は短い。
【判定】
やや透明感のある外観は、フランスのヴァン・ド・ターブル。
香りの印象は、キャンディのような印象がややヌーボーっぽく、フランスのテーブルワインの印象。
テンプラニーリョ独特な動物香も無いので、高貴品種の3本だが、チリの印象ではない。
飲み口は、ドライで、シャープで、酸っぱい。
伝統産地のテーブルワインって感じ。
ファイナルアンサーで、シラー、グルナッシュ、サンソー
で、ピンポン
いかにもフランスのテーブルワインって感じです。
【総評】
ラブレ・ロワ コントゥ・ラブレ 赤 NV
Laboure-Roi Comte Laboure Rouge NV
フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11,5%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ、サンソー
サンワで、638円で購入。
軽くて、飲み口が荒っぽくて、ぶっきらぼうで、サービス精神が無くて、でもなんだか、憎めないタイプのワインですね。
今日の晩ご飯はハンバーグ。
ご飯に合うようにちょっと濃いめのソースです。
ハンバーグだけで合わせると、ソースの濃さに完全に負けるのですが、ご飯と一緒に食べた後にワインを流しこむと、とても口がサッパリしていい感じ。
ゴクゴクいっちゃいますね。
ハンバーガーとかにも合いそうです。
軽いので、気にせずいろいろなものに合わせてみるといいかもしれません。
ちなみにフレンチドレッシングのグリーンサラダに合わせてみたら、酸味がケンカして、まったくダメでした。
まあ当たり前ですが、という事はピクルスなんかもケンカしちゃうのかもしれません。
食事が終わって、ワインだけで飲んでると、ちょっと物足りない感じに。
キューブチーズを、明日の朝食用のパンに合わせると、バッチリ合いました。
カミさんに価格感を聞いたら、「このワイン、安い感じなんだよね~、580円」とのこと。
まあ、ほぼ正解ですね。
でも、軽いけど、バランスが良くて美味しい、という評価でした。
個性をしっかり持っていていいですね。
料理によってはとても活きるワインだと思います。
2011/05/09
ミニミニワインアンケート:ペットボトルワインはどう?
増えそうで、増えない、ペットボトルのワイン。
割れないので取り扱いが便利だったり、エコロジーだったりしますが、なかなか普及しませんね。
みなさんに、ペットボトルワインについて聞いてみました。
【質問】
ペットボトルのワインは?
【回答】
■■■■■■■■ 取り扱いが便利 8 (42%)
□□■■■■■■ イメージが悪い 6 (31%)
□□□□□■■■ 絶対にイヤ 3 (15%)
□□□□□□■■ エコで良いと思う 2 (10%)
「取り扱いが便利」がトップなんですが、「イメージが悪い」「絶対にイヤ」を合計すると、好印象の回答を上回ってますね。
ワインのボトルって色がマチマチだったりするので、リサイクルに向いてない、という話を聞いた事があります。
そういう点ではペットボトルの方が、エコロジーなんでしょうが、酒飲みの皆さんはあまり気にされてないみたいですね。
日常、定期的に消費するものではないので、ここはやはりエコロジーよりはイメージ優先って事なのかもしれません。
ロマネ・コンティがペットボトルに入っているのを想像すると、ゾッとしますよね。
ただ、低価格なデイリーワインはもっとペットボトル化が進んでも良さそうな気がします。
2011/05/08
ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:今年も葉っぱが出ました
シャトー・オー・グラン・シャン 白 2006(ブラインドテイスティング:外す」)
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュッセ:08)\2450
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:06)\1280(6本セット@997円で購入)
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(4)トレッビアーノ、ヴェルディッキオ、シャルドネ(伊:マルケ州:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\980
(5)シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\638
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほんのりグリーンがかった、中庸な濃さのイエロー。
色味はシンプルでフチまで色がついている。
輝きは大人しい。
粘性は中庸で、脚が多く現れるが、すぐに消える。
【香り】
柑橘系。
ほんのりスモーキー。
ミネラル。
香りは弱め。
グラスを回すと熟したカリンのような香り。
ちょっと傷みかける前くらいまで熟した果実のような印象。
爽やかなハーブ香。
香りは弱めだが、上品な印象。
【味わい】
残糖をわずかに残すセック。
軽くてスッキリした飲み口。
やや水っぽい。
ボディは細くて弱い。
酸味は強めで、少し荒い印象。
後味に苦みが残る。
アルコール度は低めだが、後味に少し残る。
フルーティさは少なく、酸っぱく辛い飲み口。
余韻は短い。
【判定】
若々しい外観からは2006年ボルドーは消える。
カリンのような香りと少しスモーキーな印象はシャルドネが近い。
ただ、果実が熟れきったような、ちょっと傷みかけたような独特な印象があり、このワインの特徴になっている。
この中では、ヴェルデホの入ったスペインとイタリアが怪しい?
飲み口はとても軽く、やや水っぽいくらいで、価格的には安く感じる。
そうなるとフランスのヴァン・ド・ターブルが候補になる。
時間が経つと、花のような華やかな要素が出てきた。
全体の印象はイタリアっぽさは無い。
青草香が出てきて、ソーヴィニヨン・ブランが入っている印象。
ソーヴィニヨン・ブランとセットになっているのは、ヴェルデホか、シャルドネ、グルナッシュ・ブランか?
ここは価格の印象で判定することにする。
ファイナルアンサーで、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン
で、ブー
なんとボルドーでした。
【総評】
シャトー・オー・グラン・シャン 白 2006
CHATEAU HAUT-GRAND-CHAMP SAUVIGNON BLANC 2006
フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1280円。
ボルドーのソーヴィニヨン・ブランって、特徴がつかみずらいですよね。
セミヨンが混ざっているのがスタンダードで、単一品種でも青草香を抑えてあるものが多かったりしますね。
今回、生産年を外したのがちょっと痛いかも。
5年前のワインなんですが、2~3年前くらいのイメージで考えてました。
色味がグリーンっぽかったからなんですが、ソーヴィニヨン・ブランだと5年熟成くらいでも緑っぽさを残しているみたいです。
香りにあった、熟しきった果実のような印象が熟成のサインだったのかもしれません。
これは品種の特徴じゃなくて、熟成の特徴だったのかも。
確かに外観も、香りも、ちょっと落ち着いた大人っぽい感じですね。
ちょっと物足りなく感じた飲み口も、熟成して落ち着いた飲み口だったのでしょうか。
今日の晩ご飯はカツオのたたき。
もちろん、合いません!
生臭さの強い魚とワインって、やっぱり合わせにくいですよね~。
軽めなワインなので、家庭料理にも合いそうな気がします。
パスタとか、フライ系とかには合いそう。
カミさんに価格感を聞いたら、1280円でぴったりでした。
ボリューム感とか、香りが強ければ1500円越えだけど、バランスは悪くない、という評価です。
このワイン、悪くないんですが、あまり魅力も無いかも・・
いまどき、ワインも個性を主張してなんぼ、みたいなところがありますので、もう少し自己主張したら、って感じがしますね。
悪くないワインですが、リピートしたいって思わせる要素が少ないかも。
ロゼ・ド・マルサネ 2008 ドメーヌ・クレール・ダユ ルイ・ジャド
ロゼ・ド・マルサネ 2008 ドメーヌ・クレール・ダユ ルイ・ジャド
ROSE DE MARSANNAY 2008 DOMAINE CLAIR-DAU LOUIS JADOT
フランス:ブルゴーニュ地方:AOCマルサネ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・ノワール
マルコホールで、2500円で購入。
【外観】
若々しいサーモンピンクの、ロゼ。
色調は少しオレンジがかっている。
フチは5mmくらい無色。
輝きは強く、ギラギラしている。
粘性はやや強めで、複雑に脚が残る。
【香り】
オレンジのタルトとか、マーマレードをイメージさせる、甘い果実香。
オレンジピールのような爽やかさを持っている。
グラスを回してもイメージがあまり変わらないが、少しミネラリーな印象が出てくる。
ピノ・ノワールの印象がほとんど無い。
赤ワインだとよくある、なめし革やドライフルーツ、ドライフラワーの要素が感じられない。
ジャムのような印象が支配的で他の要素があまり感じられない。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトでまろやかな飲み口。
最初の口当たりはとても軽いが、強い苦みと、アルコール度の強さで、あとからグッと主張してくる。
渋味の印象よりは苦みが強くて白ワインに近い。
味わいの要素が少なく、やや水っぽさを感じる。
膨らみが無いというか。
余韻は少し続く。
【総評】
水っぽくて、単調で、後味が苦い、というのが最初の印象ですね。
ただ、バックボーンがしっかりしているので、飲み進むと変わってくるかもしれません。
温度が高い方がいいのか、低いほうがいいのか分からないので、とりあえず冷やしてみる事にしました。
このワイン、なんだか我が道をいくって感じですね。
ブルゴーニュのワインにはそういうタイプが多いですけど、このワインも人に合わせるつもりはないよ、って主張してるみたい。
カミさんは、このワイン気に入らなかったみたいで、価格感を聞いたら、880円。
水っぽくて軽くて、さらにカンパリソーダみたいな、カクテルみたいな香りが嫌、だそうです。
カンパリソーダねー、確かにそんな感じかも。
今日の晩ご飯は、ポークのマスタード煮込み。
トマトソースベースで、豚のロースをマスタードを加えて煮込んだものです。
それを、ウチで焼いたナンと、パスタと一緒にいただきました。
このワイン、飲み口が軽めなので、家庭料理にも合わせやすそうなのですが、香りが洋風?なのでそこが合わせるポイントになります。
今回はマスタードがワインとのつなぎとして効いていて、とても良く合って美味しかったです。
我が家的には久々の高額?ワインなんですが、このワイン、高そうなオーラが無いんですよね。
軽くて、ちょっとカクテルっぽい香りで、飲み口が痩せてるのがカミさんに気に入られないところなんですよね。
とはいえ、魅力を感じるワインです。
なんでしょうね~、飲んでる瞬間、ピリっとくるんですよね、魅力が。
ワインっていろいろなスタイルがあるから、飽きないんだと思うのですが、このワインもちょっとマニアックな感じがありますね。
華やかさのあるワインがスキな人にはいいと思います。
香りが強めで、ちょっと香水を飲んでるみたい
でも飲み進んでも、あいわらず、ぶっきらぼうな口当たり。
でもブルゴーニュらしいかも。
飲み口はちょっと荒っぽい感じなんですが、余韻がいいんですよね。
コストパフォーマンスは?な感じですが、個性のあるワインだと思います。
2011/05/07
アミゲーテ ソーヴィニヨン・ブラン 2009(ブラインドテイスティング:外す)
(1)シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\638
(2)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\500
(4)アイレン(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\498
(5)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:D.O.セントラル・ヴァレー:10)\480
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
グリーンがかった、単調な色調のイエロー。
濃さは中くらいで、色味はシンプルで、均等に色がついている。
輝きは弱め。
粘性は中庸。
【香り】
カリン。
パイナップル。
甘い果実の印象。
グラスを回すとハーブのような爽やかな印象が出てくる。
柑橘系やミネラルの印象もある。
香りは弱めでフルーツ香が中心。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
フレッシュでシャープな辛い飲み口。
酸味は強めで、キツく、梨の芯のようなエグ味がある。
苦みが強く、後味にかなり強い苦みが残る。
グレープフルーツのようでもあるが、やや薬っぽい苦みでもある。
ボディは細くて弱めだが、芯はしっかりしている。
余韻は細く続く。
【判定】
外観はシンプルで、単一品種の印象。
香りは果実香中心。
最初の印象はシャルドネ。
マロラクティック発酵をイメージさせるクリームっぽい香りなどあり、ちゃんと造られるイメージ。
香りも雑味というか、余計な要素がなくて、高貴品種の印象。
味わいは残糖をほとんど感じない辛口で、伝統産地の印象。
このなかではフランスのヴァン・ド・ターブル。
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブランの全部入り。
確かにそんな感じがする。
あと可能性があるのはスペイン。
マカベオとアイレンは違う気がする。
そうなると、ソーヴィニヨン・ブランの単一品種が残るが、そんな感じではない。
ファイナルアンサーで、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン
で、ブー
スペインのソーヴィニヨン・ブランでした。
【総評】
アミゲーテ ソーヴィニヨン・ブラン 2009
AMIGUETE SAUVIGNON BLANC 2009
スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
ドラジェの通販で、500円で購入。
あんまりソーヴィニヨン・ブランっぽくないんですよね。
でも、グレープフルーツっぽさとか、スッキリとしてて細身のボディなんかは確かにソーヴィニヨン・ブランかも。
カミさんに価格感を聞いたら、980円。
500円で買った事を伝えたら、それはお買い得、というコメントでした。
確かにバランスが良くて、マイナス要素の少ない、低価格ワインですね。
気になる点としては、ボディが痩せ気味と、苦みが強い、くらいで、全体的なまとまりはとても良いです。
今日の晩ご飯は、トマトソースベースの、ポークのマスタード煮込み。
ナンとパスタと合わせて食べましたが、結構合いました。
同時に開けた、2500円のロゼよりもこのワインの方が先になくなっちゃいました。
コストパフォーマンスの高い、お買い得ワインだと思います。
2011/05/05
フルール・デ・シャン シャルドネ 2007 ハーフボトル
フルール・デ・シャン シャルドネ 2007 ハーフボトル
Fleure des Champs Chardonnay 2007 JEAN GAMET 375ml
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
OKストアで、ハーフボトルを300円くらいで購入。
【外観】
グリーンがかった若々しい色調の、中庸なイエロー。
輝きは強く、ギラギラしている。
フチはほぼ透明で、10mmくらい無色の幅がある。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
【香り】
バターリィ。
ミネラル。
スモーキー。
柑橘系。
パイナップル。
グラスを回すと、クリームっぽさが強くなる。
香りは強めで、厚みがある。
【味わい】
残糖を少し感じる、セック。
滑らかな口当たり。
酸味は穏やかで優しい。
トロリとした、ネクターのような口当たり。
アルコール度は高そう。
グレープフルーツのような苦みが残る。
余韻は少し続く。
【総評】
何だか王道のシャルドネ、って感じです。
ネクターのような、トロミのある飲み口に、バターリィでミネラリーな香り。
好き嫌いはあるかもしれませんが、一定のレベルは超えていて、誰もが美味しいって言いそうな味わい。
なんだか、スキのないまとまりですね。
フルボトルでいくと1000円を超えるイメージですね。
1500円くらいいくんじゃない、って感じ。
今日の晩ご飯はトンカツだったのですが、とんかつソースに良く合いました。
ソースの甘さとワインの持っている甘さがシンクロして、そこにレモンを絞ったような酸味と、ハーブの香りが食事にアクセントを与えます。
フライものに良く合いそう。
食事が終わって、ワインだけで飲んでたら、時々、悪臭系の香りが混ざるんですよね。
期間限定で、安売りしていたワインみたいですが、品質は悪くないと思います。
何か欠点があったのかな?
ジェイコブス・クリーク シラーズ ロゼ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCマルサネ:08)\2500
(2)シラーズ(豪:オーストラリア南東部:09)\914
の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
鮮やかな赤味の強い、バラ色に近いロゼ。
濃い色調で、クラレットに近い印象。
フチはほぼ無色。
輝きは強く、ギラギラしている。
粘性は弱め。
【香り】
ローズマリーのようなグリーン系のスパイス。
赤い果実。
フローラル。
グラスを回すとさらにスパイシーさが出てくる。
フルーツやフローラルよりは、香木やハーブのような印象が強い。
時間が経つと、フルーツゼリーのようなちょっと甘い印象が出てくる。
香りはそれほど強くないが、しっかりしている。
【味わい】
残糖がやや多めのセック。
フルーティでほんのり甘い、フレッシュな飲み口。
アルコール度は高めだが、バランスは良い。
酸味は、おだやかで、フレッシュ。
炭酸を含んでいて、爽やかさがある。
ボディはしっかりしていて、芯が強い。
後味はやや辛さが残る。
余韻は長めに続く。
【判定】
選択肢の少ないロゼのブラインドテイスティングは、ほぼ色で分かっちゃうんですよね。
買った段階で、色味はチェックしてるし・・
ロゼのワインって、色をキレイに見せるために、透明のビンが多いので、色あいも購入のポイントになりますよね。
しっかりした、鮮やかで濃い色調はすでにシラーズ決定。
ピノ・ノワールの方は少しサーモンで明るいロゼだったもの。
香りもスパイスやハーブの印象が強く、いかにもシラーズ。
味わいも甘さを感じる、ボディのしっかりしたタイプで、いかにもシラーズ。
ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ピンポン
まあ、当たりますわな。
【総評】
ジェイコブス・クリーク シラーズ ロゼ 2009
JACOB'S CREEK SHIRAZ ROSE 2009
オーストラリア:オーストラリア南東部
アルコール度:12.2%
ブドウ品種:シラーズ
OKストアで、914円で購入。
最初は強いかと思っていましたが、軽やかで、カジュアルなロゼです。
ただ、スパイシーなアクセントが効いていて、ただ飲みやすいだけじゃないところが、さすがジェイコブス・クリークですね。
バランスが良くて飲みやすいし、ワインの楽しみもちゃんと分かってるし、世界中で支持されているのがよく分かりますね。
うちで焼いた、明日の朝食用のベーコンとマスタードが入ったパンに合わせてみたら、バッチリ合いました。
食事にも合わせやすい?
今日の晩ご飯はとんかつ。
日頃から豚肉にはロゼが合うと思っているので、ちょっと楽しみにしてましたが、合わせてみると、ワインが辛くなってイマイチ。
トンカツって豚肉の味わいよりは衣の味の方が強いんですね。
一緒に飲んだシャルドネの方が良く合いました。
ただ、このワイン、食事なしでも十分美味しく飲めます。
コストパフォーマンスの高い、お買い得なロゼですね。
カミさんと二人で、あっという間に無くなっちゃいました。
2011/05/04
アトゥラ・ブラン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:06)\1280(6本セット@997円で購入)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(3)コロンバール50%、ソーヴィニヨン20%、ユニブラン20%、グロマンサン10%(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コート・ド・ガスコーニュ:09)\1080
(4)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500
(5)ソーヴィニヨン・ブラン(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\500
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
オレンジがかった、やや淡めのイエロー。
色味は弱く、少しグレーがかっている。
輝きもおとなしい。
粘性は弱い。
【香り】
オレンジ。
柑橘系フルーツ。
甘い果実香。
炭酸の印象。
グラスを回すと、クリームっぽい印象が出てくる。
白い花の香り。
香りは強くないが、フルーティで爽やか。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
強い酸味のある、キツイ口当たり。
ボディは細めでシャープ。
アルコール度はそれほど高くないが、後味にアルコールが残る。
少し炭酸を含んでいるような感じ。
余韻は短い。
【判定】
オレンジぽい外観は熟成感というよりは品種の持っている色の印象。
この中では、マカベオ。
香りは、甘いフルーツ感と華やかさを持っていて、イタリアっぽい感じ。
ソーヴィニヨン・ブランの印象ではない。
マカベオか、コロンバール。
味わいはかなり強烈な酸味。
酸っぱい感じ。
何となく、マカベオよりもコロンバールの方が近い?
価格感では、1000円前後。
香りも味わいも複雑な要素があって、複数品種のブレンドの印象がある。
ファイナルアンサーで、コロンバール、ソーヴィニヨン、ユニブラン、グロマンサン
で、ピンポン
コロンバールらしい、さっぱりした味わいですね。
【総評】
アトゥラ・ブラン 2009
ATURA BLANC 2009
フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コート・ド・ガスコーニュ
アルコール度:12%
ブドウ品種:コロンバール50%、ソーヴィニヨン20%、ユニブラン20%、グロマンサン10%
ドラジェのネット通販で、1080円で購入。
コロンバールやユニ・ブランって、安ワインの品種のイメージがありますが、最近はこれらの品種を使った、高品質なワインが増えていますね。
ソーヴィニヨン・ブランやシャルドネとは違う、独特な個性のある味わいになるので、ファンも多いのではないでしょうか。
このワインも、フレッシュなフルーツ感の中に、ハーブのような香りが個性的です。
丁寧に作ってある印象で、とても好印象ですね。
今日の晩ご飯は、自家製ぎょうざ。
ビールも一緒に開けたのですが、このワインは、とっても良くあいました。
お腹が膨れてきた後半は、ビールよりもこのワインの方に手が伸びる感じ。
ビール替わりになるワインですね。
すっきりとした酸味で、軽くて、食事の邪魔をしません。
さっぱりしてて、最後まで飽きずに、美味しく飲めました。
カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
確かに1000円ちょっと超えるくらいの価格感ですが、コストパフォーマンスは高いと思います。
素直な飲み口の、美味しいワインですね。
オススメです。
2011/05/03
アントニウム AOCサン・シニアン 赤 2009 カネ・ヴァレット(ブラインドテイスティング:外す)
(1)ムールヴェードル、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCサン・シニアン:09)\1500位(6本セット@997円で購入)
(2)カベルネ・フラン100%(仏:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ:09)\1380(6本セット@997円で購入)
(3)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(4)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若い色調の、透明感のある、濃いルビー。
色調は若々しい、ルージュ。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
タンニンが溶けきれてないような印象で、フチギリギリは透明。
粘性は中庸。
鮮やかで、派手な色調で、上質感のある外観。
【香り】
なめし革。
黒い果実。
スパイス。
グラスを回すと、ちょっとケミカルな、重い印象になる。
それが収まると、お茶のような、ハーブのような、花のような、華やかさのある印象が顔を出す。
茎っぽさと、スモークっぽさが特徴。
それほど強い香りでは無いが、存在感のある香り。
【味わい】
残糖を少し残した、セック。
まろやかで、上品な口当たり。
酸味はしっかりあるが、優しい印象。
タンニンはきめ細かく、滑らかで、穏やか。
ミディアムボディで、上品なまとまり。
アルコールの印象は最初ほとんど無いが、後からフワッと出てくるので、意外と強いかも。
ただ、バランスが良く、軽やかな口当たり。
後味はやや渋味が残るが、ジューシーさの方が勝っている。
余韻は細く長く続く。
【判定】
透明感があり、派手な色調は、何となくロワール。
香りは、複雑で華やか。
品種の特徴としては、茎っぽさとスモーク。
カベルネの印象がある。
個人的に感じてるカベルネ・フランの特徴の、哲学的な重み、みたいなものがある。
味わいは上品で、軽いまとまり。
とてもマイルドな飲み口。
上品なフルーツ感。
飲み口はちょっとカベルネ・フランって感じじゃない?
でも、少しヒンヤリとした、北の産地をイメージさせる味わいは、多分、ラングドック・ルーションではないだろう。
ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ブー
ムールヴェードル、サンソーのAOCサン・シニアンでした。
【総評】
アントニウム AOCサン・シニアン 赤 2009 カネ・ヴァレット
CANET VALETTE ANTONYME SAINT-CHINIAN 2009
フランス:ラングドック地方:AOCサン・シニアン
アルコール度:13%
ブドウ品種:ムールヴェードル、サンソー
ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1500円くらい。
ネタばれしてみると、いかにもラングドックのフルーティな陽気な印象のワインです。
ただ、いつも飲んでる、ヴァン・ド・ペイクラスにはない、上質感を持っていて、それで完全に惑わされました。
マイルドでフルーティ、だけじゃない、複雑性や上品な味わいをもっています。
一口目から普通に美味しい、って言われるワインですね。
その点ではニューワールドタイプと同じですが、飽きのこない、深みを持っている感じがあります。
いやー、このワイン、美味しいですね~。
息継ぎしないで、1本ゴクゴク飲めそうなくらい、スムーズな口当たりです。
もちろん、そんな事は間違っても、しちゃダメですけど。
すでにセーブして飲むモードに入ってきました。
普通に飲んだら30分で無くなりそう。
喉の渇きも癒えるような、自然なフルーティさ。
それでいて、ジュースっぽくない。
これは今までに無い感覚かも。
今日の晩ご飯はハッシュドビーフ。
軽いので、ちょっと負けますが、相性は悪くありません。
このワイン、あまり食事の邪魔をしないようで、マカロニサラダにも合いました。
力の無いワインなので、時間が経つと、味が落ちてくるので、あまり大事に飲むよりは、美味しい時に一気に飲んだ方がいいのかもしれませんね。
それと、酒石のような沈殿物が結構多いので、最後まで飲み切る時には、注意が必要ですね。
それにしても良いワインでした。
この生産者の他のワインも飲んでみたいですね。
2011/05/02
カンティーナ・デュエ・パルメ ネグロアマロ ロッソ サレント 2009(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)カベルネ・フラン100%(仏:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ:09)\1380(6本セット@997円で購入)
(2)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)ネグロアマロ(伊:プーリア州:IGTサレント:09)\950
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒に近く、フチだけ薄く、青味のあるバイオレット。
透明感はほとんど無いが、底光りするような輝きがある。
粘性は弱め。
【香り】
凝縮感のある果実香。
ブルーベリージャム。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
スパイス。
香りはそれほど強くないが、厚みがあり、濃厚な印象。
少し時間が経つと、香木のような、花のような、華やかな香りが出てくる。
【味わい】
残糖を多めに残すセック。
穏やかでフルーティなアタック。
甘さも感じる。
ミディアムボディ。
思ったほど強く無い。
アルコール度も低め。
酸味はしっかりしているが、穏やかで、フレッシュ。
タンニンは柔らかく、控えめ。
乾く印象はほとんど無い。
全体にフルーティで、ほんのり甘く、ジューシー。
余韻は短い。
【判定】
若々しく、濃い印象で、どれも候補。
香りは、香木のような南フランスをイメージさせる要素がある。
濃厚な造りだが、力強い品種はでは無いみたい。
これといって、決定的な要素は無い。
味わいは残糖を多めに残した、フルーティで甘く、軽い、ジューシーなタイプ。
まろやかな口当たりで、非常に飲みやすい。
まとまりとしてはニューワールドだが、軽めにまとまっていて、伝統産地をイメージさせる、品のようなものがある。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは外れて、カベルネ・フランも多分違う。
というか、これ、イタリアっぽい?
テーブルワインクラスの軽さで、フランスの3本は違う気がする。
ファイナルアンサーで、ネグロアマロ
で、ピンポン
軽い中にも個性のある品種です。
【総評】
カンティーナ・デュエ・パルメ ネグロアマロ ロッソ サレント 2009
CANTINE DUE PALME NEGROAMARO ROSSO SALENTO 2009
イタリア:プーリア州:IGTサレント
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ネグロアマロ
マルコホールで、950円で購入。
カミさんに感想を聞いたら、「軽いかと思ったら、ちょっと重いね」とのこと。
果実を煮込んだような、ジャムのような印象があるので、そこが重いと感じたポイントみたいです。
価格感は、850円。
1000円弱という点ではほぼ正解ですね。
私はすっかり、軽くてフルーティ、なんて思ってましたが、人によって感想は随分違うものです。
軽さの中にも、ひとクセある感じで、それがこのワインの個性になってますね。
ニューワールドのフルーティさとは、ちょっと違います。
今日の晩ご飯は、豚の生姜焼きだったので、パスタを茹でて、レトルトのポモドーロに合わせてみました。
ワインが甘いので、あまり食事に合うタイプではありませんね。
ちょっと甘さが気になってしまいます。
食事後に、ビーフジャーキーに合わせてみたら、これは良く合いました。
キューブチーズのトマト味をパンに乗せて合わせるとこれもやっぱり合いますね。
パンとチーズは、ワインにはほとんど合うんですけどね。
カジュアルな中にも、個性をもった、飲みやすいワインだと思います。
コストパフォーマンスは・・・個人的な意見としては、イマイチかな。
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