2011/05/28

ミル・ローズ メルロー 赤 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(2)テンプラニーリョ(スペイン:ムルシア州:フミーリャ:08)\1290
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)キャンベル(日本:岩手県:NV)\1131
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ミル・ローズ メルロー 赤 2008【外観】
若さのある色調の、濃いルビー。
色はほとんど黒に近いが、フチの5~8mmくらいは紫っぽいルージュ。
深い透明感があり、底がなんとなく見える。
粘性は中庸で、脚が多く現れるが長く残らない。

【香り】
フローラル。
ちょっとセメダインのようなケミカル。
スミレのような印象が強い。
黒いフレッシュな果実。
グラスを回すと、スミレからバラに変わるような感じ?
ユリのような濃厚なフローラル香のイメージもある。
ミネラルの印象も少し。
香りは強めで華やかだが、やや派手すぎる?

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ミディアムからフルボディ。
酸味はしっかりあり、味の基本になっている。
タンニンは弱めで、舌の真ん中がちょっと乾く感じ。
アルコールはちょっと強め。
ドライでシャープな印象のアタックから、酸味が続き、後味がやや乾く感じ。
余韻は少し続く。

【判定】
濃い外観からは日本のキャンベルは消える。
ベッタリ濃くなく、かすかに透明感を残す感じがポイントになる。

香りはフローラル中心。
ちょっと強すぎる感じ。
これだけフローラル香が強いと、ローヌあたりの印象で、そうなると3本あるラングドックか?

味わいはドライで、酸味が強め。
ボディはそれほど強くない。

メルローだと、もっと芯が強いてボディがしっかりしてくるとおもうので、ここはグルナッシュの2つに絞る。

シラーが入っているかがポイントだが、何となく入ってなさそう。

グルナッシュ、サンソーの、マイナーコンビのイメージ。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、サンソー
で、ブー

なんとメルローでした。

【総評】
ミル・ローズ メルロー 赤 2008
Domaine d'Emile et Rose Merlot 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1200円。

香りがとても華やか。
1000本のバラ、という名前の生産者ですが、香りを嗅ぐと納得ですね。

ただ、華やか過ぎて、ちょっと日本人にはキツめ?
後味に薬のような苦みも残ります。

ケミカル香りと後味の苦みは、カミさんが「これ飲んでも大丈夫?」って気にするくらい。
価格の印象は、780円で、「香りと後味が悪くて、美味しくない。」というカミさんの評価です。

時間をおくと、変わってくるかと思いながらも、結局、苦くて飲めないので、他のワインも開けてしまいました。

今日の晩ご飯は煮込みハンバーグ。
食事と合わせると、後味の苦みも気にならなくなって、美味しく感じます。

同時に開けたチリのカベルネ・ソーヴィニヨンよりは、香りで食事を立たせるタイプ。

良いところがあるのですが、時間が経つと、ますます、ケミカルな、ゴムっぽいような香りが強くなってきました。

グラスに置いて、相当時間を置いても香りはまだケミカルな印象。
ただ、飲み口は苦みが取れて、マイルドになってきました。

一日置いて、また飲んでみようかな。

で・・・

次の日も飲んでみましたが、後味の薬っぽい苦味は変わらず。
カミさんが「料理酒にもしたくない」ってくらいの苦味。

他のワインでも経験がありますが、この苦味って何なんでしょうね?

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