2011/05/02
カンティーナ・デュエ・パルメ ネグロアマロ ロッソ サレント 2009(ブラインドテイスティング:当てる)
(1)カベルネ・フラン100%(仏:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ:09)\1380(6本セット@997円で購入)
(2)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)ネグロアマロ(伊:プーリア州:IGTサレント:09)\950
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒に近く、フチだけ薄く、青味のあるバイオレット。
透明感はほとんど無いが、底光りするような輝きがある。
粘性は弱め。
【香り】
凝縮感のある果実香。
ブルーベリージャム。
グラスを回すと、生っぽい動物香。
スパイス。
香りはそれほど強くないが、厚みがあり、濃厚な印象。
少し時間が経つと、香木のような、花のような、華やかな香りが出てくる。
【味わい】
残糖を多めに残すセック。
穏やかでフルーティなアタック。
甘さも感じる。
ミディアムボディ。
思ったほど強く無い。
アルコール度も低め。
酸味はしっかりしているが、穏やかで、フレッシュ。
タンニンは柔らかく、控えめ。
乾く印象はほとんど無い。
全体にフルーティで、ほんのり甘く、ジューシー。
余韻は短い。
【判定】
若々しく、濃い印象で、どれも候補。
香りは、香木のような南フランスをイメージさせる要素がある。
濃厚な造りだが、力強い品種はでは無いみたい。
これといって、決定的な要素は無い。
味わいは残糖を多めに残した、フルーティで甘く、軽い、ジューシーなタイプ。
まろやかな口当たりで、非常に飲みやすい。
まとまりとしてはニューワールドだが、軽めにまとまっていて、伝統産地をイメージさせる、品のようなものがある。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは外れて、カベルネ・フランも多分違う。
というか、これ、イタリアっぽい?
テーブルワインクラスの軽さで、フランスの3本は違う気がする。
ファイナルアンサーで、ネグロアマロ
で、ピンポン
軽い中にも個性のある品種です。
【総評】
カンティーナ・デュエ・パルメ ネグロアマロ ロッソ サレント 2009
CANTINE DUE PALME NEGROAMARO ROSSO SALENTO 2009
イタリア:プーリア州:IGTサレント
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ネグロアマロ
マルコホールで、950円で購入。
カミさんに感想を聞いたら、「軽いかと思ったら、ちょっと重いね」とのこと。
果実を煮込んだような、ジャムのような印象があるので、そこが重いと感じたポイントみたいです。
価格感は、850円。
1000円弱という点ではほぼ正解ですね。
私はすっかり、軽くてフルーティ、なんて思ってましたが、人によって感想は随分違うものです。
軽さの中にも、ひとクセある感じで、それがこのワインの個性になってますね。
ニューワールドのフルーティさとは、ちょっと違います。
今日の晩ご飯は、豚の生姜焼きだったので、パスタを茹でて、レトルトのポモドーロに合わせてみました。
ワインが甘いので、あまり食事に合うタイプではありませんね。
ちょっと甘さが気になってしまいます。
食事後に、ビーフジャーキーに合わせてみたら、これは良く合いました。
キューブチーズのトマト味をパンに乗せて合わせるとこれもやっぱり合いますね。
パンとチーズは、ワインにはほとんど合うんですけどね。
カジュアルな中にも、個性をもった、飲みやすいワインだと思います。
コストパフォーマンスは・・・個人的な意見としては、イマイチかな。
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