2011/05/08

シャトー・オー・グラン・シャン 白 2006(ブラインドテイスティング:外す」)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCプイィ・フュッセ:08)\2450
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:06)\1280(6本セット@997円で購入)
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(4)トレッビアーノ、ヴェルディッキオ、シャルドネ(伊:マルケ州:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\980
(5)シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\638

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・オー・グラン・シャン 白 2006【外観】
ほんのりグリーンがかった、中庸な濃さのイエロー。
色味はシンプルでフチまで色がついている。
輝きは大人しい。
粘性は中庸で、脚が多く現れるが、すぐに消える。

【香り】
柑橘系。
ほんのりスモーキー。
ミネラル。
香りは弱め。
グラスを回すと熟したカリンのような香り。
ちょっと傷みかける前くらいまで熟した果実のような印象。
爽やかなハーブ香。
香りは弱めだが、上品な印象。

【味わい】
残糖をわずかに残すセック。
軽くてスッキリした飲み口。
やや水っぽい。
ボディは細くて弱い。
酸味は強めで、少し荒い印象。
後味に苦みが残る。
アルコール度は低めだが、後味に少し残る。
フルーティさは少なく、酸っぱく辛い飲み口。
余韻は短い。

【判定】
若々しい外観からは2006年ボルドーは消える。

カリンのような香りと少しスモーキーな印象はシャルドネが近い。
ただ、果実が熟れきったような、ちょっと傷みかけたような独特な印象があり、このワインの特徴になっている。

この中では、ヴェルデホの入ったスペインとイタリアが怪しい?

飲み口はとても軽く、やや水っぽいくらいで、価格的には安く感じる。

そうなるとフランスのヴァン・ド・ターブルが候補になる。

時間が経つと、花のような華やかな要素が出てきた。

全体の印象はイタリアっぽさは無い。

青草香が出てきて、ソーヴィニヨン・ブランが入っている印象。

ソーヴィニヨン・ブランとセットになっているのは、ヴェルデホか、シャルドネ、グルナッシュ・ブランか?

ここは価格の印象で判定することにする。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン
で、ブー

なんとボルドーでした。

【総評】
シャトー・オー・グラン・シャン 白 2006
CHATEAU HAUT-GRAND-CHAMP SAUVIGNON BLANC 2006

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1280円。

ボルドーのソーヴィニヨン・ブランって、特徴がつかみずらいですよね。
セミヨンが混ざっているのがスタンダードで、単一品種でも青草香を抑えてあるものが多かったりしますね。

今回、生産年を外したのがちょっと痛いかも。

5年前のワインなんですが、2~3年前くらいのイメージで考えてました。

色味がグリーンっぽかったからなんですが、ソーヴィニヨン・ブランだと5年熟成くらいでも緑っぽさを残しているみたいです。

香りにあった、熟しきった果実のような印象が熟成のサインだったのかもしれません。
これは品種の特徴じゃなくて、熟成の特徴だったのかも。

確かに外観も、香りも、ちょっと落ち着いた大人っぽい感じですね。

ちょっと物足りなく感じた飲み口も、熟成して落ち着いた飲み口だったのでしょうか。

今日の晩ご飯はカツオのたたき。
もちろん、合いません!

生臭さの強い魚とワインって、やっぱり合わせにくいですよね~。

軽めなワインなので、家庭料理にも合いそうな気がします。
パスタとか、フライ系とかには合いそう。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円でぴったりでした。

ボリューム感とか、香りが強ければ1500円越えだけど、バランスは悪くない、という評価です。

このワイン、悪くないんですが、あまり魅力も無いかも・・

いまどき、ワインも個性を主張してなんぼ、みたいなところがありますので、もう少し自己主張したら、って感じがしますね。

悪くないワインですが、リピートしたいって思わせる要素が少ないかも。

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