2011/05/15

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)カベルネ・フラン100%(仏:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ:09)\1380(6本セット@997円で購入)
(2)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(3)グルナッシュ、サンソー(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)カリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:09)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ【外観】
若い色調の濃いルビー。
色味は濃く、フチはバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は高めで、脚が長く残る。

【香り】
黒い果実。
ブラックベリー。
香木のようなグリーン系のスパイス。
かなり青っぽい香りがある。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
フローラルの印象。
少し刺激的で、華やかな香り。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ドライで、さっぱりとしたアタック。
ミディアムボディ。
酸味はやや強めで、少しキツい。
タンニンは細かいが、しっかり効いていて、舌の表面全体が乾く感じ。
アルコール度は低め。
最初のアタックはキツめだが、後で柔らかくなって、後味はジューシーさが残る。

【判定】
深い透明感を持っているので、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは外れる。

香りは香木のようなグリーン香が特徴的。
カベルネ系のような気がするので、そうるすとカベルネ・フラン。

味わいはかなりドライ。
アルコール度は抑えてあって、大人なまとまりはフランスっぽい。
ラングドックの南の印象ではなく、北の産地のイメージがあって、ロワールが候補になる。

メルローやグルナッシュだとフルーツ香が主体となるので、多分違うだろう。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

カベルネ系のグリーン香がポイントですね。

【総評】
サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ
SAINT NICOLAS DE BOURGUEIL LES MONTILS 2009 Domaine de la Cotelleraie

フランス:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・フラン

ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。
ネットでの実売は、1380円。

華やかさを持っている、カベルネ・フランです。

力みの無い、大人なまとまりですね。

カベルネ系のグリーン香が、華やかさを持った香木のような香りになってます。

この、香木のような感じって、時々出会うのですが、カベルネ・フランの品種の特徴というよりは、醸造や熟成由来なんでしょうか。
南西地方のワインとか、ラングドックのワインにもよくあります。

いままでは、カベルネ・フランの印象は、哲学的で内向的、って感じだったのですが、このワインは社交的な印象がありますね。

今日の晩ご飯は肉団子。

醤油味が強めで、油脂分が少ないせいか、全体的にちょっと辛めになります。

デザートで食べたチーズケーキの方が良く合いました。

ワインだけで飲んでいると、だんだんフルーティさが出てきて、飲みやすくなりました。

でもタンニンが強めなので、ワインだけで飲んでると、ちょっと渋味がたまってくる感じになりますね。

美味しいワインです。

コストパフォーマンスもとても高いのではないでしょうか。

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