2009/05/31

マッジョ ピトイ ビアンコ 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
・トロンテス(アルゼンチン:07) \1280
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・インソリア70%、シャルドネ30%(伊:シチーリア州:I.G.T.シシリア:03)\598(特売品)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マッジョ ピトイ ビアンコ 2003
【外観】
黄金がかった、やや落ち着いた色調の、濃い黄色。
ディスクの厚みは普通。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
濃い色調ながら、フチはほとんど無色。

【香り】
熟成感のある、ややスパイスの効いた第一アタック。
フルーツはアプリコットやパイナップル。
やや加熱されたような印象もある。
ちょっと癖のあるハーブのような印象。
香りはあまり強くは無い。

【味わい】
まろやかで軽い口当たりだが、酸味が強く、後味は苦味と共に酸味が残る。
セックで、残糖は少なめ。
舌の両脇に苦味が強く感じられる。
熟成感があり、樽のニュアンスも感じられる。
余韻はほんのりと少し続く。

【判定】
熟成感のある外観からは、2004年ボルドーと、2003年イタリアが候補。
香りの印象はやや南国系の果実とスパイス。
樽の印象もあるが、何となくイタリアっぽさがある。
飲んだ印象では、酸味と苦味が特徴。
ボディもあまり厚くなく、スレンダーな感じ。
イタリアはインソリアという聞きなれないぶどう品種。
飲んだ事無いと思うけど、何となくイタリアっぽい?

ファイナルアンサーで、イタリア。
で、ピンポン

ちょっと熟し過ぎたイタリアですね。

【総評】
マッジョ ピトイ ビアンコ 2003
Maggiovini PITHOI Bianco 2003

イタリア:シチーリア州:I.G.T.シシリア
アルコール度:12%
ブドウ品種:インソリア70%、シャルドネ30%

リカーランドトップで、ワゴンセール特売、598円で購入。

ワゴンセールで安かったのでついつい買ってしまいましたが、このクラスの白で、6年前のワインってのはさすがにピークを過ぎてる印象です。

ワインは悪くないので、痛んでいるという印象ではありません。
一番いい時期に飲めば美味しかったんだろうな~、って感じがします。

ちょっとシェリーっぽいんですよね。
ナッティな香りがちょっとあって、充分に熟成された印象と相まってシェリーっぽさを感じるみたいです。

温度が高いと重い印象が強くなるので、ちょっと冷やしてみました。
冷たくなると飲みやすくなって、過熟したような印象も少なくなります。

口当たりはまろやかなので、重い印象が無くなれば美味しく飲めますね。

伝統的なイタリアワインというよりは、やや現代的なニュアンスのワインだと思います。

やや難アリなワインとはいえ、598円では味わえないクラスなので、充分お買い得感のあるワゴンセールですね。

ワインのラベル壁紙(Wallpaper) レザー(革)バージョン

ワインのラベル壁紙のレザー(革)バージョンを作ってみました。
リクルート・エージェントからもらった革のマウスパッドが素材です。
(会社には秘密)

ラベルは第一弾のドメーヌ・ルフレーヴ(Domeine Leflaive)と、第二弾のルイ・ジャド(LOUIS JADOT)。

レザーの質感でちょっと大人を演出??

■ブラウンレザー:ドメーヌ・ルフレーヴ(Domeine Leflaive)
ワイン壁紙 ドメーヌ・ルフレーヴ

■ブラックレザー:ドメーヌ・ルフレーヴ(Domeine Leflaive)
ワイン壁紙 ドメーヌ・ルフレーヴ

■ブラウンレザー:ルイ・ジャド(LOUIS JADOT)
ワイン壁紙 ルイ・ジャド

■ブラックレザー:ルイ・ジャド(LOUIS JADOT)
ワイン壁紙 ルイ・ジャド

■おまけで、ウチのキャラクター「ワインぐま」バージョンです。
ワイン壁紙 ワインぐま

2009/05/30

ワインテイスティング―ワインを感じとるために

 
ワインテイスティング―ワインを感じとるために (単行本)
佐藤 陽一 (著)
ワインテイスティング―ワインを感じとるために (単行本)
面白さ : ★★★★☆(4)
資格試験役立ち度 : ★★★★☆(4)
オススメ度 : ★★★★★(5)

ページ数:248ページ
定価:3570円(税込)

ちょっと高いので、買うかどうか迷っていましたが、手元に来た途端に手放せない一冊になってしまいました。

ワインのテイスティングをこれだけ詳しく解説している本は他にないでしょうね。
すごい、厚い内容です。
プロの知識が凝縮されている感じ。

ワインの色をディスクの厚みが分かるようにカラーで掲載しているとか、香りの要素を写真で紹介している、といった、ビジュアル面が話題になっていましたが、技術的な解説が分かりやすく詳細に書かれているテイスティングのバイブルと言えるのではないでしょうか。

テイスティングの表現は、これからはこの本がお手本ですね。
(覚えるのは大変そうですが・・・)

ちなみに資格試験の役立ち度を4点にしているのは、ちょっと専門的すぎて、試験にはここまで必要ないのかなと思ったからです。
でも知っていて損のない知識ばかりなので、深くワインテイスティングを勉強したい人には、超オススメです。

現在のワイン事情などがしっかり取り入れられている所も実用的。
伝統的に欠点の表現として扱われていた「草のような」が、現在は一つの個性として扱われている、という記述があって、今までもやもやしていた部分がすっきりしました。
なーんだ、使っていいんだ、みたいな。

情報化時代で、世界各地で最新の醸造方法が取り入れられ、地域での差が少なくなっているというコメントもあり、テイスティングが難しくなっているという事にも触れていましたね。

まだまだ、これからしっかり読み込みますが、とても勉強になる一冊です。


思ったより厚い本です。


図解を入れて分かりやすく説明してあります。


香りの要素の写真が入っています。
写真じゃ香りは分からないので必要ないだろ、って思っていましたが、写真を見る事でちょっと香りのイメージが沸きますね。


ルビーなのか、ルージュなのか、ガーネットなのか、写真があるのでイメージがつかめます。

でもこの本の本当の実力は、ビジュアル部分ではありません。
佐藤陽一さんのテイスティングノウハウがたっぷり詰まった一冊です。



■関連情報(ワインエキスパート二次試験)


ルイ・マックス ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ルージュ 2001(ブラインドテイスティング:当てる)

・マスカットベリーA(日本:甲府市:酒折町:07)\1780
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・シャロネーズ地区:ブルゴーニュAC:01)\1480(特売品)
・グルナッシュ、シラー、カリニャン(仏:コート・デュ・ローヌAC:07)\1280
・ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ルイ・マックス ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ルージュ 2001
【外観】
オレンジ色がかった、ルージュ。
透明感があり、底まではっきり見える。
熟成感を感じる。
色味は落ち着いている。
グラデーションはなだらかで単一品種の印象。
粘性は高く、脚はゆっくりと降りてくる。

【香り】
赤系と黒系の果実。
ブルーベリーくらい?
きのこ。
腐葉土。
ヴァニラの香りもほんのり?
オリエンタルスパイス。

【味わい】
ミディアムボディ。
酸味が支配的。
アルコール度もやや高め。
セックながら、ほんのりとした甘みがある。
タンニンはきれいに溶けている。
後味は酸味が残り少しジューシー。

【判定】
熟成感があって、透明感の強い外観からは、ピノ・ノワールの2001か、ガメイの2000。
香りの印象は熟成感のあるピノ・ノワール。
ガメイっぽさは少ない。
ただ、飲んだ印象ではガメイも候補かな~、とちょっと迷う。
熟成したガメイってほとんど飲んだ事がないので、やはり素直に選んでおくか。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

特売のワゴンセールで買ったブルゴーニュですが、なかなかいい感じ。

【総評】
ルイ・マックス ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ルージュ 2001
Louis Max Cote Bourgogne Chalonnaise 2001

フランス:ブルゴーニュ地方:コート・シャロネーズ地区:ブルゴーニュAC
アルコール度:不明
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、ワゴンセール1480円で購入。

ちょっと酸化してる感はありますが、熟成したブルゴーニュの奥深さをちょっと感じて、なかなかいい感じ。
元の価格は2500円から3000円くらいでしょうか。

深みのある香りの裏には、悪臭系の要素がある事が多いのですが、ちょっと微妙に気になる部分が・・

ややブショネ?
いや、ちょっとゴム臭のような感じでしょうか。

全体的には魅力的なワインなので、もう少し様子を見てみよう。

今日の晩御飯はメンチカツ。
邪魔はしないけど、いまいちかな。

おつまみに、スモークレバーを買ってあったので、それに合わせても・・・ちょっと「?」な感じ。

クラッカーに載せてみたら、今度はワインが強すぎてダメ。
刻んだトマトとスモークレバーをクラッカーに載せてみましたが、結局ワインが強い。

スモークレバーに強さを出すためにフライパンでソテーしてみたら、これがバッチリ合いました。
さらにバジルなど振ってみたら、とてもGOOD。

ソテーして香りが強くなったスモークレバーと合わせると、ワインがとてもフレッシュな味わいになります。
引き立てながら裏に回るような印象。

やはりブルゴーニュはおいしい料理があって、活きてくるのかもしれませんね。

さらにこのワイン、少し冷やした方が美味しいみたいですね。
8年熟成しているのですが、いまだにフレッシュな印象を持っていて、温度が低めの方がワインが活き活きしてきます。

特売のワインでしたが、熟成したブルゴーニュを楽しませてもらいました。

2009/05/29

ボッター・カルロ キャンティ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・グルナッシュ、シラー、カリニャン(仏:コート・デュ・ローヌAC:07)\1280
・ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・品種不明(イタリア:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ:NV)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボッター・カルロ キャンティ 2007
【外観】
濃い外観。
底が見えない程度だが、深い透明感は感じる。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
雫に色素が残る。
フチは青みを感じる紫。

【香り】
赤系の果実。
なめし革。
ほんのりケミカル。
グラスを回すと、生っぽい動物香が立ってくる。
グリーンっぽさも感じる。

【味わい】
なめらかな口当たりのミディアムボディ。
セックで残糖は少ない。
タンニンは柔らかいがしっかりしていて、飲んだ後は乾いた印象になる。
酸味も柔らかく、全体に柔らかいバランスでまとまっている。
余韻は短い。

【判定】
濃い外観からはローヌ。
香りは最初果実香主体で、その後、生っぽい動物香。
グルナッシュとシラーの組み合わせ。
やや香りが単調なのが気になるが、グルナッシュの比率が多いのかも。
味わいは柔らかく、タンニンがわりとしっかりしている。
かなりドライな印象なのでシラーの感じではないが、グルナッシュのような果実味は感じる。
他の可能性としては、品種不明のイタリア。
でも価格帯の印象ではさすがに違うだろう。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、カリニャン
で、ブー

え~、まったく想定してなかったキャンティ・・・

【総評】
ボッター・カルロ キャンティ 2007
Botter CASA VINICOLA CHIANTI 2007

イタリア:トスカーナ州:キアンティDOCG
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア

リカーランドトップで、1180円で購入。

キャンティらしくない、キャンティですが、わりと美味しいワインです。

フルーティで口当たりがまろやか。
イタリアっぽくないまとまりで、ちょっとニューワールドワイン的な印象があります。
最近スペインではニューワールド的なワインが増えていますが、イタリアもしかり、って事でしょうか。

それをいうとフランスも最近そういうタイプが増えてますね。
だんだん、伝統的な国の特徴が薄れてきてるって事かもしれませんね。

まあ、低価格ワインに各国代表のテイストを求めてはいけません。
美味しく飲めれば充分です。

でもなんか、ついついニューワールドワインを飲んでいるような錯覚に陥ってしまいますね。

今日の晩御飯はトリの竜田揚げ。

やや甘辛のタレなので、甘さが強調されていまいち。
ワイン単体で飲んだときはセックな印象が強かったのですが、料理に合わせるとちょっと甘い感じになります。
アルコールの甘さかとも思いましたが、12.5%と、それほど高く無いんですよね。

大根サラダは問題外で合いません。
大根の辛さにワインが完全に負けてしまいます、って当たり前か。

料理には合わないので、我が家の定番おつまみ、ストリングチーズのバジルがけに合わせてみました。
これも、なんというか、近くまでくるけど仲間に入らない、みたいな合い方です。

他に合わせるものは無いかと探したら、明日の朝のパンが焼いてあったので、ちょっと失敬。
ちょっと甘いパンだったのですが、これが意外と良く合いました。

やはりワインにはパン合わせておけば大丈夫って事でしょうかね。

パンの控えめな甘さがワインの甘い印象とマッチして、ちょっとヨーロッパな合い方。
トレビアーンな感じです。

ニューワールド的な印象は好き嫌いがあるもしれませんが、良く出来たワインだと思います。

2009/05/27

ルージュ・ド・フランス 赤 NV

ルージュ・ド・フランス 赤 NV
ROUGE DE FRANCE NV


フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明

大丸ピーコックで、628円で購入。

【外観】
やや濃いルビー色。
底まではっきり見えるくらいの透明感。
色味は単調。
ディスクは極端に薄い。
粘性は弱く、さらっとしている。
雫に色素が残る。

【香り】
ケミカル。
ややなめし革。
赤い果実。
キャンディ。
グラスを回すと動物香が強くなる。
硫黄の印象も強い。

【味わい】
ライトボディ。
酸味がしっかりしているが、ややフレッシュさは弱い。
タンニンは柔らかいというか、少ない感じ。
後味はやや水っぽい。
余韻はほとんどなし。

【総評】
冷やした方が美味しいタイプかな、と冷蔵庫で冷やしてみました。
飲みやすくなりますが、軽さが強調されて、いいんだか悪いんだか、って感じです。

今日はコンビニのモッツァレラトマトスパですが、ちょっと体力負けします。

でも、軽いワインなので、口をさっぱりさせる、という合わせ方ではバッチリいけますね。
ストリングチーズのスモークに合わせると、ちょっとケミカルでゴムっぽい印象が強くなります。

ホントは逆なんでしょうが、トマトみたいにワインをフレッシュに感じさせる要素がないと、合いにくいみたいですね。

このワイン、フレッシュ感は弱くケミカルな印象が強いでしょうか。
ライトで、ジュースっぽい飲み口ですが、わりと硬派なまとまりなんですよね。
ちゃんとワインというか。

価格なりの品質感というか、600円台としては問題ないワインだと思います。

2009/05/26

シャトー・ル・ラーズ(ブラインドテイスティング:外す)

・トロンテス(アルゼンチン:07) \1280
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(フランス:南西部:ベルジュラックAC:ビンテージ不明)\1180
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\630(6本セット3780円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ル・ラーズ
【外観】
濃い黄色。
ややベージュがかっている。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
フチに向かって無色になっている。

【香り】
濃厚な果実の香り。
マスカットやライチ、パイナップルのような印象もある。
グラスを回すと少しクリーミーな印象が出てくる。
少しオリエンタルな印象のハーブ。
なんとなくミネラル。
クールな印象。

【味わい】
見た目や香りよりは軽い印象の飲み口。
まろやかで、クリーミーな口当たり。
酸味はしっかりしているが穏やか。
飲み終わったあとにやや重いアルコールの印象があり、わりと力を持っている感じ。
余韻はわずかにある。

【判定】
色が濃く、少しベージュというかオレンジのような印象があるが、熟成した色味ではなさそう。
香りは、ヴィオニエやゲヴュルツトラミネールのようなアロマティック品種の印象。
これはトロンテス?

でも飲んだ感じでは、やや熟成感を感じる。
そうなると、急に04のボルドー?

フルーツの競演のような最初の香りがおさまると、次はややグリーンっぽい、さらにスモーキーな印象に変わってくる。
この変化はやはり熟成してるワインかも。
しかもとてもソーヴィニヨン・ブランの印象が強くなる。

口当たりはまろやか。
でも酸味はしっかり。
ボディはそんなにグラマーじゃない。
これは熟成したソーヴィニヨン・ブランか。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

惜しい、ベルジュラックのソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンでした。

【総評】
シャトー・ル・ラーズ(収穫年不明)
CHATEAU LE RAZ

フランス:南西部:ベルジュラックAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

ジャスコで、1180円で購入。

なるほど、セミヨンが混ざっているのを感じ取れないとこれは当たりませんね。
まあ、普通分からないと思いますけど・・・

まず、外観の濃さは南で収穫されたのが一つの要因でしょうか。
それから、厚みのある果実香は、セミヨン由来なのかな。
ちょっとデザートワイン的な香り、とでも言いましょうか。

ヴィンテージが分かっていたらこのワインも候補になっていたのでしょうが・・残念です。

それにしてもこのワイン、ヴィンテージが分からないんですよね。
あれ?A.O.C.ワインって収穫年表示はしなくて良かったっけ??(勉強不足)

いわゆる金賞ワインなのですが、受賞は2008年。
まさかこの熟成感で2008って事はないでしょうから、複数のヴィンテージのブレンドなんでしょうかね。

カミさんに感想を聞いたら、価格は1200円くらい、バランスはいいけど、いまいちしまりがない、合わせる料理が思い浮かばない、でした。

クリーミーさがありながら、苦味もちょっと強くて、単純にクリーム系の料理に合う、という訳でも無さそうです。
料理が苦味を抑えられれば大人しくなって、逆に苦味を抑えきれない料理だと、ちょっとワインがあばれる感じでしょうか。
酸味もやや弱いので、フライのようなレモンを絞って美味しい、という合い方もしなさそう。

個人的には、かにグラタンに合いそうな気がするんですよね。
合わせてないので、まったくの推測ですが。
単に今食べたいだけだったりして。

ちょっとピンボケなまとまりなんですが、「でもいいひと」みたいな、憎めないキャラクターです。

料理によっては化けるかもしれません。

コストパフォーマンスは高いと思いますので、ワインに大して寛容で、ふところの深い人にはオススメでしょうか。

2009/05/24

ロ・ヌエストロ ガルナッチャ ティント ホーヴェン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・マスカットベリーA(日本:甲府市:酒折町:07)\1780
・ガメイ70%、ピノノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:07)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロ・ヌエストロ ガルナッチャ ティント ホーヴェン 2007
【外観】
濃い外観。
黒っぽく、フチは赤味が強い。
深い透明感があり、底がぎりぎり見えるくらい。
ディスクは薄く、粘性は中くらい。

【香り】
生食ぶどうのような印象。
カラメル。
タバコの葉。
なめし革。
加熱したような果実香。
グラスを回すとなめし革のような印象が強くなる。
香木のようなスパイスの香り。

【味わい】
滑らかで柔らかい口当たり。
酸味がフレッシュで、爽やかさを感じる。
セックながらフルーティな甘い印象がある。
アルコールはわりと強そう。
余韻は短い。
後味にブドウの皮のような渋みとエグミのようなものが残る。

【判定】
色が濃いながらも深い透明感があるという点ではどれも候補。
とはいえ、ブルゴーニュがちょっと外れるかも。

香りは、生食ブドウのような印象。
マスカット・ベリーA、あるいはガメイのような感じ。
しっかり造りこまれているようで、樽熟成の印象も強いが、嫌味ではない。

味わいはやや甘さとフルーティさが、ブドウの印象をそのまま残した感じ。
悪い意味ではない、ブドウジュースのようなフレッシュさを感じる。

かなりマスカット・ベリーAがあやしい。
ただ、強いなめし革の印象は、ピノ・ノアール。
そうなると、ガメイとブレンドされたブルゴーニュもあやしい?

ただ、飲み口がニューワールドっぽい、フルーティさを前面に出したタイプ。
そうなるとガルナッチャも候補になって、だんだん混乱してくる。

生産年で見ると、ブルゴーニュは2000年なので、これは違う。

となると、マスカット・ベリーAとガルナッチャの2択。
動物香がだんだん野性的になってきているので、これはガルナッチャ?

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ
で、ピンポン

おお、逆転勝利。

【総評】
ロ・ヌエストロ ガルナッチャ ティント ホーヴェン 2007
Lo Nuestro Garnacha Tinto Joven 2007

スペイン:ナバラ州:ナバラDO
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルナッチャ

リカーランドトップで、1080円で購入。

最近のスペインに良くある、ニューワールドテイストの、フルーティさいっぱいのワインです。

13%もアルコール度があるのに、とても軽い印象があります。
気が付くと思ったより酔っ払っているという、ちょっとデンジャラスなタイプ。

飲み物としては完成度が高いと思いますが、ワインとしては好き嫌いが分かれるところかもしれません。

ジュースっぽさが強いので、だんだん飽きてきそうな感じかな、と思っていましたが、ベタベタした甘さの印象はなく、すっきりしているので、どんどん飲んでしまいます。

カジュアルに楽しむには良い1本ではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

http://item.rakuten.co.jp/hashimotoya/8413393100073/#8413393100073

※サイトより引用
パフォーマンス高きガルナッチャ!
雑誌ペインで5つ星★★★★★連発の高評価ボデガ!

スペインのレリン地域に1956年に小さな醸造所所有者の一つのグループが立ち上げたボデガです。
畑は現在ナバーラに510ヘクタールを所有し、その土壌はアルシーリョカルカレアという砂混じりの泥灰土、そして石の多い起伏地となっており、かつ南向きと非常に恵まれた環境になります。

深いルビー色で、フルーティーでありながら、ハーブやスパイスのニュアンスをもつワインです。
熟した森の果実のアロマが強くパワフルな元気なワインです。
スパイシーなソーセージやステーキなどと合わせるのが理想的です。

2009/05/22

M.シャプティエ コート・デュ・ローヌ”ベルルーシュ”ブラン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・グルナッシュ・ブラン50%クレレット30%ブールブラン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\1560
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\630 (6本セット3780円)
・品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

M.シャプティエ コート・デュ・ローヌ”ベルルーシュ”ブラン 2007
【外観】
やや淡めの、中庸な黄色。
色味は大人しく、ややグレーがかっている。
粘性はわりと強く、脚がゆっくりと降りてくる。
ディスクは薄め。

【香り】
ミネラル。
柑橘系。
スモーキー。
青草香。
グラスを回すとよりグリーンっぽさが強くなる。

【味わい】
酸味が強く、シャープな味わい。
やや重く、キレの悪い感じ。
後味にアルコールの印象が残る。
ちょっと甘い印象がありそれが重さになっている。
余韻は短い。
飲んだときには苦味を感じるが後味にはあまり残らない。

【判定】
外観から若々しさを感じるので、04のボルドーは違うか。
香りはソーヴィニヨン・ブランの印象。
ただ、ブレンドされている感じ。

そうなると、ヴァン・ド・ターブルだが、ワインの力はもうちょっと上の印象?

味わいはアルコールの印象が強く、コロンバールを使ったワインのような感じがある。
そうなるとますますヴァン・ド・ターブル。

スペインのヴィノ・デ・メサは少し甘いはずなので、ここはフランスのヴァン・ド・ターブルか。
飲み口もアルコールは強めだが、ストラクチャーというか芯のようなものはやや弱い。

ファイナルアンサーで、フランスのヴァン・ド・ターブル
で、ブー

ひぇ~、シャプティエのコート・デュ・ローヌでした。。。

【総評】
M.シャプティエ コート・デュ・ローヌ”ベルルーシュ”ブラン 2007
M.CHAPOUTIER Cotes du Rhone"Belleruche"Blanc 2007

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン50%クレレット30%ブールブラン20%

リカーランドトップで、1560円で購入。

ギガルもそうなんですが、ローヌのワインって最初の1杯の評価が難しいんですよね。
飲む進むと、良さがじわじわ出てくるのですが、最初の一口目の評価が厳しい。

にしても、テーブルワインと間違えるってのは・・・

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランみたいな「華」が無いからでしょうか。

飲むにつれて良さが分かってきます。
特に、食事に合わせるとさらに真価が出る感じ。

今日の晩御飯は親子丼だったのですが、割と問題なし。
(そんなものに合わせるな、って言われそう・・)

ポテトサラダには良く合いましたね。

ただ、そのまま飲むとやはりちょっと重い印象が出てきます。

特にグラスに入れて時間が経つと重さが出てくる感じ。
香りも若干、水っぽい、生っぽい印象が出てきます。

やはり全体的に、バランスがちぐはくな印象なのかな?

度数も高すぎるのか、妙にアルコールが浮いてるようなイメージです。

このベルルーシュシリーズは良い印象が強かったのですが、今回は微妙。。。

是非ともまた買いたい!というところまではいかないかな?

【追記】
あんまり美味しくない、と思いながら、ついつい飲んでしまう魅力を持っているワインです。

なんでしょうかね、美人じゃないけど、愛嬌がある、って感じ?

いつも辛口コメントのカミさんもこのワインは「おいしい」って言ってました。

枠にはまらない魅力のある1本とでもしておきましょうか。

2009/05/21

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2008(ハーフ)

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2008(ハーフ)
JACOB'S CREEK CHARDONNAY 2008(375ml)

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2008(ハーフ)
オーストラリア:南オーストラリア州:バロッサ・バレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

大丸ピーコックで、ハーフボトルを620円で購入。


【外観】
中庸な黄色。
グリーンがかった色合い。
粘性は中くらい。
ディスクは厚め。

【香り】
ヴァニラ。
ミント。
柑橘系。
チーズのような発酵香。
ちょっと煙っぽさ。

【味わい】
セックながら、残糖をわりと多く感じる。
アルコール度も強く、それが甘い印象を強調している。
酸味は穏やか。
苦味なども柔らかい。
ちょっとピリピリした口当たりがあるが、炭酸?
わずかにバランスが崩れている感じ?

【総評】
ハーフボトルの定番品ですね。

2008ヴィンテージは、やや重さを感じて、フレッシュさが少ない印象?
もちろん完成度は高く、安定感がありますが。

今日の晩御飯は、コンビニのボンゴレビアンコ。
やっぱりクリーム系のソースの方が合ったかも。

ケンカはしませんが、お互い関心なし、みたいな感じ。

コンビニの定番おつまみ、ストリングチーズ(スモーク)に合わせてみても、同じくあまり絡まない印象です。

2008は、いまいち料理に合わせにくそうな感じがありますね。

ちょっとハツラツとしてない、というか、やや暗くて重い印象というか。
まあ、このへんは好き嫌いの範囲ではあります。

白で13%のアルコール度はちょっと高いのですが、そのあたりが全体のバランスに影響してるような気もしますね。
若干、酒精強化ワインのような甘い印象が残る感じ。

とはいえハーフボトルでは、あっという間に無くなってしまいますね。
安心して買えるという点では、相変わらず安定感のあるブランドではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

http://item.rakuten.co.jp/wine/660185/

※サイトより引用
白桃やメロンの濃厚な果実香と、樫樽がもたらすほのかなナッツやバターの香りが調和しています。ピーチやメロンと、さわやかな柑橘系果実の味わいが感じられる、繊細かつ余韻の長いワインです。ソフトでクリーミーなテクスチャーと、フレッシュな酸が感じられるフィニッシュをもちます。華やかなこのワインは、常にパーティの主役です。お魚や鶏肉を使ったお料理や、パスタにぴったりです。

2009/05/19

ポール・サリニョン シャブリ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:シャブリAC:07)\1599
・グルナッシュ・ブラン50%クレレット30%ブールブラン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\1560
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\630(6本セット3780円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ポール・サリニョン シャブリ 2007
【外観】
中庸な黄色。
キレイなシンプルな色合いで、ややグリーンがかっている。
粘性は弱く、さらっとした印象。

【香り】
ボリューム感のある香り。
クリームのような印象。
濃厚な果実香。
柑橘系。
白い花のような印象もあり、華やか。
スパイスやハーブの香りもある。
複雑で豊かな香り。

【味わい】
シャープな口当たり。
ボディは厚みがあって、ふくよか。
酸味は強いが、バランスがよく、爽やか。
後味に酸味が残り、ジューシーな印象。
ほんのりした甘さや酸味、独特な鼻に抜ける香りは、要素てんこ盛りって感じ。
シャープな酸味が爽やかだが、クリームっぽい印象もある。
二つの要素がちょっと離れて存在してるような感じ。

【判定】
キレイで落ち着いた色味はちょっと上質感を感じさせる。
グリーンっぽさもありちょっと若い印象。

香りは複雑で豊か。こうなるとテーブルワインは消える。

味わいも複雑で要素が多く、低価格ワインでは無さそう。
飲み口は酸味や甘み、独特な香りが複雑な構成を見せる。
ボルドーは04という点とソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じないところで消える。

07のシャブリか、ローヌ。

果実香の厚みや、多品種が入ったような複雑な印象はローヌか。
ただ飲んだ印象がとてもシャルドネっぽいので、シャブリも捨てきれない。
価格帯もヴィンテージも近いので、まったくの品種当て。
う~ん、これが結構難しいんですよね。

ちょっと時間がたって空気に触れてくるとわりとソリッドな、単一品種のような印象に変わってくる。
しかも、なんだか、香りがとってもシャブリっぽくなってくる。

発酵香、ミネラル、フリンティ。
これはシャブリか。

ファイナルアンサーで、シャブリ
で、ピンポン

わりとシャブリらしい感じではありますが、ちょっと・・・な部分も。

【総評】
ポール・サリニョン シャブリ 2007
PAUL SALIGNON CHABLIS 2007

フランス:ブルゴーニュ地方:シャブリAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1599円で購入。

シャープな酸味とシャブリらしい香り。
それだけならいいのですが、樽あるいはMLF発酵が悪い方向性でバランスを崩しているような感じがします。
シャブリとしては激安なんですが、トータルのバランスでは、1500円超は高いような・・・

それにしても、我が家的な評価基準では、最近シャブリは外れが多いです。

15年くらい前は、夫婦揃ってシャブリ好きだったのですが、最近はシャブリというとカミさんが嫌な顔をします。
何が変わったんでしょうかねぇ。

ちなみに我が家的にヒットだった最近のシャブリは次の2本です。

シャブリ ピエール・シャノー 2004
Chablis Pierre Chanau 2004


シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ 2006
CHABLIS LA CUVEE DEPAQUIT 2006


まあ他のワインの事はともかく、このワインに料理を合わせてみました。

まずはイタリアンドレッシングのサラダ。
酸味が負けないので、しっかり絡みます。
わりといい感じ。

メインディッシュはおからのからあげ・・・
すみません、我が家の節約メニューです。
おからを丸めて、からあげ風に揚げたもの。

これもそつなくこなします。
酸味がしっかりしているので揚げ物には良く合いそうですね。
なかなかGOOD。

それから、我が家の定番おつまみ、ストリングチーズにバジルをふったもの。
油っぽさが無い分、ちょっとワインが強くなります。

それを考えるとこのワイン、やっぱり強いんですよね。
というかしっかりしてます。

食事が入ると、どんどん無くなるタイプで、マズイと言っていたカミさんも結構飲んでました。

シャブリとしては破格で、ワインとしては、まあそこそこのコストパフォーマンス。

あとは好き嫌いでしょうか。

私はそんなに嫌いじゃないですが、カミさんの評価ではもう買わないでしょうかねぇ。

2009/05/18

J-WAVE PLATOn 田崎真也さんがゲストでした

J-WAVEで、夜10時からやっている PLATOn。
今日は、田崎真也さんがゲストでした。

「カッコいい飲み方」というテーマです。


■レストランでのホストテイスティング

ホストテイスティングは、コルクの香りだけで済ませるとスマート。
ワインの香りを確かめるときは、グラスを回さず一度嗅いで、その後2~3回軽く回して確認。

飲まずに香りだけで充分、だそうですが、やっぱり一口は飲みたくなりますよね。

最初から何十回もグラスを回す人も中にはいますが、これはド素人、って言ってました。
ソムリエとしては、マニアックそうで近づきたくないタイプみたいです。
何となく分かりますが・・・


■ワインリストからワインを選ぶ

ワインリストがカタカナで書いてあると、分からないなりに頼んでしまうので、あえて母国語のリストで渡すそうです。

そうした方が、ホストがソムリエに聞きやすくなる、と言ってましたが、確かにそうかも。
母国語のワインリストって、一見不親切そうに見えますが、そこまで考えてサービスしてるとは知りませんでした。さすがです。

コース料理の単価と同じくらいの価格が良くて、8000円のコースなら1本8000円くらいがベスト。
10,000円を超えるようなときは8割くらいでもいいと言ってました。

ワインリストの価格を指差して、このくらいのワインで料理に合うものをお願いします、という頼み方がスマートだそうです。
お店としてもその方が助かるみたいですね。


■ワインと料理を合わせる

自分でワインを選ぶときには、単純に肉だから赤というのではなく、料理全体の色に合わせる事を薦めていました。
田崎さんの本にも良く出てくる、色味で合わせる方法ですね。

魚でもブラウン系のソースはワインや肉汁が入っている場合が多く、赤ワインに合う事が多い。
チキンは、ホワイトソースであれば白の方が合う。

パスタの場合、カルボナーラなどのホワイトソース系は白。
ミートソースなどの茶色系は赤。
シンプルなトマトソースなどは辛口のロゼがいいそうです。

最近、ロゼおいしいですよねぇ。

寿司に合わせるときも一緒で、白身系のネタは白。
その後で、マグロやカツオなど漬けのものにして赤、だそうです。

焼き鳥も同様に、最初塩焼きで白。
タレに変えて赤、という楽しみ方を薦めていました。

う~ん、休肝日なのにワイン飲みたくなる。。


■生牡蠣に合わせるワインは?

生牡蠣にはシャブリと良く言われますが、フルーティな白ワインはダメ。
最近シャブリもいろいろなパターンがありますからね。

実は、シャンパーニュと生牡蠣の相性がいいと言ってました。

カリッと焼いたソーセージなどと一緒に食べると、牡蠣の生臭さが消されて美味しいとのこと。
レストランとかでよく見ますね、その組み合わせ。

ワインじゃなければ、ウォッカ、アルコール度の高い麦焼酎など。

実は純米の日本酒が、生牡蠣にはいちばん良く合うそうですね。
ふむふむって感じ。
生の魚介には、日本酒はバッチリですからね。

■ワインに氷を入れて飲むとダメ?

安いワインや飲み残しのワインは、氷やジンジャーエールなどを入れて飲むのも一つの楽しみ方。
ヨーロッパやオーストラリアでは普通にやってるそうですね。

赤ワインに氷を入れて飲む、ってのも、これから夏にはいいかもしれません。
んん~、ワイン飲みたい。


そういえば田崎さん、本を3冊出すそうですが、簡単おつまみの本が出るそうなので、今度買ってみようかな。

田崎真也特製! ワインによく合うおつまみ手帖

2009/05/17

Winart (ワイナート) 2009年 05月号「ワイン講座2009開講!」

Winart (ワイナート) 2009年 05月号「ワイン講座2009開講!」

Winart (ワイナート) 2009年 05月号「ワイン講座2009開講!」

面白さ : ★★★★☆(4)
資格試験役立ち度 : ★★★★★(5)
オススメ度 : ★★★★☆(4)

ページ数:144ページ
定価:1800円(税込)

イラストを多く使って、初心者にも分かりやすく解説してある本、って思っていたら、かなり深いところまで解説しています。

例えば、「地質と土壌の違い」みたいなページがあって、ソムリエ協会のテキストでは分かりにくい部分を「なるほど!」という視点で解説しています。

呼称資格試験を受ける人は買っておいて損はないと思いますね。

ワインをこれから勉強しようって人には、ちょっと深く入り込んでいる部分が難解に感じる箇所があるかもしれません。
でも、イラストを多用しているので、教科書のような読みにくさは無いですね。

今回解説しているのは、栽培編と、醸造編。
本当に基礎の基礎、って感じで、これからフランス編とかイタリア編とか連載が続くのかもしれません。

イラストをふんだんに使って、分かりやすく解説しています。




別冊のワイン早分かりブック、というのが別冊で付属してますが、これは、ちょっと・・・いまいち大雑把な感じでしょうか。



スポンサーのための別冊?って感じの構成で、それぞれの地区の代表的なワインがリストアップされてますが、そのワインがその地区を代表してるものではなく、いまいちピンとこないですね。

テキストとしては、誰でも知っているようなブランドをリストした方が分かりやすかったと思いますが・・・

まあ別冊はともかく、知識を深めるという点ではなかなかオススメな一冊ですね。

ドン・クリストバル・ホワイト 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:シャブリAC:07)\1599
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・シャルドネ、シュナン、ヴィオニエ(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\680
・シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\630(6本セット3780円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドン・クリストバル・ホワイト 2008
【外観】
中庸な黄色。
ややグリーンっぽく、ややグレー。
色味は穏やかだが、若い印象。
フチはほぼ無色で、ディスクは少し厚い。
粘性は中程度。

【香り】
濃厚な果実香。
蜜のような印象。
強い香りで、やや鼻を遠ざけないと麻痺しそうな印象。
パイナップルのような南の果実と柑橘系が混ざっている。
ゲヴュルツトラミネール的な強さ。

【味わい】
残糖を多く感じる、やや辛口、くらいのセック。
まろやかな口当たりで、ボリューム感のある飲み口。
アルコール度もやや強め。
酸味はしっかりしていて、甘さとのバランスをとっている。
余韻は少しある。

【判定】
外観からはやや若いワインの印象。
04のソーヴィニヨン・ブランは違うかも。
香りは、厚みのある果実香。
南の果実の印象が強い、甘口の白のイメージ。
ここでは、完全にシュナン・ブランとヴィオニエが候補。
飲み口もボリューム感と、甘さがあり、ここでも完全にシュナン、ヴィオニエ。
他の選択肢で考えると、ヴァン・ド・ターブルがやや候補だが、フランスという印象ではない。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、シュナン、ヴィオニエ
で、ピンポン

これは品種の印象そのまんま、って感じです。

【総評】
ドン・クリストバル・ホワイト 2008
DON CRISTOBAL VINO BLANCO 2008

アルゼンチン:メンドーサ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン

町田の蔵家さんで、680円で購入。

680円とは思えないボリューム感とまとまりのあるワインです。
香りが強く、やや甘さがあるので、好き嫌いはありそうですが、かなりコストパフォーマンスは高いですね。
お買い得ワインだと思います。

とてもゲヴュルツトラミネールっぽくて、混ざっていたら間違っていたかも。

微妙にライチっぽい感じもありますが、ちょっと違いますね、当たり前ですが。
でもこのへんの香りの差ってのは間違えやすいですね、気をつけないと。

ワインとしては全然問題なくて、口当たりも優しいし、バランスもいいし、力強さもあるし、価格帯としては、1000円弱くらいの品質感です。

ただ、独特の果実香なので、好き嫌いは分かれるかもしれません。

南国系の果実の香りも強いですが、味わいとしてはグレープフルーツのような苦味のある後味。
いろいろな品種が混ざっている感じがありますね。

ほんのり甘くてボリューム感のある白が好きな人にはおすすめですが、この価格なら多少の好みは関係ないくらいのコストパフォーマンスです。

シャトー・グラン・ドネザック 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・マスカットベリーA(日本:甲府市:酒折町:07)\1780
・ガメイ70%、ピノノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
・ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:07)\1080
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・グラン・ドネザック 2006
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんど感じない。
フチには紫っぽいピンク。
ディスクは薄く、粘性は中庸。

【香り】
濃縮感のある果実香。
スパイス。
ヴェジェタル。
香木のような印象。
グラスを回すと、やや洗練されたフルーティな印象に変わる。
フルーツ香主体。

【味わい】
なめらかな味わい。
口に含むと樽の印象が強く広がる。
ちょっと人工的な木の印象。
酸味はおだやか。
タンニンも柔らか。
全体的におとなしくメリハリが無い。
アルコールはやや強め。
余韻は少しある。

【判定】
外観からは、マスカット・ベリーAとガメイは消える。
ガルナッチャかボルドー。
香りは果実香主体。
これは両方考えられる。でもどちらかというとガルナッチャかな。
口に含むと樽のちょっと嫌な匂いが広がる。
木のチップを入れているような印象。
新世界のちょっと前のパターン。
ここまで厚化粧だとさすがにボルドーではないかな?

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ
で、ブー

ボルドーでした・・・

【総評】
シャトー・グラン・ドネザック 2006
CHATEAU GRAND DONNEZAC 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

リカーランドトップで、1040円で購入。

品種の印象はメルローだったんですよね。(言い訳)

ガルナッチャはグルナッシュですが、こんなに強さは出ないかもしれませんね。
アルコール度やストラクチャーの強さは、やはりメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンの印象です。

最初は樽の影響が強すぎて、いまいちな感じでしたが、時間とともに香りが落ち着いてきてバランスが良くなってきました。

しっかりした体躯で、フルーティで、濃い、今風のボルドーですね。
少し残ったのを次の日に飲んでみたいと思います。

<次の日のコメント>

やや酸味が強くなっているものの、嫌な樽香は消えていて、飲みやすくなっています。

スミレのようなフローラルな印象とパンのような酵母の印象があって、ボルドーらしい味わいになってますね。
ただ、さすがに次の日に美味しく飲めるほどの力は無いみたいで、かなり酸化してる印象です。

まあそれでも、1000円程度の価格では、充分なコストパフォーマンスですね。

2009/05/16

シャトー・メルシャン 甲州シュール・リー 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・甲州(日本:山梨県:甲州市勝沼町:06)\980(特売)
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・シャルドネ、シュナン、ヴィオニエ(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\680
・シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\630(6本セット3780円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・メルシャン 甲州シュール・リー 2006
【外観】
やや淡い黄色。
少しムラのある外観。
少しぐれーっぽい。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
カリンや南国のフルーツ。
柑橘系の感じる。
フルーツの盛り合わせのような印象。
ひとつのフルーツに例えると、洋ナシ。
グラスを回すとミネラルとクリームの印象。
やや重さのあるフルーツ香。

【味わい】
シャープで、やや酸味がキツい。
アルコールはやや強め。
ややとげとげしい口当たりで、後味には少し苦味が残る。

【判定】
外観からは甲州が消える。
香りの第一印象はシャルドネ。
やや熟成感もある。
アルゼンチンは08なのでちょっと違いそう。
一つの選択肢はヴァン・ド・ターブルだが、全体的な力はテーブルワインという印象ではない。
となるとボルドー?
04なので熟成感としては合ってる感じ。
飲んだ印象はシャルドネというよりはソーヴィニヨン・ブラン?
ちょっと時間が経つと、ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマも出てきたかも。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー

えー、甲州?

【総評】
シャトー・メルシャン 甲州シュール・リー 2006
Chateau Mercian KOSHU SUR LIE 2006

日本:山梨県甲州市勝沼町
アルコール度:12%
ブドウ品種:甲州

大丸ピーコックで、980円で購入。

ネタバレしたとたんにシュール・リーの香り。
いやはやブラインドテイスティングは恐ろしい。
このシュール・リーの香りをソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマと勘違いしてたみたい。
よく忘れるんですよね、たまに飲むワインの香りは。

それにしても、やや炭酸を含んだような印象やシュール・リーの酵母のような印象。
まさに甲州ですが、シャンパーニュによく似てますね。

それにしても、甲州で間違えたのは初めてじゃないでしょうか。

2006年ということで、ちょっと熟成感があったのが、間違ったポイントでしょうか。

このワイン特売だったのですが、3年前のビンテージで、熟成の谷間で安くなってたのかな、と思っていましたが、決して谷間って感じではありません。
やや熟成感がでて、甲州の少し違った印象が楽しめるというか。

冷やして飲んだ方が美味しいですね。

今日の晩御飯はチキン南蛮だったのですが、ちょうどいい感じで良く合いました。
ちょうど、チューハイみたいな役割?

そう思うとチューハイ的なまとまりかもしれませんね。
もっと具体的に言うとレモンハイ。
もちろん、もっと美味しいですが。。。

冷やせば冷やすほど、レモンハイ的な味わいになりますね。

ボリューム感のある白が好きな人にはいまいちかもしれませんが、素朴で清廉潔白な味わいです。

2009/05/12

ヴィーニャ アラズゥ ティント 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・ガルナッチャ50%、テンプラニーリョ30%、カリニェナ20%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:07)\630(6本セット3780円)
・品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\580
・品種不明(イタリア:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ:NV)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィーニャ アラズゥ ティント 2007
【外観】
濃い外観。
深い透明感はあるが底は見えない。
フチは赤味が強いが全体に黒っぽい。
粘性は中庸。
ディスクは薄め。

【香り】
生っぽい動物香。
タバコのような焦げ臭。
ややケミカル。
黒い果実。
グラスを回すと麝香のような動物香が強くなる。
ややフローラルな印象もある。
時間とともにスパイス香。

【味わい】
ミディアムからややフルボディ。
タンニンはしっかりあり、飲んだ後に舌をふき取ったような乾いた感じがある。
酸味もしっかりしていて、全体に強めのバランス。
余韻も少し残る。
タンニンはしっかりあるが飲み口はやわらか。

【判定】
外観はこのラインアップからはちょっと想定外な濃さ。
香りもシラーのような厚みと野性味がある。
こうなるともうイタリアの2本では無さそう。
飲み口もしっかりと強い方向でまとまってます。
それでいて飲み口まろやか。
想像以上に美味しいワインですね。
これはきっと新世界風のスペインのワイン。
ランクはD.O.クラスかな。

ファイナルアンサーで、スペイン DOカリニェーナ
で、ピンポン

ブラインドテイスティングも当たったけど、これ、ワインも当たりです。

【総評】
ヴィーニャ アラズゥ ティント 2007
VINA ARAZU TINTO 2007

スペイン:スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガルナッチャ50%、テンプラニーリョ30%、カリニェナ20%

良酒百貨BEANSの通販で、6本セット3780円、1本あたり630円で購入。

これおいしいです。
今回のワインセットの赤の中では、個人的にこれが一番美味しいかな。

ひと口目の印象は1000円前後のクラスのワインくらいですね。

セットで買ったので単品だとどのくらいの値段か分かりませんが、800円台くらいまでなら安い感じでしょうか。

今日の晩御飯は自家製のチャーシュー。

照り焼き風のタレによく合います。
個人的に、ブタ肉は赤ワインに合わない、と勝手に思い込んでいるのですが、タレのおかげでとても良く合ってます。

という事は、焼き鳥にも合いそうですね。
なんだかコンビニの弁当にも、あれこれ合いそうな感じ。

デイリーワインとしては文句なしですね。

家庭の肉料理にも一通り合いそうな気がします。

このワインの良いところは、アルコール度が低く抑えられているところじゃないでしょうか。
家庭の料理に合わせるにはちょうどいい感じです。

飲み進むとだんだん軽い印象が強くなってきたのと、ちょっとゴムっぽいケミカルな印象が出てきました。
でも酔っ払いには全然問題ないレベルですね。

なんだかトータルで美味しいので、これはおすすめです。

■楽天ショップへのリンク
良酒百貨BEANSのお手軽ワイン6本SET(白3本 赤3本)3,780円

2009/05/10

ワインのラベル壁紙(Wallpaper)LOUIS JADOT

ワインのラベル壁紙第二弾、ルイ・ジャド(LOUIS JADOT)です。

ラベルがとってあったのは、アロース・コルトン。
ルイ・ジャドのワインも最近は高くてあまり買えませんね。

ラベルの顔はバッカスでしょうか?
ルイ・ジャドであることが一目瞭然で分かる、特徴のあるラベルです。
とても穏やかで、包容力のある笑顔ですね。

■ライトグレーバージョン
ワインのラベル壁紙 ルイ・ジャド

■麻布カラー(ブラウン)バージョン
ワインのラベル壁紙 ルイ・ジャド

■デニムバージョン
ワインのラベル壁紙 ルイ・ジャド

■マホガニーバージョン
ワインのラベル壁紙 ルイ・ジャド

■白木バージョン
ワインのラベル壁紙 ルイ・ジャド

■楽天ショップへのリンク
ミュジニー 特級畑(ドメーヌ・ルイ・ジャド)税込67,200円
モンラッシェ[2002]ルイ・ジャド 税込52,290円
コルトン=シャルルマーニュ ドメーヌ・ルイ・ジャド 税込20,790円
ルイ・ジャドー アロース・コルトン 【1999】税込 7,350 円

■その他のワイン壁紙
ワインのラベル壁紙(Wallpaper)Domeine Leflaive
ワインのコルク壁紙(Wallpaper)

J.P.シェネ シャルドネ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・グルナッシュ・ブラン50%クレレット30%ブールブラン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\1560
・甲州(日本:山梨県:甲州市勝沼町:06)\980(特売)
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・シャルドネ(フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\819

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

J.P.シェネ シャルドネ 2007
【外観】
中庸な黄色。
ややグリーンがかっている。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
蜜をともなったような果実香。
パイナップルなどの南国系果実。
グリーン系のハーブ香。
ハーブの印象がやや強い。
ユーカリっぽいというか、揮発性のあるオイルのような感じ。
香りは厚めで、果実香主体。

【味わい】
だるい、まったりとした口当たり。
酸味が弱いのか、物足りない感じ。
やや苦味があり、後味にややアルコールの印象が残る。
余韻は少し長く続く。
ボディは少し厚みがあり、ふっくらしている。

【判定】
外観からは甲州が消える。
グリーンっぽい外観は若々しい印象。
ボルドーの04も違うかな。

香りの印象は南国系の果実が主体で、ハーブっぽい香りが強い。
飲み口はやや物足りない、安いワインの印象。

グレープフルーツのような苦味がシャルドネっぽい。
今回のシャルドネは、大手の大量生産ワインなので、いかにもそれっぽい味わい。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

メジャーブランドによくあるタイプのワインです。

【総評】
J.P.シェネ シャルドネ 2007
J.P.CHENET CHARDONNAY 2007

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、819円で購入。

大量生産のメジャーブランドワインは工場で大量に作られたような印象のあるワインがよくありますが、このワインもまさにそんな感じのワインです。

そこそこ問題無いんだけど、なんかいまいち・・・というか。

ヴァン・ド・ペイのクラスのボリューム感はあるんですが、トータルのバランスがあまり良くのかな?

微妙な甘さと酸味の頼りなさ、アルコールの印象の強さが何とも微妙なバランスなんですよね。

あまり期待してなかった事もあって、それほどがっかりって感じでもありません。
というか、気になるポイントは多いけど、魅力的な部分もあります。

このほんのりとした甘さを良い方に感じれば、美味しく飲めるかもしれません。
アルコールの強さも、酒飲みにはガツンと来るかも。

そつが無いというか、まあうまくまとめてるというか。
さすがに大手のネゴシアンって感じですね。

でも我が家的にはいまいちかな~。

2009/05/09

レイヴェンスウッド ヴィントナーズ・ブレンド ジンファンデル 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・マスカットベリーA(日本:甲府市:酒折町:07)\1780
・ジンファンデル(アメリカ:カリフォルニア州:ソノマ:06)\1650
・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

レイヴェンスウッド ヴィントナーズ・ブレンド ジンファンデル 2006
【外観】
深いルビー色。
やや濃い外観だが、透明感があり、底まで見える。
色味はやや黒っぽく落ち着いている。
ディスクは薄く、粘性は中くらい。

【香り】
赤い果実。
ややケミカル。
少しなめし革。
グリーンっぽい、香木のような香り。
グラスを回すと少し腐葉土のような熟成した印象。
香りは穏やかで厚みがある。

【味わい】
セックながらやや残糖があり、甘さを感じる。
ミディアムボディながら、力強さもある。
アルコール度もやや高そう。
酸味はしっかりしている。
タンニンは溶けている印象だが、飲み終わった後にやや乾いた感じが残る。
余韻はやや短め。

【判定】
深いルビー色はどれも候補だが、ジンファンデルは違うかも。
香りの印象は、イチゴからチェリーくらいの赤い果実だが、フレッシュな印象ではない。
さらに、いわゆる食用ブドウっぽい、フォクシーフレーバーを感じるような。
やや色が濃いが、マスカットベリーAが怪しい。
また味わいはやや甘さが強い。
少なくともボルドーやサンジョヴェーゼでは無いだろう。
可能性があるとしたら、ジンファンデルだが、ここはフツーに考えるとマスカットベリーAかな。

ファイナルアンサーで、マスカットベリーA
で、ブー

ひぇ~、ジンファンデルでした・・・

【総評】
レイヴェンスウッド ヴィントナーズ・ブレンド ジンファンデル 2006
RAVENSWOOD VINTNERS BLEND ZINFANDEL 2006

アメリカ:カリフォルニア州:ソノマ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ジンファンデル

リカーランドトップで、1650円で購入。

そうそう、フォクシーフレーバーはジンファンデルにもあるんですよね。

あー、ネタバレしてみるとジンファンデルってこんな味でしたねー。
マスカットベリーAとジンファンデルを間違えるってのもちょっとヤバイ感じですが、カテゴリーとしては近いところにありますからね。(言い訳)
でもさすがにマスカットベリーAだとこんなにアルコール度も強くないかもね・・
グラス1杯で酔っちゃう感じです。

いわゆるグローバル品種と違うところで勝負してるというか。
味わいは、ニューワールドのお作法をちょっと感じますね。
シンプルでソリッド、ストレートな構成です。

それにしても、ジンファンデルだったらもうちょっと香りが強いかな、と思ったのですが、以外と香りは控えめですね。

ひょっとしたらこれから開いてくるかもしれません。
というか、もともとあまり香りが強い品種じゃないのかな?

と、飲み進んでみても、印象はあまり変わりません。

ちょっと冷たい方が美味しいかな、と思って冷やしてみましたが、ただ飲みやすくなるだけですね。

温度が違ってもあまり印象が変わりません。

晩御飯はラムの薄切り肉のジンギスカン風だったのですが、甘さが邪魔して合いませんでした。

ジンファンデルの本質がいまいち分かっていないのですが、このワインは我が家的にはちょっといまいちかなー。

ワインとしては、スタイルを持っていて、良いと思いますが、キャラクター設定がいまいち分かりにくいというか・・・

すみません、もっと勉強します。

2009/05/08

キュベ デュ リベ ルージュ NV(ブラインドテイスティング:外す)

・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040
・シラー70%、メルロー30%(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\630(6本セット3780円)
・ガルナッチャ50%、テンプラニーリョ30%、カリニェナ20%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:07)\630(6本セット3780円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

キュベ デュ リベ ルージュ NV
【外観】
濃い外観。
色味は黒っぽく落ち着いている。
深い透明感があり、底が見える。
深いルビー色。
ディスクは薄く、粘性は弱い。

【香り】
ややケミカル。
少し閉じているようだ。
赤系の果実。
グラスを回すと、やや生っぽい動物香がたってくる。
腐葉土のようでもある。

【味わい】
ライトボディ。
柔らかい口当たりだが、ちょっと力不足。
酸味とタンニンはわりとしっかりある。
後味はやや舌が乾く感じだが、苦味はあまり残らない。
アルコール度は低く、余韻も短い。

【判定】
外観からは判定できず。
香りもこれといって品種の特定が出来るような特徴がない。
ただ、サンジョヴェーゼではないかも。
飲んだ印象はとてもライトで、テーブルワインのレベル。
ボルドーでも無いかな。
残るはフランスのテーブルワインとスペイン。
シラーか、ガルナッチャ。
ちょっと濡れた犬のような、やや野性的な動物香があるので、これはテンプラニーリョの入っているガルナッチャの方か。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ、スペイン
で、ブー

フランスのヴァン・ド・ターブルでした。

【総評】
キュベ デュ リベ ルージュ NV
CUVEE DU RIBET ROUGE NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:シラー70%、メルロー30%

良酒百貨BEANSの通販で、6本セット3780円、1本あたり630円で購入。

何と言うか、典型的なフランスのテーブルワイン、って感じ。
間違ったポイントは、ちょっと洗練されている感じがあって、ひとクラス上のスペインのDOワインかな、と思ったからでした。
このワイン、ちょっと水増ししてるでしょ、ってくらい軽いんですが、その水増しした水が天然水って感じ。
すっきりしていて飲みやすい。
もちろん水増ししてないでしょうけどね。

今日のご飯は中華風の春雨炒めと厚揚げ。

春雨炒めなかなか良く合います。
あまり香りが強くない、家庭の中華くらいがちょうど良く合う感じでしょうか。

厚揚げもそれほど問題なし。
この赤ワイン、冷奴とかでも合うかもしれません。

週末なので、パスタも茹でてみました。

レトルトのアラビアータに合わせたら、ちょっとワインが負けてます。
水っぽさが強調されるというか。

どちらかというと、和食に合う赤ワインですね。

ちょっと水っぽい感じが気になりますが、この価格を考えると、まあ納得できるレベルでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
良酒百貨BEANSのお手軽ワイン6本SET(白3本 赤3本)3,780円

2009/05/05

ワインのラベル壁紙(Wallpaper)Domeine Leflaive

ゴールデン・ウィークで時間があったので、ワインのラベル壁紙を作ってみました。

第一弾は、ドメーヌ・ルフレーヴ。
(第二弾は未定ですが・・・)

ピュリニー・モンラッシェの至宝と言われ、庶民には手の届かないドメーヌ・ルフレーヴですが、赤ワインは以外とお手ごろだったりします。

一度だけ飲んだ事のあるドメーヌ・ルフレーヴは、ブラニー プルミエ クリュ(Blagny 1er Cru)。

もう、大分前に飲んだワインなので味わいはすっかり忘れてしまいましたが、5000円以内で買ったように記憶してます。

ニワトリのラベルが可愛いので、壁紙にしてみました。

ラベルの背景はニトリで買ったのれんを撮って加工したものです。
(わりかしうまくいった)

すみません、サイズは1028×768のみです。
m(__)m

■ライトグレーバージョン
ワインのラベル壁紙(ライトグレー)

■麻布カラー(ブラウン)バージョン
ワインのラベル壁紙(ブラウン)

■デニムバージョン
ワインのラベル壁紙(デニム)

画像をクリックしたら壁紙サイズの画像が表示されますので、ご自由にお使いください。

次はルイ・ジャドか、DRCです。
乞うご期待。

■その他のワイン壁紙
ワインのコルク壁紙(Wallpaper)
ワインのラベル壁紙(Wallpaper)LOUIS JADOT

5月6日 うちにあったバルサを撮影して、ウッドバージョンを作成しました。

■マホガニーバージョン(5月6日追加)
ワインのラベル壁紙(マホガニー)

■白木バージョン(5月6日追加)
ワインのラベル壁紙(白木)


■楽天ショップへのリンク
ドメーヌ・ルフレーヴ モンラッシェ[2003]599,000円
ドメーヌ・ルフレーヴ モンラッシェ[2001]315,000円
ドメーヌ・ルフレーヴ バタール・モンラッシェ[1999] 44,625円
ピュリニー=モンラッシェ 2006 ドメーヌ・ルフレーヴ 9,280円
ドメーヌ・ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ[2007]2,982 円
こうしてみると、以外と手の届きそうな白もあるんですね。

シャトー・ダルサン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ地区:ラドワ・セリニー村:ラドワAC:02)\2980
・メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%(仏:ボルドー地方:オー・メドックAC:05)\2580
・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ダルサン 2005
【外観】
濃い色調。
色は黒っぽく、落ち着いている。
透明感はほとんど無く、底は見えない。
粘性は強めで、脚がゆっくり降りてくる。
雫にやや色素が残る。

【香り】
スミレの香り。
濃縮感のある果実。
カシス。
香りは強く華やか。
スパイスやヴェジェタルな印象もある。

【味わい】
ブルボディで、厚みのあるふくよかな味わい。
タンニンはしっかりしているが、滑らか。
酸味もほどよくあり、タンニンとのバランスが良い。
セックで残糖はほとんど無く、とても辛く感じる。
余韻は長く続く。
アルコール度は高そう。

【判定】
外観からはボルドーの2本が残る。
香りもまさにボルドータイプ。
スミレのようなフローラルな香りがあり、華やか。
味わいはかなりがっしりしている。
アルコール度も強く、ストラクチャーも強い。
オー・メドックはブルジョワ級だが、そのくらいの強さを感じる。
2006か、2005かという点でもやや熟成感があり、2005の印象。
価格も倍違うが、2000円越えの品質感。

ファイナルアンサーで、ボルドー、オー・メドック
で、ピンポン

しっかり辛い、硬派なボルドーです。

【総評】
シャトー・ダルサン 2005
Chateau D'Arcins 2005

フランス:ボルドー地方:オー・メドックAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

2005年はボルドーの当たり年と言われていますが、とても濃い印象のボルドーです。
濃いんですが、フルーティさは少なく、いわゆる今どきの濃厚フルーティ、というタイプではありません。
タンニンも柔らかく飲みやすいのですが、あくまでセック。
最初はとても強く感じるのですが、飲み進むにつれて、体とワインが馴染んできますね。
とても美味しいボルドーです。

時間が経つとオリエンタルスパイスのような、少し熟成した酸味を感じる香りになってきました。
ちょっとなめし革のような感じとか、赤系のドライフルーツとか、複雑な香りが楽しめますが、口当たりはやや酸っぱい感じも出てきます。

とはいえ、2000円台で飲めるワインとしては充分ですね。

濃い外観からは、やや重いのではと思われましたが、1本飲み終わるまでそんな感じはなく、口当たりは滑らかで、過剰なタンニンはなく、スムースで紳士的です。

ゴールデンウィークの終わりに美味しいワインをいただきました。

2009/05/04

N.ランジェロ サン・ヴェラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:05)\2380
・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:サン・ヴェランAC:07)\1980
・グルナッシュ・ブラン50%クレレット30%ブールブラン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\1560
・甲州(日本:山梨県:甲州市勝沼町:06)\980(特売)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

N.ランジェロ サン・ヴェラン 2007
【外観】
やや濃い黄色。
フチに向かって透明感が強く、ディスクはやや厚め。
ややグリーンを感じる。
粘性は強めで、脚がゆっくり降りてくる。

【香り】
蜜のような甘い印象。
南国系の果実香。
柑橘系もある。
ミントのようなハーブ香。
香りは豊かでボリューム感がある。
グラスを回すと、クリームのような乳製品の印象。
フルーツを使ったデザートのようなイメージ。

【味わい】
爽やかですっきりした飲み口。
酸味もやや強めだが、優しくバランスが良い。
ただ、ワインのボディはしなやかで強く、アルコールもしっかりしている。
後味に苦味が強くのこり、ややエグミが喉に残る。
余韻は短いが爽やか。

【判定】
濃い外観で、甲州は消える。
香りの印象はシャルドネ。
樽の影響はあまり感じない。
飲み口もシャルドネっぽいが、グルナッシュ・ブランもある?
ただ、力を持ちながらスッキリとまとまっている感じはやはりシャルドネか。

そうなるとブルゴーニュの2本のどちらかだが、一つはブルゴーニュACで2005のドミニク・ローラン。
ドミニク・ローランといえば、新樽。
今回の候補のワインが新樽熟成しているかどうかは分からないが、少なくともこのワインからはあまり樽の影響を感じない。

もう一つのブルゴーニュは、サン・ヴェランで、これはマコネ地区。
やや南のブルゴーニュなので、少し太陽を浴びて、色が濃くなったブドウが想像される。

このワインの色の濃さが、樽由来なのか、ブドウ自体の色なのかがポイントか。

色は濃いが、ややグリーンがかっていて、それでいて樽の印象をあまり感じないとなると、やはりこれはサン・ヴェランが候補かな?
2005か、2007か、という点でも2007の方が近い。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、サン・ヴェラン
で、ピンポン

おお、推理が当たると嬉しいですね。

【総評】
N.ランジェロ サン・ヴェラン 2007
N.Langeron Saint-Veran 2007

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:サン・ヴェランAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

町田の蔵家さんで、1980円で購入。

最初は樽の影響をあまり感じませんでしたが、時間とともに樽の印象が出てきました。
すっきりとまとまった、バランスの良いワインですね。

クリーミーなタイプでは無く、シャープで酸味がたっている、キリッとしたタイプのシャルドネです。

グレープフルーツのような苦味があって、フレッシュな感じ。
最初はやや炭酸を含んでいるような印象もありました。

ひと昔前のシャブリをイメージさせるような、酸味主体のシャルドネですが、なかなか微妙な加減で樽の影響が感じられます。

カミさんに価格当てしてもらったら、1680円くらい?って答えでした。

このワイン、ブルゴーニュよりも一段階狭い地域のA.O.Cなので、そのプレミア分を考えると、印象通りの価格って感じかな。

厚みやボリューム感のあるタイプではありませんが、すっきりと清潔感のあるまとまりで、安心して飲める1本です。

外観はやや南の印象ですが、飲み口はそんなに南の印象ではありません。

アルコール度も13%ととても高いのですが、全然それをイメージさせないところがこのワインのすごいところでしょうか。

さらに時間が経つとチーズのような発酵香と、まろやかさが出てきました。
飲み干したグラスにはカラメルのようなシロップのような甘い香りが残ります。

1本すぐに無くなってしまいましたが、時間をかけて飲むとさらに楽しめそうなワインですね。
もうちょっと飲みたいところで終わっちゃいます。

2000円弱のワインとしてはとてもお買い得だと思います。

■Saint-Veran(サン・ヴェラン)の情報
タイプは白のみ。
品種はシャルドネのみ。
※すぐ近くのA.O.C.である、Vire-clesseはピノ・ブランとシャルドネが許可されている
最低アルコール度は11度。
糖度は170g/リットル以上。
最高アルコール度は13.5度。
収穫量は55hl/ha。

2009/05/03

ディアヌ・ラ・マルキーズ ルージュ NV(ブラインドテイスティング:外す)

・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040
・カベルネ・ソーヴィニヨン30%、ガメイ30%、ネグレット40%(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\680
・ガルナッチャ50%、テンプラニーリョ30%、カリニェナ20%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:07)\630(6本セット3780円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ディアヌ・ラ・マルキーズ ルージュ NV
【外観】
やや濃い外観だが、透明感があり、底まで見える。
色味は落ち着いていて、黒っぽい。
ディスクは厚めで、フチは無色に近い。
粘性はやや強い。

【香り】
赤い果実。
やや熟成感があり、腐葉土のような印象。
錆びた鉄やなめし革のような印象。
ドライフラワーのような印象もあり。

【味わい】
ライトボディで、酸味が強く、やや収斂性がある。
後味に酸味が残るが、やや舌の乾くようなドライな印象もある。
わずかに熟成感を感じる、落ち着きがある。
余韻は短い。

【判定】
やや透明感があり、落ち着いた色味からは、サンジョヴェーゼが候補。
香りもやや独特な酸を感じる香りはまさにサンジョヴェーゼ。
飲み口も独特な酸味で、これはサンジョヴェーゼだろう、って感じ。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ブー

な、なんと、カベルネ・ソーヴィニヨン、ガメイ、ネグレット

【総評】
ディアヌ・ラ・マルキーズ ルージュ NV
DIANE LA MARQUISE ROUGE NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン30%、ガメイ30%、ネグレット40%

町田の蔵家さんで、680円で購入。

これは相当自信があったのに。。
ガメイがちょっとサンジョヴェーゼっぽさを出してるんですね。
ブドウ品種の割合では、ネグレットが一番多いのですが、ネグレットって、あまり飲んだ事ないですね。
ただ、なんとなく地元の伝統品種らしい味わいがあります。

イタリアワインっぽいんですね、何となく。

少し冷やすと美味しく飲めます。

軽いので家庭料理にも合わせやすそうです。
今日の晩御飯はフツーのルーのカレーでしたが、特に問題なし。

このワイン、軽いのですが、ちゃんとワインらしいというか、ちょっと本格的というか、ややオールドスタイルというか。
ジュースっぽくないので、料理に合わせやすいですね。

今どきのフルーティでジューシーなワインではなく、ちょっと癖がありますが、個人的には好きなタイプですね。

ちなみにカミさんは、美味しいけどちょっと軽すぎる、という評価でした。

2009/05/02

ヴィニョーブル アルボー エスペラント ガメイ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040
・ガメイ(フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\880
・カベルネ・ソーヴィニヨン30%、ガメイ30%、ネグレット40%(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\680

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィニョーブル アルボー エスペラント ガメイ 2007
【外観】
透明感のある外観。
底まで見える。
色味はやや青っぽい紫。
小さな気泡も少し見られる。
粘性は中庸。

【香り】
赤い果実。
ややキャンディ。
少しカラメル。
わずかにセメダインのようなケミカル臭がある。

【味わい】
ライトボディ。
しっかりした酸味。
タンニンは弱い。
フレッシュでフルーティでライト。
ボージョレのような味わい。

【判定】
明るい外観からはガメイが一番の候補。
ピノ・ノワールがあればそれも候補だが、なにしろ色が強いピンク。
色味で考えると、ピノ・ノワールは落ち着いた色味が多いので、マスカットベリーAかガメイって感じの外観。

香りはフレッシュな赤系果実とキャンディ、それにわずかなセメダイン臭。
まさにガメイって感じ。
味わいもライトでフレッシュ、季節外れのヌーボーを飲んでいるみたい。

と、ガメイまでは決まったが、ガメイ100%とカベルネ・ソーヴィニヨン、ネグレットとのブレンドがある。
色合いもシンプル、飲んだ感じもシンプルなので、ガメイ100%かな。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

暖かい季節に冷やして飲むと美味しそう。

【総評】
ヴィニョーブル アルボー エスペラント ガメイ 2007
Vignobles Arbeau ESPERANTE VDP COMTE TOLOSAN GAMAY 2007

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

町田の蔵家さんで、880円で購入。

軽くてフレッシュなボージョレ的なワインです。
ただ、ボージョレよりもやや硬質な感じです。

ガメイらしい味わいですが、ボージョレと違って、フローラルやイチゴの印象はあまりありません。
ややゴムやセメダインのようなケミカル臭がありますが、そんなに気になる程ではないかな。

全体のバランスは良く、おいしいワインです。

このワイン冷やした方が美味しいですね。
冷蔵庫で冷やしたくらいがいい感じ。

ちょっと軽すぎるので、料理に合わせるのは難しそう。
トマトとバジルのピザとか、トマトソースのパスタとか、軽い食事が合いそうです。

グラスに入れて時間が経つと、ちょっとケミカルな印象が強くなるので、グラスに注いだらすぐ飲むのがいいですね。

まあ、安いワインなので少々気になる点はありますが、トータルではバランス良くてオススメです。

2009/05/01

ディアヌ・ラ・マルキーズ(白) NV

ディアヌ・ラ・マルキーズ(白) NV
DIANE LA MARQUISE BLANC NV

ディアヌ・ラ・マルキーズ(白) NV
フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%

町田の蔵家さんで、780円で購入。

【外観】
淡い色合い。
ちょっとピンクっぽい。
ロゼが少し混ざってる?って印象。
粘性はやや強く脚が長く残っている。

【香り】
リンゴ。
酸化をイメージさせる、少し放置してあったリンゴ。
ただ、痛んでいるような印象ではない。
グラスに入れた直後はアルコールの印象が強く、ちょっと焼酎のようなイメージがあった。
香りは弱く、シンプル。

【味わい】
荒々しい酸味。
ボディはあまり強くなく、口当たりも柔らかいが、昔風の酸味のキツいワイン。
ある意味懐かしい感じがする。
余韻は短く、後味は酸味が残る。

【総評】
ほとんどの人は「マズイ!」って言うワイン。
実際うちのカミさんも、「こりゃまずいね」って言ってました。

でも、ある程度年齢上で、四半世紀前くらいからワイン飲んでる人は、あ、これ懐かしいかも、って思うワインです。
昔はこんな酸味がキツくて飲みにくいワインだったよなー、って話が盛り上がりそう。

酸っぱいリンゴのような強い酸味がありますが、飲み口は悪くなく、だんだん癖になっていく感じ。
今どきワインによくある、第一印象が一番良くて、だんだん離れていくタイプと正反対です。
最初とっつきにくいけど、じわじわと味が出てきますね。
何か昔の友達にあったような懐かしさを感じます。

薦めてくれた町田の蔵家のご主人がいかにも好きそうなタイプで、なんだかちょっと、嬉しくなりました。

10年前くらいのブーズロンのアリゴテはまさにこんな感じだったですね。
ちょっと挑戦的とでもいうか。

しかし、こんなワインがだんだん飲めなくなるかと思うと、少し寂しいですね。
だれにでも、優しく、飲みやすいワインだけになってしまうと、こんな個性的なワインにも会えなくなってしまいます。

醸造法で考えると、マロラクティック発酵をしているかどうか、という差なのかもしれません。
マロラクティック発酵していると、クリーミーでまろやかな酸の白ワインになる。
していないと、キツい酸味のシャープな白ワインになる。

そう考えると、やはり時代遅れなのかも・・・

個人的には好きですが、人には薦められないワインなんでしょうかね。

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