2009/05/17

シャトー・グラン・ドネザック 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・マスカットベリーA(日本:甲府市:酒折町:07)\1780
・ガメイ70%、ピノノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
・ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:07)\1080
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・グラン・ドネザック 2006
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんど感じない。
フチには紫っぽいピンク。
ディスクは薄く、粘性は中庸。

【香り】
濃縮感のある果実香。
スパイス。
ヴェジェタル。
香木のような印象。
グラスを回すと、やや洗練されたフルーティな印象に変わる。
フルーツ香主体。

【味わい】
なめらかな味わい。
口に含むと樽の印象が強く広がる。
ちょっと人工的な木の印象。
酸味はおだやか。
タンニンも柔らか。
全体的におとなしくメリハリが無い。
アルコールはやや強め。
余韻は少しある。

【判定】
外観からは、マスカット・ベリーAとガメイは消える。
ガルナッチャかボルドー。
香りは果実香主体。
これは両方考えられる。でもどちらかというとガルナッチャかな。
口に含むと樽のちょっと嫌な匂いが広がる。
木のチップを入れているような印象。
新世界のちょっと前のパターン。
ここまで厚化粧だとさすがにボルドーではないかな?

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ
で、ブー

ボルドーでした・・・

【総評】
シャトー・グラン・ドネザック 2006
CHATEAU GRAND DONNEZAC 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

リカーランドトップで、1040円で購入。

品種の印象はメルローだったんですよね。(言い訳)

ガルナッチャはグルナッシュですが、こんなに強さは出ないかもしれませんね。
アルコール度やストラクチャーの強さは、やはりメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンの印象です。

最初は樽の影響が強すぎて、いまいちな感じでしたが、時間とともに香りが落ち着いてきてバランスが良くなってきました。

しっかりした体躯で、フルーティで、濃い、今風のボルドーですね。
少し残ったのを次の日に飲んでみたいと思います。

<次の日のコメント>

やや酸味が強くなっているものの、嫌な樽香は消えていて、飲みやすくなっています。

スミレのようなフローラルな印象とパンのような酵母の印象があって、ボルドーらしい味わいになってますね。
ただ、さすがに次の日に美味しく飲めるほどの力は無いみたいで、かなり酸化してる印象です。

まあそれでも、1000円程度の価格では、充分なコストパフォーマンスですね。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事