2009/05/31

マッジョ ピトイ ビアンコ 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
・トロンテス(アルゼンチン:07) \1280
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950
・インソリア70%、シャルドネ30%(伊:シチーリア州:I.G.T.シシリア:03)\598(特売品)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マッジョ ピトイ ビアンコ 2003
【外観】
黄金がかった、やや落ち着いた色調の、濃い黄色。
ディスクの厚みは普通。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
濃い色調ながら、フチはほとんど無色。

【香り】
熟成感のある、ややスパイスの効いた第一アタック。
フルーツはアプリコットやパイナップル。
やや加熱されたような印象もある。
ちょっと癖のあるハーブのような印象。
香りはあまり強くは無い。

【味わい】
まろやかで軽い口当たりだが、酸味が強く、後味は苦味と共に酸味が残る。
セックで、残糖は少なめ。
舌の両脇に苦味が強く感じられる。
熟成感があり、樽のニュアンスも感じられる。
余韻はほんのりと少し続く。

【判定】
熟成感のある外観からは、2004年ボルドーと、2003年イタリアが候補。
香りの印象はやや南国系の果実とスパイス。
樽の印象もあるが、何となくイタリアっぽさがある。
飲んだ印象では、酸味と苦味が特徴。
ボディもあまり厚くなく、スレンダーな感じ。
イタリアはインソリアという聞きなれないぶどう品種。
飲んだ事無いと思うけど、何となくイタリアっぽい?

ファイナルアンサーで、イタリア。
で、ピンポン

ちょっと熟し過ぎたイタリアですね。

【総評】
マッジョ ピトイ ビアンコ 2003
Maggiovini PITHOI Bianco 2003

イタリア:シチーリア州:I.G.T.シシリア
アルコール度:12%
ブドウ品種:インソリア70%、シャルドネ30%

リカーランドトップで、ワゴンセール特売、598円で購入。

ワゴンセールで安かったのでついつい買ってしまいましたが、このクラスの白で、6年前のワインってのはさすがにピークを過ぎてる印象です。

ワインは悪くないので、痛んでいるという印象ではありません。
一番いい時期に飲めば美味しかったんだろうな~、って感じがします。

ちょっとシェリーっぽいんですよね。
ナッティな香りがちょっとあって、充分に熟成された印象と相まってシェリーっぽさを感じるみたいです。

温度が高いと重い印象が強くなるので、ちょっと冷やしてみました。
冷たくなると飲みやすくなって、過熟したような印象も少なくなります。

口当たりはまろやかなので、重い印象が無くなれば美味しく飲めますね。

伝統的なイタリアワインというよりは、やや現代的なニュアンスのワインだと思います。

やや難アリなワインとはいえ、598円では味わえないクラスなので、充分お買い得感のあるワゴンセールですね。

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