2009/05/24

ロ・ヌエストロ ガルナッチャ ティント ホーヴェン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・マスカットベリーA(日本:甲府市:酒折町:07)\1780
・ガメイ70%、ピノノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:07)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロ・ヌエストロ ガルナッチャ ティント ホーヴェン 2007
【外観】
濃い外観。
黒っぽく、フチは赤味が強い。
深い透明感があり、底がぎりぎり見えるくらい。
ディスクは薄く、粘性は中くらい。

【香り】
生食ぶどうのような印象。
カラメル。
タバコの葉。
なめし革。
加熱したような果実香。
グラスを回すとなめし革のような印象が強くなる。
香木のようなスパイスの香り。

【味わい】
滑らかで柔らかい口当たり。
酸味がフレッシュで、爽やかさを感じる。
セックながらフルーティな甘い印象がある。
アルコールはわりと強そう。
余韻は短い。
後味にブドウの皮のような渋みとエグミのようなものが残る。

【判定】
色が濃いながらも深い透明感があるという点ではどれも候補。
とはいえ、ブルゴーニュがちょっと外れるかも。

香りは、生食ブドウのような印象。
マスカット・ベリーA、あるいはガメイのような感じ。
しっかり造りこまれているようで、樽熟成の印象も強いが、嫌味ではない。

味わいはやや甘さとフルーティさが、ブドウの印象をそのまま残した感じ。
悪い意味ではない、ブドウジュースのようなフレッシュさを感じる。

かなりマスカット・ベリーAがあやしい。
ただ、強いなめし革の印象は、ピノ・ノアール。
そうなると、ガメイとブレンドされたブルゴーニュもあやしい?

ただ、飲み口がニューワールドっぽい、フルーティさを前面に出したタイプ。
そうなるとガルナッチャも候補になって、だんだん混乱してくる。

生産年で見ると、ブルゴーニュは2000年なので、これは違う。

となると、マスカット・ベリーAとガルナッチャの2択。
動物香がだんだん野性的になってきているので、これはガルナッチャ?

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ
で、ピンポン

おお、逆転勝利。

【総評】
ロ・ヌエストロ ガルナッチャ ティント ホーヴェン 2007
Lo Nuestro Garnacha Tinto Joven 2007

スペイン:ナバラ州:ナバラDO
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルナッチャ

リカーランドトップで、1080円で購入。

最近のスペインに良くある、ニューワールドテイストの、フルーティさいっぱいのワインです。

13%もアルコール度があるのに、とても軽い印象があります。
気が付くと思ったより酔っ払っているという、ちょっとデンジャラスなタイプ。

飲み物としては完成度が高いと思いますが、ワインとしては好き嫌いが分かれるところかもしれません。

ジュースっぽさが強いので、だんだん飽きてきそうな感じかな、と思っていましたが、ベタベタした甘さの印象はなく、すっきりしているので、どんどん飲んでしまいます。

カジュアルに楽しむには良い1本ではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

http://item.rakuten.co.jp/hashimotoya/8413393100073/#8413393100073

※サイトより引用
パフォーマンス高きガルナッチャ!
雑誌ペインで5つ星★★★★★連発の高評価ボデガ!

スペインのレリン地域に1956年に小さな醸造所所有者の一つのグループが立ち上げたボデガです。
畑は現在ナバーラに510ヘクタールを所有し、その土壌はアルシーリョカルカレアという砂混じりの泥灰土、そして石の多い起伏地となっており、かつ南向きと非常に恵まれた環境になります。

深いルビー色で、フルーティーでありながら、ハーブやスパイスのニュアンスをもつワインです。
熟した森の果実のアロマが強くパワフルな元気なワインです。
スパイシーなソーセージやステーキなどと合わせるのが理想的です。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事