ディアヌ・ラ・マルキーズ(白) NV
DIANE LA MARQUISE BLANC NV
フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%
町田の蔵家さんで、780円で購入。
【外観】
淡い色合い。
ちょっとピンクっぽい。
ロゼが少し混ざってる?って印象。
粘性はやや強く脚が長く残っている。
【香り】
リンゴ。
酸化をイメージさせる、少し放置してあったリンゴ。
ただ、痛んでいるような印象ではない。
グラスに入れた直後はアルコールの印象が強く、ちょっと焼酎のようなイメージがあった。
香りは弱く、シンプル。
【味わい】
荒々しい酸味。
ボディはあまり強くなく、口当たりも柔らかいが、昔風の酸味のキツいワイン。
ある意味懐かしい感じがする。
余韻は短く、後味は酸味が残る。
【総評】
ほとんどの人は「マズイ!」って言うワイン。
実際うちのカミさんも、「こりゃまずいね」って言ってました。
でも、ある程度年齢上で、四半世紀前くらいからワイン飲んでる人は、あ、これ懐かしいかも、って思うワインです。
昔はこんな酸味がキツくて飲みにくいワインだったよなー、って話が盛り上がりそう。
酸っぱいリンゴのような強い酸味がありますが、飲み口は悪くなく、だんだん癖になっていく感じ。
今どきワインによくある、第一印象が一番良くて、だんだん離れていくタイプと正反対です。
最初とっつきにくいけど、じわじわと味が出てきますね。
何か昔の友達にあったような懐かしさを感じます。
薦めてくれた町田の蔵家のご主人がいかにも好きそうなタイプで、なんだかちょっと、嬉しくなりました。
10年前くらいのブーズロンのアリゴテはまさにこんな感じだったですね。
ちょっと挑戦的とでもいうか。
しかし、こんなワインがだんだん飲めなくなるかと思うと、少し寂しいですね。
だれにでも、優しく、飲みやすいワインだけになってしまうと、こんな個性的なワインにも会えなくなってしまいます。
醸造法で考えると、マロラクティック発酵をしているかどうか、という差なのかもしれません。
マロラクティック発酵していると、クリーミーでまろやかな酸の白ワインになる。
していないと、キツい酸味のシャープな白ワインになる。
そう考えると、やはり時代遅れなのかも・・・
個人的には好きですが、人には薦められないワインなんでしょうかね。
2009/05/01
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