2017/10/29

サンティアゴ ピノ・ノワール NV(2017年購入)

サンティアゴ ピノ・ノワール NV

サンティアゴ ピノ・ノワール NV
SANTIAGO PINOT NOIR NV

チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

グルメシティで、494円で購入。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:やや弱め
色調:若々しいが穏やかな色調の、明るめのルビー
濃淡:明るい
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>赤い果実、ドライフルーツ、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>鉄、かすかにオリエンタルスパイス
香りの印象:落ち着いた、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:弱い、サラサラした
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:低めい
余韻:短い

【フレーヴァー】
あまり残らないが、スパイシーな印象がある

【評価】
ライトでフレッシュ、すっきりした味わいでバランス良くまとまっている

【供出温度】
10-13度 かなり軽いので冷やして飲むのが良さそうだけど、温度上がっても意外といけそうでもある

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいが穏やかな色調の明るいルビーで、底がハッキリ見えるくらいの透明感があります。

香りは控えめで、赤い実の果実、干しぶどう、カラメル、鉄さび、なめし革、タバコの葉など、ピノ・ノワールらしいクセのある感じ。

味わいは、ライトなアタックから、爽やかな果実感と甘み、しっかりした酸味がふんわりと広がり、細身のボディながら旨みがあり、少しえぐ味が出てきて、静かにフィニッシュ。

かなり軽いワインで、濃いロゼに近いくらいのイメージですが、私はこのタイプ大好きですね。

10年前だったら、ピノ・ノワールを500円切る価格で飲めるなんて考えられませんでしたが、このワインはすごく存在感があると思います。

2015年に飲んだ時は、
ニューワールドのピノ・ノワールらしいチャーミングな印象ながら、後味にしっかりとした渋みが残る感じがワインらしく、第一印象は結構良い。
ピノ・ノワールを期待して飲むようなタイプではなく、かなりジュースっぽいが、ワンコインということで許せる範囲。
という評価でしたが、今回はそんなにジュースっぽくはないですね。

すっきりしていて、心地よい果実感と渋みのある、フレッシュな味わいで、これはなかりいいです。
2~3本くらいストックしておきたいくらい。

同じような価格帯の「アルパカ ピノ・ノワール」が、ドライでスパイシー、ちょっと攻めてる感じに対して、このワインは上品に静かに穏やかに微笑んでるような印象です。

ワインとしての評価はアルパカの方に上がると思いますが、用途によってはこちらの方がいいかもしれません。

これくらい軽いと、家庭料理にも合わせやすそうですね。
変なクセがないのも好印象です。

今日の晩御飯は「鶏つくねの野菜あんかけ」。

淡白な和風の味わいなので、普通は赤ワインには合いませんが、このワインは大丈夫です。
つくねに入っていた生姜のスパイシーな感じが良く合いました。

このワイン、軽やかでピリッとした感じがいいですね。

家庭料理ににも合わせやすそうで、これはいいワインだと思います。

人に例えると、静かで穏やかなんだけど、ちょっとピリッと緊張感のある、つり目の美人みたいな?

穏やかで上品だけど、ちょっと緊張感があるのが、このワインの最大のポイントですね。
温度が上がってもダレてこずに、張りのある緊張感のあるイメージを保ってます。

コストパフォーマンスも高く、おすすめです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2017/10/08

デ・ボルトリ ウィローバンク セミヨン シャルドネ 2016

デ・ボルトリ ウィローバンク セミヨン シャルドネ 2016

デ・ボルトリ ウィローバンク セミヨン シャルドネ 2016
DE BORTOLI WILLOWBANK SEMILLON CHARDONNAY 2016

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:セミヨン、シャルドネ

ヤオコーの20%オフセールで、税抜き608円で購入。
元値は、税抜き780円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほんのりオレンジを感じる、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若い、強さを感じる

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、リンゴ、梨、
<香辛・芳香・化学物質>石灰っぽいミネラル、たばこのようなスモーク
香りの印象:第1アロマが強め、少し樽の印象?

【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、はっきりした
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、バランスが良い
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
梨の芯のようなちょっと苦味を感じる果実感

【評価】
フレッシュでフルーティ、上品で軽やかなとても良いまとまり

【供出温度】
11-14度 キンキンに冷えていても美味しく飲めるけど、少し温度が上がってきた方がワインの良さを感じられる

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、若々しいけどちょっとオレンジを感じる、中庸なイエローで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、白い実の果実、リンゴ、梨、石灰のようなミネラル、タバコの葉のようなスモーク香、時間が経って温度が上がってきたらバターの印象が出てきました。

味わいは、軽めのアタックから、フレッシュでチャーミングな果実感と甘みが心地よく広がり、しっかりした酸がバランスよく支えて、じわっと旨みを残しながら、すっきりしたフィニッシュ。

これはいい。
幸せを運んでくれる飲み物です。

ワインが微笑んでいるような、天使がそこにいるような、笑顔になってしまう味わいですね。

これは飲んだ人全員が美味しいって言うんじゃないでしょうか。

果実感も甘みもしっかりあるのですが、ベタベタした感じや重さはまったくなくて、上品で軽やかにまとまっていて、飲み始めから飲み終わりまでノンストれるでスーッと流れていきます。

今のところ、飲み会に持っていきたいNo.1ですね。
ウィローバンクの他のシリーズも飲んでみたいです。

今日の晩御飯は自家製のハンバーグステーキ。
赤ワインの入ったソースです。

もともと白ワインだと合わせにくいメニューですが、このワインは果実感が強くて自己完結しているので、食事との相性が難しそう。

ワインが食事に歩み寄らない感じ。

おつまみのジャイアントコーン黒胡椒味に合わせても、やっぱりそれぞれ別々な感じ。
タンスモークも同じく、ワインとのフィット感はありません。

ワインだけで完結しているので、他にいらないんですね。

食事と合わせにくいというのが、このワインの最大の難点ですが、そのままで美味しいからいいか!

1本飲み終わるころには、ちょっと力が落ちてきましたが、この価格だったら許容範囲でしょうか。
このワイン、チョーおすすめです。

1000円以下のおすすめワイン

2017/09/23

コノスル オーガニック ソーヴィニヨン・ブラン 2016

コノスル オーガニック ソーヴィニヨン・ブラン 2016

コノスル オーガニック ソーヴィニヨン・ブラン 2016
Cono Sur Organic Sauvignon Blanc 2016

チリ:アコンカグア地方:サン・アントニオ・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

ヤオコーの20%オフセールで、税抜き864円で購入。
元値は、税抜き1,080円

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、グレーに近いレモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱め

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、洋梨、モモ、菩提樹、グリーン系ハーブ
<香辛・芳香・化学物質>クリーム、ミネラル
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め(優しい)
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、優しい
苦味:穏やかな
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
おだやかな白い実の果実と柑橘系

【評価】
優しく包み込むような包容力がありがなら、爽やかさとフレッシュ感がある

【供出温度】
11-14度 冷えていても美味しいけど、少し温度が上がった方が味わいが出る

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかった、ほぼグレーに近いレモンイエローで、輝きがあります。

香りは、白い実の果実、洋梨、シロップ漬けのモモ、クリーム、グリーン系のフローラルやハーブ、硬質なミネラルなど、上品で優しい印象。

味わいは、まろやかなアタックから、上品な果実感と効果的な甘みが気持ちよく広がり、細身ながら優しいボディで旨みがじわっと沁みてきて、心地よい酸味のあるジューシーなフィニッシュ。

さすが、コノスル!!
なんというか、完璧なまとまりです。
まろやかで飲みやすく、甘さや酸味のバランスも最適で、それでいてソーヴィニヨン・ブランらしさもしっかり出ていますね。

酸味やグリーン系が強烈なタイプとは違い、とても上品で穏やか、それでいて爽やかさもあります。

リップヴァンウィンクルの花嫁の黒木華(くろきはる)さんみたいな魅力がありますね。
※現在最大級の褒め言葉

1000円台のワインの理想形、というかカジュアルワインの理想形を体現しているみたい。
ちゃんとヴァラエタルシリーズの上位という格の違いを出しているところがスゴイ。

ヴァラエタルのソーヴィニヨン・ブラン2016は、
爽やかだけど、苦味が強くて後味に強めに残る。
一日置いてから、物腰の柔らかい、懐の深い印象になりました。
とありますが、次の日はややフレッシュ感がソガれてしまいましたので、フレッシュ感がありながら、優しく上品というワンランク上を行ってます。

オーガニックシリーズはシャルドネが気になりますね。
ヴァラエタルとどう違うのか、ぜひ飲んでみたいです。

コノスルのワインはいいですね。
幸せな気分になります。

ワインだけでどんどんいってしまいますね。

今日の晩御飯は「海鮮丼」。
ブリ、サーモン、いくら、アジ、タイ、イカ、帆立、が入っている豪華バージョン。

ブリやサーモンは大丈夫で、青魚のアジも新鮮だったので、それほど問題なし。

意外と食事に合わせやすそうで、和食にも合いそうですね。

ワインだけになっても心地よい余韻があって、幸せ感が続きますね。
価格以上の満足感があるワインだと思います。
超おすすめです。

■楽天ショップへのリンク

チリワイン 「コノスル・オーガニック・ソーヴィニョン・ブラン」 750ml 白ワイン 【RCP】

※サイトより引用
チリの高コストパフォーマンスワインとして知られるコノスル。
ラベルに描かれた自転車は、毎日畑へとペダルをこいでいく農夫たちのシンボル。
彼らの献身的な畑仕事とチリの大自然が、土の滋味たっぷりで凝縮感のある個性を産み出しています。
最近では価格よりも、オーガニックワインシリーズで雑誌などに取上げられることが多いワイナリーです。
チリ南部にある100年以上続く単一畑を所有し、ワイナリー設立の1993年以降、10年足らずでチリを代表するワイナリーの仲間入りをしました。
自然のサイクルを基本とした葡萄づくりから産まれるこのワインは、ドイツのオーガニック農産物認定機関『BCSエコ』の認定を受けた有機栽培葡萄を100%使用したワインです。
●受賞歴
2011年 ヴィンテージ | ワイン・スペクテーター | 87点 / 100点満点
2011年ヴィンテージ | Wine&Spirits MAGAZINE 91点/100点満点
●製法について
低温でスキンコンタクト後、ステンレスタンクで発酵。
●オーガニック等の情報
ドイツ・BCSエコの認定を受けた有機ワインです。
現在植樹されている150haは全て有機栽培の認定を受けている。
●味わいは?
緑がかった淡いレモンイエロー。
香りについてライムやグレープフルーツなどの柑橘系果実の爽やかな香。
白い花や白桃のニュアンスも 感じられる。
キリッとした酸味が感じられ、みずみずしい果実の凝縮された味わいと豊かなミネラル分を感じる。
爽やかな酸を活かすために、 マロラクティック発酵はしていない。
■関連情報(コノスルのワイン)



■関連リンク(ヤオコーのワイン)


2017/09/22

コッパー・エステート 赤 NV(2017年購入)

コッパー・エステート 赤 NV

コッパー・エステート 赤 NV
COPPER ESTATE RED NV

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明

セブンイレブンで、494円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱い
色調:落ち着いた色調の、明るいルビー
濃淡:明るい
粘性:弱め
外観の印象:若い頃を抜けた、底がしっかり見えるくらいの透明感

【香り】
第一印象:やや鼻を突く印象
特徴:
<果実・花・植物>ドライフルーツ、干しぶどう、ドライハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>コーヒー、チョコレート、濡れた犬
香りの印象:ややケミカル、酸化熟成の段階にある

【味わい】
アタック:かなり軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:少しトゲのある感じ
タンニン分:弱い
バランス:痩せた、渇いた
アルコール度:低め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっとケミカルでゴムっぽい

【評価】
かなり軽く、痩せて渇いたような、やや味気ないまとまり

【供出温度】
10度以下 しっかり冷やして飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり、タンブラー

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は明るく、落ち着いた色調のルビーで、底がしっかり見えるくらいの透明感で、輝きは弱め。

香りは、熟成感のある果実、薬品っぽいケミカル、時間が経つとカラメル、鼻を突くような印象がありあまり良くありません。

味わいは、かなり軽いアタックから、地味な果実感と甘みが申し訳なさそうに広がり、痩せて渇いた印象のままフィニッシュ。

やや温度が高い事もありますが、軽くて地味で気分も上がらない、完全にアウトな第一印象。
とはいえ、傷んでいるとか、体に悪そうって感じではないので、これから印象は変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯はコンビニの「ミートソースパスタ」と「枝豆」。

ワインが軽いのと主張が少ないので、食事との相性は悪くありません。
どんな料理でも控えめに寄り添うみたいな合い方でしょうか。

食べ物があった方がワインのマイナスポイントを隠しますね。
コンビニの冷凍の枝豆も、力関係はいい感じ。

赤ワインですが、キンキン冷やして飲むタイプですね。

全体的にワンコインワインのレベルが上がっているなかでは、ちょっと見劣りしますね。
軽すぎて、華やかさもない。

あまり人に勧められるようなワインではないかも。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


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