2016/09/30

アンデス・キーパー カベルネ・ソーヴィニヨン NV

アンデス・キーパー カベルネ・ソーヴィニヨン NV

アンデス・キーパー カベルネ・ソーヴィニヨン NV
ANDES KEEPER CABERNET SAUVIGNON NV

チリ・セントラルヴァレー産のブドウを使用したワイン原酒を日本で国内ボトリング
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

セブンイレブンで、408円で購入。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、底がうっすら見えるくらいの透明感

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>ブルーベリージャム、カシス、グリーン系スパイス、杉
<香辛料・芳香・化学物質>薬箱、ややケミカル、アルコール、シナモン
香りの印象:ケミカルで還元的、複雑性もある

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:なめらか、優しい
タンニン分:溶け込んだ、なめらか
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:飲んだ瞬間は弱めに感じるが、熱いアルコールの印象が残る
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ、スパイシー

【評価】
ライトでマイルドな味わいながら、アルコールが浮いていて後味が辛い

【供出温度】
10-13度 アルコールの印象が強いのであまり冷やしすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし デカンタージュするとアルコール感は減らせるかもしれないけど、いろいろ大事なものも飛びそう

【総評】
外観は、若々しい色調の紫がかった濃いルビーで、底がうっすら見えるくらいの透明感と輝きも少しあります。

香りは、還元的でアルコールの印象が強く、カシス、ブルーベリージャム、グリーン系スパイス、杉、シナモン、時間が経つと硝煙やカラメルの印象も出てきました。

味わいは、ライトでマイルドなアタックから、ジャムっぽい果実感と穏やかな酸味が、鈍くゆっくり広がり、細身のボディを生っぽいアルコール感が支えて、重い印象のままフィニッシュ。

このシリーズ、白がとても良かったので、赤も期待してましたが、第一印象はイマイチ。
全体的に重苦しさというか、加熱されて気が抜けたような印象があって、フレッシュ感がありません。

濃縮果実を使った国産ワイン的な感じでしょうか。

今日の晩御飯は、コンビニの「ミートソースパスタ」。
デミグラスソースみたいな甘いパスタソースが、ワインの甘みにフィットしてとても相性がいいですね。

さてはここを狙ってた?ってくらいのフィット感ですが、リフレッシュしてくれないので、だんだん重くなってきました。
おつまみのミックスナッツは適当な感じで合います。

最後までどんより重くてフレッシュ感がなく、さらに人工的なので、あまり薦められないタイプでしょうか。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

2016/09/27

アンデス・キーパー ソーヴィニヨン・ブラン NV

アンデス・キーパー ソーヴィニヨン・ブラン NV

アンデス・キーパー ソーヴィニヨン・ブラン NV
ANDES KEEPER SAUVIGNON BLANC NV

チリ・セントラルヴァレー産のブドウを使用したワイン原酒を日本で国内ボトリング
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体

セブンイレブンで、408円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱め

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、グレープフルーツ、グリーン系ハーブ
<香辛・芳香・化学物質>酵母、石灰のようなミネラル、クリーム、シロップ、硝煙
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、強烈
苦味:旨みを伴った
バランス:溌剌とした、シャープな
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュ、ミネラル感のある

【評価】
シャープでフレッシュ、強い酸味がアクセントになっている

【供出温度】
7度以下 フレッシュでシャープな味わいなので、冷やして飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり、タンブラー

【総評】
外観はやや淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、単調な印象。

香りは、酵母やミネラル、柑橘系、グレープフルーツ、クリーム、シロップ、硝煙、グリーン系のハーブなど、ちょっと楽しめる感じ。

味わいは、軽めのアタックから、フレッシュな果実感と強烈な酸味が一気に広がり、シャープなボディがすーっと続いて、少しえぐ味のあるジューシーなフィニッシュ。

強い酸が主張しているタイプですが、そこが個性になっていて、全体のバランスはとても良いと思います。
酸っぱいワインがダメ、という人も多いので、そういう人にはちょっと合わないかもしれません。

すっきりして飲みやすいし、安っぽくないし、ワンコインを切る価格帯ではダントツに良いですね~。
というか、セブンプレミアムのワインで一番好きかも。

酸味がとても良いアクセントになっていて、程よい甘みもバランスが良いと思います。

今日の晩御飯は、コンビニパスタの「ボンゴレビアンコ」。
合わせると、お茶のようにグイグイ飲んでしまいますね。

酸味が魚介類にとても良く合うので、口をサッパリしてくれて、さらに食事も美味しくなります。
う~ん、これはデイリーワインの決定版が出てきた感じでしょうか。

シャープでテキパキした感じで、平日に飲んでもダレずに気分がシャンとして、仕事しながらでも飲めるのでは!?(もちろんしませんが・・・)

と、軽めだと思ってグイグイ飲んでたら、なんとこのワイン13%もあるんですね。
白ワインとしては結構高めで、11.5%くらいのイメージで飲んでました。
これは危険なタイプかも。

酸味が中心ですが、余韻にふっと心地よい果実感が残るので、それが良さのポイントかもしれません。

ワンコインワインが日々進化していて、その地位を確立しようとしていますが、このワインもその大きな流れにいるようです。

安いワインが高いワインに引け目を感じることなく、自分の立ち位置をしっかり主張していますよね。

高いワインは一部のマニア向けのものになってきて、普段飲むには十分な美味しさを持っているワインがどんどん増えていると思います。

人に例えると、爽やかで、テキパキしてて秘めた力を持っている、将来性のある若い男子みたいな?

この価格では定番になりそうですね。
また飲みたいワインです。

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冷蔵庫に入れておいたものを次の日に飲んでみましたが、ちょっと酸味が尖ってきてるものの、飲めない感じではありません。
ただ、初日に感じた美味しさは無くなってますね。
ちょっと気が抜けたような感じで、少し炭酸を含んでいたのかもしれません。

一日で飲みきるのがオススメですが、酸がしっかりしているので、キールとかオペレーター(白ワインのジンジャエール割り)のようなカクテルにしてしまう、という手もありますね。

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その後のリピート率はとても高く、値段じゃなくて、味で選んでる感じ。
特にコンビニのパスタにはとても良く合います。

酸味はしっかりしてますが、とてもチャーミングな余韻があって、これはいいですね。

魚介系との馴染みは抜群で、しっかりした酸味とミネラル感とか苦味がとても良く合います。

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またまたその後。
とても高いリピート率ですが、2017年に入ってから、ちょっと酸化を感じるものに当たるようになりました。

ロットでも差があるのかもしれませんが、倉庫や店頭での管理でもかなり品質に差が出そうです。
まあ、安いワインなので、当たりハズレはあってしかりと思うようにしないとですね。
ハズレと言っても飲めないレベルではありませんが。

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2018年になって、だんだんレベルが低くなってきたようです。
香りは人工的で、水っぽくて、さらにちょっと傷んだワインが混ざっているような印象も・・・
まあ、この価格なので、しょうがないですかね~。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2016/09/25

イエローテイル シラーズ 2015

イエローテイル シラーズ 2015

イエローテイル シラーズ 2015
yellow tail Shiraz 2015

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ

リカーランドトップで、税抜き839円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しいがピンクマゼンタ色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:とても濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、濃縮感が強い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>メントール、ブルーベリージャム、針葉樹
<香辛料・芳香・化学物質>コーヒー、カカオパウダー、シナモン
香りの印象:若々しい、開いている、第1アロマ強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多めの残糖
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:控えめ、サラサラした
バランス:スマートな、頼りない
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
濃縮ぶどうジュース

【評価】
果実味たっぷりで甘い、ジュースのような味わい

【供出温度】
10度以下 ワインとして頼りない感じなので、冷やして飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいピンクマゼンタ色のフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、輝きがあります。

香りは、メントールやシナモンのようなスパイス香が中心で、ジャムのような果実、コーヒー、チョコレート、タバコ、茎っぽいグリーン香もあります。

味わいは、ライトでソフトなアタックから、濃縮感のある果実味と甘さがじわっと広がり、ボディはすかすかでジュースのような印象のまま、静かにフィニッシュ。

甘くてフルーティな、飲みやすいだけのワインってイメージでしょうか。
ファストフードの印象があって、ケチャップ味の料理をイメージしてしまいました。

イエローテイルブランドってちょっと苦手だったので、長いこと敬遠してましたが、やはりこれはちょっと・・・って感じ。

ワインらしさが無くて、濃縮ブドウジュースを使ったワイン風味のカクテルみたい。

今日の晩御飯は、「シンガポールチキンライス」と「揚げだし豆腐」。

このワイン、とても濃くてフルーティなので、まったく馴染みはしないものの、ジュース程度に合わせてくれます。
バーベキューとか焼肉とかだと、まだ納得感がありそうですね。

「ドライマンゴー」に合わせてみると、仲間同士でハイタッチするような合い方。
相性はいいけど、マリアージュって感じではない。

このワイン、ジュースっぽいというか、人工的というか、作為的というか。
シラーズの良さみたいなものも感じられないし、個人的にはまったく好きになれないタイプですね~。

またイエローテイルを飲むのは数年後になりそうです。

■楽天ショップへのリンク

イエローテイル シラーズ【イエローテール】

※サイトより引用
果実が熟するまで待って収穫し豊かな味わいと香りを追求。香り高いベリーとバニラのアロマと、口の中に広がる熟した果実の甘みが、程よく抑えられたタンニンと見事なまでの調和を奏でます。
■Amazonへのリンク


2016/09/24

パラ・ヒメネス シャルドネ オーガニック 2015

パラ・ヒメネス シャルドネ オーガニック 2015

パラ・ヒメネス シャルドネ オーガニック 2015
Parra Jiménez Chardonnay Organic 2015

スペイン:ラ・マンチャ州:DOラ・マンチャ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、税抜き842円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:かすかにオレンジっぽい、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、大人しい印象

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、モモ、パイナップル、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ、クリーム、粉っぽいミネラル、硝煙
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:穏やかな
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
フレッシュ、フルーティ

【評価】
フルーティでカジュアル、穏やかな印象

【供出温度】
7度以下 キンキンに冷やしても美味しいけど、温度が多少上がっても大丈夫そう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、輝きは弱め。

香りは、モモや梨のような白い実の果実、パイナップル、甘いフローラル、少し粉っぽさのあるミネラル、硝煙、温度が上がってくると香水のような香りが出てきました。

味わいは、軽めのアタックから、カジュアルな果実感と甘みが心地よく広がり、スマートなボディながら旨みがじわっと出てきて、酸味のあるジューシーなフィニッシュ。

なんだかフツーな印象なんですが、ちゃんと美味しい、あなどれない感じのまとまりですね。
温度低めで飲み始めましたが、これから冷やすとグッと変わってきそう。

「セブ島ドライマンゴー」にあわせると、ワインが卑屈になって、完全に負けてしまって、完敗でいいところがまったくなくなります。
ただの酸っぱさだけが残る感じ。

「サラミソーセージ」も完全にいいところなし、で水っぽくなります。

「揚塩ピー」も塩気がケンカしてだめ。

ワインが繊細なのか、食事を選ぶ感じですね。

フレッシュなナチュラルチーズとか、野菜メニューのバーニャカウダとかアヒージョ、シーザーサラダとか。
パスタやピザも繊細なやつじゃないとダメそう。

香りも強くないし、主張も少なめなので、白身の天ぷらとか白身魚のグリルとかに合うかも。

素直な味わいで、これといった個性はありませんが、安定感がありますね。

人に例えると、真面目で派手さはないけど、爽やかで信頼できる青年みたいな?

素敵なラベルデザインですが、見た目通り繊細で、センスの良いまとまりだと思います。

■楽天ショップへのリンク

パラ・ヒメネス シャルドネ オーガニック[2015]スクリューキャップ

※サイトより引用
高品質でリーズナブルな、ラ・マンチャのオーガニックワイン生産者!
スペイン中部の“ラ・マンチャ地方”は、ドンキホーテの小説でも知られている場所です。パラ・ヒメネス社は、この地で1993年よりオーガニックぶどうを作り始めて、現在に至っては190ヘクタール全ての畑と醸造所が有機栽培とその醸造の認証を受けている家族経営のワイナリーです。
彼らの思いは、地球環境にやさしく健康的なオーガニックワインを分かり易く、美味しく、リーズナブルな価格で多くの消費者の方に楽しんで頂きたいとのこと。
よりワインの質を重視し、かつ安全なブドウから造られるナチュラルな味わい。とても素直な風味を持っていますが、飲み応えも十分なワインを楽しませてくれる生産者です。
【使用品種】 シャルドネ100%(有機栽培ぶどう)
【醸造】スタンレスタンク発酵、ステンレス熟成
【タイプ】 白ワイン・ややコクのある辛口
綺麗なゴールドの色合いで、香はパッションフルーツやシロップなどの甘く華やかなニュアンスの中に、爽やかなミネラルが混じります。
口当たりは柔らかくフルーティーで、コクも十分あり、フレッシュ感のある酸味と豊かな果実味がよくマッチしています。
余韻にも果実や、ほんのり紅茶のような風味も残る、素直な味わいですが、とても満足感のあるワインです。

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