2013/11/19

キュヴェ・ド・マリー 白 NV

キュヴェ・ド・マリー 白 NV
キュヴェ・ド・マリー 白 NV
Cuvee de Mally Blanc NV

フランス:ヴァン・ド・フランス
アルコール度:11%
ブドウ品種:不明

ファミリーマートで、598円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若い、輝きがある、色づきが良い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:バタークリーム、パイナップル、ややミネラル、ちょっと柑橘系、ほんのり青草香
香りの印象:グラスを回すと立ってくるが、その後すぐに消える

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープ、強め
苦味:コク(深み)を与える
バランス:コンパクト、まろやか
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
シンプルでコンパクトだが、ややボリューム感あり。ワンコインよりちょっといい感じ。

【供出温度】
8-10度、11-14度

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
若々しい、グリーンがかったイエローの色調で、輝きがあります。
期待感のある外観ですね。

香りは、最初バタークリームの印象で、南国系の果実、そのあとに硫黄のようなミネラル感、時間が経つと、蜜のような、シロップのような印象が出てきます。

味わいは、ちょっと軽めのアタックで、すっきりした味わいから、ふっくらと膨らみがあります。
後味はクリーンで、すっきりした果実感が残り、軽めながら、バランスのいい感じ。
スッキリした味わいも好印象です。

今日の晩御飯は、コンビニのクリームチーズパスタ。
このワイン、実によく合います。

この組み合わせを狙って商品開発した、としか思えないくらいのフィット感。

クリームチーズの軽い感じと、ワインの軽やかな爽やかさがとても良いバランスで、とてもしあわせ感のある組み合わせです。

パックの茶碗蒸しがあったので、試しに合わせみると、これはちょっと微妙。

ゆでたまごは、ワインに合わない食べ物の代表的なものですが、これは卵のせいじゃなくて、和食とこのワインが合わないみたい。
茶碗蒸しの優しい味わいに、ワインの香りが邪魔をします。
というか、そもそも茶碗蒸しって、お酒のつまみにならないですよね、すみません。

グラスに残り少なくなると、樽香が強く出てきました。

食事が終わって、海老黒胡椒せんべい、に合わせると、味の強さにワインが完全に負けます。
マカダミアナッツのチョコレートは、ワインが完全に負けるけど、悪くありません。
裏に回ってしっとりとした果実感を加えます。

ちょっと食べ物が欲しくなるので、ダイエッターには要注意。

このワイン598円で、ワンコインよりちょっと上の価格レンジなんですよね。
セブンイレブンやローソンが500円で揃えているだけに、ちょっと割高感を感じます。
それなりの存在感がありますが、ワンコインとの勝負になると、ちょっと厳しい感じ。

この100円の差は大きいですよね。
ワンコインがあったらそっちを選びそう。

ただ、コストパフォーマンスは悪くないと思います。

■関連リンク(ファミリーマートのワイン)


2013/11/17

ブリュオワ ABC ブラン 2011

ブリュオワ ABC ブラン 2011
(1)ピノ・ネーロ(伊:ロンバルディーア州:DOPピノ・ネーロ・デル・オルトレポ・パヴェーゼ:10)\1200
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、グロ・マンサン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPコンテ・トロザン:11)\1050
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、ビウラ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン地方:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:12)\990
(4)グルナッシュ・ブラン、クラレット(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOPヴァントゥー:12)\800

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、ややグレーがかったイエロー
濃淡:淡め
粘性:やや強め
外観の印象:淡い色調で、輝きは強め

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:柑橘系、青草香、ミネラル、フリンティ、麦わら
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープな、強い
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、強さがある
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フレッシュなフルーティ

【評価】
すっきりしたフルーツ感だが、アルコール度が高く、強さがある

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
淡い、グレーっぽい色調に、ギラギラした金属質な輝き。

香りは、ソーヴィニヨン・ブランらしい、柑橘系と青草香。
フリンティな印象もあって、品種はソーヴィニヨン・ブランで決定。

飲みくちは、アルコール度強めで、フレッシュで爽やかな果実感。
酸味もしっかりしていて、ニューワールドのソーヴィニヨン・ブランって感じ。

南仏かスペイン、グロ・マンサンのブレンドかビウラのブレンド、のどちらかだが、全体的なまとまりは南仏のソーヴィニヨン・ブランって感じがある。
スペインワインは時々シェリーぽい酵母の印象があるが、このワインは無い。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、グロ・マンサン
で、ピンポン

南仏のソーヴィニヨン・ブランって独特な美味しさがありますよね。

【総評】
ブリュオワ ABC ブラン 2011
ABC BLANC SAUVIGNON GROS MANSENG 2011

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPコンテ・トロザン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、グロ・マンサン

リカーランドトップで、1050円で購入。

淡く、グリーンがかった若々しい色調で、輝きが強め。
グレーっぽく、金属質なギラギラした輝きを持ってます。

香りはあまり強くありませんが、柑橘系フルーツ、青草香、火打ち石を擦ったようなフリンティな印象があり、ソーヴィニヨン・ブランらしさが全開です。
そのなかで、グロ・マンサンがどういう役目をしているかは分かりません。

味わいは、フレッシュでフルーティなアタックながら、アルコールの印象が強く、しっかりした強さを感じます。
すっきりした爽やかなアタックから、スリムで芯の強いボディ、後味はドライで、ちょっと乾く感じもありますね。

爽やかさと、しっかりした強さを感じるワインで、ちょっとアルコールが強めな印象。
後味は、やや乾く感じとえぐ味が残ります。
全体的には悪くありませんが、ちょっと辛いかな。

今日の晩ご飯は自家製のワンタン。
ワインがスッキリしているので、美味しく食べられます。

カミさんも「クセがなくて飲みやすい、ツマミもいらない。」という評価。

個人的には、後味がやや苦い感じが、ちょっと気になりますが、まあ個性の範囲かも。
スッキリと飲みやすく、フルーツ感も心地よいですね。

1000円程度だったら、お買い得だと思います。

■関連リンク

ブリュオワ ABC ルージュ 2011

2013/11/16

シャトー・ポウヤンヌ 2009

シャトー・ポウヤンヌ 2009
(1)ピノ・ネーロ(伊:ロンバルディーア州:DOPピノ・ネーロ・デル・オルトレポ・パヴェーゼ:10)\1200
(2)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン20%(仏:ボルドー地方:AOCグラーヴ:09)\1190
(3)テンプラニーリョ100%(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン地方:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:12)\990
(4)シラーズ100%(オーストラリア:GIサウス・イースタン・オーストラリア:12)\850

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:落ち着いたルージュの、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:弱め
外観の印象:やや大人しい印象

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:チョコレート、コーヒー、カシス、ジャム、ヴァニラ、スパイス
香りの印象:木樽からのニュアンス(強いヴァニラ香)

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:やわらか、はっきりした
タンニン分:弱め
バランス:なんだか気持ち悪い感じ、なにか混ざってる?
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
生っぽい感じが残る

【評価】
香料を添加されている裏に、傷んだ果実が入っているような、気持ちの悪い感じ

【供出温度】
11-14度 ※冷やした方が飲みやすいかも

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
落ち着いたルージュ色で、輝きも弱め。
力のない印象。

香りは木樽からの影響が強く、チョコレートやコーヒー、強いヴァニラ香が特徴的で、何だか香料が添加されているような気持ち悪さがある。
品種の特徴は良くわからない。

飲みくちはほんのり甘みがあって、フルーツ感のあるニューワールドタイプ。
ただ、アフターにやや生っぽい、傷んだ果実のような悪臭系が残る。

この中では、生産国だけで選んで、オーストラリア?
シラーズっぽさもある。

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ブー

なんと、グラーヴの赤。

【総評】
シャトー・ポウヤンヌ 2009
Chateau Pouyanne 2009

フランス:ボルドー地方:AOCグラーヴ
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン20%

リカーランドトップで、1190円で購入。

品種も生産国も生産年もまったく違う、パーフェクトな間違い・・

熟成感があるので、少なくとも1年前のワインではありません。
それにしても、大分お化粧されている感じがあるので、これで品種を当てるのはなかなか難しいかと・・(言い訳)

外観はちょっと落ち着きのある、黒っぽいルージュ。
輝きも弱めで、期待感はイマイチ。

香りは、アンピルマティックな香りに、強いヴァニラ香が影響して、チョコレートやココアのような香り。
それが落ち着くと、ちょっと腐臭というか、いたんだ果実のような生っぽい香りが、ふっと出てきます。

茹でたとうもろこしのような感じというか。
とにかく香りは良くないですね。

味わいも、甘みがあって濃厚なフルーツ感がありますが、アフターの香りが良くないので、ちょっと気になります。

今日の晩ご飯は、焼肉のタレでつけこんだ、鶏の唐揚げ。
焼き肉のタレの甘みがワインの甘みとフィットするかと思ったら、ちょっと並行線。

やはり樽香が強いので、食事と合わすのが難しそうですね。

気になる点はあれこれあるけど、意外と飲んじゃました。
ベースは悪くないんでしょうね。

ただ、ちょっとお化粧感が強くて、また買おうとは思えないかな。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ポウヤンヌ[2009]年・AOCグラーヴ・(チャレンジ・インターナショナル・ゴールドメダル受賞酒)・(金賞受賞酒)・シャトー元詰Chateau Pouyanne[2009] AOC Graves (Challenge International Medaille d'Or)

※サイトより引用
ボルドー、グラーヴ辛口フルボディ赤ワイン愛好家大注目!アシェットガイド誌2013年版でも、この2009年ものが大注目!セパージュは、メドックワインによく似ているが南部のグラーヴファンに大人気のメドックの赤とはっきり区別できる性格を持っていることで有名な高級ACOグラーヴの赤!しかもチャレンジ・インターナショナルで見事ゴールドメダル(金賞)受賞酒!しかも世紀のヴィンテージと言われるスーパーグレイトヴィンテージ[2009]年もの!造り手はChateau Margesと同経営!ゾーサ家によるグラーヴ地区Budos村に55haを所有するシャトー・ポーヤンヌ!のシャトー元詰ワイン!平均樹齢25年以上のカベルネ・ソーヴィニヨンを30%にカベルネ・フラン20%にメルロー50%を、オーク樽12ヶ月熟成で造られるこのワインは、きれいなガーネット色!ブラックチェリーやブラックベリー、ブラックカラントの凝縮したアロマ!ミネラル感があり、トースト香も口一杯に広がる、やわらかいアタックと豊かなボディが人気の究極辛口フルボディ赤ワインが、限定で極少量入荷!

オックスフォード・ランディング ヴィオニエ 2011

オックスフォード・ランディング ヴィオニエ 2011
(1)ピノ・ネーロ(伊:ロンバルディーア州:DOPピノ・ネーロ・デル・オルトレポ・パヴェーゼ:10)\1200
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、グロ・マンサン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPコンテ・トロザン:11)\1050
(3)ヴィオニエ(豪:南オーストラリア州:11)\1000
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、ビウラ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン地方:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:12)\990
(5)グルナッシュ・ブラン、クラレット(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOPヴァントゥー:12)\800

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:熟した果実、カリン、アカシア、マスカット、蜂蜜
香りの印象:アロマティック

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープな、爽やかな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:ふくよかな、厚みのある
アルコール:高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
厚みのあるフルーツ感

【評価】
濃縮感があり、強さを持っている

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【判定】
グリーンがかった、やや濃い色調で、ギラギラした輝きがある。

香りはアロマティックなフルーツ香。
熟した果実の独特な印象はヴィオニエ。
蜜っぽい感じとか、カンロ飴みたいな感じ?

アタックはやや残糖を残した甘みがあり、しっかりした酸味と、果実感が強め。
こってり濃厚な果実感は、やはりヴィオニエ。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ピンポン

ヴィオニエは特徴があるので、あまり外しませんね。

【総評】
オックスフォード・ランディング ヴィオニエ 2011
OXFORD LANDING ESTATES VIOGNIER 2011

オーストラリア:南オーストラリア州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ヴィオニエ

リカーランドトップで、1000円で購入。

輝きがあり艶っぽい色調で、グリーンがかった濃い色調。

香りは、熟した果実香が特徴的で、少し時間が経つとスモーキーな木樽の印象も強くなってきました。
ヴィオニエの果実香って、独特な深みというか、「重み」みたいなものがありますね。

飲みくちは、ちょっとトロッとした、厚めの果実感のある、ヴィオニエらしい味わい。
しあわせ感、強めですね。

ドライなワインが好きな人には、やや香りが強すぎでしょうか。
ちょっとクセがあるので、シャルドネとかのスッキリした果実感が好きな人は気になるかもしれません。

でも、この独特な濃厚な味わいにハマると、シンプルでスッキリしたワインが物足りなくなるんですよね。
ヴィオニエの頂点、コンドリューを目指しているような印象をうけます。

ただ、樽香がだんだん鼻についてきたかも。

今日の晩ご飯は、焼肉のタレ風味の鶏の唐揚げ。
白ワインだけど、こってりした味わいは、鶏の唐揚げくらいで、ちょうどいい感じです。

焼き肉のタレの、フルーツの印象にも馴染みがいいみたい。

それにしても、このワイン、家庭料理だと合わせるイメージがわきませんね。

ゴージャスなフルーツ感というか、果実味がたっぷりなので、少なくと和食には合わないでしょうね。
ゲヴュルツトラミネールとかと同じで、カレーにはよく合いそうです。
そういう点では、中華とか、辛い料理でもいいかもしれません。

樽の印象も気にならなくなってきました。

ワインだけでも飲めるし、ナッツを合わせても美味しい。

1000円くらいだったらお買い得ですね。
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランに飽きたらヴィオニエはいかがでしょうか。

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