2009/11/30

ラッキージェネレーション シャルドネ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(2)ヴィオニエ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\990
(3)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\950(20%オフの760円で購入)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラッキージェネレーション シャルドネ 2008
【外観】
ややグリーンっぽい、中庸な濃さのレモンイエロー。
輝きがあり、若々しい印象。
小さな気泡グラスの内側に現れる。
粘性はやや強く、脚が長めに残る。

【香り】
厚みのある香り。
やや熟した印象の果実香。
少しスモーキー。
少しミネラル。
グラスを回すと醗酵香。
炭酸のニュアンスも強い。

【味わい】
わずかに残糖を感じる、やや甘さを感じるセック。
ボリューム感のあるボディ。
酸味は柔らかいがしっかりとしている。
後味はすっきりとしてキレイな余韻。
ただ、アルコール度は高めで、後味にアルコールの印象が残る。
わずかに苦味があり、爽やかさを出している。

【判定】
中庸な色調からはどれも候補だが、シャルドネ、ヴィオニエあたりが怪しいか。
小さな気泡がグラスに付着していたのがやや気になる。

香りは、厚みがある果実香が主体。
シャルドネの印象。
時間が経つとヴァニラの香りも出てくる。
飲み口もややコッテリ系のシャルドネそのもの。

とはいえ、強く感じる特徴は品種由来のものでは無いので、他の品種の可能性を検討。
コッテリ系でアルコール度が強くて、ほんのり甘い口当たりはオーストラリアも怪しい。
いわゆる、ニューワールドテイスト。

品種自体がアロマティックな印象ではないのでヴィオニエはまず違う。
そういう点ではリースリングもアロマティックな品種だけど、特有のペトロール香は感じない。
ヴァイスブルグンダーの特徴はつかんでないが、ドイツって感じでもない。
そうなるとやっぱり戻ってシャルドネ?

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

シャルドネらしさ満載の、シャルドネです。

【総評】
ラッキージェネレーション シャルドネ 2008
LUCKY GENERATION CHARDONNAY 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティのワゴンセールで、定価950円のところ20%オフの760円で購入。

結構美味しいですよ、このワイン。

最近話題のペットボトルワインですが、定価は950円。
そんなにべらぼうに安いワインではありません。

というか、ペットボトルワインの中では高い方かも。
でも飲んでみると、950円という設定が良く分かります。

ボディが厚くて、こってり濃厚でありながら、すっきりとした飲みやすさもある。
なかなかいいバランスのワインです。

アルコール度13%と、白ワインとしては強めにも関わらず、すいすいと無くなっていきます。

カミさんなんて、「軽いからどんどん飲めるね。」なんて言ってました、危ない危ない。
女性の方は気をつけてくださいね。

すっきりとしていてフルーティなので軽く感じちゃうんですね。
飲み口がいいからどんどん飲めちゃう。

なかなか高評価と思ってカミさんに値段を聞くと、「680円」。

飲んだ印象と言うよりは、ペットボトルという外観で値付けされてるみたい。

このワインがワゴンセールになって、20%オフで売っていた原因がそこにありそうですね。

飲み進むと若干クドい印象も出てきましたが、コッテリ系シャルドネが好きな人にはおすすめのワインです。

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ECO満載の美味しいペットボトル入りワイン!ポール・サパン『ラッキー・ジェネレーション・シャルドネ』(白)辛口 920円 (税込966円) 送料別

※サイトから引用
ポール・サパン社は、1889年ポール・サパン氏によりワイナリーとして設立されました。
パッケージからボトリングに至るまで、徹底した品質管理に基づいたワイン製造が行われ、品質管理の国際規格であるISO9001の取得や、オーガニックの世界基準であるECOCERT(エコセール)も認証を得ている徹底ぶりがその姿勢を物語っています。
酸素バリア性やUVカット機能に優れた高性能のMLPペットボトル(ポール・サパン社の登録商標)を使用し、ボトル素材はもちろんのこと、キャップやラベルに至るまでプラスチック素材でつくられており、100%リサイクル可能で環境に優しく、いいこと満載のワインです。
フランス・ラングドック・ルーション地方の太陽の恵みをたっぷり浴びた葡萄を使用しているので、果実味ぎっしりの味わいを実現しました。
このラッキー・ジェネレーション・シャルドネは、シトラスを思わせるアロマと軽快な飲み口が特徴です。

2009/11/29

ドメーヌ・リヴォワール カベルネ/メルロ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09ヌーヴォー)\2680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ラ・シテ・ド・カルカソンヌ:09プリムール)\880
(3)ガメイ(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン・ヌーヴォー:09)\890
(4)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(5)メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(フランス:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\996(5本セット4980円)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・リヴォワール カベルネ メルロ 2009
【外観】
鮮やかな色調の深い透明感のあるルビー。
底がわりとはっきり見えるくらいの濃さ。
フチのピンクは鮮やかで若々しい。
粘性は弱く、さらっとしている。

【味わい】
新酒特有の醗酵香。
赤いベリー系のフルーツ香。
ブルーベリー。
独特なスパイス香。なんだろう??
グラスを回すと生っぽい発酵香。
それからやっぱり、生木っぽいスパイス、というかハーブのような印象。
どこかで嗅いだ事がある香り・・

【味わい】
残糖がやや多めのセック。
やや辛口って感じ。
ライトボディで、飲み口はすっきり。
酸味もタンニンも大人しい。
後味はややタンニンが勝つ感じ。
でも乾くような印象は無い。

【判定】
外観と香りから完全に新酒。
3本からの選択となる。
香りはやや弱めだが、特徴的なハーブ香がある。
ボージョレの印象は少ないので外す。
生木のような、特徴的な香りは産地の特徴?
全体的にはガメイっぽさは少ない。
カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの新酒か。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローのプリムール
で、ピンポン

何か不思議な香りのある新酒です。

【総評】
ドメーヌ・リヴォワール カベルネ/メルロ 2009
DOMAINE RIVOIRE CABERNET MERLOT 2009

フランス:ヴァン・ド・ペイ・ラ・シテ・ド・カルカソンヌ:09プリムール
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

町田の蔵家さんで、880円で購入。

カミさんに不思議な香りがしない?って聞いたら、「バーベキューが終わって、車に積み込んだ時の香り。」だって。
焦げ臭と肉の香り、それに焼肉のタレのような香り、というんですが・・・

ワインから受ける印象が人によっていかに違うか、しみじみと感じました。

というか、これほど意見が違ったのは初めてかもしれません。
なんとも不思議なワインですね。

飲み物としては上手くまとまっているのですが、ワインとしては「?」な感じです。

ちょっと人工的な印象があるからでしょうか?
ブドウを使った別のお酒、って感じがします。

軽すぎるのもやや気になりますね。

全体にこじんまりとまとまっているような印象です。

ただ、控えめで優しい感じなので、家庭料理には馴染むワインではないでしょうか。

ワインだけでも飲めてしまうので、いろいろなシーンに使えそう。

最後まで気になったのは、ワインに木のチップを入れたような、生っぽい木の香り。
こればっかりはちょっといただけませんね。

2009/11/28

ヴァン・ド・プリムール ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050
(2)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990
(3)ソーヴィニヨン(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:09プリムール)\980
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\950(20%オフの760円で購入)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァン・ド・プリムール ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン 2009
【外観】
やや複雑な色合いの、中庸なイエロー。
ムラのある感じの色合い。
ややオレンジっぽいくもあり、グリーンっぽくもある。
フチに向かって無色になる。
ディスクは普通で、フチに小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
トロピカルフルーツのような甘い果実香。
裏からハーブ香と、ヴァニラ香。
グラスを回すと、クリームのような乳製品の印象が強くなる。
コッテリ系の印象。
香りはそれほど強く無いが、厚みを感じる。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
なめらかな口当たりで、ふっくらとしたボリューム感がある。
酸味は強く、飲み終わった後まで残る。
苦味もやや強い。
アルコールは強めで、余韻は少し続く。

【判定】
外観はややムラのある色調で、複数の品種がブレンドされているような印象。
香りは最初に南国系の果実香。それからクリーム。
印象としてはシャルドネ。
味わいはほんのり甘さを感じて、ボリューム感がある。
これもシャルドネっぽい。
ただ、全体的な印象ではフランスというよりは、ニューワールド?
少なくとも新酒では無さそう。
セメダイン臭もしないし。
オーストラリアのリースリングも、ドイツも、もちろんシャルドネも全部怪しい??
またこれは分からなくなってきた。
品種よりも醸造・熟成工程の印象が強い。
トータルではオーストラリアっぽいなー、リースリングって感じでもないけど。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー

なんとソーヴィニヨン・ブランの新酒でした。

【総評】
ヴァン・ド・プリムール ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ブラン 2009
Vin de primeur Vignerons de Carnas Vin de Pay du Gurd Blanc 2009

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

町田の蔵家さんで、980円で購入。

いつもの事ながら、ネタバレしてみると、ソーヴィニヨン・ブランっぽさが、プンプン。

最初のトロピカルフルーツのような印象は、ソーヴィニヨン・ブランかな、と思ったのですが、あまりに新酒っぽくないので、外してしまいました。

新酒っぽくはありませんが、すっきりしていて、美味しいワインです。
微妙な甘さが気になりますが、料理に合わせると大丈夫。

晩御飯のポテトサラダには良く合いましたね。

飲み進むとだんだん良くなります。

なんでしょうね、飲み終わりのすっきり感がいいんでしょうか。
ほんのり甘くて、フルーティで、すっきりした後味。
苦味も利いていて、グレープフルーツのような印象。

ソーヴィニヨン・ブランの良さを活かした、美味しい新酒です。

ペットボトルのボージョレ・ヌーボー

今年のボージョレ・ヌーボーの一番の話題といえば、ペットボトルのボージョレ・ヌーボー。

土曜日の朝に、ジャスコとドンキホーテに買いに行ったら、もう売り切れてました。

ドンキホーテは当日完売だったみたいですね。

来年こそは、発売日に買いに行くぞ!
と意気込んでいたら、産地からペットボトル反対の意見が出たとニュースが。。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000601-san-soci

「AOCボージョレ/ボージョレ・ヴィラージュ統制委員会」のダニエル・ビュリア会長のコメントに、「経済的な側面(利点)もあるが、長期的展望に立ち、量より質を選ぶ」とありましたが、これには考えさせられてしまいました。

ヨーロッパの国は、お酒を文化と考えているので、その品質をしっかり守る伝統がありますね。
もちろん産業としても、品質を守る事が重要なのかもしれませんが。

不景気で、お酒も安けりゃいい、という風潮が強い日本ですが、低価格化の為にどんどん品質が落ちてしまうのは、ちょっと寂しいですね。

それにしても、ペットボトルのボージョレ・ヌーボー、来年はどうなってしまうのでしょうか。

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