2008/04/30

テスコ レッド NV(ブラインドテイスティング:外す)

・テンプラニーリョ、モナストレル、メルロー(スペイン:バレンシア地方)\880
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック\650
・カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:直送直詰ワイン)\550
・品種不明のオーストラリアワイン \449

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

テスコ レッド NV ボトル ラベル
【外観】
やや濃い外観。
底がぎりぎり見えないくらいの深い透明感がある。
色味はやや落ち着いた紫。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
加熱したフルーツ香。
チェリーからブルーベリーくらいの範囲。
カラメルのような、キャンディのような、印象がある。
動物香もあり、生っぽいなめし革のような感じ。
また、茎をイメージさせるようなグリーン香もある。

【味わい】
ライトボディで、甘さとフレッシュさを感じる。
酸味はしっかりしていて、全体を引き締めている。
渋みはあと味に少し残るくらいで、とても控えめ。
余韻はほとんどない。
あと味に白ワインで良くあるようなエグミが残る。
カルピスみたいなやつ。

【判定】
外観では絞れず。
香りの印象では、カベルネ・ソーヴィニヨンのようなグリーンっぽさを強く感じる。
動物っぽさもあるが、カベルネの範囲内か。
味わいは、明らかに軽く、テーブルワインって感じ。
何となく、国産の印象を感じる。
おそらく、オーストラリアの品種不明のテーブルワインか、輸入ワインを日本で瓶詰めしたもののどちらかと思われる。
オーストラリアは品種不明なので、漠然とオーストラリアっぽいか、という点がポイントとなるが、どちらかというと、日本っぽい?
カベルネ・ソーヴィニヨンの印象も感じているので、やはり日本での瓶詰めの方か。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

品種不明のオーストラリアワインでした。

【総評】
テスコ レッド NV
TESCO RED NV

オーストラリア産
アルコール度:不明
ブドウ品種:不明

テスコエクスプレスで、449円で購入。

香りにいろいろな要素を感じられるので、単一品種ではない事を想定しないとダメでしたね。

最初の印象ではカベルネ・ソーヴィニヨンでしたが、飲み進むとシラーズっぽさが強いみたいです。

とてもジュースっぽくて、ワインカクテルのような印象もあるので、ひょっとしてジュースも混ぜているのかな?

400円台なりの味わいでまとまってはいますが、もう一度買うか、というとちょっと微妙なレベルですね。

※裏のラベルの記述
爽やかでフルーティはオーストラリア産赤ワインです。
豊かな果実の香りと軽い口当たりをお楽しみください。
飲み頃温度:10℃~14℃
ライトボディ

2008/04/29

ジャンテ・パンショ ブルゴーニュ アリゴテ 2002

・アリゴテ(仏:ブルゴーニュ)\1974
・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・リースリング(独:ファルツ地方)\1140
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:クリコ・ヴァレー)\1140

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジャンテ・パンショ ブルゴーニュ アリゴテ 2002 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い黄色。
少しオレンジがかっている。
小さな気泡が少し。
粘性は中程度。
少し艶っぽさがある。

【香り】
ゴージャスなフルーツ香。(って何だ)
熟して香りがたったフルーツ。
そこにフローラルな印象もある。
シナモンのようなスパイス香?
ハッカのような印象。

【味わい】
酸味が強く、すっきりとしている。
かなりフルーティ。
すっぱいリンゴを食べたときのような味わい。
余韻は細く長く続く。

【判定】
外観では、リースリングやアリゴテ、ソーヴィニヨン・ブランもやや後退。
ヴィオニエがとても怪しい。
香りの印象はこってりしたフルーツ香。
熟したニュアンスや、スパイス香が混ざって、複雑さがある。
青リンゴのような印象も感じる。
飲み口がとても酸味が強いので、ヴィオニエはちょっと違うかも。
そうなると急に浮上するのがアリゴテ。
そうえば香りと味わいの総合的な印象は、やや古いブドウ品種のようなイメージ。
少し前のワインって感じ。

ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ピンポン

アリゴテは好きなので案外分かりますね。

【総評】
ジャンテ・パンショ ブルゴーニュ アリゴテ 2002
GEANTET-PANSIOT BOURGOGNE ALIGOTE 2002

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュ・アリゴテAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アリゴテ

町田の蔵家さんで、1974円で購入。

アリゴテは必ず、「リンゴ」というキーワードが出てきますね。
しかも、青リンゴ。
飲んだときの収斂性のある酸味がリンゴっぽいんですよね。
蜜が入っていない、渋くて酸っぱいリンゴの印象です。

通常、「リンゴ」というキーワードは酸化の徴候を現すようです。
確かにアリゴテは酸味が強く、やや酸化しているような印象があります。

現代的なワインの基準からいくとマイナス要因なのでしょうが、品種の特徴としては、とても個性的な印象を出しますね。

このアリゴテ、酸化という点ではギリギリな感じがしますが、すっきりとまとまっていて、個人的にはとても好きなタイプです。

ものすごくリンゴのニュアンスがあって、リンゴから出来たワインみたい。

酸味もとてもしっかりしていて、嫌なら飲むな、くらいの主張を感じます。

ちょっとノスタルジックな印象のあるワインですね。
何かちょっと、懐かしい感じがするのですが、40歳以上にはこの感じが分かるかと思います。

このワイン大好きです。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/veritas/448570/619114/551816/

※サイトより引用
ぜひブルゴーニュ好きの皆様にお薦めしたいのが、本場フランスをはじめ、あのパーカー氏より高得点をいただいているのに、日本ではまだあまり広く出回っていない、隠れた名ワイナリー、「ジャンテ・パンシオ」!!
フランスを代表する評論家ミシェル・ベタンヌ氏は、
『全体的に高い評価を得ているにもかかわらず、価格が上級品でも十分納得できるレベルに抑えられている 』
と評価しています!
そして、ジャンテ・パンシオは国内では知られていないとは言え、さすがにワイン専門誌からは、すでに注目を浴びています!!

サンタ・ヘレナ・グラン・ヴィーノ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・テンプラニーリョ、モナストレル、メルロー(スペイン:バレンシア地方)\880
・カリニャン50%、サンソー20%、グルナッシュ20%、メルロー10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック\650
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー)\620

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンタ・ヘレナ・グラン・ヴィーノ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観で、深い透明感がある。
グラスの底がぎりぎり見えない程度の透明感。
色味はマゼンタが強く、彩度も強い。
粘性が強く、脚が多く現れる。
雫にやや色素が残る。

【香り】
フレッシュなフルーツ。
イチゴからチェリーくらい。
キャンディの香り。
動物香はやや官能的な、ムスクっぽい印象。
ややワイルドな濡れた犬のような感じもある。
グリーンぽいスパイスも少し。

【味わい】
フレッシュでジューシーな味わい。
ライトボディで、渋みと酸味は弱め。
バランスは悪くなく、すっきりとした飲み口。
ヌーボーっぽい印象。

【判定】
外観は、深い透明感があり、チリカベはちょっと違うか。
香りの印象では、動物香が主体的なので、テンプラニーリョが候補。
飲み口は軽く、ヌーボーっぽい。
ここでヴァン・ド・ペイも浮上。

キャンディの香りもだんだん強くなり、炭酸の印象も感じる。
飲めば飲むほどヌーボーっぽい。
フローラルな印象も確かにあるぞ。

もし、マセラシオン・カルボニックで造っているとしたら、やはりフランス??
このヌーボーっぽい印象は、チリカベでもないし、テンプラニーリョでもないような。

ファイナルアンサーで、ヴァン・ド・ペイ・ドック
で、ブー

なんと、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
サンタ・ヘレナ・グラン・ヴィーノ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
SANTA HELENA GRAN VINO CABERNET SAUVIGNON 2007

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

テスコエクスプレスで、620円で購入。

こんなチリカベは初めてです。
ガメイがあったら選びそうですが、このキャンディのような香りは品種の特徴ではなく、造り方の特徴でしょうね。

やや癖のあるワインですが、全体のバランスは良くて、憎めないタイプでしょうか。

今日の晩御飯のカレーに合わせてみると、やや塩気がバッティングします。
このワインわりと塩気がありますね。

ビーフジャーキーもやはりワインの塩気が気になります。

チェダーチーズは、全体的にまろやかな印象になって、香りも華やかになり、わりと相性が良いみたい。

新酒っぽい印象でスッキリとまとまっているので、すいすいと飲めてしまいますが、意外とアルコール度が高いので飲みすぎ注意ですね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/nakanoya/437913/437910/451728/#605195

※サイトより引用
≪サンタ・ヘレナ社≫
チリを高品質ワイン生産国として世界に知らしめた原動力となったワイナリー。
社史がそのままチリワインの歩みともなる名門で、所有する最古のエステートでの栽培は
1865年にさかのぼるほどです。銘醸地クリコバレーに2000ヘクタール以上の畑を持ち、ボルドーから著名醸造家を招いて技術を習得したばかりか、近年は設備にも最先端醸造
設備を導入し、ますます品質の向上に努めています。

2008/04/27

ドニャ パウラ シラー・マルベック 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・グルナッシュ・ノアール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドニャ パウラ シラー・マルベック 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調。
透明感はほとんど無い。
フチに強い紫。
雫にタンニンが残る。

【香り】
濃縮感のある果実。
カシス。
ワイルドな動物香。
スパイス。

【味わい】
フルーティなやや甘さを感じる味わい。
しっかりとしているが重い印象はなく、あと味はさっぱりとしている。
余韻も割りと長く続く。

【判定】
色調はシラー。
香りも濃縮感のフルーツとワイルドな動物香、強いスパイスで、まさにシラー。
味わいは甘さを感じるフルーティさで、もう決定。

ファイナルアンサーで、シラー、マルベック
で、ピンポン

とても典型的なシラーっぽさを感じます。

【総評】
ドニャ パウラ シラー・マルベック 2006
DONA PAULA SHIRAZ-MALBEC 2006

アルゼンチン:メンドーサ州:ルハン・デ・クージョ
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラー60%、マルベック40%

濃縮感のあるフルーティなワイン。
すっきりとしたクールな飲み口で、とても飲みやすいモダンな感じのワインです。

チェダーチーズにも合いますが、肉料理も合いそうですね。
カミさんの意見ではデミグラスソースのハンバーグ。
ワインの甘い印象とデミグラスソースの甘さが確かにフィットしそうです。

だた、そのままでも美味しくいただけるワインですね。

空気にふれてくるとチョコレートのような香ばしさもでてきました。
それに濃縮感のあるフルーツが合わさって、上質な大人のスイーツのような味わい。

これは女性におすすめですね。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/lvv/304704/

※サイトより引用
凝縮感溢れるアルゼンチンの赤ワインです。
フレンチオークとアメリカンオークで12ヶ月の樽熟成。柔らかい口あたりと、しっかりとした飲み応えを感じていただけると思います。
いつまでも続く、果実の余韻をお楽しみ下さい!!

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